JP2894668B2 - 自動車用内装部品の製造方法 - Google Patents
自動車用内装部品の製造方法Info
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- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用ルーフトリ
ム等吸音性能が要求される自動車用内装部品の製造方法
に関する。
ム等吸音性能が要求される自動車用内装部品の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車用室内の天井面に設置さ
れる自動車用ルーフトリムは、装飾機能のほかに、車室
内の音圧を減少させる吸音機能を備えていることが望ま
しいことから、図7に示すように、ルーフトリム1は、
多孔質基材からなる芯材2の表面に表皮材3を一体貼着
して構成されている。
れる自動車用ルーフトリムは、装飾機能のほかに、車室
内の音圧を減少させる吸音機能を備えていることが望ま
しいことから、図7に示すように、ルーフトリム1は、
多孔質基材からなる芯材2の表面に表皮材3を一体貼着
して構成されている。
【0003】そして、上記ルーフトリム1の成形方法と
しては、図8に示すように、ホットメルトフィルムをラ
ミネートした表皮材3をプレス成形用下型4aの型面上
にセットし、芯材2をヒータ装置5で加熱し、芯材2の
熱により表皮材3にラミネートされたホットメルトフィ
ルムを溶融させて、コールドプレス成形用上型4bとコ
ールドプレス成形用下型4aとの係合圧締めにより、所
要形状に一体成形して、ルーフトリム1の成形を完了す
る。
しては、図8に示すように、ホットメルトフィルムをラ
ミネートした表皮材3をプレス成形用下型4aの型面上
にセットし、芯材2をヒータ装置5で加熱し、芯材2の
熱により表皮材3にラミネートされたホットメルトフィ
ルムを溶融させて、コールドプレス成形用上型4bとコ
ールドプレス成形用下型4aとの係合圧締めにより、所
要形状に一体成形して、ルーフトリム1の成形を完了す
る。
【0004】また、図9に示すように、芯材2と表皮材
3の両者を別個のヒータ装置5,6で加熱し、コールド
プレス成形用上下型4a,4b内に芯材2と表皮材3と
を重ね合わせ、プレス成形することにより一体化して、
ルーフトリム1を成形する工法もある。
3の両者を別個のヒータ装置5,6で加熱し、コールド
プレス成形用上下型4a,4b内に芯材2と表皮材3と
を重ね合わせ、プレス成形することにより一体化して、
ルーフトリム1を成形する工法もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ルーフ
トリム1に所望の吸音性能を付与するためには、芯材2
の厚みを厚肉に設定することが必要であり、例えば、図
8に示す工法では、プレス金型4a,4b間の型間クリ
アランスを10mm以上に設定した場合、プレス圧が大幅
に低下してしまい、芯材2と表皮材3との接着強度が不
十分となり、表皮材3の浮きや剥離等の不良が発生しや
すいという問題点があった。
トリム1に所望の吸音性能を付与するためには、芯材2
の厚みを厚肉に設定することが必要であり、例えば、図
8に示す工法では、プレス金型4a,4b間の型間クリ
アランスを10mm以上に設定した場合、プレス圧が大幅
に低下してしまい、芯材2と表皮材3との接着強度が不
十分となり、表皮材3の浮きや剥離等の不良が発生しや
すいという問題点があった。
【0006】同様に、図9に示す方法においても、接着
性は幾分向上するものの、それでもまだ十分とはいえ
ず、表皮材3の剥離や浮き等の不良を抜本的に解決する
ことはできない。
性は幾分向上するものの、それでもまだ十分とはいえ
ず、表皮材3の剥離や浮き等の不良を抜本的に解決する
ことはできない。
【0007】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、芯材表皮材等の積層体からなり、吸音性能
を備えた自動車用内装部品の製造方法において、良好な
吸音性能を達成するために、芯材の厚みを厚く設定して
も芯材と表皮材との接着強度を十分に高めることができ
る自動車用内装部品の製造方法を提供することを目的と
する。
れたもので、芯材表皮材等の積層体からなり、吸音性能
を備えた自動車用内装部品の製造方法において、良好な
吸音性能を達成するために、芯材の厚みを厚く設定して
も芯材と表皮材との接着強度を十分に高めることができ
る自動車用内装部品の製造方法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、吸音性を付与するために厚肉に設定され
た成形不織布芯材と、製品表面に装飾性を付与する通気
性表皮材とを備えた自動車用内装部品の製造方法におい
て、成形不織布芯材,通気性ホットメルトフィルム,お
よび通気性表皮材を順次重ね合わせ、周縁をクランプし
た状態で所定時間熱風を吹き付け、積層一体化する加熱
一体化工程と、前記工程で一体化された積層体を所要型
面形状を備えたコールドプレス成形用金型内にセット
し、型間クリアランスを大きく設定した低圧プレス成形
を行なうプレス成形工程と、からなることを特徴とす
る。
に、本発明は、吸音性を付与するために厚肉に設定され
た成形不織布芯材と、製品表面に装飾性を付与する通気
性表皮材とを備えた自動車用内装部品の製造方法におい
て、成形不織布芯材,通気性ホットメルトフィルム,お
よび通気性表皮材を順次重ね合わせ、周縁をクランプし
た状態で所定時間熱風を吹き付け、積層一体化する加熱
一体化工程と、前記工程で一体化された積層体を所要型
面形状を備えたコールドプレス成形用金型内にセット
し、型間クリアランスを大きく設定した低圧プレス成形
を行なうプレス成形工程と、からなることを特徴とす
る。
【0009】成形不織布芯材の素材としては、高融点で
極細の合成繊維と、バインダとしての機能をもつ熱融着
性繊維とを混合してマット状に散布し、ニードリング加
工や熱風加工により一体化したものを使用する。
極細の合成繊維と、バインダとしての機能をもつ熱融着
性繊維とを混合してマット状に散布し、ニードリング加
工や熱風加工により一体化したものを使用する。
【0010】また、合成繊維としては、ナイロン,ポリ
アクリロニトリル,ポリアセテート,ポリエテレンテレ
フタレート等の熱可塑性合成樹脂繊維から適宜選択して
よく、また、熱融着性繊維としては、ポリエチレン,ポ
リプロピレン,線状ポリエステル,ポリアミド等から適
宜選択してよい。
アクリロニトリル,ポリアセテート,ポリエテレンテレ
フタレート等の熱可塑性合成樹脂繊維から適宜選択して
よく、また、熱融着性繊維としては、ポリエチレン,ポ
リプロピレン,線状ポリエステル,ポリアミド等から適
宜選択してよい。
【0011】上記成形用不織布芯材の目付けは800〜
2000g/m 2が望ましい。
2000g/m 2が望ましい。
【0012】さらに、通気性ホットメルトフィルムとし
ては、低融点ポリエチレン,ポリアミド等の不織布タイ
プのホットメルトフィルムが使用される。
ては、低融点ポリエチレン,ポリアミド等の不織布タイ
プのホットメルトフィルムが使用される。
【0013】成形不織布芯材の剛性を補強する目的で、
通気性ホットメルトフィルムと通気性表皮材との間にフ
ェノール樹脂含浸メッシュ体を介挿しても良く、フェノ
ール樹脂含浸メッシュ体は、ビニロン,ガラス繊維,ス
フ等の繊維メッシュ体にフェノール樹脂を含浸させ、主
に補強機能ならびにマットのハンドリング性の向上に貢
献する。
通気性ホットメルトフィルムと通気性表皮材との間にフ
ェノール樹脂含浸メッシュ体を介挿しても良く、フェノ
ール樹脂含浸メッシュ体は、ビニロン,ガラス繊維,ス
フ等の繊維メッシュ体にフェノール樹脂を含浸させ、主
に補強機能ならびにマットのハンドリング性の向上に貢
献する。
【0014】通気性表皮材としては、不織布あるいはウ
レタン付きクロス等が適用される。
レタン付きクロス等が適用される。
【0015】
【作用】以上の構成から明らかなように、成形不織布芯
材,通気性ホットメルトフィルム,フェノール樹脂含浸
メッシュ体,通気性表皮材は、全て通気性を有するた
め、熱風を吹き付けることにより、通気性ホットメルト
フィルムの溶融作用により、各素材を加熱一体化するこ
とが可能となる。
材,通気性ホットメルトフィルム,フェノール樹脂含浸
メッシュ体,通気性表皮材は、全て通気性を有するた
め、熱風を吹き付けることにより、通気性ホットメルト
フィルムの溶融作用により、各素材を加熱一体化するこ
とが可能となる。
【0016】したがって、プレス成形前に各素材は一体
化しているため、プレス上下型の型間クリアランスを大
きく設定した低圧プレス加工を行なっても、芯材と表皮
材とが剥離することはなく、十分な接着強度を備えてい
る。
化しているため、プレス上下型の型間クリアランスを大
きく設定した低圧プレス加工を行なっても、芯材と表皮
材とが剥離することはなく、十分な接着強度を備えてい
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る自動車用内装部品の製造
方法の実施例について、添付図面を参照しながら詳細に
説明する。
方法の実施例について、添付図面を参照しながら詳細に
説明する。
【0018】図1,図2は本発明方法を適用して製作し
た自動車用ルーフトリムを示す斜視図ならびに断面図で
あり、図3ないし図5は本発明方法をルーフトリムの製
造方法に適用した各工程を示す断面図、図6は本発明方
法を適用して製作した自動車用ルーフトリムの変形例を
示す断面図である。
た自動車用ルーフトリムを示す斜視図ならびに断面図で
あり、図3ないし図5は本発明方法をルーフトリムの製
造方法に適用した各工程を示す断面図、図6は本発明方
法を適用して製作した自動車用ルーフトリムの変形例を
示す断面図である。
【0019】図1,図2において、自動車室内の天井面
に設置される自動車用ルーフトリム10は、吸音性能を
もつ成形不織布芯材11と、通気性ホットメルトフィル
ム12,フェノール樹脂含浸メッシュ体13,通気性表
皮材14とからなる積層体から構成されており、特に成
形不織布芯材11の優れた吸音性能により、車室内の音
圧低下に大きく貢献することができる。
に設置される自動車用ルーフトリム10は、吸音性能を
もつ成形不織布芯材11と、通気性ホットメルトフィル
ム12,フェノール樹脂含浸メッシュ体13,通気性表
皮材14とからなる積層体から構成されており、特に成
形不織布芯材11の優れた吸音性能により、車室内の音
圧低下に大きく貢献することができる。
【0020】この実施例では、成形不織布芯材11とし
て、ポリエステル繊維50〜80重量部,熱融着繊維と
して、低融点ポリエチレン繊維20〜50重量部を混合
した繊維をカード方式によりマット状に散布し、目付け
800〜2000g/m 2に調整して、ニードリング、
熱風加熱より不織布マットとして形成したものを使用し
ている。
て、ポリエステル繊維50〜80重量部,熱融着繊維と
して、低融点ポリエチレン繊維20〜50重量部を混合
した繊維をカード方式によりマット状に散布し、目付け
800〜2000g/m 2に調整して、ニードリング、
熱風加熱より不織布マットとして形成したものを使用し
ている。
【0021】また、通気性ホットメルトフィルム12と
しては、低融点ポリエチレンフィルムが使用され、フェ
ノール樹脂含浸メッシュ体としては、ビニロン繊維のメ
ッシュ体にフェノール樹脂を含浸したものを使用し、ま
た、通気性表皮材14としては、ウレタンをラミネート
したクロスを使用している。
しては、低融点ポリエチレンフィルムが使用され、フェ
ノール樹脂含浸メッシュ体としては、ビニロン繊維のメ
ッシュ体にフェノール樹脂を含浸したものを使用し、ま
た、通気性表皮材14としては、ウレタンをラミネート
したクロスを使用している。
【0022】次いで、図3ないし図5に基づいて、図
1,図2に示す自動車用ルーフトリム10の製造工程の
一実施例について説明する。
1,図2に示す自動車用ルーフトリム10の製造工程の
一実施例について説明する。
【0023】まず、図3に示すように、成形不織布芯材
11,通気性ホットメルトフィルム12,フェノール樹
脂含浸メッシュ体13,通気性表皮材14を、この順序
で積層し、周縁をクランプ装置20によりクランプし、
熱風循環機21内で加熱する。
11,通気性ホットメルトフィルム12,フェノール樹
脂含浸メッシュ体13,通気性表皮材14を、この順序
で積層し、周縁をクランプ装置20によりクランプし、
熱風循環機21内で加熱する。
【0024】なお、加熱条件としては、熱風温度200
℃×60秒間加熱を行なう。
℃×60秒間加熱を行なう。
【0025】そして、この加熱工程で、通気性ホットメ
ルトフィルム12が溶融して、成形不織布芯材11,フ
ェノール樹脂含浸メッシュ体13,通気性表皮材14が
強固に加熱一体化される。
ルトフィルム12が溶融して、成形不織布芯材11,フ
ェノール樹脂含浸メッシュ体13,通気性表皮材14が
強固に加熱一体化される。
【0026】その後、一体化された積層体Mを、図4に
示すように、コールドプレス成形用下型30の型面上に
セットして、コールドプレス成形用上型31を下降さ
せ、図5に示すように、上下型30,31の型間クリア
ランスを大きく設定(本実施例では10mm)してコール
ドプレス成形を行ない、ルーフトリム10を所要形状に
プレス成形する。
示すように、コールドプレス成形用下型30の型面上に
セットして、コールドプレス成形用上型31を下降さ
せ、図5に示すように、上下型30,31の型間クリア
ランスを大きく設定(本実施例では10mm)してコール
ドプレス成形を行ない、ルーフトリム10を所要形状に
プレス成形する。
【0027】このとき、吸音性能を維持するために肉厚
に設定しても、加熱工程で成形不織布芯材11と通気性
表皮材14とが強固に一体化しているため、プレス圧を
低く設定しても、通気性表皮材14が剥離したり、浮き
等の不良が生じることがない。
に設定しても、加熱工程で成形不織布芯材11と通気性
表皮材14とが強固に一体化しているため、プレス圧を
低く設定しても、通気性表皮材14が剥離したり、浮き
等の不良が生じることがない。
【0028】また、成形不織布芯材11と通気性表皮材
14との良好な接着強度が維持できるほかに、プレス金
型30,31内へのセット作業も、積層体Mを所定位置
に位置決めセットするだけなので、セット作業も簡素化
でき、作業能率も向上するという付随的な効果がある。
14との良好な接着強度が維持できるほかに、プレス金
型30,31内へのセット作業も、積層体Mを所定位置
に位置決めセットするだけなので、セット作業も簡素化
でき、作業能率も向上するという付随的な効果がある。
【0029】このように、本実施例によれば、通気性素
材を使用することにより、熱風による加熱工程で成形不
織布芯材11と通気性表皮材14とを前もって一体化す
ることができ、プレス成形において良好な吸音性能を維
持するため型間クリアランスを大きく設定しても、成形
不織布芯材11と通気性表皮材14との間で剥離,浮き
等がなく、強固な接着強度が期待できるため、吸音性能
の良好な内装部品を能率よく量産できるという効果があ
る。
材を使用することにより、熱風による加熱工程で成形不
織布芯材11と通気性表皮材14とを前もって一体化す
ることができ、プレス成形において良好な吸音性能を維
持するため型間クリアランスを大きく設定しても、成形
不織布芯材11と通気性表皮材14との間で剥離,浮き
等がなく、強固な接着強度が期待できるため、吸音性能
の良好な内装部品を能率よく量産できるという効果があ
る。
【0030】なお、フェノール樹脂含浸メッシュ体13
は、成形不織布芯材11の保形性を補完する機能をも
つ。
は、成形不織布芯材11の保形性を補完する機能をも
つ。
【0031】次に、図6に示すものは、ルーフトリム1
0の別実施例を示すもので、この実施例によれば、成形
不織布芯材11の両面に通気性ホットメルトフィルム1
2,フェノール樹脂含浸メッシュ体13を一体化する構
成であり、この実施例によれば、成形不織布芯材11の
ハンドリング特性や寸法安定性がさらに向上するという
利点がある。
0の別実施例を示すもので、この実施例によれば、成形
不織布芯材11の両面に通気性ホットメルトフィルム1
2,フェノール樹脂含浸メッシュ体13を一体化する構
成であり、この実施例によれば、成形不織布芯材11の
ハンドリング特性や寸法安定性がさらに向上するという
利点がある。
【0032】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明による自動車
用内装部品の製造方法によれば、以下に記載する格別の
作用効果を有する。
用内装部品の製造方法によれば、以下に記載する格別の
作用効果を有する。
【0033】(1)通気性を備えた各素材を積層させた
状態で熱風を吹き付けることにより、加熱工程で芯材と
表皮材とを強固に一体化できるため、プレス工程で吸音
性能を高めるために、型間クリアランスを大きく設定し
た低圧プレス加工を行なっても、芯材と表皮材との接着
強度が充分確保されているため、芯材と表皮材との剥離
や表皮材の浮き等の従来不具合を有効に解決することが
でき、吸音性能に優れた内装部品の量産が可能であると
いう効果を有する。
状態で熱風を吹き付けることにより、加熱工程で芯材と
表皮材とを強固に一体化できるため、プレス工程で吸音
性能を高めるために、型間クリアランスを大きく設定し
た低圧プレス加工を行なっても、芯材と表皮材との接着
強度が充分確保されているため、芯材と表皮材との剥離
や表皮材の浮き等の従来不具合を有効に解決することが
でき、吸音性能に優れた内装部品の量産が可能であると
いう効果を有する。
【0034】(2)通気性を備えた各素材を加熱工程に
より一体化した後、この積層体をコールドプレス成形す
るというものであるから、従来のように各素材をプレス
型にセットする必要がなく、プレス金型への材料のセッ
ト工程が簡素化でき、作業性が向上するという効果を有
する。
より一体化した後、この積層体をコールドプレス成形す
るというものであるから、従来のように各素材をプレス
型にセットする必要がなく、プレス金型への材料のセッ
ト工程が簡素化でき、作業性が向上するという効果を有
する。
【図1】本発明方法を適用して製作した自動車用ルーフ
トリムを室内側から見た斜視図。
トリムを室内側から見た斜視図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】本発明方法の一工程を示すもので、各素材の加
熱一体化工程を示す断面図。
熱一体化工程を示す断面図。
【図4】本発明方法の一工程を示すもので、積層体のプ
レス金型へのセット工程を示す断面図。
レス金型へのセット工程を示す断面図。
【図5】本発明方法の一工程を示すもので、コールドプ
レス成形工程を示す断面図。
レス成形工程を示す断面図。
【図6】本発明方法を適用して製作した自動車用ルーフ
トリムの別実施例の構成を示す断面図。
トリムの別実施例の構成を示す断面図。
【図7】従来のルーフトリムの構成を示す断面図。
【図8】ルーフトリムの従来の成形方法を示す説明図。
【図9】ルーフトリムの従来の成形方法を示す説明図。
10 自動車用ルーフトリム 11 成形不織布芯材 12 通気性ホットメルトフィルム 13 フェノール樹脂含浸メッシュ体 14 通気性表皮材 20 クランプ装置 21 熱風循環機 30 コールドプレス成形用下型 31 コールドプレス成形用上型 M 積層体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 31:58 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 43/18 - 43/20 B29C 43/36 - 43/42 B29B 11/14 - 11/16 B32B 5/02 - 5/28 B60R 13/02
Claims (2)
- 【請求項1】 吸音性を付与するために厚肉に設定され
た成形不織布芯材(11)と、製品表面に装飾性を付与
する通気性表皮材(14)とを備えた自動車用内装部品
の製造方法において、 成形不織布芯材(11),通気性ホットメルトフィルム
(12),および通気性表皮材(14)とを順次重ね合
わせ、周縁をクランプした状態で所定時間熱風を吹き付
け、積層一体化する加熱一体化工程と、 前記工程で一体化された積層体(M)を所要型面形状を
備えたコールドプレス成形用金型(30,31)内にセ
ットし、型間クリアランスを大きく設定した低圧プレス
成形を行なうプレス成形工程と、 からなることを特徴とする自動車用内装部品の製造方
法。 - 【請求項2】 通気性ホットメルトフィルム(12)と
通気性表皮材(14)との間にフェノール樹脂含浸メッ
シュ本体(13)を介挿したことを特徴とする請求項1
記載の自動車用内装部品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5114874A JP2894668B2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 自動車用内装部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5114874A JP2894668B2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 自動車用内装部品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06320559A JPH06320559A (ja) | 1994-11-22 |
JP2894668B2 true JP2894668B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=14648850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5114874A Expired - Lifetime JP2894668B2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 自動車用内装部品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2894668B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4925430B2 (ja) * | 2006-10-05 | 2012-04-25 | 名古屋油化株式会社 | 内装材の製造方法 |
JP6177701B2 (ja) * | 2014-01-31 | 2017-08-09 | 株式会社クラレ | 物品表面加飾シート、加飾成形体、及び物品表面加飾シートの製造方法 |
CN105773893A (zh) * | 2014-12-24 | 2016-07-20 | 陈子忠 | 载带稳型机构的改良构造及载带成型的稳型方法 |
KR101673119B1 (ko) * | 2016-07-29 | 2016-11-04 | 주식회사 세연 | 파티션 패널의 제조방법 및 이를 이용한 파티션 |
-
1993
- 1993-05-17 JP JP5114874A patent/JP2894668B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06320559A (ja) | 1994-11-22 |
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