JPH079632A - 成形複合体及びその製造方法 - Google Patents
成形複合体及びその製造方法Info
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- JPH079632A JPH079632A JP5289021A JP28902193A JPH079632A JP H079632 A JPH079632 A JP H079632A JP 5289021 A JP5289021 A JP 5289021A JP 28902193 A JP28902193 A JP 28902193A JP H079632 A JPH079632 A JP H079632A
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Abstract
うに芯材と表皮材とが強固、且つ均一に接着され、且つ
通気の遮断性を有する成形複合体、及び接着と賦形とを
一工程で行うことができ、通気の遮断性を維持できる成
形複合体の製造方法を提供する。 【構成】 成形複合体1はガラス繊維を主体としポリエ
ステル繊維が混抄された不織布よりなる芯材11の片面
に、メルトインデックスが9である線状低密度ポリエチ
レン(LLDPE)フィルム12を介して、ポリエステ
ル繊維よりなる表皮材13が該LLDPEフィルム12
により全面接着されてなる。LLDPEフィルム12は
溶融された状態で加圧により賦形されたので、芯材11
及び表皮材13にその一部が含浸されてなる。
Description
度が高く、軽量で賦形性にすぐれ、且つ、通気の遮断性
にもすぐれ、建築物、船舶、車両等の内装材等として好
適に使用される成形複合体及びその製造方法に関する。
333号公報に記載のような、無機繊維が熱可塑性樹脂
で相互に接着されて板状に形成されたマット状物に、ホ
ットメルト接着剤層が全面に接着され、さらに表皮材が
接着されてなる吸音材が知られている。
は、ポリオレフィン系、ポリアミド系、ポリエステル
系、ポリウレタン系等であり、0.2〜3mmの孔径を
有し、開口率が0.5〜20%の通気性のものである。
マット状物表面に該ホットメルト接着剤層及び表皮材を
接着するには、マット状物の表面温度が熱可塑性樹脂の
融点以上となるように加熱し、次にこの加熱した表面に
ホットメルト接着剤層と表皮材とを接着する。或いは、
ホットメルト接着剤と表皮材とを予め加熱して接着する
ものである。
は、マット状物の熱可塑性樹脂及びホットメルト接着剤
層の融点以上の温度に加熱し、比較的低温のプレス機で
プレスすることが行われる。
材は、通気性を得るために多くの貫通孔を有するので、
マット状物と表皮材に対しては完全な全面接着ではな
く、ホットメルト接着剤層の開口部分は非接着状態であ
る。そして所定の形状に賦形された成形複合体の曲面部
分では、該接着剤層及びその貫通孔が引き伸ばされ、非
接着部分が拡大する。その結果、この部分の接着強度が
著しく低下して、マット状物と表皮材とが剥離し易くな
り、深いプレス成形や、使用中の高温等、過酷な条件に
は対応できなくなることがある。
ば車両用の天井材として用いると、走行中の車両室内の
気流やドアの開閉による室内気圧の変動などにより、煙
草の煙や空気中に浮遊している微細な埃が貫通孔に詰ま
って天井材の汚れが目立ってくるという問題がある。
物の表面温度が熱可塑性樹脂の融点以上となるように加
熱し、該表面にホットメルト接着剤層と表皮材とを接着
する工程と、これをプレス機に移してプレス成形する工
程とが必要である。このような場合にはプレス機に移す
間に熱可塑性樹脂の温度が融点以下に下がるので、プレ
ス成形する前に、マット状物と表皮材とが貼り合わされ
たものを再び熱可塑性樹脂の融点以上に加熱しなければ
ならないという問題がある。
いプレス成形や過酷な条件にも耐え得るように芯材と表
皮材とが強固、且つ均一に接着され、更に通気の遮断性
を有する成形複合体、及び接着と賦形とを一工程で行う
ことができ、通気の遮断性を維持できる成形複合体の製
造方法を提供することを目的とする。
形複合体は、加熱加圧により賦形可能なシート状の芯材
に、メルトインデックスが0.5以上である熱可塑性樹
脂フィルムを介して表皮材が積層され、加熱加圧により
賦形されてなるものである。
もしくは両面に熱可塑性樹脂層が設けられてなる、加熱
加圧により賦形可能なシート状の芯材の上記熱可塑性樹
脂層面に、メルトインデックスが0.5以上である熱可
塑性樹脂フィルムを介して表皮材が積層され、加熱加圧
により賦形されてなるものである。
項1又は請求項2記載の成形複合体に於いて、熱可塑性
樹脂フィルムがメルトインデックス0.5以上である熱
可塑性樹脂層(a)と、該熱可塑性樹脂層(a)よりも
溶融温度の高い耐熱樹脂層(b)と、熱可塑性樹脂層
(c)とがこの順に積層されてなる複合フィルムであ
り、熱可塑性樹脂層(a)が表皮材に、熱可塑性樹脂層
(c)が芯材に接して積層され、加熱加圧により賦形さ
れてなるものである。
法は、加熱加圧により賦形可能なシート状の芯材表面
に、メルトインデックスが0.5以上である熱可塑性樹
脂フィルムを重ね合わせ、該熱可塑性樹脂フィルムをそ
の溶融温度以上に加熱、溶融し、該溶融樹脂面に表皮材
を重ねて加圧することにより、芯材と表皮材とを接着す
ると同時に賦形することを特徴とするものである。
法は、片面もしくは両面に熱可塑性樹脂層が設けられて
なる、加熱加圧により賦形可能なシート状の芯材の該熱
可塑性樹脂層面に、メルトインデックスが0.5以上で
ある熱可塑性樹脂フィルムを重ね合わせ、該熱可塑性樹
脂フィルムをその溶融温度以上に加熱、溶融し、該溶融
樹脂面に表皮材を重ねて加圧することにより、芯材と表
皮材とを接着すると同時に賦形することを特徴とするも
のである。
法は、請求項4又は請求項5記載の成形複合体の製造方
法に於いて、熱可塑性樹脂フィルムが熱可塑性樹脂
(a)と、該熱可塑性樹脂層(a)よりも溶融温度の高
い耐熱樹脂層(b)と、熱可塑性樹脂層(c)とがこの
順に積層されてなる複合フィルムであり、熱可塑性樹脂
層(a)を表皮材に、熱可塑性樹脂層(c)を芯材側と
なるように重ね合わせることを特徴とするものである。
発明で使用される芯材は加熱加圧により賦形可能なもの
で、無機質繊維もしくは有機質繊維、又はこれらの混合
繊維が熱可塑性樹脂により相互に接着された不織布、又
はこれら繊維による編布、織布が挙げられる。又、パル
プからなる例えば厚紙、段ボール紙、チップボード、更
には、これらの2種以上が積層されたものも用いること
ができる。
という)に用いられる無機質繊維としてはガラス繊維、
岩綿、石綿、炭素繊維等が挙げられ、有機質繊維として
は植物繊維、動物繊維などの天然繊維、セルロース系、
ポリアミド系、ポリエステル系、ポリアクリル系、ポリ
プロピレン系等の合成樹脂繊維が挙げられる。
されたものでもよい。成形複合体の耐熱変形性、寸法安
定性等の点では無機質繊維を主体とするものが好まし
い。これら布製品の繊維密度は低すぎると強度が低くて
破れ易く、高すぎると賦形し難くなるので、繊維密度は
300〜700g/m2 であることが好ましい。又、不
織布の場合には強度を高めるため、必要に応じてニード
ルパンチが施されてもよい。
性樹脂は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、飽和
ポリエステル、ポリアミド、ポリスチレン、ポリビニル
ブチラール等が挙げられ、粉末状、繊維状、エマルジョ
ン等の状態で用いることができる。不織布に嵩高さを付
与したり、賦形性をよくするために不織布に合成樹脂繊
維が用いられる場合には、該合成樹脂繊維よりも融点の
低いものを用いるのが好ましい。
芯材の片面もしくは両面に熱可塑性樹脂層が設けられた
ものも用いられる。この面に重ねられる熱可塑性樹脂フ
ィルムもしくは複合フィルムの熱可塑性樹脂層(c)が
溶融しても、芯材の種類、即ち材質や表面状態によって
は、溶融樹脂の芯材内部への含浸が不充分であったり、
又は芯材との接着性が悪い場合があるので、例えば段ボ
ール紙やチップボードが芯材の場合には予め芯材表面を
接着可能な状態にする必要がある。
ては、芯材の片面または両面に熱可塑性樹脂層が設けら
れたものが使用される。この熱可塑性樹脂層としては、
ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−アクリル酸アミド共重合体、エチ
レン−アクリル酸エチル共重合体等のポリオレフィン系
樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリスチレン、ポ
リビニルブチラール等が挙げられる。
段は特に限定されるものではなく、従来既知の手段で行
うことができる。例えば、上記熱可塑性樹脂を金型内で
溶融して芯材表面にフィルム状に押出し、芯材表面の繊
維に絡ませて冷却することにより接着、積層する方法、
上記熱可塑性樹脂を一旦フィルム状に賦形し、これを芯
材面に重ねながら両者の間に溶融樹脂を供給して接着、
積層する方法、或いはフィルム状に賦形した該樹脂を接
着剤により芯材表面に貼り合わせる方法などがあるが、
芯材の種類、表面状態などにより適宜選択すればよい。
塑性樹脂フィルムとの接着性が悪い場合には、芯材表面
に該熱可塑性樹脂フィルムと接着性のよい上記熱可塑性
樹脂を選択し、これを強い接着力で形成しておくことに
より、芯材と熱可塑性樹脂フィルムとの接着力を高くす
ることができる。
脂フィルム又は複合フィルムの熱可塑性樹脂層(a)
は、ホットメルト型接着剤として用いられているものの
うち、本発明ではメルトインデックスが0.5以上で、
且つ上限値が30以下、好ましくは20以下のものが使
用される。このようなものとしては高密度ポリエチレ
ン、中低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポ
リオレフィン系樹脂の1種又は2種以上の混合物、ポリ
アミド、ポリ塩化ビニル、及びこれら熱可塑性樹脂の酸
変性物等が挙げられる。
可塑性樹脂層(a)よりも溶融温度の高いものであり、
熱可塑性樹脂層(a)より30℃以上、好ましくは50
℃以上高いものが好ましい。これにより芯材、複合フィ
ルム、表皮材との積層物全体を加熱して耐熱樹脂層
(b)以外の樹脂層を溶融させることができる。
は、例えばポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン
テレフタレート、ポリカーボネート、ポリアミド等、及
びこれらの変性物等の耐熱樹脂が挙げられる。又、耐熱
樹脂層(b)の樹脂は良好な熱成形性を得るために、熱
成形絞り率(熱成形絞り率は真空成形機にて円筒型に板
状物を絞る際の直径Dと高さHの比率H/Dにより規定
する。)が0.5以上のものが好ましい。熱成形絞り率
が0.5以下であると芯材の熱成形性能、即ち賦形性に
問題が生じる。
面の熱可塑性樹脂と熱融着するものであればよく、メル
トインデックスを特に重視する必要はない。このような
熱可塑性樹脂層(c)の樹脂としては、高密度ポリエチ
レン、中低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等
のポリオレフィン系樹脂の1種又は2種以上の混合物、
ポリアミド、ポリ塩化ビニル、及びこれら熱可塑性樹脂
の酸変性物等が挙げられる。
(a)と耐熱樹脂層(b)、耐熱樹脂層(b)と熱可塑
性樹脂層(c)の間に接着層を更に設けたものを使用し
てもよい。複合フイルムの製造方法は特に限定されるも
のではなく、共押出し法、押出しラミネート法、ドライ
ラミネート法等が適用される。好ましくは共押出し法、
即ち、熱可塑性樹脂と耐熱樹脂層との間に接着性樹脂層
を介し、インフレーション法やTダイ法等によって多層
フィルムを製造する方法であり、他の方法よりも経済的
に製造できる。
物繊維などの天然繊維、セルロース系、ポリアミド系、
ポリエステル系、ポリアクリル系、ポリプロピレン系等
の合成樹脂繊維等からなる織布もしくは不織布が好適に
用いられる。このような織布もしくは不織布等の繊維系
の表皮材を用いると、熱可塑性樹脂フィルムが溶融して
繊維間に食い込むアンカー効果により芯材との接着強度
が大となる。
るのであれば、例えばポリウレタン発泡体のように連続
気泡を有する発泡シートを織布もしくは不織布の芯材と
貼り合わせる面に設けておけば、芯材の凹凸を吸収し、
表皮材表面の意匠性を高め、且つクッション性を付与す
ることもできる。表皮材の厚みは1〜2mmのものが適
当である。
フィルムの熱可塑性樹脂層(a)はメルトインデックス
が0.5以上のものであるから、溶融状態において流動
性がよく賦形され易くなる。もっとも賦形性は芯材及び
表皮材の硬さ、厚さ、賦形温度の依存性等により大きく
影響されるが、賦形性のよい芯材や表皮材を用いる場合
でも、又、深い賦形がなされる場合でも全面を均一な接
着状態に保ちながら充分対応し得るという効果が顕著で
ある。上記の完全且つ均一な面接着状態を保ち、溶融状
態において流動性がよく、賦形され易くなるという点か
らは、メルトインデックスが2以上の熱可塑性樹脂フィ
ルムであれば一層顕著な効果が得られる。
0.5以上である熱可塑性樹脂フィルム或いは複合フィ
ルムの熱可塑性樹脂層(c)及び(a)が溶融して芯材
及び表皮材の繊維組織に食い込み、又は芯材表面に熱可
塑性樹脂層が設けられたものにおいては、該熱可塑性樹
脂層と溶融した該熱可塑性樹脂フィルム又は熱可塑性樹
脂層(c)とが強固に接着される。
性樹脂フィルム又は複合フィルムの熱可塑性樹脂層
(c)を芯材に重ね、熱可塑性樹脂フィルム又は複合フ
ィルムの熱可塑性樹脂層(a)、(c)が溶融状態のま
まで表皮材を重ねて賦形することが必要である。即ち、
加熱による熱可塑性樹脂フィルム又は熱可塑性樹脂層
(c)と熱可塑性樹脂(a)の溶融による芯材と表皮材
との接着と、所望の形状に賦形することを同時に行うの
で一工程だけで成形複合体を得ることができる。又、接
着のために加熱し、賦形時にも加熱するという無駄をな
くすこともできる。
ーター、熱風、電熱等種々のものが使用できるが、遠赤
外線ヒーターを用いるのが好ましい。
ンデックス0.5以上である熱可塑性樹脂フィルムを介
して表皮材が積層され、加熱加圧により賦形されている
ので、芯材と表皮材とが完全且つ均一に面接着され、凹
部や凸部においても接着強度の非常にすぐれたものであ
る。
もしくは両面に熱可塑性樹脂層が積層されているので、
熱可塑性樹脂フィルムと接着性が悪い芯材でも、該熱可
塑性樹脂層と熱可塑性樹脂フィルムとの接着力が大きく
なるので、芯材と表皮材との接着力のすぐれたものであ
る。
項1又は請求項2記載の成形複合体に於いて、熱可塑性
樹脂層(a)及び熱可塑性樹脂層(c)がそれぞれ熱に
より溶融して芯材及び表皮材とそれぞれ強固に積層され
る。中間の耐熱樹脂層(b)は上記樹脂層(a)及び
(c)と強固に積層されながらも熱溶融されないので通
気の遮断性を確実なものとする。
メルトインデックス0.5以上の熱可塑性樹脂フィルム
を芯材表面に重ね、該熱可塑性樹脂フィルムをその融点
以上に加熱、溶融させ、溶融した該熱可塑性樹脂フィル
ム面に表皮材を重ねると同時に、プレスしながら所望の
形状に賦形するとき、該熱可塑性樹脂フィルムは溶融状
態において流動性がよいので賦形され易く、曲部におけ
る芯材または表皮材の変形に伴う伸縮に追随し、接着面
において該フィルムが破断したりせず、芯材の繊維組織
に食い込み、完全且つ均一な面接着状態が保たれる。こ
のため芯材と表皮材との接着強度が強い成形複合体が得
られる。
法は、メルトインデックス0.5以上の熱可塑性樹脂フ
ィルムを芯材表面に設けられた熱可塑性樹脂層面に重
ね、該熱可塑性樹脂フィルムをその融点以上に加熱、溶
融させ、溶融した該熱可塑性樹脂フィルム面に表皮材を
重ねてプレスしながら所望の形状に賦形するとき、芯材
が熱可塑性樹脂フィルムと接着性が悪い場合でも、芯材
表面に熱可塑性樹脂とよく接着して完全且つ均一な面接
着状態が保たれる。
は、請求項4又は請求項5記載の成形複合体の製造方法
に於いて、熱可塑性樹脂層(a)及び熱可塑性樹脂層
(c)がそれぞれ熱により溶融して流動性を示し、賦形
し易くするとともに、芯材及び表皮材とそれぞれ強固に
積層する。中間の耐熱樹脂層(b)は上記樹脂層(a)
及び(c)と強固に積層しながらも、熱溶融されずに通
気の遮断性を維持しながら賦形される。
ムの熱可塑性樹脂層(a)、(c)は溶融状態において
流動性がよいので賦形され易く、曲部における芯材また
は表皮材の変形に伴う伸縮に追随し、接着面において該
フィルムが破断したりせず、完全且つ均一な面接着状態
が保たれる。このため芯材と表皮材との接着強度が強い
成形複合体が得られる。又、複合フィルムを用いた場合
には、耐熱樹脂層(b)が熱可塑性樹脂層(a)、
(c)を強度的に保護するので通気の遮断性が一層確実
となる。
明する。 (実施例1)図1は請求項1記載の本発明成形複合体の
実施例を示す断面図であり、1は成形複合体で、ガラス
繊維を主体としポリエステル繊維が混抄された不織布よ
りなる芯材11の片面に、メルトインデックスが9であ
る線状低密度ポリエチレン(LLDPE)フィルム12
を介して、ポリエステル繊維よりなる表皮材13が該L
LDPEフィルム12により全面接着されてなる。LL
DPEフィルム12は溶融された状態で加圧により賦形
されたので、芯材11及び表皮材13にその一部が含浸
されてなる。
繊維(直径20〜40μm、長さ20〜100mm)7
0重量部とポリエステル繊維(6デニール、長さ20〜
80mm)30重量部を混抄してウェブ状にしたもの
に、ニードルパンチ(密度30点/m2 )を施したガラ
ス繊維を主体とする、厚さ約9mm、重さ500g/m
2 のフェルト状物を用いた。エマルジョンを入れたエマ
ルジョン槽中に上記フェルト状物を通過させてエマルジ
ョンを含浸させた。
て上記エマルジョン量を固形分で30g/m2 に調整
し、これを熱風乾燥装置内で約100℃で加熱し、エマ
ルジョン中の水分を乾燥すると共に、フェルト状物中に
含浸、分散された熱可塑性樹脂バインダーで繊維同士を
部分的に結着せしめた不織布からなるものである。
示す断面図である。LLDPE(150℃におけるメル
トインデックス5、溶融温度125℃、厚さ70μm)
フィルム12を上記芯材11の片面に重ねて積層物14
とした。
材11を下にして50℃に加熱した下金型41(賦形深
さ15mm)内に入れ、遠赤外線ヒーター(1KW)
3、3、・・・によりLLDPEフィルム12面を16
5℃に加熱して該フィルム12を溶融状態とし、この上
にポリエステル繊維を用いた不織布(繊維密度180g
/m2 )からなる表皮材13を重ね、直ちに図2Bに示
すように上金型4を閉じて4kg/cm2 の圧力で加熱加
圧して賦形した。このときの加圧時間は20秒、金型の
クリアランスは5mmとした。
形複合体1は芯材11と表皮材13とが全面にわたり完
全に接着され、曲面部分も85℃の雰囲気下における剥
離試験(180°剥離、静荷重10g/mm)にも耐え
得る接着強度を有するものであった。
ものと同じものを使用し、該芯材の上面に共重合ポリア
ミドフィルム(150℃におけるメルトインデックス
7、溶融温度115℃、厚さ60μm)を重ね、これを
実施例1で用いたものと同じ金型を50℃に加熱して入
れ、遠赤外線ヒーター(1KW)によりポリアミドフィ
ルムを140℃に加熱して該フィルム12を溶融状態と
し、この上にポリエステル繊維を用いた不織布(繊維密
度180g/m2 )の片面にポリウレタン発泡体(発泡
倍率30倍、厚さ2mm)を接着剤により貼り合わせて
なる表皮材を重ね、直ちに金型を閉じて4kg/cm2 の
圧力で加熱加圧して賦形した(図示略)。このときの加
圧時間は20秒、金型のクリアランスは5mmとした。
成形複合体の実施例を示す断面図である。2は成形複合
体で、厚み7mmの段ボール紙21の片面に押出しラミ
ネートにより30μmの厚みで低密度ポリエチレン樹脂
層23が設けられた芯材20と、実施例1で用いたもの
と同じ表皮材24とがLLDPEフィルム(メルトイン
デックス10、厚さ70μm)22を介して接着積層さ
れてなる。
りにして製造した。低密度ポリエチレン樹脂層23の上
面に、LLDPEフィルム22を重ね、これを実施例1
で用いたものと同じ金型内を50℃に加熱してこの中に
入れ、遠赤外線ヒーター(1KW)により上記LLDP
Eフィルム22面を160℃に加熱して該フィルム22
を溶融状態とし、この上に表皮材24を重ね、直ちに金
型を閉じて4kg/cm2 の圧力で加熱加圧して賦形した
(図示略)。このときの加圧時間は20秒、金型のクリ
アランスは5mmとした。
24とが全面にわたり完全に接着され、曲面部分も85
℃の雰囲気下における剥離試験(180°剥離、静荷重
10g/mm)にも耐え得る接着強度を有するものであ
り、表皮材24の表面には細かい凹凸もなかった。
段ボール紙の片面に、押出しラミネートにより厚み25
μmで高密度ポリエチレン樹脂層(溶融温度125℃)
が設けられてなる芯材の高密度ポリエチレン樹脂層面
に、熱可塑性樹脂フィルムとして低密度ポリエチレンフ
ィルム(150℃におけるメルトインデックス5、厚み
70μm)を重ね、これを実施例1で用いたものと同じ
金型を50℃に加熱してこの中に入れ、遠赤外線ヒータ
ー(1KW)により低密度ポリエチレンフィルムを15
0℃に加熱して該フィルムを溶融状態とし、この上に実
施例1で用いたものと同じ表皮材を重ね、直ちに金型を
閉じて4kg/cm2 の圧力で加熱加圧して賦形した(図
示略)。このときの加圧時間は20秒、金型のクリアラ
ンスは5mmとした。
成形複合体の実施例を示す断面図であり、この成形複合
体5は実施例1で用いられたLLDPEフィルム12の
代わりに、図4に示す複合フィルム50が用いられた以
外は実施例1と同じ構成のものである。
皮材13に、高密度ポリエチレン樹脂層53が芯材11
にそれぞれ全面接着され、LLDPE樹脂層51は溶融
された状態で表皮材13に加圧賦形されたので、表皮材
13にその一部が含浸されてなる。
クスが9である線状低密度ポリエチレン(LLDPE)
樹脂層51、溶融温度225℃であるポリアミド樹脂層
52、メルトインデックスが1である高密度ポリエチレ
ン樹脂層53が共押出し成形によりこの順に積層されて
なるものである。
0のLLDPE樹脂層51を表皮材13側とし、高密度
ポリエチレン樹脂層53を芯材11側にして重ね、実施
例1と同じ条件で加熱加圧して賦形したものである。得
られた成形複合体5は芯材11と表皮材13とが全面に
わたり完全に接着され、曲面部分も85℃の雰囲気下に
おける剥離試験(180°剥離、静荷重10g/mm)
にも耐え得る接着強度を有するもので、通気度は0.3
cc/cm2・秒以下であり、充分な通気遮断性を有す
るものであった。
合体の他の実施例を示す断面図であり、実施例5で用い
たものと同じ複合フィルム50のLLDPE樹脂層5
1、高密度ポリエチレン樹脂層53が、実施例1で用い
たものと同じ表皮材13及び実施例3で用いたものと同
じ芯材21の低密度ポリエチレン樹脂層23に実施例1
と同じ条件で加熱加圧して接着積層するとともに賦形さ
れてなるものである。
とが全面にわたり完全に接着され、曲面部分も85℃の
雰囲気下における剥離試験(180°剥離、静荷重10
g/mm)にも耐え得る接着強度を有するもので、通気
度は0.3cc/cm2 ・秒以下であり、充分な通気遮
断性を有するものであった。
加熱加圧により賦形可能なシート状の芯材に、メルトイ
ンデックスが0.5以上である熱可塑性樹脂フィルムを
介して表皮材が積層され、加熱加圧により賦形されてな
るので、芯材と表皮材とが完全且つ均一に全面接着さ
れ、凹部や凸部においても接着強度が非常にすぐれたも
のである。
うに、芯材の片面もしくは両面に熱可塑性樹脂層が積層
されてなるものにおいては、熱可塑性樹脂フィルムと接
着性が悪い芯材でも、該熱可塑性樹脂層と熱可塑性樹脂
フィルムとの接着力が大きくなるので、芯材と表皮材と
の接着力のすぐれたものである。
は、請求項1及び請求項2における発明の効果に加え、
通気の遮断性にすぐれるので、特に車両等の天井材など
に用いると汚れが付き難いので好適である。
法では、芯材表面にメルトインデックスが0.5以上で
ある熱可塑性樹脂フィルムを重ね合わせ、該熱可塑性樹
脂フィルムをその溶融温度以上に加熱、溶融し、該溶融
樹脂面に表皮材を重ねると同時に加圧するので、加熱に
よる熱可塑性樹脂フィルムの溶融による芯材と表皮材と
の接着と、所望の形状に賦形することを同時に行うので
一工程だけで成形複合体を得ることができる。そのた
め、接着のために熱可塑性樹脂フィルムを加熱溶融し、
賦形時にもう一度加熱するという無駄をなくすこともで
きる。
造方法によると、芯材の片面もしくは両面に熱可塑性樹
脂層が積層されてなるものを用いるので、請求項4にお
ける発明の効果に加え、芯材が熱可塑性樹脂フィルムと
接着性が悪い場合でも、芯材表面に熱可塑性樹脂を介し
てよく接着するので、完全且つ均一な面接着状態が保た
れる。
製造方法によると、請求項5の発明の効果に加え、通気
の遮断性にすぐれたものが得られる。
す断面図。
に示す断面図。
す断面図。
す断面図。
を示す断面図。
Claims (6)
- 【請求項1】 加熱加圧により賦形可能なシート状の芯
材に、メルトインデックスが0.5以上である熱可塑性
樹脂フィルムを介して表皮材が積層され、加熱加圧によ
り賦形されてなる成形複合体。 - 【請求項2】 片面もしくは両面に熱可塑性樹脂層が設
けられてなる、加熱加圧により賦形可能なシート状の芯
材の上記熱可塑性樹脂層面に、メルトインデックスが
0.5以上である熱可塑性樹脂フィルムを介して表皮材
が積層され、加熱加圧により賦形されてなる成形複合
体。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の成形複合体
に於いて、熱可塑性樹脂フィルムがメルトインデックス
0.5以上である熱可塑性樹脂層(a)と、該熱可塑性
樹脂層(a)よりも溶融温度の高い耐熱樹脂層(b)
と、熱可塑性樹脂層(c)とがこの順に積層されてなる
複合フィルムであり、熱可塑性樹脂層(a)が表皮材
に、熱可塑性樹脂層(c)が芯材に接して積層され、加
熱加圧により賦形されてなる成形複合体。 - 【請求項4】 加熱加圧により賦形可能なシート状の芯
材表面に、メルトインデックスが0.5以上である熱可
塑性樹脂フィルムを重ね合わせ、該熱可塑性樹脂フィル
ムをその溶融温度以上に加熱、溶融し、該溶融樹脂面に
表皮材を重ねて加圧することにより、芯材と表皮材とを
接着すると同時に賦形することを特徴とする成形複合体
の製造方法。 - 【請求項5】 片面もしくは両面に熱可塑性樹脂層が設
けられてなる、加熱加圧により賦形可能なシート状の芯
材の該熱可塑性樹脂層面に、メルトインデックスが0.
5以上である熱可塑性樹脂フィルムを重ね合わせ、該熱
可塑性樹脂フィルムをその溶融温度以上に加熱、溶融
し、該溶融樹脂面に表皮材を重ねて加圧することによ
り、芯材と表皮材とを接着すると同時に賦形することを
特徴とする成形複合体の製造方法。 - 【請求項6】 請求項4又は請求項5記載の成形複合体
の製造方法に於いて、熱可塑性樹脂フィルムが熱可塑性
樹脂層(a)と、該熱可塑性樹脂層(a)よりも溶融温
度の高い耐熱樹脂層(b)と、熱可塑性樹脂層(c)と
がこの順に積層されてなる複合フィルムであり、熱可塑
性樹脂層(a)を表皮材に、熱可塑性樹脂層(c)を芯
材側となるように重ね合わせることを特徴とする成形複
合体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5289021A JP2882740B2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-11-18 | 成形複合体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-99473 | 1993-04-26 | ||
JP9947393 | 1993-04-26 | ||
JP5289021A JP2882740B2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-11-18 | 成形複合体及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH079632A true JPH079632A (ja) | 1995-01-13 |
JP2882740B2 JP2882740B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=26440608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5289021A Expired - Lifetime JP2882740B2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-11-18 | 成形複合体及びその製造方法 |
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JP (1) | JP2882740B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 1993-11-18 JP JP5289021A patent/JP2882740B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2882740B2 (ja) | 1999-04-12 |
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