JP2886415B2 - 建物及び建物の改装方法 - Google Patents
建物及び建物の改装方法Info
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- JP2886415B2 JP2886415B2 JP15134993A JP15134993A JP2886415B2 JP 2886415 B2 JP2886415 B2 JP 2886415B2 JP 15134993 A JP15134993 A JP 15134993A JP 15134993 A JP15134993 A JP 15134993A JP 2886415 B2 JP2886415 B2 JP 2886415B2
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
- Duct Arrangements (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既設の建物において、
展装された旧外壁を新外壁によって改装された建物、な
らびに、その改装方法に関するものである。
展装された旧外壁を新外壁によって改装された建物、な
らびに、その改装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】既設の建物において、外壁を修復した
り、あるいは、別の外壁材を用いるなどして、建物の改
装を行なうことが知られている。このような場合に、従
来の外壁として用いられた旧外壁を、建物躯体から外し
たり、剥したり、あるいは、削り取ったりして、その後
に、新外壁を展装する方法がある。この方法は、旧外壁
の撤去作業に時間がかかり、また、粉塵等を、近隣にま
き散らすことがあり、問題がある工法である。
り、あるいは、別の外壁材を用いるなどして、建物の改
装を行なうことが知られている。このような場合に、従
来の外壁として用いられた旧外壁を、建物躯体から外し
たり、剥したり、あるいは、削り取ったりして、その後
に、新外壁を展装する方法がある。この方法は、旧外壁
の撤去作業に時間がかかり、また、粉塵等を、近隣にま
き散らすことがあり、問題がある工法である。
【0003】この問題点に対処して、旧外壁を除去する
ことなく、その上に新外壁を展装する工法が知られてい
る。この工法は、旧外壁の上から支持材を固定し、それ
に新外壁を取り付けるというものである。この工法によ
れば、見かけ上は外壁の厚みが厚くなったことになり、
窓等においては、新外壁がかなり出張ることになるとい
う問題があり、支持材を工夫して、旧外壁と新外壁との
間隔をなるべく少なくすることが望まれている。新外壁
に新しく窓を設け、出窓のような形をとるようにして、
室内の利用空間を実質的に広げようとすることが特公平
4−42513号公報に記載されているが、これとて、
この利用空間に、植木鉢や小物の飾り物を置いたり、カ
ーテンレールを取り付ける空間に用いるなどを期待する
ものであり、旧外壁と新外壁の空間はなるべく小さくす
ることを前提とするものである。
ことなく、その上に新外壁を展装する工法が知られてい
る。この工法は、旧外壁の上から支持材を固定し、それ
に新外壁を取り付けるというものである。この工法によ
れば、見かけ上は外壁の厚みが厚くなったことになり、
窓等においては、新外壁がかなり出張ることになるとい
う問題があり、支持材を工夫して、旧外壁と新外壁との
間隔をなるべく少なくすることが望まれている。新外壁
に新しく窓を設け、出窓のような形をとるようにして、
室内の利用空間を実質的に広げようとすることが特公平
4−42513号公報に記載されているが、これとて、
この利用空間に、植木鉢や小物の飾り物を置いたり、カ
ーテンレールを取り付ける空間に用いるなどを期待する
ものであり、旧外壁と新外壁の空間はなるべく小さくす
ることを前提とするものである。
【0004】また、上述の工法によって、費用をかけて
外壁を改装したとしても、建物自体の機能には、格別に
寄与するものはなく、外壁の断熱効果の僅かの向上や、
出窓が形成される程度のものであった。
外壁を改装したとしても、建物自体の機能には、格別に
寄与するものはなく、外壁の断熱効果の僅かの向上や、
出窓が形成される程度のものであった。
【0005】また、インテリジェントビルなどの呼び名
が用いられるようになり、最近の建物においては、電気
設備、給排水衛生設備、通信設備、ガス設備等、様々な
設備機器が多様に用いられるようになっている。古い建
物においては、これら設備機器を設置ないしは増設しよ
うとする場合に、その配管や配線のためのダクト等のス
ペースの確保ができず、インテリジェント化に対応でき
ない建物もある。
が用いられるようになり、最近の建物においては、電気
設備、給排水衛生設備、通信設備、ガス設備等、様々な
設備機器が多様に用いられるようになっている。古い建
物においては、これら設備機器を設置ないしは増設しよ
うとする場合に、その配管や配線のためのダクト等のス
ペースの確保ができず、インテリジェント化に対応でき
ない建物もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、旧外壁と新外壁との間に通
気のための空間を設けて、省エネを図ることができると
ともに、インテリジェント化にも対応できる建物を実現
することを目的とするものである。
情に鑑みてなされたもので、旧外壁と新外壁との間に通
気のための空間を設けて、省エネを図ることができると
ともに、インテリジェント化にも対応できる建物を実現
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、旧外壁に支持材を介して取付られた新外壁を有し、
前記支持材は旧外壁と新外壁との間に通気のための空間
を確保できるものであり、前記通気のための空間の少な
くとも上方及び下方に通気機構を付与した建物におい
て、上方の通気機構は、前記新外壁に結合された新笠木
と旧笠木との間に設けられるとともに、開閉可能である
ことを特徴とするものである。また、請求項2に記載の
発明は、請求項1に記載の建物において、前記空間の一
部に旧建物内の設備機器に接続される配管及び/又は配
線を収納したことを特徴とするものである。
は、旧外壁に支持材を介して取付られた新外壁を有し、
前記支持材は旧外壁と新外壁との間に通気のための空間
を確保できるものであり、前記通気のための空間の少な
くとも上方及び下方に通気機構を付与した建物におい
て、上方の通気機構は、前記新外壁に結合された新笠木
と旧笠木との間に設けられるとともに、開閉可能である
ことを特徴とするものである。また、請求項2に記載の
発明は、請求項1に記載の建物において、前記空間の一
部に旧建物内の設備機器に接続される配管及び/又は配
線を収納したことを特徴とするものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、旧外壁に支持材
を介して新外壁を取付ける建物の改装方法であって、旧
外壁と新外壁との間に通気のための空間を確保できるよ
うに支持材を取り付け、前記通気のための空間の少なく
とも上方及び下方に通気機構を付与する建物の改装方法
において、前記上方の通気機構は、開閉可能であり、か
つ、前記新外壁に結合された新笠木と旧笠木との間に設
けられることを特徴とするものである。
を介して新外壁を取付ける建物の改装方法であって、旧
外壁と新外壁との間に通気のための空間を確保できるよ
うに支持材を取り付け、前記通気のための空間の少なく
とも上方及び下方に通気機構を付与する建物の改装方法
において、前記上方の通気機構は、開閉可能であり、か
つ、前記新外壁に結合された新笠木と旧笠木との間に設
けられることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、旧外壁と新外壁との間に通気
のための空間を確保したことによって、旧外壁と新外壁
との間に通気のための空間を確保し、この空間の少なく
とも上方及び下方の新外壁に通気機構を付与した建物に
おいて、上方の通気機構を、前記新外壁に結合された新
笠木と旧笠木との間に設けられることにより、雨水の浸
入を防止できる。また、通気機構が開閉可能であること
により、冷房期間において、壁面からの室内の温度上昇
を防止させ、冬季等において、壁面で受けた太陽光から
の輻射熱を有効に室内に伝達させることができる。この
空間に旧建物のインテリジェント化に必要な設備機器に
接続される配管及び/又は配線等を収納することによっ
て、旧建物に設置することが困難であった設備機器を設
けることが可能となり、しかも、配管や配線を収納する
空間が、旧建物の室内利用空間に大きな影響を与えるこ
となしに、インテリジェントビルが実現できる。
のための空間を確保したことによって、旧外壁と新外壁
との間に通気のための空間を確保し、この空間の少なく
とも上方及び下方の新外壁に通気機構を付与した建物に
おいて、上方の通気機構を、前記新外壁に結合された新
笠木と旧笠木との間に設けられることにより、雨水の浸
入を防止できる。また、通気機構が開閉可能であること
により、冷房期間において、壁面からの室内の温度上昇
を防止させ、冬季等において、壁面で受けた太陽光から
の輻射熱を有効に室内に伝達させることができる。この
空間に旧建物のインテリジェント化に必要な設備機器に
接続される配管及び/又は配線等を収納することによっ
て、旧建物に設置することが困難であった設備機器を設
けることが可能となり、しかも、配管や配線を収納する
空間が、旧建物の室内利用空間に大きな影響を与えるこ
となしに、インテリジェントビルが実現できる。
【0010】
【実施例】図1乃至図4は、本発明の建物の一実施例を
説明するためのものであり、図1は、建物の一部の概略
を示す正面図、図2は、下地材の取り付け構造の一実施
例の説明図、図3は配管の配置図、図4は建物の側断面
図である。図中、1は新外壁、2は旧外壁、3は窓、4
は横下地材、5は縦下地材、6はアンカーボルト、7は
下地固定ブラケット、8は支持材、9はパネル固定ブラ
ケット、10は配管、11はフロアライン、12,12
a,12b,12cは設備機器、13は建物躯体、14
は床面、15は旧笠木、16は新笠木である。
説明するためのものであり、図1は、建物の一部の概略
を示す正面図、図2は、下地材の取り付け構造の一実施
例の説明図、図3は配管の配置図、図4は建物の側断面
図である。図中、1は新外壁、2は旧外壁、3は窓、4
は横下地材、5は縦下地材、6はアンカーボルト、7は
下地固定ブラケット、8は支持材、9はパネル固定ブラ
ケット、10は配管、11はフロアライン、12,12
a,12b,12cは設備機器、13は建物躯体、14
は床面、15は旧笠木、16は新笠木である。
【0011】図1に示すように、この建物は4階建ての
ビルである。図の左側は新外壁1を取り付けた状態であ
り、右側は新外壁1を外した状態を示している。窓3
は、旧外壁に設けられたものであり、旧建物における窓
部材をそのまま用いたり、旧建物の窓部材を撤去し、新
しい窓部材を取り付けるなどによって、窓部材は、旧建
物の躯体に取り付けられている。しかし、窓部材に関し
ては、これに限られるものではなく、さらに、新外壁側
にも窓部材を取り付けて、二重窓としてもよく、あるい
は、旧窓部材を撤去して新外壁側にのみ新しい窓を設け
るようにしてもよい。新外壁の取付は、旧外壁2の上に
横下地材4を固定し、図示しない下地固定ブラケットを
介して縦下地材5を取り付け、縦下地材5に新外壁1を
取り付ける。この実施例では、横下地材4は横方向に通
して設けたが、一部を切除してもよい。また、横方向の
窓間には、縦下地材5が縦方向に通して配設されてい
る。
ビルである。図の左側は新外壁1を取り付けた状態であ
り、右側は新外壁1を外した状態を示している。窓3
は、旧外壁に設けられたものであり、旧建物における窓
部材をそのまま用いたり、旧建物の窓部材を撤去し、新
しい窓部材を取り付けるなどによって、窓部材は、旧建
物の躯体に取り付けられている。しかし、窓部材に関し
ては、これに限られるものではなく、さらに、新外壁側
にも窓部材を取り付けて、二重窓としてもよく、あるい
は、旧窓部材を撤去して新外壁側にのみ新しい窓を設け
るようにしてもよい。新外壁の取付は、旧外壁2の上に
横下地材4を固定し、図示しない下地固定ブラケットを
介して縦下地材5を取り付け、縦下地材5に新外壁1を
取り付ける。この実施例では、横下地材4は横方向に通
して設けたが、一部を切除してもよい。また、横方向の
窓間には、縦下地材5が縦方向に通して配設されてい
る。
【0012】図2により下地材の取り付け構造の一実施
例を説明する。図2(A)は上面図、図2(B)は側面
図である。なお、旧外壁2は、図を見やすくするため
に、表面近くの一部にのみハッチングを施した。旧外壁
2から躯体にアンカーボルト6を打ち込み、下地固定ブ
ラケット7を固定する。横下地材4を溶接やボルト止め
等によって下地固定ブラケット7に固定し、下地固定ブ
ラケット7に同様に溶接やボルト止め等によって支持材
8を固定する。ついで、支持材8に縦下地材5を溶接や
ボルト止め等によって固定し、下地材が旧外壁2に取り
付けられる。この縦下地材5に、パネル固定ブラケット
9を介して新外壁1が取り付けられる。
例を説明する。図2(A)は上面図、図2(B)は側面
図である。なお、旧外壁2は、図を見やすくするため
に、表面近くの一部にのみハッチングを施した。旧外壁
2から躯体にアンカーボルト6を打ち込み、下地固定ブ
ラケット7を固定する。横下地材4を溶接やボルト止め
等によって下地固定ブラケット7に固定し、下地固定ブ
ラケット7に同様に溶接やボルト止め等によって支持材
8を固定する。ついで、支持材8に縦下地材5を溶接や
ボルト止め等によって固定し、下地材が旧外壁2に取り
付けられる。この縦下地材5に、パネル固定ブラケット
9を介して新外壁1が取り付けられる。
【0013】新外壁1と旧外壁2との空間は、通気が可
能となるように支持材8の長さを選定する。また、新外
壁の下方に通気口を設け、上方にも通気口を設ける。通
気口については後述するが、遮蔽可能の通気口が好まし
い。下方の通気口は、Aの領域では、1階の新外壁の地
表近くの部分に固定式または可動式のルーバーを通気口
として設けたもの、Bの領域では、1階に設けられた窓
3の窓枠の上部額縁部に通気口を設けたもの、Cの領域
では、2階に設けられた窓3の窓枠の上部額縁部に通気
口を設けたものを図示した。上方の通気口は、後述する
ように、旧笠木と新笠木との間に空間を設けて、そこを
通気口とすることができる。
能となるように支持材8の長さを選定する。また、新外
壁の下方に通気口を設け、上方にも通気口を設ける。通
気口については後述するが、遮蔽可能の通気口が好まし
い。下方の通気口は、Aの領域では、1階の新外壁の地
表近くの部分に固定式または可動式のルーバーを通気口
として設けたもの、Bの領域では、1階に設けられた窓
3の窓枠の上部額縁部に通気口を設けたもの、Cの領域
では、2階に設けられた窓3の窓枠の上部額縁部に通気
口を設けたものを図示した。上方の通気口は、後述する
ように、旧笠木と新笠木との間に空間を設けて、そこを
通気口とすることができる。
【0014】建物と日射の関係は、夏においては、気温
が高く、日射が強い。太陽光が照射された壁面は、温度
上昇が大きいから、壁面から取り入れられた熱が室内に
入り、冷房効果が減殺される。そこで、旧外壁と新外壁
との空間の通気を行なって、壁面から取り入れられた熱
が室内に入ることを防止するようにすれば、省エネの面
から有利である。建物の近くの地面が、灌木や草等によ
って、温度上昇が少なく、気温よりも低いような環境で
あれば、Aの領域に示したような通気口の採用がよい。
建物の近くの地面が、舗装されたものであって、そこか
らの輻射熱が大きいような環境では、地面から離れた高
さの所の方が気温が低い。そのような環境では、その状
況によって、Bの領域に示した1階の部分や、Cの領域
に示した2階の部分から、空気を取り入れるのがよい、
取り入れられた空気は、それぞれ矢印で示すように、上
方へ流れて抜ける。この空気の流れによって、外壁面で
吸収された熱は、上方へ排出でき、室内の温度上昇を低
くでき、大幅な省エネを実現できる。
が高く、日射が強い。太陽光が照射された壁面は、温度
上昇が大きいから、壁面から取り入れられた熱が室内に
入り、冷房効果が減殺される。そこで、旧外壁と新外壁
との空間の通気を行なって、壁面から取り入れられた熱
が室内に入ることを防止するようにすれば、省エネの面
から有利である。建物の近くの地面が、灌木や草等によ
って、温度上昇が少なく、気温よりも低いような環境で
あれば、Aの領域に示したような通気口の採用がよい。
建物の近くの地面が、舗装されたものであって、そこか
らの輻射熱が大きいような環境では、地面から離れた高
さの所の方が気温が低い。そのような環境では、その状
況によって、Bの領域に示した1階の部分や、Cの領域
に示した2階の部分から、空気を取り入れるのがよい、
取り入れられた空気は、それぞれ矢印で示すように、上
方へ流れて抜ける。この空気の流れによって、外壁面で
吸収された熱は、上方へ排出でき、室内の温度上昇を低
くでき、大幅な省エネを実現できる。
【0015】冬においては、通気口を遮断して、空気の
流れを生じないようにする。太陽光を新外壁面で吸収し
て暖められた空気を逃がすことなく、外壁冷房を抑える
とともに、空気層を断熱空間として利用できるから、大
幅な省エネが実現できる。遮音特性も向上する。
流れを生じないようにする。太陽光を新外壁面で吸収し
て暖められた空気を逃がすことなく、外壁冷房を抑える
とともに、空気層を断熱空間として利用できるから、大
幅な省エネが実現できる。遮音特性も向上する。
【0016】この空間に、配管や配線を収納してもよ
い。図3に示すように、配管や配線は、窓3の左右と上
下の間に配置される。図3では、空調のための配管10
を示したが、これに限られるものではない。ガス管や、
上下水道管、配電線や通信線の配管、あるいは、配電線
や通信線自体であってもよい。通信線も、電話線、同軸
ケーブル、光配線、制御線など、ビル内の各室間や外部
との接続線を配置することができる。
い。図3に示すように、配管や配線は、窓3の左右と上
下の間に配置される。図3では、空調のための配管10
を示したが、これに限られるものではない。ガス管や、
上下水道管、配電線や通信線の配管、あるいは、配電線
や通信線自体であってもよい。通信線も、電話線、同軸
ケーブル、光配線、制御線など、ビル内の各室間や外部
との接続線を配置することができる。
【0017】配管や配線は、必要な室に配置された設備
機器に接続される。図3では、配管の引き込みについ
て、天井側や床側に引き込む場合を模式的に図示した。
点線で示した部分は、その上部に図示した配管と接続さ
れておらず、異なる配管が行なわれていることを示し
た。したがって、配管や配線は、単独で設備機器に接続
されてもよく、あるいは、幹線から分岐して接続されて
もよいものである。これらの配管や配線は、各室の設備
機器を端末機器として、制御室や機械室等に配置された
主となる設備機器に接続されるのが普通である。このよ
うな主となる設備機器は、適宜のフロアに設けられても
よく、あるいは、屋上に設置されてもよい。
機器に接続される。図3では、配管の引き込みについ
て、天井側や床側に引き込む場合を模式的に図示した。
点線で示した部分は、その上部に図示した配管と接続さ
れておらず、異なる配管が行なわれていることを示し
た。したがって、配管や配線は、単独で設備機器に接続
されてもよく、あるいは、幹線から分岐して接続されて
もよいものである。これらの配管や配線は、各室の設備
機器を端末機器として、制御室や機械室等に配置された
主となる設備機器に接続されるのが普通である。このよ
うな主となる設備機器は、適宜のフロアに設けられても
よく、あるいは、屋上に設置されてもよい。
【0018】図4に空調のための設備機器の配置と配管
の一例を図示する。図4(A)は窓を通る断面であり、
図4(B)は窓間の断面である。上述した空気流は、図
4(A)に示すように、例えば、2階に設けられた窓3
の窓枠の上部額縁部から矢印で示すように取り入れら
れ、旧笠木15と新笠木16との間の空間から排出され
る。換気ファン等を適宜の箇所に取り付けて強制通気を
行なうようにしてもよい。
の一例を図示する。図4(A)は窓を通る断面であり、
図4(B)は窓間の断面である。上述した空気流は、図
4(A)に示すように、例えば、2階に設けられた窓3
の窓枠の上部額縁部から矢印で示すように取り入れら
れ、旧笠木15と新笠木16との間の空間から排出され
る。換気ファン等を適宜の箇所に取り付けて強制通気を
行なうようにしてもよい。
【0019】配管は、天井近くの壁に配置された設備機
器12a、天井に配置された設備機器12b、床面に配
置された設備機器12cに対して、主となる設備機器1
2から空気が送られるように行なわれている。図示しな
いが、制御線も主となる設備機器12から、各端末の設
備機器12a,12b,12cに配線されている。配管
10は、図4(B)に示すように、建物躯体の13にお
ける旧外壁と新外壁1との空間を有効空間として、そこ
に収納されている。主となる設備機器12は、屋上に配
置した場合を図示したから、配管や配線は、旧笠木15
の上方に空間を開けて設けられた新笠木16との間か
ら、主となる設備機器12に接続されている。このよう
に、建物内に配管や配線のための空間を設けることな
く、新たな設備機器を設置することができる。
器12a、天井に配置された設備機器12b、床面に配
置された設備機器12cに対して、主となる設備機器1
2から空気が送られるように行なわれている。図示しな
いが、制御線も主となる設備機器12から、各端末の設
備機器12a,12b,12cに配線されている。配管
10は、図4(B)に示すように、建物躯体の13にお
ける旧外壁と新外壁1との空間を有効空間として、そこ
に収納されている。主となる設備機器12は、屋上に配
置した場合を図示したから、配管や配線は、旧笠木15
の上方に空間を開けて設けられた新笠木16との間か
ら、主となる設備機器12に接続されている。このよう
に、建物内に配管や配線のための空間を設けることな
く、新たな設備機器を設置することができる。
【0020】図5は、配管、配線の支持態様の実施例の
説明図である。図中、図1乃至図4と同様な部分には同
じ符号を付して説明を省略する。17は枠部材、18は
開閉パネル、19は蝶番、20は保温配管、21は配線
である。この図は、縦方向の配管、配線を上から見た図
であるが、新外壁を構成するパネルの一部を開閉自在な
開閉パネルとして、配管、配線の点検作業を容易とした
ものである。すなわち、縦下地材5に枠部材17を固定
し、枠部材17に取り付けた蝶板19によって、開閉パ
ネル18を図の矢印の方向に開閉できるようにしたもの
である。勿論、本発明においては、配管や配線を収納し
た部分の外壁が必ずしも開閉できる必要はないものであ
る。図では、配管として保温配管20を図示した。保温
配管である必要はないが、配管は支持材8に止めバンド
を用いて支持されている。支持材8として、溝付き鋼を
用いて、開口部を配管側にすると、支持が容易である。
配線21は、横下地材4に止め金具を用いて支持され
る。配管を同様にして支持してもよい。配管や配線を旧
外壁2と新外壁1との空間に収納し、支持手段によって
支持したことにより、位置ズレ等の事故を防止できる。
旧外壁と新外壁との間の空間に配管や配線を収納して
も、通気のための空間を確保することができるが、通気
のみを問題とする建物を実現する場合には、配管や配線
を収納しないようにしてもよい。
説明図である。図中、図1乃至図4と同様な部分には同
じ符号を付して説明を省略する。17は枠部材、18は
開閉パネル、19は蝶番、20は保温配管、21は配線
である。この図は、縦方向の配管、配線を上から見た図
であるが、新外壁を構成するパネルの一部を開閉自在な
開閉パネルとして、配管、配線の点検作業を容易とした
ものである。すなわち、縦下地材5に枠部材17を固定
し、枠部材17に取り付けた蝶板19によって、開閉パ
ネル18を図の矢印の方向に開閉できるようにしたもの
である。勿論、本発明においては、配管や配線を収納し
た部分の外壁が必ずしも開閉できる必要はないものであ
る。図では、配管として保温配管20を図示した。保温
配管である必要はないが、配管は支持材8に止めバンド
を用いて支持されている。支持材8として、溝付き鋼を
用いて、開口部を配管側にすると、支持が容易である。
配線21は、横下地材4に止め金具を用いて支持され
る。配管を同様にして支持してもよい。配管や配線を旧
外壁2と新外壁1との空間に収納し、支持手段によって
支持したことにより、位置ズレ等の事故を防止できる。
旧外壁と新外壁との間の空間に配管や配線を収納して
も、通気のための空間を確保することができるが、通気
のみを問題とする建物を実現する場合には、配管や配線
を収納しないようにしてもよい。
【0021】図6は、配管、配線の支持態様の他の実施
例の説明図である。図中、図1乃至図5と同様な部分に
は同じ符号を付して説明を省略する。22はコンクリー
ト釘である。この実施例においては、縦方向の収納空間
において、横下地材4が設けられていない。収納空間を
広くできる。また、配線21の支持バンドをコンクリー
ト釘22で旧外壁2に固定した。すなわち、旧外壁を配
管や配線の支持部材の一部に利用するものである。
例の説明図である。図中、図1乃至図5と同様な部分に
は同じ符号を付して説明を省略する。22はコンクリー
ト釘である。この実施例においては、縦方向の収納空間
において、横下地材4が設けられていない。収納空間を
広くできる。また、配線21の支持バンドをコンクリー
ト釘22で旧外壁2に固定した。すなわち、旧外壁を配
管や配線の支持部材の一部に利用するものである。
【0022】図7は、新外壁の下方に設けられる通気口
の一実施例の断面図である。図中、図1乃至図4と同様
な部分には同じ符号を付して説明を省略する。23はル
ーバーである。この図は、窓の上部額縁部に通気口を設
けたものである。通気口にはルーバー23を配置した。
必要に応じて開閉できる。上述したように、夏は通気口
を開け、冬は通気口を遮断する。ルーバー23を電動式
として管理室等から開閉させてもよい。センサを利用し
て、外気温や日射により開閉を自動制御してもよい。形
状記憶合金を、ルーバー23の駆動機構の一部に用いた
り、ルーバー23の羽根の一部に用いたりして、温度に
応じた開閉を行なわせてもよい。
の一実施例の断面図である。図中、図1乃至図4と同様
な部分には同じ符号を付して説明を省略する。23はル
ーバーである。この図は、窓の上部額縁部に通気口を設
けたものである。通気口にはルーバー23を配置した。
必要に応じて開閉できる。上述したように、夏は通気口
を開け、冬は通気口を遮断する。ルーバー23を電動式
として管理室等から開閉させてもよい。センサを利用し
て、外気温や日射により開閉を自動制御してもよい。形
状記憶合金を、ルーバー23の駆動機構の一部に用いた
り、ルーバー23の羽根の一部に用いたりして、温度に
応じた開閉を行なわせてもよい。
【0023】図8は、新外壁の下方に設けられる通気口
の他の実施例の断面図である。図中、図1乃至図4と同
様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。24は
開き戸、25は蝶板である。この実施例では、通気口に
開き戸24を設け、蝶板23で開閉できるようにした。
図7で説明したように、電動式等、適宜の開閉機構を採
用できる。このように、窓枠の上部額縁部に通気口を設
けると、雨仕舞いの点からは有利であるが、新外壁1の
外面側に通気口を設けてもよいことは勿論である。
の他の実施例の断面図である。図中、図1乃至図4と同
様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。24は
開き戸、25は蝶板である。この実施例では、通気口に
開き戸24を設け、蝶板23で開閉できるようにした。
図7で説明したように、電動式等、適宜の開閉機構を採
用できる。このように、窓枠の上部額縁部に通気口を設
けると、雨仕舞いの点からは有利であるが、新外壁1の
外面側に通気口を設けてもよいことは勿論である。
【0024】図9乃至図13は、新外壁の上方に設けら
れる通気口の種々の実施例の概略構成図である。
れる通気口の種々の実施例の概略構成図である。
【0025】図9は、ルーバーを用いた実施例である。
図中、図1乃至図4と同様な部分には同じ符号を付して
説明を省略する。26は支持材、27はルーバーであ
る。旧笠木15の上に支持材25を取り付け、新笠木1
6を取り付ける。支持材26によって通気のための空間
が設けられる。この空間を利用して配管10を屋上に導
出することができる。この実施例では、ルーバー27
は、配管10が導出されない箇所に設置される。図3で
説明したように、通気のための空間に配管を収納した場
合には、縦方向の配管は、横に見て窓と窓の間の所に収
納され、当然に通気の空間と一致する。通気通路は、真
っ直ぐに抜く方が望ましいから、この部分にルーバー2
7を設けるのがよい。配管は、迂回させて窓の上方の領
域から導出すればよい。なお、この実施例では、配管に
ついて説明したが、配線の場合も同様である。ルーバー
の開閉は、図7で説明したように、手動操作、自動操作
のいずれの方法も採用できる。
図中、図1乃至図4と同様な部分には同じ符号を付して
説明を省略する。26は支持材、27はルーバーであ
る。旧笠木15の上に支持材25を取り付け、新笠木1
6を取り付ける。支持材26によって通気のための空間
が設けられる。この空間を利用して配管10を屋上に導
出することができる。この実施例では、ルーバー27
は、配管10が導出されない箇所に設置される。図3で
説明したように、通気のための空間に配管を収納した場
合には、縦方向の配管は、横に見て窓と窓の間の所に収
納され、当然に通気の空間と一致する。通気通路は、真
っ直ぐに抜く方が望ましいから、この部分にルーバー2
7を設けるのがよい。配管は、迂回させて窓の上方の領
域から導出すればよい。なお、この実施例では、配管に
ついて説明したが、配線の場合も同様である。ルーバー
の開閉は、図7で説明したように、手動操作、自動操作
のいずれの方法も採用できる。
【0026】図10は、ルーバーが設けられない部分、
すなわち、配管や配線が導出される部分の概略構成図で
ある。図中、図1乃至図4と同様な部分には同じ符号を
付して説明を省略する。28は塞ぎ板である。配管や配
線は、塞ぎ板28に孔を開けて導出される。塞ぎ板28
を分割して構成し、両側から配管10を挟むように半円
に近い形状の切り込みを設けておいてもよい。重なり部
分を設けるのが雨仕舞いの面からは有利である。
すなわち、配管や配線が導出される部分の概略構成図で
ある。図中、図1乃至図4と同様な部分には同じ符号を
付して説明を省略する。28は塞ぎ板である。配管や配
線は、塞ぎ板28に孔を開けて導出される。塞ぎ板28
を分割して構成し、両側から配管10を挟むように半円
に近い形状の切り込みを設けておいてもよい。重なり部
分を設けるのが雨仕舞いの面からは有利である。
【0027】図11は、新笠木を旧笠木を後方部分にお
いても覆うようにした実施例である。図中、図1乃至図
4と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。
29は配管導出部である。新笠木16が旧笠木15を後
方部分においても覆うため、新笠木16と旧笠木15の
空間から雨水が吹き込むおそれはない。
いても覆うようにした実施例である。図中、図1乃至図
4と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。
29は配管導出部である。新笠木16が旧笠木15を後
方部分においても覆うため、新笠木16と旧笠木15の
空間から雨水が吹き込むおそれはない。
【0028】図12は、開き戸を用いた実施例である。
図中、図1乃至図4と同様な部分には同じ符号を付して
説明を省略する。30は開き戸、31は蝶番である。こ
の実施例においても、図9,図10で説明したように、
開き戸30は、配管や配線が導出されない領域に設けら
れる。開き戸30の操作は、手動、自動のいずれでもよ
い。回動式でなく、引き戸やスライド式の戸としてもよ
い。
図中、図1乃至図4と同様な部分には同じ符号を付して
説明を省略する。30は開き戸、31は蝶番である。こ
の実施例においても、図9,図10で説明したように、
開き戸30は、配管や配線が導出されない領域に設けら
れる。開き戸30の操作は、手動、自動のいずれでもよ
い。回動式でなく、引き戸やスライド式の戸としてもよ
い。
【0029】図13は、けんどん式の戸を用いた実施例
である。図中、図1乃至図4と同様な部分には同じ符号
を付して説明を省略する。32は検飩式(けんどん式:
はめ殺しの建具のかけはずし構造)の戸である。この実
施例においても、図9乃至図11で説明したように、検
飩式の戸32は、配管や配線が導出されない領域に設け
られる。季節に応じて、戸32を装着したり、外したり
すればよい。
である。図中、図1乃至図4と同様な部分には同じ符号
を付して説明を省略する。32は検飩式(けんどん式:
はめ殺しの建具のかけはずし構造)の戸である。この実
施例においても、図9乃至図11で説明したように、検
飩式の戸32は、配管や配線が導出されない領域に設け
られる。季節に応じて、戸32を装着したり、外したり
すればよい。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明に
よれば、旧外壁と新外壁との間に通気のための空間を設
け、この空間の上方に設けられる通気機構を新外壁に結
合された新笠木と旧笠木との間に設け、開閉可能にする
ことによって、省エネに大きな効果がある。また、この
空間を利用して、配管及び/又は配線を収納することに
よってインテリジェント化が実現できるという効果があ
る。
よれば、旧外壁と新外壁との間に通気のための空間を設
け、この空間の上方に設けられる通気機構を新外壁に結
合された新笠木と旧笠木との間に設け、開閉可能にする
ことによって、省エネに大きな効果がある。また、この
空間を利用して、配管及び/又は配線を収納することに
よってインテリジェント化が実現できるという効果があ
る。
【図1】本発明の一実施例の建物の一部の概略を示す正
面図である。
面図である。
【図2】本発明の建物における下地材の取り付け構造の
一実施例の説明図である。
一実施例の説明図である。
【図3】本発明の一実施例の建物における通気状態の説
明図である。
明図である。
【図4】本発明の一実施例の建物の側断面図である。
【図5】配管、配線の支持態様の実施例の説明図であ
る。
る。
【図6】配管、配線の支持態様の他の実施例の説明図で
ある。
ある。
【図7】新外壁の下方に設けられる通気口の一実施例の
断面図である。
断面図である。
【図8】新外壁の下方に設けられる通気口の他の実施例
の断面図である。
の断面図である。
【図9】新外壁の上方に設けられる通気口の実施例の概
略構成図である。
略構成図である。
【図10】新外壁の上方に設けられる塞ぎ板の実施例の
概略構成図である。
概略構成図である。
【図11】新外壁の上方に設けられる通気口の他の実施
例の概略構成図である。
例の概略構成図である。
【図12】新外壁の上方に設けられる通気口の他の実施
例の概略構成図である。
例の概略構成図である。
【図13】新外壁の上方に設けられる通気口の他の実施
例の概略構成図である。
例の概略構成図である。
1 新外壁 2 旧外壁 3 窓 4 横下地材 5 縦下地材 6 アンカーボルト 7 下地固定ブラケット 8 支持材 9 パネル固定ブラケット 10 配管 11 フロアライン 12,12a,12b,12c 設備機器 13 建物躯体 14 床面 15 旧笠木 16 新笠木 17 枠部材 18 開閉パネル 19 蝶番 20 保温配管 21 配線 22 コンクリート 23 ルーバー 24 開き戸 25,31 蝶板 26 支持材 27 ルーバー 28 塞ぎ板 29 配管導出部 30 開き戸 32 けんどん式の戸
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 17/04 E04F 13/08 101 E04G 23/02
Claims (3)
- 【請求項1】 旧外壁に支持材を介して取付られた新外
壁を有し、前記支持材は旧外壁と新外壁との間に通気の
ための空間を確保できるものであり、前記通気のための
空間の少なくとも上方及び下方に通気機構を付与した建
物において、上方の通気機構は、前記新外壁に結合され
た新笠木と旧笠木との間に設けられるとともに、開閉可
能であることを特徴とする建物。 - 【請求項2】 前記空間の一部に旧建物内の設備機器に
接続される配管及び/又は配線を収納したことを特徴と
する請求項1に記載の建物。 - 【請求項3】 旧外壁に支持材を介して新外壁を取付け
る建物の改装方法であって、旧外壁と新外壁との間に通
気のための空間を確保できるように支持材を取り付け、
前記通気のための空間の少なくとも上方及び下方に通気
機構を付与する建物の改装方法において、前記上方の通
気機構は、開閉可能であり、かつ、前記新外壁に結合さ
れた新笠木と旧笠木との間に設けられることを特徴とす
る建物の改装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15134993A JP2886415B2 (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 建物及び建物の改装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15134993A JP2886415B2 (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 建物及び建物の改装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06336819A JPH06336819A (ja) | 1994-12-06 |
JP2886415B2 true JP2886415B2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=15516623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15134993A Expired - Lifetime JP2886415B2 (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 建物及び建物の改装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2886415B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2913088B2 (ja) * | 1994-12-10 | 1999-06-28 | 東洋シヤッター株式会社 | 建物躯体の張り壁展張装置 |
JP2884222B2 (ja) * | 1994-12-24 | 1999-04-19 | 東洋シヤッター株式会社 | 排煙用開口を有する張壁構造 |
-
1993
- 1993-05-28 JP JP15134993A patent/JP2886415B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06336819A (ja) | 1994-12-06 |
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