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JP2858462B2 - シクロアルキリデンビスフエノールのポリカーボネート - Google Patents

シクロアルキリデンビスフエノールのポリカーボネート

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JP2858462B2
JP2858462B2 JP1332474A JP33247489A JP2858462B2 JP 2858462 B2 JP2858462 B2 JP 2858462B2 JP 1332474 A JP1332474 A JP 1332474A JP 33247489 A JP33247489 A JP 33247489A JP 2858462 B2 JP2858462 B2 JP 2858462B2
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hydroxyphenyl
cyclohexane
polycarbonate
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ウベ・ベステツペ
カルステン・イーデル
ウルリツヒ・グリゴ
カルル・カツサー
クラウス‐クリスチヤン・ペツツ
マンフレート・ハジエク
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Bayer AG
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Bayer AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G64/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbonic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G64/04Aromatic polycarbonates
    • C08G64/06Aromatic polycarbonates not containing aliphatic unsaturation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L69/00Compositions of polycarbonates; Compositions of derivatives of polycarbonates

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、少なくとも10,000、好ましくは10,000〜25
0,000、より好ましくは10,000〜120,000および最も好ま
しくは20,000〜80,000の範囲の平均分子量wを有する
熱可塑性芳香族ポリカーボネートであって、式(I) 式中、 R1、R2、R3およびR4は、互いに独立に、水素、C1−C
12炭化水素基またはハロゲンであり、 mは2または3であり、そして Xは水素またC6−C12炭化水素基であり、少なくとも
1つの置換基X、好ましくは1つまたは2つのみの置換
基XはC6−C12炭化水素基である、 に相当する二官能性カーボネート構造単位を、前記ポリ
カーボネート中の二官能性カーボネート構造単位の合計
量に基づいて100〜1モル%、好ましくは100〜5モル
%、より好ましくは100〜20モル%の量で、含有するこ
とを特徴とする、熱可塑性芳香族ポリカーボネートに関
する。100〜20モル%の式(I)の二官能性カーボネー
ト構造単位を含有する本発明によりポリカーボネートの
うちで、100〜50モル%のこれらの単位を含有するもの
が好ましく、100〜80モル%のこれらの単位を含有する
ものがより好ましく、そして100モル%のこれらの単位
を含有するものがより最も好ましい。
本発明によるポリカーボネートは、既知のポリカーボ
ネート、例えば、ビスフェノールAおよび1,4−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキサンのポリカ
ーボネートと比較して、驚くべき技術性質を示す。
こうして、それらは、少量のみの式(I)に相当する
カーボネート構造単位を含有するときでさえ、驚くほど
に高いガラス転移温度Tgを示す。それらは、また、とく
にそれらの高いガラス転移温度Tgを考慮すると、とくに
すぐれた離型性および例外的にすぐれたメルトフローを
示す。さらに、本発明によるポリカーボネートは、粘着
抵抗、加水分解安定性、紫外線安定性および加熱老化抵
抗を示し、そして光学的性質、例えば、低い複屈折を示
す。
式(I)に相当するカーボネート構造単位は、式(I
I) 式中、 R1、R2、R3、R4、mおよびXは式(I)におけると同
一の意味を有する、 に相当するビスフェノールに基づく。
式(I)および式(II)において、R1、R2、R3および
R4は、好ましくは水素、メチル、エチル、フェニル、シ
クロヘキシル、塩素および臭素、より好ましくは水素、
メチルおよび臭素である。
R1、R2、R3およびR4の1つより多くが水素でない場
合、同一の置換基が好ましい。R1、R2、R3およびR4の2
つが水素でない場合、カーボネート基(式(I))また
はそれぞれフェノールのOH基(式(II))に対してo,
o′−置換が好ましい。4つの置換基R1、R2、R3およびR
4のいずれもが水素である場合、上のように関係するo,
o,o′,o′−置換が好ましい。
式(I)および式(II)において、mは好ましくは3
である。
式(I)および式(II)において、Xは水素またはC6
−C12炭化水素基、例えば、n−C6−C12アルキル(例え
ば、種々のイソヘキシル、イソオクチルおよびイソドデ
シル基)、C6−C12シクロアルキル、例えば、シクロヘ
キシル、n−またはイソアルキル置換シクロヘキシル
(例えば、メチル、エチル、イソプロピルまたはt−ブ
チル、シクロヘキシル)、アリール置換シクロヘキシル
(フェニルシクロヘキシル)およびフェニル基が融合し
ているシクロヘキシル、アリール(例えば、フェニルお
よびナフチル)、アラルキル(例えば、ベンジルおよび
クミル)、アルキルアリール(例えばメチルフェニルお
よびイソプロピルフェニル)、シクロアルキル置換アル
キル(例えば、パーヒドロクミル)である。
式(I)および式(II)において、Xは好ましくは水
素、イソC6−C12アルキル、シクロアルキル、アリール
およびアラルキルであり、より好ましくは水素、イソC8
−C9アルキル、シクロヘキシル、フェニル、クミルおよ
びパーヒドロクミルであり、最も好ましくは水素、1,1,
3,3−テトラブチル、フェニルおよびシクロヘキシルで
ある。
mが3であるとき、式(I)および式(II)中に1つ
のみの炭化水素置換基Xが存在し、出発物質の入手可能
性に関するとき、この置換基Xは好ましくはシクロヘキ
シリデン環の4−位に存在するか、あるいはポリカーボ
ネートのことに耐熱性が要求されるときシクロヘキシリ
デン環の3−位置に存在する。
m=3(シクロヘキシリデン環)および式(I)およ
び式(II)中に2つの炭化水素基が存在するとき、ポリ
カーボネートの加熱耐熱性が要求されるとき、これらの
2つの炭化水素基Xは好ましくは3,5−位に存在する。
式(II)に相当するビスフェノールは次のとおりであ
る: 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−4−(1,1−
ジメチルブチル)−シクロヘキサン 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−4−(1,1,
3,3−テトラメチルブチル)−シクロヘキサン 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−4−フェニ
ル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−4−クミル
−シクロヘキサン 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−4−ベンジ
ル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−4−シクロ
ヘキシル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−4−パーヒ
ドロクミル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3−フェニ
ル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3−(1,1−
ジメチルブチル)−シクロヘキサン 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3−(1,1,
3,3−テトラメチルブチル)−シクロヘキサン 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3−クミル
−シクロヘキサン 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3−ベンジ
ル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3−シクロ
ヘキシル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3−パーヒ
ドロクミル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,5−[ビス
(1,1−ジメチルブチル)]−シクロヘキサン 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,5−[ビス
−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)]−シクロヘキサ
ン 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,5−ビス−
フェニル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,5−ビス−
シクロヘキシル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,5−ビス−
クミル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)
−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−シクロヘキ
サン 1,1−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)
−4−フェニル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)
−4−クミル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)
−4−シクロヘキシル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−シクロ
ヘキサン 1,1−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−4−フェニル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−4−クミル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−4−シクロヘキシル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(3−メチル−5−クロロ−4−ヒドロキ
シフェニル)−4−フェニル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(3−メチル−5−ブロモ−4−ヒドロキ
シフェニル)−4−シクロヘキシル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)
−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−シクロヘキ
サン 1,1−ビス−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−シクロ
ヘキサン 1,1−ビス−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)−4−フェニル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)−4−クミル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)−4−シクロヘキシル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニ
ル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−シクロ
ヘキサン 1,1−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニ
ル)−4−フェニル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニ
ル)−4−クミル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニ
ル)−4−シクロヘキシル−シクロヘキサン 1,1−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニ
ル)−4−パーヒドロクミル−シクロヘキサン。
式(II)に相当するビスフェノールは既知であるか、
あるいは対応するケトンまたはフェノールから既知の方
法により調製することができる。式(I)に相当するカ
ーボネート構造単位に加えて、本発明によるポリカーボ
ネートは、100モル%に対して相補的な量の他の二官能
性カーボネート構造単位、例えば、式(IV)に相当する
ビスフェノールに基づく下の式(III)に相当するもの
を含有する: 式(IV)に相当するビスフェノールは、ZがC6−C30
芳香族基であるものであり、前記芳香族基は1または2
以上の芳香族核を含有することができ、置換されている
ことができ、そして脂肪族基または式(II)に相当する
もの以外の他の脂環族基または異種原子を架橋員として
含有することができる。
式(IV)に相当するジフェノールの例は、次のとおり
である:ハイドロキノン、レゾルシノール、ジヒドロキ
シジフェノール、ビス−(ヒドロキシフェニル)−アル
カン、ビス−(ヒドロキシフェニル)−シクロアルカ
ン、ビス−(ヒドロキシフェニル)−サルファイド、ビ
ス−(ヒドロキシフェニル)−スルホン、ビス−(ヒド
ロキシフェニル)−スルホキシド、α,α′−ビス−
(ヒドロキシフェニル)−ジイソプロピルベンゼンおよ
びそれらの核アルキル化誘導体および核ハロゲン化誘導
体。
これらおよび他の適当なジフェノールは、例えば、次
の文献に記載されている:米国特許第3,028,365号、米
国特許第2,999,835号、米国特許第3,148,172号、米国特
許第3,275,601号、米国特許第2,991,273号、米国特許第
3,271,367号、米国特許第3,062,781号、米国特許第2,97
0,131号および米国特許第2,999,846号、ドイツ国特許公
開明細書(DE−OS)1,570,703号、ドイツ国特許公開明
細書(DE−OS)2,063,050号、ドイツ国特許公開明細書
(DE−OS)2,063,052号、ドイツ国特許公開明細書(DE
−OS)2,063,052号、ドイツ国特許公開明細書(DE−O
S)2,211,956号;フランス国特許第1,561,518号および
H.Schnell、「Chemistry and Physics of Polycarbonat
es」、Interscience Publishers、ニューヨーク1964。
好ましい他のジフェノールの例は、次のとおりであ
る:4,4′−ジヒドロキシジフェニル、2,2−ビス−(4
−ヒドロキシフェニル)−プロパン、2,4−ビス−(4
−ヒドロキシフェニル−2−メチルブタン)、1,1−ビ
ス−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキサン、
α,α′−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−p−ジ
イソプピルベンゼン、2,2−ビス−(3−メチル−4−
ヒドロキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス−(3−
クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、ビス−
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−メタ
ン、2,2−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)−プロパン、ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒド
ロキシフェニル)−スルホン、2,4−ビス−(3,5−ジメ
チル−4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルブタン、
1,1−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−p−ジイソプピルベンゼン、2,2−ビス−(3,5−
ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパンおよび
2,2−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニ
ル)−プロパン。
式(IV)に相当するとくに好ましいジフェノールの例
は、次のとおりである:2,2−ビス−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジブロモ−4
−ヒドロキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス−(3,5
−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、2,
2−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)
−プロパンおよび1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−シクロヘキサン。
2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン
はとくに好ましい。
他のジフェノールを個々にかつまた混合物で使用する
ことができる。
少量(使用するジフェノールに基づいて0.05〜2.0モ
ル%)の三官能性または三官能性以上の化合物、とくに
3またはそれ以上のフェノールのヒドロキシル基を含有
するものを必要に応じて既知の方法で、枝分かれ剤とし
て使用して枝分かれポリカーボネートを生成することが
できる。枝分かれのために使用できる、3またはそれ以
上のフェノールのヒドロキシル基を含有する化合物の例
は、次のとおりである:フロログルシノール、4,6−ジ
メチル−2,4,6−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−
ヘプト−2−エン、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−(4
−ヒドロキシフェニル)−ヘプタン、1,3,5−トリ−
(4−ヒドロキシフェニル)−エタン、トリ−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−フェニルメタン、2,2−ビス−
(4,4−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘ
キシル)−プロパン、2,4−ビス−(4−ヒドロキシフ
ェニルイソプロピル)−フェノール、2,6−ビス−(2
−ヒドロキシ−5′−メチルベンジル)−4−メチルフ
ェノール、2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(2,
4−ジヒドロキシフェニル)−プロパン、ヘキサ−(4
−(ヒドロキシフェニルイソプロピル)−フェニル)−
メタン、テトラ−(4−(4−ヒドロキシフェニルイソ
プロピル)−フェニル)−メタンおよび1,4−ビス
(4′,4″−ジヒドロキシトリフェニル)−メチル)−
ベンゼン。
他の三官能性化合物の例は、2,4−ジヒドロキシ安息
香酸、トリメシン酸、塩化シアヌル酸および3,3−ビス
−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−オキ
ソ−2,3−ジヒドロインドール。
一官能性化合物は、既知の方法で典型的な濃度で連鎖
停止剤として使用して、分子量を調節することができ
る。適当な化合物は、例えば、第2アミン、フェノール
および酸塩化物である。フェノール、例えば、t−ブチ
ルフェノール、または他の置換フェノールを使用するこ
とが好ましい。少量の式(V) 式中、Rは枝分かれC8および/またはC9アルキル基で
ある、 に相当するフェノールは分子量の調節にとくに適当であ
る。アルキル基中のCH3のプロトンの百分率は好ましく
は47〜89%であり、そしてCHおよびCH2のプロトンは53
〜11%である。さらに、Rは好ましくはOH基に対してo
−および/またはp−位置に存在し、そしてオルト化合
物に対する上限は、より好ましくは、20%である。
いくつかのとくに適当なフェノールは、フェノール、
p−t−ブチルフェノール、ヒドロキシジフェニル、p
−クミルフェノールおよび、とく、p−3,5−ジメチル
ヘプチルフェニルおよびm−およびp−1,1,3,3−テト
ラメチルブチルフェノールである。連鎖停止剤は、一般
に、使用するフェノールに基づいて0.1〜10モル%、好
ましくは0.5〜8モル%の量で使用する。
本発明によるポリカーボネートは、有利には既知の方
法で、相界面ポリ縮合法により調製することができる
(参照、H.Schnell、「Chemistry and Physics of Poly
carbonates」、Polymer Revies、Vol.IX、p.33以降、In
terscience Publishers、ニューヨーク 1964)。
この方法において、式(II)に相当するジフェノール
を水性アルカリ性相中に溶解する。他のジフェノールと
のコポリカーボネートを調製するために、式(II)に相
当するジフェノールおよび他のジフェノール、例えば、
式(IV)に相当するものの混合物を使用する。連鎖停止
剤、例えば、式(V)に相当する連鎖停止剤を添加し
て、分子量を調節することができる。ホスゲンとの反応
は、相界面ポリ縮合法により、好ましくはポリカーボネ
ートを溶解する不活性有機溶媒の存在下に実施する。反
応温度は、一般に、0〜40℃の範囲である。
0.05〜2モル%の必要に応じて使用する枝分かれ剤
は、最初にジフェノールとともに水性アルカリ性相で導
入するか、あるいはホスゲン化の前に有機溶媒中に溶解
して添加することができる。
式(II)ジフェノールおよび式(IV)に相当する他の
ジフェノールに加えて、また、それらのモノ−および/
またはビス−クロロ炭酸エステルを使用することがで
き、これらは有機溶媒中に溶解して添加する。次いで、
連鎖停止剤および枝分かれ剤の量は式(II)に相当する
ジフェネラートの構造単位および、必要に応じて、他の
ジフェネラートの構造単位、例えば、式(IV)に相当す
るもののモル数により決定される。同様に、クロロ炭酸
エステルを使用する場合、ホスゲンの量はそれに応じて
既知の方法で減少することができる。
塩素化炭化水素、例えば、クロロホルム、ジクロロエ
タン、ジ−およびテトラクロロエチレン、テトラクロロ
エタン、塩化メチレン、クロロベンゼンおよびジクロロ
ベンゼン、およびまた非塩素化炭化水素、例えば、トル
エンおよびキシレン、およびこれらの溶媒の混合物、と
くに塩化メチレンおよびクロロベンゼンの混合物を、相
界面ポリ縮合法のための有機溶媒として、および連鎖停
止剤および、必要に応じて、枝分かれ剤およびクロロ炭
酸エステルのための有機溶媒として使用することができ
る。使用する連鎖停止剤および枝分かれ剤は、必要に応
じて、同一溶媒中に溶解することができる。
相界面ポリ縮合法において使用する有機溶媒は、例え
ば、塩化メチレン、クロロベンゼンまたはトルエンおよ
びまた塩化メチレンおよびクロロベンゼンの混合物であ
ることができる。
水性NaOHまたはKOHの溶液を、例えば、水性アルカリ
性相として使用する。
相界面ポリ縮合法による本発明によるポリカーボネー
トの製造は、既知の方法において、触媒、例えば、第三
アミンおよび転相触媒、とくに第三脂肪族アミン、例え
ば、トリブチルアミン、トリエチルアミン、N−エチル
ピペリジンおよび、とくに、第四アンモニウムおよびホ
スホニウム化合物およびクラウン化合物、例えば、テト
ラブチルアンモニウムブロミドおよびトリフェニルベン
ジルホスホニウムブロミドにより触媒することができ
る。触媒は、一般に、使用するジフェノールのモル数に
基づいて0.05〜30モル%の量で使用する。触媒は、一般
に、ホスゲン化の開始の前またはその間または後に添加
する。
本発明によるポリカーボネートは、既知の方法におい
て、例えば、相界面ポリ縮合法において得られた溶解し
たポリカーボネートを含有する有機相を分離し、中性に
なるまで洗浄して電解質を除去し、次いでポリカーボネ
ートを粒体の形態で、例えば、蒸発押出機で、あるいは
粉末またはペレットの形態で、非溶媒を使用する沈澱に
より、引き続いて乾燥または噴霧蒸発により単離するこ
とによって単離する。
本発明による高分子量の熱可塑性芳香族ポリカーボネ
ートは、また、既知均質相法、いわゆる「ピリジン法」
により、および既知エステル交換法により、例えば、ホ
スゲンの代わりにジフェニルカーボネートを使用して調
製することができる。これらの場合において、また、本
発明によるポリカーボネートは既知の方法で単離され
る。
熱可塑性ポリカーボネートのために通常使用する添加
剤、例えば、安定剤、離型剤、顔料、防炎剤、静電防止
剤、伝導増加剤、充填剤および強化用材料を本発明によ
るポリカーボネートに、通常の量で、それらの加工の前
または後で添加することができる。
防炎性添加剤として、次のものを使用することができ
る: 1、脂肪族および芳香族のスルホン酸、カルボン酸およ
びホスホン酸のアルカリ、アルカリ土類およびアンモニ
ウムの塩類。これらは異なる方法で、例えば、F、Cl、
Br、アルキルにより置換することができる。この種類の
塩のタイプの防炎剤は、また、オリゴマーまたはポリマ
ーであることができる。塩のタイプの、防炎性添加剤
は、なかでも、次のドイツ国特許公開明細書(DE−OS)
記載されている:1,694,640、1,930,257、2,049,358、2,
212,987、2,149,311、2,253,072、2,703,710、2,458,52
7、2,458,968、2,460,786、2,460,787、2,460,788、2,4
60,935、2,460,944、2460,945、246,946、2,461,077、
2,461,144、2461,145、2,461,146、2,644,114、2,645,4
15、2,646,120、2,647,271、2,648,128、2,648,131、2,
653,327、2,744,015、2,744,016、2,744,016、2,744,01
7、2,744,018、2,745,592、2,948,871、2,948,439、お
よび3,002,122。
2、必要に応じて相乗剤、例えば、ハロゲン化芳香族化
合物と組み合わせた有機ハロゲン化合物。このような防
炎剤は、なかでも、次の特許出願に記載されている:ド
イツ国特許公開明細書(DE−OS)2,631,756号、日本特
許出願51−119,059号,ドイツ国特許公開明細書(DE−O
S)3,342,636号、欧州特許出願第31,959号、ドイツ国特
許公開明細書(DE−OS)3,010,375号、ドイツ国特許公
開明細書(DE−OS)2,631,756号。
3、ハロゲン化フタルイミドまたはフタルイミドスルホ
ネート:次のドイツ国特許公開明細書(DE−OS)に記載
されている:2,703,710、3,203,905、3,322,057、3,337,
857、および3,023,818。
4、ハロゲン化錯化(cmplexd)酸の塩、例えば、クリ
オライト、テトラフルオロホウ酸およびフルオロサリチ
ル酸の塩、なかでも、次のドイツ国特許公開明細書(DE
−OS)に記載されている:2,535,262、2,915,563、2,94
8,439、および3,023,818。
6、スルホンアミド、ジスルホンアミドおよびそれら
塩:欧州特許出願第71,125号、14,322号、WO86/4911。
7、元素状のイオウまたは赤リン:ドイツ国特許公開明
細書(DE−OS)2,345,508号、2,355,211号。
8、フェロセン(ferocene)およびその誘導体:ドイツ
国特許公開明細書(DE−OS)2,644,437号。
9、ジフェニルスルホン:ドイツ国特許公開明細書(DE
−OS)2,129,204号。
10、ニッケル塩:ドイツ国特許公開明細書(DE−OS)1,
918,216号。
11、ポリフェニレンサルファイド:ドイツ国特許公開明
細書(DE−OS)2,503,336号、欧州特許出願第87,038
号。
12、塩酸、硫酸、リン酸、硝酸、硫化水素、ホウ酸のア
ルカリおよびアルカリ土類ならびに亜鉛の塩類ならびに
これらの酸の酢酸塩類:WO87/542、米国特許第4,408,005
号、欧州特許出願第174,864号。
13、シロキサン:ドイツ国特許公開明細書(DE−OS)2,
535,261号。
防炎に有用なコモノマーは、次のとおりである: 1、塩素化および臭素化ビスフェノールAおよび4,4′
−ジヒドロキシジフェニルサルファイド:欧州特許出願
第31,958号、61,060号。
2、シロキサンブロック:ドイツ国特許公開明細書(DE
−OS)3,334,782号。
3、ジヒドロキシフェニルスルホン:米国特許第3,912,
688号。
4、スルホアニリド末端基:欧州特許出願第82,483号。
防炎法は個々にあるいは組み合わせて適用することが
できる。
防炎性添加剤は、式(I)のジフェノールを重合した
形態で含有するポリカーボネート中に、好ましくは押出
機または混練機内で個々にまたは組み合わせて混入す
る。多くの場合において、防炎性添加剤はポリカーボネ
ートに、製造の間に添加するか、あるいは出発物質にさ
え添加することができる。また、防炎性添加剤は、ポリ
カーボネートの溶液に添加し、次いで溶媒を除去するこ
とができる。防炎性添加剤の量は、好ましくは0.001〜5
0重量%であり、モノマーの場合において好ましくは0.1
〜50モル%である。
さらに詳しくは、例えば、グラファイト、カーボンブ
ラック、鉱物繊維、金属粉末、シリカ、石英、タルク、
雲母、粘土、CaF2、CaCO3、酸化アルミニウム、ガラス
繊維、炭素繊維、セラミック繊維、有機顔料および無機
顔料を添加することができ、そして離型剤として、例え
ば、グリセリルステアレート、ペンタエリスライトテト
ラステアレートおよびトリメチロールプロパントリステ
アレートを添加することができる。
本発明によるポリカーボネートは、熱可塑性物質の造
形の既知の方法に従い加工して造形品を製造することが
できる。これは、例えば、回収したポリカーボネートを
粒体に押出し、そして必要に応じて上の添加剤を添加し
た後、射出成形、押出、吹込成形、回転、流延またはホ
ットプレスによる製作により実施することができる。こ
のようにして製作された造形物品は、繊維、板およびシ
ートを包含する。また、フィルムを製造し、そして他の
フィルムと組み合わせることができる。本発明のポリカ
ーボネートは、また、組み合わせ材料、例えば、繊維お
よび他のポリマーと組み合わせて使用することができ
る。
本発明によるポリカーボネートの造形物品は、加熱下
に寸法安定性が要求される複雑な部品を製造すべきと
き、例えば、電気アプライアンスまたは構成においてと
くに有利に使用することができる。
実施例1 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−4−(1,1,
3,3−テトラメチルブチル)−シクロヘキサンのポリカ
ーボネート 380g(1モル)の1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−シク
ロヘキサンを3lの水中に溶解した。6.8g(0.033モル)
の4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−フェノール
を溶解して含有する3lの塩化メチレンを、生ずる溶液に
添加した。次いで、148.5g(1.5モル)のホスゲンを混
合物中に30分かけて、強く撹拌しながら25℃において導
入した。1.13g(0.01モル)のN−エチルピペリジンの
添加後、この混合物を25℃において60分間激しく撹拌し
た。ビスフェノール不含水性相を分離した。希リン酸で
酸性にした後、有機相を電解質を含有しなくなるまで水
で洗浄し、そして蒸発により濃縮した。次いで、得られ
たポリカーボネートから塩化メチレンを乾燥により除去
した。それは無色であり、そして相対粘度ηrel1.323
(塩化メチレンの溶液について測定した、c=5g/l、25
℃)を示した。
実施例2 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−4−フェニ
ル−シクロヘキサンのポリカーボネート 実施例1の手順を反復するが、344g(1モル)の1,1
−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−4−フェニルシ
クロヘキサンを前記ビスフェノールの代わりに使用し
た。得られたポリカーボネートは相対粘度ηrel1.323
(塩化メチレンの溶液について測定した、c=5g/l、25
℃)を有した。ガラス転移温度Tg(示差熱分析による)
は210℃であった。
実施例3 モル比1:1のビスフェノールAおよび1,1−ビス−(4−
ヒドロキシフェニル)−4−フェニルシクロヘキサンの
コポリマー 実施例1の手順を反復するが、使用する半分のビスフ
ェノールを114g(0.5モル)の2,2−ビス−(4−ヒドロ
キシフェニル)−プロパン(ビスフェノールA)を代わ
りに使用した。
得られたポリカーボネートは相対粘度ηrel1.301(塩
化メチレンの溶液について測定した、c=5g/l、25℃)
を有した。ガラス転移温度Tg(示差熱分析による)は18
6℃であった。
実施例4 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3−フェニ
ル−シクロヘキサンのポリカーボネート 実施例1の手順を反復するが、344g(1モル)の1,1
−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3−フェニルシ
クロヘキサンを前記ビスフェノールの代わりに使用し
た。得られたポリカーボネートは相対粘度ηrel1.295
(塩化メチレンの溶液について測定した、c=5g/l、25
℃)を有した。ガラス転移温度Tg(示差熱分析による)
は231℃であった。
実施例5 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−4−クミル
シ−クロヘキサンのポリカーボネート 実施例1の手順を反復するが、386g(1モル)の1,1
−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−4−クミルシク
ロヘキサンを前記ビスフェノールの代わりに使用した。
得られたポリカーボネートは相対粘度ηrel1.307(塩化
メチレンの溶液について測定した、c=5g/l、25℃)を
有した。
実施例6 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−4−シクロ
ヘキシル−シクロヘキサンのポリカーボネート 実施例1の手順を反復するが、350g(1モル)の1,1
−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−4−シクロヘキ
シルシクロヘキサンを前記ビスフェノールの代わりに使
用した。得られたポリカーボネートは相対粘度ηrel1.2
89(塩化メチレンの溶液について測定した、c=5g/l、
25℃)を有した。
実施例7 実施例2を反復したが、ジフェノールの10モル%を3,
3′,5,5′−テトラブロモビスフェノールAで置換し
た。生ずるポリカーボネートはηrel1.302を有した。
実施例8〜38 防炎剤を含有するポリカーボネートの燃焼試験の結果
を表1に要約する。防炎剤を二軸スクリュー押出機ZSK3
2(Werner & Pfleidere Co.)で加工した。
燃焼の挙動は、ASTM−D 2863−70に従いO2指数により
決定した。これらの試験のためい、80×6×3mmの試験
片を射出成形により作った。
本発明の主な特徴および態様は、次の通りである。
1、少なくとも10,000の平均分子量wを有する熱可塑
性芳香族ポリカーボネートであって、式(I) 式中、 R1、R2、R3およびR4は、互いに独立に、水素、C1−C
12炭化水素基またはハロゲンであり、 mは2または3であり、そして Xは水素またはC6−C12炭化水素基であり、少なくと
も1つの置換基XはC6−C12炭化水素基である、 に相当する二官能性カーボネート構造単位を、前記ポリ
カーボネート中の二官能性カーボネート構造単位の合計
量に基づいて100〜1モル%の量で、含有することを特
徴とする、熱可塑性芳香族ポリカーボネート。
2、防炎性添加剤またはコモノマーを含有する、上記第
1項記載の熱可塑性芳香族ポリカーボネート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カルステン・イーデル ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエル ト・アムシユバルツカンプ 38 (72)発明者 ウルリツヒ・グリゴ ドイツ連邦共和国デー4152ケンペン・ミ ヘルスハイデ 9 (72)発明者 カルル・カツサー ドイツ連邦共和国デー5000ケルン80・ボ ルフスカウル 7 (72)発明者 クラウス‐クリスチヤン・ペツツ ドイツ連邦共和国デー5093ブルシヤイ ト・ローゼンクランツ 23 (72)発明者 マンフレート・ハジエク ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルク ーゼン1・テンペルホーフアーシユトラ ーセ 37 (56)参考文献 特開 昭61−62040(JP,A) 米国特許4368315(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08G 64/00 - 64/42 CA(STN) WPI(DIALOG)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも10,000の平均分子量wを有す
    る熱可塑性芳香族ポリカーボネートであって、式(I) 式中、 R1、R2、R3およびR4は、互いに独立に、水素、C1−C12
    炭化水素基またはハロゲンであり、 mは2または3であり、そして Xは水素またはC6−C12炭化水素基であり、少なくとも
    1つの置換基XはC6−C12炭化水素基である、 に相当する二官能性カーボネート構造単位を、前記ポリ
    カーボネート中の二官能性カーボネート構造単位の合計
    量に基づいて100〜1モル%の量で含有することを特徴
    とする、熱可塑性芳香族ポリカーボネート。
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