JP2837347B2 - 固定範囲を備えた釘 - Google Patents
固定範囲を備えた釘Info
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B19/00—Bolts without screw-thread; Pins, including deformable elements; Rivets
- F16B19/002—Resiliently deformable pins
- F16B19/004—Resiliently deformable pins made in one piece
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B15/00—Nails; Staples
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釘ヘッドとは反対の側
の導入端部から間隔をおいて形成された固定範囲を備え
た釘であって、前記固定範囲で湾曲させられた2つの拡
開脚部が、釘のシャンクから側方に突出しており、両拡
開脚部の間でシャンク内に自由空間が延びており、前記
両拡開脚部の両端部が、それぞれ真直なシャンク区分に
移行している形式のものに関する。
の導入端部から間隔をおいて形成された固定範囲を備え
た釘であって、前記固定範囲で湾曲させられた2つの拡
開脚部が、釘のシャンクから側方に突出しており、両拡
開脚部の間でシャンク内に自由空間が延びており、前記
両拡開脚部の両端部が、それぞれ真直なシャンク区分に
移行している形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許出願公開第334
5331号明細書に基づき、釘として構成された固定部
材が公知である。この公知の固定部材はヘッドとは反対
の側の導入端部の範囲に固定範囲を有している。この固
定範囲は、互いに間隔をおいて延びて外方に向かって湾
曲させられた2つの拡開脚部によって形成される。この
ような固定部材の固定は、築壁またはこれに類するもの
に予め穿孔された穿孔内にシャンクが打ち込まれるよう
にして行なわれる。穿孔内へのシャンクの打込み時に、
両拡開脚部は穿孔壁によって内方に押し合わされる。こ
の場合、両拡開脚部の間に存在する挿入体により、穿孔
壁に対する拡開脚部の圧着力を増大させることができ
る。打込み後に、この公知の固定部材の拡開脚部は、前
記挿入体の塑性戻し力および/または弾性戻し力によっ
て穿孔壁に押圧され、これによって高い保持力が得られ
る。しかしながら、前記挿入体に基づき、公知の釘の打
込み抵抗は極端に高い。
5331号明細書に基づき、釘として構成された固定部
材が公知である。この公知の固定部材はヘッドとは反対
の側の導入端部の範囲に固定範囲を有している。この固
定範囲は、互いに間隔をおいて延びて外方に向かって湾
曲させられた2つの拡開脚部によって形成される。この
ような固定部材の固定は、築壁またはこれに類するもの
に予め穿孔された穿孔内にシャンクが打ち込まれるよう
にして行なわれる。穿孔内へのシャンクの打込み時に、
両拡開脚部は穿孔壁によって内方に押し合わされる。こ
の場合、両拡開脚部の間に存在する挿入体により、穿孔
壁に対する拡開脚部の圧着力を増大させることができ
る。打込み後に、この公知の固定部材の拡開脚部は、前
記挿入体の塑性戻し力および/または弾性戻し力によっ
て穿孔壁に押圧され、これによって高い保持力が得られ
る。しかしながら、前記挿入体に基づき、公知の釘の打
込み抵抗は極端に高い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式の釘を改良して、築壁に設けられた穿孔内
に問題なく挿入可能であり、しかも高い保持値を有して
いるような釘を提供することである。
で述べた形式の釘を改良して、築壁に設けられた穿孔内
に問題なく挿入可能であり、しかも高い保持値を有して
いるような釘を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、前記自由空間が、U字形の横断面
を有する長手方向切欠きとして形成されており、該長手
方向切欠きが、釘ヘッドと前記固定範囲との間に位置す
る真直なシャンク区分から出発して、釘ヘッドとは反対
の側の導入端部にまで延びており、前記拡開脚部が、真
直なシャンクの切欠き加工によってシャンクの長手方向
軸線に対して対称的に外方に向かって湾曲させられてお
り、前記固定範囲の両端部に、前記真直なシャンク区分
へのなだらかな移行部が設けられており、前記固定範囲
が、ほぼ横断面円形に面取りされており、前記拡開脚部
の長手方向外縁部が平らに面取りされているようにし
た。
に本発明の構成では、前記自由空間が、U字形の横断面
を有する長手方向切欠きとして形成されており、該長手
方向切欠きが、釘ヘッドと前記固定範囲との間に位置す
る真直なシャンク区分から出発して、釘ヘッドとは反対
の側の導入端部にまで延びており、前記拡開脚部が、真
直なシャンクの切欠き加工によってシャンクの長手方向
軸線に対して対称的に外方に向かって湾曲させられてお
り、前記固定範囲の両端部に、前記真直なシャンク区分
へのなだらかな移行部が設けられており、前記固定範囲
が、ほぼ横断面円形に面取りされており、前記拡開脚部
の長手方向外縁部が平らに面取りされているようにし
た。
【0005】
【発明の効果】本発明によれば、長手方向切欠きによっ
て形成された、側方に突出した拡開脚部が、穿孔内への
釘の打込み時に塑性変形と弾性変形とによって内方に押
圧され、ひいては穿孔壁との摩擦接続を形成する。固定
範囲の弾性変形分と塑性変形分とに基づき、高い保持値
が得られる。弾性変形分に基づき、釘はたとえば亀裂形
成による穿孔拡張を大きな保持値損失なく補償すること
もできる。既に固定範囲の手前に位置する、つまり釘ヘ
ッドと固定範囲との間に位置する真直なシャンク区分か
ら出発して、釘ヘッドとは反対の側の導入端部にまで延
びる長手方向切欠きは、固定範囲への移行区域に高い可
撓性を生ぜしめる。このように高い可撓性は、特に狭い
穿孔内における釘の打込み抵抗を著しく減少させる。さ
らに、導入端部で開いている長手方向切欠きに基づき、
穿孔内に存在する穿孔チップを釘の打込み時に収容する
ことも可能になる。したがって、導入端部にまで延びる
長手方向切欠きにより、穿孔チップが導入端部に堆積し
て、釘の打込みが妨げられたり、またはそれどころか打
込みが不可能となってしまうことは回避される。さら
に、長手方向切欠きを埋める穿孔チップは保持値をも増
大させる。なぜならば、穿孔チップが付加的に摩擦手段
として作用するからである。
て形成された、側方に突出した拡開脚部が、穿孔内への
釘の打込み時に塑性変形と弾性変形とによって内方に押
圧され、ひいては穿孔壁との摩擦接続を形成する。固定
範囲の弾性変形分と塑性変形分とに基づき、高い保持値
が得られる。弾性変形分に基づき、釘はたとえば亀裂形
成による穿孔拡張を大きな保持値損失なく補償すること
もできる。既に固定範囲の手前に位置する、つまり釘ヘ
ッドと固定範囲との間に位置する真直なシャンク区分か
ら出発して、釘ヘッドとは反対の側の導入端部にまで延
びる長手方向切欠きは、固定範囲への移行区域に高い可
撓性を生ぜしめる。このように高い可撓性は、特に狭い
穿孔内における釘の打込み抵抗を著しく減少させる。さ
らに、導入端部で開いている長手方向切欠きに基づき、
穿孔内に存在する穿孔チップを釘の打込み時に収容する
ことも可能になる。したがって、導入端部にまで延びる
長手方向切欠きにより、穿孔チップが導入端部に堆積し
て、釘の打込みが妨げられたり、またはそれどころか打
込みが不可能となってしまうことは回避される。さら
に、長手方向切欠きを埋める穿孔チップは保持値をも増
大させる。なぜならば、穿孔チップが付加的に摩擦手段
として作用するからである。
【0006】固定範囲は、たとえば楔体を用いた切欠き
加工過程によりシャンクが対称的に拡開されると同時
に、なだらかな移行部が加工成形されるように形成され
る。
加工過程によりシャンクが対称的に拡開されると同時
に、なだらかな移行部が加工成形されるように形成され
る。
【0007】拡開脚部の外周面はほぼ横断面円形に成形
されていて、しかもシャンク直径よりも少しだけ大きな
直径を有している。したがって、固定範囲における丸み
はほぼシャンクと穿孔壁との丸みに相当しており、これ
により固定範囲においても、穿孔壁に対する均一な面接
触が得られる。したがって、釘は固定範囲において穿孔
に点状に緊定されるのではなく、面状に緊定される訳で
ある。このことは、保持値を著しく改善する。拡開脚部
の長手方向外縁部が平らに面取りされていることに基づ
き、穿孔内への釘の打込み時に拡開脚部の、内側への曲
げ込みが容易になる。
されていて、しかもシャンク直径よりも少しだけ大きな
直径を有している。したがって、固定範囲における丸み
はほぼシャンクと穿孔壁との丸みに相当しており、これ
により固定範囲においても、穿孔壁に対する均一な面接
触が得られる。したがって、釘は固定範囲において穿孔
に点状に緊定されるのではなく、面状に緊定される訳で
ある。このことは、保持値を著しく改善する。拡開脚部
の長手方向外縁部が平らに面取りされていることに基づ
き、穿孔内への釘の打込み時に拡開脚部の、内側への曲
げ込みが容易になる。
【0008】長手方向切欠きはU字形の横断面を有して
いる。このことは、切欠き加工用の対応する楔体の使用
によって得られる。これによって、切欠き基部の範囲で
は、固定範囲の充分に均一な横断面に基づき、湾曲させ
られた拡開脚部のための高い弾性率が生ぜしめられる。
いる。このことは、切欠き加工用の対応する楔体の使用
によって得られる。これによって、切欠き基部の範囲で
は、固定範囲の充分に均一な横断面に基づき、湾曲させ
られた拡開脚部のための高い弾性率が生ぜしめられる。
【0009】本発明の有利な構成では、釘ヘッドから出
発して固定範囲の手前で終わっているプラスチック被覆
体により、穿孔開口の範囲における穿孔のシールに基づ
く付加的な防食が得られる。
発して固定範囲の手前で終わっているプラスチック被覆
体により、穿孔開口の範囲における穿孔のシールに基づ
く付加的な防食が得られる。
【0010】本発明による釘を穿孔内での固定後に再び
穿孔から取り出すことは極めて困難であるので、本発明
のさらに別の改良形では、釘の釘ヘッドが、上面に設け
られたセンタリング切欠きを備えており、このセンタリ
ング切欠きが、シャンクの中心軸線に対して同心的に位
置決めされている。このセンタリング切欠きは、シャン
ク直径に相当する直径を有するドリルビットを用いた釘
ヘッドの正確な穿孔除去を可能にする。これによって、
取外しが必要な場合には、たとえば壁に固定されたボー
ドをヘッドなしの釘から問題なく引き抜くことができ
る。
穿孔から取り出すことは極めて困難であるので、本発明
のさらに別の改良形では、釘の釘ヘッドが、上面に設け
られたセンタリング切欠きを備えており、このセンタリ
ング切欠きが、シャンクの中心軸線に対して同心的に位
置決めされている。このセンタリング切欠きは、シャン
ク直径に相当する直径を有するドリルビットを用いた釘
ヘッドの正確な穿孔除去を可能にする。これによって、
取外しが必要な場合には、たとえば壁に固定されたボー
ドをヘッドなしの釘から問題なく引き抜くことができ
る。
【0011】釘の打込み時における長手方向切欠き内へ
の穿孔チップの流入を改善するためには、導入端部が、
釘先端を形成するための斜面を備えていると有利であ
る。
の穿孔チップの流入を改善するためには、導入端部が、
釘先端を形成するための斜面を備えていると有利であ
る。
【0012】本発明のさらに別の有利な構成では、釘の
固定範囲が、横断面三角形の長手方向リブを備えてい
る。この長手方向リブは長手方向切欠きとは反対の側に
配置されている。固定範囲の外周面を越えて突出した前
記長手方向リブを用いて、両拡開脚部に対して付加的に
穿孔内での別の接触が得られるので、一方では三点支持
に基づきセンタリング効果が得られ、他方では拡開脚部
の一層高い押圧力が得られる。長手方向リブの横断面が
三角形に形成されていることに基づき、この長手方向リ
ブは穿孔製作誤差をも補償することができる。長手方向
リブは比較的狭径の穿孔の場合には穿孔壁に比較的大き
く食い込み、また比較的広径の穿孔の場合には穿孔壁に
比較的小さく食い込むので、穿孔直径とは全く無関係に
固定範囲の不変の摩擦が形成される。
固定範囲が、横断面三角形の長手方向リブを備えてい
る。この長手方向リブは長手方向切欠きとは反対の側に
配置されている。固定範囲の外周面を越えて突出した前
記長手方向リブを用いて、両拡開脚部に対して付加的に
穿孔内での別の接触が得られるので、一方では三点支持
に基づきセンタリング効果が得られ、他方では拡開脚部
の一層高い押圧力が得られる。長手方向リブの横断面が
三角形に形成されていることに基づき、この長手方向リ
ブは穿孔製作誤差をも補償することができる。長手方向
リブは比較的狭径の穿孔の場合には穿孔壁に比較的大き
く食い込み、また比較的広径の穿孔の場合には穿孔壁に
比較的小さく食い込むので、穿孔直径とは全く無関係に
固定範囲の不変の摩擦が形成される。
【0013】長手方向リブを備えた釘の、穿孔内への導
入および打込みを容易にするためには、長手方向リブ
が、導入端部に対して間隔をおいて先細り部で終わって
いると有利である。
入および打込みを容易にするためには、長手方向リブ
が、導入端部に対して間隔をおいて先細り部で終わって
いると有利である。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく
説明する。
説明する。
【0015】図1に示した釘1はシャンク2を有してい
る。このシャンク2は固定範囲3と釘ヘッド4とを備え
ている。固定範囲3は釘ヘッド4とは反対の側の導入端
部5から少しだけ引き離されているので、導入端部5と
固定範囲3との間には、真直なシャンク区分6が残って
いる。固定範囲3と釘ヘッド4との間には、シャンク区
分6よりの長い真直なシャンク区分7が延びている。
る。このシャンク2は固定範囲3と釘ヘッド4とを備え
ている。固定範囲3は釘ヘッド4とは反対の側の導入端
部5から少しだけ引き離されているので、導入端部5と
固定範囲3との間には、真直なシャンク区分6が残って
いる。固定範囲3と釘ヘッド4との間には、シャンク区
分6よりの長い真直なシャンク区分7が延びている。
【0016】金属から製造された釘1は楔体を用いた切
欠き加工過程によって固定範囲3で切欠き加工されるの
で、U字形の横断面を備えた長手方向切欠き8が形成さ
れている。長手方向切欠き8は側方の拡開脚部9,10
によって仕切られる。両拡開脚部は外方に湾曲させられ
た状態で、シャンク2よりも側方へ突出している。釘の
打込み時における、導入端部5で開いている長手方向切
欠き8への穿孔チップの供給を改善するためには、導入
端部5が斜面11を備えている。
欠き加工過程によって固定範囲3で切欠き加工されるの
で、U字形の横断面を備えた長手方向切欠き8が形成さ
れている。長手方向切欠き8は側方の拡開脚部9,10
によって仕切られる。両拡開脚部は外方に湾曲させられ
た状態で、シャンク2よりも側方へ突出している。釘の
打込み時における、導入端部5で開いている長手方向切
欠き8への穿孔チップの供給を改善するためには、導入
端部5が斜面11を備えている。
【0017】図2からは、長手方向切欠き8が横断面U
字形に切欠き加工されていることが判る。これによっ
て、切欠き基部の範囲には、固定範囲3のための均一な
肉厚さが得られる。このような均一な肉厚さに基づき、
外方に向かって湾曲させられた拡開脚部9,10の高い
弾性率が得られる。長手方向切欠き8の開口を仕切る、
拡開脚部9,10の長手方向外縁部17が平らに面取り
されていることにより、内側への曲げ込みおよび穿孔壁
への接触が助成される。
字形に切欠き加工されていることが判る。これによっ
て、切欠き基部の範囲には、固定範囲3のための均一な
肉厚さが得られる。このような均一な肉厚さに基づき、
外方に向かって湾曲させられた拡開脚部9,10の高い
弾性率が得られる。長手方向切欠き8の開口を仕切る、
拡開脚部9,10の長手方向外縁部17が平らに面取り
されていることにより、内側への曲げ込みおよび穿孔壁
への接触が助成される。
【0018】図3に示した縦断面図は図1の釘を示して
いるが、ただし90゜だけ回転させられている。導入端
部5に設けられた斜面11は長手方向切欠き8の開いた
側から鋭角の角度で長手方向切欠き8の基部12にまで
延びている。
いるが、ただし90゜だけ回転させられている。導入端
部5に設けられた斜面11は長手方向切欠き8の開いた
側から鋭角の角度で長手方向切欠き8の基部12にまで
延びている。
【0019】図5には、釘ヘッド4とシャンク2の範囲
にプラスチック被覆体13を備えた釘1が示されてい
る。固定範囲3に到達する手前で、プラスチック被覆体
13はなだらかにシャンク2に移行するように終わって
いる。
にプラスチック被覆体13を備えた釘1が示されてい
る。固定範囲3に到達する手前で、プラスチック被覆体
13はなだらかにシャンク2に移行するように終わって
いる。
【0020】釘ヘッド4の上面には、センタリング切欠
き14が圧刻加工されている。このセンタリング切欠き
14はシャンク2の長手方向軸線に対して同心的に位置
決めされている。
き14が圧刻加工されている。このセンタリング切欠き
14はシャンク2の長手方向軸線に対して同心的に位置
決めされている。
【0021】図2、図3および図4には、釘1の固定範
囲3における長手方向リブ15の配置が認められる。こ
の長手方向リブ15は三角形の横断面形状を有してい
て、長手方向切欠き8とは反対の側に位置している。穿
孔内への釘1の導入および打込みを容易にするために
は、長手方向リブ15が導入端部5に対して間隔をおい
て終わっていて、しかも先細り部16を備えている。
囲3における長手方向リブ15の配置が認められる。こ
の長手方向リブ15は三角形の横断面形状を有してい
て、長手方向切欠き8とは反対の側に位置している。穿
孔内への釘1の導入および打込みを容易にするために
は、長手方向リブ15が導入端部5に対して間隔をおい
て終わっていて、しかも先細り部16を備えている。
【図1】本発明による釘の概略図である。
【図2】図1に示した釘の導入端部の平面図である。
【図3】図1に示した釘を90゜だけ回転させた状態で
見た図である。
見た図である。
【図4】図1に示した釘の背面図である。
【図5】図1に示した釘のプラスチック被覆体を示す概
略図である。
略図である。
1 釘、 2 シャンク、 3 固定範囲、 4 釘ヘ
ッド、 5 導入端部、 6,7 シャンク区分、 8
長手方向切欠き、 9,10 拡開脚部、11 斜
面、 12 基部、 13 プラスチック被覆体、 1
4 センタリング切欠き、 15 長手方向リブ、 1
6 先細り部
ッド、 5 導入端部、 6,7 シャンク区分、 8
長手方向切欠き、 9,10 拡開脚部、11 斜
面、 12 基部、 13 プラスチック被覆体、 1
4 センタリング切欠き、 15 長手方向リブ、 1
6 先細り部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 P4331583.6 (32)優先日 1993年9月17日 (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (56)参考文献 特開 昭60−159411(JP,A) 特開 昭62−251511(JP,A) 特開 平1−203706(JP,A) 実開 平2−16812(JP,U) 実開 平2−27008(JP,U) 実開 昭50−188664(JP,U) 実公 平2−49370(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16B 15/00 - 15/08
Claims (6)
- 【請求項1】 釘ヘッドとは反対の側の導入端部から間
隔をおいて形成された固定範囲を備えた釘であって、前
記固定範囲で湾曲させられた2つの拡開脚部が、釘のシ
ャンクから側方に突出しており、両拡開脚部の間でシャ
ンク内に自由空間が延びており、前記両拡開脚部の両端
部が、それぞれ真直なシャンク区分に移行している形式
のものにおいて、前記自由空間が、U字形の横断面を有
する長手方向切欠き(8)として形成されており、該長
手方向切欠き(8)が、釘ヘッド(4)と前記固定範囲
(3)との間に位置する真直なシャンク区分(7)から
出発して、釘ヘッド(4)とは反対の側の導入端部
(5)にまで延びており、前記拡開脚部(9,10)
が、真直なシャンク(2)の切欠き加工によってシャン
クの長手方向軸線に対して対称的に外方に向かって湾曲
させられており、前記固定範囲(3)の両端部に、前記
真直なシャンク区分(6,7)へのなだらかな移行部が
設けられており、前記固定範囲(3)が、ほぼ横断面円
形に面取りされており、前記拡開脚部(9,10)の長
手方向外縁部が平らに面取りされていることを特徴とす
る、固定範囲を備えた釘。 - 【請求項2】 釘ヘッド(4)と、該釘ヘッドに続いて
設けられたシャンク区分(7)とが、プラスチック被覆
体(13)を有しており、該プラスチック被覆体の壁
が、前記固定範囲(3)への到達前になだらかにシャン
ク(2)に移行するように終わっている、請求項1記載
の釘。 - 【請求項3】 釘(1)の釘ヘッド(4)が、上面に設
けられたセンタリング切欠き(14)を備えており、該
センタリング切欠きが、シャンク(2)の長手方向軸線
に対して同心的に位置決めされている、請求項1記載の
釘。 - 【請求項4】 導入端部(5)が、斜面(11)によっ
て形成された釘先端を有している、請求項1記載の釘。 - 【請求項5】 釘(1)の前記固定範囲(3)が、前記
長手方向切欠き(8)とは反対の側に、横断面三角形の
長手方向リブ(15)を備えている、請求項1記載の
釘。 - 【請求項6】 前記長手方向リブ(15)が、導入端部
(5)に対して間隔をおいて先細り部(16)で終わっ
ている、請求項5記載の釘。
Applications Claiming Priority (8)
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