JP2822521B2 - 生素地成形体の把持装置 - Google Patents
生素地成形体の把持装置Info
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- JP2822521B2 JP2822521B2 JP34227589A JP34227589A JP2822521B2 JP 2822521 B2 JP2822521 B2 JP 2822521B2 JP 34227589 A JP34227589 A JP 34227589A JP 34227589 A JP34227589 A JP 34227589A JP 2822521 B2 JP2822521 B2 JP 2822521B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、生素地成形体の把持装置に関する。
(従来の技術) 便器等の陶器の製造に際しては、一般に、排泥鋳込み
成形法等で成形された生素地成形体を乾燥し、この乾燥
した生素地成形に釉薬を塗布して焼成する方法が採用さ
れる。このため、成形された生素地成形体は成形ステー
ションから順次乾燥ステーション、施釉ステーションお
よび焼成ステーションにコンベア等で移送され、各ステ
ーションにおいてコンベアから移載される。そして、コ
ンベアからの移載時においては生素地成形体を把持装置
により把持して移載し、また、施釉工程で釉薬を塗布し
た後生素地成形体を把持装置により把持して次工程のコ
ンベアへ移載する。
成形法等で成形された生素地成形体を乾燥し、この乾燥
した生素地成形に釉薬を塗布して焼成する方法が採用さ
れる。このため、成形された生素地成形体は成形ステー
ションから順次乾燥ステーション、施釉ステーションお
よび焼成ステーションにコンベア等で移送され、各ステ
ーションにおいてコンベアから移載される。そして、コ
ンベアからの移載時においては生素地成形体を把持装置
により把持して移載し、また、施釉工程で釉薬を塗布し
た後生素地成形体を把持装置により把持して次工程のコ
ンベアへ移載する。
(発明が解決しようとする課題) 上述のように、陶器の製造に際しては生素地成形体を
把持することが不可欠であるが、生素地成形体は脆弱で
あるため、その把持が困難であるという問題があった。
この問題の解決には個々の生素地成形体にそれぞれ専用
の把持用の治具を設けることが有効であると考えられる
が、数種の陶器を製造する製造ライン、例えば大きさが
異なる大便器を製造する製造ラインでは製造する陶器の
種類に応じて治具を交換しなければならず生産効率の低
下を招くという問題が生じる。
把持することが不可欠であるが、生素地成形体は脆弱で
あるため、その把持が困難であるという問題があった。
この問題の解決には個々の生素地成形体にそれぞれ専用
の把持用の治具を設けることが有効であると考えられる
が、数種の陶器を製造する製造ライン、例えば大きさが
異なる大便器を製造する製造ラインでは製造する陶器の
種類に応じて治具を交換しなければならず生産効率の低
下を招くという問題が生じる。
この発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、種類
が異なる生素地成形体を損傷すること無く容易に把持で
きる把持装置を提供し、生産効率の向上を図ることを目
的とする。
が異なる生素地成形体を損傷すること無く容易に把持で
きる把持装置を提供し、生産効率の向上を図ることを目
的とする。
(課題を解決するための手段) この発明は、少なくとも1面視の外形状が略楕円形の
生素地成形体を把持する生素地成形体の把持装置におい
て、前記生素地成形体の外形の長軸方向の両外側部にそ
れぞれ係合する2本の腕を設け、これら腕部で前記生素
地成形体を互いに接近する方向に押圧して生素地成形体
を把持することが要旨である。
生素地成形体を把持する生素地成形体の把持装置におい
て、前記生素地成形体の外形の長軸方向の両外側部にそ
れぞれ係合する2本の腕を設け、これら腕部で前記生素
地成形体を互いに接近する方向に押圧して生素地成形体
を把持することが要旨である。
(作用) この発明にかかる生素地成形体の把持装置によれば、
生素地成形体は1面視の外形が略楕円形状を成して長軸
方向に作用する力に対して大きな強さを有し、2本の腕
により生素地成形体を長軸方向の両外側部を押圧して把
持する。したがって、生素地成形体を損傷させること無
く把持でき、また、把持に特別の治具を必要としない。
そして、2本の腕の間隔を変えることで大きさが異なる
生素地成形体も把持でき、高い汎用性を得られる。
生素地成形体は1面視の外形が略楕円形状を成して長軸
方向に作用する力に対して大きな強さを有し、2本の腕
により生素地成形体を長軸方向の両外側部を押圧して把
持する。したがって、生素地成形体を損傷させること無
く把持でき、また、把持に特別の治具を必要としない。
そして、2本の腕の間隔を変えることで大きさが異なる
生素地成形体も把持でき、高い汎用性を得られる。
(実施例) 以下、この本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
第1図および第2図はこの発明の一実施例にかかる生
素地成形体の把持装置を示し、第1図が正面図、第2図
が平面図である。
素地成形体の把持装置を示し、第1図が正面図、第2図
が平面図である。
図中、11は把持装置を示し、把持装置11は図外の乾燥
ステーションから延設されたコンベア12に並設されてい
る。このコンベア12は乾燥ステーションから生素地成形
体13を搬送し、把持装置11はコンベア12から生素地成形
体13を取り出して生素地成形体13を移載する。
ステーションから延設されたコンベア12に並設されてい
る。このコンベア12は乾燥ステーションから生素地成形
体13を搬送し、把持装置11はコンベア12から生素地成形
体13を取り出して生素地成形体13を移載する。
把持装置11は、基体14の上部に取付部材15が回転可能
かつコンベア12に向って進退動可能に支持され、この取
付部材15に上下に離間した位置で2対の腕部16,17が取
り付けられている。第2図に明らかなように、上方の腕
部16は、基端が駆動機構18を介して取付部材15に支持さ
れ、先端にパッド19が設けられている。駆動機構18は、
取付部材15に回転自在に支持されたスクリュシャフト2
0、スクリュシャフト20に螺合した2つのナット21a,21b
およびスクリュシャフト20を回転駆動するモータ(図示
せず)を有し、ナット21a,21bにそれぞれ腕部16の基端
が固着されている。この駆動機構18は、モータによるス
クリュシャフト20の回転でナット21a,21bが互いに接近
または離隔する方向に移動して腕部16を駆動する。同様
に、下方の腕部17も、基端が駆動機構(図中明示せず)
を介して取付部材15に支持され、先端にパッド(図中明
示せず)が固着されている。後述するように、上方の腕
部16は生素地成形体13のリムを、下方の腕部17は生素地
成形体13の本体を把持する。上述した腕部16,17、駆動
機構18および取付部材15が把持装置30を構成する。
かつコンベア12に向って進退動可能に支持され、この取
付部材15に上下に離間した位置で2対の腕部16,17が取
り付けられている。第2図に明らかなように、上方の腕
部16は、基端が駆動機構18を介して取付部材15に支持さ
れ、先端にパッド19が設けられている。駆動機構18は、
取付部材15に回転自在に支持されたスクリュシャフト2
0、スクリュシャフト20に螺合した2つのナット21a,21b
およびスクリュシャフト20を回転駆動するモータ(図示
せず)を有し、ナット21a,21bにそれぞれ腕部16の基端
が固着されている。この駆動機構18は、モータによるス
クリュシャフト20の回転でナット21a,21bが互いに接近
または離隔する方向に移動して腕部16を駆動する。同様
に、下方の腕部17も、基端が駆動機構(図中明示せず)
を介して取付部材15に支持され、先端にパッド(図中明
示せず)が固着されている。後述するように、上方の腕
部16は生素地成形体13のリムを、下方の腕部17は生素地
成形体13の本体を把持する。上述した腕部16,17、駆動
機構18および取付部材15が把持装置30を構成する。
生素地成形体13は、大便器用の成形体であり、本体22
の上部にリム23が一体に形成されている。この生素地成
形体13は、第2図に明らかなように、完成品である大便
器と同一の形状、すなわち前後に長い平面視略楕円形状
を有し、リム23の前後部が腕部16により、本体22の前後
部が腕部17により把持される。図中明示しないが、本体
22にはボール部および排水路等が形成されている。
の上部にリム23が一体に形成されている。この生素地成
形体13は、第2図に明らかなように、完成品である大便
器と同一の形状、すなわち前後に長い平面視略楕円形状
を有し、リム23の前後部が腕部16により、本体22の前後
部が腕部17により把持される。図中明示しないが、本体
22にはボール部および排水路等が形成されている。
なお、24は排水路に塗布するための釉薬を注入する釉
薬吐出口25を支持する支持アーム、26はコンベア13に基
体14との間に配置された受け台である。支持アーム24は
三次元的に駆動されて釉薬吐出口25の位置を決定し、釉
薬吐出口25は図外の釉薬吐出器等に連絡されて釉薬を受
け台26上の生素地成形体13を注入し、受け台26は生素地
成形体13から滴下する釉薬を受け止める。
薬吐出口25を支持する支持アーム、26はコンベア13に基
体14との間に配置された受け台である。支持アーム24は
三次元的に駆動されて釉薬吐出口25の位置を決定し、釉
薬吐出口25は図外の釉薬吐出器等に連絡されて釉薬を受
け台26上の生素地成形体13を注入し、受け台26は生素地
成形体13から滴下する釉薬を受け止める。
このような把持装置11にあっては、コンベア12によっ
て搬送される生素地成形体13を腕部16,17により把持し
てコンベア12から取り出し、生素地成形体13を腕部16,1
7より把持して受け台26の上方に位置させる。ここで、
腕部16は生素地成形体13のリム23の前後部にパッド19を
当ててリム23を前後方向から挟持し、また同様に腕部17
も本体22の前後部にパッドを当てて挟持するため、生素
地成形体13を損傷させること無く把持できる。すなわ
ち、生素地成形体13は平面視で前後に長い略楕円形状を
有して前後方向の力に対して大きな強さを有し、腕部1
6,17はそれぞれが前後方向にリム23と本体22とを挟持す
るため、生素地成形体13を損傷させること無く把持でき
る。また、大きさが異なる生素地成形体13を把持する場
合でも、腕部16,17の間隔をそれぞれ変えるのみで対処
でき、特別の治具を必要としない。
て搬送される生素地成形体13を腕部16,17により把持し
てコンベア12から取り出し、生素地成形体13を腕部16,1
7より把持して受け台26の上方に位置させる。ここで、
腕部16は生素地成形体13のリム23の前後部にパッド19を
当ててリム23を前後方向から挟持し、また同様に腕部17
も本体22の前後部にパッドを当てて挟持するため、生素
地成形体13を損傷させること無く把持できる。すなわ
ち、生素地成形体13は平面視で前後に長い略楕円形状を
有して前後方向の力に対して大きな強さを有し、腕部1
6,17はそれぞれが前後方向にリム23と本体22とを挟持す
るため、生素地成形体13を損傷させること無く把持でき
る。また、大きさが異なる生素地成形体13を把持する場
合でも、腕部16,17の間隔をそれぞれ変えるのみで対処
でき、特別の治具を必要としない。
次に、受け台26の上方に位置する生素地成形体13に向
けて釉薬吐出口25から釉薬を注入する。この時、生素地
成形体13の排水路には釉薬が滞留するため、取付部材15
を回転させて生素地成形体13を揺動させ、生素地成形体
13の排水路壁面全域に釉薬を付着させる。そして、生素
地成形体13を転回して排水路内の釉薬を受け台26上に排
出し、生素地成形体13を次工程に搬送する。
けて釉薬吐出口25から釉薬を注入する。この時、生素地
成形体13の排水路には釉薬が滞留するため、取付部材15
を回転させて生素地成形体13を揺動させ、生素地成形体
13の排水路壁面全域に釉薬を付着させる。そして、生素
地成形体13を転回して排水路内の釉薬を受け台26上に排
出し、生素地成形体13を次工程に搬送する。
なお、上述した駆動機構18にはモーターのトルクリミ
ッタ機構等を設ければ生素地成形体13の損傷はより有効
に防止でき、また、駆動機構18はエアシリンダ等から構
成することも可能である。
ッタ機構等を設ければ生素地成形体13の損傷はより有効
に防止でき、また、駆動機構18はエアシリンダ等から構
成することも可能である。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明にかかる生素地成形体
の把持装置によれば、生素地成形体を損傷させること無
く把持でき、また、大きさが異なる生素地成形体も特別
の治具を設けること無く把持でき、製造ラインの生産効
率を向上できる。
の把持装置によれば、生素地成形体を損傷させること無
く把持でき、また、大きさが異なる生素地成形体も特別
の治具を設けること無く把持でき、製造ラインの生産効
率を向上できる。
【図面の簡単な説明】 第1図および第2図はこの発明の一実施例にかかる把持
装置を示し、第1図が正面図、第2図が平面図である。 11は施釉装置、13は生素地成形体、16,17は腕部、18は
駆動機構、30は把持装置である。
装置を示し、第1図が正面図、第2図が平面図である。 11は施釉装置、13は生素地成形体、16,17は腕部、18は
駆動機構、30は把持装置である。
Claims (1)
- 【請求項1】少なくとも1面視の外形状が略楕円形の生
素地成形体を把持する生素地成形体の把持装置におい
て、 前記生素地成形体の外形の長軸方向の両外側部にそれぞ
れ係合する2本の腕を設け、これら腕部で前記生素地成
形体を互いに接近する方向に押圧して生素地成形体を把
持することを特徴とする生素地成形体の把持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34227589A JP2822521B2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 生素地成形体の把持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34227589A JP2822521B2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 生素地成形体の把持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03203608A JPH03203608A (ja) | 1991-09-05 |
JP2822521B2 true JP2822521B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=18352462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34227589A Expired - Fee Related JP2822521B2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 生素地成形体の把持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2822521B2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-29 JP JP34227589A patent/JP2822521B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03203608A (ja) | 1991-09-05 |
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Legal Events
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