JP2792561B2 - 建築用パネル - Google Patents
建築用パネルInfo
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物の外壁、内壁を構成するのに有
用な建築用パネル(以下、単にパネルという)に関する
ものである。さらに詳しくは、化粧面幅、パネル厚さを
大きくしても、雄、雌嵌合構造にして壁下地より剥落す
ることがなく、かつ、釘等の固定具が外部へ露出しな
く、表面、裏面を化粧面として使用することを可能と
し、さらには耐火性も向上した落とし込み型のパネルに
関するものである。
用な建築用パネル(以下、単にパネルという)に関する
ものである。さらに詳しくは、化粧面幅、パネル厚さを
大きくしても、雄、雌嵌合構造にして壁下地より剥落す
ることがなく、かつ、釘等の固定具が外部へ露出しな
く、表面、裏面を化粧面として使用することを可能と
し、さらには耐火性も向上した落とし込み型のパネルに
関するものである。
従来、この種のパネルとしては表面材として金属製板
材、裏面材としてシート状物を使用し、合成樹脂発泡体
よりなる芯材で一体化した突合わせ構造、実矧ぎ構造、
相决り構造、引っ掛け構造の連結部を有するパネルが数
多く上市されている。
材、裏面材としてシート状物を使用し、合成樹脂発泡体
よりなる芯材で一体化した突合わせ構造、実矧ぎ構造、
相决り構造、引っ掛け構造の連結部を有するパネルが数
多く上市されている。
しかしながらこの種パネルでは、躯体に固定するのに
釘、ボルト等を用い、脳天から固定すると、地震等によ
る躯体の変形に追従することができず、破損してしまう
不利があった。また、化粧面幅が600〜900mm位の大型の
パネルの場合には、従来、化粧面からの脳天打ちが通常
の施工法であり、これでは化粧面に釘、ボルト等の固定
具が露出してしまい、美観性、耐候性を大幅に劣化させ
るものであった。さらに、裏面材側を化粧面としても使
用できる構造とした落とし込み型のパネルは存在しなか
った。また、耐火性に問題があった。
釘、ボルト等を用い、脳天から固定すると、地震等によ
る躯体の変形に追従することができず、破損してしまう
不利があった。また、化粧面幅が600〜900mm位の大型の
パネルの場合には、従来、化粧面からの脳天打ちが通常
の施工法であり、これでは化粧面に釘、ボルト等の固定
具が露出してしまい、美観性、耐候性を大幅に劣化させ
るものであった。さらに、裏面材側を化粧面としても使
用できる構造とした落とし込み型のパネルは存在しなか
った。また、耐火性に問題があった。
本発明はこのような欠点を除去するため、2枚の金属
製板材の化粧面部の長手方向の一端縁には化粧面部の一
側縁を内方に屈曲した側壁と、側壁の下端を化粧面部と
略平行に突出した目地下地と、目地下地の先端を内方に
化粧面部と略平行に屈曲した上縁と、上縁の先端を外方
に化粧面部と略平行に突出した下縁とからなる固定部を
形成し、他端縁には化粧面部の他端縁を内方に屈曲した
側壁と、側壁の下端縁を内方に化粧面部の略平行に屈曲
した上面と、上面の先端を外方に化粧面部と略平行に屈
曲した下面とから差込部を形成してなり、一方の金属製
板材の差込部と他方の金属製板材の固定部側を対面させ
ると共に、金属製板材を左右にずらした状態で接触しな
いように前記芯材で一体化したパネルを提供するもので
ある。
製板材の化粧面部の長手方向の一端縁には化粧面部の一
側縁を内方に屈曲した側壁と、側壁の下端を化粧面部と
略平行に突出した目地下地と、目地下地の先端を内方に
化粧面部と略平行に屈曲した上縁と、上縁の先端を外方
に化粧面部と略平行に突出した下縁とからなる固定部を
形成し、他端縁には化粧面部の他端縁を内方に屈曲した
側壁と、側壁の下端縁を内方に化粧面部の略平行に屈曲
した上面と、上面の先端を外方に化粧面部と略平行に屈
曲した下面とから差込部を形成してなり、一方の金属製
板材の差込部と他方の金属製板材の固定部側を対面させ
ると共に、金属製板材を左右にずらした状態で接触しな
いように前記芯材で一体化したパネルを提供するもので
ある。
以下に図面を用いて本発明に係るパネルについて詳細
に説明する。第1図は上記パネルAの代表例であり、金
属製板材(以下、単に板材という)1、16、芯材31から
なるサンドイッチ構造のパネルAである。板材1、16は
金属薄板材よりなり、例えばAl、Fe、Cu、ステンレス、
アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、カラー鋼板、ホーロー鋼
板、フッ素樹脂塗装鋼板、クラッド鋼板、サンドイッチ
鋼板等の一種をプレス成形、押出成形、ロール成形等に
よって形成したものである。さらに詳説すると、板材1
は第2図に示すように、横長の化粧面部2と、固定部
5、差込部11とから樋状部1aを形成したものであり、化
粧面部2は化粧面2aと、化粧面2aの幅方向の端縁を内方
に任意角度で屈曲した側壁3、4からなり、固定部5は
側壁3の下端を外側方に突出した目地下地6と、目地下
地6の先端を内方に屈曲し先端を内側方に突出した上縁
7と、目地下地6の先端部と上縁7よりなる差込兼固定
縁8と、上縁7の先端を内方に屈曲し先端を外側方に突
出した下縁9と、上縁7と下縁9とからなる断面略コ字
状の係合溝10と、目地下地6の先端近傍に形成した溝部
6aよりなるものであり、差込部11は側端4の下端縁を内
側方に屈曲した上面12と、上面12の先端を内方に屈曲し
先端を外側方に突出した下面13と、上面12と下面13とか
ら断面略逆コ字状に形成した嵌合溝14と、下面13の先端
を内方に屈曲し先端を内側方に突出した補強片15とから
なるものである。板材16は第3図に示すように横長の化
粧面部17と、固定部20と、差込部26とから樋状部16aを
形成したものであり、化粧面部17は化粧面17aと、化粧
面17aの幅方向の端縁を外方に任意角度で屈曲した側壁1
8、19とからなり、固定部20は側壁18の下端を外側方に
突出した目地下地21と、目地下地21の先端を外方に屈曲
し先端を内側方に突出した上縁22と、目地下地21の先端
部と上縁22よりなる差込兼固定縁23と、上縁22の先端を
外方に屈曲し先端を外側方に突出した下縁24と、上縁22
と下縁24とからなる断面略コ字状の係合溝25とからな
り、差込部26は側壁19の下端縁を内側方に屈曲した上面
27と、上面27の先端を外方に屈曲し先端を外側方に突出
した下面28と、上面27と下面28とから断面略逆コ字状に
形成した嵌合溝29と、下面28の先端を外方に屈曲し先端
を内側方に突出した補強片30とからなるものである。こ
の差込兼固定縁8、23は、第4図に示すように、釘等の
固定具β合による躯体αへのパネルAの固定と共に、嵌
合溝14、29に挿入されることにより躯体α側へパネルA
を固定するためのものである。また、差込兼固定縁23を
パネルAの固定用として使用すると、板材16を表面材と
して使用できるものである。さらに、下縁9、24を図の
ように差込兼固定縁8、23より外方に突出して形成する
と、パネルA生産時に補強片15、30と共に芯材31の液洩
れ防止用の型、あるいはベルトのガイドとして機能させ
ることができるものである。芯材31は主に合成樹脂発泡
体を用い、断熱材、防止材、防音材、緩衝材、防火材等
として機能するものであり、例えばポリイソシアヌレー
トフォーム、フェノールフォーム、ポリウレアフォー
ム、ポリイミドフォーム等の合成樹脂発泡体、およびこ
れら合成樹脂発泡体に難燃剤(硼酸塩、珪酸塩、リン酸
塩等)、難燃助剤(石膏スラグ、タルク、シラスバルー
ン等)、骨材(パーライト、ガラスビーズ等)、繊維状
物(長、短繊維)等を混入したもの、パーライトの周囲
にフェノールフォーム粉末をコーティングし、これを加
温、加圧して発泡させたもの、石膏ボード、岩綿ボー
ド、グラスウールボード、ALC、インシュレーションボ
ード、木片チップボード、グラスウール等で、単一素
材、あるいは複数の素材を組み合わせて形成するもので
ある。また芯材31の形成は、板材1、16の樋状物1a、16
aに充填すると共に、板材1、16を左右にずらすことに
より板材1、16同士が接触しないようにし、熱橋防止に
よる耐火性の向上を図るものであり、固定部5、差込部
26、芯材31とから雄型連結部32、差込部11、固定部20、
芯材31とから雌型連結部33を形成したものである。さら
に詳細すると、化粧面部2、17は、パネルAの雄型連結
部32の固定部5をパネルA固定用として使用した場合に
は第4図に示すように板材1が化粧面側となり、雌型連
結部33の固定部20をパネルA固定用として使用した場合
には板材16が化粧面側となり、一種のパネルAにおい
て、二種の化粧面形状に対応できるものである。
に説明する。第1図は上記パネルAの代表例であり、金
属製板材(以下、単に板材という)1、16、芯材31から
なるサンドイッチ構造のパネルAである。板材1、16は
金属薄板材よりなり、例えばAl、Fe、Cu、ステンレス、
アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、カラー鋼板、ホーロー鋼
板、フッ素樹脂塗装鋼板、クラッド鋼板、サンドイッチ
鋼板等の一種をプレス成形、押出成形、ロール成形等に
よって形成したものである。さらに詳説すると、板材1
は第2図に示すように、横長の化粧面部2と、固定部
5、差込部11とから樋状部1aを形成したものであり、化
粧面部2は化粧面2aと、化粧面2aの幅方向の端縁を内方
に任意角度で屈曲した側壁3、4からなり、固定部5は
側壁3の下端を外側方に突出した目地下地6と、目地下
地6の先端を内方に屈曲し先端を内側方に突出した上縁
7と、目地下地6の先端部と上縁7よりなる差込兼固定
縁8と、上縁7の先端を内方に屈曲し先端を外側方に突
出した下縁9と、上縁7と下縁9とからなる断面略コ字
状の係合溝10と、目地下地6の先端近傍に形成した溝部
6aよりなるものであり、差込部11は側端4の下端縁を内
側方に屈曲した上面12と、上面12の先端を内方に屈曲し
先端を外側方に突出した下面13と、上面12と下面13とか
ら断面略逆コ字状に形成した嵌合溝14と、下面13の先端
を内方に屈曲し先端を内側方に突出した補強片15とから
なるものである。板材16は第3図に示すように横長の化
粧面部17と、固定部20と、差込部26とから樋状部16aを
形成したものであり、化粧面部17は化粧面17aと、化粧
面17aの幅方向の端縁を外方に任意角度で屈曲した側壁1
8、19とからなり、固定部20は側壁18の下端を外側方に
突出した目地下地21と、目地下地21の先端を外方に屈曲
し先端を内側方に突出した上縁22と、目地下地21の先端
部と上縁22よりなる差込兼固定縁23と、上縁22の先端を
外方に屈曲し先端を外側方に突出した下縁24と、上縁22
と下縁24とからなる断面略コ字状の係合溝25とからな
り、差込部26は側壁19の下端縁を内側方に屈曲した上面
27と、上面27の先端を外方に屈曲し先端を外側方に突出
した下面28と、上面27と下面28とから断面略逆コ字状に
形成した嵌合溝29と、下面28の先端を外方に屈曲し先端
を内側方に突出した補強片30とからなるものである。こ
の差込兼固定縁8、23は、第4図に示すように、釘等の
固定具β合による躯体αへのパネルAの固定と共に、嵌
合溝14、29に挿入されることにより躯体α側へパネルA
を固定するためのものである。また、差込兼固定縁23を
パネルAの固定用として使用すると、板材16を表面材と
して使用できるものである。さらに、下縁9、24を図の
ように差込兼固定縁8、23より外方に突出して形成する
と、パネルA生産時に補強片15、30と共に芯材31の液洩
れ防止用の型、あるいはベルトのガイドとして機能させ
ることができるものである。芯材31は主に合成樹脂発泡
体を用い、断熱材、防止材、防音材、緩衝材、防火材等
として機能するものであり、例えばポリイソシアヌレー
トフォーム、フェノールフォーム、ポリウレアフォー
ム、ポリイミドフォーム等の合成樹脂発泡体、およびこ
れら合成樹脂発泡体に難燃剤(硼酸塩、珪酸塩、リン酸
塩等)、難燃助剤(石膏スラグ、タルク、シラスバルー
ン等)、骨材(パーライト、ガラスビーズ等)、繊維状
物(長、短繊維)等を混入したもの、パーライトの周囲
にフェノールフォーム粉末をコーティングし、これを加
温、加圧して発泡させたもの、石膏ボード、岩綿ボー
ド、グラスウールボード、ALC、インシュレーションボ
ード、木片チップボード、グラスウール等で、単一素
材、あるいは複数の素材を組み合わせて形成するもので
ある。また芯材31の形成は、板材1、16の樋状物1a、16
aに充填すると共に、板材1、16を左右にずらすことに
より板材1、16同士が接触しないようにし、熱橋防止に
よる耐火性の向上を図るものであり、固定部5、差込部
26、芯材31とから雄型連結部32、差込部11、固定部20、
芯材31とから雌型連結部33を形成したものである。さら
に詳細すると、化粧面部2、17は、パネルAの雄型連結
部32の固定部5をパネルA固定用として使用した場合に
は第4図に示すように板材1が化粧面側となり、雌型連
結部33の固定部20をパネルA固定用として使用した場合
には板材16が化粧面側となり、一種のパネルAにおい
て、二種の化粧面形状に対応できるものである。
次に施工例について簡単に説明する。いま第1図に示
すようなパネルAを用いて第4図に示すように施工する
と仮定する。なお、パネルAとしては、板材1、16とし
て0.5mm厚のカラー鋼板を用い、芯材31としてはポリイ
ソシアヌレートフォームを原料で吐出し、反応、発泡さ
せ、次にキュアして一体化したものである。そこで主
柱、間柱、防水シート等、あるいは鉄骨下地等からなる
躯体αに第n段目のパネルA1の固定部5をボルト等の固
定具βを介して固定する。次にn+1段目のパネルA2の
嵌合溝14を差込兼固定縁8に、差込兼固定縁23を嵌合溝
29に落とし込むようにして挿入し、第4図に示すような
目地部を形成するものである。また壁体全体を形成する
には、上記したような工程を順次行えばよいものであ
り、土台部分の張り始めにはスタータ、水切り等、出
隅、入隅、窓回り、縦目地、軒部分には役物、コーキン
グ材を使用するものである。
すようなパネルAを用いて第4図に示すように施工する
と仮定する。なお、パネルAとしては、板材1、16とし
て0.5mm厚のカラー鋼板を用い、芯材31としてはポリイ
ソシアヌレートフォームを原料で吐出し、反応、発泡さ
せ、次にキュアして一体化したものである。そこで主
柱、間柱、防水シート等、あるいは鉄骨下地等からなる
躯体αに第n段目のパネルA1の固定部5をボルト等の固
定具βを介して固定する。次にn+1段目のパネルA2の
嵌合溝14を差込兼固定縁8に、差込兼固定縁23を嵌合溝
29に落とし込むようにして挿入し、第4図に示すような
目地部を形成するものである。また壁体全体を形成する
には、上記したような工程を順次行えばよいものであ
り、土台部分の張り始めにはスタータ、水切り等、出
隅、入隅、窓回り、縦目地、軒部分には役物、コーキン
グ材を使用するものである。
以上説明したのは本発明に係るパネルAの一実施例に
すぎず、第5図(a)〜(y)〜第8図(a)〜(f)
に示すように形成することができる。すなわち、第5図
(a)〜(y)は固定部5、20側の変形例、第6図
(a)〜(x)は差込部11、26側の変形例であり、それ
ぞれ防水性、気密性、施工性、耐火性等を向上するため
のものである。なお、第5図および第6図においては、
板材1、16の一部を示し、板厚は省略してある。さら
に、第7図(a)〜(o)は板材1、16の変形例であ
り、ここでは主に板材1の変形を示しているが、板材1
の変形を板材16に対して形成することができるものであ
る。また第8図(a)〜(f)はパネルAのその他の実
施例を示すものであり、(a)図は板材1、16の幅方向
の一端縁、あるいは両端縁を内方に屈曲し、パネルA施
工時のパネルA端部が相互に対面する目地部のコーキン
グ材処理の施工性、耐久性を向上したパネルA、(b)
図は嵌合溝14内にコーキング材、パッキング材等34を一
体に形成したパネルA、(c)図は芯材31が合成樹脂発
泡体のように、原料で吐出した際に板材1、16間より液
洩れしないようにシート状物35で被覆したパネルA、
(d)図は板1と板材16が接触しないようにするための
嵩上げ材、耐火材(無機材)、液洩れ防止用として機能
するバックアップ材36を形成したパネルA、(e)図は
板材1、16の間隔、所謂厚さを決定するための嵩上げ材
(短尺状、長尺状)37を形成したパネルA、(f)図は
芯材31中にパーライト粒等の骨材38を混入させ耐火性を
さらに向上したパネルAである。勿論、第5図(a)〜
(y)〜第8図(a)〜(f)を各々組み合わせたパネ
ルAとすることもできる。
すぎず、第5図(a)〜(y)〜第8図(a)〜(f)
に示すように形成することができる。すなわち、第5図
(a)〜(y)は固定部5、20側の変形例、第6図
(a)〜(x)は差込部11、26側の変形例であり、それ
ぞれ防水性、気密性、施工性、耐火性等を向上するため
のものである。なお、第5図および第6図においては、
板材1、16の一部を示し、板厚は省略してある。さら
に、第7図(a)〜(o)は板材1、16の変形例であ
り、ここでは主に板材1の変形を示しているが、板材1
の変形を板材16に対して形成することができるものであ
る。また第8図(a)〜(f)はパネルAのその他の実
施例を示すものであり、(a)図は板材1、16の幅方向
の一端縁、あるいは両端縁を内方に屈曲し、パネルA施
工時のパネルA端部が相互に対面する目地部のコーキン
グ材処理の施工性、耐久性を向上したパネルA、(b)
図は嵌合溝14内にコーキング材、パッキング材等34を一
体に形成したパネルA、(c)図は芯材31が合成樹脂発
泡体のように、原料で吐出した際に板材1、16間より液
洩れしないようにシート状物35で被覆したパネルA、
(d)図は板1と板材16が接触しないようにするための
嵩上げ材、耐火材(無機材)、液洩れ防止用として機能
するバックアップ材36を形成したパネルA、(e)図は
板材1、16の間隔、所謂厚さを決定するための嵩上げ材
(短尺状、長尺状)37を形成したパネルA、(f)図は
芯材31中にパーライト粒等の骨材38を混入させ耐火性を
さらに向上したパネルAである。勿論、第5図(a)〜
(y)〜第8図(a)〜(f)を各々組み合わせたパネ
ルAとすることもできる。
以上説明したように本発明に係るパネルによれば、
釘、ボルト等の固定具を化粧面に露出させずに大型のパ
ネルを固定できる。固定部を両金属製板材に形成した
ため、両板材のどちらでも化粧面として使用できる。
金属製板材同士が連結部においても接触しない構造であ
るため、耐火性を大幅に向上したパネルとなる。金属
製板材よりなる表面材、裏面材の両方に雄、雌嵌合構造
(実矧ぎ構造)を形成したため、係合が確実であると共
に、火災、地震等によりパネルA間における剥落がな
い。防水性、気密性、耐震性、断熱性、防音性、施工
性を向上したパネルとなる。等の特徴、効果がある。
釘、ボルト等の固定具を化粧面に露出させずに大型のパ
ネルを固定できる。固定部を両金属製板材に形成した
ため、両板材のどちらでも化粧面として使用できる。
金属製板材同士が連結部においても接触しない構造であ
るため、耐火性を大幅に向上したパネルとなる。金属
製板材よりなる表面材、裏面材の両方に雄、雌嵌合構造
(実矧ぎ構造)を形成したため、係合が確実であると共
に、火災、地震等によりパネルA間における剥落がな
い。防水性、気密性、耐震性、断熱性、防音性、施工
性を向上したパネルとなる。等の特徴、効果がある。
第1図は本発明に係る建築用パネルの一実施例を示す一
部切り欠き斜視図、第2図、および第3図は金属製板材
の一例を示す説明図、第4図は本発明に係る建築用パネ
ルの施工状態を示す一部切り欠き断面図、第5図(a)
〜(y)、第6図(a)〜(x)、第7図(a)〜
(o)、および第8図(a)〜(f)はその他の実施例
を示す説明図である。1 、16……金属製板材、2、17……化粧面部、5、20…
…固定部、8、23……差込兼固定縁、10、25……係合
溝、11、26……差込部、14、29……嵌合溝、31……芯
材。
部切り欠き斜視図、第2図、および第3図は金属製板材
の一例を示す説明図、第4図は本発明に係る建築用パネ
ルの施工状態を示す一部切り欠き断面図、第5図(a)
〜(y)、第6図(a)〜(x)、第7図(a)〜
(o)、および第8図(a)〜(f)はその他の実施例
を示す説明図である。1 、16……金属製板材、2、17……化粧面部、5、20…
…固定部、8、23……差込兼固定縁、10、25……係合
溝、11、26……差込部、14、29……嵌合溝、31……芯
材。
Claims (1)
- 【請求項1】長尺状の金属製板材間に芯材を充填した建
築用パネルにおいて、金属製板材は横長の化粧面部と、
該化粧面部の幅方向の一端縁には化粧面部の一側縁を内
方に屈曲した側壁と、該側壁の下端を外側方に突出した
目地下地と、該目地下地の先端を内方に屈曲し先端を内
側方に突出した上縁と、該上縁の先端を内方に屈曲し先
端を外側方に突出した下縁と、上縁と下縁とからなる断
面略コ字状の係合溝とから固定部を形成し、他端縁には
化粧面部の他側縁を内方に屈曲した側壁と、該側壁の下
端縁を内側方に屈曲した上面と、該上面の先端を内方に
屈曲し先端を外側方に突出した下面と、上面と下面とか
ら断面略逆コ字状に形成した嵌合溝とから差込部を形成
してなり、一方の金属製板材の差込部と他方の金属製板
材の固定部側を対面させると共に、金属製板材を左右に
ずらした状態で接触しないように前記芯材で一体化した
ことを特徴とする建築用パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17679788A JP2792561B2 (ja) | 1988-07-14 | 1988-07-14 | 建築用パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17679788A JP2792561B2 (ja) | 1988-07-14 | 1988-07-14 | 建築用パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0227054A JPH0227054A (ja) | 1990-01-29 |
JP2792561B2 true JP2792561B2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=16020010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17679788A Expired - Fee Related JP2792561B2 (ja) | 1988-07-14 | 1988-07-14 | 建築用パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2792561B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2524935B2 (ja) * | 1990-06-02 | 1996-08-14 | 株式会社アッド | 畜舎用パネル建材 |
-
1988
- 1988-07-14 JP JP17679788A patent/JP2792561B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0227054A (ja) | 1990-01-29 |
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