JP2783561B2 - 複合材料用炭素繊維 - Google Patents
複合材料用炭素繊維Info
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- isocyanate
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- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M13/00—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
- D06M13/322—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with compounds containing nitrogen
- D06M13/395—Isocyanates
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01F—CHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
- D01F11/00—Chemical after-treatment of artificial filaments or the like during manufacture
- D01F11/10—Chemical after-treatment of artificial filaments or the like during manufacture of carbon
- D01F11/14—Chemical after-treatment of artificial filaments or the like during manufacture of carbon with organic compounds, e.g. macromolecular compounds
-
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- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M15/00—Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
- D06M15/19—Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with synthetic macromolecular compounds
- D06M15/37—Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- D06M15/564—Polyureas, polyurethanes or other polymers having ureide or urethane links; Precondensation products forming them
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、熱可塑性樹脂複合材料用炭素繊維に関し、
さらに詳細には、イソシアネート再生体を配合したサイ
ジング剤を付着させた炭素繊維をイソシアネート再生体
の分解温度以下で乾燥させたことを特徴とする熱可塑性
樹脂複合材料用炭素繊維に関する。本発明により、マト
リックス樹脂との結合性が改良された炭素繊維を提供す
ることができる。
さらに詳細には、イソシアネート再生体を配合したサイ
ジング剤を付着させた炭素繊維をイソシアネート再生体
の分解温度以下で乾燥させたことを特徴とする熱可塑性
樹脂複合材料用炭素繊維に関する。本発明により、マト
リックス樹脂との結合性が改良された炭素繊維を提供す
ることができる。
[従来の技術] 従来より、炭素繊維は樹脂と複合され、その優れた比
強度および比弾性率により、航空機、自動車、船舶、お
よびスポーツ用品等の広い分野で使用されている。
強度および比弾性率により、航空機、自動車、船舶、お
よびスポーツ用品等の広い分野で使用されている。
それらの炭素繊維は、マトリツクス樹脂との接着性を
向上させて、複合材料として優れた性能を発揮させるた
めに、表面処理を行うのが普通である。
向上させて、複合材料として優れた性能を発揮させるた
めに、表面処理を行うのが普通である。
この表面処理は炭素繊維の表面を酸化した後、エポキ
シ樹脂をサイジングすることが一般に行われており(特
開昭61−252371号)、さらに、エポキシ樹脂とポリウレ
タン樹脂の混合物(特開昭62−110984号)およびポリウ
レタン樹脂をサイジング剤として用いる方法(特開昭58
−126375号)等が提案されている。
シ樹脂をサイジングすることが一般に行われており(特
開昭61−252371号)、さらに、エポキシ樹脂とポリウレ
タン樹脂の混合物(特開昭62−110984号)およびポリウ
レタン樹脂をサイジング剤として用いる方法(特開昭58
−126375号)等が提案されている。
[発明が解決しようとする問題点] 優れた炭素繊維の物性を樹脂との複合材として生かす
ためには、炭素繊維とマトリツクス樹脂との間の結合を
強固なものにすることが必要である。この目的のため、
種々のサイジング剤が使用されており、ポリウレタン樹
脂で被覆処理された炭素繊維が有効である(特開昭58−
126375号)と言われているが、まだ十分に炭素繊維の性
能を引き出しているとは言えない。このため、本発明者
等は、マトリツクス樹脂に対する相溶性、および接着性
に富み、かつ炭素繊維表面と十分に結合し、炭素繊維複
合材料の物性、特にその層間せん断強度に優れたサイジ
ング剤を得ることに関して鋭意研究を進めた結果、本発
明のサイジング剤を開発することに成功したのである。
ためには、炭素繊維とマトリツクス樹脂との間の結合を
強固なものにすることが必要である。この目的のため、
種々のサイジング剤が使用されており、ポリウレタン樹
脂で被覆処理された炭素繊維が有効である(特開昭58−
126375号)と言われているが、まだ十分に炭素繊維の性
能を引き出しているとは言えない。このため、本発明者
等は、マトリツクス樹脂に対する相溶性、および接着性
に富み、かつ炭素繊維表面と十分に結合し、炭素繊維複
合材料の物性、特にその層間せん断強度に優れたサイジ
ング剤を得ることに関して鋭意研究を進めた結果、本発
明のサイジング剤を開発することに成功したのである。
[問題を解決するための手段] 本発明の目的は、イソシアネート化合物の−NCO基を
ブロツキング剤で安定化した化合物(以後イソシアネー
ト再生体と称する。この化合物は、加熱により−NCO基
を再生する。)を用いて炭素繊維表面を被覆することに
より達成させることができる。本発明者等は、イソシア
ネート化合物をブロツキング剤で安定化したイソシアネ
ート再生体をサイジング剤に添加した時、そのうち特定
のイソシアネート再生体は炭素繊維のサイジング剤を乾
燥させた後もそのままの形で繊維上に存在し、マトリツ
クス樹脂と共に成型する際に加熱温度がイソシアネート
再生体の分解温度以上になれば、炭素繊維とマトリツク
ス樹脂との境界面で再生発生した−NCO基が繊維と樹脂
の間の結合を更に強固に助長することを見出しこれに基
づいて本発明をなすに至つた。
ブロツキング剤で安定化した化合物(以後イソシアネー
ト再生体と称する。この化合物は、加熱により−NCO基
を再生する。)を用いて炭素繊維表面を被覆することに
より達成させることができる。本発明者等は、イソシア
ネート化合物をブロツキング剤で安定化したイソシアネ
ート再生体をサイジング剤に添加した時、そのうち特定
のイソシアネート再生体は炭素繊維のサイジング剤を乾
燥させた後もそのままの形で繊維上に存在し、マトリツ
クス樹脂と共に成型する際に加熱温度がイソシアネート
再生体の分解温度以上になれば、炭素繊維とマトリツク
ス樹脂との境界面で再生発生した−NCO基が繊維と樹脂
の間の結合を更に強固に助長することを見出しこれに基
づいて本発明をなすに至つた。
本発明に使用されるイソシアネート化合物には、未反
応の−NCO基を含むように調整されたポリウレタン樹脂
初期重合体、または、メチレンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネート、ジフエニルメタンジ
イソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネ
ート等が包含される。これらイソシアネート化合物の−
NCO基は活性水素を有する化合物と容易に反応するた
め、高分子化合物の架橋剤としてよく用いられている。
しかし、本発明のごとく炭素繊維の表面に付着させ樹脂
と混合して使用する場合に、製造後すぐ使用することは
まれで、多くの場合ある期間保存されそれから使用され
るのが普通である。このため反応性の高い−NCO基は空
気中の水分と反応して効果を失つてしまう場合もある。
−NCO基をブロツキング剤と反応させて安定化したもの
を使用することはこの点でも有利である。このブロツキ
ング剤は公知のものを使用するが、特にフエノール、マ
ロン酸ジエチルエステル、アセト酢酸エステル、アセチ
ルアセトン、ε−カプロラクタム、メチルエチルケトオ
キシム、ビスー4,4−エチレンウレア等が望ましい。
応の−NCO基を含むように調整されたポリウレタン樹脂
初期重合体、または、メチレンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネート、ジフエニルメタンジ
イソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネ
ート等が包含される。これらイソシアネート化合物の−
NCO基は活性水素を有する化合物と容易に反応するた
め、高分子化合物の架橋剤としてよく用いられている。
しかし、本発明のごとく炭素繊維の表面に付着させ樹脂
と混合して使用する場合に、製造後すぐ使用することは
まれで、多くの場合ある期間保存されそれから使用され
るのが普通である。このため反応性の高い−NCO基は空
気中の水分と反応して効果を失つてしまう場合もある。
−NCO基をブロツキング剤と反応させて安定化したもの
を使用することはこの点でも有利である。このブロツキ
ング剤は公知のものを使用するが、特にフエノール、マ
ロン酸ジエチルエステル、アセト酢酸エステル、アセチ
ルアセトン、ε−カプロラクタム、メチルエチルケトオ
キシム、ビスー4,4−エチレンウレア等が望ましい。
これらのブロツキング剤で安定化されたイソシアネー
ト再生体は、サイジング剤の乾燥温度80〜120℃では分
解せず、乾燥温度よりも高くかつ樹脂と複合し成型され
る時の温度又はそれ以下の温度で分解し活性な−NCO基
を再生する。
ト再生体は、サイジング剤の乾燥温度80〜120℃では分
解せず、乾燥温度よりも高くかつ樹脂と複合し成型され
る時の温度又はそれ以下の温度で分解し活性な−NCO基
を再生する。
本発明のサイジング剤は、その組成の中にブロツキン
グ剤で−NCO基を安定化したイソシアネート再生体を含
有させることが必須である。イソシアネート再生体単独
でもサイジング剤として満足できる効果があるが、連続
した長繊維ストランドを処理する場合は、フイラメント
の集束およびイソシアネート再生体の炭素繊維表面への
展着を助けるため公知の高分子ポリマーのサイジング剤
を併用するとさらに好結果が得られる。好ましい公知の
サイジング剤には、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、
アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、酢酸ビニル樹脂等が
ある。
グ剤で−NCO基を安定化したイソシアネート再生体を含
有させることが必須である。イソシアネート再生体単独
でもサイジング剤として満足できる効果があるが、連続
した長繊維ストランドを処理する場合は、フイラメント
の集束およびイソシアネート再生体の炭素繊維表面への
展着を助けるため公知の高分子ポリマーのサイジング剤
を併用するとさらに好結果が得られる。好ましい公知の
サイジング剤には、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、
アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、酢酸ビニル樹脂等が
ある。
通常、イソシアネート再生体以外のサイジング剤固形
分/イソシアネート再生体の配合比は0/1〜100/1、好ま
しくは0/1〜20/1である。イソシアネート再生体のみで
炭素繊維を処理しても所望の効果は得られるが、イソシ
アネート再生体以外のサイジング剤の固型分の割合がイ
ソシアテート再生体の100倍より多くなると、炭素繊維
に付着するイソシアネート再生体が少なくなり炭素繊維
複合材料とした時の強度の増強効果が減少するので好ま
しくない。サイジング剤の調合方法としては、公知の有
機溶剤、例えばアミド類、ケトン類、セロソルブ類、ハ
ロゲン化炭化水素等の溶剤に前記両者を、分散、溶解す
る方法、および作業環境の改善、安全性の配慮およびト
ータルコストの低減等を目的として水中に分散させる方
法がある。
分/イソシアネート再生体の配合比は0/1〜100/1、好ま
しくは0/1〜20/1である。イソシアネート再生体のみで
炭素繊維を処理しても所望の効果は得られるが、イソシ
アネート再生体以外のサイジング剤の固型分の割合がイ
ソシアテート再生体の100倍より多くなると、炭素繊維
に付着するイソシアネート再生体が少なくなり炭素繊維
複合材料とした時の強度の増強効果が減少するので好ま
しくない。サイジング剤の調合方法としては、公知の有
機溶剤、例えばアミド類、ケトン類、セロソルブ類、ハ
ロゲン化炭化水素等の溶剤に前記両者を、分散、溶解す
る方法、および作業環境の改善、安全性の配慮およびト
ータルコストの低減等を目的として水中に分散させる方
法がある。
有機溶剤を使用する場合は、ジメチルホルムアミド、
アセトン、メチルエチルケトン、メチルセロソルブ、パ
ークレン等が使用される。また、水分散系のサイジング
剤は、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等の非イオ
ン系界面活性剤を、サイジング剤固型分100重量部に対
し1〜20重量部添加し、通常の手段で水に分散させるこ
とにより得られる。サイジング剤の炭素繊維の表面への
付着量は、炭素繊維に対し0.01〜20重量%の間に調整す
る。付着量が0.01重量%以下では強度増強効果がない。
好ましくは0.1〜5.0重量%が適当であるが、炭素繊維の
用途によりその付着量は変り、例えば複合材として加工
する際に、複合材としての強度と炭素繊維束の集束性が
高いことを同時に要求された場合などにはサイジング剤
を多量に付着させることが必要である。しかし、その場
合でも20重量%以上付着させる必要はない。
アセトン、メチルエチルケトン、メチルセロソルブ、パ
ークレン等が使用される。また、水分散系のサイジング
剤は、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等の非イオ
ン系界面活性剤を、サイジング剤固型分100重量部に対
し1〜20重量部添加し、通常の手段で水に分散させるこ
とにより得られる。サイジング剤の炭素繊維の表面への
付着量は、炭素繊維に対し0.01〜20重量%の間に調整す
る。付着量が0.01重量%以下では強度増強効果がない。
好ましくは0.1〜5.0重量%が適当であるが、炭素繊維の
用途によりその付着量は変り、例えば複合材として加工
する際に、複合材としての強度と炭素繊維束の集束性が
高いことを同時に要求された場合などにはサイジング剤
を多量に付着させることが必要である。しかし、その場
合でも20重量%以上付着させる必要はない。
炭素繊維の表面に付着したサイジング剤固型分中のイ
ソシアネート再生体の量は、炭素繊維に対して0.01〜2.
0重量%、好ましくは0.02〜1.0重量%である。付着量が
0.01重量%以下では効果がなく、2.0重量%以上でも効
果は変らない。
ソシアネート再生体の量は、炭素繊維に対して0.01〜2.
0重量%、好ましくは0.02〜1.0重量%である。付着量が
0.01重量%以下では効果がなく、2.0重量%以上でも効
果は変らない。
上記の適当な方法で調整された本発明のサイジング剤
は、浸漬法、ローラーサイジング法、スプレー法等の通
常の付着方法で炭素繊維に付着させた後、乾燥する。
は、浸漬法、ローラーサイジング法、スプレー法等の通
常の付着方法で炭素繊維に付着させた後、乾燥する。
サイジング剤を付着させる炭素繊維の形状は、連続し
た長繊維や短く切断したチヨツプドストランドに限ら
ず、織物、マツト、シート、フエルトとの様な加工した
ものであつてもよい。
た長繊維や短く切断したチヨツプドストランドに限ら
ず、織物、マツト、シート、フエルトとの様な加工した
ものであつてもよい。
これらサイジング剤で表面処理された炭素繊維は、ポ
リアセタール樹脂、ポリフエニレンサルフアイド樹脂、
ポリアミド樹脂等の可塑性樹脂と複合されるが、特にポ
リフエニレンサルフアイド樹脂、ポリアセタール樹脂を
マトリツクス樹脂として用いた場合その効果が顕著であ
る。
リアセタール樹脂、ポリフエニレンサルフアイド樹脂、
ポリアミド樹脂等の可塑性樹脂と複合されるが、特にポ
リフエニレンサルフアイド樹脂、ポリアセタール樹脂を
マトリツクス樹脂として用いた場合その効果が顕著であ
る。
[作用] 本発明のサイジング剤中に含まれるイソシアネート再
生体は、樹脂と複合して成型する際の加熱により−NCO
基を再生し、汎用炭素繊維の表面に多く存在している−
OH基や、酸化処理した炭素繊維、黒船繊維表面の−COOH
基、−OH基と反応してウレタン結合を作り、またマトリ
ツクス樹脂が例えばポリアセタール樹脂の場合ポリアセ
タール中のメチレン基の水素と−NCO基が結合すると推
定される。このように加熱によつて再生された−NCO基
によつて炭素繊維及びマトリツクス樹脂の間にサイジン
グ剤を介して強固な結合ができ、炭素繊維の優れた物性
を生かした複合材料とすることができる。
生体は、樹脂と複合して成型する際の加熱により−NCO
基を再生し、汎用炭素繊維の表面に多く存在している−
OH基や、酸化処理した炭素繊維、黒船繊維表面の−COOH
基、−OH基と反応してウレタン結合を作り、またマトリ
ツクス樹脂が例えばポリアセタール樹脂の場合ポリアセ
タール中のメチレン基の水素と−NCO基が結合すると推
定される。このように加熱によつて再生された−NCO基
によつて炭素繊維及びマトリツクス樹脂の間にサイジン
グ剤を介して強固な結合ができ、炭素繊維の優れた物性
を生かした複合材料とすることができる。
[実施例] 以下、実施例により本発明の内容をさらに詳細に説明
する。
する。
実施例1 イソシアネート再生体としてεカプロラクタムで安定
化したジフエニルメタンジイソシアネートを用い、この
イソシアネート再生体1重量部およびポリウレタン樹脂
14重量部をメチルエチルケトンに溶解し、1.0重量%の
濃度となるように調整してサイジング剤を造つた。この
溶液中に、石炭ピツチ系炭素繊維チヨツプドストランド
(日東紡績(株)製、引張強さ100kg/mm2、繊維長3mm、
繊維径12μ)を浸漬し、次いでとり出して70℃の熱風で
乾燥した。炭素繊維に対するサイジング剤の付着量は1.
2重量%であつた。
化したジフエニルメタンジイソシアネートを用い、この
イソシアネート再生体1重量部およびポリウレタン樹脂
14重量部をメチルエチルケトンに溶解し、1.0重量%の
濃度となるように調整してサイジング剤を造つた。この
溶液中に、石炭ピツチ系炭素繊維チヨツプドストランド
(日東紡績(株)製、引張強さ100kg/mm2、繊維長3mm、
繊維径12μ)を浸漬し、次いでとり出して70℃の熱風で
乾燥した。炭素繊維に対するサイジング剤の付着量は1.
2重量%であつた。
サイジング剤の濃度、ポリウレタン樹脂とイソシアネ
ート再生体の比率を変えたサイジング剤によつて同様の
処理を行い5種のチヨツプドストランドを造つた。(実
施例1−1〜1−5)。
ート再生体の比率を変えたサイジング剤によつて同様の
処理を行い5種のチヨツプドストランドを造つた。(実
施例1−1〜1−5)。
これらの各炭素繊維チヨツプドストランドを、ポリア
セタール樹脂(ジユラコン、ポリプラスチツク(株)
製)に対し20重量%添加し混合後、スクリユー径60m/m
のベント付押出機によつてシリンダー温度240℃にて押
出成型し、炭素繊維強化ポリアセタール樹脂のチツプを
得た。次に、このチツプを乾燥後、射出成型機によつて
試験片を成型し、物性試験を行つた。その結果を表−1
に示す。
セタール樹脂(ジユラコン、ポリプラスチツク(株)
製)に対し20重量%添加し混合後、スクリユー径60m/m
のベント付押出機によつてシリンダー温度240℃にて押
出成型し、炭素繊維強化ポリアセタール樹脂のチツプを
得た。次に、このチツプを乾燥後、射出成型機によつて
試験片を成型し、物性試験を行つた。その結果を表−1
に示す。
比較例1 実施例1に使用したものと同じ炭素繊維チヨツプドス
トランドを用いて、表面処理しないもの(比較例1−
1)、サイジング剤がポリウレタン樹脂のみから成る
(すなわち、イソシアネート再生体を含まない)もので
実施例1と同じ処理したもの(比較例1−2)、および
エポキシ樹脂を付着させたポリアセタール樹脂成型用PA
N系炭素繊維(引つぱり強度200kg/mm2、弾性率15Ton/mm
2)(比較例1−3)をそれぞれ用いて実施例1と同じ
方法で成型材料を得た。この成型材料を十分乾燥の後、
射出成型機で試験片を成型し物性試験を行つた。その結
果を表−1に併記する。
トランドを用いて、表面処理しないもの(比較例1−
1)、サイジング剤がポリウレタン樹脂のみから成る
(すなわち、イソシアネート再生体を含まない)もので
実施例1と同じ処理したもの(比較例1−2)、および
エポキシ樹脂を付着させたポリアセタール樹脂成型用PA
N系炭素繊維(引つぱり強度200kg/mm2、弾性率15Ton/mm
2)(比較例1−3)をそれぞれ用いて実施例1と同じ
方法で成型材料を得た。この成型材料を十分乾燥の後、
射出成型機で試験片を成型し物性試験を行つた。その結
果を表−1に併記する。
実施例2 実施例1と同様にポリウレタン樹脂/イソシアネート
再生体の重量比が14/1で付着量1.2重量%の炭素繊維チ
ヨツプドストランドを造り、これを用いて実施例1と同
じ方法で炭素繊維含有量30重量%のポリフエニレンサル
フアイド樹脂(ライトンR−6、フイリツプス・ペトロ
ーリアム(株)製)の試験片を造り物性試験を行つた。
再生体の重量比が14/1で付着量1.2重量%の炭素繊維チ
ヨツプドストランドを造り、これを用いて実施例1と同
じ方法で炭素繊維含有量30重量%のポリフエニレンサル
フアイド樹脂(ライトンR−6、フイリツプス・ペトロ
ーリアム(株)製)の試験片を造り物性試験を行つた。
その結果を表−2に示す。
比較例2 サイジング処理してない炭素繊維チヨツプドストラン
ド(比較例2−1)、およびイソシアネート再生体を含
まないポリウレタン樹脂サイジング剤で実施例1と同様
に処理した炭素繊維チヨツプドストランド(比較例2−
2)を用いて、炭素繊維含有量30重量%の実施例2と同
じ試験片を造り物性試験を行つた。結果を表−2に併記
する。
ド(比較例2−1)、およびイソシアネート再生体を含
まないポリウレタン樹脂サイジング剤で実施例1と同様
に処理した炭素繊維チヨツプドストランド(比較例2−
2)を用いて、炭素繊維含有量30重量%の実施例2と同
じ試験片を造り物性試験を行つた。結果を表−2に併記
する。
実施例3 ポリウレタン樹脂の代りにエポキシ樹脂を用い、その
他の条件は実施例と同条件でエポキシ樹脂/イソシアネ
ート再生体の比が1/1、9/1のサイジング剤で処理し付着
量1.0重量%の炭素繊維チヨツプドストランドを得た
(実施例3−1,3−2)。
他の条件は実施例と同条件でエポキシ樹脂/イソシアネ
ート再生体の比が1/1、9/1のサイジング剤で処理し付着
量1.0重量%の炭素繊維チヨツプドストランドを得た
(実施例3−1,3−2)。
これらの炭素繊維チヨツプストランドを使用し、実施
例1と同条件で試験片を成型し、物性試験を行つた。そ
の結果を表−3に示す。
例1と同条件で試験片を成型し、物性試験を行つた。そ
の結果を表−3に示す。
比較例3 実施例1で使用したものと同じ炭素繊維チヨツプドス
トランドを用いてイソシアネート再生体を含まないエポ
キシ樹脂サイジング剤で処理した炭素繊維チヨツプスト
ランドを造り、それを用いて実施例1と同様にして試験
片を成型し、物性試験を行つた。結果を表3に併記す
る。
トランドを用いてイソシアネート再生体を含まないエポ
キシ樹脂サイジング剤で処理した炭素繊維チヨツプスト
ランドを造り、それを用いて実施例1と同様にして試験
片を成型し、物性試験を行つた。結果を表3に併記す
る。
実施例4 イソシアネート再生体としてε−カプロラクタムで安
定化したヘキサメチレンジイソシアネート、メチルエチ
ルケトオキシムで安定化したジフエニルメタンジイソシ
アネート、及びビス−4,4−エチレンウレアで安定化し
たジフエルメタンジイソシアネートを用いた。イソシア
ネート再生体1重量部と固形分として6重量%のウレタ
ン樹脂エマツジヨンの水溶液を作り、実施例1で用いた
チヨツプドストランドを浸漬し、水切り後110℃の熱風
炉中で乾燥した。炭素繊維に対するサイジング剤の付着
量は0.9重量%となるように調整した。このようにして
作つたチヨツプドストランドを実施例1と同様にポリア
セタール樹脂に20重量%添加して成型し、その物性を測
定した。その結果を表−4に示す。
定化したヘキサメチレンジイソシアネート、メチルエチ
ルケトオキシムで安定化したジフエニルメタンジイソシ
アネート、及びビス−4,4−エチレンウレアで安定化し
たジフエルメタンジイソシアネートを用いた。イソシア
ネート再生体1重量部と固形分として6重量%のウレタ
ン樹脂エマツジヨンの水溶液を作り、実施例1で用いた
チヨツプドストランドを浸漬し、水切り後110℃の熱風
炉中で乾燥した。炭素繊維に対するサイジング剤の付着
量は0.9重量%となるように調整した。このようにして
作つたチヨツプドストランドを実施例1と同様にポリア
セタール樹脂に20重量%添加して成型し、その物性を測
定した。その結果を表−4に示す。
[発明の効果] 表1,2,3の結果からも明らかなように、イソシアネー
ト再生体を含むサイジング剤で処理した炭素繊維を用い
ることによつて炭素繊維と樹脂の結合が強化され、従来
の方法によつて表面処理されたものに比べて、引張強
度、曲げ強度、アイゾツト衝撃値ともに優れた物性の成
型品を得ることができる。
ト再生体を含むサイジング剤で処理した炭素繊維を用い
ることによつて炭素繊維と樹脂の結合が強化され、従来
の方法によつて表面処理されたものに比べて、引張強
度、曲げ強度、アイゾツト衝撃値ともに優れた物性の成
型品を得ることができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−47920(JP,A) 特開 昭50−121592(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】イソシアネート再生体を配合したサイジン
グ剤を付着させた炭素繊維をイソシアネート再生体の分
解温度以下で乾燥させたことを特徴とする熱可塑性樹脂
複合材料用炭素繊維。
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