JP2778292B2 - 内燃機関の燃料噴射装置 - Google Patents
内燃機関の燃料噴射装置Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B7/00—Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
- B05B7/02—Spray pistols; Apparatus for discharge
- B05B7/04—Spray pistols; Apparatus for discharge with arrangements for mixing liquids or other fluent materials before discharge
- B05B7/0416—Spray pistols; Apparatus for discharge with arrangements for mixing liquids or other fluent materials before discharge with arrangements for mixing one gas and one liquid
- B05B7/0483—Spray pistols; Apparatus for discharge with arrangements for mixing liquids or other fluent materials before discharge with arrangements for mixing one gas and one liquid with gas and liquid jets intersecting in the mixing chamber
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B1/00—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means
- B05B1/26—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means with means for mechanically breaking-up or deflecting the jet after discharge, e.g. with fixed deflectors; Breaking-up the discharged liquid or other fluent material by impinging jets
- B05B1/262—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means with means for mechanically breaking-up or deflecting the jet after discharge, e.g. with fixed deflectors; Breaking-up the discharged liquid or other fluent material by impinging jets with fixed deflectors
- B05B1/265—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means with means for mechanically breaking-up or deflecting the jet after discharge, e.g. with fixed deflectors; Breaking-up the discharged liquid or other fluent material by impinging jets with fixed deflectors the liquid or other fluent material being symmetrically deflected about the axis of the nozzle
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M69/00—Low-pressure fuel-injection apparatus ; Apparatus with both continuous and intermittent injection; Apparatus injecting different types of fuel
- F02M69/04—Injectors peculiar thereto
- F02M69/047—Injectors peculiar thereto injectors with air chambers, e.g. communicating with atmosphere for aerating the nozzles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1気筒あたり2個の吸
気弁を備えた内燃機関で用いられる、2ホール、エアア
シストタイプの燃料噴射装置に関する。
気弁を備えた内燃機関で用いられる、2ホール、エアア
シストタイプの燃料噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車用エンジンでは、高応答性
と、低公害、低燃費をはかるために、4弁(吸気2弁、
排気2弁)化、EFI(電子制御式燃料噴射弁)化が促
進されている。たとえば、特願昭63−19874号
は、燃料噴射弁にアダプタを取付け、アダプタに、燃料
噴射弁の燃料噴孔から噴射された燃料が衝突する衝突部
を設けるとともに、該衝突部の上流端部に向けて空気を
噴出し、燃料の微粒化を促進するようにした燃料噴射装
置を提案している。
と、低公害、低燃費をはかるために、4弁(吸気2弁、
排気2弁)化、EFI(電子制御式燃料噴射弁)化が促
進されている。たとえば、特願昭63−19874号
は、燃料噴射弁にアダプタを取付け、アダプタに、燃料
噴射弁の燃料噴孔から噴射された燃料が衝突する衝突部
を設けるとともに、該衝突部の上流端部に向けて空気を
噴出し、燃料の微粒化を促進するようにした燃料噴射装
置を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、衝突部の幅、
燃料噴孔の径等を含む諸元によって燃料の微粒化が変化
する。したがって、さらに高度な燃料の微粒化、低公
害、低燃費をはかろうとすれば最適な諸元をもつ構造が
提供されなければならない。
燃料噴孔の径等を含む諸元によって燃料の微粒化が変化
する。したがって、さらに高度な燃料の微粒化、低公
害、低燃費をはかろうとすれば最適な諸元をもつ構造が
提供されなければならない。
【0004】本発明の目的は、燃料の微粒化、それによ
る公害抑制、低燃費をはかることのできるように諸元を
決定した内燃機関の燃料噴射装置を提供することにあ
る。
る公害抑制、低燃費をはかることのできるように諸元を
決定した内燃機関の燃料噴射装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、燃料噴孔を有する燃料噴射弁と、前記燃料噴孔か
ら噴射された燃料を衝突させる衝突面を頂部にもつ燃料
分岐部、該燃料分岐部によって2つに分けられた燃料を
通過させ下端から噴出させる2つの分岐孔、および前記
分岐孔内で燃料流に空気を衝突させるように空気を導入
する空気導入孔、を有するアダプタと、を具備した内燃
機関の燃料噴射装置において、諸元を次の(1)または
(2)の何れかに設定することによって、達成される。
(1)前記衝突面の幅aと前記燃料噴孔の直径dとの間
に、 0.2≦a/d≦0.3 の関係を設定した燃料噴射装置。(2)前記衝突面の幅
aと前記燃料噴孔の直径dとの間に、 0.2≦a/d≦0.3 の関係を設定し、さらに前記空気導入孔と燃料噴射弁軸
芯とのなす角度θを、 45°≦θ≦75° に設定した燃料噴射装置。
れば、燃料噴孔を有する燃料噴射弁と、前記燃料噴孔か
ら噴射された燃料を衝突させる衝突面を頂部にもつ燃料
分岐部、該燃料分岐部によって2つに分けられた燃料を
通過させ下端から噴出させる2つの分岐孔、および前記
分岐孔内で燃料流に空気を衝突させるように空気を導入
する空気導入孔、を有するアダプタと、を具備した内燃
機関の燃料噴射装置において、諸元を次の(1)または
(2)の何れかに設定することによって、達成される。
(1)前記衝突面の幅aと前記燃料噴孔の直径dとの間
に、 0.2≦a/d≦0.3 の関係を設定した燃料噴射装置。(2)前記衝突面の幅
aと前記燃料噴孔の直径dとの間に、 0.2≦a/d≦0.3 の関係を設定し、さらに前記空気導入孔と燃料噴射弁軸
芯とのなす角度θを、 45°≦θ≦75° に設定した燃料噴射装置。
【0006】
【作用】上記(1)の燃料噴射装置では、a/dを0.
2−0.3に設定したので、衝突面に衝突した燃料が分
岐孔内側壁面または外側壁面に沿って壁面流となって流
れることが防止され、衝突面への衝突による微粒化の効
果が効率良く得られる。その結果、燃料の微粒化が促進
され、排気ガス中のHCの低減、低燃費がより高次元で
達成される。上記(2)の燃料噴射装置では、上記
(1)の作用の他に、θを45°−75°に設定したの
で、導入空気を分岐孔内部で燃料の液膜に対してほぼ直
角に衝突、混合させることができ、さらに微粒化効率が
向上する。その結果、少量のエアアシストでも微粒化が
維持でき、スロットルバルブ全開付近で空気導入孔の前
後差圧が小さいときでもなお微粒化を維持できる。
2−0.3に設定したので、衝突面に衝突した燃料が分
岐孔内側壁面または外側壁面に沿って壁面流となって流
れることが防止され、衝突面への衝突による微粒化の効
果が効率良く得られる。その結果、燃料の微粒化が促進
され、排気ガス中のHCの低減、低燃費がより高次元で
達成される。上記(2)の燃料噴射装置では、上記
(1)の作用の他に、θを45°−75°に設定したの
で、導入空気を分岐孔内部で燃料の液膜に対してほぼ直
角に衝突、混合させることができ、さらに微粒化効率が
向上する。その結果、少量のエアアシストでも微粒化が
維持でき、スロットルバルブ全開付近で空気導入孔の前
後差圧が小さいときでもなお微粒化を維持できる。
【0007】
【実施例】図1に本発明の一実施例に係るエアアシスト
タイプの2ホール燃料噴射装置を示す。図1に示すよう
に、燃料噴射装置は、燃料噴射弁10と、燃料噴射弁1
0に取付けられたアダプタ30とを有する。燃料噴射弁
10は、ボデー12と、ボデー12の下端に形成され
た、燃料を計量するための、単一の燃料噴孔14を有す
る。ボデー12の内部にはニードル16が軸方向に移動
可能に設けられており、燃料噴孔14はこのニードル1
6によって開閉される。
タイプの2ホール燃料噴射装置を示す。図1に示すよう
に、燃料噴射装置は、燃料噴射弁10と、燃料噴射弁1
0に取付けられたアダプタ30とを有する。燃料噴射弁
10は、ボデー12と、ボデー12の下端に形成され
た、燃料を計量するための、単一の燃料噴孔14を有す
る。ボデー12の内部にはニードル16が軸方向に移動
可能に設けられており、燃料噴孔14はこのニードル1
6によって開閉される。
【0008】ニードル16を駆動するために、マグネッ
ト18が設けられ、通電時に固定コア20を励磁する。
固定コア20に軸方向に対向させて可動コア22が設け
られており、固定コア20が励磁されると可動コア22
を吸着する。可動コア22は常時スプリング24によっ
て押されている。ニードル16はこの可動コア22に連
結されているので、常時ニードル16は燃料噴孔14側
に押されて弁座に着座して燃料噴孔14を閉じるが、マ
グネット18への通電時に固定コア20による可動コア
22の吸着により弁座から離れて、燃料噴孔14を開け
る。
ト18が設けられ、通電時に固定コア20を励磁する。
固定コア20に軸方向に対向させて可動コア22が設け
られており、固定コア20が励磁されると可動コア22
を吸着する。可動コア22は常時スプリング24によっ
て押されている。ニードル16はこの可動コア22に連
結されているので、常時ニードル16は燃料噴孔14側
に押されて弁座に着座して燃料噴孔14を閉じるが、マ
グネット18への通電時に固定コア20による可動コア
22の吸着により弁座から離れて、燃料噴孔14を開け
る。
【0009】マグネット18への給電はコネクタ26を
介して行われる。また、燃料噴射弁10への燃料はフィ
ルタ28を介して送り込まれ、燃料噴孔14開時に、燃
料噴孔14からアダプタ30内に燃料が噴射される。
介して行われる。また、燃料噴射弁10への燃料はフィ
ルタ28を介して送り込まれ、燃料噴孔14開時に、燃
料噴孔14からアダプタ30内に燃料が噴射される。
【0010】アダプタ30は、図2に拡大して示すよう
に、燃料噴孔14に対向する燃料分岐部32と、燃料噴
孔14から噴射され燃料分岐部32によって分けられた
燃料を受入れ通過させ下端から噴出させる2つの分岐孔
34と、分岐孔34内で燃料流に空気を衝突させるよう
に空気を導入する空気導入孔36を有する。2つの分岐
孔34は上流側で合流して合流部38を形成しており、
この合流部38が所定の容積をもつことにより、燃料噴
孔14からの噴射、計量が安定する。空気導入孔36か
らの空気の導入は、空気導入孔前後の差圧(空気導入孔
入口と出口の差圧)△Pにより、行われる。また、燃料
分岐部32は頂部に、図3に示すように、断面が平坦な
衝突面40を有し、燃料噴孔14から噴射され合流部3
8内を柱状をなして流れる燃料は、衝突面40に衝突す
る。
に、燃料噴孔14に対向する燃料分岐部32と、燃料噴
孔14から噴射され燃料分岐部32によって分けられた
燃料を受入れ通過させ下端から噴出させる2つの分岐孔
34と、分岐孔34内で燃料流に空気を衝突させるよう
に空気を導入する空気導入孔36を有する。2つの分岐
孔34は上流側で合流して合流部38を形成しており、
この合流部38が所定の容積をもつことにより、燃料噴
孔14からの噴射、計量が安定する。空気導入孔36か
らの空気の導入は、空気導入孔前後の差圧(空気導入孔
入口と出口の差圧)△Pにより、行われる。また、燃料
分岐部32は頂部に、図3に示すように、断面が平坦な
衝突面40を有し、燃料噴孔14から噴射され合流部3
8内を柱状をなして流れる燃料は、衝突面40に衝突す
る。
【0011】各部の形状寸法は、燃料の微粒化の最適化
をはかるように、以下のように決定されている。まず、
図3に示すように、衝突面40の幅をa、燃料噴孔14
の直径をdとすると、 0.2≦a/d≦0.3 の関係が設定されている。この理由は次の通りである。
もしも、a/d<0.2とすると、アダプタ30内の燃
料の挙動は図7に示すようになり、分岐孔34の内側壁
面に沿って流れる壁面流となり、柱状に流れて微粒化し
にくい。逆に、a/d>0.3とすると、アダプタ30
内の燃料の挙動は図9に示すようになり、衝突面40に
衝突した燃料は拡がり過ぎて分岐孔34の外側壁面に再
び衝突し壁面流となってしまい、微粒化しにくい。
をはかるように、以下のように決定されている。まず、
図3に示すように、衝突面40の幅をa、燃料噴孔14
の直径をdとすると、 0.2≦a/d≦0.3 の関係が設定されている。この理由は次の通りである。
もしも、a/d<0.2とすると、アダプタ30内の燃
料の挙動は図7に示すようになり、分岐孔34の内側壁
面に沿って流れる壁面流となり、柱状に流れて微粒化し
にくい。逆に、a/d>0.3とすると、アダプタ30
内の燃料の挙動は図9に示すようになり、衝突面40に
衝突した燃料は拡がり過ぎて分岐孔34の外側壁面に再
び衝突し壁面流となってしまい、微粒化しにくい。
【0012】しかし、a/dを0.2−0.3に設定す
ると、アダプタ30内の燃料の挙動は図8に示すように
なり、衝突面40に衝突して拡がった燃料は、壁面流と
ならず、分岐孔34内を膜状になって流れ、そのまま分
岐孔34から出ていく。膜状流でかつ拡がって流れる燃
料流は、連続の定理により膜厚が徐々に薄くなってい
き、やがて切れて微粒化していく。また、液膜となって
流れる燃料にアシスト空気をあてることができるので、
アシスト空気による燃料の微粒化も促進される。
ると、アダプタ30内の燃料の挙動は図8に示すように
なり、衝突面40に衝突して拡がった燃料は、壁面流と
ならず、分岐孔34内を膜状になって流れ、そのまま分
岐孔34から出ていく。膜状流でかつ拡がって流れる燃
料流は、連続の定理により膜厚が徐々に薄くなってい
き、やがて切れて微粒化していく。また、液膜となって
流れる燃料にアシスト空気をあてることができるので、
アシスト空気による燃料の微粒化も促進される。
【0013】図4に燃料分岐部幅/燃料噴孔径(a/
d)と燃料平均粒径SMDとの関係を示す。空気導入孔
36の前後差圧△Pが大きいときには、空気による微粒
化の効果が大きいため、SMDはa/dによらずほぼ一
定である。しかし、△Pが小さい時にはアシスト空気に
よる微粒化の効果が小さくなるため、衝突面幅aの影響
を受ける。そして、a/dが0.2−0.3で、SMD
は小さく微粒化が促進されていることを見ることができ
る。これは、0.2≦a/d≦0.3で壁面流が生じに
くいからである。
d)と燃料平均粒径SMDとの関係を示す。空気導入孔
36の前後差圧△Pが大きいときには、空気による微粒
化の効果が大きいため、SMDはa/dによらずほぼ一
定である。しかし、△Pが小さい時にはアシスト空気に
よる微粒化の効果が小さくなるため、衝突面幅aの影響
を受ける。そして、a/dが0.2−0.3で、SMD
は小さく微粒化が促進されていることを見ることができ
る。これは、0.2≦a/d≦0.3で壁面流が生じに
くいからである。
【0014】図5は衝突面幅aが小さい場合(a/d=
0.10)と、適正な場合(a/d=0.21)の各△
Pに対するSMDの比較を示す。a/d=0.21の場
合、衝突面40に衝突した燃料は、分岐孔34の内部の
空間で液膜となり、そこにアシスト空気が衝突、混合す
るため、空気による微粒化効率も良いことがわかる。図
中の斜線部が、衝突による微粒化の効果である。
0.10)と、適正な場合(a/d=0.21)の各△
Pに対するSMDの比較を示す。a/d=0.21の場
合、衝突面40に衝突した燃料は、分岐孔34の内部の
空間で液膜となり、そこにアシスト空気が衝突、混合す
るため、空気による微粒化効率も良いことがわかる。図
中の斜線部が、衝突による微粒化の効果である。
【0015】図6は分岐孔長さLと分岐孔直径D1 の比
L/D1と燃料平均粒径SMDの関係を示している。a
/d<0.2のときには、燃料は分岐孔内側壁面に沿っ
て流れるため、L/Dが変化しても、SMDはほぼ一定
である。a/d>0.3の場合、燃料の衝突面40への
衝突後の拡がりが大きいため、L/D1 が比較的小さく
ても、分岐孔外側壁面に燃料が付着しやすくなり、SM
Dは大きくなり始める。0.2≦a/d≦0.3の場
合、L/D1 がある程度大きくなっても小さなSMDを
保ち続ける。ただし、L/D1 が極端に大きい場合は、
やはり分岐孔内部に燃料が付着してSMDは大きくな
る。図6より、0.2≦a/d≦0.3の設定により、
L、Dの影響を大きく受けずに、安定して燃料の微粒化
が得られることがわかる。
L/D1と燃料平均粒径SMDの関係を示している。a
/d<0.2のときには、燃料は分岐孔内側壁面に沿っ
て流れるため、L/Dが変化しても、SMDはほぼ一定
である。a/d>0.3の場合、燃料の衝突面40への
衝突後の拡がりが大きいため、L/D1 が比較的小さく
ても、分岐孔外側壁面に燃料が付着しやすくなり、SM
Dは大きくなり始める。0.2≦a/d≦0.3の場
合、L/D1 がある程度大きくなっても小さなSMDを
保ち続ける。ただし、L/D1 が極端に大きい場合は、
やはり分岐孔内部に燃料が付着してSMDは大きくな
る。図6より、0.2≦a/d≦0.3の設定により、
L、Dの影響を大きく受けずに、安定して燃料の微粒化
が得られることがわかる。
【0016】次に、空気導入孔36と燃料噴射弁軸芯と
の為す角度θは、 45°≦θ≦75° に設定されている。この理由は次の通りである。図1
0、図11にアシスト空気導入角度θの燃料平均粒径S
MDに与える影響を示す。図10はa/d=0.25す
なわち衝突面幅aが適正な場合であり、図11はa/d
=0すなわち衝突面幅a=0の場合である。
の為す角度θは、 45°≦θ≦75° に設定されている。この理由は次の通りである。図1
0、図11にアシスト空気導入角度θの燃料平均粒径S
MDに与える影響を示す。図10はa/d=0.25す
なわち衝突面幅aが適正な場合であり、図11はa/d
=0すなわち衝突面幅a=0の場合である。
【0017】a/d=0の場合、θを大きくするととも
に平均粒径も大きくなっていく。一方、a/d=0.2
5の場合、θ=45−75°でSMDが最も小さくな
る。分岐した燃料にアシスト空気を衝突させるときに、
アシスト空気と燃料流との衝突角度が大きすぎると、分
岐部に衝突し分岐孔内側壁面からいったん離れた燃料が
再び分岐孔内側壁面に付着するためと考えられる。ま
た、a=0の場合、θを多少変えても燃料平均粒径を小
さくすることはできないことがわかる。
に平均粒径も大きくなっていく。一方、a/d=0.2
5の場合、θ=45−75°でSMDが最も小さくな
る。分岐した燃料にアシスト空気を衝突させるときに、
アシスト空気と燃料流との衝突角度が大きすぎると、分
岐部に衝突し分岐孔内側壁面からいったん離れた燃料が
再び分岐孔内側壁面に付着するためと考えられる。ま
た、a=0の場合、θを多少変えても燃料平均粒径を小
さくすることはできないことがわかる。
【0018】次に、作用を説明する。燃料噴射弁10の
燃料噴孔14から噴射された燃料は柱状をなして流れ
て、燃料分岐部32頂部の衝突面40に衝突し、向きを
変えて燃料分岐孔34内の空間を膜状になってかつ微粒
化を促進されつつ流れ、かつアシスト空気との衝突、混
合によってさらに微粒化を促進され、燃料分岐孔34か
ら内燃機関の吸気ポート内に噴射される。
燃料噴孔14から噴射された燃料は柱状をなして流れ
て、燃料分岐部32頂部の衝突面40に衝突し、向きを
変えて燃料分岐孔34内の空間を膜状になってかつ微粒
化を促進されつつ流れ、かつアシスト空気との衝突、混
合によってさらに微粒化を促進され、燃料分岐孔34か
ら内燃機関の吸気ポート内に噴射される。
【0019】衝突面幅aと燃料噴孔直径dとの間に、
0.2≦a/d≦0.3の関係が設定されているので、
衝突面40にあたった燃料は、図7、図9のような壁面
流とならず、図8のような燃料分岐孔34内部をほぼ膜
状となって流れる流れとなる。このため、衝突面40と
の衝突による微粒化、膜状の流れが拡大されて厚さが薄
くなりやがて切れて粉々となることによる微粒化、膜状
の流れにアシスト空気が衝突して流れを粉砕し空気と混
合することによる微粒化、が効率良く行われて、燃料の
微粒化が促進される。スロットル全開で吸気負圧が小と
なり、空気導入孔36の前後差圧△Pが小になると、ア
シスト空気による燃料微粒化の効率が悪くなるが(図4
参照)、0.2≦a/d≦0.3の設定により衝突によ
る微粒化が良好に保れているので、△Pが小にかかわら
ずなお良好な微粒化が得られる。
0.2≦a/d≦0.3の関係が設定されているので、
衝突面40にあたった燃料は、図7、図9のような壁面
流とならず、図8のような燃料分岐孔34内部をほぼ膜
状となって流れる流れとなる。このため、衝突面40と
の衝突による微粒化、膜状の流れが拡大されて厚さが薄
くなりやがて切れて粉々となることによる微粒化、膜状
の流れにアシスト空気が衝突して流れを粉砕し空気と混
合することによる微粒化、が効率良く行われて、燃料の
微粒化が促進される。スロットル全開で吸気負圧が小と
なり、空気導入孔36の前後差圧△Pが小になると、ア
シスト空気による燃料微粒化の効率が悪くなるが(図4
参照)、0.2≦a/d≦0.3の設定により衝突によ
る微粒化が良好に保れているので、△Pが小にかかわら
ずなお良好な微粒化が得られる。
【0020】また、空気導入孔36と燃料噴射弁軸芯と
のなす角度θが45°−75°に設定されているので、
空気導入孔36の前後差圧△Pの大小にかかわらず、す
なわちアシスト空気量の多少にかかわらず、良好な微粒
化が得られる(図10参照)。ただし、アシスト空気の
導入角度による微粒化の向上は、燃料が図8のように分
岐孔内の空間を流れるときにとくに効果があり、壁面流
ではあまり効果はない(図11参照)。
のなす角度θが45°−75°に設定されているので、
空気導入孔36の前後差圧△Pの大小にかかわらず、す
なわちアシスト空気量の多少にかかわらず、良好な微粒
化が得られる(図10参照)。ただし、アシスト空気の
導入角度による微粒化の向上は、燃料が図8のように分
岐孔内の空間を流れるときにとくに効果があり、壁面流
ではあまり効果はない(図11参照)。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の内燃機関の燃料噴射装置
によれば、0.2≦a/d≦0.3に設定したので、壁
面流が生じにくく、衝突面との衝突、アシスト空気との
衝突の効果が強く得られ、燃料の微粒化が促進され、低
公害、低燃費が達成される。請求項2記載の内燃機関の
燃料噴射装置によれば、0.2≦a/d≦0.3に設定
するとともに、45°≦θ≦75°に設定したので、ア
シスト空気による効率の良い微粒化が行われ、少量のア
シスト空気でも微粒化を維持できる。
によれば、0.2≦a/d≦0.3に設定したので、壁
面流が生じにくく、衝突面との衝突、アシスト空気との
衝突の効果が強く得られ、燃料の微粒化が促進され、低
公害、低燃費が達成される。請求項2記載の内燃機関の
燃料噴射装置によれば、0.2≦a/d≦0.3に設定
するとともに、45°≦θ≦75°に設定したので、ア
シスト空気による効率の良い微粒化が行われ、少量のア
シスト空気でも微粒化を維持できる。
【図1】本発明の一実施例に係る内燃機関の燃料噴射装
置の断面図である。
置の断面図である。
【図2】図1のアダプタおよびその近傍の拡大断面図で
ある。
ある。
【図3】アダプタおよびその近傍の諸元を示す断面図で
ある。
ある。
【図4】燃料平均粒径SMD対衝突面幅/燃料噴孔直径
a/d関係図である。
a/d関係図である。
【図5】a/d=0.1および0.21のときのSMD
対空気導入孔前後差圧△P関係図である。
対空気導入孔前後差圧△P関係図である。
【図6】燃料平均粒径SMD対燃料分岐孔長さ/燃料分
岐孔直径L/D1 関係図である。
岐孔直径L/D1 関係図である。
【図7】a/d<0.2の場合のアダプタ内燃料挙動図
である。
である。
【図8】0.2≦a/d≦0.3の場合のアダプタ内燃
料挙動図である。
料挙動図である。
【図9】a/d>0.3の場合のアダプタ内燃料挙動図
である。
である。
【図10】a/d=0.25の場合の燃料平均粒径SM
D対空気導入孔角度θ図である。
D対空気導入孔角度θ図である。
【図11】a/d=0の場合の燃料平均粒径SMD対空
気導入孔角度θ図である。
気導入孔角度θ図である。
10 燃料噴射弁 14 燃料噴孔 30 アダプタ 32 燃料分岐部 34 分岐孔 36 空気導入孔 40 衝突面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02M 69/04 F02M 69/04 L (56)参考文献 特開 昭64−61461(JP,A) 特開 平2−245470(JP,A) 特開 昭63−50667(JP,A) 実開 平1−105765(JP,U) 実開 昭61−187963(JP,U) 実開 平2−46072(JP,U) 実開 平1−105768(JP,U) 実開 平2−43468(JP,U) 実開 平3−6059(JP,U) 実開 平3−18662(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02M 69/00 F02M 69/04 F02M 61/18 F02M 51/08 F02M 51/06
Claims (2)
- 【請求項1】 燃料噴孔を有する燃料噴射弁と、前記燃
料噴孔から噴射された燃料を衝突させる衝突面を頂部に
もつ燃料分岐部、該燃料分岐部によって2つに分けられ
た燃料を通過させ下端から噴出させる2つの分岐孔、お
よび前記分岐孔内で燃料流に空気を衝突させるように空
気を導入する空気導入孔、を有するアダプタと、を具備
した内燃機関の燃料噴射装置において、前記衝突面の幅
aと前記燃料噴孔の直径dとの間に、 0.2≦a/d≦0.3 の関係を設定したことを特徴とする内燃機関の燃料噴射
装置。 - 【請求項2】 燃料噴孔を有する燃料噴射弁と、前記燃
料噴孔から噴射された燃料を衝突させる衝突面を頂部に
もつ燃料分岐部、該燃料分岐部によって2つに分けられ
た燃料を通過させ下端から噴出させる2つの分岐孔、お
よび前記分岐孔内で燃料流に空気を衝突させるように空
気を導入する空気導入孔を有するアダプタと、を具備し
た内燃機関の燃料噴射装置において、前記衝突面の幅a
と前記燃料噴孔の直径dと間に、 0.2≦a/d≦0.3 の関係を設定し、さらに前記空気導入孔と燃料噴射弁軸
芯とのなす角度θを、 45°≦θ≦75° に設定したことを特徴とする内燃機関の燃料噴射装置。
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-
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1992
- 1992-05-29 US US07/890,682 patent/US5301879A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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