JP2000064929A - 燃料噴射弁 - Google Patents
燃料噴射弁Info
- Publication number
- JP2000064929A JP2000064929A JP10237291A JP23729198A JP2000064929A JP 2000064929 A JP2000064929 A JP 2000064929A JP 10237291 A JP10237291 A JP 10237291A JP 23729198 A JP23729198 A JP 23729198A JP 2000064929 A JP2000064929 A JP 2000064929A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- air
- adapter
- injection valve
- passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M61/00—Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
- F02M61/16—Details not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M61/02 - F02M61/14
- F02M61/18—Injection nozzles, e.g. having valve seats; Details of valve member seated ends, not otherwise provided for
- F02M61/188—Spherical or partly spherical shaped valve member ends
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M51/00—Fuel-injection apparatus characterised by being operated electrically
- F02M51/06—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle
- F02M51/061—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means
- F02M51/0625—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures
- F02M51/0664—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures having a cylindrically or partly cylindrically shaped armature, e.g. entering the winding; having a plate-shaped or undulated armature entering the winding
- F02M51/0671—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures having a cylindrically or partly cylindrically shaped armature, e.g. entering the winding; having a plate-shaped or undulated armature entering the winding the armature having an elongated valve body attached thereto
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M61/00—Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
- F02M61/16—Details not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M61/02 - F02M61/14
- F02M61/168—Assembling; Disassembling; Manufacturing; Adjusting
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M61/00—Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
- F02M61/16—Details not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M61/02 - F02M61/14
- F02M61/18—Injection nozzles, e.g. having valve seats; Details of valve member seated ends, not otherwise provided for
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M69/00—Low-pressure fuel-injection apparatus ; Apparatus with both continuous and intermittent injection; Apparatus injecting different types of fuel
- F02M69/04—Injectors peculiar thereto
- F02M69/047—Injectors peculiar thereto injectors with air chambers, e.g. communicating with atmosphere for aerating the nozzles
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M2200/00—Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
- F02M2200/90—Selection of particular materials
- F02M2200/9015—Elastomeric or plastic materials
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、燃料分配性を確保しつつアダプ
タの成形性を向上させるとともに、取付位置や方向に対
する融通性を向上させた燃料噴射弁を得る。 【解決手段】 樹脂製のアダプタ50には、円形断面の
2つのエア燃料混合通路51が上流側端面で仮想開口縁
部が互いに接するように設けられ、エア通路52がエア
燃料混合通路51に通じるように設けられている。そし
て、エア燃料混合通路51間の上流端部側には仕切り壁
53が形成されている。
タの成形性を向上させるとともに、取付位置や方向に対
する融通性を向上させた燃料噴射弁を得る。 【解決手段】 樹脂製のアダプタ50には、円形断面の
2つのエア燃料混合通路51が上流側端面で仮想開口縁
部が互いに接するように設けられ、エア通路52がエア
燃料混合通路51に通じるように設けられている。そし
て、エア燃料混合通路51間の上流端部側には仕切り壁
53が形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用エンジ
ンの吸気通路に設けられ、燃焼室内へ燃料をアシストエ
アとともに供給するエアアシスト式の燃料噴射弁に関す
るものである。
ンの吸気通路に設けられ、燃焼室内へ燃料をアシストエ
アとともに供給するエアアシスト式の燃料噴射弁に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図9は例えば特開平7−103100号
公報に記載された従来の燃料噴射弁を示す断面図、図1
0は図9に示された従来の燃料噴射弁の要部を示す部分
断面図および図11は図9に示された従来の燃料噴射弁
に用いられるアダプタを示す上面図である。この燃料噴
射弁は、各図に示すように、噴射弁本体1と、この噴射
弁本体1の先端部に装着されたアダプタ2とを備えてい
る。噴射弁本体1は、弁作動部系統、電磁作動部系統お
よび燃料通路部系統を有し、これら系統は円筒状に形成
されたハウジング3内に収容されている。
公報に記載された従来の燃料噴射弁を示す断面図、図1
0は図9に示された従来の燃料噴射弁の要部を示す部分
断面図および図11は図9に示された従来の燃料噴射弁
に用いられるアダプタを示す上面図である。この燃料噴
射弁は、各図に示すように、噴射弁本体1と、この噴射
弁本体1の先端部に装着されたアダプタ2とを備えてい
る。噴射弁本体1は、弁作動部系統、電磁作動部系統お
よび燃料通路部系統を有し、これら系統は円筒状に形成
されたハウジング3内に収容されている。
【0003】弁作動部系統は、ハウジング3の下部に形
成された弁ケーシング部3aの上部から下部に向かって
ストッパー4およびバルブシート本体5を有している。
このバルブシート本体5にはその中心軸線に沿って収容
部5aが形成されているとともに、その収容部5aには
ニードルバルブ6がその軸線方向に移動可能に収容され
ている。このバルブシート本体5の先端面5bには収容
部5aに通じる1つの噴射口5cが形成されている。
成された弁ケーシング部3aの上部から下部に向かって
ストッパー4およびバルブシート本体5を有している。
このバルブシート本体5にはその中心軸線に沿って収容
部5aが形成されているとともに、その収容部5aには
ニードルバルブ6がその軸線方向に移動可能に収容され
ている。このバルブシート本体5の先端面5bには収容
部5aに通じる1つの噴射口5cが形成されている。
【0004】また、電磁作動部系統は、ニードルバルブ
6の上端を把持したアーマチュア7と、このアーマチュ
ア7とバネ8を介して直列状に配設されたコア9と、コ
ア9の内側に配設されたスリーブ30と、電磁コイルが
これらを囲むように巻回されたボビン11とを備えてい
る。この電磁作動部系統を構成する各構成部材7、8、
9、30は、ハウジング3の上部に収容されている。コ
ア9の上下方向の中間部には鍔部9aが形成され、この
鍔部9aをハウジング3でかしめ込んでコア9はハウジ
ング3内に固定されている。また、ハウジング3には、
電磁コイル10に接続された端子12を保護するととも
に、他の端子と嵌合ソケット13が設けられている。
6の上端を把持したアーマチュア7と、このアーマチュ
ア7とバネ8を介して直列状に配設されたコア9と、コ
ア9の内側に配設されたスリーブ30と、電磁コイルが
これらを囲むように巻回されたボビン11とを備えてい
る。この電磁作動部系統を構成する各構成部材7、8、
9、30は、ハウジング3の上部に収容されている。コ
ア9の上下方向の中間部には鍔部9aが形成され、この
鍔部9aをハウジング3でかしめ込んでコア9はハウジ
ング3内に固定されている。また、ハウジング3には、
電磁コイル10に接続された端子12を保護するととも
に、他の端子と嵌合ソケット13が設けられている。
【0005】また、燃料通路部系統は、コア9の上端部
に装着されたフィルタ14と、このフィルタ14を介し
て供給された燃料が通るようにスリーブ30内に形成さ
れた第1燃料通路15aと、この第1燃料通路15aか
ら連続してアーマチュア7内に軸線に沿って形成された
第2燃料通路15bと、この第2燃料通路15bから連
続してバルブシート本体5の収容部5aとニードルバル
ブ6の外周部との間に形成された第3燃料通路15cと
を備えている。
に装着されたフィルタ14と、このフィルタ14を介し
て供給された燃料が通るようにスリーブ30内に形成さ
れた第1燃料通路15aと、この第1燃料通路15aか
ら連続してアーマチュア7内に軸線に沿って形成された
第2燃料通路15bと、この第2燃料通路15bから連
続してバルブシート本体5の収容部5aとニードルバル
ブ6の外周部との間に形成された第3燃料通路15cと
を備えている。
【0006】一方、アダプタ2は、噴射弁本体1の噴射
口5cから噴射された燃料が導入される円形断面の2つ
のエア燃料混合通路19と、各エア燃料混合通路19に
それぞれ開口してエアを通路19に供給するエア通路2
0とを有しており、エア燃料混合通路19に噴射された
燃料にエア通路20からのエアを衝突させて燃料を微粒
子化するようになっている。2つのエア燃料混合通路1
9は、各通路19の中心が噴射口5cの中心軸線上の一
点で交差し、かつ、噴射口5cの中心軸線に対して対称
に形成されている。さらに、それぞれのエア燃料混合通
路19の上流側端面の開口縁部が噴射口5cの中心軸線
上で互いに接するように形成されている。この燃料噴射
弁は、気筒の燃焼室に連通する吸気通路と一体的に形成
されたホルダー21に装着されている。このホルダー2
1にはエア導入ニップル22が装着されている。アダプ
タ2の外周面とホルダー21の内周面との間にはエア供
給路23が形成されている。そして、このエア供給路2
3内にエア導入ニップル22からのエアが導入され、エ
ア供給路23、各エア通路20を通じて各エア燃料混合
通路19にエアを供給するようになっている。
口5cから噴射された燃料が導入される円形断面の2つ
のエア燃料混合通路19と、各エア燃料混合通路19に
それぞれ開口してエアを通路19に供給するエア通路2
0とを有しており、エア燃料混合通路19に噴射された
燃料にエア通路20からのエアを衝突させて燃料を微粒
子化するようになっている。2つのエア燃料混合通路1
9は、各通路19の中心が噴射口5cの中心軸線上の一
点で交差し、かつ、噴射口5cの中心軸線に対して対称
に形成されている。さらに、それぞれのエア燃料混合通
路19の上流側端面の開口縁部が噴射口5cの中心軸線
上で互いに接するように形成されている。この燃料噴射
弁は、気筒の燃焼室に連通する吸気通路と一体的に形成
されたホルダー21に装着されている。このホルダー2
1にはエア導入ニップル22が装着されている。アダプ
タ2の外周面とホルダー21の内周面との間にはエア供
給路23が形成されている。そして、このエア供給路2
3内にエア導入ニップル22からのエアが導入され、エ
ア供給路23、各エア通路20を通じて各エア燃料混合
通路19にエアを供給するようになっている。
【0007】バルブシート本体5の先端面5bとアダプ
タ2との間には両者に密着した状態でプレート24が介
在している。このプレート24はバルブシート本体5の
先端面5bに密着した状態に固着されており、アダプタ
2が噴射弁本体1に装着された際に、プレート24がア
ダプタ2に密接するように各部品が作製されている。こ
のプレート24には、1つのエア燃料混合通路19に対
して1つの円形状のオリフィスホール24aが対面して
形成されており、従ってオリフィスホール24aとエア
燃料混合通路19とは途中に燃料分岐部を介しない状態
で連続する。そして、エア通路20の開口部28が、エ
ア燃料混合通路19中の、該プレート24の端面から下
流側に所定距離離れた位置に形成され、このエア燃料混
合通路19のうちこの開口部28より下流側が実質的な
エア燃料混合通路19とされている。
タ2との間には両者に密着した状態でプレート24が介
在している。このプレート24はバルブシート本体5の
先端面5bに密着した状態に固着されており、アダプタ
2が噴射弁本体1に装着された際に、プレート24がア
ダプタ2に密接するように各部品が作製されている。こ
のプレート24には、1つのエア燃料混合通路19に対
して1つの円形状のオリフィスホール24aが対面して
形成されており、従ってオリフィスホール24aとエア
燃料混合通路19とは途中に燃料分岐部を介しない状態
で連続する。そして、エア通路20の開口部28が、エ
ア燃料混合通路19中の、該プレート24の端面から下
流側に所定距離離れた位置に形成され、このエア燃料混
合通路19のうちこの開口部28より下流側が実質的な
エア燃料混合通路19とされている。
【0008】2つのオリフィスホール24aの全開口合
計面積は、図9、図10からも明らかなように、ニード
ルバルブ6が上動して開口したときのシート部5dの開
口面積よりも小さく設定されている。そのため、燃料噴
射時には、プレート24の燃料上流側の空間では、燃料
が均圧とされる均圧室5eが形成され、各エア燃料混合
通路19に供給される燃料噴射量はそれぞれに対応した
オリフィスホール24aの面積により決定され、それぞ
れ同径のオリフィスホール24aからは、同量の燃料が
それぞれ均等にエア燃料混合通路19に供給される。ま
た、オリフィスホール24aは、エア通路20の開口部
28側に指向して形成されている。アダプタ2の下端と
ホルダー21の下端面との間はOリング25が介在し、
両者間の気密を保持している。
計面積は、図9、図10からも明らかなように、ニード
ルバルブ6が上動して開口したときのシート部5dの開
口面積よりも小さく設定されている。そのため、燃料噴
射時には、プレート24の燃料上流側の空間では、燃料
が均圧とされる均圧室5eが形成され、各エア燃料混合
通路19に供給される燃料噴射量はそれぞれに対応した
オリフィスホール24aの面積により決定され、それぞ
れ同径のオリフィスホール24aからは、同量の燃料が
それぞれ均等にエア燃料混合通路19に供給される。ま
た、オリフィスホール24aは、エア通路20の開口部
28側に指向して形成されている。アダプタ2の下端と
ホルダー21の下端面との間はOリング25が介在し、
両者間の気密を保持している。
【0009】つぎに、上記従来の燃料噴射弁の動作につ
いて説明する。燃料を燃料噴射部系統に供給すると、こ
の燃料はフィルタ14でろ過され、第1、第2及び第3
燃料通路15a、15b、15cを経由してバルブシー
ト本体5のシート部5dに達する。そして、燃料噴射弁
の電磁作動部系統が作動すると、ニードルバルブ6が駆
動して上昇し、バルブシート本体5のシート部5dが開
口し、燃料を噴射口5cから噴射する。この際、均圧室
5e内では燃料が充満して噴射口5cに対向するプレー
ト24には均等な圧力が作用しているため、燃料は同径
の円形形状のオリフィスホール24aによって均等に分
配されながら各エア燃料混合通路19内に噴射される。
つまり、各エア燃料混合通路19内に噴射する燃料の流
量はそのオリフィスホール24aの開口面積によって決
定されるため、結果的には各オリフィスホール24aに
よって燃料を正確に計量しながら各エア燃料混合通路1
9に燃料を分流することになる。
いて説明する。燃料を燃料噴射部系統に供給すると、こ
の燃料はフィルタ14でろ過され、第1、第2及び第3
燃料通路15a、15b、15cを経由してバルブシー
ト本体5のシート部5dに達する。そして、燃料噴射弁
の電磁作動部系統が作動すると、ニードルバルブ6が駆
動して上昇し、バルブシート本体5のシート部5dが開
口し、燃料を噴射口5cから噴射する。この際、均圧室
5e内では燃料が充満して噴射口5cに対向するプレー
ト24には均等な圧力が作用しているため、燃料は同径
の円形形状のオリフィスホール24aによって均等に分
配されながら各エア燃料混合通路19内に噴射される。
つまり、各エア燃料混合通路19内に噴射する燃料の流
量はそのオリフィスホール24aの開口面積によって決
定されるため、結果的には各オリフィスホール24aに
よって燃料を正確に計量しながら各エア燃料混合通路1
9に燃料を分流することになる。
【0010】ここで、燃料はプレート24のオリフィス
ホール24aで分流されることから均等に燃料が噴射で
きる。しかも、このように燃料はプレート24上の均圧
室5eに一旦保持され、この後でエア燃料混合通路19
へ噴射されるので、噴射燃料がエア燃料混合通路19に
衝突することが抑制され、従って噴射燃料が液滴流にな
ってエンジン気筒内に滴下するのが抑制される。一方、
エア導入ニップル22からアシストエアをエア供給部2
3内に導入し、このアシストエアを各エア通路20を介
して横方向から各エア燃料混合通路19内に供給し、こ
のアシストエアをオリフィスホール24aから供給され
た燃料に衝突させて燃料をアシストエアによって微粒子
化する。燃料は、オリフィスホール24aで分配された
量そのままの値で各燃焼室に噴射される。
ホール24aで分流されることから均等に燃料が噴射で
きる。しかも、このように燃料はプレート24上の均圧
室5eに一旦保持され、この後でエア燃料混合通路19
へ噴射されるので、噴射燃料がエア燃料混合通路19に
衝突することが抑制され、従って噴射燃料が液滴流にな
ってエンジン気筒内に滴下するのが抑制される。一方、
エア導入ニップル22からアシストエアをエア供給部2
3内に導入し、このアシストエアを各エア通路20を介
して横方向から各エア燃料混合通路19内に供給し、こ
のアシストエアをオリフィスホール24aから供給され
た燃料に衝突させて燃料をアシストエアによって微粒子
化する。燃料は、オリフィスホール24aで分配された
量そのままの値で各燃焼室に噴射される。
【0011】このように構成された従来の燃料噴射弁
は、燃料がプレート24のオリフィスホール24aにて
均等にされ、その後エア燃料混合通路19を流通するこ
ととなるため、アダプタ2に燃料分岐部を形成する必要
がない。従って、アダプタ2には燃料を均等に分流する
ための精密な加工は要求されず、アダプタ2を形状の加
工が金属製とした場合に比べて極めて容易な樹脂製とす
ることができる。
は、燃料がプレート24のオリフィスホール24aにて
均等にされ、その後エア燃料混合通路19を流通するこ
ととなるため、アダプタ2に燃料分岐部を形成する必要
がない。従って、アダプタ2には燃料を均等に分流する
ための精密な加工は要求されず、アダプタ2を形状の加
工が金属製とした場合に比べて極めて容易な樹脂製とす
ることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
燃料噴射弁においては、2つのエア燃料混合通路19の
上流側端面の開口縁部が噴射口5cの中心軸線上で互い
に接するように形成されているので、2つのエア燃料混
合通路19間の隔壁部が上流側端面でエッジを構成する
ことになる。その結果、アダプタ2の成形時に樹脂の流
れが悪くなって、欠けが該エッジ部に生じ、エッジ部が
ショート気味の形状となり、燃料の分配に悪影響を及ぼ
すという課題があった。
燃料噴射弁においては、2つのエア燃料混合通路19の
上流側端面の開口縁部が噴射口5cの中心軸線上で互い
に接するように形成されているので、2つのエア燃料混
合通路19間の隔壁部が上流側端面でエッジを構成する
ことになる。その結果、アダプタ2の成形時に樹脂の流
れが悪くなって、欠けが該エッジ部に生じ、エッジ部が
ショート気味の形状となり、燃料の分配に悪影響を及ぼ
すという課題があった。
【0013】上記従来の燃料噴射弁の課題を改善するた
めに、2つのエア燃料混合通路19の形成位置を径方向
の外側にシフトさせることにより、2つのエア燃料混合
通路19間の隔壁部が上流側端面でエッジを構成しない
ようにする方法も考えられるが、2つのエア燃料混合通
路19の形成位置を径方向の外側にシフトすることによ
り、オリフィスホール24aからの燃料噴射方向とエア
燃料混合通路19の通路中心とが大きくずれてしまい、
混合気形成に支障をきたすという問題が生じる。そこ
で、エア燃料混合通路19の形成位置に合わせてオリフ
ィスホール24aの形成位置を径方向の外側にシフトし
たり、あるいはオリフィスホール24aの孔軸の傾斜
(燃料噴射角)を大きくしたりすることが考えられる。
しかしながら、この場合、プレート24の多孔のプレス
加工が難しくなり、生産性を悪化させるという問題が生
じる。さらには、オリフィスホール14aの形成位置を
径方向の外側にシフトすることは、プレート24の上流
側に形成されるデッドボリュームの増大をもたらす。そ
して、燃料を噴射しない状態において、このデッドボリ
ュームには、燃圧のない燃料が存在し、その燃料量も蒸
発等により変動している。そこで、デッドボリュームの
増大に起因して、デッドボリューム内の燃料量のばらつ
きが大きくなり、燃料噴射の再開時における燃料噴射量
を正確に制御できなくなってしまうという問題が生じ
る。
めに、2つのエア燃料混合通路19の形成位置を径方向
の外側にシフトさせることにより、2つのエア燃料混合
通路19間の隔壁部が上流側端面でエッジを構成しない
ようにする方法も考えられるが、2つのエア燃料混合通
路19の形成位置を径方向の外側にシフトすることによ
り、オリフィスホール24aからの燃料噴射方向とエア
燃料混合通路19の通路中心とが大きくずれてしまい、
混合気形成に支障をきたすという問題が生じる。そこ
で、エア燃料混合通路19の形成位置に合わせてオリフ
ィスホール24aの形成位置を径方向の外側にシフトし
たり、あるいはオリフィスホール24aの孔軸の傾斜
(燃料噴射角)を大きくしたりすることが考えられる。
しかしながら、この場合、プレート24の多孔のプレス
加工が難しくなり、生産性を悪化させるという問題が生
じる。さらには、オリフィスホール14aの形成位置を
径方向の外側にシフトすることは、プレート24の上流
側に形成されるデッドボリュームの増大をもたらす。そ
して、燃料を噴射しない状態において、このデッドボリ
ュームには、燃圧のない燃料が存在し、その燃料量も蒸
発等により変動している。そこで、デッドボリュームの
増大に起因して、デッドボリューム内の燃料量のばらつ
きが大きくなり、燃料噴射の再開時における燃料噴射量
を正確に制御できなくなってしまうという問題が生じ
る。
【0014】このように、燃料噴射弁においては、オリ
フィスホール24aからの燃料噴射方向とエア燃料混合
通路19の通路中心とのずれを抑え、かつ、デッドボリ
ュームの容積を小さくすることが要求され、エア燃料混
合通路19の上流側端面の開口部を近接させる必要性が
あった。
フィスホール24aからの燃料噴射方向とエア燃料混合
通路19の通路中心とのずれを抑え、かつ、デッドボリ
ュームの容積を小さくすることが要求され、エア燃料混
合通路19の上流側端面の開口部を近接させる必要性が
あった。
【0015】この発明は、上記の様な問題点を解消する
ためになされたもので、樹脂製のアダプタに形成される
エア燃料混合通路間の上流側端面の仕切り壁を設け、ア
ダプタの成形性および燃料の分配性を向上させつつ、エ
ア燃料混合通路の上流側端面の開口部を近接して配置で
きるようにし、取付位置や方向に対する融通性を向上さ
せた燃料噴射弁を得ることを目的とする。多方向噴射の
エアアシスト燃料噴射弁において、燃料分岐部の形状寸
法の正確さを厳しくしなくても、各エア燃料混合通路に
対して均等な流量の燃料を安定して供給でき、またアダ
プタに液滴が付着することに起因する排気ガス悪化を防
止す燃料噴射弁を得ることを目的とする。
ためになされたもので、樹脂製のアダプタに形成される
エア燃料混合通路間の上流側端面の仕切り壁を設け、ア
ダプタの成形性および燃料の分配性を向上させつつ、エ
ア燃料混合通路の上流側端面の開口部を近接して配置で
きるようにし、取付位置や方向に対する融通性を向上さ
せた燃料噴射弁を得ることを目的とする。多方向噴射の
エアアシスト燃料噴射弁において、燃料分岐部の形状寸
法の正確さを厳しくしなくても、各エア燃料混合通路に
対して均等な流量の燃料を安定して供給でき、またアダ
プタに液滴が付着することに起因する排気ガス悪化を防
止す燃料噴射弁を得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明は、燃料を噴射
する噴射口を有する噴射弁本体と、この噴射弁本体の先
端部に装着された樹脂製のアダプタと、このアダプタに
アダプタの軸心回りに等角ピッチでほぼ円形もしくは楕
円形の断面形状に穿設され、かつ、それぞれの通路中心
が該軸心上の上流側の一点に該軸心に対して同じ傾斜角
度で交差し、上記噴射口からの上記燃料を流通させる複
数のエア燃料混合通路と、それぞれのエア燃料混合通路
に通じるように上記アダプタに穿設され、エアを上記エ
ア燃料混合通路に導入するエア通路と、上記噴射弁本体
と上記アダプタとの間を遮断するように配設されたプレ
ートと、上記複数のエア燃料混合通路の上流側開口のそ
れぞれに対面するように上記プレートに穿設され、上記
噴射口からの上記燃料を上記複数のエア燃料混合通路に
分配するオリフィスホールとを備えた燃料噴射弁におい
て、上記複数のエア燃料混合通路は、それぞれの上記ア
ダプタの上流側端面での仮想開口縁部が互いに略接する
ように形成され、かつ、それぞれの上流端部側の断面形
状が隣り合うエア燃料混合通路間に所定厚みの仕切り壁
を形成するようにその円弧形状を隣り合う上記仮想開口
縁部同士の接線と略平行な直線形状に変形されているも
のである。
する噴射口を有する噴射弁本体と、この噴射弁本体の先
端部に装着された樹脂製のアダプタと、このアダプタに
アダプタの軸心回りに等角ピッチでほぼ円形もしくは楕
円形の断面形状に穿設され、かつ、それぞれの通路中心
が該軸心上の上流側の一点に該軸心に対して同じ傾斜角
度で交差し、上記噴射口からの上記燃料を流通させる複
数のエア燃料混合通路と、それぞれのエア燃料混合通路
に通じるように上記アダプタに穿設され、エアを上記エ
ア燃料混合通路に導入するエア通路と、上記噴射弁本体
と上記アダプタとの間を遮断するように配設されたプレ
ートと、上記複数のエア燃料混合通路の上流側開口のそ
れぞれに対面するように上記プレートに穿設され、上記
噴射口からの上記燃料を上記複数のエア燃料混合通路に
分配するオリフィスホールとを備えた燃料噴射弁におい
て、上記複数のエア燃料混合通路は、それぞれの上記ア
ダプタの上流側端面での仮想開口縁部が互いに略接する
ように形成され、かつ、それぞれの上流端部側の断面形
状が隣り合うエア燃料混合通路間に所定厚みの仕切り壁
を形成するようにその円弧形状を隣り合う上記仮想開口
縁部同士の接線と略平行な直線形状に変形されているも
のである。
【0017】また、上記仕切り壁の厚みを0.25mm
以上とするものである。
以上とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1および図2はそれぞれこの発明の実
施の形態1に係る燃料噴射弁に適用されるアダプタを示
す断面図および上面図、図3はこの発明の実施の形態1
に係る燃料噴射弁のアダプタ周りを示す要部断面部であ
る。各図において、アダプタ50は樹脂製で、2つのエ
ア燃料混合通路51と、各エア燃料混合通路51にそれ
ぞれ開口してエア燃料混合通路51にエアを供給するエ
ア通路52とを備えている。2つのエア燃料混合通路5
1は、D状断面の上流側端部を除いて円形断面に形成さ
れており、エア燃料混合通路51間の上流側端部に厚さ
Tの仕切り壁53が形成されている。そして、2つのエ
ア燃料混合通路51の円形断面部を延長させることによ
りアダプタの上流側端面に仮想に形成される開口の縁部
(仮想開口縁部)は、図3に点線で示されるように、上
流側端面で互いに接している。また、2つのエア燃料混
合通路51の通路中心線B1、B2がアダプタ50の上
流側でアダプタ50の軸心A上の一点で交差している。
さらに、一方のエア燃料混合通路51は、他方のエア燃
料混合通路51を軸心A回りに180度回転させたもの
である。
について説明する。 実施の形態1.図1および図2はそれぞれこの発明の実
施の形態1に係る燃料噴射弁に適用されるアダプタを示
す断面図および上面図、図3はこの発明の実施の形態1
に係る燃料噴射弁のアダプタ周りを示す要部断面部であ
る。各図において、アダプタ50は樹脂製で、2つのエ
ア燃料混合通路51と、各エア燃料混合通路51にそれ
ぞれ開口してエア燃料混合通路51にエアを供給するエ
ア通路52とを備えている。2つのエア燃料混合通路5
1は、D状断面の上流側端部を除いて円形断面に形成さ
れており、エア燃料混合通路51間の上流側端部に厚さ
Tの仕切り壁53が形成されている。そして、2つのエ
ア燃料混合通路51の円形断面部を延長させることによ
りアダプタの上流側端面に仮想に形成される開口の縁部
(仮想開口縁部)は、図3に点線で示されるように、上
流側端面で互いに接している。また、2つのエア燃料混
合通路51の通路中心線B1、B2がアダプタ50の上
流側でアダプタ50の軸心A上の一点で交差している。
さらに、一方のエア燃料混合通路51は、他方のエア燃
料混合通路51を軸心A回りに180度回転させたもの
である。
【0019】このように構成されたアダプタ50は、軸
心Aが噴射口5cの孔中心に一致するように噴射弁本体
1の先端に装着され、図4に示されるように燃料噴射弁
を構成している。プレート24がバルブシート本体5の
先端面5bとアダプタ50との間に介装されている。こ
のプレート24には、1つのエア燃料混合通路51に対
して1つの円形状のオリフィスホール24aが対面して
形成されている。また、オリフィスホール24aは、エ
ア通路52の開口部52a側に指向して形成されてい
る。そして、エア通路52の開口部52aが、エア燃料
混合通路51中の、該プレート24の端面から下流側に
所定距離離れた位置に形成され、このエア燃料混合通路
51のうちこの開口部52aより下流側が実質的なエア
燃料混合通路51とされている。なお、他の構成は、図
9に示される燃料噴射弁と同様に構成されている。
心Aが噴射口5cの孔中心に一致するように噴射弁本体
1の先端に装着され、図4に示されるように燃料噴射弁
を構成している。プレート24がバルブシート本体5の
先端面5bとアダプタ50との間に介装されている。こ
のプレート24には、1つのエア燃料混合通路51に対
して1つの円形状のオリフィスホール24aが対面して
形成されている。また、オリフィスホール24aは、エ
ア通路52の開口部52a側に指向して形成されてい
る。そして、エア通路52の開口部52aが、エア燃料
混合通路51中の、該プレート24の端面から下流側に
所定距離離れた位置に形成され、このエア燃料混合通路
51のうちこの開口部52aより下流側が実質的なエア
燃料混合通路51とされている。なお、他の構成は、図
9に示される燃料噴射弁と同様に構成されている。
【0020】つぎに、このように構成された燃料噴射弁
の動作について説明する。燃料を燃料噴射部系統に供給
すると、この燃料はフィルタ14でろ過され、第1、第
2及び第3燃料通路15a、15b、15cを経由して
バルブシート本体5のシート部5dに達する。そして、
燃料噴射弁の電磁作動部系統が作動すると、ニードルバ
ルブ6が駆動して上昇し、バルブシート本体5のシート
部5dが開口し、燃料を噴射口5cから噴射する。この
際、均圧室5e内では燃料が充満して噴射口5cに対向
するプレート24には均等な圧力が作用しているため、
燃料は同径の円形形状のオリフィスホール24aによっ
て均等に分配されながら各エア燃料混合通路51内に噴
射される。つまり、各エア燃料混合通路51内に噴射す
る燃料の流量はそのオリフィスホール24aの開口面積
によって決定されるため、結果的には各オリフィスホー
ル24aによって燃料を正確に計量しながら各エア燃料
混合通路51に燃料を分流することになる。
の動作について説明する。燃料を燃料噴射部系統に供給
すると、この燃料はフィルタ14でろ過され、第1、第
2及び第3燃料通路15a、15b、15cを経由して
バルブシート本体5のシート部5dに達する。そして、
燃料噴射弁の電磁作動部系統が作動すると、ニードルバ
ルブ6が駆動して上昇し、バルブシート本体5のシート
部5dが開口し、燃料を噴射口5cから噴射する。この
際、均圧室5e内では燃料が充満して噴射口5cに対向
するプレート24には均等な圧力が作用しているため、
燃料は同径の円形形状のオリフィスホール24aによっ
て均等に分配されながら各エア燃料混合通路51内に噴
射される。つまり、各エア燃料混合通路51内に噴射す
る燃料の流量はそのオリフィスホール24aの開口面積
によって決定されるため、結果的には各オリフィスホー
ル24aによって燃料を正確に計量しながら各エア燃料
混合通路51に燃料を分流することになる。
【0021】ここで、燃料はプレート24のオリフィス
ホール24aで分流されることから均等に燃料が噴射で
きる。しかも、このように燃料はプレート24上の均圧
室5eに一旦保持され、この後でエア燃料混合通路51
へ噴射されるので、噴射燃料がエア燃料混合通路51に
衝突することが抑制され、従って噴射燃料が液滴流にな
ってエンジン気筒内に滴下するのが抑制される。一方、
エア導入ニップル22からアシストエアをエア供給部2
3内に導入し、このアシストエアを各エア通路52を介
して横方向から各エア燃料混合通路51内に供給し、こ
のアシストエアをオリフィスホール24aから供給され
た燃料に衝突させて燃料をアシストエアによって微粒子
化する。燃料は、オリフィスホール24aで分配された
量そのままの値で各燃焼室に噴射される。
ホール24aで分流されることから均等に燃料が噴射で
きる。しかも、このように燃料はプレート24上の均圧
室5eに一旦保持され、この後でエア燃料混合通路51
へ噴射されるので、噴射燃料がエア燃料混合通路51に
衝突することが抑制され、従って噴射燃料が液滴流にな
ってエンジン気筒内に滴下するのが抑制される。一方、
エア導入ニップル22からアシストエアをエア供給部2
3内に導入し、このアシストエアを各エア通路52を介
して横方向から各エア燃料混合通路51内に供給し、こ
のアシストエアをオリフィスホール24aから供給され
た燃料に衝突させて燃料をアシストエアによって微粒子
化する。燃料は、オリフィスホール24aで分配された
量そのままの値で各燃焼室に噴射される。
【0022】この実施の形態1によれば、2つのエア燃
料混合通路51間の上流端部側に仕切り壁53が設けら
れているので、2つのエア燃料混合通路51間の上流側
端部にショートを発生させることなく、アダプタ50を
簡易に樹脂成形することができる。そこで、アダプタ5
0の燃料分配性が確保され、燃料はプレート24のオリ
フィスホール24aにより均等に分配された状態を維持
してエア燃料混合通路51内を流通することになる。ま
た、2つのエア燃料混合通路51の上流端部側がD状断
面に形成されているので、2つのエア燃料混合通路51
の上流側端面の仮想開口縁部が互いに接するようにエア
燃料混合通路51を形成することができる。即ち、2つ
のエア燃料混合通路51の上流側端面の開口部を近接さ
せることができる。そこで、燃料噴射弁の取付位置や方
向に対する融通性が向上される。また、2つのエア燃料
混合通路51の上流側端面の開口部が近接しているの
で、オリフィスホール24aからの燃料噴射方向とエア
燃料混合通路51の通路中心との間のずれが抑えられ、
混合気の形成が安定して行われる。また、エア燃料混合
通路51の位置に合わせてオリフィスホール24aの位
置を径方向の外側にシフトしたり、あるいはオリフィス
ホール24aの孔軸の傾斜(燃料噴射角)を大きくした
りする必要がなく、プレート24の多孔のプレス加工が
容易となり、生産性を向上させることができる。さらに
は、オリフィスホール14aの位置を径方向の外側にシ
フトする必要がないので、プレート24の上流側に形成
されるデッドボリュームの増大がなく、燃料噴射量を正
確に安定して制御することができる。
料混合通路51間の上流端部側に仕切り壁53が設けら
れているので、2つのエア燃料混合通路51間の上流側
端部にショートを発生させることなく、アダプタ50を
簡易に樹脂成形することができる。そこで、アダプタ5
0の燃料分配性が確保され、燃料はプレート24のオリ
フィスホール24aにより均等に分配された状態を維持
してエア燃料混合通路51内を流通することになる。ま
た、2つのエア燃料混合通路51の上流端部側がD状断
面に形成されているので、2つのエア燃料混合通路51
の上流側端面の仮想開口縁部が互いに接するようにエア
燃料混合通路51を形成することができる。即ち、2つ
のエア燃料混合通路51の上流側端面の開口部を近接さ
せることができる。そこで、燃料噴射弁の取付位置や方
向に対する融通性が向上される。また、2つのエア燃料
混合通路51の上流側端面の開口部が近接しているの
で、オリフィスホール24aからの燃料噴射方向とエア
燃料混合通路51の通路中心との間のずれが抑えられ、
混合気の形成が安定して行われる。また、エア燃料混合
通路51の位置に合わせてオリフィスホール24aの位
置を径方向の外側にシフトしたり、あるいはオリフィス
ホール24aの孔軸の傾斜(燃料噴射角)を大きくした
りする必要がなく、プレート24の多孔のプレス加工が
容易となり、生産性を向上させることができる。さらに
は、オリフィスホール14aの位置を径方向の外側にシ
フトする必要がないので、プレート24の上流側に形成
されるデッドボリュームの増大がなく、燃料噴射量を正
確に安定して制御することができる。
【0023】ここで、仕切り壁53の厚みTは、アダプ
タ50の樹脂成形時にエア燃料混合通路51間の上流側
端部におけるショートの発生を抑える観点から0.25
mm以上とすることが望ましい。また、仕切り壁53の
厚みTの上限は、噴霧流量、噴霧パターンおよび燃料分
配に影響がでないように、即ちオリフィスホール24a
から噴射された燃料が仕切り壁53の端面に直接かから
ないように、プレート24およびアダプタ50の公差を
考慮して設定すればよい。
タ50の樹脂成形時にエア燃料混合通路51間の上流側
端部におけるショートの発生を抑える観点から0.25
mm以上とすることが望ましい。また、仕切り壁53の
厚みTの上限は、噴霧流量、噴霧パターンおよび燃料分
配に影響がでないように、即ちオリフィスホール24a
から噴射された燃料が仕切り壁53の端面に直接かから
ないように、プレート24およびアダプタ50の公差を
考慮して設定すればよい。
【0024】実施の形態2.上記実施の形態1では、仕
切り壁53が上流側端面から下流側に向かって均一の肉
厚でエア燃料混合通路51の円形断面部につながるよう
に形成されるものとしているが、この実施の形態2で
は、図5および図6に示されるように、仕切り壁53が
上流側端面から下流側に向かって徐々に肉厚を増しなが
らエア燃料混合通路51の円形断面部につながるように
形成されているもので、上記実施の形態1と同様の効果
が得られる。
切り壁53が上流側端面から下流側に向かって均一の肉
厚でエア燃料混合通路51の円形断面部につながるよう
に形成されるものとしているが、この実施の形態2で
は、図5および図6に示されるように、仕切り壁53が
上流側端面から下流側に向かって徐々に肉厚を増しなが
らエア燃料混合通路51の円形断面部につながるように
形成されているもので、上記実施の形態1と同様の効果
が得られる。
【0025】実施の形態3.この実施の形態3では、図
7に示されるように、3つのエア燃料混合通路51がア
ダプタに設けられているものである。つまり、3つのエ
ア燃料混合通路51は、略D状断面の上流側端部を除い
て円形断面に形成されており、エア燃料混合通路51間
の上流側端部に厚さTの仕切り壁53が形成されてい
る。そして、3つのエア燃料混合通路51の上流側端面
での仮想開口縁部は、図7に点線で示されるように、上
流側端面で互いに接している。また、3つのエア燃料混
合通路51の通路中心線がアダプタの上流側でアダプタ
の軸心上の一点で交差している。さらに、3つのエア燃
料混合通路51は、アダプタの軸心回りに120度回転
させた位置関係になっている。なお、仕切り壁53の厚
みは、0.25mm以上、かつ、噴霧流量、噴霧パター
ンおよび燃料分配に影響がでない厚み以下に設定されて
いる。
7に示されるように、3つのエア燃料混合通路51がア
ダプタに設けられているものである。つまり、3つのエ
ア燃料混合通路51は、略D状断面の上流側端部を除い
て円形断面に形成されており、エア燃料混合通路51間
の上流側端部に厚さTの仕切り壁53が形成されてい
る。そして、3つのエア燃料混合通路51の上流側端面
での仮想開口縁部は、図7に点線で示されるように、上
流側端面で互いに接している。また、3つのエア燃料混
合通路51の通路中心線がアダプタの上流側でアダプタ
の軸心上の一点で交差している。さらに、3つのエア燃
料混合通路51は、アダプタの軸心回りに120度回転
させた位置関係になっている。なお、仕切り壁53の厚
みは、0.25mm以上、かつ、噴霧流量、噴霧パター
ンおよび燃料分配に影響がでない厚み以下に設定されて
いる。
【0026】この実施の形態3においても、3つのエア
燃料混合通路53の上流側開口が近接して配置されてい
るので、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
燃料混合通路53の上流側開口が近接して配置されてい
るので、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0027】実施の形態4.図8はこの発明の実施の形
態4に係る燃料噴射弁の取付状態を示す要部断面図であ
る。図において、ストッパ4およびバルブシート本体5
が噴射弁本体のハウジング3の下部に配設され、ニード
ルバルブ6が軸心方向に移動可能にバルブシート本体5
の収容部5aに収容されている。また、アダプタ50が
その軸心を噴射口5cの孔中心に一致するようにハウジ
ング3の先端に装着されている。プレート24がバルブ
シート本体5の先端面5bとアダプタ50との間に介装
されている。このプレート24には、1つのエア燃料混
合通路51に対して1つの円形状のオリフィスホール2
4aが対面して形成され、各オリフィスホール24a
は、エア通路52の開口部52a側に指向している。こ
のように構成された燃料噴射弁は、インテークマニホー
ルド60に直接装着されている。そして、エア導入路6
1がインテークマニホールド60に設けられ、エアがエ
ア導入路61およびエア通路52を介してエア燃料混合
通路51に供給されるようになっている。
態4に係る燃料噴射弁の取付状態を示す要部断面図であ
る。図において、ストッパ4およびバルブシート本体5
が噴射弁本体のハウジング3の下部に配設され、ニード
ルバルブ6が軸心方向に移動可能にバルブシート本体5
の収容部5aに収容されている。また、アダプタ50が
その軸心を噴射口5cの孔中心に一致するようにハウジ
ング3の先端に装着されている。プレート24がバルブ
シート本体5の先端面5bとアダプタ50との間に介装
されている。このプレート24には、1つのエア燃料混
合通路51に対して1つの円形状のオリフィスホール2
4aが対面して形成され、各オリフィスホール24a
は、エア通路52の開口部52a側に指向している。こ
のように構成された燃料噴射弁は、インテークマニホー
ルド60に直接装着されている。そして、エア導入路6
1がインテークマニホールド60に設けられ、エアがエ
ア導入路61およびエア通路52を介してエア燃料混合
通路51に供給されるようになっている。
【0028】この実施の形態4は、燃料噴射弁がインテ
ークマニホールド60に直接装着されている点を除い
て、上記実施の形態1と同様に構成されている。そこ
で、この実施の形態4においても、上記実施の形態1と
同様の効果が得られる。また、この実施の形態4では、
燃料噴射弁をインテークマニホールド60に直接装着す
るものとしているが、燃料噴射弁をシリンダヘッドに直
接装着しても、同様の効果が得られる。
ークマニホールド60に直接装着されている点を除い
て、上記実施の形態1と同様に構成されている。そこ
で、この実施の形態4においても、上記実施の形態1と
同様の効果が得られる。また、この実施の形態4では、
燃料噴射弁をインテークマニホールド60に直接装着す
るものとしているが、燃料噴射弁をシリンダヘッドに直
接装着しても、同様の効果が得られる。
【0029】なお、上記各実施の形態では、エア燃料混
合通路53の主通路(上流端部側を除く部位)の断面を
円形としているが、該主通路の断面は円形に限定される
ものではなく、例えば楕円形(長円形)でもよい。同様
に、オリフィスホール24aの断面も円形に限定される
ものではない。また、上記各実施の形態では、1つのエ
ア燃料混合通路53に1つのオリフィスホール24aが
対面するようにしているが、1つのエア燃料混合通路5
3に2以上のオリフィスホール24aが対面するように
してよい。また、上記各実施の形態では、2方向あるい
は3方向噴射の燃料噴射弁に適用するものとしている
が、4つ以上のエア燃料混合通路51を有する多方向噴
射の燃料噴射弁に適用しても、同様の効果が得られる。
この場合、各エア燃料混合通路51の通路中心線がアダ
プタの上流側でアダプタの軸心上の一点で交差し、か
つ、各エア燃料混合通路51がアダプタの軸心回りに等
角ピッチに形成されていればよい。また、上記各実施の
形態では、エア燃料混合通路51の上流側端部での仮想
開口縁部が互いに接するものとしているが、該仮想開口
縁部は必ずしも互いに接している必要はなく、略接する
状態にあればよい。また、上記各実施の形態では、オリ
フィスホール24aをプレートに形成するものとしてい
るが、プレートをバルブシート本体5と一体化し、この
バルブシート本体にオリフィスホールを形成するように
してもよい。さらに、本願は、噴射口から噴射される燃
料がプレート24に設けられたオリフィスホール24a
により分配された後エア燃料混合通路51に流通される
燃料噴射弁であれば、いかなるタイプの噴射弁にも適用
できることは、いうまでもないことである。
合通路53の主通路(上流端部側を除く部位)の断面を
円形としているが、該主通路の断面は円形に限定される
ものではなく、例えば楕円形(長円形)でもよい。同様
に、オリフィスホール24aの断面も円形に限定される
ものではない。また、上記各実施の形態では、1つのエ
ア燃料混合通路53に1つのオリフィスホール24aが
対面するようにしているが、1つのエア燃料混合通路5
3に2以上のオリフィスホール24aが対面するように
してよい。また、上記各実施の形態では、2方向あるい
は3方向噴射の燃料噴射弁に適用するものとしている
が、4つ以上のエア燃料混合通路51を有する多方向噴
射の燃料噴射弁に適用しても、同様の効果が得られる。
この場合、各エア燃料混合通路51の通路中心線がアダ
プタの上流側でアダプタの軸心上の一点で交差し、か
つ、各エア燃料混合通路51がアダプタの軸心回りに等
角ピッチに形成されていればよい。また、上記各実施の
形態では、エア燃料混合通路51の上流側端部での仮想
開口縁部が互いに接するものとしているが、該仮想開口
縁部は必ずしも互いに接している必要はなく、略接する
状態にあればよい。また、上記各実施の形態では、オリ
フィスホール24aをプレートに形成するものとしてい
るが、プレートをバルブシート本体5と一体化し、この
バルブシート本体にオリフィスホールを形成するように
してもよい。さらに、本願は、噴射口から噴射される燃
料がプレート24に設けられたオリフィスホール24a
により分配された後エア燃料混合通路51に流通される
燃料噴射弁であれば、いかなるタイプの噴射弁にも適用
できることは、いうまでもないことである。
【0030】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0031】この発明によれば、燃料を噴射する噴射口
を有する噴射弁本体と、この噴射弁本体の先端部に装着
された樹脂製のアダプタと、このアダプタにアダプタの
軸心回りに等角ピッチでほぼ円形もしくは楕円形の断面
形状に穿設され、かつ、それぞれの通路中心が該軸心上
の上流側の一点に該軸心に対して同じ傾斜角度で交差
し、上記噴射口からの上記燃料を流通させる複数のエア
燃料混合通路と、それぞれのエア燃料混合通路に通じる
ように上記アダプタに穿設され、エアを上記エア燃料混
合通路に導入するエア通路と、上記噴射弁本体と上記ア
ダプタとの間を遮断するように配設されたプレートと、
上記複数のエア燃料混合通路の上流側開口のそれぞれに
対面するように上記プレートに穿設され、上記噴射口か
らの上記燃料を上記複数のエア燃料混合通路に分配する
オリフィスホールとを備えた燃料噴射弁において、上記
複数のエア燃料混合通路は、それぞれの上記アダプタの
上流側端面での仮想開口縁部が互いに略接するように形
成され、かつ、それぞれの上流端部側の断面形状が隣り
合うエア燃料混合通路間に所定厚みの仕切り壁を形成す
るようにその円弧形状を隣り合う上記仮想開口縁部同士
の接線と略平行な直線形状に変形されているので、燃料
の分配性を確保しつつ、アダプタの成形性が向上される
とともに、取付位置や方向に対する融通性が向上された
燃料噴射弁が得られる。
を有する噴射弁本体と、この噴射弁本体の先端部に装着
された樹脂製のアダプタと、このアダプタにアダプタの
軸心回りに等角ピッチでほぼ円形もしくは楕円形の断面
形状に穿設され、かつ、それぞれの通路中心が該軸心上
の上流側の一点に該軸心に対して同じ傾斜角度で交差
し、上記噴射口からの上記燃料を流通させる複数のエア
燃料混合通路と、それぞれのエア燃料混合通路に通じる
ように上記アダプタに穿設され、エアを上記エア燃料混
合通路に導入するエア通路と、上記噴射弁本体と上記ア
ダプタとの間を遮断するように配設されたプレートと、
上記複数のエア燃料混合通路の上流側開口のそれぞれに
対面するように上記プレートに穿設され、上記噴射口か
らの上記燃料を上記複数のエア燃料混合通路に分配する
オリフィスホールとを備えた燃料噴射弁において、上記
複数のエア燃料混合通路は、それぞれの上記アダプタの
上流側端面での仮想開口縁部が互いに略接するように形
成され、かつ、それぞれの上流端部側の断面形状が隣り
合うエア燃料混合通路間に所定厚みの仕切り壁を形成す
るようにその円弧形状を隣り合う上記仮想開口縁部同士
の接線と略平行な直線形状に変形されているので、燃料
の分配性を確保しつつ、アダプタの成形性が向上される
とともに、取付位置や方向に対する融通性が向上された
燃料噴射弁が得られる。
【0032】また、上記仕切り壁の厚みを0.25mm
以上とするので、アダプタの樹脂成形時に隣り合うエア
燃料混合通路間の上流側端部でのショートの発生を抑え
ることができ、優れた燃料の分配性が得られる。
以上とするので、アダプタの樹脂成形時に隣り合うエア
燃料混合通路間の上流側端部でのショートの発生を抑え
ることができ、優れた燃料の分配性が得られる。
【図1】 この発明の実施の形態1に係る燃料噴射弁に
適用されるアダプタを示す断面図である。
適用されるアダプタを示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る燃料噴射弁に
適用されるアダプタを示す上面図である。
適用されるアダプタを示す上面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る燃料噴射弁の
アダプタ周りを示す要部断面部である。
アダプタ周りを示す要部断面部である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る燃料噴射弁を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態2に係る燃料噴射弁に
適用されるアダプタの要部を示す断面図である。
適用されるアダプタの要部を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2に係る燃料噴射弁に
適用されるアダプタの要部を示す上面図である。
適用されるアダプタの要部を示す上面図である。
【図7】 この発明の実施の形態3に係る燃料噴射弁に
適用されるアダプタの要部を示す上面図である。
適用されるアダプタの要部を示す上面図である。
【図8】 この発明の実施の形態4に係る燃料噴射弁の
取付状態を示す要部断面図である。
取付状態を示す要部断面図である。
【図9】 従来の燃料噴射弁を示す断面図である。
【図10】 従来の燃料噴射弁の要部を示す部分断面図
である。
である。
【図11】 従来の燃料噴射弁に用いられるアダプタを
示す上面図である。
示す上面図である。
1 噴射弁本体、5c 噴射口、24 プレート、24
a オリフィスホール、50 アダプタ、51 エア燃
料混合通路、52 エア通路、53 仕切り壁、A 軸
心、B1、B2 通路中心。
a オリフィスホール、50 アダプタ、51 エア燃
料混合通路、52 エア通路、53 仕切り壁、A 軸
心、B1、B2 通路中心。
Claims (2)
- 【請求項1】 燃料を噴射する噴射口を有する噴射弁本
体と、この噴射弁本体の先端部に装着された樹脂製のア
ダプタと、このアダプタにアダプタの軸心回りに等角ピ
ッチでほぼ円形もしくは楕円形の断面形状に穿設され、
かつ、それぞれの通路中心が該軸心上の上流側の一点に
該軸心に対して同じ傾斜角度で交差し、上記噴射口から
の上記燃料を流通させる複数のエア燃料混合通路と、そ
れぞれのエア燃料混合通路に通じるように上記アダプタ
に穿設され、エアを上記エア燃料混合通路に導入するエ
ア通路と、上記噴射弁本体と上記アダプタとの間を遮断
するように配設されたプレートと、上記複数のエア燃料
混合通路の上流側開口のそれぞれに対面するように上記
プレートに穿設され、上記噴射口からの上記燃料を上記
複数のエア燃料混合通路に分配するオリフィスホールと
を備えた燃料噴射弁において、 上記複数のエア燃料混合通路は、それぞれの上記アダプ
タの上流側端面での仮想開口縁部が互いに略接するよう
に形成され、かつ、それぞれの上流端部側の断面形状が
隣り合うエア燃料混合通路間に所定厚みの仕切り壁を形
成するようにその円弧形状を隣り合う上記仮想開口縁部
同士の接線と略平行な直線形状に変形されていることを
特徴とする燃料噴射弁。 - 【請求項2】 仕切り壁の厚みが0.25mm以上であ
ることを特徴とする請求項1記載の燃料噴射弁。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10237291A JP2000064929A (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 燃料噴射弁 |
US09/243,441 US6092741A (en) | 1998-08-24 | 1999-02-03 | Fuel injection valve |
DE19909548A DE19909548B4 (de) | 1998-08-24 | 1999-03-04 | Kraftstoffeinspritzventil |
KR1019990011622A KR100315876B1 (ko) | 1998-08-24 | 1999-04-02 | 연료분사밸브 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10237291A JP2000064929A (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 燃料噴射弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000064929A true JP2000064929A (ja) | 2000-03-03 |
Family
ID=17013206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10237291A Pending JP2000064929A (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 燃料噴射弁 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6092741A (ja) |
JP (1) | JP2000064929A (ja) |
KR (1) | KR100315876B1 (ja) |
DE (1) | DE19909548B4 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011220209A (ja) * | 2010-04-08 | 2011-11-04 | Toyota Motor Corp | 燃料噴射ノズルおよび直接噴射式燃料噴射弁 |
JP2011220210A (ja) * | 2010-04-08 | 2011-11-04 | Toyota Motor Corp | 燃料噴射装置および燃料噴射ノズル |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8672234B2 (en) * | 2010-05-20 | 2014-03-18 | Enginetics, Llc | Multi-physics fuel atomizer and methods |
JP5195890B2 (ja) * | 2010-12-21 | 2013-05-15 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料噴射弁および内燃機関 |
DE102012209326A1 (de) * | 2012-06-01 | 2013-12-05 | Robert Bosch Gmbh | Brennstoffeinspritzventil |
US9518547B2 (en) * | 2015-05-07 | 2016-12-13 | Caterpillar Inc. | Fuel injector including extensions for split spray angles |
JP6902280B2 (ja) | 2015-10-16 | 2021-07-14 | ノストラム エナジー ピーティーイー.リミテッドNostrum Energy Pte.Ltd. | 従来の直接噴射装置の変更方法 |
DE102018206899A1 (de) * | 2018-05-04 | 2019-11-07 | Robert Bosch Gmbh | Einspritzdüse eines Verbrennungsmotors |
US11073071B2 (en) * | 2019-07-23 | 2021-07-27 | Ford Global Technologies, Llc | Fuel injector with divided flowpath nozzle |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4657189A (en) * | 1985-03-13 | 1987-04-14 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Electromagnetic fuel injection valve for an internal combustion engine having a plurality of intake valves |
JPS6350667A (ja) * | 1986-08-19 | 1988-03-03 | Aisan Ind Co Ltd | 電磁式燃料噴射弁のノズル構造 |
JPH0318662A (ja) * | 1989-05-29 | 1991-01-28 | Aisan Ind Co Ltd | 電磁式燃料噴射弁のノズル構造 |
JP2996525B2 (ja) * | 1991-03-20 | 2000-01-11 | 株式会社日立製作所 | 燃料噴射弁 |
JP2778292B2 (ja) * | 1991-06-06 | 1998-07-23 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の燃料噴射装置 |
JP3053934B2 (ja) * | 1991-10-31 | 2000-06-19 | 愛三工業株式会社 | 多孔式インジェクタ |
JPH07103100A (ja) * | 1993-08-09 | 1995-04-18 | Mitsubishi Electric Corp | 燃料噴射弁 |
JPH07259701A (ja) * | 1994-03-25 | 1995-10-09 | Keihin Seiki Mfg Co Ltd | 電磁式燃料噴射弁 |
-
1998
- 1998-08-24 JP JP10237291A patent/JP2000064929A/ja active Pending
-
1999
- 1999-02-03 US US09/243,441 patent/US6092741A/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-03-04 DE DE19909548A patent/DE19909548B4/de not_active Expired - Fee Related
- 1999-04-02 KR KR1019990011622A patent/KR100315876B1/ko not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011220209A (ja) * | 2010-04-08 | 2011-11-04 | Toyota Motor Corp | 燃料噴射ノズルおよび直接噴射式燃料噴射弁 |
JP2011220210A (ja) * | 2010-04-08 | 2011-11-04 | Toyota Motor Corp | 燃料噴射装置および燃料噴射ノズル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE19909548A1 (de) | 2000-03-02 |
US6092741A (en) | 2000-07-25 |
DE19909548B4 (de) | 2005-10-27 |
KR100315876B1 (ko) | 2001-12-12 |
KR20000016842A (ko) | 2000-03-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4218696B2 (ja) | 燃料噴射ノズル | |
US6974095B2 (en) | Fluid injection nozzle | |
EP1392968B1 (en) | Spray pattern control with non-angled orifices in fuel injection metering disc | |
KR101670154B1 (ko) | 연료 분사 밸브 | |
US20040000602A1 (en) | Spray control with non-angled orifices in fuel injection metering disc and methods | |
JP4024144B2 (ja) | 燃料噴射装置 | |
US6929197B2 (en) | Generally circular spray pattern control with non-angled orifices in fuel injection metering disc and method | |
WO2008005484A1 (en) | Fuel injection system with cross-flow nozzle for enhanced compressed natural gas jet spray | |
JP2004270685A (ja) | 燃料噴射器における配向角度によるスプレーパターンの制御及びその方法 | |
JP2000064929A (ja) | 燃料噴射弁 | |
US6161781A (en) | Fuel injector for an internal combustion engine | |
EP0740069B1 (en) | Fuel injection apparatus for an internal combustion engine | |
EP1857665B1 (en) | Fuel injection valve | |
EP1375903B1 (en) | Spray pattern and spray distribution control with non-angled orifices in fuel injection metering disc and methods | |
EP1201917B1 (en) | Fuel injection valve and fuel injection system | |
WO1991001444A1 (en) | Electromagnetic fuel injector having split stream flow director | |
US6820826B2 (en) | Spray targeting to an arcuate sector with non-angled orifices in fuel injection metering disc and method | |
US10662914B2 (en) | Fuel injection valve | |
US6976642B2 (en) | Dual component injector | |
JPH07103100A (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP3756251B2 (ja) | 燃料噴射弁 | |
KR19980018687A (ko) | 내연 기관용 혼합기 형성 장치 및 엔진 시스템 | |
EP4036397B1 (en) | Fuel injection valve, and internal combustion engine provided with fuel injection valve | |
US6045054A (en) | Air shroud for air assist fuel injector | |
JPH04136477A (ja) | 多方向噴射型燃料噴射弁 |