JP2766624B2 - アルミナ・スピネル質不定形耐火物 - Google Patents
アルミナ・スピネル質不定形耐火物Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐用性に優れたア
ルミナ・スピネル質不定形耐火物、特に、取鍋用アルミ
ナ・スピネル質不定形耐火物に関するものである。
ルミナ・スピネル質不定形耐火物、特に、取鍋用アルミ
ナ・スピネル質不定形耐火物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スピネルはスラグ中のFeO、MnO等
の成分を固溶してスラグ浸潤を抑制する能力をもつこと
が知られており、アルミナ質原料と組み合わせることに
より従来のアルミナ質不定形耐火物と比較し優れた耐用
性を付与することができ、アルミナ・スピネル質不定形
耐火物について、種々の出願がなされている。例えば、
特開昭55−23004号公報には、重量比にしてアルミン酸
マグネシウム・スピネルを10〜85%、アルミナを5
〜30%、ハイアルミナセメントを10〜25%の割合
で配合してなる、真空脱ガス装置等に用いるキャスタブ
ル耐火物が開示されている。この公報には、アルミン酸
マグネシウム・スピネルは、MgO:Al2O3モル比が
1:1のものから、MgO側に60%、Al2O3側に8
0%の広がりの範囲にあるものを使用できる旨の記載が
あるが、アルミン酸マグネシウム・スピネルの粒度に関
しては特に言及はない。
の成分を固溶してスラグ浸潤を抑制する能力をもつこと
が知られており、アルミナ質原料と組み合わせることに
より従来のアルミナ質不定形耐火物と比較し優れた耐用
性を付与することができ、アルミナ・スピネル質不定形
耐火物について、種々の出願がなされている。例えば、
特開昭55−23004号公報には、重量比にしてアルミン酸
マグネシウム・スピネルを10〜85%、アルミナを5
〜30%、ハイアルミナセメントを10〜25%の割合
で配合してなる、真空脱ガス装置等に用いるキャスタブ
ル耐火物が開示されている。この公報には、アルミン酸
マグネシウム・スピネルは、MgO:Al2O3モル比が
1:1のものから、MgO側に60%、Al2O3側に8
0%の広がりの範囲にあるものを使用できる旨の記載が
あるが、アルミン酸マグネシウム・スピネルの粒度に関
しては特に言及はない。
【0003】また、特開昭60−60985号公報には、スピ
ネルクリンカーを少なくとも60重量部と、アルミナク
リンカーを10〜35重量部と、アルミナセメント3〜
10重量部からなることを特徴とする取鍋内張り用不定
形耐火組成物が開示されている。
ネルクリンカーを少なくとも60重量部と、アルミナク
リンカーを10〜35重量部と、アルミナセメント3〜
10重量部からなることを特徴とする取鍋内張り用不定
形耐火組成物が開示されている。
【0004】また、特開昭64−87577号公報には、アル
ミナクリンカー50〜90重量%、粒径1mm以下のス
ピネルクリンカー5〜40重量%、アルミナセメント3
〜25重量%よりなる材質が開示されている。
ミナクリンカー50〜90重量%、粒径1mm以下のス
ピネルクリンカー5〜40重量%、アルミナセメント3
〜25重量%よりなる材質が開示されている。
【0005】また、特開平2−6373号公報には、(a)ア
ルミナ質原料を主成分とする骨材70〜99%とスピネ
ル微粉30〜1%とからなる耐火物材料に、(b)結合材
としてアミンシリケート、アルミナゾルおよび塩基性乳
酸アルミニウムの少なくとも一種および(c)硬化剤とし
てアルミナセメントを配合してなる流し込み不定形耐火
物が開示されている。この公報には、スピネル微粉の粒
径は100μm以下であり、粒径が大き過ぎる場合に
は、スラグとの反応が十分に行われず、スラグの浸透を
十分に抑制することができない旨の記載がある。なお、
この公報に記載されている流し込み不定形耐火物は、耐
火物材料と硬化剤であるアルミナセメントの他に結合材
を配合してなるものであり、耐火物材料とアルミナセメ
ントからなる不定形耐火物とは性格を異にするものであ
る。
ルミナ質原料を主成分とする骨材70〜99%とスピネ
ル微粉30〜1%とからなる耐火物材料に、(b)結合材
としてアミンシリケート、アルミナゾルおよび塩基性乳
酸アルミニウムの少なくとも一種および(c)硬化剤とし
てアルミナセメントを配合してなる流し込み不定形耐火
物が開示されている。この公報には、スピネル微粉の粒
径は100μm以下であり、粒径が大き過ぎる場合に
は、スラグとの反応が十分に行われず、スラグの浸透を
十分に抑制することができない旨の記載がある。なお、
この公報に記載されている流し込み不定形耐火物は、耐
火物材料と硬化剤であるアルミナセメントの他に結合材
を配合してなるものであり、耐火物材料とアルミナセメ
ントからなる不定形耐火物とは性格を異にするものであ
る。
【0006】また、特開平3−205368号公報には、アル
ミナ質耐火原料47〜94重量%、粒径1mm以下のM
gO・Al2O3系スピネル耐火原料5〜40重量%、ア
ルミナセメント1〜3重量%よりなることを特徴とする
アルミナ−スピネル質不定形耐火物が開示されている。
この公報には、MgO・Al2O3系スピネル耐火原料の
MgO、Al2O3の重量比は必ずしも理論組成のもので
なくてもよく、MgO:Al2O3の重量比が10/90
〜40/60の範囲内のものが好ましい旨の記載があ
り、更に、粒径が1mm以上ではスラグ浸透性が著しく
劣化することや、スピネル耐火原料の配合割合が5重量
%未満では、スラグ浸透の抑制効果がほとんどないこと
や、50重量%を超えて使用すると耐食性が著しく低下
することが開示されている。
ミナ質耐火原料47〜94重量%、粒径1mm以下のM
gO・Al2O3系スピネル耐火原料5〜40重量%、ア
ルミナセメント1〜3重量%よりなることを特徴とする
アルミナ−スピネル質不定形耐火物が開示されている。
この公報には、MgO・Al2O3系スピネル耐火原料の
MgO、Al2O3の重量比は必ずしも理論組成のもので
なくてもよく、MgO:Al2O3の重量比が10/90
〜40/60の範囲内のものが好ましい旨の記載があ
り、更に、粒径が1mm以上ではスラグ浸透性が著しく
劣化することや、スピネル耐火原料の配合割合が5重量
%未満では、スラグ浸透の抑制効果がほとんどないこと
や、50重量%を超えて使用すると耐食性が著しく低下
することが開示されている。
【0007】また、特開平5−238838号公報には、粒径
5μm以下のMgO・Al2O3系スピネル超微粉1〜1
5wt%、粒径1mm以下のMgO・Al2O3質スピネ
ルクリンカー38wt%以下、アルミナセメント1〜2
0wt%、残部がアルミナ質原料とからなり、かつ、前
記のスピネル超微粉とスピネルクリンカーの合量が40
wt%以下である流し込み用不定形耐火物が開示されて
いる。この公報には、スピネル超微粉の配合すると耐ス
ラグ侵食性と耐スラグ浸透性に極めて有効であり、その
平均粒径は0.1〜3μmが好ましいことや、その配合
割合が1wt%未満では効果がなく、15wt%を超え
ると施工水分量が多くなり、緻密な施工体が得られない
旨の開示がある。また、粒径1mm以下のスピネルクリ
ンカーは、スピネルを構成するMgO、Al2O3の各成
分の比が理論組成よりもAl2O3成分が多い方が好まし
い旨の記載もある。
5μm以下のMgO・Al2O3系スピネル超微粉1〜1
5wt%、粒径1mm以下のMgO・Al2O3質スピネ
ルクリンカー38wt%以下、アルミナセメント1〜2
0wt%、残部がアルミナ質原料とからなり、かつ、前
記のスピネル超微粉とスピネルクリンカーの合量が40
wt%以下である流し込み用不定形耐火物が開示されて
いる。この公報には、スピネル超微粉の配合すると耐ス
ラグ侵食性と耐スラグ浸透性に極めて有効であり、その
平均粒径は0.1〜3μmが好ましいことや、その配合
割合が1wt%未満では効果がなく、15wt%を超え
ると施工水分量が多くなり、緻密な施工体が得られない
旨の開示がある。また、粒径1mm以下のスピネルクリ
ンカーは、スピネルを構成するMgO、Al2O3の各成
分の比が理論組成よりもAl2O3成分が多い方が好まし
い旨の記載もある。
【0008】また、特開平3−174368号公報には、アル
ミナ原料10〜82重量%、粒径0.3mm以上のMg
O・Al2O3系スピネル原料10〜70重量%及びアル
ミナセメント8〜20重量%よりなる混合物に、粒径1
0〜50mmのアルミナ質破砕粒を外掛で10〜40重
量%含有してなることを特徴とするアルミナ・スピネル
質流し込み材が開示されている。この公報には、アルミ
ナ質破砕粒を添加することにより、亀裂の伸張を抑制で
きることが開示されている。
ミナ原料10〜82重量%、粒径0.3mm以上のMg
O・Al2O3系スピネル原料10〜70重量%及びアル
ミナセメント8〜20重量%よりなる混合物に、粒径1
0〜50mmのアルミナ質破砕粒を外掛で10〜40重
量%含有してなることを特徴とするアルミナ・スピネル
質流し込み材が開示されている。この公報には、アルミ
ナ質破砕粒を添加することにより、亀裂の伸張を抑制で
きることが開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アルミナ質不
定形耐火物にスピネル原料を添加する場合、スピネル原
料の粒径が1mm〜75μm程度では、耐スラグ浸潤性
の向上に対し、その効果がいまだ十分とは言えない。ま
た、粒径が5μm以下のスピネル原料を多量に使用する
と、耐スラグ浸潤性は向上するものの、加熱後線変化率
が収縮傾向を示し、耐熱スポーリング性に劣り亀裂等が
発生し易く、耐用性が低下する等の問題が生ずる。
定形耐火物にスピネル原料を添加する場合、スピネル原
料の粒径が1mm〜75μm程度では、耐スラグ浸潤性
の向上に対し、その効果がいまだ十分とは言えない。ま
た、粒径が5μm以下のスピネル原料を多量に使用する
と、耐スラグ浸潤性は向上するものの、加熱後線変化率
が収縮傾向を示し、耐熱スポーリング性に劣り亀裂等が
発生し易く、耐用性が低下する等の問題が生ずる。
【0010】従って、本発明の目的は、従来よりも更に
優れた耐スラグ浸潤性を有し、且つ加熱後の残存膨張付
与により耐熱スポーリング性を具備したアルミナ・スピ
ネル質不定形耐火物を提供することにある。
優れた耐スラグ浸潤性を有し、且つ加熱後の残存膨張付
与により耐熱スポーリング性を具備したアルミナ・スピ
ネル質不定形耐火物を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、粒径7
5μm以下のスピネル微粉1重量%以上5重量%未満、
ただし、5μm以下のスピネル超微粉の含量が1重量%
未満、アルミナセメント2〜20重量%、粒径0.3m
m以下のアルミナ微粉15〜40重量%、及び残部は粒
径が0.3mmを超え8mm以下のアルミナ質原料から
なることを特徴とするアルミナ・スピネル質不定形耐火
物に係る。
5μm以下のスピネル微粉1重量%以上5重量%未満、
ただし、5μm以下のスピネル超微粉の含量が1重量%
未満、アルミナセメント2〜20重量%、粒径0.3m
m以下のアルミナ微粉15〜40重量%、及び残部は粒
径が0.3mmを超え8mm以下のアルミナ質原料から
なることを特徴とするアルミナ・スピネル質不定形耐火
物に係る。
【0012】また、本発明は、粒径75μm以下のスピ
ネル微粉1重量%以上5重量%未満、ただし、5μm以
下のスピネル超微粉含量が1重量%未満、粒径1mm以
上のアルミナ・リッチ組成スピネル原料60重量%以
下、アルミナセメント2〜20重量%、粒径0.3mm
以下のアルミナ微粉15〜40重量%、及び残部は粒径
が0.3mmを超え8mm以下のアルミナ質原料からな
ることを特徴とするアルミナ・スピネル質不定形耐火物
に係る。
ネル微粉1重量%以上5重量%未満、ただし、5μm以
下のスピネル超微粉含量が1重量%未満、粒径1mm以
上のアルミナ・リッチ組成スピネル原料60重量%以
下、アルミナセメント2〜20重量%、粒径0.3mm
以下のアルミナ微粉15〜40重量%、及び残部は粒径
が0.3mmを超え8mm以下のアルミナ質原料からな
ることを特徴とするアルミナ・スピネル質不定形耐火物
に係る。
【0013】更に、本発明のアルミナ・スピネル質不定
形耐火物には、電融アルミナ破砕粒、焼結アルミナペレ
ット、電融スピネル破砕粒、焼結スピネルペレット、バ
ン土頁岩破砕粒及びアルミナ質れんが破砕粒からなる群
から選択された1種または2種以上の粒径10〜50m
mの粗大粒を外掛で10〜40重量%の量で配合するこ
とができる。
形耐火物には、電融アルミナ破砕粒、焼結アルミナペレ
ット、電融スピネル破砕粒、焼結スピネルペレット、バ
ン土頁岩破砕粒及びアルミナ質れんが破砕粒からなる群
から選択された1種または2種以上の粒径10〜50m
mの粗大粒を外掛で10〜40重量%の量で配合するこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、アルミナ・スピネル質
不定形耐火物に使用するスピネル原料の粒度及びその配
合割合を特定化することで、耐スラグ浸潤性及び耐熱ス
ポーリング性の両立を可能とし、従来の問題点を解決し
たものである。
不定形耐火物に使用するスピネル原料の粒度及びその配
合割合を特定化することで、耐スラグ浸潤性及び耐熱ス
ポーリング性の両立を可能とし、従来の問題点を解決し
たものである。
【0015】ここで、本発明に使用するスピネル微粉の
粒径は75μm以下であり、75μm以下の粒径のスピ
ネル微粉の配合割合は1重量%以上5重量%未満であ
る。スピネル微粉の配合割合が1重量%未満ではスラグ
中のFeO、MnO成分の浸潤抑制が十分でなく、5重
量%以上ではスラグ中のCaO、SiO2等の成分の浸
潤抑制が十分でない。これは、次のような理由によると
考えられる。
粒径は75μm以下であり、75μm以下の粒径のスピ
ネル微粉の配合割合は1重量%以上5重量%未満であ
る。スピネル微粉の配合割合が1重量%未満ではスラグ
中のFeO、MnO成分の浸潤抑制が十分でなく、5重
量%以上ではスラグ中のCaO、SiO2等の成分の浸
潤抑制が十分でない。これは、次のような理由によると
考えられる。
【0016】スピネルは、スラグ中のFeO、MnO等
の成分を固溶してスラグ浸潤を抑制するため、その粒径
が小さくなると同一重量当たりの比表面積は増加して浸
潤抑制効果は増大する。しかし、スピネルにはスラグ中
のCaO、SiO2等の成分の浸潤を抑制する能力はな
く、これらを抑制するのはアルミナと考えられる。一
方、スピネルとアルミナが共存する条件下では、加熱に
伴いアルミナがスピネルへ固溶していくこと、また、ア
ルミナセメントとアルミナが共存する条件下では、加熱
に伴いアルミナセメントの主成分であるCaO・Al2
O3はアルミナと反応してCaO・6Al2O3組成にな
ることが公知となっている。これらから、アルミナ・ス
ピネル質不定形耐火物において微粉部のアルミナは、ス
ラグ中のCaO、SiO2等の成分の浸潤抑制に不可欠
でありながら、使用前の加熱の段階でスピネルとアルミ
ナセメントにより相当量が消費されていることがわか
る。このため、スピネル微粉は、十分なアルミナ微粉を
含有した組成に添加する必要があり、スピネル微粉の添
加量は1重量%以上5重量%未満が最適である。
の成分を固溶してスラグ浸潤を抑制するため、その粒径
が小さくなると同一重量当たりの比表面積は増加して浸
潤抑制効果は増大する。しかし、スピネルにはスラグ中
のCaO、SiO2等の成分の浸潤を抑制する能力はな
く、これらを抑制するのはアルミナと考えられる。一
方、スピネルとアルミナが共存する条件下では、加熱に
伴いアルミナがスピネルへ固溶していくこと、また、ア
ルミナセメントとアルミナが共存する条件下では、加熱
に伴いアルミナセメントの主成分であるCaO・Al2
O3はアルミナと反応してCaO・6Al2O3組成にな
ることが公知となっている。これらから、アルミナ・ス
ピネル質不定形耐火物において微粉部のアルミナは、ス
ラグ中のCaO、SiO2等の成分の浸潤抑制に不可欠
でありながら、使用前の加熱の段階でスピネルとアルミ
ナセメントにより相当量が消費されていることがわか
る。このため、スピネル微粉は、十分なアルミナ微粉を
含有した組成に添加する必要があり、スピネル微粉の添
加量は1重量%以上5重量%未満が最適である。
【0017】また、本発明の不定形耐火物においては、
粒径が5μm以下のスピネル超微粉の含量を1重量%未
満とする必要がある。これは、粒径5μm以下のスピネ
ル超微粉の含量が1重量%以上となると加熱後線変化率
は収縮傾向を示し、過焼結による耐熱スポーリング性の
低下により、亀裂等の発生原因となり易いためである。
粒径が5μm以下のスピネル超微粉の含量を1重量%未
満とする必要がある。これは、粒径5μm以下のスピネ
ル超微粉の含量が1重量%以上となると加熱後線変化率
は収縮傾向を示し、過焼結による耐熱スポーリング性の
低下により、亀裂等の発生原因となり易いためである。
【0018】なお、この傾向は図1に示す結果から観察
することができる。即ち、図1は、焼結アルミナの配合
量を86重量%、アルミナセメントの配合量を10重量
%、粒径75〜5μmの焼結スピネル微粉と粒径5μm
以下の焼結スピネル超微粉の合計量を4重量%とし、そ
の中で焼結スピネル微粉と焼結スピネル超微粉の割合を
種々変化させて得られた供試体の1500℃−3時間加
熱後の線変化率を示すグラフである。ここで、プロット
は焼結スピネル微粉3.6重量%、焼結スピネル超微
粉0.4重量%、プロットは焼結スピネル微粉3.4重
量%、焼結スピネル超微粉0.6重量%、プロットは
焼結スピネル微粉2.5重量%、焼結スピネル超微粉1.
5重量%、プロットは焼結スピネル微粉2重量%、焼
結スピネル超微粉2重量%、プロットは焼結スピネル
微粉1重量%、焼結スピネル超微粉3重量%、プロット
は焼結スピネル超微粉4重量%の配合を有するもので
ある。図1の結果から、焼結スピネル超微粉の配合割合
が1重量%以上となると、供試体の加熱後線変化率が収
縮傾向を示すことが分かる。従って、粒径75μm以下
のスピネル微粉中の粒径5μm以下のスピネル超微粉の
含量は少ない程好ましいが、実際に製品として不定形耐
火物を配合する際に、完全に75〜5μmの範囲内に分
級したスピネル微粉を使用することはコスト的に不可能
であり、不可避的にスピネル超微粉が混在するが、この
場合、スピネル超微粉の配合割合は、不定形耐火物全量
当たり1重量%未満の量まで許容できることが分かる。
することができる。即ち、図1は、焼結アルミナの配合
量を86重量%、アルミナセメントの配合量を10重量
%、粒径75〜5μmの焼結スピネル微粉と粒径5μm
以下の焼結スピネル超微粉の合計量を4重量%とし、そ
の中で焼結スピネル微粉と焼結スピネル超微粉の割合を
種々変化させて得られた供試体の1500℃−3時間加
熱後の線変化率を示すグラフである。ここで、プロット
は焼結スピネル微粉3.6重量%、焼結スピネル超微
粉0.4重量%、プロットは焼結スピネル微粉3.4重
量%、焼結スピネル超微粉0.6重量%、プロットは
焼結スピネル微粉2.5重量%、焼結スピネル超微粉1.
5重量%、プロットは焼結スピネル微粉2重量%、焼
結スピネル超微粉2重量%、プロットは焼結スピネル
微粉1重量%、焼結スピネル超微粉3重量%、プロット
は焼結スピネル超微粉4重量%の配合を有するもので
ある。図1の結果から、焼結スピネル超微粉の配合割合
が1重量%以上となると、供試体の加熱後線変化率が収
縮傾向を示すことが分かる。従って、粒径75μm以下
のスピネル微粉中の粒径5μm以下のスピネル超微粉の
含量は少ない程好ましいが、実際に製品として不定形耐
火物を配合する際に、完全に75〜5μmの範囲内に分
級したスピネル微粉を使用することはコスト的に不可能
であり、不可避的にスピネル超微粉が混在するが、この
場合、スピネル超微粉の配合割合は、不定形耐火物全量
当たり1重量%未満の量まで許容できることが分かる。
【0019】ここで、本発明に使用するスピネル微粉は
電融品、焼結品のいずれでもよい。スピネル中の成分比
は、Al2O3:MgO重量比=7:3のほぼ理論組成の
ものが望ましいが、Al2O3成分が理論組成よりも若干
(例えば10重量%程度)多くても問題はないが、MgO
成分が理論組成よりも多くなると耐消化性に劣るために
好ましくない。
電融品、焼結品のいずれでもよい。スピネル中の成分比
は、Al2O3:MgO重量比=7:3のほぼ理論組成の
ものが望ましいが、Al2O3成分が理論組成よりも若干
(例えば10重量%程度)多くても問題はないが、MgO
成分が理論組成よりも多くなると耐消化性に劣るために
好ましくない。
【0020】また、本発明のアルミナ・スピネル質不定
形耐火物には、アルミナセメントを2〜20重量%、好
ましくは8〜20重量%配合する。アルミナセメントは
従来より流し込み材に使用されているものを使用するこ
とができる。
形耐火物には、アルミナセメントを2〜20重量%、好
ましくは8〜20重量%配合する。アルミナセメントは
従来より流し込み材に使用されているものを使用するこ
とができる。
【0021】次に、本発明のアルミナ・スピネル質不定
形耐火物には、粒径0.3mm以下のアルミナ微粉を添
加・配合する。アルミナ微粉の配合量は15〜40重量
%である。アルミナ微粉の配合量が15重量%未満の場
合には、その添加効果が現れないために好ましくなく、
また、40重量%を超えると不定形耐火物として施工す
る際に添加水分が多くなり好ましくない。なお、アルミ
ナ微粉としては焼結アルミナ微粉、電融アルミナ微粉等
を使用することができる。
形耐火物には、粒径0.3mm以下のアルミナ微粉を添
加・配合する。アルミナ微粉の配合量は15〜40重量
%である。アルミナ微粉の配合量が15重量%未満の場
合には、その添加効果が現れないために好ましくなく、
また、40重量%を超えると不定形耐火物として施工す
る際に添加水分が多くなり好ましくない。なお、アルミ
ナ微粉としては焼結アルミナ微粉、電融アルミナ微粉等
を使用することができる。
【0022】更に、本発明のアルミナ・スピネル質不定
形耐火物の残部を構成するアルミナ質原料としては、焼
結アルミナ、電融アルミナ等の人工原料及びボーキサイ
ト、バン土頁岩等の天然原料から選ばれる1種または2
種以上が使用できる。しかし、SiO2の増加は低融性
物質の生成原因となるため焼結アルミナ、電融アルミナ
を使用することが望ましい。なお、アルミナ質原料の粒
径は0.3mmを超え8mm以下のものである。
形耐火物の残部を構成するアルミナ質原料としては、焼
結アルミナ、電融アルミナ等の人工原料及びボーキサイ
ト、バン土頁岩等の天然原料から選ばれる1種または2
種以上が使用できる。しかし、SiO2の増加は低融性
物質の生成原因となるため焼結アルミナ、電融アルミナ
を使用することが望ましい。なお、アルミナ質原料の粒
径は0.3mmを超え8mm以下のものである。
【0023】本発明の他の実施態様では、粒径75μm
以下のスピネル微粉と粒径1mm以上のアルミナ・リッ
チ組成スピネル原料を併用することにより、耐スラグ浸
潤性を損なうことなく加熱後の残存膨張の付与が可能と
なり、さらなる耐熱スポーリング性の向上が可能とな
る。
以下のスピネル微粉と粒径1mm以上のアルミナ・リッ
チ組成スピネル原料を併用することにより、耐スラグ浸
潤性を損なうことなく加熱後の残存膨張の付与が可能と
なり、さらなる耐熱スポーリング性の向上が可能とな
る。
【0024】粒径1mm以上のアルミナ・リッチ組成ス
ピネル原料は、アルミナ・スピネル質不定形耐火物の骨
材部として使用される。アルミナ・リッチ組成スピネル
原料の組成は、Al2O3含有量が80重量%以上のもの
であり、その鉱物相がスピネルまたはスピネルとコラン
タムの共存型のものである。粒径が1mm未満では加熱
後の残存膨張の付与効果が少なく、また、その組成がA
l2O3:MgO重量比=80:20よりAl2O3が少な
くなるとスラグ浸潤が増大するために好ましくない。ア
ルミナ・リッチ組成スピネル原料の配合割合は60重量
%以下とする。アルミナ・リッチ組成スピネル原料の配
合割合が60重量%を超えると骨材部の量が多くなり、
それに伴って微粉が不足するため、不定形耐火物の流動
性が低下して施工性を損なうために好ましくない。
ピネル原料は、アルミナ・スピネル質不定形耐火物の骨
材部として使用される。アルミナ・リッチ組成スピネル
原料の組成は、Al2O3含有量が80重量%以上のもの
であり、その鉱物相がスピネルまたはスピネルとコラン
タムの共存型のものである。粒径が1mm未満では加熱
後の残存膨張の付与効果が少なく、また、その組成がA
l2O3:MgO重量比=80:20よりAl2O3が少な
くなるとスラグ浸潤が増大するために好ましくない。ア
ルミナ・リッチ組成スピネル原料の配合割合は60重量
%以下とする。アルミナ・リッチ組成スピネル原料の配
合割合が60重量%を超えると骨材部の量が多くなり、
それに伴って微粉が不足するため、不定形耐火物の流動
性が低下して施工性を損なうために好ましくない。
【0025】本発明の更に他の実施態様では、粒径75
μm以下のスピネル微粉1重量%以上5重量%未満、た
だし5μm以下のスピネル超微粉の含量が1重量%未
満、アルミナセメント2〜20重量%、及び残部がアル
ミナ原料からなるアルミナ・スピネル質不定形耐火物ま
たは粒径75μm以下のスピネル微粉1重量%以上5重
量%未満、ただし、5μm以下のスピネル超微粉の含量
が1重量%未満、粒径1mm以上のアルミナ・リッチ組
成スピネル原料60重量%以下、アルミナセメント2〜
20重量%、及び残部がアルミナ原料からなるアルミナ
・スピネル質不定形耐火物に、粒径が10〜50mmの
範囲内にある電融アルミナ破砕粒、焼結アルミナペレッ
ト、電融スピネル破砕粒、焼結スピネルペレット、バン
土頁岩破砕粒及びアルミナ質れんが破砕粒からなる群か
ら選択された1種または2種以上の粗大粒を外掛で10
〜40重量%添加して、亀裂の伸長を抑制することがで
きる。
μm以下のスピネル微粉1重量%以上5重量%未満、た
だし5μm以下のスピネル超微粉の含量が1重量%未
満、アルミナセメント2〜20重量%、及び残部がアル
ミナ原料からなるアルミナ・スピネル質不定形耐火物ま
たは粒径75μm以下のスピネル微粉1重量%以上5重
量%未満、ただし、5μm以下のスピネル超微粉の含量
が1重量%未満、粒径1mm以上のアルミナ・リッチ組
成スピネル原料60重量%以下、アルミナセメント2〜
20重量%、及び残部がアルミナ原料からなるアルミナ
・スピネル質不定形耐火物に、粒径が10〜50mmの
範囲内にある電融アルミナ破砕粒、焼結アルミナペレッ
ト、電融スピネル破砕粒、焼結スピネルペレット、バン
土頁岩破砕粒及びアルミナ質れんが破砕粒からなる群か
ら選択された1種または2種以上の粗大粒を外掛で10
〜40重量%添加して、亀裂の伸長を抑制することがで
きる。
【0026】上述のような配合割合を有する本発明のア
ルミナ・スピネル質不定形耐火物は、所定量の水、例え
ば本発明のアルミナ・スピネル質不定形耐火物に対して
外掛で4〜8重量%、好ましくは5〜8重量%程度を添
加して慣用の操作により施工することができる。
ルミナ・スピネル質不定形耐火物は、所定量の水、例え
ば本発明のアルミナ・スピネル質不定形耐火物に対して
外掛で4〜8重量%、好ましくは5〜8重量%程度を添
加して慣用の操作により施工することができる。
【0027】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明のアルミナ・ス
ピネル質不定形耐火物を更に説明する。表1には、実施
例に使用した原料の化学成分を、表2には実施例を比較
例と比較して示す。表2に示す各配合物は所定の水を添
加して混練した後、それぞれの試験に決められた試料形
状の金枠に流し込み成形し、20℃で24時間養生し、
105℃で24時間乾燥後、以下に示す各試験に供し
た。
ピネル質不定形耐火物を更に説明する。表1には、実施
例に使用した原料の化学成分を、表2には実施例を比較
例と比較して示す。表2に示す各配合物は所定の水を添
加して混練した後、それぞれの試験に決められた試料形
状の金枠に流し込み成形し、20℃で24時間養生し、
105℃で24時間乾燥後、以下に示す各試験に供し
た。
【0028】加熱後線変化率は、JIS R2555に
準拠した1500℃−3時間処理後の結果である。な
お、この試験において、試料形状は40mm×40mm
×160mmである。
準拠した1500℃−3時間処理後の結果である。な
お、この試験において、試料形状は40mm×40mm
×160mmである。
【0029】侵食試験は、下記の条件により行われたも
のである。 (1)装置:回転ドラム侵食試験装置 (2)試料形状:50mm×200mm×65mm (3)温度・時間:1650℃−4時間、1時間毎スラグ
交換 (4)スラグ:転炉スラグ(CaO/SiO2=3.65) 1.2kg/サイクル なお、侵食深さ指数と浸潤深さ指数は、表3の比較例1
の侵食深さ寸法、浸潤深さ寸法を100としたときのも
ので、数値が小さい程耐食性、耐浸潤性に優れる。
のである。 (1)装置:回転ドラム侵食試験装置 (2)試料形状:50mm×200mm×65mm (3)温度・時間:1650℃−4時間、1時間毎スラグ
交換 (4)スラグ:転炉スラグ(CaO/SiO2=3.65) 1.2kg/サイクル なお、侵食深さ指数と浸潤深さ指数は、表3の比較例1
の侵食深さ寸法、浸潤深さ寸法を100としたときのも
ので、数値が小さい程耐食性、耐浸潤性に優れる。
【0030】スポーリング試験は下記の条件により行わ
れたものである。 (1)試験方法:パネルスポーリング法 (2)試料形状:65mm×114mm×230mm (3)温度・時間:1500℃加熱30分−−放冷30
分、10サイクル (4)評価方法:◎−亀裂発生少、○−亀裂発生中位、△
−亀裂発生やや多い 得られた結果を表2及び表3に併記する。
れたものである。 (1)試験方法:パネルスポーリング法 (2)試料形状:65mm×114mm×230mm (3)温度・時間:1500℃加熱30分−−放冷30
分、10サイクル (4)評価方法:◎−亀裂発生少、○−亀裂発生中位、△
−亀裂発生やや多い 得られた結果を表2及び表3に併記する。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】
【表4】
【0035】参考例 上記本発明品及び比較品を実炉に適用した結果を以下に
示す: A製鉄所 側壁部ライフ 比較品5が250チャージで
あるのに対して本発明品7では300チャージであっ
た。 B製鉄所 側壁部ライフ 比較品16では150チャー
ジであるのに対して本発明品3は200チャージであっ
た。 B製鉄所 敷部ライフ 比較品13では125チャー
ジであるのに対して本発明品6では160チャージであ
った。
示す: A製鉄所 側壁部ライフ 比較品5が250チャージで
あるのに対して本発明品7では300チャージであっ
た。 B製鉄所 側壁部ライフ 比較品16では150チャー
ジであるのに対して本発明品3は200チャージであっ
た。 B製鉄所 敷部ライフ 比較品13では125チャー
ジであるのに対して本発明品6では160チャージであ
った。
【0036】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、アルミ
ナ・スピネル質不定形耐火物に、粒径75μm以下のス
ピネル微粉1重量%以上5重量%未満、ただし、粒径5
μm以下のスピネル超微粉の含量を1重量%未満とする
ことにより、従来よりも更に優れた耐スラグ浸潤性を有
し、且つ加熱後の残存膨張付与により耐熱スポーリング
性を具備したアルミナ・スピネル質不定形耐火物を提供
することができるという効果を奏する。
ナ・スピネル質不定形耐火物に、粒径75μm以下のス
ピネル微粉1重量%以上5重量%未満、ただし、粒径5
μm以下のスピネル超微粉の含量を1重量%未満とする
ことにより、従来よりも更に優れた耐スラグ浸潤性を有
し、且つ加熱後の残存膨張付与により耐熱スポーリング
性を具備したアルミナ・スピネル質不定形耐火物を提供
することができるという効果を奏する。
【図1】アルミナ・スピネル質不定形耐火物における粒
径5μm以下のスピネル超微粉の配合量と供試体の15
00℃−3時間加熱後の線変化率の関係を示すグラフで
ある。
径5μm以下のスピネル超微粉の配合量と供試体の15
00℃−3時間加熱後の線変化率の関係を示すグラフで
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 粒径75μm以下のスピネル微粉1重量
%以上5重量%未満、ただし、5μm以下のスピネル超
微粉の含量が1重量%未満、アルミナセメント2〜20
重量%、粒径0.3mm以下のアルミナ微粉15〜40
重量%、及び残部は粒径が0.3mmを超え8mm以下
のアルミナ質原料からなることを特徴とするアルミナ・
スピネル質不定形耐火物。 - 【請求項2】 粒径75μm以下のスピネル微粉1重量
%以上5重量%未満、ただし、5μm以下のスピネル超
微粉の含量が1重量%未満、粒径1mm以上のアルミナ
・リッチ組成スピネル原料60重量%以下、アルミナセ
メント2〜20重量%、粒径0.3mm以下のアルミナ
微粉15〜40重量%、及び残部は粒径が0.3mmを
超え8mm以下のアルミナ質原料からなることを特徴と
するアルミナ・スピネル質不定形耐火物。 - 【請求項3】 電融アルミナ破砕粒、焼結アルミナペレ
ット、電融スピネル破砕粒、焼結スピネルペレット、バ
ン土頁岩破砕粒及びアルミナ質れんが破砕粒からなる群
から選択された1種または2種以上の粒径10〜50m
mの粗大粒を外掛で10〜40重量%含有してなる請求
項1または2記載のアルミナ・スピネル質不定形耐火
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7171023A JP2766624B2 (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | アルミナ・スピネル質不定形耐火物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7171023A JP2766624B2 (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | アルミナ・スピネル質不定形耐火物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0920568A JPH0920568A (ja) | 1997-01-21 |
JP2766624B2 true JP2766624B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=15915663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7171023A Expired - Fee Related JP2766624B2 (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | アルミナ・スピネル質不定形耐火物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2766624B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002519302A (ja) * | 1998-07-06 | 2002-07-02 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 耐火性ライニング及び焼成された成形部材を製造するためのモールディング材料、及びライニング、並びに成形部材の製造方法 |
JP5995315B2 (ja) * | 2012-09-04 | 2016-09-21 | 黒崎播磨株式会社 | 不定形耐火物 |
-
1995
- 1995-07-06 JP JP7171023A patent/JP2766624B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0920568A (ja) | 1997-01-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |