JP2762124B2 - 熱可塑性弾性体組成物 - Google Patents
熱可塑性弾性体組成物Info
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- JP2762124B2 JP2762124B2 JP21059589A JP21059589A JP2762124B2 JP 2762124 B2 JP2762124 B2 JP 2762124B2 JP 21059589 A JP21059589 A JP 21059589A JP 21059589 A JP21059589 A JP 21059589A JP 2762124 B2 JP2762124 B2 JP 2762124B2
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- Japan
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- styrene
- weight
- composition
- butadiene
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- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、新規なスチレン−ブタジエンブロック共重
合体組成物に関するものである。
合体組成物に関するものである。
特に、本発明は、粘接着剤組成物などに有用な、特定
の重合法による、且つ特定の構造及び分解開始温度を有
する熱可塑性弾性体組成物に関するものである。
の重合法による、且つ特定の構造及び分解開始温度を有
する熱可塑性弾性体組成物に関するものである。
(従来の技術) 近年、溶剤型の粘接着剤に用いられている溶剤が、環
境汚染、火災、労働環境の面で重大な問題を含んでいる
こと、更には、省エネルギー、省資源などの観点からホ
ットメルト型の粘接着剤が広く利用されるようになって
おり、ホットメルト型の粘接着剤のベースポリマーとし
てスチレン−ブタジエン系ブロック共重合体が広く用い
られている。
境汚染、火災、労働環境の面で重大な問題を含んでいる
こと、更には、省エネルギー、省資源などの観点からホ
ットメルト型の粘接着剤が広く利用されるようになって
おり、ホットメルト型の粘接着剤のベースポリマーとし
てスチレン−ブタジエン系ブロック共重合体が広く用い
られている。
しかしながら、スチレン−ブタジエン系ブロック共重
合体よりなる粘接着剤組成物は、一般的に、保持力に優
れるものの初期粘着力に劣り、しかも溶融粘度が高いと
いう欠点を有している。そのために、スチレン−ブタジ
エン系ブロック共重合体よりなる粘接着剤組成物の初期
粘着力と溶融粘度のバランス改良が望まれており、これ
らの改良方法としては、米国特許第3,519,585号明細
書、特開昭64−81877号公報に、スチレン−ブタジエン
ジブロック共重合体とスチレン−ブタジエン−スチレン
トリブロック共重合体よりなる粘接着剤組成物が開示さ
れている。
合体よりなる粘接着剤組成物は、一般的に、保持力に優
れるものの初期粘着力に劣り、しかも溶融粘度が高いと
いう欠点を有している。そのために、スチレン−ブタジ
エン系ブロック共重合体よりなる粘接着剤組成物の初期
粘着力と溶融粘度のバランス改良が望まれており、これ
らの改良方法としては、米国特許第3,519,585号明細
書、特開昭64−81877号公報に、スチレン−ブタジエン
ジブロック共重合体とスチレン−ブタジエン−スチレン
トリブロック共重合体よりなる粘接着剤組成物が開示さ
れている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記開示の方法では改良効果は不充分
であり、本発明は、初期粘着力、剥離強度、保持力の物
性と溶融粘度のバランスに優れ、且つ熱安定性(加熱時
の臭気及び色調)に優れた粘接着剤組成物を与えるため
の熱可塑性弾性体組成物を提供することを目的としてな
されたものである。
であり、本発明は、初期粘着力、剥離強度、保持力の物
性と溶融粘度のバランスに優れ、且つ熱安定性(加熱時
の臭気及び色調)に優れた粘接着剤組成物を与えるため
の熱可塑性弾性体組成物を提供することを目的としてな
されたものである。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、前記の好ましい粘着特性を与えるため
のスチレン−ブタジエン系ブロック共重合体を開発する
ために鋭意検討を重ねた結果、特定の重合法による、且
つ特定の構造及び分解開始温度を有する熱可塑性弾性体
組成物がその目的に適合することを見出し、この知見に
基づいて本発明を完成させるに至った。
のスチレン−ブタジエン系ブロック共重合体を開発する
ために鋭意検討を重ねた結果、特定の重合法による、且
つ特定の構造及び分解開始温度を有する熱可塑性弾性体
組成物がその目的に適合することを見出し、この知見に
基づいて本発明を完成させるに至った。
すなわち,本発明は; 不活性炭化水素溶媒中で、有機リチウム化合物を開始
剤として逐次重合して得られるブロック共重合体であっ
て、 (イ)ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GP
C)におけるピーク分子量が標準ポリスチレン換算で10
×104〜30×104であるA成分と、(ロ)A成分のピーク
分子量の1/3〜2/3倍にピークを有するB成分と、(ハ)
更に、逐次重合又はカップリング反応により得られるA
成分のピーク分子量の2〜3倍にピークを有するC成分
からなり、 各成分が、下記一般式; A成分:S1−B1−S2 B成分:S3−B2又はS4−B2−S5 C成分:(S6−B3−S7)n (式中、S1〜S7はスチレンを主体とする重合体ブロッ
クであり、S1〜S3、S4とS5、S6とS7は同一であってもよ
い。B1〜B3はブタジエンを主体とする重合体ブロックで
あり、nは1〜3の整数である。) で示される構造を有し、しかも各成分中のスチレン含
量が15〜40重量%であり、かつ前記組成物中の全スチレ
ン含量が15〜40重量%であり、 そしてA成分60〜88重量%、B成分10〜30重量%、C
成分2〜10重量%からなる組成物であって、該組成物の
示差熱分析(DTA)による分解開始温度が175℃以上であ
る、熱可塑性弾性体組成物を提供するものである。
剤として逐次重合して得られるブロック共重合体であっ
て、 (イ)ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GP
C)におけるピーク分子量が標準ポリスチレン換算で10
×104〜30×104であるA成分と、(ロ)A成分のピーク
分子量の1/3〜2/3倍にピークを有するB成分と、(ハ)
更に、逐次重合又はカップリング反応により得られるA
成分のピーク分子量の2〜3倍にピークを有するC成分
からなり、 各成分が、下記一般式; A成分:S1−B1−S2 B成分:S3−B2又はS4−B2−S5 C成分:(S6−B3−S7)n (式中、S1〜S7はスチレンを主体とする重合体ブロッ
クであり、S1〜S3、S4とS5、S6とS7は同一であってもよ
い。B1〜B3はブタジエンを主体とする重合体ブロックで
あり、nは1〜3の整数である。) で示される構造を有し、しかも各成分中のスチレン含
量が15〜40重量%であり、かつ前記組成物中の全スチレ
ン含量が15〜40重量%であり、 そしてA成分60〜88重量%、B成分10〜30重量%、C
成分2〜10重量%からなる組成物であって、該組成物の
示差熱分析(DTA)による分解開始温度が175℃以上であ
る、熱可塑性弾性体組成物を提供するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
A成分 本発明の構成成分として用いられる一般式: S1−B1−S2 で示されるA成分は、スチレンを主体とする重合体ブ
ロック(S1、S2)とブタジエンを主体とする重合体ブロ
ック(B1)よりなる。
ロック(S1、S2)とブタジエンを主体とする重合体ブロ
ック(B1)よりなる。
スチレンを主体とする重合体ブロック(S1、S2)と
は、スチレン単独重合体ブロック又はスチレン50重量%
を超えて含有するスチレン−ブタジエン共重合体ブロッ
クを示す。また、ブタジエンを主体とする重合体ブロッ
ク(B1)とは、ブタジエン単独重合体又はブタジエン50
重量%を超えて含有するブタジエン−スチレン共重合体
ブロックを示す。
は、スチレン単独重合体ブロック又はスチレン50重量%
を超えて含有するスチレン−ブタジエン共重合体ブロッ
クを示す。また、ブタジエンを主体とする重合体ブロッ
ク(B1)とは、ブタジエン単独重合体又はブタジエン50
重量%を超えて含有するブタジエン−スチレン共重合体
ブロックを示す。
各ブロックが共重合体の場合には、共重合体中のスチ
レンとブタジエンの配列は均一であっても不均一(テー
パー型など)であってもよい。
レンとブタジエンの配列は均一であっても不均一(テー
パー型など)であってもよい。
A成分のGPCにおけピーク分子量は、標準ポリスチレ
ン換算で10×104〜30×104であり、好ましくは、12×10
4〜25×104である。ピーク分子量が10×104未満である
と粘接着剤組成物の保持力が低下し、30×104を超える
と粘接着剤組成物の溶融粘度が高くなり過ぎる傾向が生
じる。
ン換算で10×104〜30×104であり、好ましくは、12×10
4〜25×104である。ピーク分子量が10×104未満である
と粘接着剤組成物の保持力が低下し、30×104を超える
と粘接着剤組成物の溶融粘度が高くなり過ぎる傾向が生
じる。
B成分 本発明の構成成分として用いられる一般式: S3−B2又はS4−B2−S5 で示されるB成分は、スチレンを主体とする重合体ブ
ロック(S3、S4、S5)とブタジエンを主体とする重合体
ブロック(B2)よりなる。
ロック(S3、S4、S5)とブタジエンを主体とする重合体
ブロック(B2)よりなる。
スチレンを主体とする重合体ブロック(S3、S4、S5)
とは、スチレン単独重合体ブロック又はスチレン50重量
%を超えて含有するスチレン−ブタジエン共重合体ブロ
ックを示す。また、ブタジエンを主体とする重合体ブロ
ック(B2)とは、ブタジエン単独重合体又はブタジエン
50重量%を超えて含有するブタジエン−スチレン共重合
体ブロックを示す。
とは、スチレン単独重合体ブロック又はスチレン50重量
%を超えて含有するスチレン−ブタジエン共重合体ブロ
ックを示す。また、ブタジエンを主体とする重合体ブロ
ック(B2)とは、ブタジエン単独重合体又はブタジエン
50重量%を超えて含有するブタジエン−スチレン共重合
体ブロックを示す。
各ブロックが共重合体の場合には、共重合体中のスチ
レンとブタジエンの配列は均一であっても不均一(テー
パー型など)であってもよい。
レンとブタジエンの配列は均一であっても不均一(テー
パー型など)であってもよい。
B成分のGPCにおけピーク分子量は、A成分のピーク
分子量の1/3〜2/3倍であり、この範囲を外れると粘接着
剤組成物の保持力と溶融粘度の改良効果を損ねる。
分子量の1/3〜2/3倍であり、この範囲を外れると粘接着
剤組成物の保持力と溶融粘度の改良効果を損ねる。
C成分 本発明の構成成分として用いられる一般式: (S6−B3−S7)n で示されるC成分は、スチレンを主体とする重合体ブ
ロック(S6、S7)とブタジエンを主体とする重合体ブロ
ック(B3)よりなる。
ロック(S6、S7)とブタジエンを主体とする重合体ブロ
ック(B3)よりなる。
スチレンを主体とする重合体ブロック(S6、S7)と
は、スチレン単独重合体ブロック又はスチレン50重量%
を超えて含有するスチレン−ブタジエン共重合体ブロッ
クを示す。また、ブタジエンを主体とする重合体ブロッ
ク(B3)とは、ブタジエン単独重合体又はブタジエン50
重量%を超えて含有するブタジエン−スチレン共重合体
ブロックを示す。
は、スチレン単独重合体ブロック又はスチレン50重量%
を超えて含有するスチレン−ブタジエン共重合体ブロッ
クを示す。また、ブタジエンを主体とする重合体ブロッ
ク(B3)とは、ブタジエン単独重合体又はブタジエン50
重量%を超えて含有するブタジエン−スチレン共重合体
ブロックを示す。
各ブロックが共重合体の場合には、共重合体中のスチ
レンとブタジエンの配列は均一であっても不均一(テー
パー型など)であってもよい。
レンとブタジエンの配列は均一であっても不均一(テー
パー型など)であってもよい。
一般式中のnは、1〜3の整数であり、それらの混合
物であってもよい。
物であってもよい。
C成分のGPCにおけるピークの分子量は、A成分のピ
ーク分子量の2〜3倍であり、この範囲を外れると粘接
着剤組成物の保持力と溶融粘度の改良効果を損ねる恐れ
がある。
ーク分子量の2〜3倍であり、この範囲を外れると粘接
着剤組成物の保持力と溶融粘度の改良効果を損ねる恐れ
がある。
本発明で用いる各成分のスチレンには、p−メチルス
チレン、第三級ブチルスチレン、α−メチルスチレンな
どが共重合されていてもよい。
チレン、第三級ブチルスチレン、α−メチルスチレンな
どが共重合されていてもよい。
各成分中のスチレン合計量(スチレン以外のビニル芳
香族化合物を含む)は、15〜40重量%、好ましくは20〜
40重量%、特に好ましくは25〜40重量%の範囲で選択さ
れる。スチレン含有量が15重量%未満であると粘接着剤
組成物の保持力が低下し、40重量%を超えると粘接着剤
組成物の初期粘着力が低下する恐れがある。
香族化合物を含む)は、15〜40重量%、好ましくは20〜
40重量%、特に好ましくは25〜40重量%の範囲で選択さ
れる。スチレン含有量が15重量%未満であると粘接着剤
組成物の保持力が低下し、40重量%を超えると粘接着剤
組成物の初期粘着力が低下する恐れがある。
また、各成分中のブタジエン単位のミクロ構造につい
ては、粘接着剤組成物の保持力の面から、1,2−ビニル
含量が50%以下、好ましくは35%以下、特に好ましくは
20%未満が選択される。
ては、粘接着剤組成物の保持力の面から、1,2−ビニル
含量が50%以下、好ましくは35%以下、特に好ましくは
20%未満が選択される。
熱可塑性弾性体組成物 本発明の熱可塑性弾性組成物は、本質的にA成分60〜
88重量%、B成分10〜30重量%、C成分2〜10重量%の
三成分からなる。これらの組成比が上述の範囲を外れる
と、粘接着剤組成物の初期粘着力、保持力、溶融粘度の
改良を損ねる。
88重量%、B成分10〜30重量%、C成分2〜10重量%の
三成分からなる。これらの組成比が上述の範囲を外れる
と、粘接着剤組成物の初期粘着力、保持力、溶融粘度の
改良を損ねる。
また、本発明の熱可塑性弾性体組成物の示差熱分析
(DTA)による分解開始温度が175℃以上であることが必
須であり、175℃未満であると粘接着剤組成物の熱安定
性を大きく損ねる欠点が生じる。
(DTA)による分解開始温度が175℃以上であることが必
須であり、175℃未満であると粘接着剤組成物の熱安定
性を大きく損ねる欠点が生じる。
さらには、本発明の熱可塑性弾性体組成物に残存する
リチウム量は、粘接着剤組成物の熱安定性上、70ppm以
下、好ましくは50ppm以下、特に好ましくは30ppm以下に
するべきである。
リチウム量は、粘接着剤組成物の熱安定性上、70ppm以
下、好ましくは50ppm以下、特に好ましくは30ppm以下に
するべきである。
さらに、本発明の熱可塑性弾性体組成物中の全スチレ
ン含量は、15〜40重量%、好ましくは20〜40重量%、特
に好ましくは25〜40重量%の範囲で選択される。
ン含量は、15〜40重量%、好ましくは20〜40重量%、特
に好ましくは25〜40重量%の範囲で選択される。
(各構成成分の調製) 本発明を構成するA成分は、不活性炭化水素溶媒中
で、有機リチウム化合物を重合開始剤として、スチレン
を重合させ、次いで、ブタジエンを重合させ、再度、ス
チレンを重合させてなる逐次重合法で、GPCに於けるピ
ーク分子量が標準ポリスチレン換算で10×104〜30×104
の範囲になるように、有機リチウム化合物量を制御し調
製される。
で、有機リチウム化合物を重合開始剤として、スチレン
を重合させ、次いで、ブタジエンを重合させ、再度、ス
チレンを重合させてなる逐次重合法で、GPCに於けるピ
ーク分子量が標準ポリスチレン換算で10×104〜30×104
の範囲になるように、有機リチウム化合物量を制御し調
製される。
また、本発明を構成するB成分は、不活性炭化水素溶
媒中で、有機リチウム化合物を重合開始剤として、スチ
レンを重合させ、次いで、ブタジエンを重合させる重合
法、若しくは、スチレンを重合させ、次いで、ブタジエ
ンを重合させ、再度、スチレンを重合させてなる逐次重
合法で、GPCにおけるピーク分子量がA成分のピーク分
子量の1/3〜2/3倍の範囲になるように、有機リチウム化
合物量を制御し調製される。
媒中で、有機リチウム化合物を重合開始剤として、スチ
レンを重合させ、次いで、ブタジエンを重合させる重合
法、若しくは、スチレンを重合させ、次いで、ブタジエ
ンを重合させ、再度、スチレンを重合させてなる逐次重
合法で、GPCにおけるピーク分子量がA成分のピーク分
子量の1/3〜2/3倍の範囲になるように、有機リチウム化
合物量を制御し調製される。
更に、本発明を構成するC成分は、不活性炭化水素溶
媒中で、有機リチウム化合物を重合開始剤として、スチ
レンを重合させ、次いで、ブタジエンを重合させ、再
度、スチレンを重合させてなる逐次重合法で、GPCにお
けるピーク分子量がA成分の2〜3倍の範囲なるように
有機リチウム化合物量を制御し調製される。
媒中で、有機リチウム化合物を重合開始剤として、スチ
レンを重合させ、次いで、ブタジエンを重合させ、再
度、スチレンを重合させてなる逐次重合法で、GPCにお
けるピーク分子量がA成分の2〜3倍の範囲なるように
有機リチウム化合物量を制御し調製される。
なお、A成分を重合し、引き続き、酸素、二酸化炭素
又はこれらの混合物(空気を含む)、エステル化合物、
亜リン酸トリエステル化合物などでカップリング反応さ
せ、A成分とC成分との混合物として得る方法でも調製
される。
又はこれらの混合物(空気を含む)、エステル化合物、
亜リン酸トリエステル化合物などでカップリング反応さ
せ、A成分とC成分との混合物として得る方法でも調製
される。
これらの反応における重合温度については特に制限は
ないが、生産性を考慮して通常20〜130℃の範囲で選ば
れるが、好ましくは重合開始温度が30〜90℃の範囲で、
かつ最高到達温度が80〜120℃の範囲にあることが望ま
しい。
ないが、生産性を考慮して通常20〜130℃の範囲で選ば
れるが、好ましくは重合開始温度が30〜90℃の範囲で、
かつ最高到達温度が80〜120℃の範囲にあることが望ま
しい。
(組成物の調製) 反応終了後、必要に応じて水、アルコール、酸などを
添加し活性種を失活させ、各成分の溶液を前述の組成比
でブレンドし、公知の重合分離法、例えば、スチームス
トリッピング、乾燥工程を経て本発明の熱可塑性弾性体
組成物を得る。
添加し活性種を失活させ、各成分の溶液を前述の組成比
でブレンドし、公知の重合分離法、例えば、スチームス
トリッピング、乾燥工程を経て本発明の熱可塑性弾性体
組成物を得る。
また、各成分の溶液を個別に上述の方法で分離し、前
述の組成比でドライブレンドし、本発明の熱可塑性弾性
体組成物を得る方法もあるが、均一性の面から前者の溶
液状態でブレンドする方法が好ましい。
述の組成比でドライブレンドし、本発明の熱可塑性弾性
体組成物を得る方法もあるが、均一性の面から前者の溶
液状態でブレンドする方法が好ましい。
トリブロック共重合体とジブロック共重合体との組成
物(例えば、A成分とB成分の組成物)を得る一般的な
手法として、活性なジブロック共重合体を特開昭63−24
8817号公報に開示されているような二官能性ハロゲンカ
ップリング剤やビニルアレン(例えば、ジビニルベンゼ
ンなど)でカップリングさせる方法もあるが、この手法
をもとにして得られた、熱可塑性弾性体組成物よりなる
粘接着剤組成物は、熱安定性が著しく劣る欠点があり、
本発明の範囲からは積極的に排斥する。
物(例えば、A成分とB成分の組成物)を得る一般的な
手法として、活性なジブロック共重合体を特開昭63−24
8817号公報に開示されているような二官能性ハロゲンカ
ップリング剤やビニルアレン(例えば、ジビニルベンゼ
ンなど)でカップリングさせる方法もあるが、この手法
をもとにして得られた、熱可塑性弾性体組成物よりなる
粘接着剤組成物は、熱安定性が著しく劣る欠点があり、
本発明の範囲からは積極的に排斥する。
前記各構成成分の製造に使用される不活性炭化水素溶
媒としては、例えばシクロヘキサン、n−ヘキサン、ベ
ンゼン、トルエン、オクタンなどやこれらの混合物が使
用されるが、これらの中でシクロヘキサンが好ましい。
また、これらの不活性炭化水素溶媒には、該ブロック共
重合体のミクロ構造を調整するために、少量のエーテル
類や第三級アミン類などの極性化合物、例えばエチレン
グリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、α
−メトキシテトラヒドロフラン、N,N,N′,N′−テトラ
メチルエチレンジアミンなど、好ましくはテトラヒドロ
フランやN,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン
を共存させてもよい。
媒としては、例えばシクロヘキサン、n−ヘキサン、ベ
ンゼン、トルエン、オクタンなどやこれらの混合物が使
用されるが、これらの中でシクロヘキサンが好ましい。
また、これらの不活性炭化水素溶媒には、該ブロック共
重合体のミクロ構造を調整するために、少量のエーテル
類や第三級アミン類などの極性化合物、例えばエチレン
グリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、α
−メトキシテトラヒドロフラン、N,N,N′,N′−テトラ
メチルエチレンジアミンなど、好ましくはテトラヒドロ
フランやN,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン
を共存させてもよい。
また、前記有機リチウム化合物としては、例えば、n
−ブチルリチウム、s−ブチルリチウム、t−ブチルリ
チウムなどが挙げられる。
−ブチルリチウム、s−ブチルリチウム、t−ブチルリ
チウムなどが挙げられる。
(組成物の任意成分) なお、本発明の熱可塑性弾性体組成物には、軟化剤、
酸化防止剤、光安定剤、ブロッキング防止剤などを添加
することができる。
酸化防止剤、光安定剤、ブロッキング防止剤などを添加
することができる。
該軟化剤としては、例えばナフテン系、パラフイン
系、アロマ系のプロセスオイル及びこれらの混合系オイ
ルなどが挙げられるが、これらの中でナフテン系、パラ
フィン系及びこれらの混合系オイルが好ましい。
系、アロマ系のプロセスオイル及びこれらの混合系オイ
ルなどが挙げられるが、これらの中でナフテン系、パラ
フィン系及びこれらの混合系オイルが好ましい。
該酸化防止剤としては、例えば2,6−ジ−t−ブチル
−4−メチルフェノール、n−オクタデシル−3−
(4′−ヒドロキシ−3′5′−ジ−t−ブチルフェニ
ル)プロピオネート、2,2′−メチレンビス(4−メチ
ル−6−t−ブチルフェノール)、2,2′−メチレンビ
ス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、2−t
−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5
−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート
などのヒンダードフェノール系酸化防止剤:ジラウリル
チオジプロピオネート、ラウリルステアリルチオジプロ
ピオネート、ペンタエリスリトール−テトラキス(β−
ラウリルチオプロピオネート)などのイオウ系酸化防止
剤:トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイトなどの
リン系酸化防止剤などを挙げることができる。
−4−メチルフェノール、n−オクタデシル−3−
(4′−ヒドロキシ−3′5′−ジ−t−ブチルフェニ
ル)プロピオネート、2,2′−メチレンビス(4−メチ
ル−6−t−ブチルフェノール)、2,2′−メチレンビ
ス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、2−t
−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5
−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート
などのヒンダードフェノール系酸化防止剤:ジラウリル
チオジプロピオネート、ラウリルステアリルチオジプロ
ピオネート、ペンタエリスリトール−テトラキス(β−
ラウリルチオプロピオネート)などのイオウ系酸化防止
剤:トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイトなどの
リン系酸化防止剤などを挙げることができる。
また、光安定剤としては、例えば2−(2′−ヒドロ
キシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2
−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−t−ブチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベン
ゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾール系紫外線吸収
剤や2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンなど
のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、あるいはヒンダード
アミン系光安定剤などを挙げることができる。
キシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2
−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−t−ブチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベン
ゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾール系紫外線吸収
剤や2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンなど
のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、あるいはヒンダード
アミン系光安定剤などを挙げることができる。
さらに、ブロッキング防止剤としては、例えば高級脂
肪酸、高級脂肪酸の金属塩、ワックス類、脂肪酸アミ
ド、脂肪酸エステル、無機の金属塩類や水酸化物などが
挙げられる。
肪酸、高級脂肪酸の金属塩、ワックス類、脂肪酸アミ
ド、脂肪酸エステル、無機の金属塩類や水酸化物などが
挙げられる。
本発明の熱可塑性弾性体組成物を粘接着剤として用い
る場合、粘着付与性樹脂、必要により軟化剤を配合する
必要がある。
る場合、粘着付与性樹脂、必要により軟化剤を配合する
必要がある。
この粘着付与性樹脂としては、公知のロジン系樹脂、
ポリテルペン系樹脂、クマロン系樹脂、フェノール系樹
脂、テルペン−フェノール系樹脂、芳香族炭化水素樹
脂、脱脂肪族炭化水素樹脂などが挙げられ、これらの粘
着付与性樹脂は2種以上混合使用も可能である。その配
合量としては、本発明の熱可塑性弾性体組成物に対し
て、20〜450重量部、好ましくは50〜350重量部である。
ポリテルペン系樹脂、クマロン系樹脂、フェノール系樹
脂、テルペン−フェノール系樹脂、芳香族炭化水素樹
脂、脱脂肪族炭化水素樹脂などが挙げられ、これらの粘
着付与性樹脂は2種以上混合使用も可能である。その配
合量としては、本発明の熱可塑性弾性体組成物に対し
て、20〜450重量部、好ましくは50〜350重量部である。
軟化剤としては、前述の軟化剤単独もしくは混合オイ
ルが挙げられ、その配合量としては、本発明の熱可塑性
弾性体組成物に対して、0〜200重量部、好ましくは、3
0〜150重量部である。
ルが挙げられ、その配合量としては、本発明の熱可塑性
弾性体組成物に対して、0〜200重量部、好ましくは、3
0〜150重量部である。
更に、上記粘接着剤組成物において、必要により前述
の酸化防止剤や紫外線吸収剤、ベンガラ、二酸化チタン
などの顔料;パラフィンワックス、マイクロクリスタリ
ンワックス、低分子量ポリエチレンワックスなどのワッ
クス類;無定形ポリオレフィン、エチレン−エチルアク
リレート共重合体などのポリオレフィン系又は低分子量
のビニル芳香族系熱可塑性樹脂;天然ゴム;ポリイソプ
レンゴム、ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジエン
ゴム、エチレン−プロピレンゴム、クロロプレンゴム、
アクリルゴム、イソプレン−イソブチレンゴム、ポリペ
ンテナマーゴム、スチレン−イソプレン−スチレンゴム
などの合成ゴムを添加してもよい。
の酸化防止剤や紫外線吸収剤、ベンガラ、二酸化チタン
などの顔料;パラフィンワックス、マイクロクリスタリ
ンワックス、低分子量ポリエチレンワックスなどのワッ
クス類;無定形ポリオレフィン、エチレン−エチルアク
リレート共重合体などのポリオレフィン系又は低分子量
のビニル芳香族系熱可塑性樹脂;天然ゴム;ポリイソプ
レンゴム、ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジエン
ゴム、エチレン−プロピレンゴム、クロロプレンゴム、
アクリルゴム、イソプレン−イソブチレンゴム、ポリペ
ンテナマーゴム、スチレン−イソプレン−スチレンゴム
などの合成ゴムを添加してもよい。
上記の粘接着剤組成物は、公知の混合機、ニーダーな
どで、加熱下で均一混合する方法で調製される。
どで、加熱下で均一混合する方法で調製される。
(実施例) 以下、実施例によって本発明を説明するが、これらの
実施例は本発明を限定するものではない。
実施例は本発明を限定するものではない。
なお、各種測定は下記の方法に従った。
各成分及び熱可塑性弾性体組成物の物性測定 全スチレン含量; 紫外線分光光度計(日立UV−200)を用いて、262nmの
吸収強度より算出した。
吸収強度より算出した。
ピーク分子量; GPC(装置はウェーターズ製であり、カラムは、デュ
ポン製のZORBAX PSM 1000−Sを2本とPSM 60−Sの計
3本の組合せである。溶媒にはテトラヒドロフランを用
い、測定条件は、温度35℃、流速0.7ml/min、試料濃度
0.1重量%、注入量50μlである。)を用いて測定し
た。
ポン製のZORBAX PSM 1000−Sを2本とPSM 60−Sの計
3本の組合せである。溶媒にはテトラヒドロフランを用
い、測定条件は、温度35℃、流速0.7ml/min、試料濃度
0.1重量%、注入量50μlである。)を用いて測定し
た。
なお、ピーク分子量は、以下の標準ポリスチレン(ウ
ォーターズ製)検量線からの換算値である。
ォーターズ製)検量線からの換算値である。
1.75×106、4.1×105、1.12×105、3.5×104、8.5×103 分解開始温度: DTA(島津製作所(株)製DTA40)を用いて、ASTM D34
18−82に準拠し、外挿温度Tfを求めて分解開示温度とし
た。
18−82に準拠し、外挿温度Tfを求めて分解開示温度とし
た。
なお、試料は110℃で約5秒間プレス成形したフイル
ム状(厚さ約0.3mm)のものを用い、昇温速度は10℃/
分とした。
ム状(厚さ約0.3mm)のものを用い、昇温速度は10℃/
分とした。
ブタジエンブロック部のミクロ構造: 赤外線分光光度計(パーキングエルマー製モデル171
0)を用いて測定し、ハンプトン法により測定した。
0)を用いて測定し、ハンプトン法により測定した。
粘接着剤組成物の物性測定 溶融状態で取出し、アプリケーターでポリエステルフ
ィルムに厚さ50μmになるようにコーティングし、粘着
テープサンプルを作成し、初期粘着力、剥離強さ、保持
力を以下の方法で測定した。
ィルムに厚さ50μmになるようにコーティングし、粘着
テープサンプルを作成し、初期粘着力、剥離強さ、保持
力を以下の方法で測定した。
初期粘着力: 初期粘着性はJ.Dow法〔Proc.Inct.Rub.Ind.,1.105(1
954)〕に準じ、傾斜30度のステンレス板上の斜面に長
さ10cmの粘着テープを貼りつけ、テープ上端から上方10
cmの斜面位置より直径1/5インチ〜1インチまでの32種
類の大きさのステンレス製ボールを初速度0で転がし、
粘着テープ上で停止する最大径の球の大きさで表示し
た。
954)〕に準じ、傾斜30度のステンレス板上の斜面に長
さ10cmの粘着テープを貼りつけ、テープ上端から上方10
cmの斜面位置より直径1/5インチ〜1インチまでの32種
類の大きさのステンレス製ボールを初速度0で転がし、
粘着テープ上で停止する最大径の球の大きさで表示し
た。
剥離強さ: 剥離強さはJIS Z−1522に準じ、ステンレス板に巾25m
m×長さ100mmとして粘着テープを貼り付け、23℃におい
て300mm/minの速度で180度の方向に剥離して測定した。
m×長さ100mmとして粘着テープを貼り付け、23℃におい
て300mm/minの速度で180度の方向に剥離して測定した。
保持力: 保持力は、JIS Z−1524に準じ、ステンレス板に25mm
×25mmの面積が接するように粘着テープを貼り付け、80
℃において1kgの荷重を加えて粘着テープがずれ落ちる
までの時間を測定した。
×25mmの面積が接するように粘着テープを貼り付け、80
℃において1kgの荷重を加えて粘着テープがずれ落ちる
までの時間を測定した。
溶融粘度: 粘接着剤組成物の溶融粘度は、180℃でB型粘度計に
より測定した。
より測定した。
熱安定性: 粘接着剤組成物の熱安定性は、190℃のギヤーオーブ
ンに入れ、24時間エージングした後、臭気及び色調を調
べた。
ンに入れ、24時間エージングした後、臭気及び色調を調
べた。
臭気については、感応テストにより、○、△、×(○
が最も刺激臭が少なく優れている)にランク付けした。
が最も刺激臭が少なく優れている)にランク付けした。
ブロック共重合体(A)〜(E)の製法 ジャケットと攪拌機の付いた40lステンレス製反応器
を十分に窒素置換した後、第1表に示すように、所定量
のシクロヘキサン、テトラヒドロフラン、スチレン(第
1スチレンと称する)を仕込み、ジャケットに温水を通
し、内容物を約70℃に設定した。この後、n−ブチルリ
チウム(シクロヘキサン溶液)を所定量添加し、第1ス
チレンの重合を開始した。第1スチレンがほぼ完全に重
合してから10分後に、ブタジエン(1,3−ブタジエン)
を所定量添加して、重合を維続し、ブタジエンがほぼ完
全に重合して最高温度に達してから15分後に、再度、ス
チレン(第2スチレンと称する)を所定量添加して重合
を続け、第2スチレンがほぼ完全に重合してから更に15
分間保持して重合を完結させた後、水3gを加えて活性種
を完全に失活させた。
を十分に窒素置換した後、第1表に示すように、所定量
のシクロヘキサン、テトラヒドロフラン、スチレン(第
1スチレンと称する)を仕込み、ジャケットに温水を通
し、内容物を約70℃に設定した。この後、n−ブチルリ
チウム(シクロヘキサン溶液)を所定量添加し、第1ス
チレンの重合を開始した。第1スチレンがほぼ完全に重
合してから10分後に、ブタジエン(1,3−ブタジエン)
を所定量添加して、重合を維続し、ブタジエンがほぼ完
全に重合して最高温度に達してから15分後に、再度、ス
チレン(第2スチレンと称する)を所定量添加して重合
を続け、第2スチレンがほぼ完全に重合してから更に15
分間保持して重合を完結させた後、水3gを加えて活性種
を完全に失活させた。
この後、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノー
ルとトリス(ノニルフェノール)ホスファイト(シクロ
ヘキサン溶液)を、純分で各々16g添加し、ブロック共
重合体(A)〜(E)のゴム溶液を抜き出した。
ルとトリス(ノニルフェノール)ホスファイト(シクロ
ヘキサン溶液)を、純分で各々16g添加し、ブロック共
重合体(A)〜(E)のゴム溶液を抜き出した。
なお、第1スチレンを仕込み以降、攪拌器により系内
を連続的に攪拌した。
を連続的に攪拌した。
ブロック共重合体(F)〜(H)の製法 ジャケットと攪拌機の付いた40lステンレス製反応器
を十分に窒素置換した後、第1表に示すように所定量の
シクロヘキサン、テトロヒドロフラン、スチレン(第1
スチレンと称する)を仕込み、ジャケットに温水を通
し、内容物を約70℃に設定した。この後、n−ブチルリ
チウム(シクロヘキサン溶液)を所定量添加し、第1ス
チレンの重合を開始した。第1スチレンがほぼ完全に重
合してから10分後に、ブタジエン(1,3−ブタジエン)
を所定量添加して、重合を継続し、ブタジエンがほぼ完
全に重合して最高温度に達してから15分間保持し、重合
を完結させた後、水6gを加えて活性種を完全に失活させ
た。
を十分に窒素置換した後、第1表に示すように所定量の
シクロヘキサン、テトロヒドロフラン、スチレン(第1
スチレンと称する)を仕込み、ジャケットに温水を通
し、内容物を約70℃に設定した。この後、n−ブチルリ
チウム(シクロヘキサン溶液)を所定量添加し、第1ス
チレンの重合を開始した。第1スチレンがほぼ完全に重
合してから10分後に、ブタジエン(1,3−ブタジエン)
を所定量添加して、重合を継続し、ブタジエンがほぼ完
全に重合して最高温度に達してから15分間保持し、重合
を完結させた後、水6gを加えて活性種を完全に失活させ
た。
この後、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノー
ルとトリス(ノニルフェノール)ホスファイト(シクロ
ヘキサン溶液)を、純分で各々16g添加し、ジブロック
共重合体(b)成分のゴム溶液を抜き出した。
ルとトリス(ノニルフェノール)ホスファイト(シクロ
ヘキサン溶液)を、純分で各々16g添加し、ジブロック
共重合体(b)成分のゴム溶液を抜き出した。
なお、第1スチレンの仕込み以降、攪拌器により連続
的に系内を攪拌した。
的に系内を攪拌した。
ブロック共重合体(I)、(J)の製法 ブロック共重合体(A)〜(E)の製法と同様にし
て、第2表に示すような重合条件で、第1スチレン、ブ
タジエン、第2スチレンの順で逐次重合し、第2スチレ
ンがほぼ完全に重合してから更に5分間保持した後、リ
チウムに対し0.05当量倍の安息香酸エチルを添加し、カ
ップリング反応を行わせ、更に15分後、水3gを加えて完
全に失活させた。
て、第2表に示すような重合条件で、第1スチレン、ブ
タジエン、第2スチレンの順で逐次重合し、第2スチレ
ンがほぼ完全に重合してから更に5分間保持した後、リ
チウムに対し0.05当量倍の安息香酸エチルを添加し、カ
ップリング反応を行わせ、更に15分後、水3gを加えて完
全に失活させた。
この後、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノー
ルとトリス(ノニルフェノール)ホスファイト(シクロ
ヘキサン溶液)を、純分で各々16g添加し、ブロック共
重合体(I)、(J)のゴム溶液を抜き出した。
ルとトリス(ノニルフェノール)ホスファイト(シクロ
ヘキサン溶液)を、純分で各々16g添加し、ブロック共
重合体(I)、(J)のゴム溶液を抜き出した。
なお、第1スチレンを仕込み以降、攪拌器により系内
を連続的に攪拌した。
を連続的に攪拌した。
未カップリング成分およびカップリング成分量は、GP
Cにより測定した。
Cにより測定した。
ブロック共重合体(k)の製法 ブロック共重合体(F)〜(H)の製法と同様にし
て、第2表に示すような重合条件で、第1スチレン、ブ
タジエンを順次重合し、ブタジエンがほぼ完全に重合し
て最高温度に到達してから5分間保持した後、ジメチル
ジクロロシラン2.6gを加えてカップリング反応を行わ
せ、15分後に水6g添加し活性種を完全に失活させた。
て、第2表に示すような重合条件で、第1スチレン、ブ
タジエンを順次重合し、ブタジエンがほぼ完全に重合し
て最高温度に到達してから5分間保持した後、ジメチル
ジクロロシラン2.6gを加えてカップリング反応を行わ
せ、15分後に水6g添加し活性種を完全に失活させた。
この後、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノー
ルとトリス(ノニルフェノール)ホスファイト(シクロ
ヘキサン溶液)を、純分で各々16g添加し、ブロック共
重合体(k)のゴム溶液を得た。
ルとトリス(ノニルフェノール)ホスファイト(シクロ
ヘキサン溶液)を、純分で各々16g添加し、ブロック共
重合体(k)のゴム溶液を得た。
なお、第1スチレンを仕込み以降、攪拌器により系内
を連続的に攪拌した。
を連続的に攪拌した。
未カップリング成分およびカップリング成分量は、GP
Cにより測定した。
Cにより測定した。
実施例1〜6、比較例1〜7 ブロック共重合体(A)〜(k)のゴム溶液を、20l
ステンレス容器で第3表に示すような配合比で混合し、
スチームストリッピングすることにより溶媒を除去、脱
水後、引き続き真空乾燥機により乾燥し、本発明及び比
較例の熱可塑性弾性体組成物(約300g)を得た。
ステンレス容器で第3表に示すような配合比で混合し、
スチームストリッピングすることにより溶媒を除去、脱
水後、引き続き真空乾燥機により乾燥し、本発明及び比
較例の熱可塑性弾性体組成物(約300g)を得た。
このようにして得られた熱可塑性弾性体組成物の各特
性を第3表に示す。
性を第3表に示す。
また、熱可塑性弾性体組成物150gを第4表に示す配合
比で、180℃、1時間、1の攪拌機付き容器で溶融混
練し、ホットメルト型粘接着剤組成物を得た。この粘接
着剤組成物の物性を第3表に示す。
比で、180℃、1時間、1の攪拌機付き容器で溶融混
練し、ホットメルト型粘接着剤組成物を得た。この粘接
着剤組成物の物性を第3表に示す。
第3表から明らかなように、実施例1〜6の本発明の
熱可塑性弾性体組成物よりなる粘接着剤組成物は、比較
例1〜5の熱可塑性弾性体組成物よりなる粘接着剤組成
物との比較において、初期粘着力、剥離強度、保持力の
物性と溶融粘度のバランスに優れている。
熱可塑性弾性体組成物よりなる粘接着剤組成物は、比較
例1〜5の熱可塑性弾性体組成物よりなる粘接着剤組成
物との比較において、初期粘着力、剥離強度、保持力の
物性と溶融粘度のバランスに優れている。
さらには、比較例6、7の熱可塑性弾性体組成物より
なる粘接着剤組成物との比較において、熱安定性に優れ
ている。
なる粘接着剤組成物との比較において、熱安定性に優れ
ている。
従って、本発明の熱可塑性弾性体組成物よりなる粘接
着剤組成物は、その物性と溶融粘度のバランスに優れ、
且つ、熱安定性が著しく優れていることが判る。
着剤組成物は、その物性と溶融粘度のバランスに優れ、
且つ、熱安定性が著しく優れていることが判る。
(発明の効果) 本発明の熱可塑性弾性体組成物をホットメルト型の粘
接着剤に用いた場合、初期粘着力・保持力と溶融粘度の
バランスに優れ、更には、高温で長時間放置しても熱安
定性(加熱時の臭気及び色調)に優れる粘接着剤組成物
を与えるので、衛生材料用などのホットメルト型粘接着
剤として有用である。さらに、本発明の熱可塑性弾性体
組成物は、溶剤系の粘接着剤としても使用可能である。
接着剤に用いた場合、初期粘着力・保持力と溶融粘度の
バランスに優れ、更には、高温で長時間放置しても熱安
定性(加熱時の臭気及び色調)に優れる粘接着剤組成物
を与えるので、衛生材料用などのホットメルト型粘接着
剤として有用である。さらに、本発明の熱可塑性弾性体
組成物は、溶剤系の粘接着剤としても使用可能である。
また、本発明の熱可塑性弾性体組成物は、アスファル
トに配合することにより、感温特性、タフネス・テナシ
ティ、伸度、軟化点、針入度などの物性と加工性のバラ
ンスに優れた改質アルファストを与えるので、道路舗装
用や防水シートに有用である。
トに配合することにより、感温特性、タフネス・テナシ
ティ、伸度、軟化点、針入度などの物性と加工性のバラ
ンスに優れた改質アルファストを与えるので、道路舗装
用や防水シートに有用である。
更には、履物、玩具、各種樹脂、例えば、スチレン系
樹脂(耐衝撃性スチレン系樹脂及び難燃性スチレン系樹
脂を含む)、ポリフェニレンエーテル系樹脂、オレフィ
ン系樹脂、ポリアミド系樹脂などの耐衝撃性の改質剤な
どに広く利用することができ、その工業的意義は大き
い。
樹脂(耐衝撃性スチレン系樹脂及び難燃性スチレン系樹
脂を含む)、ポリフェニレンエーテル系樹脂、オレフィ
ン系樹脂、ポリアミド系樹脂などの耐衝撃性の改質剤な
どに広く利用することができ、その工業的意義は大き
い。
Claims (1)
- 【請求項1】不活性炭化水素溶媒中で、有機リチウム化
合物を開始剤として逐次重合して得られるブロック共重
合体であって、 (イ)ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GP
C)におけるピーク分子量が標準ポリスチレン換算で10
×104〜30×104であるA成分と、(ロ)A成分のピーク
分子量の1/3〜2/3倍にピークを有するB成分と、(ハ)
更に、逐次重合又はカップリング反応により得られる、
A成分のピーク分子量の2〜3倍にピークを有するC成
分からなり、 各成分が、下記一般式; A成分:S1−B1−S2 B成分:S3−B2又はS4−B2−S5 C成分:(S6−B3−S7)n (式中、S1〜S7はスチレンを主体とする重合体ブロック
であり、S1〜S3、S4とS5、S6とS7は同一であってもよ
い。B1〜B3はブタジエンを主体とする重合体ブロックで
あり、nは1〜3の整数である。) で示される構造を有し、しかも各成分中のスチレン含量
が15〜40重量%であり、かつ前記組成物中の全スチレン
含量が15〜40重量%であり、 そしてA成分60〜88重量%、B成分10〜30重量%、C成
分2〜10重量%からなる組成物であって、該組成物の示
差熱分析(DTA)による分解開始温度が175℃以上である
ことを特徴とする、熱可塑性弾性体組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21059589A JP2762124B2 (ja) | 1989-08-17 | 1989-08-17 | 熱可塑性弾性体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21059589A JP2762124B2 (ja) | 1989-08-17 | 1989-08-17 | 熱可塑性弾性体組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0374421A JPH0374421A (ja) | 1991-03-29 |
JP2762124B2 true JP2762124B2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=16591926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21059589A Expired - Lifetime JP2762124B2 (ja) | 1989-08-17 | 1989-08-17 | 熱可塑性弾性体組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2762124B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006143870A (ja) * | 2004-11-19 | 2006-06-08 | Dainippon Printing Co Ltd | ホットメルト型粘着剤組成物及びその製造方法並びに粘着シート |
-
1989
- 1989-08-17 JP JP21059589A patent/JP2762124B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0374421A (ja) | 1991-03-29 |
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