JP2699400B2 - 電子写真式プリンタの用紙冷却装置 - Google Patents
電子写真式プリンタの用紙冷却装置Info
- Publication number
- JP2699400B2 JP2699400B2 JP63100853A JP10085388A JP2699400B2 JP 2699400 B2 JP2699400 B2 JP 2699400B2 JP 63100853 A JP63100853 A JP 63100853A JP 10085388 A JP10085388 A JP 10085388A JP 2699400 B2 JP2699400 B2 JP 2699400B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- sheet
- cooling
- printing
- electrophotographic printer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は熱定着式プリンタの定着後の印刷用紙を冷却
するための、電子写真式プリンタの用紙冷却装置に関す
るものである。
するための、電子写真式プリンタの用紙冷却装置に関す
るものである。
電子写真式プリンタでは、文字や図形を形成するトナ
ーを印刷用紙に定着させる方法として、用紙を加熱し用
紙上のトナーを溶融させ定着する熱定着が広く用いられ
ている。定着された用紙はスタッカ(用紙折たたみ装
置)で折たたまれ収納される。この時、熱定着された用
紙が十分冷却されずに折たたまれ、折たたみ後の用紙温
度がトナーのガラス転移点以上であると、向い合った印
刷面の文字や図形が重なる部分でトナーが融着し、一定
時間経過後印刷面を開いた時に印刷面上のトナーがはが
れ文字や図形の一部が欠けることがある。この現象はト
ナースティックと呼ばれており、プリンタの印刷品質上
重大な障害となる。
ーを印刷用紙に定着させる方法として、用紙を加熱し用
紙上のトナーを溶融させ定着する熱定着が広く用いられ
ている。定着された用紙はスタッカ(用紙折たたみ装
置)で折たたまれ収納される。この時、熱定着された用
紙が十分冷却されずに折たたまれ、折たたみ後の用紙温
度がトナーのガラス転移点以上であると、向い合った印
刷面の文字や図形が重なる部分でトナーが融着し、一定
時間経過後印刷面を開いた時に印刷面上のトナーがはが
れ文字や図形の一部が欠けることがある。この現象はト
ナースティックと呼ばれており、プリンタの印刷品質上
重大な障害となる。
このトナースティックの発生を防止するには、定着で
加熱された用紙を冷却し、用紙温度をトナーのガラス転
移点以下まで下降させればよい。これまで用紙の冷却に
は自然冷却や小型のファンやブロアによる強制冷却が行
なわれて来たが、印刷速度が約15000行/分クラスの超
高速プリンタでは用紙の走行速度が速いため、用紙を冷
却するための時間が短くなり、十分な冷却が行なえなく
なる。このため定着〜スタッカ間のペーパパス系を長く
し、大型のファンやブロアを設置して用紙の冷却を強化
しなければならず、プリンタの小型化、省力化、低価格
化を妨げる要因となっている。
加熱された用紙を冷却し、用紙温度をトナーのガラス転
移点以下まで下降させればよい。これまで用紙の冷却に
は自然冷却や小型のファンやブロアによる強制冷却が行
なわれて来たが、印刷速度が約15000行/分クラスの超
高速プリンタでは用紙の走行速度が速いため、用紙を冷
却するための時間が短くなり、十分な冷却が行なえなく
なる。このため定着〜スタッカ間のペーパパス系を長く
し、大型のファンやブロアを設置して用紙の冷却を強化
しなければならず、プリンタの小型化、省力化、低価格
化を妨げる要因となっている。
第4図は前述の従来技術による用紙冷却装置の例を示
したものである。プレヒータ10・ヒートロール8で加熱
・定着された印刷用紙1は冷却ブロア11から吹き出され
た冷却風により強制冷却された後、パドル4で折たたま
れテーブル6上に堆積される。この従来方式の冷却装置
では冷却ブロア11間を通過する用紙1の速度が大きい高
速プリンタの場合、冷却風を受けられる時間が短かくな
り、十分な冷却効果が得られなくなる。従って、トナー
スティックの発生を防止するには用紙走行速度に見合っ
た大型のファンやブロアを設けて冷却する必要がある。
このため装置の大型化、装置重量、消費電力、製造原価
の増加等が問題となっている。
したものである。プレヒータ10・ヒートロール8で加熱
・定着された印刷用紙1は冷却ブロア11から吹き出され
た冷却風により強制冷却された後、パドル4で折たたま
れテーブル6上に堆積される。この従来方式の冷却装置
では冷却ブロア11間を通過する用紙1の速度が大きい高
速プリンタの場合、冷却風を受けられる時間が短かくな
り、十分な冷却効果が得られなくなる。従って、トナー
スティックの発生を防止するには用紙走行速度に見合っ
た大型のファンやブロアを設けて冷却する必要がある。
このため装置の大型化、装置重量、消費電力、製造原価
の増加等が問題となっている。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、
小型軽量・安価で消費電力が小さく冷却効率の高い用紙
冷却装置を提供することである。
小型軽量・安価で消費電力が小さく冷却効率の高い用紙
冷却装置を提供することである。
本発明は、横長短形に開口部を有するダクトを取付け
た小型冷却ファンをスタッカに設け、折たたまれた用紙
の上部に用紙幅方向から水平に冷却風を送れば、用紙間
にすき間が形成されそのすき間を冷却風が通り抜け、用
紙に長時間冷却風を当てることが可能となり冷却効率が
向上する点に着目し、冷却風が常に折たたまれた用紙の
上部に当たる様に冷却ファンのダクト形状及び取付装
置、用紙幅方向ペーパガイドの構造を工夫したものであ
る。
た小型冷却ファンをスタッカに設け、折たたまれた用紙
の上部に用紙幅方向から水平に冷却風を送れば、用紙間
にすき間が形成されそのすき間を冷却風が通り抜け、用
紙に長時間冷却風を当てることが可能となり冷却効率が
向上する点に着目し、冷却風が常に折たたまれた用紙の
上部に当たる様に冷却ファンのダクト形状及び取付装
置、用紙幅方向ペーパガイドの構造を工夫したものであ
る。
本発明の具体的実施例として第1図及び第2図には用
紙冷却装置の全体構成図を、第3図にはその作用を示
す。
紙冷却装置の全体構成図を、第3図にはその作用を示
す。
印刷用紙1の幅に応じてスライド可能なペーパガイド
2には横長短形の開口部3aを有するダクト3がパドル4
の回転中心よりやや下方に取付けられている。ダクト開
口部3aの反対側開口部3bには冷却ファン5が取付けられ
ており、反対側開口部3bに対してダクト開口部3aは狭く
絞られている。冷却ファン5からの冷却風はダクト開口
部3aより吹き出す。一方、定着後の印刷用紙は、パドル
4の作用により折たたまれ、スタッカテーブル6上に堆
積される。スタッカテーブル6は、用紙1が一定量堆積
すると降下し、印刷用紙の折たたみ面1aの高さ位置は常
にパドル4の回転中心よりやや下方の位置に保たれる。
2には横長短形の開口部3aを有するダクト3がパドル4
の回転中心よりやや下方に取付けられている。ダクト開
口部3aの反対側開口部3bには冷却ファン5が取付けられ
ており、反対側開口部3bに対してダクト開口部3aは狭く
絞られている。冷却ファン5からの冷却風はダクト開口
部3aより吹き出す。一方、定着後の印刷用紙は、パドル
4の作用により折たたまれ、スタッカテーブル6上に堆
積される。スタッカテーブル6は、用紙1が一定量堆積
すると降下し、印刷用紙の折たたみ面1aの高さ位置は常
にパドル4の回転中心よりやや下方の位置に保たれる。
この様な構成における印刷時の用紙冷却作用について
以下に説明する。第3図に示す如く、印刷時における用
紙折たたみ面1aはダクト開口部3aの上面3cと同一の高さ
に保たれている。従ってダクト開口部3aにより吹き出す
冷却風の風圧により、ダクト開口部3aに対向する部分の
用紙1bは浮き上がり用紙1bのページ間にすき間が形成さ
れる。このすき間を冷却風が流れることにより用紙1が
冷却される。この冷却方式には次の様な利点がある。ま
ず用紙1は、折たたまれて、ダクト開口部上面3cからダ
クト開口部下面3dを通過する間(用紙がダクト開口部高
さhだけ積重ねられる時間)常に冷却風を受ける。従っ
て第4図で示した様な用紙が冷却風を瞬間的にしか受け
られない従来方式の冷却装置に比べ格段に冷却時間が長
くある。この長時間冷却風が受けられる作用により小
型、小出力に冷却ファンを使用しても冷却効果の高い効
果時な冷却が行なえる。
以下に説明する。第3図に示す如く、印刷時における用
紙折たたみ面1aはダクト開口部3aの上面3cと同一の高さ
に保たれている。従ってダクト開口部3aにより吹き出す
冷却風の風圧により、ダクト開口部3aに対向する部分の
用紙1bは浮き上がり用紙1bのページ間にすき間が形成さ
れる。このすき間を冷却風が流れることにより用紙1が
冷却される。この冷却方式には次の様な利点がある。ま
ず用紙1は、折たたまれて、ダクト開口部上面3cからダ
クト開口部下面3dを通過する間(用紙がダクト開口部高
さhだけ積重ねられる時間)常に冷却風を受ける。従っ
て第4図で示した様な用紙が冷却風を瞬間的にしか受け
られない従来方式の冷却装置に比べ格段に冷却時間が長
くある。この長時間冷却風が受けられる作用により小
型、小出力に冷却ファンを使用しても冷却効果の高い効
果時な冷却が行なえる。
また、冷却ファン5及びダクト3を印刷用紙幅に応じ
てスライド可能なペーパガイド2に取付けたためダクト
開口部と用紙間距離dが一義的に決定され用紙の種類を
問わず冷却が効率良く行なえる。
てスライド可能なペーパガイド2に取付けたためダクト
開口部と用紙間距離dが一義的に決定され用紙の種類を
問わず冷却が効率良く行なえる。
次に冷却風は用紙の折たたまれた部分にのみ当てられ
るため折たたみ中の用紙には風圧による影響を与えず、
安定した折たたみが行なえ、スタッカでの用紙ジャム発
生が少ない。
るため折たたみ中の用紙には風圧による影響を与えず、
安定した折たたみが行なえ、スタッカでの用紙ジャム発
生が少ない。
前記実施例において、ダクト3の高さ方向の位置は固
定されているが、第5図に示す様に、ダクト3に用紙折
りたたみ面1aの位置を検出するセンサ12を取付けセンサ
12に連動するモータ13でダクト3及び冷却ファン5をペ
ーパガイド2に沿って上下動させても同様な効果が得ら
れる。
定されているが、第5図に示す様に、ダクト3に用紙折
りたたみ面1aの位置を検出するセンサ12を取付けセンサ
12に連動するモータ13でダクト3及び冷却ファン5をペ
ーパガイド2に沿って上下動させても同様な効果が得ら
れる。
前記実施例ではダクト3及び冷却ファン5をオペレー
タ側から見て印刷用紙1の奥側に設置しているが、オペ
レータの手前側に設置しても良い。
タ側から見て印刷用紙1の奥側に設置しているが、オペ
レータの手前側に設置しても良い。
また、冷却ファン5を使用するかわりに、スタッカの
外部からダクトを使用して冷却風をとり込んでも良い。
外部からダクトを使用して冷却風をとり込んでも良い。
本発明によれば、小型軽量の冷却装置でもトナーステ
ィックの発生しない十分な冷却効果が得られるため、プ
リンタの小型化、軽量化、低価格化消費電力の低減を実
現することができる。
ィックの発生しない十分な冷却効果が得られるため、プ
リンタの小型化、軽量化、低価格化消費電力の低減を実
現することができる。
第1図は本発明となる実施例を示す用紙冷却装置の正面
図、第2図は同側面図である。 第3図は本発明の作用を説明した拡大側面図である。 第4図は本発明の対象となる用紙冷却装置の従来技術を
示す正面図である。 第5図は本発明の応用例を示す側面図である。 図において、1aは印刷用紙折たたみ面、2はペーパガイ
ド、3aはダクト開口部、5は冷却ファンである。
図、第2図は同側面図である。 第3図は本発明の作用を説明した拡大側面図である。 第4図は本発明の対象となる用紙冷却装置の従来技術を
示す正面図である。 第5図は本発明の応用例を示す側面図である。 図において、1aは印刷用紙折たたみ面、2はペーパガイ
ド、3aはダクト開口部、5は冷却ファンである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−36667(JP,A) 特開 昭60−236973(JP,A) 実開 昭62−190256(JP,U) 実開 昭62−46461(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】トナー像を保持した印刷用紙に少なくとも
加熱作用を付与し、前記トナー像を印刷用紙に定着させ
る定着装置と、 該定着装置から送り出された印刷用紙を折りたたんでテ
ーブル上に積み重ね保持する用紙折りたたみ装置と、 前記定着装置から送り出された印刷用紙に冷却風を供給
する用紙冷却装置と を有する電子写真式プリンタの用紙冷却装置において、 前記用紙冷却装置のダクト開口部を、前記テーブル上に
積み重ねられた堆積用紙の用紙長に対応する側面に対応
させ、前記ダクト開口部からの冷却風を前記堆積用紙の
用紙幅方向に沿って供給することを特徴とする電子写真
式プリンタの用紙冷却装置。 - 【請求項2】前記ダクト開口部を前記用紙幅方向に移動
可能に設けたことを特徴とする請求項1記載の電子写真
式プリンタの用紙冷却装置。 - 【請求項3】前記印刷用紙対向面のダクト開口部は横長
矩形の形状であることを特徴とする請求項1又は2記載
の電子写真式プリンタの用紙冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63100853A JP2699400B2 (ja) | 1988-04-22 | 1988-04-22 | 電子写真式プリンタの用紙冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63100853A JP2699400B2 (ja) | 1988-04-22 | 1988-04-22 | 電子写真式プリンタの用紙冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01270068A JPH01270068A (ja) | 1989-10-27 |
JP2699400B2 true JP2699400B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=14284871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63100853A Expired - Lifetime JP2699400B2 (ja) | 1988-04-22 | 1988-04-22 | 電子写真式プリンタの用紙冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2699400B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2935491A1 (de) * | 1979-09-03 | 1981-03-19 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Ausgabeeinrichtung eines kopiergeraets |
JPS62190256U (ja) * | 1986-05-23 | 1987-12-03 |
-
1988
- 1988-04-22 JP JP63100853A patent/JP2699400B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01270068A (ja) | 1989-10-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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