[go: up one dir, main page]

JP2646076B2 - チャックのジョウ形状 - Google Patents

チャックのジョウ形状

Info

Publication number
JP2646076B2
JP2646076B2 JP60034968A JP3496885A JP2646076B2 JP 2646076 B2 JP2646076 B2 JP 2646076B2 JP 60034968 A JP60034968 A JP 60034968A JP 3496885 A JP3496885 A JP 3496885A JP 2646076 B2 JP2646076 B2 JP 2646076B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wedge
jaw
width
reinforcing member
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60034968A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60217007A (ja
Inventor
明 信川
達栄 沢口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KITAGAWA TETSUKOSHO KK
Original Assignee
KITAGAWA TETSUKOSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KITAGAWA TETSUKOSHO KK filed Critical KITAGAWA TETSUKOSHO KK
Priority to JP60034968A priority Critical patent/JP2646076B2/ja
Publication of JPS60217007A publication Critical patent/JPS60217007A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2646076B2 publication Critical patent/JP2646076B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B31/00Chucks; Expansion mandrels; Adaptations thereof for remote control
    • B23B31/02Chucks
    • B23B31/10Chucks characterised by the retaining or gripping devices or their immediate operating means
    • B23B31/12Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable
    • B23B31/16Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable moving radially
    • B23B31/16233Jaws movement actuated by oblique surfaces of a coaxial control rod

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gripping On Spindles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、工作機械の楔形チャックに関する。
工作機械の主軸回転数が技術の進歩とともに高速化す
るにつれ、チャックの被加工物を掴む力(把握力)は、
より強力なものにする必要がある。これはジョウ自身の
把握力が遠心力により減滅されてしまい、終局的には切
削不能となるためである。
本発明は、このようなチャックの欠点を見事に解消す
るものであり、その目的の第1は、ジョウの剛性をたか
めるとともにより強力な把握力に耐え得るチャック形状
となす工夫にある。更に目的の第2は、ジョウをより軽
量化するに最も有効な最良の形状となす工夫にある。
しかるに本発明は、後述する如き全く新規な技術思想
に基づいた楔形チャックに関するものであり、その特徴
とするところは、 チャックのボディ内には複数のウェッジ溝を備える1
つのプランジャが設けられていること、 前記プランジャは、各ウェッジ溝(5)が断面逆T字
形の空間に形成されるような対の顎部(V)を備えてい
ること、 前記ボディに設けた複数のジョウの各案内溝には、そ
の溝底部位にスロット溝(11)が設けられ、該スロット
溝(11)の幅は、前記対の顎部(V)の夫々が曲げ力の
作用で変形しながら破損する際における破損し易い破損
部位よりも狭い幅に形成されていること、 ジョウの後方のボディに対する半径方向内側端部に端
面形状逆T字型の突出部を備え、該突出部がもっぱらに
面圧負荷を荷担するひとつの楔部材ともっぱらに曲げ負
荷を荷担する補強部材とから形成されていること、 前記補強部材が、楔部材と直交し、且つ楔部材の巾
(D)よりも狭い補強部材の巾(C)に形成されている
と共にボディの半径方向へ伸延する形状に形成されてい
ること、 前記補強部材は、常時前記チャックのボディに設けた
複数のジョウの各案内溝における溝底部位に設けたスロ
ット溝(11)内に収容され得る高さを有していること、 前記楔部材の巾(D)はジョウの巾よりも狭いこと、
及び 前記楔部材は補強部材に対してボディの半径方向内方
へ取付けられると共に、後方に向かうにしたがいボディ
の半径方向外方へ傾斜しており、前記補強部材はボディ
の半径方向外方へ伸びていることにある。
本発明における楔形チャックは、チャックのボディに
設けたジョウの案内溝にスロット溝を備えるとともにこ
のスロット溝にジョウの突出部の補強部材を収納せし
め、スロット溝の幅をプランジャの顎部の夫々の破損部
位よりも狭い幅に形成して力の作用時にボディの内面で
顎部を支持できるようにすることによりチャックの把握
力を高め、更に楔形チャックのジョウ形状は、楔部材の
機能と補強部材の機能とを明瞭に区分した結果によって
得られたものであり、且つこの区分がジョウの剛性を高
めると共にその軽量化に最も有用な技術思想であるとし
た着眼点は、後述する優れた効果が得られる点でも非常
に重要なことである。
次に、斯かるチャック及びジョウ形状に関する従来技
術について説明する。
従来のチャックにおいてはプランジャの強度が弱く、
また従来のジョウ形状は、は、ボディ中心穴の内径に制
限されたところの空間域内における力学的な最強形状の
決定であった。これを別言すれば、ボディの軸線方向前
方・後方へ摺動するプランジャの外径範囲内に制限され
たところの空間域内における力学的な最強形状の決定で
ある。
以下、具体的に第1図から第4図及び第13図の従来チ
ャック構造について詳細に説明する。図において、第1
図は三つ爪チャックの上部縦断面図であって、第13図に
示す如くボディ1′の半径方向に3等分の放射線状案内
溝10′を設け、該案内溝10′に第2図示のマスタージョ
ウ2′が摺動自在に嵌挿される。そして、マスタージョ
ウ2′の前方(ボディ1′の前方R及びS側)にはトッ
プジョウ3′が図示しないボルトで固着され、またボデ
ィ1′中心の穴にはプランジャ4′が軸線方向前方・後
方への摺動を自在になし嵌挿されている。
しかして、プランジャ4′の外周にも第3図に示すご
とき3方向等分(1方向のみ図示する)にウェッジ溝
5′が設けてあり、マスタージョウ2′の内方に設けら
れているウェッジ部2′と噛合する。該噛合状態の詳細
が第1図のX−X′線切断拡大図である第4図に示され
ている。
かかるジョウの内方部分に噛合手段を備えた構造のチ
ャックにおけるプランジャは、以下の作用的欠点を持っ
ている。
今トップジョウ3′で図示しない被加工物の外径を把
握するための作動を行うと、マスタージョウ2′のウェ
ッジ部2′aには、矢印Pなる力が半径方向外方へ作用
し、この力Pの作用によりプラツジャ4′のT字形ウェ
ッジ溝4′aの顎部4′bには、ボディ1′の穴との接
触が離合する部分Qを基点として曲げモーメントMが矢
印方向に作用する。しかして更に作用力Pが増大すると
該部分は応力の集中を受けジグザグ線6の如き破損が進
行する。当然ながら、離合する部分Qを基点にしないと
きは、T字形ウェッジ溝4′aの最も脆弱な切欠き部位
から45度方向へ向けジグザグ線6の破損が進行する。
しかるに、このようなチャック構造におけるジョウの
力学的な強度は、作用力Pに充分耐え得るウェッジ部
2′aの形状となされているはずのものである。しか
し、第2図から明らかなようにウエッジ部2′aの形状
は、ボディ中心穴の内径に制限されたところの空間域内
をはみ出す形状とはなされていないのである。これを別
言すれば、プランジャの外径に制限されたところの空間
域内をはみ出す形状とはなされていないのである。係る
形状的な制限は、後述するごとき理由で力学的な強度に
当初からその限界を有するものなのである。
以下、本発明実施の一例を第5図から第9図に基づい
て説明する。
第5図は三つ爪チャックの縦断面図、第6図はボディ
1を斜め方向から見た拡大部分図、第7図はマスタージ
ョウ2の斜視図、第8図は第5図のY−Y′線切断拡大
図、第9図はプランジャ4の斜視図である。
第6図に示す如く、一体に形成されたボディ1には矢
印Z方向の内方から半径方向の外方へ向けたマスタージ
ョウ2を嵌挿するための案内溝10が3方向等分(1方向
のみ図示する)に設けられているほか、案内溝10の溝底
には該溝幅よりも狭く且つ半径方向外方寄りに適量の肉
厚部Wを残す一定長さKで幅Aのスロット溝11がもうけ
られており、前記案内溝10及びスロット溝11のボディ1
の内周面に組立時にボディ内側からジョウを挿入するた
めの開口部が形成されている。該スロット溝11には第7
図に示すマスタージョウ2の突出部12を構成する補強部
材60の一部が常時収容され得るようになされている。
以上の実施例において、把握力を従来にないより強力
なものとなすための工夫は、前記マスタージョウの2の
後方でボディ1の半径方向内側に備える突出部12の力学
的な剛性と強度を増大させるにある。
これについての具体的な一例を第7図に基づいて説明
する。図示の如くマスタージョウ2には、その後方のボ
ディ1に対する半径方向内側端部に突出部を備えるウェ
ッジ部12が設けてある。該ウェッジ部12は、第9図に示
すブランジャ4のウェッジ溝5と噛合するときに楔作用
を発生する前記ジョウ2の幅より狭い幅の楔部材50と、
該楔部材に直交すると共に楔部材の幅より狭い幅でボデ
ィ半径方向外方へ伸延する形状になされ楔部材を力学的
に補強する補強部材60となり、前記楔部材50は該補強部
材60に対してボディ1の中心穴側に取り付けると共に、
後方に向かうしたがいボディの半径方向外方へ傾斜して
おり、前記補強部材60は半径方向外方へ伸びている。か
かるウェッジ部12の切断端面形状は逆T字形に形成され
ていて、前記楔部材50はもっぱらに噛合時の面圧負荷を
荷担するのに対して前記補強部材60はもっぱらに噛合時
の曲げ負荷を荷担する。
しかるに、要求される補強部材60の形状は、噛合時に
おける曲げ負荷に有効なるようその断面係数Zが大なる
ものであること、即ち力学的計算式で説明すれば、幅を
Cとし、突出部12のジョウの長手方向の丈長をLとした
とき、Z=CL2/6(C,Lは第7図示)におけるLを大きく
することである。即ち、丈長Lは幅Cよりも大きいこと
が力学的な機能からも望ましいのである。
本実施例は、ボディ1の半径方向内方よりにスロット
11を形成し、外スロット溝11に収容される部分を備える
形状の補強部材60となることにより、前述した寸法Lを
極めて大きくできる工夫をなしたものである。この際、
補強部材60のジョウの長手方向の丈長Lが突出部の突出
方向に向かうに従って、漸減する形状に形成され、曲げ
モーメントに丈長Lがほぼ対応するようになっている。
しかしながら補強部材60の外方端面の形状を第7図の如
き直線とせずに、加工が困難であることを別にすれば、
力学的に合理性のある曲げモーメント線図曲線に類似さ
せるとよい。
また、楔部材の幅Dはジョウの幅よりも小さく形成さ
れているのでボディに案内されるジョウの案内面gsがジ
ョウのボディの半径方向における全長に亘って確保でき
把握精度が向上する(第7図では、プランジャの往復長
を増大するために楔部材50基部の面100は案内面として
いないが、プランジャの往復長を短くすれば図の一点鎖
線11で示すように可能となる)。
更に、第8図の一点鎖線12で示すように楔部材の幅D
が広くなれば、ウェッジ溝5を形成するプランジャ4の
顎部Vの基部が薄くなり顎部Vが弱くなるが、本発明の
ように楔部材の幅は狭く形成されているので顎部Vは強
くなる。これに加えて、楔部材の幅Dを狭くすれば突出
部12の重量は小さくなり、ジョウが軽量となるので、チ
ャックの高速回転が可能となる。
本実施例は以上の如く構成されていて、図示しないシ
リンダの作動によりプランジャ4をボディの軸線方向前
方・後方へ摺動移動させ、この摺動移動に伴うプランジ
ャ4の軸線方向作用力で各トップジョウ3を同時に作動
させて被加工物の外径を把握すると、夫々のマスタージ
ョウ2のウェッジ部12には半径方向の内方へ向けての力
が作用する。しかして該作用力は、ウェッジ部12の楔部
材50を押圧破壊する作用分力(面圧負荷)と、ウェッジ
部12の補強部材を曲げ破壊する作用分力(曲げ負荷)と
に分かれて荷担される。
一方被加工物の内径を把握する時は、ウェッジ部12に
は半径方向の外方へ向けての力が作用し、前記外形把握
と異なる逆方向の面圧負荷分力と曲げ負荷分力とに分か
れて荷担される。
これをマスタージョウ2における強度として検討して
みるに、楔部材50の力学的強度は、前記面圧負荷に耐え
るに充分な寸法の面積であればよく、補強部材60の力学
的強度は、前記曲げ負荷に耐えるに充分な強度であれば
よいのである。本実施例のウェッジ部12を構成する補強
部材60は、ボディ1のスロット溝11に収容される部分を
備える形状になされている特徴を有していることから、
相当に大きな断面係数Zのものまでが得られ、過大な曲
げ負荷にも充分耐え得るものである。そして、第7図の
ものは、丈長Lを従来のものよりも非常に大きくできる
ことで従来にない優れたものとなるのである。
以上詳述のように、この実施例は、ウェッジ部12の機
能を工学的に深く観察し、その形状を力学的な強度が最
大限に得られるものとなる合理的な着眼点において優れ
ており、さらにウェッジ部12を含むジョウ2全体の強度
向上及び剛性向上にまことに優れた著効を奏するもので
ある。
また、プランジャ4の外周面Gは、第9図に示す如く
ウェッジ溝5の端縁部まで円弧に形成されていて、且つ
ウェッジ溝5が前記マスタージョウ2のウェッジ部12の
嵌入噛合に際し、ウェッジ部12の茎部までと接触するよ
うになされているものが、後述するベアリング面の形成
からは望ましい。このことは、もし円弧の一部を切削す
る場合でも、第10図に示す如く切削幅Hは、マスタージ
ョウ2の楔部材の幅Dより小さくなるようにするとよ
い。
把握力をさらに強力にするための別な工夫は、前記補
強部材60の半径方向外方先端部全てがプランジャの外形
範囲内に制限されたところの空間域よりもさらに外方へ
はみ出し、ボディ1の内部深くへ侵入可能なスロット溝
11を備えるボディ1の構造となしたことにある。
次にプランジャ4側における力学的な強度を検討して
みると、該プランジャ4は前述の面圧負荷分力の反力を
ウェッジ溝5を形どる張り出し部材における顎部Vの顎
面Tで受け止める構造になされていることから張り出し
部材はこの面圧負荷分力の反力に十分耐え得る寸法の形
状になされている。しかし、更に被加工物の把握力を増
大させ荷担する負荷を増加させると前記張り出し部材
は、第4図に示す如き矢印P方向の曲げモーメントMを
受け半径方向外方への弾性変形による曲げが発生する。
係る場合には、顎部Vの外周面Gをスロット溝11近傍の
内周面Fで支えベアリング面が形成されることから、第
4図のジグザグ線6の如き破損が進行することは全くな
くなるのである。しかるに、係るベアリング面は、プラ
ンジャ4の移動範囲全域で形成される構造になされるこ
とが望ましいのは勿論のことである。
この際該スロット溝幅Aは、前記顎部Vの夫々が曲げ
力の作用で変形しながら破損する際における破損し易い
破損部位よりも狭い幅に形成されていれば顎部Vの外周
面Gはボディの内周面下で支えられ得る。第8図におい
ては、マスタージョウ2の半径方向への摺動運動に差支
えない範囲で補強部60の幅Cと近似的に等しくなされ、
プランジャ4が軸線方向に摺動可能な範囲でプランジャ
とボディの内周面との隙間が最小に設定され、ベアリン
グ面を形成している。このスロット溝11の加工は、半径
方向外方寄りに、且つ肉厚を残す形状となることによっ
て、ボディ1の剛性に何ら影響を与えないものとなして
ある。
把握力を強化するための工夫は、ジョウにウェッジ部
12を一体的に固設接合する丈長Lの寸法が作用力の増減
に対応して大小自由な大きさに選択できる構造となされ
ていることである。この点においてもこの実施例のジョ
ウ形状は、優れているものであり、丈長Lの寸法が自在
に選択できることは、断面係数の増大においても、また
形状係数の緩和においても力学的な配慮が得られる著効
を奏するものとなる点で優れているのである。
この新規な技術思想が、従来困難とされていたジョウ
の剛性向上と、これに反するジョウの軽量化の二面性を
見事に解決したものである。
本実施例において、第7図のごとき補強部材60の形状
をジョウから先端に向けて漸減する平面となして、或い
は図示しないが形状係数を考慮した曲面を含むものとな
して軽量化をさらにはかるものであってもよい。さら
に、また本実施例第7図ではマスタージョウ2における
ウェッジ部12の丈長Lの最大長さは、ジョウ長さの半分
程度になされている。この理由の第1は、力学的に充分
な強度の断面係数を得られれば、不必要に長い補強部材
60の必要はなくウェッジ部12をより軽量とすることによ
り、遠心力による把握力の減少を最小限に抑えるためで
ある。さらにその理由の第2は、ボディ1におけるスロ
ット溝11の切除部分をより少なくしボディ剛性の向上を
図るためである。なお、またスロット溝11は、回転中万
一プランジャ或いはマスタージョウの各ウェッジ部分に
破損が生じても、マスタージョウが外部に飛散しないた
めの安全を図るにも有効である。
なお、ジョウと対応するプランジャのウェッジ溝の形
状は、第8図示例の如き単なる逆T字型をなすもののほ
かに、第11図、第12図に示す如く形成し、集中応力の分
散をはかり、また負荷の曲げモーメントに対応した合理
的な切妻型の屋根形状に形成して、より一層の強度的な
安全度を高めるようになすことができる。
本発明は、叙上のような構成になされていることか
ら、従来技術においては到底得ることのできない極めて
強固なジョウの提供を可能にしたものであり、また把握
力の強力な且つ精度の高いチャックの提供をも可能にし
たものである。さらに、ジョウのウェッジ部における楔
部材を極めて薄くできることから、被加工物を挿入する
貫通穴径の大きなチャックを提供でき、さらにまた半径
方向へのジョウ移動量を非常に大きくした超ロングスト
ローク型チャックにおいてもすぐれた著効を奏するもで
ある。特に切削速度のスピードアップと、このスピード
アップに伴う精度の向上に有効であり、しかもマスター
ジョウの慣性力の減少に優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は従来の構造を示すもので、第1図はチ
ャックの上部縦断面図、第2図はマスタージョウの斜視
図、第3図はプランジャの部分斜視図、第4図は第1図
のX−X′線切断拡大図、第5図〜第13図は具体的な実
施例を示すもので第5図はチャックの縦断面図、第6図
はボディの部分斜視図、第7図はマスタージョウの斜視
図、第8図は第5図のY−Y′線切断拡大図、第9図及
び第10図はプランジャの部分斜視図、第11図及び第12図
はプランジャのウェッジ溝形の他の例を示す。第13図は
従来構造を示すボディの部位分斜視図である。 1……ボディ 2……マスタージョウ(ジョウ) 3……トップジョウ 4……プランジャ 5……ウェッジ部 12……突出部 10……案内溝) 11……スロット溝 50……楔部材 60……補強部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭53−99081(JP,U) 米国特許1886083(US,A) 米国特許2191371(US,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボディ中心穴と放射方向への複数の案内溝
    とを有し組立時に内側からジョウを挿入できるようにボ
    ディ中心穴の内周面に開口部を有する一体のボディと、
    該ボディ中心穴を軸線方向前方・後方へ摺動移動し、前
    記案内溝に対応する複数のウェッジ溝を備える1つのプ
    ランジャと、該プランジャの摺動移動に連動し楔作用に
    よりボディの半径方向内方・外方へ摺動移動する複数の
    ジョウとからなるチャックが次のような形状のジョウを
    有している楔形チャック。 (ア) 前記プランジャは、各ウェッジ溝(5)が断面
    逆T字形の空間に形成されるような対の顎部(V)を備
    えていること、 (イ) 前記ボディに設けた複数のジョウの各案内溝に
    は、その溝底部位にスロット溝(11)が設けられ、該ス
    ロット溝(11)の幅は、前記対の顎部(V)の夫々が曲
    げ力の作用で変形しながら破損する際における破損し易
    い破損部位よりも狭い幅に形成されていること、 (ウ) 前記ジョウの後方のボディに対する半径方向内
    側端部に端面形状逆T字型の突出部を備え、該突出部が
    もっぱらに面圧負荷を荷担するひとつの楔部材ともっぱ
    らに曲げ負荷を荷担する補強部材とから形成されている
    こと、 (エ) 前記補強部材(60)が、楔部材(50)と直交
    し、且つ楔部材の巾(D)よりも狭い補強部材の巾
    (C)に形成されていると共にボディの半径方向へ伸延
    する形状に形成されていること、 (オ) 前記補強部材(60)が、前記スロット溝(11)
    内に収容されること、 (カ) 前記楔部材の巾(D)はジョウの巾よりも狭い
    こと、及び (キ) 前記楔部材は補強部材に対してボディの半径方
    向内方へ取付けられると共に、後方に向かうにしたがい
    ボディの半径方向外方へ傾斜しており、前記補強部材は
    ボディの半径方向外方へ伸びていること。
JP60034968A 1985-02-22 1985-02-22 チャックのジョウ形状 Expired - Lifetime JP2646076B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60034968A JP2646076B2 (ja) 1985-02-22 1985-02-22 チャックのジョウ形状

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60034968A JP2646076B2 (ja) 1985-02-22 1985-02-22 チャックのジョウ形状

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP513780A Division JPS56102403A (en) 1980-01-18 1980-01-18 Chuck for holding work-piece

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60217007A JPS60217007A (ja) 1985-10-30
JP2646076B2 true JP2646076B2 (ja) 1997-08-25

Family

ID=12428940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60034968A Expired - Lifetime JP2646076B2 (ja) 1985-02-22 1985-02-22 チャックのジョウ形状

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2646076B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108602135A (zh) * 2016-02-08 2018-09-28 株式会社北川铁工所 回缩型卡盘

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107116240A (zh) * 2017-05-24 2017-09-01 西安法士特汽车传动有限公司 一种自定心卡爪定向手动铣钻夹具
JP6411619B1 (ja) * 2017-12-01 2018-10-24 株式会社北川鉄工所 チャック及びその製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1886083A (en) 1931-01-02 1932-11-01 Union Mfg Co Chuck
US2191371A (en) 1939-03-14 1940-02-20 Albert E Church Wedge type chuck

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5641923Y2 (ja) * 1977-01-14 1981-10-01

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1886083A (en) 1931-01-02 1932-11-01 Union Mfg Co Chuck
US2191371A (en) 1939-03-14 1940-02-20 Albert E Church Wedge type chuck

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108602135A (zh) * 2016-02-08 2018-09-28 株式会社北川铁工所 回缩型卡盘

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60217007A (ja) 1985-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3391787B2 (ja) 切削インサート
KR940005403B1 (ko) 쓰로우-어웨이식 드릴
US4285265A (en) Tacking rivet
EP0798065A2 (en) Drill and throwaway tip
KR950012444B1 (ko) 선삭작업용 바이트
JP2646076B2 (ja) チャックのジョウ形状
JPS6344484B2 (ja)
JPS63102814A (ja) 二枚刃ガンドリル
JP2011177871A (ja) チャックの作動体構造
JPS5933483B2 (ja) 旋盤用チヤツク
JP2516412B2 (ja) 油穴付きストレ―トドリル
JP3615254B2 (ja) 穴あけ工具
JPH05212608A (ja) 爪を内方側から組込むチャック
JP2535644Y2 (ja) ドリル
JP2560114C (ja)
JPH0771770B2 (ja) 転削工具
JP2001096403A (ja) 切削工具
JP2878443B2 (ja) スローアウェイ式エンドミル
JP2579750B2 (ja) くさび式チヤツク
JP2670082B2 (ja) 旋削用バイト
JPH0379126B2 (ja)
JPH0271911A (ja) チャック装置
JP3307694B2 (ja) エンドミル
JPH08112712A (ja) フライス工具
JPH0271910A (ja) チャック装置