JP2632101B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Description
Oxide Semiconductor)型電界効果
トランジスタ(以下「MOSFET」と記す)を含む、
半導体装置の製造方法に関し、特に、そのソース/ドレ
イン領域が三重拡散構造を有することにより、特性の向
上を図った半導体装置の製造方法に関するものである。
ン部の電界を緩和する構造として、図9に示すようなL
DD(Lightly Doped Drain)型M
OSFETが、Tsangなどにより発表されている
(IEEE Transaction Electro
n Devices Vol.ED−29 1982
p590〜p596参照)。
ルMOSFET(以下、これを「第1の従来例」と称
す)を示している。このnチャネルMOSFETは、図
9を参照して、p型の半導体基板1上に、ゲート絶縁膜
2を介して、ポリシリコンからなるゲート電極3が形成
されている。ゲート電極3の側壁には、酸化膜からなる
サイドウォールスペーサ4が形成されている。半導体基
板1表面には、ゲート電極3の左右両側に、ソース領域
5とドレイン領域6が形成されている。ソース領域5
は、1018/cm3 〜1020/cm3 の高濃度のn型不
純物拡散層5aおよび1017/cm3 〜1018/cm3
の低濃度のn型不純物拡散層5bからなり、またドレイ
ン領域6は、高濃度のn型不純物拡散層6aおよび低濃
度のn型不純物拡散層6bから構成されている。ここ
で、低濃度のn型不純物拡散層5b,6bの一部は、ゲ
ート電極3直下の領域内へ、その端から数100Åのと
ころまで入り込んでいる。
能を、図9を参照しながら説明する。n型MOSFET
のソース領域5および半導体基板1は、たとえば0Vの
電位に設定されており、ドレイン領域6には電源電圧
(たとえば5V)が与えられている。このため、ドレイ
ン領域6側のn型不純物拡散層6a,6bとp型の半導
体基板1とのpn接合には、逆バイアスが与えられ、高
電界が発生する。
大きくすればするほど緩和される。すなわち、pn接合
の空乏層の幅ωは、
濃度、ND はドナー濃度、εS は半導体の誘電率、qは
電荷量である。n型の不純物濃度がp型半導体不純物濃
度よりも著しく高い場合、すなわちND >>NA のとき
の空乏層の幅ωは、
導体基板の濃度と等しいとき、すなわちNA =ND のと
きの空乏層の幅ωは、
いほど空乏層の幅ωが大きくなって、電界強度が緩和さ
れることがわかる。
の従来例のLDDMOSFETでは、半導体基板1と高
濃度のn型不純物拡散層5a,6aとのpn接合部の間
に低濃度のn型不純物拡散層5b,6bを設けることに
よって、電界強度を緩和している。
いて、図10(a)(b)を参照して説明する。トラン
ジスタの動作は、ドレイン電圧VD がゲート電圧VG よ
り大きい五極管領域(図10(a))と、ゲート電圧V
G がドレイン電圧よりはるかに大きい三極管領域(図1
0(b))の2つに分けられる。図10(a)に示す五
極管領域では、反転層7とドレイン領域6との間に、高
抵抗の空乏層8が形成される。この場合、反転層7から
なるチャネルの抵抗に加えて、寄生抵抗であるソース領
域5側の低濃度のn型不純物拡散層5bの抵抗、ドレイ
ン領域6側の空乏層8の抵抗、およびドレイン領域6側
の低濃度のn型不純物拡散層6bの抵抗により、トラン
ジスタの駆動能力が低下する。また、三極管領域におい
ては、図10(b)に示すように、寄生抵抗であるソー
ス領域5側のn型不純物拡散層5aの領域とドレイン領
域6側のn型不純物拡散層6aの抵抗がトランジスタの
駆動能力を低下させるという問題があった。
OSFETのドレインの構造では、低濃度のn型不純物
拡散層6bの表面で熱平衡状態よりも大きいエネルギを
有するホットキャリアが生じ、その発生したホットキャ
リアがMOSFETのゲート電極3側壁のサイドウォー
ルスペーサ4に注入され、その結果ドレイン領域6のn
型不純物拡散層6bの表面が空乏化されて、この領域の
抵抗が上がり、MOSFETの駆動能力がさらに劣化す
るという問題もあった。
の従来例として、図11に示す構造のLDDMOSFE
Tが、たとえば特開平1−212471号公報に開示さ
れている。このLDDMOSFETは、図11を参照し
て、ソース領域5およびドレイン領域6の低濃度のn型
不純物拡散領域5b,6bを、ゲート電極3とオーバー
ラップさせるとともに、高濃度のn型不純物拡散層5
a,6aの端を、ゲート電極3の端の位置と一致させて
いる。
ETの構造によれば、低濃度のn型不純物拡散層5b,
6bは完全にゲート電極3に覆われている。そのため
に、ゲート電極3に印加された電圧によって、低濃度不
純物拡散層5b,6bの表面におけるキャリア濃度が増
加し、ソース領域5における寄生抵抗の増加が抑制され
る。またドレイン領域6側の高電界が発生する領域が、
サイドウォールスペーサ4の直下にではなく、ゲート電
極3の直下に位置することになるため、サイドウォール
スペーサ4にホットキャリアが注入されることがなくな
る。その結果、低濃度不純物拡散層6bの表面が空乏化
する現象も抑制される。
リアの発生状態の違いは、図12(a)(b)に示すそ
れぞれのキャリアの発生速度分布によって明確に示され
る。また、第1の従来例と第2の従来例のトランジスタ
特性は、図13(a)(b)に示されるとおりである。
も、低濃度のn型不純物拡散層5b,6bを、特に燐を
用いて形成する場合には、燐の拡散係数が大きいため
に、熱処理によってその領域が広がってしまう。したが
って、高集積化が進んでゲート電極3の幅が短くなる
と、実効チャネル長を確保するために、低濃度n型不純
物拡散層5b,6bの長さを十分にとることができず、
ゲート電極3の端部にまで高濃度のn型不純物拡散層5
a,6aが達しているために、十分な電界強度緩和効果
が得られない。このことを回避するために高濃度のn型
不純物拡散領域5a,6aの濃度を薄くすると、トラン
ジスタの電流駆動特性が劣化するという問題があった。
この問題は、二重拡散層によるLDD構造においては回
避し得ない問題点である。
る第3の従来例としては、図14に示す三重拡散構造を
有するLDDMOSFETが、たとえば特開昭61−1
39070号公報に開示されている。
4を参照して、p型の半導体基板11上の、分離領域1
2で分離絶縁された活性領域に、MOSFETが形成さ
れている。このMOSFETは、半導体基板11上にゲ
ート絶縁膜13を介在させて形成されたゲート電極14
と、半導体基板11の表面に形成されたソース領域15
およびドレイン領域16とを有する。ゲート電極14の
両側部には、サイドウォールスペーサ17が形成されて
いる。ゲート電極14、サイドウォールスペーサ17お
よび分離領域12の表面は、層間絶縁膜18で覆われて
おり、ソース領域15およびドレイン領域16は、この
層間絶縁膜18の所定位置に形成されたコンタクト孔1
9において、アルミニウム配線20と導通している。な
お、ソース領域15およびドレイン領域16は、それぞ
れ、ゲート電極13とオーバーラップした低濃度n型不
純物層15c,16cと、サイドウォールスペーサ17
直下の中濃度n型不純物層15b,16bと、これらに
隣接する高濃度n型不純物層15a,16aとからなっ
ている。
製造方法を、図15(a)ないし(e)を参照して説明
する。まず、ゲート電極14をマスクとして、半導体基
板11表面に略垂直な方向から燐イオンを打込むことに
より、低濃度n型不純物層15c,16cを形成する
(図15(a))。この場合、半導体基板11の表面に
対してちょうど垂直な方向から燐イオンを打込むと、半
導体基板11表面の結晶格子内に燐イオンが深く入り込
むいわゆるチャネリング現象が生じる。したがって、半
導体基板11表面に垂直な方向から約7゜傾いた方向か
ら燐イオンを注入する。
ウォールスペーサ17を形成し(図15(b))、これ
をマスクとして、半導体基板11表面に対して垂直に砒
素イオンを注入し、中濃度n型不純物層15b,16b
を形成する(図15(c))。次に、熱処理を施して低
濃度n型不純物層15c,16cおよび中濃度n型不純
物層15b,16bを拡散させることにより、各n型不
純物層がチャネル領域の中央方向に移動して図15
(d)の状態となる。その後さらに、ゲート電極14お
よびサイドウォールスペーサ17をマスクとして、半導
体基板11に対して略垂直(この場合も、チャネリング
防止のため約7゜傾斜させる)に、砒素イオンを持込む
ことにより、高濃度n型不純物層15a,16aを形成
する(図15(e))。
LDDMOSFETにより、低濃度n型不純物層15
c,16cをゲート電極14にオーバーラップさせ、さ
らに、サイドウォールスペーサ17の直下に中濃度n型
不純物層15b,16bを形成することが高精度に実現
されさえすれば、上記第1,第2の従来例の問題点が解
消される。
3の従来例における図15(a)ないし(e)に示され
た製造方法においては、低濃度n型不純物層15c,1
6cのゲート電極14とのオーバーラップ、サイドウォ
ールスペーサ17直下の中濃度n型不純物層15b,1
6bの形成を、熱拡散工程を経ることによって実現して
いるため、所望の不純物濃度分布を精度よく得ることが
極めて困難であった。
相補型)MOSのように、nチャネル型MOSFETと
pチャネル型MOSFETが同一半導体基板上に形成さ
れる半導体記憶装置の製造工程においては、各MOSF
ETのソース/ドレイン領域を形成するために注入する
不純物イオンの拡散係数が異なるために、上記第3の従
来例のような製造工程では、各MOSFETに共通のサ
イドウォールスペーサの幅では、その後の熱処理工程で
必要な濃度分布を得ることが不可能であった。すなわ
ち、pチャネル型MOSFETのソース/ドレイン領域
の形成に用いられる硼素イオン(B+ )やBF2 イオン
の拡散係数がnチャネル型MOSFETのソース/ドレ
イン領域の形成に用いられる燐イオンや砒素イオンに比
べて大きいため、同じサイドウォールスペーサの幅であ
ると、拡散が大きく進行して、実効チャネル長が短くな
ってしまう。したがって、pチャネル型MOSFETの
サイドウォールスペーサの幅は、nチャネル型MOSF
ETのサイドウォールスペーサの幅よりも大きく形成す
るために、p型とn型で別々にサイドウォールスペーサ
を形成しなければならず、製造工程が複雑になるという
問題があった。
目的は、三重拡散構造を有するLDDMOSFETの形
成を、熱拡散工程を必要とせずにに、精度良く行うこと
のできる半導体装置の製造方法を提供することにある。
型とnチャネル型の両方のMOSFETを同一基板上に
形成する場合にも、別々にサイドウォールスペーサを形
成する必要なく、しかも高精度で、pチャネルウエル領
域およびnチャネルウエル領域の少なくとも一方に三重
拡散構造を有するLDDMOSFETの形成を可能にす
ることにある。
る本発明の半導体装置の製造方法においては、次の工程
により三重構造のLDDMOSFETが形成される。ま
ず第1導電型の半導体基板上に、ゲート絶縁膜を介在さ
せて、ゲート電極を形成する。次に、このゲート電極を
マスクとして、第2導電型の不純物を、第1のドーズ量
で、半導体基板表面に対し所定の角度をなして斜め方向
から注入することにより、低濃度不純物拡散層を形成す
る。その後、ゲート電極の側壁に、サイドウォールスペ
ーサを形成した後、ゲート電極およびサイドウォールス
ペーサをマスクとして、第2導電型の不純物を、第1の
ドーズ量よりも多い第2のドーズ量で、半導体基板表面
に対して所定の傾斜角をなして斜め方向から注入するこ
とにより、中濃度不純物拡散層を形成する。その後さら
に、ゲート電極およびサイドウォールスペーサをマスク
として、第2導電型の不純物を、第2のドーズ量よりも
多い第3のドーズ量で、半導体基板表面に対して約垂直
な方向から注入することにより、高濃度不純物拡散層を
形成する。
基板の製造方法は、次の工程を備える。
互いに絶縁されて形成された第1導電型ウエル領域およ
び第2導電型ウエル領域のそれぞれの表面上に、ゲート
絶縁膜を介在させてゲート電極を形成する。その後第1
導電型ウエル領域上のみをマスクで覆い、第2導電型ウ
エル領域にゲート電極をマスクとして、半導体基板表面
に対して所定の角度をなす斜め方向から第1導電型不純
物を注入し、低濃度第1導電型不純物層を形成する。
イドウォールスペーサを形成する。その後、第1導電型
ウエル領域上のみをマスクで覆い、第2導電型ウエル領
域に、ゲート電極およびサイドウォールスペーサをマス
クとして、半導体基板表面に対して所定の角度をなす傾
め方向から、第1導電型不純物を注入し、中濃度第1導
電型不純物層を形成する。その後さらに、第1導電型ウ
エル領域上のみをマスクで覆った状態で、前記半導体基
板表面に略垂直な方向から、第1導電型不純物を注入
し、高濃度第1導電型不純物層を形成する。
の製造方法によれば、三重拡散構造を有するソース/ド
レイン領域のうち、ゲート電極のみをマスクとして、ま
ず低濃度不純物層を、第1導電型の半導体基板表面に対
して所定角度をなす斜め方向から第2導電型のイオンを
注入することによって形成することにより、熱拡散のた
めの熱処理を必要とすることなく、低濃度不純物層をゲ
ート電極と精度よくオーバーラップさせることができ
る。
後に、ゲート電極およびサイドウォールスペーサをマス
クとして、まず中濃度不純物層を、半導体基板表面に対
して所定の角度をなす斜め方向から第2導電型の不純物
イオンを注入することによって形成し、さらに、高濃度
不純物層を、半導体基板表面に垂直な方向から第2導電
型の不純物イオンを注入することによって行なうため、
やはり熱拡散のための熱処理を必要とすることなく、サ
イドウォールスペーサの直下に所望の幅の中濃度不純物
層を高精度で形成することができる。
造方法によれば、同一半導体基板に形成されたpウエル
領域およびnウエル領域に、それぞれnチャネルMOS
FETとpチャネルMOSFETを形成する際に、各々
のウエル領域において、他方のウェル領域をマスクで覆
った状態で、ゲート電極をマスクとして、斜めイオン注
入法によって低濃度不純物層および中濃度不純物層を形
成し、各々のウエル領域における不純物注入の傾斜角や
ドーズ量を適当に選ぶことにより、サイドウォールスペ
ーサの形状寸法を変えることなく、各々の導電型にあっ
た不純物濃度分布を有する不純物層を形成することがで
きる。したがって、pウエル領域とnウエル領域の両方
のサイドウォールスペーサを、共通の工程で同時に形成
することができる。
し(c)および図2(a)ないし(c)に基づいて説明
する。
ないし(c)は、本発明の一実施例における三重拡散構
造を有するLDDMOSFETの製造方法の主要工程に
おける断面構造を順次示している。
子分離領域(図示せず)の形成およびしきい値電圧を制
御するためのチャネルへの不純物の注入を行なった後、
ゲート絶縁膜13となる熱酸化膜とゲート電極14とな
るポリシリコン層を順次形成する。その後、レジストを
塗布してパターン形成をした後、ポリシリコンを異方性
エッチングし、ゲート電極14を形成する(図1
(a))。次に、ゲート電極14をマスクとして、たと
えば燐などのn型不純物を1013/cm2 程度のドーズ
量で、半導体基板11の表面に対して約45度の角度を
なす斜め方向からイオン注入し、低濃度のn型不純物層
15c,16cを形成する(図1(b))。なお、1対
のn型不純物層15c,16cを形成するため、半導体
基板11をその表面に平行な面内において回転させた状
態で、上記斜めイオン注入を行なう。また、各MOSF
ETが同じ向きに配列されている場合には、半導体基板
11を固定した状態で、まずゲート電極14の左側斜め
上方からn型不純物を注入することによって低濃度n型
不純物層15cを形成し、半導体基板11をその表面に
平行な面内において180°回転した後に固定して、ゲ
ート電極14の右側斜め上方からn型不純物を注入する
ことによって低濃度n型不純物層16cを形成すること
も可能である。
7aをCVD法で形成し(図1(c))、この酸化膜1
7aに異方性エッチングを施すことにより、サイドウォ
ールスペーサ17を形成する。
ペーサ17をマスクとして、たとえば燐あるいは砒素な
どのn型不純物を1014/cm2 程度のドーズ量で、半
導体基板11表面に対して約45°の角度で斜め方向か
らイオン注入して、中濃度のn型不純物15b,16b
を形成する(図2(a))。この場合においても、斜め
イオン注入に際しては、1対のn型不純物層15b,1
6bを形成するため、半導体基板11をその表面に平行
な面内において回転させながら行なう必要がある。次
に、やはりゲート電極14とサイドウォールスペーサ1
7をマスクとして、たとえば砒素などのn型不純物を1
015/cm2 程度のドーズ量で、半導体基板11の表面
に対してほぼ垂直にイオン注入して、高濃度のn型不純
物層15a,16aを形成する(図2(b))。この
後、熱処理を加えて、注入された不純物を活性化させる
ことにより、最終的に図2(c)に示すような不純物プ
ロファイルを有するソース領域15とドレイン領域16
が得られる。
は、低濃度n型不純物層15c,16cとゲート電極1
4とのオーバーラップ、あるいは中濃度n型不純物層1
5b,16bのサイドウォールスペーサ17直下への形
成を、いずれも熱拡散のための熱処理工程を経ることな
く、熱拡散よりも濃度分布制御の比較的容易な斜めイオ
ン注入によって行なうため、比較的容易に、所望のプロ
ファイルの不純物濃度分布を有するソース領域15およ
びドレイン領域16が形成される。不純物層を熱拡散さ
せるための熱処理が、900℃〜950℃の温度で60
分以上行なう必要があるが、不純物を活性化させるため
の熱処理は、900℃以下,30分程度でよく、不純物
層にほとんど拡散が生じないため、問題はない。
高集積化に伴う短チャネル化に際して、優れた電界強度
緩和によるホットキャリア発生の防止効果と、ソース/
ドレイン領域の高抵抗化に起因する電流駆動能力の低減
抑制の効果とを備えた、三重拡散構造のLDDMOSF
ETを、比較的容易に得ることができる。
純物層15b,16bを、サイドウォールスペーサ17
を形成した後に斜めイオン注入によって形成している
が、その代わりに、サイドウォールスペーサ17を形成
する前の段階で、ゲート電極14のみをマスクとして、
半導体基板11表面に垂直にイオン注入することによっ
ても、中濃度n型不純物層15b,16bを形成するこ
ともできる。この工程を用いた三重拡散構造のLDDM
OSFETの製造方法について、既に、本出願と同一出
願人によって出願された特願昭1−132204号にお
いて開示されている。本実施例の製造方法は、下記の点
で、上記出願に開示された工程を改善するものである。
ウォールスペーサ17を形成する前の段階でゲート電極
14のみをマスクとして、半導体基板11に垂直にイオ
ン注入することによって形成された中濃度n型不純物層
15b,16bは、その後のサイドウォールスペーサ1
7を形成するときの熱処理の際に熱拡散を生じる。その
ため、ゲート電極14とオーバーラップする不純物層の
濃度が比較的高くなってしまい、電界強度を緩和する効
果が低減してしまう。それに対し、本実施例のようにサ
イドウォールスペーサ17を形成した後に中濃度n型不
純物層15b,16bを形成することにより、この中濃
度n型不純物層15b,16bは、サイドウォールスペ
ーサ17を形成するときの熱処理の影響を受けることが
ない。
11をp型とし、ソース領域15およびドレイン領域1
6を形成する不純物層をn型とした、nチャネル型MO
SFETを形成する工程について述べたが、導電型をす
べて逆に入替えたpチャネル型MOSFETを形成する
場合にも適用できることは言うまでもない。
してポリシリコン単層の場合を示したが、高融点金属シ
リサイドや高融点金属などの他の材質であってもよく、
あるいはこれらの積層膜であってもよい。さらに、サイ
ドウォールスペーサ17として酸化膜を用いた場合を示
したが、窒化膜などの他の材質やそれらの積層膜であっ
てもよい。
ないし(c),図4(a)ないし(c)および図5
(a)ないし(c)に基づいて説明する。これらの図に
は、本発明をCMOSの製造工程に適用した場合の主な
製造工程を順次示している。
板21表面にpウェル22とnウェル23を形成し、分
離絶縁膜24によって各ウェル上の活性領域を分離絶縁
する。その後、半導体基板21上全面に、ポリシリコン
層25とタングステンシリサイド層26とを順次形成
し、さらにレジスト27をパターニング形成する(図3
(a))。その後、ポリシリコン層25とタングステン
シリサイド26をエッチングして、ゲート電極28,2
9を形成する。
ジスト30で覆い、pウェル22表面に、ゲート電極2
8をマスクとして、燐イオンを注入し、1対の低濃度n
型不純物層31を形成する(図3(b))。この場合の
燐イオンの注入は、低濃度n型不純物層31の相対向す
る端部近傍を、ゲート電極28と所定長さオーバーラッ
プさせるため、半導体基板21をその表面に平行な面内
において回転させながら、半導体基板21の表面に対し
所定の角度をなした斜め方向からイオンを注入する。注
入するn型不純物としては、主として燐イオン(P+)
を用いるが、砒素イオン(As+ )やアンチモンイオン
(Sb+ )を用いることもできる。イオン注入の条件と
しては、注入エネルギが20〜150KeV(好ましく
は約100KeV)、ドーズ量が5×1012〜1×10
14/cm2 (好ましくは2×10 13/cm2 )、半導体
基板21表面に対する傾斜角度が20°〜60°(主と
して45°)となるように設定する。なお、これらのイ
オン注入条件は、形成しようとする低濃度n型不純物層
31の濃度や深さに加えて、ゲート電極28とのオーバ
ーラップの長さに応じて適宜選択する必要がある。
ル22上前面をレジスト33で覆い、ゲート電極29を
マスクとして、nウェル23表面にp型不純物を注入
し、低濃度p型不純物層32を形成する(図3
(c))。この場合も低濃度n型不純物層31を形成し
たときと同様に、半導体基板21を回転させながら、斜
めイオン注入を行なう。注入するp型不純物しては主と
して硼素イオン(B+ )が用いられるが、BF2 を用い
ることもできる。イオン注入条件としては、硼素イオン
の場合は10〜30KeV,5×1012〜5×1013/
cm2 ,傾斜角20°〜60°用いられる。BF2 の場
合は、注入エネルギは30〜60KeVにする必要があ
る。
基板上前面にCVD法によって酸化膜を約2000Åの
厚さに堆積させる。その後、この酸化膜に異方性エッチ
ングを施すことにより、ゲート電極28,29の各々の
両側壁にサイドウォールスペーサ34,35を形成する
(図4(a))。本実施例においては、ソース/ドレイ
ン領域の不純物層の濃度分布制御を、熱拡散によらずに
行なうため、注入する不純物イオンの熱拡散係数の違い
に応じてサイドウォールスペーサ34,35の幅を異な
らせる必要がない。したがって、サイドウォールスペー
サ34,35を同時に形成することが可能である。
した後、再びnウェル23上前面をレジスト36で覆
い、ゲート電極28およびサイドウォールスペーサ34
をマスクとして、半導体基板21を回転させた状態で、
燐イオンを半導体基板21表面に対して斜め方向から注
入して、1対の中濃度n型不純物層37を形成する(図
4(b))。このときのイオン注入条件は、注入エネル
ギが20〜150KeV(好ましくは100KeV)、
ドーズ量が1×1013〜5×1014/cm2 )少なくと
も低濃度n型不純物層31形成のときよりも多い量であ
って、好ましくは約1×1014/cm2 )、半導体基板
21表面に対する傾斜角は、20°〜60°(サイドウ
ォールスペーサ34の幅などに応じ、約45°前後の角
度が好ましい)が選ばれる。
ウォールスペーサ34をマスクとして、今度は、半導体
基板21を固定した状態で、砒素イオンを半導体基板2
1表面に垂直(チャネリングを防止するため法線方向か
ら約7°傾ける)に注入し、1対の高濃度n型不純物層
38を形成する(図4(c))。このときのイオン注入
条件は、30〜80KeV(好ましくは約50Ke
V)、1×1015〜1×1016/cm2 (好ましくは5
×1015/cm2 )が選ばれる。
ル22上全面をレジスト39で覆い、半導体基板21を
回転させた状態で、ゲート電極29およびサイドウォー
ルスペーサ35をマスクとして、nウェル23表面に硼
素イオンまたはBF2 イオンを斜め注入し、中濃度p型
不純物層40を形成する(図5(a))。硼素イオンの
場合の注入条件としては、注入エネルギ10〜30Ke
V,ドーズ量1×10 13〜1×1014/cm2 、半導体
基板21表面に対する傾斜角20°〜60°が選ばれ
る。BF2 を注入する場合は、注入エネルギのみ20〜
60KeVに変える必要があるが、他の条件は硼素イオ
ンの場合と同じでよい。
ールスペーサ35をマスクとして、今度は半導体基板2
1にほぼ垂直な方向(チャネリングを防止するため、法
線方向から7°程度傾斜させる)に硼素イオンまたはB
F2 イオンを注入し、高濃度p型不純物層41を形成す
る(図5(c))。このときのイオン注入条件は、ドー
ズ量1×1015〜1×1016/cm2 とし、注入エネル
ギは上記と同様である。
し、各不純物層を活性化させることにより、三重拡散構
造のソース領域42,43およびドレイン領域44,4
5ができあがる。次に、CVD法によって酸化膜を堆積
させることにより、層間絶縁膜46を形成し、さらにア
ルミニウムなどの導電配線層47を形成することによ
り、図5(c)に示す構造となる。
上にnチャネルMOSFETとpチャネルMOSFET
を同時に形成する場合に本発明を適用することにより、
燐や硼素などの熱拡散係数の相違にもかかわらず、同じ
幅のサイドウォールスペーサ34,35を用いて、三重
拡散構造を有するnチャネルMOSFETおよびpチャ
ネルMOSFETを形成することができる。したがっ
て、サイドウォールスペーサ34,35を同時に形成す
ることができ、工程が簡略化される。本実施例において
形成されるnチャネルMOSFET,pチャネルMOS
FETの両者を同一半導体基板上に含む構造は、DRA
MのCMOSをはじめ、DRAMやマイクロコンピュー
タなどに適用されるBiCMOS(npn型のバイポー
ラトランジスタ,NチャネルMOSFETおよびpチャ
ネルMOSFETを含むデバイス)、CBiCMOS
(npn,pnp型のバイポーラトランジスタ、nチャ
ネルMOSFETおよびpチャネルMOSFETを含む
デバイス)などの形成に適用され得る。
OSFETおよびnチャネルMOSFETともに三重拡
散構造のLDDを有するCMOSFETの場合について
述べたが、イオン注入の工程を適宜取捨選択することに
より、他の構造を有するCMOSFETを形成すること
に本発明を適用することも可能である。
MOSFETが二重構造LDD、pチャネルMOSFE
Tが単層ソース/ドレイン構造を有するCMOSFET
の形成に、本発明の考え方を適用した製造方法は、次の
とおりである。
エル領域23のみをレジスト30で覆い、半導体基板2
1をその表面に平行な面内において回転させながら、ゲ
ート電極28をマスクとして、n型不純物を斜めイオン
注入することにより、低濃度n型不純物層31を形成す
る。次に、レジスト30を除去した後、図4(a)に示
したように、両方のゲート電極28,29の各側壁に、
サイドウォールスペーサ34,35を同時に形成する。
エル領域23のみをレジスト36で再び覆い、ゲート電
極28およびサイドウォールスペーサ34をマスクとし
て、n型不純物を、半導体基板21の表面に垂直な方向
から注入し、高濃度n型不純物層38を形成する。
ウエル領域22のみをレジスト39で覆い、ゲート電極
29およびサイドウォールスペーサ35をマスクとし
て、p型不純物を注入し、高濃度p型不純物層41を形
成する。
明した上記実施例の場合と同様である。このような工程
により、nチャネルMOSFETのみ二重構造LDDを
有するCMOSFETを、熱拡散工程を経ることなく形
成することができる。
方法の参考例を、図7(a)ないし(c)および図8
(a)ないし(c)に基づいて説明する。これらの図
は、本実施例における二重拡散構造を有するLDDMO
SFETの製造方法の主要工程における断面構造を順次
示している。
素子分離領域(図示せず)の形成および閾値電圧を制御
するためのチャネルへの不純物の注入を行なった後、ゲ
ート絶縁膜113となる熱酸化膜とゲート電極114と
なるポリシリコン層を順次形成する。その後、レジスト
を塗布してパターン形成をした後、ポリシリコンを異方
性エッチングし、ゲート電極114を形成する(図7
(a))。その後、半導体基板111上全面に酸化膜1
17aをCVD法で形成し(図7(b))、この酸化膜
117aに異方性エッチングを施すことにより、サイド
ウォールスペーサ117を形成する(図7(c))。
スペーサ117をマスクとして、たとえば燐あるいは砒
素などのn型不純物を1013/cm2 程度のドーズ量
で、半導体基板111表面に対して約45度のの角度で
斜め方向からイオン注入して、低濃度のn型不純物層1
15c,116cを形成する(図8(a))。この斜め
イオン注入に際しては、1対のn型不純物層115c,
116cを形成するため、半導体基板111をその表面
に平行な面内において回転させながら行なう。なお、各
MOSFETが同じ向きに配列されている場合には、半
導体基板111を固定した状態で、まずゲート電極11
4の左側斜め上方からn型不純物を注入することによっ
て低濃度n型不純物層115cを形成し、半導体基板1
11をその表面に平行に180゜回転した後に固定し
て、ゲート電極114の右側斜め上方からn型不純物を
注入することによって低濃度n型不純物層116cを形
成することも可能である。各MOSFETが互いに直交
する2方向に向いている場合には、90゜ずつ断続的に
回転と固定を繰返し、固定状態において斜めイオン注入
を行なう必要がある。
ォールスペーサ117をマスクとして、たとえば砒素な
どのn型不純物を1015/cm2 程度のドーズ量で、半
導体基板111の表面に対してほぼ垂直にイオン注入し
て、高濃度のn型不純物層115a,116aを形成す
る(図8(b))。この場合、イオン注入は、チャネリ
ング防止のため、半導体基板111の表面の法線方向か
ら7゜傾いた方向から行こなわれる。
物を活性化させることにより、最終的に図8(c)に示
すような不純物プロファイルを有するソース領域115
とドレイン領域116が得られる。本実施例の製造方法
においても、低濃度n型不純物層115c,116cと
高濃度n型不純物層115a,116aとのサイドウォ
ールスペーサ117直下近傍への形成を、いずれも熱拡
散のための熱処理工程を経ることなく、比較的容易に、
所望のプロファイルの不純物濃度分布を有するソース領
域115およびドレイン領域116が形成される。した
がって、本実施例の製造工程により、二重拡散構造のL
DDMOSFETにおいても、高集積化に伴う単チャネ
ル化に際して、優れた電界強度緩和によるホットキャリ
ア発生の防止効果と、ソース/ドレイン領域の高抵抗化
に起因する電流駆動能力の低減抑制の効果とを得ること
ができる。
ト電極のみ、あるいはゲート電極とサイドウォールスペ
ーサをマスクとして、まず、低濃度不純物層を斜めイオ
ン注入により形成し、中濃度不純物層をゲート電極およ
びサイドウォールスペーサをマスクとして斜めイオン注
入することにより形成するため、熱拡散工程を経ずに、
所望の不純物濃度分布の三重拡散構造を有するLDDM
OSFETを、高精度に形成することができる。その結
果、ドープする不純物の拡散係数の違いに応じてサイド
ウォールスペーサの幅を変化させる必要がなくなり、た
とえばCMOSなどのように、同一半導体基板上にnチ
ャネルMOSFETとpチャネルMOSFETの両者を
形成するデバイスの製造工程に適用すれば、サイドウォ
ールスペーサを1回の工程で形成することができる。し
たがって、製造工程の簡略化と製造コストの低減を図る
ことができる。
の製造方法の第1工程を示す断面図、(b)は同第2工
程を示す断面図、(c)は同第3工程を示す断面図であ
る。
4工程を示す断面図、(b)は同第5工程を示す断面
図、(c)は同第6工程を示す断面図である。
装置の製造方法の第1工程を示す断面図、(b)は同第
2工程を示す断面図、(c)は同第3工程を示す断面図
である。
4工程を示す断面図、(b)は同第5工程を示す断面
図、(c)は同第6工程を示す断面図である。
法の第7工程を示す断面図、(b)は同第8工程を示す
断面図、(c)は同第9工程を示す断面図である。
SFETのみ二重構造LDDを有するCMOSFETの
構造を示す断面図である。
装置の製造方法の、第1工程を示す断面図、(b)は同
第2工程を示す断面図、(c)は同第3工程を示す断面
図である。
方法の第4工程を示す断面図、(b)は同第5工程を示
す断面図、(c)は同第6工程を示す断面図である。
を示す断面図である。
Tのいわゆる五極管領域における空乏層の発生の様子を
示す断面図、(b)は、同じく第1の従来例におけるL
DDMOSFETのいわゆる三極管領域における空乏層
発生の様子を示す断面図である。
構造を示す断面図である。
Tにおける高電界ドレイン領域のキャリア発生速度分布
を示す図、(b)は、第2の従来例におけるLDDMO
SFETの高電界ドレイン領域におけるキャリア発生速
度分布を示す図である。
FETの特性を示す図、(b)は第2の従来例における
LDDMOSFETの特性を示す図である。
LDDMOSFETの構造を示す断面図である。
DMOSFETの製造工程を順次示す断面図である。。
型不純物層 15b,16b,37 中濃度n型不純物層 15c,16c,31,115c,116c 低濃度n
型不純物層 15,42,43,115 ソース領域 16,44,45,116 ドレイン領域 17,34,35,117 サイドウォールスペーサ 32 低濃度p型不純物層 40 中濃度p型不純物層 41 高濃度p型不純物層
Claims (2)
- 【請求項1】 第1導電型の半導体基板上に、ゲート絶
縁膜を介在させて、ゲート電極を形成する工程と、 このゲート電極をマスクとして、第2導電型の不純物
を、第1のドーズ量で、前記半導体基板表面に対し所定
の角度をなして斜め方向から注入することにより、低濃
度不純物拡散層を形成する工程と、 前記ゲート電極の側壁に、サイドウォールスペーサを形
成する工程と、 前記ゲート電極および前記サイドウォールスペーサをマ
スクとして、第2導電型の不純物を、前記第1のドーズ
量よりも多い第2のドーズ量で、前記半導体基板表面に
対して所定の傾斜角をなして斜め方向から注入すること
により、中濃度不純物拡散層を形成する工程と、 前記ゲート電極および前記サイドウォールスペーサをマ
スクとして、第2導電型の不純物を、前記第2のドーズ
量よりも多い第3のドーズ量で、前記半導体基板表面に
対して略垂直な方向から注入することにより、高濃度不
純物拡散層を形成する工程とを備えた半導体装置の製造
方法。 - 【請求項2】 半導体基板上に、分離絶縁膜によって互
いに絶縁されて形成された第1導電型ウエル領域および
第2導電型ウエル領域のそれぞれの表面上に、ゲート絶
縁膜を介在させて、ゲート電極を形成する工程と、 前記第1導電型ウエル領域上のみをマスクで覆い、前記
第2導電型ウエル領域に、ゲート電極をマスクとして、
前記半導体基板表面に対して所定の角度をなす傾め方向
から、第1導電型不純物を注入し、低濃度第1導電型不
純物層を形成する工程と、 前記各ゲート電極の各側壁に、同時にサイドウォールス
ペーサを形成する工程と、 前記第1導電型ウエル領域上のみをマスクで覆い、前記
第2導電型ウエル領域に、前記ゲート電極および前記サ
イドウォールスペーサをマスクとして、前記半導体基板
表面に対して所定の角度をなす傾め方向から、第1導電
型不純物を注入し、中濃度第1導電型不純物層を形成す
る工程と、 前記第1導電型ウエル領域上のみをマスクで覆った状態
で、前記半導体基板表面に略垂直な方向から、第1導電
型不純物を注入し、高濃度第1導電型不純物層を形成す
る工程と、 前記第2導電型ウエル領域上のみをマスクで覆い、 前記半導体基板表面に略垂直な方向から、第1導電型不
純物を注入し、高濃度第1導電型不純物層を形成する工
程とを備えた半導体装置の製造方法。
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