JP2631143B2 - 光重合性組成物 - Google Patents
光重合性組成物Info
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Description
付加重合性不飽和結合を有する重合可能な化合物と新規
な組成の光重合開始剤と、必要に応じて綿状有機高分子
重合体とを含有する光重合性組成物に関し、たとえば、
アルゴンレーザー光線に対しても感応しうる感応性印刷
版の感光層等に有用な光重合性組成物に関するものであ
る。
重合開始剤と更に必要に応じて適当な皮膜形成能を有す
る結合剤、熱重合禁止剤を混和させた感光性組成物を用
いて、写真的手法により画像の複製を行なう方法は、現
在知られるところである。すなわち、米国特許第2,927,
022号、同2,902,356号あるいは同3,870,524号に記載さ
れているように、この種の感光性組成物は光照射により
光重合を起こし、硬化し不溶化することから、該感光性
組成物を適当な皮膜となし、所望の陰画像を通して光照
射を行ない、適当な溶媒により未露光部のみを除去する
(以下、単に現像と呼ぶ)ことにより所望の光重合性組
成物の硬化画像を形成することができる。このタイプの
感光性組成物は印刷版等を作成するために使用されるも
のとして極めて有用であることは論はまたない。
な化合物のみでは充分な感光性がなく、感光性を高める
ために光重合開始剤を添加することが提唱されており、
かかる光重合開始剤としてはベンジル、ベンゾイン、ベ
ンゾインエチルエーテル、ミヒラーケトン、アントラキ
ノン、アクリジン、フェナジン、ベンゾフェノン、2−
エチルアントラキノン等が用いられてきた。しかしなが
ら、これらの光重合開始剤を用いた場合、光重合性組成
物の硬化の感応度が低いので画像形成における像露光に
長時間を要した。このため細密な画像の場合には、操作
にわずかな振動があると良好な画質の画像が再現され
ず、さらに露光の光源のエネルギー放射量を増大しなけ
ればならないためにそれに伴なう多大な発熱の放散を考
慮する必要があった。加えて熱による組成物の皮膜の変
形および変質も生じ易い等の問題があった。
の光源に対する光重合能力に比較し、400nm以上の可視
光線領域の光源に対する光重合能力が顕著に低い。従っ
て、従来の光重合開始剤を含む光重合性組成物は、応用
範囲が著しく限定されていた。
提案がなされて来た。かかる提案として、米国特許第2,
850,445号によればある種の光還元性染料、例えば、ロ
ーズベンガル、エオシン、エリスロシン等が効果的な可
視光感応性を有していると報告されている。また改良技
術として、染料とアミンの複合開始系(特公昭44−2018
9号)、ヘキサアリールビイミダゾールとラジカル発生
剤および染料の系(特公昭45−37377号)、ヘキサアリ
ールビイミダゾールとP−ジアルキルアミノベンジリデ
ンケトンの系(特公昭47−2528号、特開昭54−155292
号)、3−ケト置換クマリン化合物と活性ハロゲン化合
物の系(特開昭58−15503号)、置換トリアジンとメロ
シアニン色素の系(特開昭54−15102号)などの提案が
なされて来た。これらの技術は確かに可視光線に対して
有効ではある。しかし、未だその感光速度は充分満足す
べきものではなく、さらに改良技術が望まれていた。
用いて画像を形成する方法が検討され、印刷版作成にお
けるUVプロジェクション露光法、レーザー直性製版、レ
ーザーファクシミリ、ホログラフィー等が既に実用の段
階であり、これらに対応する高感度な感光材料が開発さ
れているところである。しかし未だ十分な感度を有して
いるとは言えない。
ことである。
飽和結合を有する重合可能な化合物を含む光重合性組成
物の光重合速度を増大させる光重合開始剤を含んだ光重
合性組成物を提供することである。
にAr+レーザーの出力に対応する488nm付近の光に対して
も感度の高い光重合開始剤を含んだ光重合性組成物を提
供することにある。
結果、ある特定の光重合開始剤系が付加重合性不飽和結
合を有する重合可能な化合物の光重合速度を著しく増大
させ、また400nm以上の可視光線に対しても高感度を示
すことを見出し、本発明に到達したものである。
化合物 (ii)一般式[I] (式中R1およびR2は各々独立して水素原子、アルキル
基、置換アルキル基、アルコキシカルボニル基、アリー
ル基、置換アリール基またはアラルキル基を表わす。A
は酸素原子、イオウ原子、セレン原子、テルル原子、ア
ルキルないしはアリール置換された窒素原子、またはジ
アルキル置換された炭素原子を表わす。Xは含窒素ヘテ
ロ五員環を形成するのに必要な非金属原子群を表わす。
芳香環、または無置換ないしは置換されたヘテロ芳香環
を表わす。Zは水素原子、アルキル基、置換アルキル
基、アリール基、置換アリール基、アラルキル基、アル
コキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、置換アミ
ノ基、アシル基、またはアルコキシカルボニル基を表わ
し、Yと互いに結合して環を形成していてもよい。) で表わされる化合物、および (iii)(イ)炭素−ハロゲン結合を有する化合物、 (ロ)芳香族オニウム塩、 (ハ)有機過酸化物、 (ニ)一般式[II]で示されるチオ化合物: (ここでR3はアルキル基、アリール基または置換アリー
ル基を示し、R4は水素原子またはアルキル基を示す。ま
た、R3とR4は、互いに結合して酸素、硫黄および窒素原
子から選ばれたヘテロ原子を含んでもよいし5員ないし
7員環を形成するのに必要な非金属原子群を表わす。) (ホ)ヘキサアリールビイミダゾール化合物、および (ヘ)ケトオキシムエステル からなる群から選ばれた少なくとも一つの化合物を含有
することを特徴とする光重合性組成物に関する。
v)および/または成分(v)を含有させることによ
り、さらに高感度な光重合性組成物を得ることができ
る。
ていてもよく、各々置換又は非置換のアルキル基、置換
又は非置換のアリール基、置換又は非置換のアルケニル
基、置換又は非置換のアルキニル基、もしくは置換又は
非置換の複素環基を示し、R5、R6、R7およびR8はその2
個以上の基が結合して環状構造を形成してもよい。ただ
し、R5、R6、R7およR8のうち、少なくとも1つは置換又
は非置換のアルキル基である。Z+はアルカリ金属カチオ
ンまたは第4級アンモニウムカチオンを表わす。) で表わされる化合物。
基を表し、R9、R10は水素原子又はアルキル基を表し、
又、R9とR10は互いに結合してアルキレン基を表しても
良い。
もよく、各々水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ア
ルケニル基、アリール基、置換アリール基、水酸基、ア
ルコキシ基、置換アルコキシ基、−S−R17基、−SO−R
17基又は−SO2R17基を表わすが、但しR11〜R15基の少な
くとも一つは−S−R17基、−SO−R17基又は−SO2R17基
を表し、R17はアルキル基、アルケニル基、R16は水素原
子、アルキル基又はアシル基を表す。
く説明する。
合を有する重合可能な化合物は、末端エチレン性不飽和
結合を少なくとも1種、好ましくは2個以上有する化合
物から選ばれる。
量体およびオリゴマー、又はそれらの混合物ならびにそ
れらの共重合体などの化学的形態をもつものである。モ
ノマーおよびその共重合体の例としては、不飽和カルボ
ン酸(例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン
酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイン酸など)と
脂肪族多価アルコール化合物とのエステル、不飽和カル
ボン酸と脂肪族多価アミン化合物とのアミド等があげら
れる。
エステルのモノマーの具体例としては、アクリル酸エス
テルとして、エチレングリコールジアクリレート、トリ
エチレングリコールジアクリレート、1,3−ブタンジオ
ールジアクリレート、テトラメチレングリコールジアク
リレート、プロピレングリコールジアクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジアクリレート、トリメチロールプ
ロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリ
(アクリロイルオキシプロピル)エーテル、トリメチロ
ールエタントリアクリレート、ヘキサンジオールジアク
リレート、1,4−シクロヘキサンジオールジアクリレー
ト、テトラエチレングリコールジアクリレート、ペンタ
エリスリトールジアクリレート、ペンタエリスリトール
トリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリ
レート、ジペンタエリスリトールジアクリレート、ジペ
ンタエリスリトールヘキサアクリレート、ソルビトール
トリアクリレート、ソルビトールテトラアクリレート、
ソルビトールペンタアクリレート、ソルビトールヘキサ
アクリレート、トリ(アクリロイルオキシエチル)イソ
シアヌレート、ポリエステルアクリレートオリゴマー等
がある。
コールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメ
タクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリ
メチロールエタントリメタクリレート、エチレングリコ
ールジメタクリレート、1,3−ブタンジオールジメタク
リレート、ヘキサンジオールジメタクリレート、ペンタ
エリスリトールジメタクリレート、ペンタエリスリトー
ルトリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラメ
タクリレート、ジペンタエリスリトールジメタクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレート、ソ
ルビトールトリメタクリレート、ソルビトールテトラメ
タクリレート、ビス〔p−(3−メタクリルオキシ−2
−ヒドロキシプロポキシ)フェニル〕ジメチルメタン、
ビス−〔p−(アクリルオキシエトキシ)フェニル〕ジ
メチルメタン等がある。
イタコネート、プロピレングリコールジイタコネート、
1,3−ブタンジオールイタコネート、1,4−ブタンジオー
ルジイタコネート、テトラメチレングリコールジイタコ
ネート、ペンタエリスリトールジイタコネート、ソルビ
トールテトライタコネート等がある。
クロトネート、テトラメチレングリコールジクロトネー
ト、ペンタエリスリトールジクロトネート、ソルビトー
ルテトラジクロトネート等がある。
ルジイソクロトネート、ペンタエリスリトールジイソク
ロトネート、ソルビトールテトライソクロトネート等が
ある。
マレート、トリエチレングリコールジマレート、ペンタ
エリスリトールジマレート、ソルビトールテトラマレー
ト等がある。
とができる。
のアミドのモノマーの具体例としては、メチレンビス−
アクリルアミド、メチレンビス−メタクリルアミド、1,
6−ヘキサメチレンビス−アクリルアミド、1,6−ヘキサ
メチレンビス−メタクリルアミド、ジエチレントリアミ
ントリスアクリルアミド、キシリレンビスアクリルアミ
ド、キシリレンビスメタクリルアミド等がある。
載されている1分子に2個以上のイソシアネート基を有
するポリイソシアネート化合物に、下記の一般式(A)
で示される水酸基を含有するビニルモノマーを付加せし
めた1分子中に2個以上の重合性ビニル基を含有するビ
ニルウレタン化合物等があげられる。
レタンアクリレート類、特開昭48−64183号、特公昭49
−43191号、特公昭52−30490号各公報に記載されている
ようなポリエステルアクリレート類、エポキシ樹脂と
(メタ)アクリル酸を反応させたエポキシアクリレート
類等の多官能のアクリレートやメタクリレートをあげる
ことができる。さらに日本接着協会誌vol.20、No.7、30
0〜308ページに光硬化性モノマー及びオリゴマーとして
紹介されているものも使用することができる。なお、こ
れらの使用量は、全成分に対して好ましくは5〜50重量
%(以下%と略称する。)、さらに好ましくは10〜40%
である。
で示される化合物である。
基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基また
はアラルキル基を表わす。Aは酸素原子、イオウ原子、
セレン原子、テルル原子、アルキルないしはアリール置
換された窒素原子、またはジアルキル置換された炭素原
子を表わす。Xは含窒素ヘテロ五員環を形成するのに必
要な非金属原子群を表わす。
芳香環、または無置換ないしは置換されたヘテロ芳香環
を表わす。Zは水素原子、アルキル基、置換アルキル
基、アリール基、置換アリール基、アラルキル基、アル
コキシル基、アルキルチオ基、アリールチオ基、置換ア
ミノ基、アシル基、またはアルコキシカルボニル基を表
わし、Yと互いに結合して環を形成していてもよい。) 一般式[I]におけるR1およびR2の例を以下に示す。
アルキル基としては炭素原子が1から18までの直鎖状、
分岐状および環状のアルキル基をあげることができ、そ
の具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オク
チル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、オクタデシ
ル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチル
基、イソヘキシル基、sec−ブチル基、ネオペンチル
基、tert−ブチル基、tert−ペンチル基、シクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、2−ノル
ボルニル基をあげることができる。これらのうちでは、
炭素原子数1から10までの直鎖状、分岐状のアルキル基
ならびに炭素原子数6から10までの環状のアルキル基が
好ましい。
素、塩素、臭素、沃素)、ヒドロキシル基、アルコキシ
ル基、アシロキシ基、アシルアミノ基、アルコキシカル
ボニル基、N−置換カルバモイル基を挙げることができ
る。一方置換アルキル基のアルキル基としては前述の炭
素数1から18までのアルキル基を、好ましくは同じく1
から10までの直鎖状、分岐状のアルキル基ならびに炭素
原子数6から10までの環状のアルキル基を、最も好まし
くは炭素原子数1から4までの直鎖状および分岐状のア
ルキル基をあげることができる。置換アルキル基の具体
例としては、クロロメチル基、ブロモメチル基、2−ク
ロロエチル基、2,2,2−トリクロロエチル基、2−クロ
ロペンチル基、1−(クロロメチル)プロピル基、10−
ブロモデシル基、18−メチルオクタデシル基、クロロシ
クロヘキシル基、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシ
エチル基、2−ヒドロキシブチル基、5−ヒドロキシペ
ンチル基、10−ヒドロキシデシル基、2−ヒドロキシオ
クタデシル基、2−(ヒドロキシメチル)エチル基、ヒ
ドロキシシクロヘキシル基、3−ヒドロキシ−2−ノル
ボルニル基、メトキシメチル基、メトキシエチル基、メ
トキシプロピル基、エトキシエチル基、プロポキシエチ
ル基、ブトキシエチル基、メトキシエトキシエチル基、
エトキシエトキシエチル基、アセトキシエチル基、プロ
ピオニルオキシエチル基、ベンゾイルオキシエチル基、
ベンゾイルオキシペンチル基、ベンゾイルオキシエトキ
シエチル基、アセチルアミノエチル基、プロピオニルア
ミノ基、N−メチルカルバモイルエチル基、N,N−ジエ
チルカルバモイルエチル基を挙げることができる。
ニル基)、2個および3個の縮合ベンゼン環の残基(ナ
フチル基、アントリル基、フェナントリル基)、2個の
ベンゼン環集合系の残基(ビフェニル基)ならびにベン
ゼン環と5員不飽和環との縮合系の残基(インデニル
基、アセナフテニル基、フルオレニル基)をあげること
ができる。
炭素原子にハロゲン原子(弗素原子、塩素原子、臭素原
子、沃素原子)、アミノ基、置換アミノ基(モノアルキ
ル置換アミノ基(アルキル基の例、メチル基、エチル
基、プロピル基、ペンチル基、イソプロピル基、sec−
ブチル基、イソペンチル基)、ジアルキルアミノ基(ア
ルキル基の例はモノアルキル置換アミノ基の例と同
じ)、モノアシルアミノ基(アシル基の例、アセチル
基、プロピオニル基、ブチリル(butyryl)基、イソブ
チリル基、バレリル(valeryl)基)、シアノ基、アル
キル基(炭素原子数が1から18までの直線状、分岐状お
よび環状のアルキル基、好ましくは炭素原子数1から10
までの直線状、分岐状および環状のアルキル基、最も好
ましくは炭素原子数1から4までの直線状および分岐状
のアルキル基、これらの具体例はすでに上に述べ
た。)、ハロゲンアルキル基(例、クロロメチル基、2
−クロロエチル基、5−クロロペンチル基、トリフルオ
ロメチル基)、アルコキシル基(アルキル基の例、メチ
ル基、エチル基、ブチル基、ペンチル基、イソプロピル
基、イソペンチル基、2−メチルブチル基、sec−ブチ
ル基)、アリールオキシ基(アリール基の例、フェニル
基、1−ナフチル基、2−ナフチル基)、アルコキシカ
ルボニル基(アルキル基の例、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、イソプロピル基、ブチル基)、アシルオキシ
基(アシル基の例はモノアシルアミノ基の例と同じ)、
アルコキシスルホニル基(アルキル基の例はアルコキシ
ル基のアルキル基の例と同じ)等の置換基が1個又は2
個以上の同じ置換基あるいは互いに異なる置換基が置換
した残基をあげることができる。これらのアリール基お
よび置換アリール基の具体例としては、フェニル基、ク
ロロフェニル基、アミノフェニル基、(メチルアミノ)
フェニル基、(エチルアミノ)フェニル基、(ジメチル
アミノ)フェニル基、アセチルアミノフェニル基、トリ
ル基、エチルフェニル基、(クロロメチル)フェニル
基、アセチルフェニル基、フェノキシフェニル基、メト
キシカルボニルフェニル基、エトキシカルボニルフェニ
ル基、アセトキシフェニル基、メトキシスルホニルフェ
ニル基、ナフチル基、2−アミノ−1−ナフチル基、1
−ジメチルアミノ−2−ナフチル基、クロロナフチル
基、メチルナフチル基、アントリル基、フェナントリル
基、インデニル基、ビフェニル基、クロロビフェニリル
基、アミノビフェニリル基、メチルビフェニリル基、ア
セナフテニル基をあげることができる。これらのうちで
はフェニル基および上述の置換基が1個又は2個以上の
同じかあるいは互いに異なる上述の置換基が2個以上置
換したフェニル基が好ましい。
しくは同じく1から6までの直線状、分岐状又は環状の
アルキル基にフェニル基又はナフチル基が置換した残基
をあげることができ、その具体例としては、ベンジル
基、フェネチル基、3−フェニルプロピル基、3−フェ
ニルヘキシル基、10−フェニルデシル基、4−フェニル
シクロヘキシル基、1−ナフチルメチル基、2−(1−
ナフチル)エチル基、2−ナフチルメチル基をあげるこ
とができる。
10までの直鎖状、分岐状および環状のアルキル基がオキ
シカルボニル基に結合した残基をあげることができ、そ
の具体例としては、メトキシカルボニル基、エトキシカ
ルボニル基、プロポキシカルボニル基、ブトキシカルボ
ニル基、sec−ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシ
カルボニル基をあげることができる。
完成する含窒素五員環の例としては、以下のものが挙げ
られる。
ても存在しなくてもよいが、存在する場合には、ハメッ
トのσ値が−0.9から+0.5までの範囲にあるものであ
る。その例としては、メチル基、イソプロピル基、tert
−ブチル基、フェニル基、トリフルオロメチル基、アセ
チル基、エトキシカルボニル基、カルボキシル基、カル
ボキシラト基(−COO-)、アミノ基、メチルアミノ基、
ジメチルアミノ基、エチルアミノ基、ジエチルアミノ
基、アセチルアミノ基、−PO3H基、メトキシ基、エトキ
シ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、
ペンチルオキシ基、フェノキシ基、ヒドロキシ基、アセ
トキシ基、メチルチオ基、エチルチオ基、イソプロピル
チオ基、メルカプト基、アセチルチオ基、チオシアノ基
(−SCN)、メチルスルフィニル基、エチルスルフィニ
ル基、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、アミ
ノスルホニル基、ジメチルスルホニル基、(−S+(C
H3)2)、スルホナト基、(−SO3 -)、弗素原子、塩素
原子、臭素原子、沃素原子、ヨージル基、トリメチルシ
リル基(−Si(CH3)3)、トリエチルシリル基、トリ
メチルスタニル基(−Sn(CH3)3)をあげることがで
きる。これらの置換基のうちで好ましいものは、水素原
子、メチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、ジ
メチルアミノ基、ジエチルアミノ基、塩素原子、臭素原
子、である。
が挙げられる。多核芳香環としては、ナフチル基、アン
スリル基、フェナンスリル基が挙げられ、これらは上述
の置換基Eにより置換されていても良い。ヘテロ芳香環
の例としては2−フリル基 3−フリル基 2−チエニ
ル基、3−チエニル基、2−ピロリル基、3−ピロリル
基が挙げられこれらは上述の置換基Eによって置換され
ていても良い。
アルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリー
ル基としては、R1とR2の例として述べたものと同じもの
をあげることができる。
しくは同じく1から6までの直線状、分岐状又は環状の
アルキル基にフェニル基又はナフチル基が置換した残基
をあげることができ、その具体例としては、ベンジル
基、フェネチル基、3−フェニルプロピル基、3−フェ
ニルヘキシル基、10−フェニルデシル基、4−フェニル
シクロヘキシル基、1−ナフチルメチル基、1−(1−
ナフチル)エチル基、2−ナフチルメチル基をあげるこ
とができる。
線状、分岐状、および環状のアルキル基がチオ基(イオ
ウ原子)に結合した残基をあげることができ、その具体
例としてはメチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ
基、ブチルチオ基、sec−ブチルチオ基、tert−ブチル
チオ基をあげることができる。
直線状、分岐状および環状のアルキル基がオキシ基(酸
素原子)に結合した残基をあげることができ、その具体
例としてはメトキシル基、エトキシル基、プロポキシル
基、ブトキシル基、sec−ブトキシル基、tert−ブトキ
シル基をあげることができる。
状、分岐状および環状のアルキル基により置換されたア
ミノ基をあげることができ、その具体例としてはジメチ
ルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基を
あげることができる。
で、好ましくは同じ1から6までの直線状、分岐状また
は環状のアルキル基、フェニル基またはナフチル基がカ
ルボニルに結合した残基をあげることができ、その具体
例としては、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル
基、ブチリル基、バレリル基、ベンゾイル基、ナフトイ
ル基をあげることができる。
10までの直線状、分岐状または環状のアルキル基がオキ
シカルボニル基に結合した残基をあげることができ、そ
の具体例としては、メトキシカルボニル基、エトキシカ
ルボニル基、プロポキシカルボニル基、ブトキシカルボ
ニル基、sec−ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシ
カルボニル基をあげることができる。
示す。
himie Belges」誌第57巻第364〜372頁(1948年)抄
録:「Chemical Abstracts」誌第44巻第60e〜61d欄(1
950年))に記載の方法に従って合成することができ
る。
す。
例である炭素−ハロゲン結合を有する化合物としては、
下記一般式〔V〕から〔Xl〕で示される化合物が好まし
い。
−NH2、−NHR′、−NR′2、−OR′を表わす。ここで
R′はアルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換
アリール基を表わす。またRは−CX′3、アルキル基、
置換アルキル基、アリール基、置換アリール基、置換ア
ルケニル基を表わす。)で表わされる化合物。
置換アルケニル基、アリール基、置換アリール基、ハロ
ゲン原子、アルコキシ基、置換アルコキシル基、ニトロ
基又はシアノ基であり、 X′はハロゲン原子であり、 nは1〜3の整数である。) で表わされる化合物。
基、置換アルケニル基、アリール基又は置換アリール基
であり、 R23は一般式〔V〕中のR′と同じであり、 X″はハロゲン原子であり、 mは1又は2である。) で表わされる化合物。
式基であり、 R25は炭素原子1〜3個を有するトリハロアルキル基又
はトリハロアルケニル基であり、 pは1、2又は3である。
あり、 Mは置換又は非置換のアルキレン基であり、 Qはイオウ、セレン又は酸素原子、ジアルキルメチレン
基、アルケン−1,2−イレン基、1,2−フエニレン基又は
N−R基であり、 Mは置換又は非置換のアルキレン基又はアルケニル基で
あるから、又は1,2−アリーレン基であり、 R27はアルキル基、アラルキル基又はアルコキシアルキ
ル基であり、 R26は炭素環式又は複素環式の2価の芳香族基であり、 Xは塩素、臭素またはヨウ素原子であり、 q=0及びr=1であるか又はq=1及びr=1又は2
である。) で表わされる、トリハロゲノメチル基を有するカルボニ
ルメチレン複素環式化合物。
は1〜4の整数であり、R28は水素原子又はCH3-tXt基で
あり、R29はs価の置換されていてもよい不飽和有機基
である) で表わされる、4−ハロゲノ−5−(ハロゲノメチル−
フエニル)−オキサゾール誘導体。
uは1〜4の整数であり、R30は水素原子又はCH3-vXv基
であり、R31はu価の置換されていてもよい不飽和有機
基である。) で表わされる、2−(ハロゲノメチル−フェニル)−4
−ハロゲノ−オキサゾール誘導体。
は、たとえば、若林ら著、Bull.Chem.Soc.Japan,42,292
4(1969)記載の化合物、たとえば、2−フェニル4,6−
ビス(トリクロルメチル)−S−トリアジン、2−(p
−クロルフェニル)−4,6−ビス(トリクロルメチル)
−S−トリアジン、2−(p−トリル)−4,6−ビス
(トリクロルメチル)−S−トリアジン、2−(p−メ
トキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロルメチル)−
S−トリアジン、2−(2′,4′−ジクロルフェニル)
−4,6−ビス(トリクロルメチル)−S−トリアジン、
2,4,6−トリス(トリクロルメチル)−S−トリアジ
ン、2−メチル−4,6−ビス(トリクロルメチル)−S
−トリアジン、2−n−ノニル−4,6−ビス(トリクロ
ルメチル)−S−トリアジン、2−(α,α,β−トリ
クロルエチル)−4,6−ビス(トリクロルメチル)−S
−トリアジン等が挙げられる。その他、英国特許138849
2号明細書記載の化合物、たとえば、2−スチリル−4,6
−ビス(トリクロルメチル)−S−トリアジン、2−
(p−メチルスチリル)−4,6−ビス(トリクロルメチ
ル)−S−トリアジン、2−(p−メトキシスチリル)
−4,6−ビス(トリクロルメチル)−S−トリアジン、
2−(p−メトキシスチリル)−4−アミノ−6−トリ
クロルメチル−S−トリアジン等、特開昭53−133428号
記載の化合物、たとえば、2−(4−メトキシ−ナフト
−1−イル)−4,6−ビス−トリクロルメチル−S−ト
リアジン、2−(4−エトキシ−ナフト−1−イル)−
4,6−ビス−トリクロルメチル−S−トリアジン、2−
〔4−(2−エトキシエチル)−ナフト−1−イル〕−
4,6−ビス−トリクロルメチル−S−トリアジン、2−
(4,7−ジメトキシ−ナフト−1−イル〕−4,6−ビス−
トリクロルメチル−S−トリアジン、2−(アセトナフ
ト−5−イル)−4,6−ビス−トリクロルメチル−S−
トリアジン等、独国特許3337024号明細書記載の化合
物、たとえば 等やその他 等を挙げることができる。
(1964)記載の化合物、たとえば2−メチル−4,6−ビ
ス(トリブロムメチル)−S−トリアジン、2,4,6−ト
リス(トリブロムメチル)−S−トリアジン、2,4,6−
トリス(ジブロムメチル)−S−トリアジン、2−アミ
ノ−4−メチル−6−トリブロムメチル−S−トリアジ
ン、2−メトキシ−4−メチル−6−トリクロルメチル
−S−トリアジン等を挙げることができる。
rbel著Journal of Heterocyclicchemistry第7巻(No.
3)、第511頁以降(1970年)に記載されている合成方法
に準じて、当業者が容易に合成することができる次のよ
うな化合物群 あるいは、次のような化合物群 あるいは、ドイツ特許第2641100号に記載されている
ような化合物、例えば、4−(4−メトキシ−スチリ
ル)−6−(3,3,3−トリクロルプロペニル)−2−ピ
ロンおよび4−(3,4,5−トリメトキシ−スチリル)−
6−トリクロルメチル−2−ピロン、あるいはドイツ特
許第3333450号に記載されている化合物、例えば、 Q=S;R26=ベンゼン環 あるいはドイツ特許第3021590号に記載の化合物群、 あるいはドイツ特許第3021599号に記載の化合物群例
えば、 を挙げることができる。
としては、周期律表の第V、VIおよびVII族の元素、具
体的にはN,P,As,Sb,Bi,O,S,Se,Te,または1の芳香族オ
ニウム塩が含まれる。このような芳香族オニウム塩の例
としては、特公昭52−14277号、特公昭52−14278号、特
公昭52−14279号に示されている化合物を挙げることが
できる。
BF4塩、又はPF6塩の化合物さらに好ましくは芳香族ヨー
ドニウム塩のBF4塩、又はPF6塩である。
機過酸化物」としては分子中に酸素−酸素結合を1個以
上有する有機化合物のほとんど全てが含まれるが、その
例としては、メチルエチルケトンパーオキサイド、シク
ロヘキサノンパーオキサイド、3,3,5−トリメチルシク
ロヘキサノンパーオキサイド、メチルシクロヘキサノン
パーオキサイド、アセチルアセトンパーオキサイド、1,
1−ビス(ターシヤリイブチルパーオキシ)−3,3,5−ト
リメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(ターシヤリイブ
チルパーオキシ)シクロヘキサン、2,2−ビス(ターシ
ヤリイブチルパーオキシ)ブタン、ターシヤリブチルハ
イドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイ
ド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、
パラメタンハイドロパーオキサイド、2,5−ジメチルヘ
キサン−2,5−ジハイドロパーオキサイド、1,1,3,3−テ
トラメチルブチルハイドロパーオキサイド、ジターシヤ
リイブチルパーオキサイド、ターシヤリイブチルクミル
パーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ビス(ター
シヤリイブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、2,
5−ジメチル−2,5−ジ(ターシヤリイブチルパーオキ
シ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ターシヤイブ
チルパーオキシ)ヘキシン−3、アセチルパーオキサイ
ド、イソブチリルパーオキサイド、オクタノイルパーオ
キサイド、デカノイルパーオキサイド、ラウロイルパー
オキサイド、3,5,5−トリメチルヘキサノイルパーオキ
サイド、過酸化こはく酸、過酸化ベンゾイル、2,4−ジ
クロロベンゾイルパーオキサイド、メタ−トルオイルパ
ーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネー
ト、ジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネー
ト、ジ−2−エトキシエチルパーオキシジカーボネー
ト、ジメトキシイソプロピルパーオキシカーボネート、
ジ(3−メチル−3−メトキシブチル)パーオキシジカ
ーボネート、ターシヤリイブチルパーオキシアセテー
ト、ターシヤリイブチルパーオキシピバレート、ターシ
ヤリブチルパーオキシネオデカノエート、ターシヤリイ
ブチルパーオキシオクタノエート、ターシヤリイブチル
パーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノエート、ター
シヤリイブチルパーオキシラウレート、ターシヤリイブ
チルパーオキシベンゾエート、ジターシヤリイブチルジ
パーオキシイソフタレート、2,2−ジメチル−2,5−ジ
(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、ターシヤリイブチ
ル過酸化マレイン酸、ターシヤリイブチルパーオキシイ
ソプロピルカーボネート、3,3′,4,4′−テトラ−(t
−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフエノン、3,
3′,4,4′−テトラ−(t−アミルパーオキシカルボニ
ル)ベンゾフエノン、3,3′,4,4′−テトラ(t−ヘキ
シルパーオキシカルボニル)ベンゾフエノン、3,3′,4,
4′−テトラ(t−オクチルパーオキシカルボニル)ベ
ンゾフエノン、3,3′,4,4′−テトラ(クミルパーオキ
シカルボニル)ベンゾフエノン、3,3′,4,4′−テトラ
(p−イソプロピルクミルパーオキシカルボニル)ベン
ゾフエノン、カルボニルジ(t−ブチルパーオキシ二水
素二フタレート)、カルボニルジ(t−ヘキシルパーオ
キシ二水素フタレート)等がある。
パーオキシカルボニル)ベンゾフエノン、3,3′,4,4′
−テトラ−(t−アミルパーオキシカルボニル)ベンゾ
フエノン、3,3′,4,4′−テトラ(t−ヘキシルパーオ
キシカルボニル)ベンゾフエノン、3,3′,4,4′−テト
ラ(t−オクチルパーオキシカルボニル)ベンゾフエノ
ン、3,3′,4,4′−テトラ(クミルパーオキシカルボニ
ル)ベンゾフエノン、3,3′,4,4′−テトラ(p−イソ
プロピルクミルパーオキシカルボニル)ベンゾフエノ
ン、ジ−t−ブチルジパーオキシイソフタレートなどの
過酸化エステル系が好ましい。
は、下記一般式〔II〕で示される。
ール基を示し、R4は水素原子またはアルキル基を示す。
また、R3とR4は、互いに結合して酸素、硫黄および窒素
原子から選ばれたヘテロ原子を含んでもよい5員ないし
7員環を形成するのに必要な非金属原子群を示す。) 上記一般式(II)におけるR3のアルキル基としては炭
素原子数1〜4個のものが好ましい。またR3のアリール
基としてはフェニル、ナフチルのような炭素原子数6〜
10個のものが好ましく、置換アリール基としては、上記
のようなアリール基に塩素原子のようなハロゲン原子、
メチル基のようなアルキル基、メトキシ基、エトキシ基
のようなアルコキシ基で置換されたものが含まれる。R4
は、好ましくは炭素原子数1〜4個のアルキル基であ
る。
は、下記に示すような化合物が挙げられる。
サアリールビルイミダゾールとしては、 2,2′−ビス(o−クロロフェニル)−4,4′,5,5′−
テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(o−ブ
ロモフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミ
ダゾール、2,2′−ビス(o,p−ジクロロフェニル)−4,
4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビ
ス(o−クロロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラ(m
−メトキシフェニル)ビイミダゾール、2,2′−ビス
(o,o′−ジクロロフェニル)−4,4′−5,5′−テトラ
フェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(o−ニトロフ
ェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾー
ル、2,2′−ビス(o−メチルフェニル)−4,4′,5,5′
−テトラフェニルビイミダゾール、2、2′−ビス(o
−トリフルオロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェ
ニルビイミダゾール等が挙げられる。
オキシムエステルとしては 3−ベンゾイロキシイミノブタン−2−オン、3−ア
セトキシイミノブタン−2−オン、3−プロピオニルオ
キシイミノブタン−2−オン、2−アセトキシイミノペ
ンタン−3−オン、2−アセトキシイミノ−1−フェニ
ルプロパン−1−オン、2−ベンゾイロキシイミノ−1
−フェニルプロパン−1−オン、3−p−トルエンスル
ホニルオキシイミノブタン−2−オン、2−エトキシカ
ルボニルオキシイミノ−1−フェニルプロパン−1−オ
ン等が挙げられる。
で示される化合物である。
ていてもよく、各々置換又は非置換のアルキル基、置換
又は非置換のアリール基、置換又は非置換のアルケニル
基、置換又は非置換のアルキニル基、もしくは置換又は
非置換の複素環基を示し、R5、R6、R7およびR8はその2
個以上の基が結合して環状構造を形成してもよい。ただ
し、R5、R6、R7およびR8のうち、少なくとも1つは置換
又は非置換のアルキル基である。Z+はアルカリ金属カチ
オンまたは第4級アンモニウムカチオンを示す)。
のものが含まれ、炭素原子数1〜18のものが好ましい。
具体的にはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、ステアリル、
シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどが
含まれる。また置換アルキル基としては、上記のような
アルキル基に、ハロゲン原子(例えば−Cl、−Brな
ど)、シアノ基、ニトロ基、アリール基(好ましくはフ
ェニル基)、ヒドロキシ基、 (ここでR33、R34は独立して水素原子、炭素数1〜14の
アルキル基、又はアリール基を示す。)、−COOR35(こ
こでR35は水素原子、炭素数1〜14のアルキル基、又は
アリール基を示す)。−OCOR36又は−OR36(ここでR36
は炭素数1〜14のアルキル基、又はアリール基を示
す。)を置換基として有するものが含まれる。
チル基などの1〜3環のアリール基が含まれ、置換アリ
ール基としては、上記のようなアリール基に前述の置換
アルキル基の置換基又は、炭素数1〜14のアルキル基を
有するものが含まれる。
直鎖、分枝、環状のものが含まれ、置換アルケニル基の
置換基としては、前記の置換アルキル基の置換基として
挙げたものが含まれる。
直鎖又は分枝のものが含まれ、置換アルキニル基の置換
基としては、前記置換アルキル基の置換基として挙げた
ものが含まれる。
少なくとも1つを含む5員環以上、好ましくは5〜7員
の複素環基が挙げられ、この複素環基には縮合環が含ま
れていてもよい。更に置換基として前述の置換アリール
基の置換基として挙げたものを有していてもよい。
は米国特許3,567,453号、同4,343,891号、ヨーロッパ特
許109,772号、同109,773号に記載されている化合物およ
び以下に示すもの、が挙げられる。
される化合物〔成分(v)〕を含有させることにより、
更に感度を高めることができる。
選ばれた芳香族基を表し、R9、R10は水素原子又はアル
キル基を表し、又、R9とR10は互いに結合してアルキレ
ン基を表しても良い。
もよく、各々水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ア
ルケニル基、アリール基、置換アリール基、水酸基、ア
ルコキシ基、置換アルコキシ基、−S−R17基、−SO−R
17基又は−SO2R17基を表すが、但しR11〜R15基の少なく
とも一つは−S−R17基、−SO−R17基又は−SO2R17基を
表し、R17はアルキル基、アルケニル基、R16は水素原
子、アルキル基又はアシル基を表す。
ては、メチル、エチル、プロピルなどの炭素数1〜20個
のものが挙げられる。また、R9とR10が結合して形成す
るアルキレン基としては、テトラメチレン、ペンタメチ
レン等があげられる。ArにおけるR11〜R15のアルキル基
としては炭素数1〜4個のものがあげられる。また、ア
ルケニル基としては炭素数3〜12のものがあげられる。
さらに、R11〜R15のアリール基としてはフェニル基があ
げられる。さらにアルコキシ基としては炭素数1〜4の
ものがあげられる。R16のアシル基としてはアセチル、
プロピオニル、アクリロイル等があげられる。
−8〉、<IV−9〉である。
は通常わずかなものである。また、不適当に多い場合に
は有効光線の遮断等好ましくない結果を生じる。本発明
における光重合開始剤系の量は、光重合可能なエチレン
性不飽和化合物と必要に応じて添加される線状有機高分
子重合体との合計に対して0.01%から60%の範囲で使用
するのが好ましい。より好ましくは、1%から30%で良
好な結果を得る。
と(iii)の成分(ii)の有機染料1重量部に対して成
分(iii)を0.01〜50重量部使用するのが適当であり、
更に好ましくは0.02〜20重量部、最も好ましくは0.05〜
10重量部である。更に成分(iv)を併用する場合には成
分(ii)の有機染料1重量量に対して、成分(iv)を0.
05〜30重量部、最も好ましくは0.2〜5重量部である。
更にまた成分(v)の化合物を併用する場合には成分
(ii)の有機染料1重量部に対して成分(v)を0.01〜
50重量部使用するのが適当であり、より好ましくは0.02
〜20重量部、最も好ましくは0.05〜10重量部である。
ての線状有機高分子重合体を含有させることが好まし
い。このような「線状有機高分子重合体」としては、光
重合可能なエチレン性不飽和化合物と相溶性を有してい
る線状有機高分子重合体である限り、どれを使用しても
構わない。好ましくは水現像或は弱アルカリ水現像を可
能とする水あるいは弱アルカリ水可溶性又は膨潤性であ
る線状有機高分子重合体が選択される。線状有機高分子
重合体は、該組成物の皮膜形成剤としてだけでなく、
水、弱アルカリ水或は有機溶剤現像剤としての用途に応
じて選択使用される。例えば、水可溶性有機高分子重合
体を用いると水現像が可能になる。この様な線状有機高
分子重合体としては、側鎖にカルボン酸を有する付加重
合体、例えば特開昭59−44615号、特公昭54−34327号、
特公昭58−12577号、特公昭54−25957号、特開昭54−92
723号、特開昭59−53836号、特開昭59−71048号に記載
されているもの、すなわち、メタクリル酸共重合体、ア
クリル酸共重合体、イタコン酸共重合体、クロトン酸共
重合体、マレイン酸共重合体、部分エステル化マレイン
酸共重合体等がある。また同様に側鎖にカルボン酸を有
する酸性セルロース誘導体がある。この外に水酸基を有
する付加重合体に環状酸無水物を付加させたものなどが
有用である。特にこれらの中で〔ベンジル(メタ)アク
リレート/(メタ)アクリル酸/必要に応じてその他の
付加重合性ビニルモノマー〕共重合体及び〔アリル(メ
タ)アクリレート/(メタ)アクリル酸/必要に応じて
その他の付加重合性ビニルモノマー〕共重合体が好適で
ある。この他に水溶性線状有機高分子として、ポリビニ
ルピロリドンやポリエチレンオキサイド等が有用であ
る。また硬化皮膜の強度をあげるためにアルコール可溶
性ナイロンや2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)
−プロパンとエピクロロヒドリンのポリエーテル等を有
用である。これらの線状有機高分子重合体は全組成中に
任意な量を混和させることができる。しかし90重量%を
越える場合には形成される画像強度等の点で好ましい結
果を与えない。好ましくは30〜85%である。また光重合
可能エチレン性不飽和化合物と線状有機高分子重合体
は、重量比で1/9〜7/3の範囲とするのが好ましい。より
好ましい範囲は3/7〜5/5である。
組成物の製造中あるいは保存中において重合可能なエチ
レン性不飽和化合物の不要な熱重合を阻止するために少
量の熱重合防止剤を添加することが望ましい。適当な熱
重合防止剤としてはハイドロキノン、p−メトキシフェ
ノール、ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ピロガロー
ル、t−ブチルカテコール、ベンゾキノン、4,4′−チ
オビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,
2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)、N−ニトロソフェニルヒドロキシアミン第一
セリウム塩等があげられる。熱重合防止剤の添加量は、
全組成物の重量に対して約0.01%〜約5%が好ましい。
また必要に応じて、酸素による重合阻害を防止するため
にベヘン酸やベヘン酸アミドのような高級脂肪酸誘導体
等を添加して、塗布後の乾燥の過程で感光層の表面に偏
在させてもよい。高級脂肪酸誘導体の添加量は、全組成
物の約0.5%〜約10%が好ましい。さらに、感光層の着
色を目的として染料もしくは顔料を添加してもよい。染
料および顔料の添加量は全組成物の約0.5%〜約5%が
好ましい。加えて、硬化皮膜の物性を改良するために無
機充填剤や、その他の公知の添加剤を加えてもよい。
種々の有機溶剤に溶かして使用に供される。ここで使用
する溶媒としては、アセトン、メチルエチルケトン、シ
クロヘキサン、酢酸エチル、エチレンジクロライド、テ
トラヒドロフラン、トルエン、エチレングリコールモノ
メチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、エチレングリコールジメチルエーテル、プロピレン
グリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコール
モノエチルエーテル、アセチルアセトン、シクロヘキサ
ノン、ジアセトンアルコール、エチレングリコールモノ
メチルエーテルアセテート、エチレングリコールエチル
エーテルアセテート、エチレングリコールモノイソプロ
ピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル
アセテート、3−メトキシプロパノール、メトキシメト
キシエタノール、ジエチレングリコールモノメチルエー
テル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエ
チレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチ
ルエーテルアセテート、3−メトキシプロピルアセー
ト、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、γ−ブチロラクトン、乳酸メチル、乳酸エチルなど
がある。これらの溶媒は、単独あるいは混合して使用す
ることができる。そして塗布溶液中の固形物の濃度は、
2〜50重量%が適当である。
範囲が適当である。より好ましくは0.5〜5g/m2である。
れる。該寸度的に安定な板状物としては、紙、プラスチ
ック(例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチ
レンなど)がラミネートされた紙、また、例えばアルミ
ニウム(アルミニウム合金も含む。)、亜鉛、銅などの
ような金属の板、さらに、例えば二酢酸セルロース、三
酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、酪酸セルロ
ース、酢酸酪酸セルロース、硝酸セルロース、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポ
リプロピレン、ポリカーボネート、ポリビニルアセター
ルなどのようなプラスチックのフィルム、上記の如き金
属がラミネートもしくは蒸着された紙もしくはプラスチ
ックフィルムなどがあげられる。これらの支持体のう
ち、アルミニウム板は寸度的に著しく安定であり、しか
も安価であるので特に好ましい。更に、特公昭48−1832
7号に記載されているようなポリエチレンテレフタレー
トフィルム上にアルミニウムシートが結合された複合体
シートも好ましい。
場合には、砂目立て処理、珪酸ソーダ、弗化ジルコニウ
ム酸カリウム,燐酸塩等の水溶液への浸漬処理、あるい
は陽極酸化処理などの表面処理がなされていることが好
ましい。
浸漬処理されたアルミニウム板が好ましく使用できる。
特公昭47−5125号に記載されているようにアルミニウム
板を陽極酸化処理したのちに、アルカリ金属珪酸塩の水
溶液に浸漬処理したものが好適に使用される。上記陽極
酸化処理は、例えば、燐酸、クロム酸、硫酸、硼酸等の
無機酸、若しくは蓚酸、スルファミン酸等の有機酸また
はこれらの塩の水溶液又は非水溶液の単独又は二種以上
を組み合わせた電解液中でアルミニウム板を陽極として
電流を流すことにより実施される。
なシリケート電着も有効である。
昭52−30503号に開示されているような電解グレインを
施した支持体と、上記陽極酸化処理および珪酸ソーダ処
理を組合せた表面処理も有用である。
械的粗面化、化学的エッチング、電解グレイン、陽極酸
化処理さらに珪酸ソーダ処理を順に行ったものも好適で
ある。
とえばポリビニルホスホン酸、スルホン酸基を側鎖に有
する重合体および共重合体、ポリアクリル酸、水溶性金
属塩(例えば硼酸亜鉛)もしくは、黄色染料、アミン塩
等を下塗りしたものも好適である。
ために施される以外に、その上に設けられる光重合性組
成物の有害な反応を防ぐため、かつ感光層の密着性の向
上等のために施されるものである。
空気中の酸素による重合禁止作用を防止するため、例え
ばポリビニルアルコール特にケン化度99%以上のポリビ
ニルアルコール、酸性セルロース類などのような酸素遮
断性に優れたポリマーよりなる保護層を設けてもよい。
この様な保護層の塗布方法については、例えば米国特許
第3,458,311号、特公昭55−49729号に詳しく記載されて
いる。
反応により硬化・ゲル化するので、印刷板、プリント基
板等作成の際のフォトレジスト等多方面に適用すること
が可能である。特に本発明の光重合性組成物の特徴であ
る高感度性と可視光領域までの幅広い分光感度特性によ
り、Ar+レーザー等の可視光レーザー用の感光材料に適
用すると良好な効果が得られる。
光に感光性があるため、マイクロカプセルを利用した画
像形成システム用として特に有利に用いることができ
る。
するには例えば、特開昭57−197538号、同61−130945
号、同58−88739号、同58−88740号、欧州特許第223,58
7A1号明細書等を参考にできる。この画像形成方法は例
えば、エチレン性のビニル化合物及び光重合開始剤から
成る光重合開始剤組成物と色素プレカーサーを含むマイ
クロカプセルを支持体に塗設し、この感光シートを画像
様露光して露光部のマイクロカプセルを硬化させた後、
顕色剤シートを重ねて全面加圧することにより、未露光
部のマイクロカプセルを破壊し、色画像形成物質(例え
ば色素プレカーサー)を受像要素(例えば顕色剤層)に
転写し、発色させる方式である。
光したのち、現像液で感光層の未露光部を除去し、画像
を得る。これらの光重合性組成物を平版印刷版の作成に
使用する際の好ましい現像液としては、特公昭57−7427
号に記載されているような現像液があげられ、ケイ酸ナ
トリウム、ケイ酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、水酸化リチウム、第三リン酸ナトリウム、第
二リン酸ナトリウム、第三リン酸アンモニウム、第二リ
ン酸アンモニウム、メタケイ酸ナトリウム、重炭酸ナト
リウム、アンモニア水などのような無機アルカリ剤やモ
ノエタノールアミン又はジエタノールアミンなどのよう
な有機アルカリ剤の水溶液が適当である。該アルカリ溶
液の濃度が0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%に
なるように添加される。
剤やベンジルアルコール、2−フェノキシエタノール、
2−ブトキシエタノールのような有機溶媒を少量含むこ
とができる。例えば、米国特許第3,735,171号および同
第3,615,480号に記載されているものを挙げることがで
きる。
−39464号、同56−42860号の各公報に記載されている現
像液も優れている。
領域の活性光線に対して高感度を有する。従って光源と
しては超高圧、高圧、中圧、低圧の各水銀灯、ケミカル
ランプ、カーボンアーク灯、キセノン灯、メタルハライ
ド灯、可視及び紫外の各種レーザーランプ、蛍光灯、タ
ングステン灯、及び太陽光等が使用できる。
れらの実施例に限定されるものではない。
メッシュのパミストンの水懸濁液とを用いその表面を砂
目立てした後、よく水で洗浄した。10%水酸化ナトリウ
ムに70℃で60秒間浸漬してエッチングした後、流水で水
洗後20%硝酸で中和洗浄し、次いで水洗した。これをVA
=12.7Vの条件下で正弦波の交番波形電流を用いて1%
硝酸水溶液中で160クーロン/dm2の陽極時電気量で電解
粗面化処理を行った。その表面粗さを測定したところ、
0.6μ(Ra表示)であった。引き続いて30%の硫酸水溶
液中で浸漬し55℃で2分間デスマットした後、20%硫酸
水溶液中、電流密度2A/dm2において陽極酸化皮膜の厚さ
が2.7g/m2になるように2分間陽極酸化処理した。
の感光性組成物を乾燥塗布重量が1.4g/m2となるように
塗布し、80℃2分間乾燥させ感光層を形成させた。
ピル)エーテル 2.0 g アリルメタアクリレート/メタクリル酸共重合体(共重
合モル比80/20) 2.0 g 光重合開始剤 Xg フッ素系ノニオン界面活性剤 0.03g メチルエチルケトン 20 g プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 20 g この感光層上にポリビニルアルコール(ケン化度86.5
〜89モル%、重合度1000)の3重量%の水溶液を乾燥塗
布重量が2g/m2となるように塗布し、100℃/2分間乾燥さ
せた。
88nm)の各単色光を用いた。可視光はタングステンラン
プを光源としケンコー光学フイルター(Kenko optical
filter)BP−49を通して得た。感光測定には富士PSステ
ップガイド(富士写真フィルム株式会社製、初段の透過
光学濃度が0.05で順次0.15増えていき15段まであるステ
ップタブレット)を使用して行った。感材膜面部での照
度が25LUXで40秒露光した時のPSステップガイドのクリ
アー段数で示した。この段数の値が大きいほど感度が高
い。
した。
3)の波長488nmのシングルラインをビーム径25μで使
用し、Ar+レーザーの強度を変え、スキャンした(NDフ
イルター使用)。現像後に得られた線巾を測定し25μの
線巾が再現された時のAr+レーザーの強度を感度とし
た。この値が低いほど感度の高い。表中(−)は、極め
て低感度であること、具体的には、48mJ/cm2以上である
ことを意味する。
た。
は、可視光、Ar+レーザー光に対する感度が高いのに対
し、成分(ii)を含んでいない比較例1〜7は可視光、
Ar+レーザー光、いずれに対しても全く感度をもってい
ないことがわかる。
施例16〜29は、成分(iv)を含まない実施例1〜7より
さらに感度が向上していることがわかる。
含む実施例30〜43は、成分(v)を含まない実施例16〜
29よりさらに感度が向上していることがわかる。
成分(ii)を含まない比較例8〜15、成分(iii)を含
まない比較例16〜29はいずれも全く感度がないか、極め
て低いことがわかる。
Claims (3)
- 【請求項1】(i)付加重合性不飽和結合を有する重合
可能な化合物 (ii)一般式[I] (式中R1およびR2は各々独立して水素原子、アルキル
基、置換アルキル基、アルコキシカルボニル基、アリー
ル基、置換アリール基またはアラルキル基を表わす。A
は酸素原子、イオウ原子、セレン原子、テルル原子、ア
ルキルないしはアリール置換された窒素原子、またはジ
アルキル置換された炭素原子を表わす。Xは含窒素ヘテ
ロ五員環を形成するのに必要な非金属原子群を表わす。 Yは置換フェニル基、無置換ないしは置換された多核芳
香環、または無置換ないしは置換されたヘテロ芳香環を
表わす。Zは水素原子、アルキル基、置換アルキル基、
アリール基、置換アリール基、アラルキル基、アルコキ
シ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、置換アミノ
基、アシル基、またはアルコキシカルボニル基を表わ
し、Yと互いに結合して環を形成していてもよい。) で表わされる化合物、および (iii)(イ)炭素−ハロゲン結合を有する化合物、 (ロ)芳香族オニウム塩、 (ハ)有機過酸化物、 (ニ)一般式[II]で示されるチオ化合物: (ここでR3はアルキル基、アリール基または置換アリー
ル基を示し、R4は水素原子またはアルキル基を示す。ま
た、R3とR4は、互いに結合して酸素、硫黄および窒素原
子から選ばれたヘテロ原子を含んでもよいし5員ないし
7員環を形成するのに必要な非金属原子群を表わす。) (ホ)ヘキサアリールビイミダゾール化合物、および (ヘ)ケトオキシムエステル からなる群から選ばれた少なくとも一つの化合物 を含有することを特徴とする光重合性組成物。 - 【請求項2】請求項(1)において、更に (iv) 一般式[III]: (ここで、R5、R6、R7およびR8は互いに同一でも異なっ
ていてもよく、各々置換又は非置換のアルキル基、置換
又は非置換のアリール基、置換又は非置換のアルケニル
基、置換又は非置換のアルキニル基、もしくは置換又は
非置換の複素環基を示し、R5、R6、R7およびR8はその2
個以上の基が結合して環状構造を形成してもよい。ただ
し、R5、R6、R7およR8のうち、少なくとも1つは置換又
は非置換のアルキル基である。Z+はアルカリ金属カチオ
ンまたは第4級アンモニウムカチオンを表わす。) で表わされる化合物を含有することを特徴とする光重合
性組成物。 - 【請求項3】請求項1または2において、更に (v) 一般式[IV]: ここで、Arは下記の一般式の一つから選ばれた芳香族基
を表し、R9、R10は水素原子又はアルキル基を表し、
又、R9とR10は互いに結合してアルキレン基を表しても
良い。 (ただし式中、R11〜R15は互いに同一でも異なっていて
もよく、各々水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ア
ルケニル基、アリール基、置換アリール基、水酸基、ア
ルコキシ基、置換アルコキシ基、−S−R17基、−SO−R
17基又は−SO2R17基を表わすが、但しR11〜R15基の少な
くとも一つは−S−R17基、−SO−R17基又は−SO2R17基
を表し、R17はアルキル基、アルケニル基、R16は水素原
子、アルキル基又はアシル基を表す。 Y2は水素原子又は を表す。)で表わされる化合物を含有することを特徴と
する光重合性組成物。
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