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JP2624414B2 - ピットマンアーム式電動パワーステアリング用可変舵角比操舵装置 - Google Patents

ピットマンアーム式電動パワーステアリング用可変舵角比操舵装置

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Publication number
JP2624414B2
JP2624414B2 JP31374591A JP31374591A JP2624414B2 JP 2624414 B2 JP2624414 B2 JP 2624414B2 JP 31374591 A JP31374591 A JP 31374591A JP 31374591 A JP31374591 A JP 31374591A JP 2624414 B2 JP2624414 B2 JP 2624414B2
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JP
Japan
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steering
angle ratio
pitman arm
sector shaft
variable
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康夫 清水
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は操向ハンドルの回転角
度に対する操向車輪の転舵角度の割合、すなわち舵角比
を変更可能なピットマンアーム式電動パワーステアリン
グ用可変舵角比操舵装置であって、特に、パワーステア
リングとして構成され、操舵系の操舵トルクを検出し、
操舵トルクに基づき電動モータを制御して操舵の補助を
行う可変舵角比操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ピットマンアーム式の操舵装置は、周知
のように、操向ハンドルから操向車輪までの操舵系に操
向ハンドルと一体的に回転するセクタシャフトと、この
セクタシャフトの回転で揺動するピットマンアームとを
有し、ピットマンアームをリンケージによって操向車輪
に連結してピットマンアームの揺動で操向車輪を転舵す
る。
【0003】このようなピットマンアーム式の操舵装置
は、一般に、操向ハンドルに作用する操舵トルクを検出
するトルクセンサを設け、また、セクタシャフトと操向
ハンドルとの間に介在するボールスクリュ機構等のステ
アリングギア機構に油圧アクチュエータを組み付けてパ
ワーステアリングに構成される(インテグラル式パワー
ステアリング)。そして、油圧アクチュエータに供給す
る油圧をトルクセンサで検出された操舵系の操舵トルク
等に基づき制御し、油圧アクチュエータにより操舵を補
助している。
【0004】ところで、車両にあっては、舵角比が車両
の取り廻し性、直進安定性および操舵フィーリング等に
影響を与えることが知られ、本出願人は舵角比を変更で
きる舵角比可変機構が組み付けられた操舵装置を特願平
3−25553号において提案している。そして、この
先願で提案された舵角比可変機構を操舵系に介設するこ
とで上述のピットマンアーム式の操舵装置も舵角比可変
式に構成できると考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た舵角比可変型のピットマンアーム式の操舵装置にあっ
ては、舵角比(出力舵角/入力舵角)を車両の低速走行
時あるいは駐車時に大きく設定し、車両の取り廻し性を
向上させようとしているが、この際、舵角比の増大に応
じて操舵トルクも増大するパワーステアリングの適用が
望まれる。そこで、従来からの油圧パワーステアリング
を適用しようとすると、舵角比が大きい分だけポンプ容
量を増大させなくてはならない。そして、このポンプ
は、一般的にエンジンによって常時回転駆動されている
ために、非操作時においても、作動油のシステム内の環
流ロスが大きいことは周知のとおりであり、これによる
パワーロスが大きいという問題があった。この発明は、
上記問題に鑑みてなされたもので、操向ハンドルの非操
作時のパワーロスをほとんどなくしたピットマンアーム
式電動パワーステアリング用可変舵角比操舵装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、操向ハンドルから操向車輪までの操舵
系に前記操向ハンドルと一体的に回転するセクタシャフ
トおよびセクタシャフトと連結してセクタシャフトの回
転で揺動するピットマンアームを備えるとともに、前記
操向ハンドルに作用する操舵トルクを検出するトルク検
出器と、操舵補助力を発生する電動モータとを設け、こ
の電動モータを前記トルク検出器の出力に基づき制御し
て操向車輪を転舵するピットマンアーム式電動パワース
テアリング用可変舵角比操舵装置において、前記電動モ
ータの出力軸を前記セクタシャフトに連結して電動モー
タの出力をセクタシャフトに付与するとともに、前記ト
ルク検出器をセクタシャフトより操向ハンドル側に位置
させ、前記セクタシャフトと前記トルク検出器との間に
前記操向ハンドルの回転角度に対する前記操向車輪の転
舵角の割合を変更可能な舵角比可変機構を配置したこと
が要旨である。
【0007】
【作用】この発明のピットマンアーム式電動パワーステ
アリング用可変舵角比操舵装置は、セクタシャフトに電
動モータから補助力を付与し、このセクタシャフトより
操向ハンドル側に舵角比可変機構を、さらに、この舵角
比可変機構より操向ハンドル側にトルク検出器を配置す
る。このため、操向ハンドルに加えられる操舵力を舵角
比の如何に関わらずトルク検出手段により検出でき、し
かも、このトルク検出手段からの検出信号によりモータ
パワーをセクタシャフトに作用させて操舵力の軽減を実
施することができる。したがって、操向ハンドルの非操
作時(操舵トルクが検出されない時)には電動モータを
駆動しないために、パワーロスがない。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1から図6はこの発明の一実施例に係るピッ
トマンアーム式電動パワーステアリング用可変舵角比操
舵装置を示し、図1が全体斜視図、図2が要部の断面
図、図3が図2の3−3矢視断面図、図4が図2の4−
4矢視断面図、図5が図2の5−5矢視断面図、図6が
図3の6−6矢視断面図である。
【0009】図1において、11は操向ハンドル、99
は操向ハンドル11が端部に固設されたステアリングシ
ャフトであり、ステアリングシャフト99はギアケース
13に回転自在に支持された入力軸12と連結する。ギ
アケース13には、上部に上述の入力軸12が後方に向
かって突出し、下部にセクタシャフト14が回転自在に
支持されて垂下する。後述するように、このギアケース
13内には種々の機構が内包され、これら機構を介して
入力軸12とセクタシャフト14とが連結する。
【0010】セクタシャフト14には下端にピットマン
アーム15が略直角に連結し、ピットマンアーム15は
前後方向に延在してセクタシャフト14の回動で揺動す
る。ピットマンアーム15には、前端にタイロッド16
Rが連結し、中間部にアイドラアーム18との間でリレ
ーロッド17が橋架される。アイドラアーム18は、ピ
ットマンアーム15と平行に支持され、前端にタイロッ
ド16Lが連結する。タイロッド16L,16Rはそれ
ぞれ左右の操向車輪19L,19Rのナックルアーム等
に連結する。なお、図1中、20はボールジョイントで
あるが、このボールジョイント20については周知であ
るため説明を割愛する。
【0011】図2から図6に示すように、上述した入力
軸12は、ギアケース13に軸受21,22によって回
転自在に支持され、ギアケース13内に位置する中間部
分に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ部12aを有す
る。図3に詳示するように、軸受21は入力軸12に固
定された内輪が断面略コ字状を成して外輪と軸方向両側
および径方向内側でそれぞれニードルを介し係合し、入
力軸12は軸受21によって軸方向変位が禁止される。
【0012】入力軸12にはねじ部12aにボールナッ
ト23が多数のボール24を転動可能に介して螺合し、
これらねじ部12a、ボールナット23およびボール2
4が第1のボールスクリュ機構25を構成する。ボール
ナット23は変換ナット部材26に軸受27,28によ
って回転自在に抱持され、また、ボール24はボールナ
ット23と入力軸12との相対回転で転動してボールナ
ット23に形成された循環孔を経て循環する。周知のよ
うに、ボールスクリュ機構25はねじ部12aの回転と
ボールナット23の軸方向変位とが対応する。
【0013】また、ボールナット23にはピン29が径
方向外方に向けて突設され、図6にも示すように、この
ピン29が変換ナット部材26を貫通してスライダ30
に球面ブッシュ31を介し連結する。スライダ30は、
検出ロッド32内に入力軸12と平行方向に摺動自在に
嵌入し、ボールナット23と一体的に移動する。検出ロ
ッド32は、入力軸12と直角な方向に軸方向移動可能
に延在し、中央部に上述したスライダ30が嵌合する。
【0014】そして、図6に示すように、検出ロッド3
2には一側にスプリング33が係合し、他側にコア部3
2aが形成されてコア部32aの位置が差動トランス3
4で検出される。スプリング33は、検出ロッド32の
端部に固定されたリテーナ35aと検出ロッド32の段
差部に軸方向摺動自在に係合したリテーナ35bとの間
に縮装され、一方のリテーナ35a,35bをギアケー
ス13の段部に係止させて検出ロッド32を所定の中立
位置に付勢する。
【0015】詳細な説明は割愛するが、差動トランス3
4は、一次コイル、二次コイルおよび補償用の三次コイ
ル等を有し、これらが後述するコントローラ90に結線
される。周知のように、この差動トランス34は、一次
コイルに交番電流を供給され、コア部32aの位置に応
じて二次コイルに誘起される電流を出力する。これら検
出ロッド32のコア部32aおよび差動トランス34は
操舵トルクを検出するトルクセンサ(トルク検出器)3
6を構成する。
【0016】変換ナット部材26は、図3に明示される
ように、入力軸12が遊挿する中空状を成し、ギアケー
ス13内に軸方向運動自在かつ回動可能に収容されてい
る。変換ナット部材26は、一側の内周部に上述のボー
ルナット23を抱持し、他側の外周に溝26aが形成さ
れ、中間部外周にアーム部26bが一体に突設されてい
る。この変換ナット部材26は、溝26aに複数のボー
ル37が転動自在に嵌入しボール37を介しウォームホ
イール38と一体回動かつ軸方向相対変位可能に結合
し、また、アーム部26bがレバー部材55と係合して
いる。
【0017】ウォームホイール38は、図3に示される
ように、中空筒状を成し、軸受39,40でギアケース
13に回転自在に支持される。このウォームホイール3
8には、内周部に上述のボール37が転動自在に嵌入す
る転動溝38aが形成され、また、外周部に被動ギア4
1とセンサ用ギア42とが設けられる。このウォームホ
イール25は、上述のように転動溝38aに嵌入したボ
ール37で変換ナット部材26と連結し、また、被動ギ
ア41がウォーム43と噛合し、センサ用ギア42がア
イドラギア44を介し舵角比センサ49の検知ギア45
に噛合する。
【0018】ウォーム43は、図2に明示されるよう
に、ギアケース13に軸受46,47で回転自在に支持
され、舵角比調節用のモータ48に連結される。このウ
ォーム43は、モータ48によって駆動されて回転し、
ウォームホイール38、すなわち変換ナット部材26を
回転させる。
【0019】舵角比センサ49は、図3に詳示されるよ
うに、固設されたナット部材50にコア部51aを有す
るコア部材51が入力軸12と平行に軸方向変位可能に
螺合し、このコア部材51の軸方向変位を差動トランス
52で検出する。コア部材51は、上述の検知ギア45
が固設され、検知ギア45の回転で軸方向に変位し、そ
の位置がウォームホイール38の回転角、すなわち舵角
比を表す。差動トランス52は、上述の差動トランス3
4と同様に各コイルがコントローラ90に結線され、コ
ントローラ90に舵角比を表す検知信号を出力する。
【0020】一方、前述したレバー部材55は、図4に
詳示されるように、2つの係合孔55a,55bが入力
軸12と直角な方向に形成され、また、入力軸12と直
角な方向の両側にそれぞれ支軸56と前述のセクタシャ
フト14とが一体に形成される。このレバー部材55
は、支軸56およびセクタシャフト14が軸受57,5
8でギアケース13に回動自在に支持され(回動中心
C、図3および図4参照)、前述したように、セクタシ
ャフト14は垂下してピットマンアーム15と連結す
る。
【0021】そして、このレバー部材55は、一方の係
合孔55aに入力軸12が挿通し、他方の係合孔55b
に補助入力軸59とボールナット64とが挿通する。図
2に明示されるように、レバー部材55の係合孔55a
には内周面に変換ナット部材26の軸方向両側でボール
を2列に配置した軸受60が設けられ、この軸受60の
内輪に球面軸受61が枢動自在に取り付けられ、また同
様に、係合孔55bには球面軸受62が設けられる。そ
して、係合孔55aに球面軸受61および軸受60を介
し変換ナット部材26のアーム部26bの先端が係合
し、係合孔55bには球面軸受62を介しボールナット
64に形成されたアーム部64aが係合する。なお、図
5に示すように、ボールナット64はナット部材64b
と抱持部材64cとを一体に組み付けてなるが、その詳
細な説明は割愛する。
【0022】上述した変換ナット部材26、ウォームホ
イール38、ウォーム43、モータ48およびレバー部
材55が舵角比可変機構70を構成する。この舵角比可
変機構70は、モータ48により駆動されて変換ナット
部材26が回動し、この変換ナット部材26のアーム部
26bとレバー部材55との係合位置がレバー部材55
の回動中心Cに対し変化し、舵角比を変える。すなわ
ち、図4に示すように、変換ナット部材26のアーム部
26bが実線位置であればレバー部材55の回動中心C
からレバー部材55の係合孔55aとアーム部26bと
の係合部までの距離(腕の長さ)が大きく舵角比は小さ
くなるが、アーム部26bが鎖線位置であれば腕の長さ
が小さく舵角比は大きくなる。
【0023】ボールナット64は、図5に詳示されるよ
うに、ギアケース13内に回転を禁止かつ軸方向移動可
能に収容され、前述の補助入力軸59に形成されたねじ
部59aに多数のボール65を介し螺合する。補助入力
軸59は、軸受63で回転自在かつ軸方向移動を禁止さ
れてギアケース13に支持され、一端部が補助力発生用
の電動モータ67と連結される。これら補助入力軸59
のねじ部59aおよびボールナット64は、第2のボー
ルスクリュ機構66を構成し、前述した第1のボールス
クリュ機構25と同様に補助入力軸59の回転角とボー
ルナット64の軸方向変位とが対応する。
【0024】電動モータ67は、コントローラ90に結
線され、コントローラ90から給電されて補助入力軸5
9を回転駆動する。この電動モータ67は、その出力ト
ルクが第2のボールスクリュ機構66を経てレバー部材
55に付与され、このレバー部材55からセクタシャフ
ト14に作用する。
【0025】コントローラ90は、マイクロコンピュー
タ等を有し、前述したトルクセンサ36および舵角比セ
ンサ49が接続し、また、図3に示すように車速センサ
80が接続する。このコントローラ90は、各センサ3
6,49,80の検知信号に基づき電動モータ48,6
7への給電を制御し、舵角比を高車速時に小さく、ま
た、電動モータ67の出力トルクを高車速時に小さくす
る。
【0026】この実施例にあっては、モータ48により
駆動して変換ナット部材26を軸方向に移動させ、レバ
ー部材55の揺動中心Cから変換ナット部材26のアー
ム部26bとの係合部までの距離(腕の長さ)を変え、
舵角比を変える。そして、モータ48への通電を車速セ
ンサの80の検知信号、すなわち車速に基づき制御し、
舵角比を高車速時に小さく、低車速時に大きくする。こ
のため、低車速時の取り廻し性と高車速時の操縦安定性
とをともに向上させることができる。
【0027】また、この実施例は、電動モータ67の出
力を第2のボールスクリュ機構66およびレバー部材5
5を介しセクタシャフト14に付与し、操舵を補助す
る。そして、電動モータ67への給電をトルクセンサ3
6および車速センサ80の出力信号、すなわち操舵トル
クと車速とに基づき制御し、電動モータ67の出力トル
クを高車速時に小さく、低車速時に大きくする。このた
め、良好な操舵フィーリングが得られる。
【0028】ここで、この実施例にあっては、電動モー
タ67の出力トルクを第2のボールスクリュ機構66を
介しレバー部材55、すなわちセクタシャフト14に付
与し、また、トルクセンサ36が第1のボールスクリュ
機構25のボールナット23の回動変位で操舵トルクを
検出し、トルクセンサ36が操舵系で電動モータ67お
よび舵角比可変機構70より操向ハンドル11側に位置
する。このため、トルクセンサ36の検出値が舵角比の
変化によって大きな影響を受けることがなく、操舵フィ
ーリングを最適とする制御を行うことができる。
【0029】そして、いわゆるセンターオープン型のコ
ントロールバルブで油圧シリンダに圧油を供給して補助
力を発生する従来の油圧式のパワーステアリング装置と
比較すると、油圧ポンプをエンジンにより常時駆動する
必要がなくなるため、省エネルギを図ることができる。
特に、このような油圧式のパワーステアリング装置は、
舵角比が大きな低車速時において大きな補助力を発生さ
せなければならず、そのために、ポンプ容量を大きくす
る必要がありパワーロスも大きなものとなるが、本実施
例では操向ハンドル11の非操作時において電動モータ
67を駆動しないためにパワーロスをなくすことができ
る。
【0030】なお、上述した実施例では、トルクセンサ
36を第1のボールスクリュ機構25のボールナット2
3の変位でトルクを検出するように構成するが、入力軸
12をトーションバーで連結する2部材から構成して2
部材の相対変位からトルクを検出するように構成するこ
とも可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るピ
ットマンアーム式電動パワーステアリング用可変舵角比
操舵装置によれば、電動モータが出力する補助力をセク
タシャフトに与えるとともに、セクタシャフトより操向
ハンドル側に操舵トルクを検出するトルクセンサを配置
し、このトルクセンサとセクタシャフトとの間に舵角比
可変機構を配置したため、舵角比の変化に影響されるこ
となく操舵トルクを検出でき、操舵フィーリングを最良
とする制御が可能になり、さらに、操向ハンドルの非操
作時のパワーロスをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るピットマンアーム式
電動パワーステアリング用可変舵角比操舵装置の全体模
式構成図
【図2】同可変舵角比操舵装置の要部断面図
【図3】図2の3−3矢視断面図
【図4】図2の4−4矢視断面図
【図5】図2の5−5矢視断面図
【図6】図3の6−6矢視断面図
【符号の説明】
11 ・・・ 操向ハンドル、14 ・・・ セクタシャフト、1
5・・・ ピットマンアーム、19L,19R ・・・ 操向車
輪、25・・・ 第1のボールスクリュ機構、36 ・・・ ト
ルクセンサ(トルク検出器)、49 ・・・ 舵角比セン
サ、66 ・・・ 第2のボールスクリュ機構、67 ・・・ 電
動モータ、70 ・・・ 舵角比可変機構、80 ・・・ 車速セ
ンサ、90 ・・・ コントローラ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操向ハンドルから操向車輪までの操舵系
    に前記操向ハンドルと一体的に回転するセクタシャフト
    およびセクタシャフトと連結してセクタシャフトの回転
    で揺動するピットマンアームを備えるとともに、前記操
    向ハンドルに作用する操舵トルクを検出するトルク検出
    器と、操舵補助力を発生する電動モータとを設け、この
    電動モータを前記トルク検出器の出力に基づき制御して
    操向車輪を転舵するピットマンアーム式電動パワーステ
    アリング用可変舵角比操舵装置において、 前記電動モータの出力軸を前記セクタシャフトに連結し
    て電動モータの出力をセクタシャフトに付与するととも
    に、前記トルク検出器をセクタシャフトより操向ハンド
    ル側に位置させ、前記セクタシャフトと前記トルク検出
    器との間に前記操向ハンドルの回転角度に対する前記操
    向車輪の転舵角の割合を変更可能な舵角比可変機構を配
    置したことを特徴とするピットマンアーム式電動パワー
    ステアリング用可変舵角比操舵装置。
JP31374591A 1991-10-30 1991-10-31 ピットマンアーム式電動パワーステアリング用可変舵角比操舵装置 Expired - Fee Related JP2624414B2 (ja)

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