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JP2621186B2 - 転写用バンプの形成方法 - Google Patents

転写用バンプの形成方法

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Publication number
JP2621186B2
JP2621186B2 JP62165757A JP16575787A JP2621186B2 JP 2621186 B2 JP2621186 B2 JP 2621186B2 JP 62165757 A JP62165757 A JP 62165757A JP 16575787 A JP16575787 A JP 16575787A JP 2621186 B2 JP2621186 B2 JP 2621186B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bump
plating
substrate
semiconductor element
conductive film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62165757A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS649643A (en
Inventor
哲郎 河北
賢造 畑田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP62165757A priority Critical patent/JP2621186B2/ja
Publication of JPS649643A publication Critical patent/JPS649643A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2621186B2 publication Critical patent/JP2621186B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は転写用バンプの形成方法に関するものであ
る。
従来の技術 従来例を第4図,第5図とともに説明する。まず第4
図に示すように絶縁基板11上にめっき用の電極として導
電膜12が全面に形成されている。この導電膜12には、Ti
/Ptが用いられている。導電膜12上には、めっき用のマ
スクとして感光性絶縁樹脂13が塗布され、半導体素子の
電極に対向する位置に開口部14が設けらている。この転
写用バンプの形成基板15を用いて、電解めっき法に開口
部14にバンプ16を形成する。次に第5図aに示すように
フィルムキャリアのインナーリード16と形成されたバン
プ17とを位置合せし、熱圧着によって、インナーリード
16側にバンプ17を転写させる。こうした後、第5図bに
示すようにバンプ17つきインナーリード16を半導体素子
18の電極19上に位置合せし、この電極19との接合が行な
われ、半導体素子18の電極19とインナーリード16の電気
的接続が完了する。
発明が解決しようとする問題点 転写用バンプ形成基板上に形成したバンプをリード側
に転写させる上で一番重要なことは、転写しやすいバン
プを形成することであり、それは、基板上に形成された
導電膜とその上に形成されるバンプとの界面の状態で決
定される。そして、バンプを転写しやすいような界面状
態にしてやるには初期のめっき電流密度をコントロール
してやることが重要である。しかし従来においては、め
っき用マスクを形成する際、感光性絶縁樹脂をスピンナ
ー等で塗布するため、ピンホールの発生がおこる。この
ため、このピンホールを通してめっき電流のリークがお
こり、めっき電流密度のコントロールが行えなくなり、
形成したバンプが基板から剥離しにくくなる。またピン
ホールがバンプを形成する開口部付近にあると、めっき
を行なったときに同様にめっきされてしまい、リード側
へ転写する際に、バンプとともに転写されてしまうこと
がある。このため、半導体素子等の電極とバンプ付きリ
ードを接合したとき、電極以外の部分とでショートをお
こしてしまい、半導体素子の破損の原因となる。また、
転写用バンプ形成基板の導体配線材料としては、一度め
っきによって形成したバンプが剥離しやすい。すなわち
Auめっき層との密着性が悪いという点でITOを用いる場
合が多い。しかしながらITO膜は比抵抗が高いため4〜
5インチ程度の基板においても基板内で均一な高さのバ
ンプを得ることができず、5〜10μmほどのバンプ厚の
差が生じてしまう。このためITOの比抵抗を小さくする
ためにどうしても膜圧を厚くしてやる必要がある。こう
した場合、絶縁基板上に形成された導電膜(ここではIT
O膜)が半導体素子の電極に対応した位置と、それらが
すべて導通するように配線された位置にのみ形成された
構造とすると、絶縁基板とITO膜との段差が大きくなる
ため、めっき用マスクであるフォトレジストでITO膜を
覆う場合、十分に覆うことができず段差部でのフォトレ
ジストのクラック,ピンホールが多発する。このため前
記した理由により、形成したバンプが基板から剥離しに
くくなったり、電極以外部分でショートをおこして半導
体素子の破損の原因になったりする。
問題点を解決するための手段 本発明の転写用バンプの形成方法は、上記の課題を解
決するため、半導体素子の電極に対応した位置に選択的
に導電膜が形成された絶縁性基板に対してレジストを用
いて導電膜上に電解めっき法により転写用バンプを形成
するに際して、導電膜が全て配線により導通されてお
り、かつ、導電膜と絶縁性基板との間に段差が生じない
ように導電膜が絶縁性基板に埋設された構成となってい
る。
作用 本発明は前記した構成により、めっき用マスクのピン
ホールや、絶縁基板とその上に形成された導体配線との
段差によって生じるめっき用マスクのクラック,ピンホ
ールが原因となって生じるめっき電流のリークを抑える
ことができるとともに、ピンホールによる不必要部分へ
のめっきも防ぐことができる。
実 施 例 以下に本発明の一実施例について説明する。第1図a
−gとともに半導体素子の電極がチップ周辺部のみにあ
る場合について説明する。まず第1図aに示すようにガ
ラス基板1上に半導体素子の電極が形成されている領域
よりも小さい領域にのみ、レジスト2を1.5〜3.0μm程
度形成する。そして第1図bに示すようにレジスト2で
覆われている以外の部分をフッ酸とフッ化アンモニウム
の混合液によって5000〜10000Å程度エッチングする。
そして次に第1図cに示すようにリフトオフ法によりガ
ラス基板1をエッチングした深さだけガラス基板全面に
ITO膜3を形成し、その後第1図dに示すようにレジス
ト2を除去することによって、ガラス基板1のエッチン
グされた部分にのみ、同じ厚みのITO3を埋め込む。これ
により、ITO膜3とガラス基板1との間には段差が生じ
ない状態となる。このようにして形成されたガラス基板
1の平面図を第1図eに示す。そして次に第1図fに示
すようにITO膜3上の半導体素子の電極に対応した位置
に開口部4とITO膜3がないガラス基板1の部分に開口
部4′をレジスト5によって形成する。第1図gに第1
図fの断面図を示す。これにより、半導体素子の電極に
対応した位置に選択的に導電膜が形成されたことにな
る。このようにして形成した転写用バンプ形成基板を用
い、電解めっき法にて、半導体素子の電極に対応した部
分の開口部4にバンプ6を形成する。
また、半導体素子の電極がチップ周辺部にある例とし
て、第1図a〜dと同様の工程を経て、第2図aに示す
ような、半導体素子の電極に対応する部分とそれらがす
べて導通であるようパターンにITO膜3を埋めこんだガ
ラス基板1をつくる。そして第2図bに示すように、IT
O膜3上の半導体素子の電極に対応した部分以外をすべ
てレジスト3によって覆う。この断面図を第2図cに示
す。このようにして形成した基板を用い、電極めっき法
によって、半導体素子の電極に対応した部分にのみバン
プ4を形成する。
次に第3図において、半導体素子の電極がチップ全面
にある場合を説明する。まず第1図a〜dと同様の工程
を経て、第3図aに示すような半導体素子の全面に形成
された電極を対応する部分と、それらがすべて導通であ
るようなパターンにITO膜3を埋めこんだガラス板1を
形成する。そして第3図bに示したよに、ITO膜3上の
半導体素子の電極に対応した位置に開口部4をレジスト
によって形成する。このときの断面図を第3図cに示
す。このようにして形成した基板を用い電解めっき法に
よって、半導体素子の電極に対応した位置の開口部4に
のみバンプ5を形成する。
発明の効果 以上のように、本発明の転写用バンプ形成方法によれ
ば、バンプを形成するのに必要最小限の領域にしか、導
電膜が形成されていないので、たとえめっき用マスクに
ピンホールが存在しても、不要部分にめっきがつくのを
大幅に抑えることが可能である。また転写バンプ方式に
おいては、基板からバンプを剥離させることが最大のポ
イントであるため導電膜にはめっき層との密着性が悪い
ITOを用いる場合が多い。ITOを用いたときには比抵抗が
高いため基板内でのバンプ厚を均一にするため膜厚を厚
くしてやる必要がある。こうしたとき、導電膜を絶縁基
板内に埋設させた構造にしているため、絶縁基板とITO
との段差部でめっき用マスクのクラック,ピンホールが
生じることがなく、不要部分にめっきがつくことを防ぐ
ことが可能となる。このように不要部分へのめっきを防
ぐことは、流した電流がすべてバンプ形成に用いられる
ことになる。このため、めっき時の電流密度をコントロ
ールすることが容易になりバンプ形成用基板から剥離し
やすい。すなわちリード側に転写しやすいバンプを容易
に形成することができる。また不要部分へのめっきを抑
えられることで、リード側にバンプを転写する工程でバ
ンプ以外のめっき物(主にピンホールによるもの)がリ
ード側につくことがないため、半導体素子の電極とバン
プのついたリードとを接合する際に、電極以外の部分で
ショートすることがなくなるため素子の破損を防ぐこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の実施例における転写用バンプ
形成基板の製造工程を示す工程図、第4図,第5図は従
来の転写用バンプ形成基板を示す断面図である。 1……ガラス基板、2……レジスト、3……ITO膜、4,
4′……開口部、5……レジスト。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体素子の電極に対応した位置に選択的
    に導電膜が形成された絶縁性基板に対してレジストを用
    いて前記導電膜上に電解めっき法により転写用バンプを
    形成する転写用バンプの形成方法であって、前記導電膜
    が全て配線により導通されており、かつ、前記導電膜と
    前記絶縁性基板との間に段差が生じないように前記導電
    膜が前記絶縁性基板に埋設されていることを特徴とする
    転写用バンプの形成方法。
JP62165757A 1987-07-02 1987-07-02 転写用バンプの形成方法 Expired - Lifetime JP2621186B2 (ja)

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JPS649643A JPS649643A (en) 1989-01-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0640559B2 (ja) * 1985-08-26 1994-05-25 松下電器産業株式会社 転写バンプ基板の形成方法

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JPS649643A (en) 1989-01-12

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