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JP2619583B2 - リーチ型フォークリフト - Google Patents

リーチ型フォークリフト

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Publication number
JP2619583B2
JP2619583B2 JP4059287A JP5928792A JP2619583B2 JP 2619583 B2 JP2619583 B2 JP 2619583B2 JP 4059287 A JP4059287 A JP 4059287A JP 5928792 A JP5928792 A JP 5928792A JP 2619583 B2 JP2619583 B2 JP 2619583B2
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JP
Japan
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steering
steering angle
wheel
drive wheel
extension
Prior art date
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Application number
JP4059287A
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English (en)
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JPH05221334A (ja
Inventor
郁也 刀谷
茂 広岡
忍 田中
Original Assignee
日本輸送機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本輸送機株式会社 filed Critical 日本輸送機株式会社
Priority to JP4059287A priority Critical patent/JP2619583B2/ja
Publication of JPH05221334A publication Critical patent/JPH05221334A/ja
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Publication of JP2619583B2 publication Critical patent/JP2619583B2/ja
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、左右のロードホイール
を操舵可能としたリーチ型フォークリフトに係り、ハン
ドル操作に応じて極めて小さな旋回を行い得るものに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、図20に示すように、リーチ型フ
ォークリフト(以下、単にフォークリフトという)a
は、左右のロードホイールb、cがストラドルアーム
d、dに回転方向のみ自在に軸支されている。従って、
フォークリフトaの旋回中心は、左右のロードホイール
b、cの回転軸(不図示)を結ぶ軸f上に並ぶこととな
る。
【0003】また、かかるフォークリフトaを最小旋回
半径R1で旋回させるためには、ドライブホイールgの
回転軸の延長線が、前記旋回中心が並ぶ軸fの中点hに
交差するよう前記ドライブホイールgを操舵すれば良
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
構成では、旋回中心点を、略車体中心に位置させる事が
できず、旋回半径が大きくなり好ましいものではない。
特に、フォークリフトは、通常きわめて幅狭な倉庫内通
路での荷役走行作業を強いられるものであるため、上述
の最小旋回半径がより小なるものであることが望まれて
いる。
【0005】本発明は上記実状に鑑み案出されたもの
で、その目的は通常のリーチ型フォークリフトの運転フ
ィーリングを基調としつつ、ハンドル操作に応じ、旋回
中心を前記左右のロードホイールb、cの回転軸を結ぶ
軸よりも車体中心に位置させる事により、従来よりき
わめて小さな旋回半径で旋回し得るリーチ型フォークリ
フトを提供する事にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、左右のストラ
ドルアーム各々に操舵可能に支持されたロードホイール
と、該左右のロードホイールの操舵角を検出する手段
と、ハンドルにて操舵さ れるドライブホイールと、この
ドライブホイールの操舵角を検出する手段とを具えたリ
ーチ型フォークリフトであって、 前記ドライブホイール
において、直進位置から反時計回りを正の操舵角とし、
直進位置から時計回りを負の操舵角とするとき、 前記ド
ライブホイールの操舵角θ D が0の場合、前記左右のロ
ードホイールの操舵角θ L 、θ R を0とするとともに、
前記ドライブホイールの操舵角θ D が正の場合、 右のロ
ードホイールの操舵角θ R を、前記ドライブホイールの
操舵角θ D に、定数である右の操舵利得G R を乗じるこ
とによりドライブホイールの操舵角θ D と比例した角度
に操舵し、 かつ左のロードホイールを、該左のロードホ
イールの回転軸の延長線が、前記ドライブホイールの回
転軸の延長線と前記右のロードホイールの回転軸の延長
線とが交差する旋回中心点に交わる操舵角θ L に操舵す
るとともに、 前記ドライブホイールの操舵角θ D が負の
場合、 左のロードホイールの操舵角θ L を、前記ドライ
ブホイールの操舵角θ D に、定数である左の操舵利得G
l を乗じることにより前記ドライブホイールの操舵角θ
D と比例した角度に操舵し、 かつ右のロードホイール
を、該右のロードホイールの回転軸の延長線が、前記ド
ライブホイールの回転軸の延長線と前記左のロードホイ
ールの回転軸の延長線とが交差する旋回中心点に交わる
操舵角θ R に操舵する制御装置を具え、 しかも前記左右
の操舵利得G L 、G R は、 リーチ型フォークリフトの前
記左右のロードホイールの操舵中心L、Rを結ぶ軸より
も車体中心側に予め設定した基準旋回中心点Sに、前記
ドライブホイールの回転軸の延長線が交わるドライブホ
イールの正の操舵角θ DR 前記ドライブホイールの回転
軸の延長線が前記基準旋回中心点Sに交わるドライブホ
イールの負の操舵角θ DL 前記右のロードホイールの回
転軸の延長線が前記基準旋回中心点Sに交わるときの該
右のロードホイールの操舵角θ RE 及び前記左のロード
ホイールの回転軸の延長線が前記基準旋回中心点Sに交
るときの該左のロードホイールの操舵角θ LE におい
て、 L =(θ LE /θ DL )、G R =(θ RE /θ DR )であ
ることを特徴としたものである。
【0007】また、前記請求項2記載の発明では、前記
制御装置は、前記ドライブホイールの操舵角θ D が正か
つ前記ドライブホイールの回転軸の延長線が前記右のロ
ードホイールの操舵中心Rに交わる正の角度θ GR よりも
大きい場合のみ、 前記右のロードホイールを、ドライブ
ホイールの操舵角θ D に前記右の操舵利得G R を乗じた
角度に操舵し、 かつ左のロードホイールを、該左のロー
ドホイールの回転軸の延長線が、前記ドライブホイール
の回転軸の延長線と前記右のロードホイールの回転軸の
延長線とが交差する旋回中心点に交わる操舵角θ L に操
舵するとともに、 前記ドライブホイールの操舵角θ D
負かつ前記ドライブホイールの回転軸の延長線が前記左
のロードホイールの操舵中心Lに交わる負の角度θ GL
りも小さい場合のみ、 前記左のロードホイールを、ドラ
イブホイールの操舵角θ D に前記左の操舵利得G L を乗
じた角度に操舵し、 かつ右のロードホイールを該右のロ
ードホイールの回転軸の延長線が、前記ドライブホイー
ルの回転軸の延長線と前記左のロードホイールの回転軸
の延長線とが交差する旋回中心点に交わる操舵角θ R
操舵することを特徴としたものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、フォークリフトの旋回時に
は、ドライブホイールの操舵角に定数である操舵利得を
乗じて一のロードホイールの操舵角が決定され、他
のロードホイールの操舵角は、前記ドライブホイール及
び操舵利得を乗じて決定された一方のロードホイールの
いわゆる幾何学的関係によって定まる旋回中心点と一致
し得るよう操舵制御される。また、前記操舵利得は、従
来よりも車体中心側に位置する基準旋回中心点Sを予
め、かつこの基準旋回中心点Sにドライブホイ ールの回
転軸の延長線が交わるときに、左右のロードホイールも
この基準旋回中心点Sを中心に旋回しうる操舵角となる
よう定められる。
【0009】従って、リーチ型フォークリフトの旋回中
心の軌跡を常時連続させうるとともに、従来よりも車体
中心側の旋回中心点でフォークリフトを旋回させること
が可能となる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を以下、図面に基づき説明す
る。図1に示す如く、リーチ型フォークリフト(以下、
単にフォークリフトという)1は、本体部2と、該本体
部2から突出する左右のストラドルアーム20、20各
々にロードホイール5、6を操舵可能に支持すると共
に、前記本体部2にハンドル3にて操舵可能なドライブ
ホイール4を備えている。
【0011】ドライブホイール4は、本体部2に対し、
ハンドル3と機械的に連係する旋回自在な旋回ギヤ17
に支承され、該旋回ギヤ17には、その回転量を検出し
得るポテンショメータ18が取り付けられ、これにより
ドライブホイール4の操舵角を検出しうる。尚、図示し
ていないが、ドライブホイール4の側方には走行安定性
を確保すべくキャスタ輪が配される。
【0012】また、前記ストラドルアーム20、20間
には、前後にスライドしうると共に、リフトシリンダ
(不図示)にて昇降動可能に荷役具7が装着されてい
る。
【0013】前記ロードホイール5、6はフトラドルア
ーム20に対し旋回自在な旋回ブラケット8、9に各々
回動自在に支承されており、該旋回ブラケット8、9に
はチェーン、或いはベルト等の伝導具10、10を介し
てステアリングモータ11、12が各々装着される。従
って、前記ステアリングモータ11、12を回転駆動す
る事により、左右のロードホイール5、6を各々操舵中
心点L、Rを中心として操舵することが可能である。
尚、本例では、ロードホイールの中心が操舵中心点とな
るものを例示するが、これ以外にもいわゆるキングピン
オフセットを所定量設けるよう構成してもよい。
【0014】前記ステアリングモータ11、12の出力
軸には、その回転量を検出し得るポテンショメータ1
3、14が取り付き、左右のロードホイール5、6の操
舵角を検出しうるよう構成される。
【0015】又、本体部2には制御装置16が設けられ
る。制御装置16は、図2に示す如くA/Dコンバー
タ、プログラム等が記憶されるROM、作業用メモリで
あるRAM、マイクロプロセッサであるMPU、D/A
コンバータ及びモータコントローラ19とから構成さ
れ、これらはバスライン若しくはI/Oにより結ばれて
いる。
【0016】A/Dコンバータには、各ポテンショメー
タ18、14、13からそれぞれの車輪の操舵角θD
θR 、θL が入力される。又A/Dコンバータでは、入
力された信号をアナログ信号からデジタル信号に変換す
る。
【0017】上記信号に基づいて、MPUにより左右ロ
ードホイール5、6の操舵角θL 、θR の演算が行われ
る。尚、この演算処理手順はROMに記憶されており、
これについては後述する。
【0018】また、MPUにて演算された左右のロード
ホイール5、6の操舵角θl 、θRは、該演算結果と現
在の操舵角の検出値との偏差に基づいて、左右のロード
ホイール5、6の旋回速度が決定され、D/Aコンバー
タにてアナログ変換された後、モータコントローラ19
を経て左右のステアリングモータ11、12各々へと出
力される。
【0019】尚、モータコントローラ19には、MPU
からI/Oを介して制御信号が入力され、ステアリング
モータ11、12の正転、逆転、異常時の強制ロック等
のコントロールが行われる。
【0020】次に、MPUの処理手順を、図3に示すフ
ローチャートに基づき各ステップを説明する。
【0021】先ず、RAMやI/O等をイニシアルする
(S1、S2)。
【0022】次に、フォークリフト1のドライブホイー
ル4の操舵角θD 及び左右のロードホイールの操舵角θ
L 、θR をそれぞれRAMに読み込む(S3〜S5)。
ここで、図4に示す如く、左右のロードホイール5、6
の操舵角θL 、θR は、それぞれ軸Gと、ロードホイー
ル5、6の操舵中心L、Rから、各ロードホイールの回
転軸の中心線の延長線HL 、HR (以下、単に延長線H
L 、HR )とのなす角をいうものとする。尚、軸Gは、
左右のロードホイール5、6の操舵中心L、Rを結んだ
線である。
【0023】同様にドライブホイール4の操舵角θ
D は、ドライブホイール4の回転軸の中心線の延長線H
F (以下、単に延長線HF という)と、車体中心線と垂
直な軸とのなす角をいい、それぞれの角度は、すべて反
時計回りを正、時計回りを負として考える。従って、ド
ライブホイール4の操舵角θD が正である場合には、フ
ォークリフトは旋回状態となり、負の場合には左旋回
状態となる。
【0024】次に、MPUでは、フォークリフトのドラ
イブホイール4の操舵角θD が零か否か、即ち直進状態
か旋回状態にあるかを判断する(S6)。ドライブホイ
ール4の操舵角θD が零であれば(S6でY)左右の
ロードホイール5、6の操舵角θR 、θL を共に零と
し、(S7、S8)これをモータコントローラ19に出
力する(S9)。従って、上述のモータコントローラ1
9によって左右のロードホイール5、6の操舵角θR
θL は共に零となるようフィードバック制御される。
【0025】又、ドライブホイール4の操舵角θD が零
でない場合、即ち旋回状態である場合には、その方向を
検出する(S10)。ドライブホイール4の操舵角が正
であれば(S10でY)、前述の如くフォークリフト1
は右旋回状態となる。かかる場合には、右ロードホイー
ル6の操舵角θR は、ドライブホイール4の操舵角θD
予め定めた定数である右の操舵利得GR を乗じること
により、該ドライブホイールの操舵角θ D と比例した角
度となるように決定する。
【0026】一方、フォークリフト1が左旋回状態、即
ちドライブホイール4の操舵角θDが負の場合には(S
10でN)、左ロードホイール5の操舵角θL は、ドラ
イブホイール4の操舵角θD 予め定めた定数である左
操舵利得G L を乗じることにより、該ドライブホイー
ルの操舵角θ D と比例した角度となるように決定する。
【0027】従って、ドライブホイール4の操舵角θ D
と、左右いずれかのロードホイールの操舵角θ L 又はθ
R とが常に比例関係となり、この両者間の比例定数を、
本発明では操舵利得という。
【0028】尚、上記操舵利得は、フォークリフトの車
体寸法や使用環境、用途等を考慮して基準となる旋回中
心点を如何に定めるかによって種々選択しうるものであ
るが、本例では、好適な2、3の実施例を以下に記す。
【0029】先ず、操舵利得の第一例について図5、図
6に基づき説明する。本例では、フォークリフト1が荷
を積載した状態で最小旋回半径にて旋回し得るよう、左
右のロードホイールの操舵中心L、Rを結ぶ軸よりも車
体中心側に基準旋回中心点Sを予め設定する。そして、
右の操舵利得G R は、図5の如く、ドライブホイール4
の延長線HF が、基準旋回中心点Sに交わ正の操舵角
θDRと、右ロードホイールの延長線HR が前記基準車体
中心点Sに交わ正の操舵角θREを求め、両者の比で
決定しうるものを例示する。
【0030】又、左の操舵利得G L は、図6の如く、ド
ライブホイール4の延長線H F が、基準旋回中心点Sに
交わの操舵角θDLと、左ロードホイールの延長線H
L が前記基準車体中心点Sに交わの操舵角θLEとを
予め求め、両者の比で決定しうるものを例示する。
【0031】いま、前記基準旋回中心点Sを原点0とす
る直交座標系(x−y)を考え、左右ロードホイール
5、6の操舵中心L、Rの座標をそれぞれ(xL
l )(xR , R )とし、ドライブホイール4の操舵
中心Dの座標をそれぞれ(xD ,yD )とすると、前記
右の操舵利得GR は、数1で求めることができ、左の
舵利得Gl は数8で求め得る。
【数1】
【数8】
【0032】尚、これらの操舵利得GR 、GL は、予め
ROM内に記憶させておく。然して、ドライブホイール
4の操舵角θD 正の場合には右ロードホイールの操舵
θ R は、数2に示す如くドライブホイール4の操舵角
θD に前記右の操舵利得GR を乗じて決定し(S1
1)、又ドライブホイール4の操舵角θ D 負の場合に
は左ロードホイールの操舵角θ L は、数9に示す如く、
ドライブホイール4の操舵角θD に前記左の操舵利得G
L を乗じて決定する(S13)。
【数2】 θR=GR・θD
【数9】 θL=GL・θD
【0033】又、ドライブホイール4の操舵角θ D が正
の場合には(S10でY)、ドライブホイール4の操舵
θ D に上記右の操舵利得GR を乗じて決定された右ロ
ードホイールの操舵角θ R と、ドライブホイール4の操
舵角θ D との幾何学的関係により定まるフォークリフト
1の旋回中心点P(xP ,xP )を演算する。
【0034】フォークリフト1の旋回中心点Pは、図7
に示す如く、前記ドライブホイール4の延長線HF と、
前記右ロードホイール6の延長線HR との交点を求めれ
ば良い。ここで、ドライブホイール4の延長線HF の直
線方程式は数3で、右ロードホイールの延長線HR の直
線方程式は数4でそれぞれ表すことができる。
【数3】 y=tanθD・x+yD−xD・tanθD
【数4】 y=tanθR・x+yR−xR・tanθR
【0035】前記数3及び数4とを連立して解くと、旋
回中心点Pの各座標(xP ,yP )を得ることができ、
この座標は数5、数6で表すことができる。
【数5】
【数6】 yP=xP・tanθD+yD−xD・tanθD
【0036】次に、前記旋回中心点Pに左ロードホイー
ル5の延長線HL が一致しうるよう左ロードホイール5
の操舵角θL を決定する。左ロードホイール5の操舵角
θLは、数7で求めることができる(S11)。
【数7】
【0037】以上のようであるから、フォークリフト1
は、直進状態から、前記基準旋回中心点Sで旋回する最
小旋回状態に至るまで、常に連続して各ホイールの回転
軸の延長線H L 、H R 、H F が1点で交わるアッカーマ
ン・ジャントの理論を完全に満足する極めて円滑な旋回
状態を保つことになる。
【0038】同様に、ドライブホイール4の操舵角θD
が負の場合(S10でN)、ドライブホイール4の操舵
角θD に上記左の操舵利得GL を乗じて決定された左ロ
ードホイール5の操舵角θL と、ドライブホイール4の
操舵角θD との幾何学的関係により定まるフォークリフ
ト1の旋回中心点P(xP ,yP )を演算する。
【0039】図8に示す如く、この場合もドライブホイ
ール4の延長線HF の直線方程式は数3で、左ロードホ
イール5の延長線HL の直線方程式は数10で表され、
両者を解くと旋回中心点Pの座標は、数11及び数12
にて表すことができる。
【数3】 y=tanθD・x+yD−xD・tanθD
【数10】 y=tanθL・x+yL−xL・tanθL
【数11】
【数12】 yP=xP・tanθD+yD−xD・tanθD
【0040】次に、前記旋回中心点Pに右ロードホイー
ル6の延長線HR が一致しうるよう右ロードホイール6
の操舵角θR を決定する。右ロードホイール6の操舵角
θRは、数13で求めることができる(S14)。
【数13】
【0041】以上が本発明の基本概念であるが、これら
を図9に示すフォークリフトを用いて具体的数値に基づ
き説明する。
【0042】先ず、基準旋回中心点Sを原点とし、フォ
ークリフト1の各寸法は図示の如く、左右ロードホイー
ルの操舵中心L、Rの座標を(xL ,yL )=(−57
5,500)、(xR ,yR )=(575,500)と
し、ドライブホイール4の操舵中心Dの座標を(xD
D )=(−300,−850)とする(単位はmmであ
る)。
【0043】この場合、上記の手順を用いて演算したド
ライブホイール4とロードホイールの両者の操舵角の角
度線図を図10に、さらに、フォークリフト1の旋回中
心点Pの軌跡図を図11にそれぞれ示す。尚、本例では
前記手順にて操舵利得を求めると右の操舵利得R は、
約+0.57であり、左の操舵利得L は約+0.36
となる。
【0044】図10より明らかなように、ドライブホイ
ール4の反時計回りの操舵時(θ D >0)には、右ロー
ドホイール5の操舵角θR をドライブホイール4の操舵
角θD に比例させて直線的に変化させうるため、きわめ
て安定かつ良好な制御が行える。
【0045】又、ドライブホイール4の操舵角θD が本
例では、略57(deg )で、図11に示す如く旋回中心
点Pが右ロードホイールの操舵中心Lと一致し、この点
を境として左右ロードホイール5、6各々の位相が、い
わゆる逆位相に反転し始める。この結果、旋回中心点P
をハンドル操作によるドライブホイール4の操舵角に応
じ、最終的には上述の基準旋回中心点Sまで連続して変
化させることができ、極めて小さな旋回半径R2でフォ
ークリフト1を旋回させることができる。
【0046】さらに、ドライブホイール4の時計回りの
操舵時(即ち、θ D <0)も上記同様の作用が得られ、
左右ロードホイール5、6の位相は、ドライブホイール
4の操舵角が略−78(deg )で反転し始め、上述と同
様の作用を得る。
【0047】尚、本発明を採用したフォークリフトの最
小旋回半径R2と、従来の最小旋回半径R1との比は、
約0.7となり、その場旋回に要する占有面積比では約
0.5と極めて減少し得るものであり、フォークリフト
1の旋回状態を図19に示す。
【0048】次に、操舵利得に他の例を用いた場合につ
いて説明する。本例では、図12に示す如く、左右のロ
ードホイールの操舵中心L、Rを結ぶ軸よりも車体中心
側に設定した基準旋回中心点として、右旋回時における
基準旋回中心点SR と、左旋回時における基準旋回中心
点S L との2つ定めたものを示し、夫々左右のロードホ
イール6の操舵中心L、Rより300mm直下位置に設定
したものを例示する。
【0049】そして、左右の操舵利得G L 、G R は、
記演算式の数1及び数8より前述の具体的な数値を用い
て求めると、GR が約−1.79となり、GL は約−
1.19となる負の定数としている
【0050】又、本例の右、左の操舵利得GR 、GL
用いて上記手順で演算すると、ドライブホイール4と左
右ロードホイール5、6の操舵角の角度線図は図13の
ように、又、フォークリフト1の旋回中心点Pの軌跡図
は図14にそれぞれ示すようになる。
【0051】上記右、左の操舵利得 R 、G L を用いる
と、図14に示したように、フォークリフト1の右旋回
時には旋回中心の軌跡はPR となり、左旋回時はPL
なる。従って、左右ロードホイール5、6の操舵中心
L、Rを結ぶ軸Gよりも下方位置にある基準旋回中心点
R 、S L で旋回中心点の軌跡を各旋回方向について
連続させ得る。
【0052】また、この例では、ドライブホイール4
と、左右のロードホイール5、6とは、各々逆位相で操
舵されることとなるから、小回りの効いた旋回動作が得
られる。尚、左右のロードホイール5、6同士は同位相
となる。
【0053】以上、左右の操舵利得の選択例として、2
種の方法を揚げたが、これらはあくまで一例であり、こ
れ以外にも採用しうることは言うまでもなく、リーチ型
フォークリフトが従来よりも小さな旋回面積で旋回しう
るよう、左右のロードホイールの操舵中心を結ぶ軸より
も車体中心側に基準旋回中心点を設定すれば種々選択す
る事が可能である。
【0054】次に、本発明の第二実施例について図15
に示すフローチャートに基づき説明する。第一実施例と
異なる点は、ドライブホイール4の操舵角θ D 単に正
又は負というだけではなく、ある一定の角度範囲内にあ
る場合にのみ前記左右の操舵利得を乗じて左右のロード
ホイールを操舵することとしている点にある。
【0055】本例では、図16に示す如く、当該範囲を
ドライブホイール4の延長線HP が、左右のロードホイ
ール5、6の操舵中心L、R間に存在しうる範囲Kに設
定したものを例示する。
【0056】即ち、ドライブホイール4の操舵角θ D
正の場合には、ドライブホイール4の操舵角がθGR以上
の場合、及びドライブホイール4の操舵角θ D が負の場
にはドライブホイール4の操舵角がθGL以下の場合
にそれぞれ右の操舵利得 R 、左の操縦利得G L を乗じ
る事としている(ステップS6、S7を追加)。
【0057】従って、あまり小さく旋回する必要がない
場合、即ち、ドライブホイール4の操舵角が正、負の方
向を問わず比較的小さい間は、従来と同様に左右のロー
ドホイール5、6の操舵角を共に零とし、ドライブホイ
ール4の操舵角の絶対値が任意に定めた角度よりも大き
くなった際に、小回りが可能となるよう左右ロードホイ
ール5、6を操舵しうるとともに、旋回中心点の軌跡を
連続させることができる。
【0058】又、右の操舵利得 R は、基準旋回半径S
を第一例(図5、図6)で示したものと同様設定する
と、ドライブホイールの操舵角θ D が正の場合にはθRE
/θ DR となり、θ D が負の場合にはθLE/θ DL となる。
これによる、ドライブホイール4の操舵角θD と左右の
ロードホイール5、6の操舵角θL 、θR との角度線図
は図17に示すように、又、旋回中心点Pの軌跡図は図
18に示す如くになる。
【0059】図17から明らかなように、例えば、ドラ
イブホイール4の操舵角が正の時には、右ロードホイー
ル6は、リニアな制御ができることは明白であるが、他
の左ロードホイール5においても直線にきわめて近似し
た形で制御し得ることになる。これにより、左右の両ロ
ードホイール5、6共に、極めて安定した操舵制御が可
能となる。又、ドライブホイールの操縦角が負の時にお
いても同様である。
【0060】以上詳述したが、ドライブホイール4の操
舵角θD を各操舵利得に応じて、制限するように構成し
てもよい。即ち、ドライブホイールの延長線HF が、任
意に定めた最小旋回中心に一致する操舵角の範囲を限度
として機械的に、或いは電気的に制限するよう構成する
ことも好適に用い得るものである。
【0061】尚、本発明は上記実施例に限定して解釈し
てはならず、特に操舵利得は旋回半径を小さくするとい
う本発明の趣旨の範囲内において種々用い得るもので、
フォークリフトユーザ等の要望に応じ種々変化させうる
ものである。又、操舵利得を乗じるドライブホイールの
操舵角の範囲等においても、本発明の要旨を逸脱しない
範囲内においては種々設定することができるのは言うま
でもない。
【0062】さらに、ロードホイールの操舵機構には、
ベルト等の伝達具以外にも、各種の歯車機構や、リンク
等の伝導手段を用いて構成してもよい。
【0063】
【発明の効果】本発明は、上記の方法を採用した結果、
ハンドル操作に応じ、直進状態から、旋回中心点が左右
のロードホイールの操舵中心を結ぶ軸よりも車体中心側
に定められた基準旋回中心点Sで旋回する旋回状態に至
るまで連続して操舵しうる結果、通常のリーチ型フォー
クリフトの運転フィーリングを基調としつつ、従来より
きわめて小さな旋回半径でリーチ型フォークリフト旋回
させることができる。従って、倉庫内通路面積を削減で
き、その分、荷の保管スペース向上し得るという効果
を奏する。
【0064】また、左右のロードホイールのいずれか一
方側は、必ずドライブホイールの操舵角と比例した制御
が行えるため、一方のロードホイールの操舵角が急激に
変化することが無く、きわめて安定したロードホイール
操舵制御が行える。
【0065】しかも、基準旋回中心点を種々変化させる
事により、旋回中心の軌跡を変えつつ連続的に変化させ
る事が可能であるから、用途に応じた走行フィーリング
を実現することができ、きわめて拡張性の高いフォーク
リフトを提供しうる。
【0066】さらに、第二実施例においては、ドライブ
ホイールの操舵角がある一定範囲内にある場合にのみ操
舵利得を乗じて左右のロードホイールを操舵することと
しているため、従来のリーチ型フォークリフトの運転フ
ィーリングをさらに損なうことなく、小さな旋回半径で
旋回しうる。また左右のロードホイールは、共にドライ
ブホイールの操舵角とほぼ比例的に操舵制御することが
るから、ロードホイールが急激に操舵されることを
防止でき、安定して制御でき、しかもロードホイールを
駆動するステアリングモータの消費電力を節約すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられるリーチ型フォークリフトの
平面図である。
【図2】本発明に使用する制御装置のブロック図であ
る。
【図3】本発明の第一実施例を説明するためのフローチ
ャートである。
【図4】操舵角を説明するためのリーチ型フォークリフ
トの概念図である。
【図5】操舵利得を説明するための図である。
【図6】操舵利得を説明するための図である。
【図7】リーチ型フォークリフトの旋回中心点の演算手
順を説明するための概念図である。
【図8】リーチ型フォークリフトの旋回中心点の演算手
順を説明するための概念図である。
【図9】リーチ型フォークリフトの具体的数値を説明す
るための図である。
【図10】第一例の操舵利得を用いたドライブホイール
の操舵角と、左右ロードホイールの操舵角との角度線図
である。
【図11】第一例の操舵利得を用いたリーチ型フォーク
リフトの旋回中心点の規制図である。
【図12】第二例の操舵利得を説明するための図であ
る。
【図13】第二例の操舵利得を用いたドライブホイール
の操舵角と、左右ロードホイールの操舵角との角度線図
である。
【図14】第二例の操舵利得を用いたリーチ型フォーク
リフトの旋回中心点の軌跡図である。
【図15】本発明の第二実施例のフローチャートであ
る。
【図16】本発明の第二実施例を説明するための図であ
る。
【図17】本発明の第二実施例によるドライブホイール
の操舵角と、左右ホイールの操舵角との角度線図であ
る。
【図18】本発明の第二実施例によるリーチ型フォーク
リフトの旋回中心点の軌跡図である。
【図19】本発明のリーチ型フォークリフトの旋回状態
を説明するための平面図である。
【図20】従来のリーチ型フォークリフトの旋回状態を
説明するための平面図である。
【符号の説明】 1 リーチ型フォークリフト 2 本体部 3 ハンドル 4 ドライブホイール 5 左ロードホイール 6 右ロードホイール 11 ステアリングモータ 12 ステアリングモータ 13 ポテンショメータ 14 ポテンショメータ 16 制御装置 18 ポテンショメータ 20 ストラドルアーム

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右のストラドルアーム各々に操舵可能に
    支持されたロードホイールと、該左右のロードホイール
    の操舵角を検出する手段と、ハンドルにて操舵されるド
    ライブホイールと、このドライブホイールの操舵角を検
    出する手段とを具えたリーチ型フォークリフトであっ
    て、 前記ドライブホイールにおいて、直進位置から反時計回
    りを正の操舵角とし、直進位置から時計回りを負の操舵
    角とするとき、 前記ドライブホイールの操舵角θ D が0の場合、前記左
    右のロードホイールの操舵角θ L 、θ R を0とするとと
    もに、 前記ドライブホイールの操舵角θ D が正の場合、 右のロードホイールの操舵角θ R を、前記ドライブホイ
    ールの操舵角θ D に、定数である右の操舵利得G R を乗
    じることによりドライブホイールの操舵角θ D と比例し
    た角度に操舵し、 かつ左のロードホイールを、該左のロードホイールの回
    転軸の延長線が、前記ドライブホイールの回転軸の延長
    線と前記右のロードホイールの回転軸の延長線とが交差
    する旋回中心点に交わる操舵角θ L に操舵するととも
    に、 前記ドライブホイールの操舵角θ D が負の場合、 左のロードホイールの操舵角θ L を、前記ドライブホイ
    ールの操舵角θ D に、定数である左の操舵利得G l を乗
    じることにより前記ドライブホイールの操舵角θ D と比
    例した角度に操舵し、 かつ右のロードホイールを、該右のロードホイールの回
    転軸の延長線が、前記ドライブホイールの回転軸の延長
    線と前記左のロードホイールの回転軸の延長線とが交差
    する旋回中心点に交わる操舵角θ R に操舵する制御装置
    を具え、 しかも前記左右の操舵利得G L 、G R は、 リーチ型フォークリフトの前記左右のロードホイールの
    操舵中心L、Rを結ぶ軸よりも車体中心側に予め設定し
    た基準旋回中心点Sに、前記ドライブホイール の回転軸
    の延長線が交わるドライブホイールの正の操舵角θ DR 前記ドライブホイールの回転軸の延長線が前記基準旋回
    中心点Sに交わるドライブホイールの負の操舵角θ DL 前記右のロードホイールの回転軸の延長線が前記基準旋
    回中心点Sに交わるときの該右のロードホイールの操舵
    角θ RE 及び前記左のロードホイールの回転軸の延長線が前記基
    準旋回中心点Sに交わるときの該左のロードホイールの
    操舵角θ LE において、 L =(θ LE /θ DL )、G R =(θ RE /θ DR )であるこ
    とを特徴とする リーチ型フォークリフト。
  2. 【請求項2】前記制御装置は、前記ドライブホイールの
    操舵角θ D が正かつ前記ドライブホイールの回転軸の延
    長線が前記右のロードホイールの操舵中心Rに交わる正
    の角度θ GR よりも大きい場合のみ、 前記右のロードホイールを、ドライブホイールの操舵角
    θ D に前記右の操舵利得G R を乗じた角度に操舵し、 かつ左のロードホイールを、該左のロードホイールの回
    転軸の延長線が、前記ドライブホイールの回転軸の延長
    線と前記右のロードホイールの回転軸の延長線とが交差
    する旋回中心点に交わる操舵角θ L に操舵するととも
    に、 前記ドライブホイールの操舵角θ D が負かつ前記ドライ
    ブホイールの回転軸の延長線が前記左のロードホイール
    の操舵中心Lに交わる負の角度θ GL よりも小さい場合の
    み、 前記左のロードホイールを、ドライブホイールの操舵角
    θ D に前記左の操舵利得G L を乗じた角度に操舵し、 かつ右のロードホイールを該右のロードホイールの回転
    軸の延長線が、前記ドライブホイールの回転軸の延長線
    と前記左のロードホイールの回転軸の延長線とが交差す
    る旋回中心点に交わる操舵角θ R に操舵することを特徴
    とする 請求項1記載のリーチ型フォークリフト。
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