JP2608739B2 - 整流子電動機 - Google Patents
整流子電動機Info
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- JP2608739B2 JP2608739B2 JP62335234A JP33523487A JP2608739B2 JP 2608739 B2 JP2608739 B2 JP 2608739B2 JP 62335234 A JP62335234 A JP 62335234A JP 33523487 A JP33523487 A JP 33523487A JP 2608739 B2 JP2608739 B2 JP 2608739B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電動工具等に使用される整流子電動機に係
り、詳しくは整流子電動機の組付時に同電動機の回転方
向を極めて簡単に設定することができる整流子電動機に
関するものである。
り、詳しくは整流子電動機の組付時に同電動機の回転方
向を極めて簡単に設定することができる整流子電動機に
関するものである。
(従来の技術) 従来、整流子電動機の回転方向を設定する場合、例え
ば電動工具等の種類に応じて回転方向を決定し、その
後、決定された回転方向に整流子電動機を回転させるた
めの電気的な配線を行なうという手段が採用されてい
た。
ば電動工具等の種類に応じて回転方向を決定し、その
後、決定された回転方向に整流子電動機を回転させるた
めの電気的な配線を行なうという手段が採用されてい
た。
(発明が解決しようとする問題点) 上記従来の整流子電動機の場合、同電動機を使用する
電動工具等の種類に応じて、その電動機の回転方向を決
定し、決定された回転方向に対応して個々に配線接続作
業を行なうという手段が採用されていたため、配線接続
上の間違いが生じたり、作業工数が増えるといった問題
があった。
電動工具等の種類に応じて、その電動機の回転方向を決
定し、決定された回転方向に対応して個々に配線接続作
業を行なうという手段が採用されていたため、配線接続
上の間違いが生じたり、作業工数が増えるといった問題
があった。
そこで、本発明においては整流子電動機のそれぞれの
回転方向に対応した通電路を予めターミナルベースに形
成し、目的とする回転方向対応の通電路を残し、もう一
方の通電路を遮断するという手段により、極めて容易
に、かつ確実に整流子電動機の回転方向を設定すること
ができるようにすることを解決すべき技術的課題とする
ものである。
回転方向に対応した通電路を予めターミナルベースに形
成し、目的とする回転方向対応の通電路を残し、もう一
方の通電路を遮断するという手段により、極めて容易
に、かつ確実に整流子電動機の回転方向を設定すること
ができるようにすることを解決すべき技術的課題とする
ものである。
(問題点を解決するための手段) 上記課題解決のための技術的手段は、磁極のそれぞれ
に所要の固定子巻線が巻装された固定子の一方の端面
に、前記固定子巻線のそれぞれの端末線が接続されると
ともに外部の被挿着端子を挿着接続させるための挿着式
端子を設けたターミナルプレートが接着固定される一
方、前記被挿着端子を備え、かつ整流子に接触して回転
子巻線に所要の電流を通電させるためのブラシアセンブ
リ部、及び電源スイッチ等からのリード線を接続させる
ための固定端子等が設けられたターミナルベースを前記
ターミナルプレートに直接的に結合することにより所要
の電気的接続が行なわれる整流子電動機において、前記
ターミナルベースには、前記整流子を介して前記回転子
巻線に通電される電流の正方向導電路及び逆方向導電路
のそれぞれの導電路が予め形成されるとともに、回転子
の回転方向に対応して上記正方向導電路もしくは逆方向
導電路の通路を遮断するための切断部を上記正方向導電
路及び逆方向導電路のそれぞれに設けた構成にすること
である。
に所要の固定子巻線が巻装された固定子の一方の端面
に、前記固定子巻線のそれぞれの端末線が接続されると
ともに外部の被挿着端子を挿着接続させるための挿着式
端子を設けたターミナルプレートが接着固定される一
方、前記被挿着端子を備え、かつ整流子に接触して回転
子巻線に所要の電流を通電させるためのブラシアセンブ
リ部、及び電源スイッチ等からのリード線を接続させる
ための固定端子等が設けられたターミナルベースを前記
ターミナルプレートに直接的に結合することにより所要
の電気的接続が行なわれる整流子電動機において、前記
ターミナルベースには、前記整流子を介して前記回転子
巻線に通電される電流の正方向導電路及び逆方向導電路
のそれぞれの導電路が予め形成されるとともに、回転子
の回転方向に対応して上記正方向導電路もしくは逆方向
導電路の通路を遮断するための切断部を上記正方向導電
路及び逆方向導電路のそれぞれに設けた構成にすること
である。
(作 用) 上記構成の整流子電動機によれば、ターミナルベース
には、整流子を介して前記回転子巻線に通電される通電
電流を正方向に通電させるための正方向導電路と、上記
通電電流を逆方向に通電させるための逆方向導電路とが
予め形成されており、整流子電動機を例えば正方向に回
転させるためには正方向導電路を選択する必要があるた
め、逆方向導電路に形成された切断部を切断する。
には、整流子を介して前記回転子巻線に通電される通電
電流を正方向に通電させるための正方向導電路と、上記
通電電流を逆方向に通電させるための逆方向導電路とが
予め形成されており、整流子電動機を例えば正方向に回
転させるためには正方向導電路を選択する必要があるた
め、逆方向導電路に形成された切断部を切断する。
一方、正流子電動機を逆方向に回転させるためには逆
方向導電路を選択する必要があるため、正方向導電路に
形成された切断部を切断する。以上のような切断処理が
行なわれることによって正方向導電路もしくは逆方向導
電路が選択され、外部から駆動電力が供給されると、整
流子電動機の回転子巻線には、選択された正方向導電路
あるいは逆方向導電路を通して駆動電流が通電されるた
め、整流子電動機の回転子が正方向あるいは逆方向に回
転される。
方向導電路を選択する必要があるため、正方向導電路に
形成された切断部を切断する。以上のような切断処理が
行なわれることによって正方向導電路もしくは逆方向導
電路が選択され、外部から駆動電力が供給されると、整
流子電動機の回転子巻線には、選択された正方向導電路
あるいは逆方向導電路を通して駆動電流が通電されるた
め、整流子電動機の回転子が正方向あるいは逆方向に回
転される。
(実施例) 次に、本発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。なお、実施例を説明する文中において上、下、左、
右等の方向を示す記載は図面上における方向を示す。
る。なお、実施例を説明する文中において上、下、左、
右等の方向を示す記載は図面上における方向を示す。
第1図は、整流子電動機2を組込んだ状態を一部破断
して示した電気ドリル1の正面図である。第1図に示す
ように整流子電動機2は、電気ドリル1のボディを形成
するハウジング3の内面に形成されたリブ4に固定子鉄
心5が嵌込まれた状態で取付けられている。整流子電動
機2の回転子に取着された回転子軸6は、後端部におい
て軸受7に支承されており、また前端部において電気ド
リル1の回転部1Aと係合され、かつ整流子8が取付けら
れている。
して示した電気ドリル1の正面図である。第1図に示す
ように整流子電動機2は、電気ドリル1のボディを形成
するハウジング3の内面に形成されたリブ4に固定子鉄
心5が嵌込まれた状態で取付けられている。整流子電動
機2の回転子に取着された回転子軸6は、後端部におい
て軸受7に支承されており、また前端部において電気ド
リル1の回転部1Aと係合され、かつ整流子8が取付けら
れている。
次に、第2図〜第36図に基づき、固定子鉄心5に後述
のブレーキコイルと主コイルとが巻装されたタイプの第
1実施例を説明する。
のブレーキコイルと主コイルとが巻装されたタイプの第
1実施例を説明する。
第2図に示すように、固定子鉄心5の上端面には樹脂
材で形成されたターミナルプレート9が、後述の第14図
に示すように2つに分割巻装された固定子巻線10L,10R
それぞれの絶縁枠と巻線形崩れ防止とを兼ねて取付けら
れている。なお、固定子鉄心5の下端面にも同様の形状
をしたターミナルプレート11が取付けられているが、同
ターミナルプレート11には電気的な接続が行なわれるこ
となく、固定子巻線10L,10Rの絶縁枠及び巻線形崩れ防
止機能だけを持たせている。
材で形成されたターミナルプレート9が、後述の第14図
に示すように2つに分割巻装された固定子巻線10L,10R
それぞれの絶縁枠と巻線形崩れ防止とを兼ねて取付けら
れている。なお、固定子鉄心5の下端面にも同様の形状
をしたターミナルプレート11が取付けられているが、同
ターミナルプレート11には電気的な接続が行なわれるこ
となく、固定子巻線10L,10Rの絶縁枠及び巻線形崩れ防
止機能だけを持たせている。
一方、前記整流子8に通電可能に接触し、回転子に巻
装された回転子巻線に対して通電させるブラシ13A,13B
等を取着したターミナルベース14が前記ターミナルプレ
ート9に装着されている。
装された回転子巻線に対して通電させるブラシ13A,13B
等を取着したターミナルベース14が前記ターミナルプレ
ート9に装着されている。
また、第2図に示すように、ターミナルベース14の上
面には前記ブラシ13A,13Bを挿着するとともにブラシ13
A,13Bに接続されたブラシリード線13AL,13BLと電気的に
接続されるブラシホルダ17A,17Bが取付けられており、
さらに上記ブラシ13A,13Bのそれぞれの先端面を前記整
流子8に圧接させるため、薄板状のバネ材で形成された
コイル状のブラシスプリング18A,18Bがブラシスプリン
グホルダ19A,19Bに取着されており、このブラシスプリ
ング18A,18Bのそれぞれの先端部18AF,18BFがブラシ13A,
13Bのそれぞれの後端面に当接し、ブラシ13A,13Bの後方
から押圧力を加えるようになっている。なお、第3図は
上記状態の部分的な詳細図である。
面には前記ブラシ13A,13Bを挿着するとともにブラシ13
A,13Bに接続されたブラシリード線13AL,13BLと電気的に
接続されるブラシホルダ17A,17Bが取付けられており、
さらに上記ブラシ13A,13Bのそれぞれの先端面を前記整
流子8に圧接させるため、薄板状のバネ材で形成された
コイル状のブラシスプリング18A,18Bがブラシスプリン
グホルダ19A,19Bに取着されており、このブラシスプリ
ング18A,18Bのそれぞれの先端部18AF,18BFがブラシ13A,
13Bのそれぞれの後端面に当接し、ブラシ13A,13Bの後方
から押圧力を加えるようになっている。なお、第3図は
上記状態の部分的な詳細図である。
一方、このブラシスプリング18A,18Bは、第4図に示
すようにその先端部18AF,18BFがブラシ13A,13Bの側面に
当接している状態において、同ブラシ13A,13Bを整流子
8から離した位置に保持させる機能を合せ持っている。
即ち、第4図の部分詳細図に示すように、ブラシスプリ
ング18A(18B)の先端部18AF(18BF)は、ブラシホルダ
17A(17B)の側面切欠部19においてブラシ13A(13B)の
側面に当接しており、ブラシスプリング18A(18B)のブ
ラシ13A(13B)の側面に対する押圧力によりブラシ13A
(13B)はブラシホルダ17A(17B)の内面に押付けら
れ、その位置に保持されるようになっている。この状態
においてブラシ13A(13B)が後方から人為的に押出さ
れ、ブラシスプリング18A,18Bの先端部18AF(18BF)が
ブラシ13A(13B)の側面に対する当接から後端面に対す
る当接状態に替わるとブラシ13A(13B)は第3図に示す
ような整流子8に対する接触状態になる。即ち、上記ブ
ラシスプリング18A(18B)は、ブラシ13A(13B)を整流
子8に押圧接触させる機能を有する一方、ブラシ13A(1
3B)を整流子8に接触させないような位置に保持し、例
えばターミナルベース14をターミナルプレート9に組付
けたあと、固定子に回転子を挿入し、ブラシ13A(13B)
を整流子8に接触させる。従って、ブラシ13A(13B)を
後端面方向から人為的に押すだけで整流子8に対する十
分な接触状態にさせることができるため、組付効率を上
げることができる。
すようにその先端部18AF,18BFがブラシ13A,13Bの側面に
当接している状態において、同ブラシ13A,13Bを整流子
8から離した位置に保持させる機能を合せ持っている。
即ち、第4図の部分詳細図に示すように、ブラシスプリ
ング18A(18B)の先端部18AF(18BF)は、ブラシホルダ
17A(17B)の側面切欠部19においてブラシ13A(13B)の
側面に当接しており、ブラシスプリング18A(18B)のブ
ラシ13A(13B)の側面に対する押圧力によりブラシ13A
(13B)はブラシホルダ17A(17B)の内面に押付けら
れ、その位置に保持されるようになっている。この状態
においてブラシ13A(13B)が後方から人為的に押出さ
れ、ブラシスプリング18A,18Bの先端部18AF(18BF)が
ブラシ13A(13B)の側面に対する当接から後端面に対す
る当接状態に替わるとブラシ13A(13B)は第3図に示す
ような整流子8に対する接触状態になる。即ち、上記ブ
ラシスプリング18A(18B)は、ブラシ13A(13B)を整流
子8に押圧接触させる機能を有する一方、ブラシ13A(1
3B)を整流子8に接触させないような位置に保持し、例
えばターミナルベース14をターミナルプレート9に組付
けたあと、固定子に回転子を挿入し、ブラシ13A(13B)
を整流子8に接触させる。従って、ブラシ13A(13B)を
後端面方向から人為的に押すだけで整流子8に対する十
分な接触状態にさせることができるため、組付効率を上
げることができる。
第5図はターミナルプレート9から引き外されたター
ミナルベース14の外観斜視図、第6図はターミナルベー
ス14の平面図、第7図はターミナルベース14の正面図、
第8図はターミナルベース14の右側面図である。
ミナルベース14の外観斜視図、第6図はターミナルベー
ス14の平面図、第7図はターミナルベース14の正面図、
第8図はターミナルベース14の右側面図である。
第5図〜第8図に示すように、ターミナルベース14の
上面部には、前記ブラシ13A,13Bのそれぞれを挿着させ
るための前記ブラシホルダ17A,17Bと、前記ブラシスプ
リング18A,18Bと、同ブラシスプリング18A,18Bを支着し
たブラシスプリングホルダ19A,19Bとが設けられてお
り、さらに電気ドリル1のスイッチ等に接続されるリー
ド線端末部の端子20,21,22,23それぞれが装着される固
定端子24,25,26,27が設けられている。上記固定端子24,
25,26,27は、合成樹脂で形成された本体部14Aに起立さ
れており、それぞれの固定端子は後述の導電板の端末部
に形成されたものであって、導電板の途中部分は、上記
合成樹脂の本体部14A内に埋設されている。
上面部には、前記ブラシ13A,13Bのそれぞれを挿着させ
るための前記ブラシホルダ17A,17Bと、前記ブラシスプ
リング18A,18Bと、同ブラシスプリング18A,18Bを支着し
たブラシスプリングホルダ19A,19Bとが設けられてお
り、さらに電気ドリル1のスイッチ等に接続されるリー
ド線端末部の端子20,21,22,23それぞれが装着される固
定端子24,25,26,27が設けられている。上記固定端子24,
25,26,27は、合成樹脂で形成された本体部14Aに起立さ
れており、それぞれの固定端子は後述の導電板の端末部
に形成されたものであって、導電板の途中部分は、上記
合成樹脂の本体部14A内に埋設されている。
一方、ターミナルベース14の下面部には、小幅かつ平
板状の被挿着端子28,29,30,31,32,33,34,35がそれぞれ
設けられており、同平板状のそれぞれの端子28〜35は、
前記ターミナルプレート9に設けられた後述の複数の挿
着式端子36,37,38,39,40,41,42,43それぞれに挿着さ
れ、電気的に接触されるものである。上記端子28〜35は
後述の導電板の端末部に形成されたものであって、導電
板の途中部分は本体部14Aの合成樹脂部分に埋設されて
いる。また、ターミナルベース14の下面に4本のロック
片44,45,46,47が延出されており、ロック片44〜47のそ
れぞれの端末部にはロック爪48,49,50,51が形成されて
いる。同ロック爪48〜51は、第2図に示すようにターミ
ナルプレート9の掛止部に掛止めされるもので、ロック
爪48〜51が上記掛止部に掛止めされることにより、ター
ミナルベース14とターミナルプレート9が抜止め状に掛
止めされる。なお、ターミナルプレート9からターミナ
ルベース14を引き外す場合には、ロック片44〜47の外側
下端面に形成された引き外しフック44a〜47aを外側に引
張ることによって上記ロック爪48〜51を上記掛止部から
容易に引き外すことができる。
板状の被挿着端子28,29,30,31,32,33,34,35がそれぞれ
設けられており、同平板状のそれぞれの端子28〜35は、
前記ターミナルプレート9に設けられた後述の複数の挿
着式端子36,37,38,39,40,41,42,43それぞれに挿着さ
れ、電気的に接触されるものである。上記端子28〜35は
後述の導電板の端末部に形成されたものであって、導電
板の途中部分は本体部14Aの合成樹脂部分に埋設されて
いる。また、ターミナルベース14の下面に4本のロック
片44,45,46,47が延出されており、ロック片44〜47のそ
れぞれの端末部にはロック爪48,49,50,51が形成されて
いる。同ロック爪48〜51は、第2図に示すようにターミ
ナルプレート9の掛止部に掛止めされるもので、ロック
爪48〜51が上記掛止部に掛止めされることにより、ター
ミナルベース14とターミナルプレート9が抜止め状に掛
止めされる。なお、ターミナルプレート9からターミナ
ルベース14を引き外す場合には、ロック片44〜47の外側
下端面に形成された引き外しフック44a〜47aを外側に引
張ることによって上記ロック爪48〜51を上記掛止部から
容易に引き外すことができる。
第6図に示すように、ターミナルベース14の上面には
前述のようにブラシホルダ17A,17B、ブラシスプリング1
8A,18B、ブラシスプリングホルダ19A,19B、固定端子24,
25,26,27等が設けられている他に、整流子8とブラシ13
A,13Bとの接触部で発生したノイズを減衰させるための
チョークコイル60L,60Rを接続させる端子穴61,62及び6
3,64が設けられている。また、端子穴61と62の間、及び
端子穴63と64の間は通常、後述の導電板で短絡状態にな
っているため、前記チョークコイル60L,60Rを上記端子
穴61と62、及び端子穴63と64の間に接続するときには上
記導電板を切断窓65及び66で切断してチョークコイル60
L,60Rを端子穴61,62及び63,64にてハンダ付け、または
スポット溶接し、回転子巻線に対する駆動電流をチョー
クコイル60L,60Rを介して流すようにする。また、2組
のブラシホルダ17A,17Bのそれぞれには、同ブラシホル
ダ17A,17Bにブラシ13A,13Bが挿着されたとき、ブラシ13
A(13B)に接続された前記ブラシリード線13AL(13BL)
(第2図参照)を接続させるブラシホルダ端子17AT,17B
Tが設けられている。
前述のようにブラシホルダ17A,17B、ブラシスプリング1
8A,18B、ブラシスプリングホルダ19A,19B、固定端子24,
25,26,27等が設けられている他に、整流子8とブラシ13
A,13Bとの接触部で発生したノイズを減衰させるための
チョークコイル60L,60Rを接続させる端子穴61,62及び6
3,64が設けられている。また、端子穴61と62の間、及び
端子穴63と64の間は通常、後述の導電板で短絡状態にな
っているため、前記チョークコイル60L,60Rを上記端子
穴61と62、及び端子穴63と64の間に接続するときには上
記導電板を切断窓65及び66で切断してチョークコイル60
L,60Rを端子穴61,62及び63,64にてハンダ付け、または
スポット溶接し、回転子巻線に対する駆動電流をチョー
クコイル60L,60Rを介して流すようにする。また、2組
のブラシホルダ17A,17Bのそれぞれには、同ブラシホル
ダ17A,17Bにブラシ13A,13Bが挿着されたとき、ブラシ13
A(13B)に接続された前記ブラシリード線13AL(13BL)
(第2図参照)を接続させるブラシホルダ端子17AT,17B
Tが設けられている。
さらに、第7図に示すように、ターミナルベース14の
上端面から小片状の複数のリード線ガイド片67が垂下状
に形成されており、前記固定端子24〜27に接続されたリ
ード線がターミナルベース14の外周部からはみ出さない
ようにガイドさせる役目を持たせている。また、リード
線ガイド片67によりガイドされた上記リード線が挿通さ
れる複数のリード線ガイド穴68がターミナルベース14の
外周部に形成されている。第9図は、上記リード線のガ
イド状態を、リード線23Lを例にとって説明したもので
リード線23Lがリード線ガイド片67とリード線ガイド穴6
8とによりガイドされ、安定した状態で配線されている
ことを示したリード線配線状態図である。
上端面から小片状の複数のリード線ガイド片67が垂下状
に形成されており、前記固定端子24〜27に接続されたリ
ード線がターミナルベース14の外周部からはみ出さない
ようにガイドさせる役目を持たせている。また、リード
線ガイド片67によりガイドされた上記リード線が挿通さ
れる複数のリード線ガイド穴68がターミナルベース14の
外周部に形成されている。第9図は、上記リード線のガ
イド状態を、リード線23Lを例にとって説明したもので
リード線23Lがリード線ガイド片67とリード線ガイド穴6
8とによりガイドされ、安定した状態で配線されている
ことを示したリード線配線状態図である。
また、第6図に示すように、ターミナルベース14には
所要の空隙を介して整流子8を挿通させるための整流子
挿通穴69が円形状に形成されており、回転状態にある整
流子8にブラシ13A,13Bが接触したときに発生するカー
ボン粉を拡散させないように遮断し、かつリード線と整
流子8との接触を防止するための遮断板70L,70Rが、上
記整流子挿通穴69の縁部に沿って対面状に形成されてい
る。そして遮断板70L,70Rのそれぞれの対面する面形状
は、整流子8の直径に対応した曲率の曲面形状に形成さ
れている。
所要の空隙を介して整流子8を挿通させるための整流子
挿通穴69が円形状に形成されており、回転状態にある整
流子8にブラシ13A,13Bが接触したときに発生するカー
ボン粉を拡散させないように遮断し、かつリード線と整
流子8との接触を防止するための遮断板70L,70Rが、上
記整流子挿通穴69の縁部に沿って対面状に形成されてい
る。そして遮断板70L,70Rのそれぞれの対面する面形状
は、整流子8の直径に対応した曲率の曲面形状に形成さ
れている。
第10図は前記ターミナルプレート9の外観斜視図であ
り、第11図はターミナルプレート9の平面図、第12図は
ターミナルプレート9の正面図、そして第13図はターミ
ナルプレート9の右側面図である。
り、第11図はターミナルプレート9の平面図、第12図は
ターミナルプレート9の正面図、そして第13図はターミ
ナルプレート9の右側面図である。
ターミナルプレート9は前述のように固定子鉄心5の
端面に取付けられるもので、前記固定子巻線10L,10Rの
それぞれの端末線が接続される複数の端子36〜43が、そ
れぞれ本体部に一体成形された端子嵌入用キャビティに
固定されている。また、ターミナルプレート9の下端面
には、第2図に示したように同ターミナルプレート9が
固定子鉄心5に取着されるときに、固定子鉄心5の表面
において軸方向に形成されている複数の小幅の溝52それ
ぞれに嵌着される4個の固定爪53A,53B,53C及び53Dが一
体成形されている。一方、ターミナルプレート9の上面
には、前記固定子巻線10L,10Rのそれぞれを形崩れしな
いように保持させるための2組の巻線支持枠54L,54Rが
対面状に形成されている。そしてそれぞれの巻線支持枠
54L,54Rの対向面55L,55Rは回転子鉄心の直径に対応した
曲率の円周面状に形成されている。また、それぞれの巻
線支持枠54L,54Rの頂部には、前記固定子巻線10L,10Rの
上面を押え、上記寸法を規制するための押え板56L,56R
が一体的に形成されている。
端面に取付けられるもので、前記固定子巻線10L,10Rの
それぞれの端末線が接続される複数の端子36〜43が、そ
れぞれ本体部に一体成形された端子嵌入用キャビティに
固定されている。また、ターミナルプレート9の下端面
には、第2図に示したように同ターミナルプレート9が
固定子鉄心5に取着されるときに、固定子鉄心5の表面
において軸方向に形成されている複数の小幅の溝52それ
ぞれに嵌着される4個の固定爪53A,53B,53C及び53Dが一
体成形されている。一方、ターミナルプレート9の上面
には、前記固定子巻線10L,10Rのそれぞれを形崩れしな
いように保持させるための2組の巻線支持枠54L,54Rが
対面状に形成されている。そしてそれぞれの巻線支持枠
54L,54Rの対向面55L,55Rは回転子鉄心の直径に対応した
曲率の円周面状に形成されている。また、それぞれの巻
線支持枠54L,54Rの頂部には、前記固定子巻線10L,10Rの
上面を押え、上記寸法を規制するための押え板56L,56R
が一体的に形成されている。
第14図に示すように固定子巻線は、10Lと10Rの2組に
分割された状態で固定子鉄心5の一方の磁極5L及び対面
する磁極5R(図示せず)に巻装されている。そして一方
の固定子巻線10Lのブレーキコイル57Lの一方の端末線57
LAは、ターミナルプレート9の端子37に接続され、同ブ
レーキコイル57Lの他方の端末線57LB(図示せず)は端
子42に接続されている。また同固定子巻線10Lの主コイ
ル58Lの一方の端末線58LAは、ターミナルプレート9の
端子36に接続され、同主コイル58Lの他方の端末線58LB
(図示せず)は端子43に接続されている。さらにもう一
方の固定子巻線10Rのブレーキコイル57Rの一方の端末線
57RAはターミナルプレート9の端子38に接続され、同ブ
レーキコイル57Rの他方の端末線57RB(図示せず)は端
子41に接続されている。また、同固定子巻線10Rの主コ
イル58Rの一方の端末線58RAは、ターミナルプレート9
の端子39に接続され、同主コイル58Rの他方の端末線58R
B(図示せず)は端子40に接続されている。
分割された状態で固定子鉄心5の一方の磁極5L及び対面
する磁極5R(図示せず)に巻装されている。そして一方
の固定子巻線10Lのブレーキコイル57Lの一方の端末線57
LAは、ターミナルプレート9の端子37に接続され、同ブ
レーキコイル57Lの他方の端末線57LB(図示せず)は端
子42に接続されている。また同固定子巻線10Lの主コイ
ル58Lの一方の端末線58LAは、ターミナルプレート9の
端子36に接続され、同主コイル58Lの他方の端末線58LB
(図示せず)は端子43に接続されている。さらにもう一
方の固定子巻線10Rのブレーキコイル57Rの一方の端末線
57RAはターミナルプレート9の端子38に接続され、同ブ
レーキコイル57Rの他方の端末線57RB(図示せず)は端
子41に接続されている。また、同固定子巻線10Rの主コ
イル58Rの一方の端末線58RAは、ターミナルプレート9
の端子39に接続され、同主コイル58Rの他方の端末線58R
B(図示せず)は端子40に接続されている。
また、固定子鉄心5の一方の磁極5Lに固定子巻線10L
が、また磁極5Lと対面する磁極5Rに固定子巻線10Rが巻
装されるときに、固定子巻線10L,10Rと固定子鉄心5を
直接接触させないように合成樹脂で形成された薄板状の
フレキシブルな絶縁シート72が固定子鉄心5と上記それ
ぞれの固定子巻線10L,10Rとの間に間装されている。
が、また磁極5Lと対面する磁極5Rに固定子巻線10Rが巻
装されるときに、固定子巻線10L,10Rと固定子鉄心5を
直接接触させないように合成樹脂で形成された薄板状の
フレキシブルな絶縁シート72が固定子鉄心5と上記それ
ぞれの固定子巻線10L,10Rとの間に間装されている。
ところで、上記ブレーキコイル57L及び57Rは、主コイ
ル58L及び58Rに比較して細いため、上記絶縁シート72の
端面コーナに上記端末線57LA,57LB,57RA,57RBが押付け
られていると、整流子電動機2の連続した回転振動を受
けることにより同端末線は上記接触部において被膜が剥
がれ、さらに摩擦により断線に至ることがある。そのた
め、第15図にその一例(端子37の例)を示すように、ブ
レーキコイル57Lの端末線57LAが接続される端子37に形
成された入線口37A下側に小突起73を形成し、この小突
起73の表面に沿ってブレーキコイル57Lの端末線57LAを
配線し、上記入線口37Aを介して上記端子37に接続させ
ることにより、端末線57LAが前記絶縁シート72の端面コ
ーナから受ける振動を防ぐものである。なお、第15図は
端子37の例を示したが、その他にブレーキコイル57Lの
端末線57LBが接続される端子42、ブレーキコイル57Rの
端末線57RAが接続される端子38、ブレーキコイル57Rの
端末線57RBが接続される端子41それぞれにも上記小突起
73が形成されている。
ル58L及び58Rに比較して細いため、上記絶縁シート72の
端面コーナに上記端末線57LA,57LB,57RA,57RBが押付け
られていると、整流子電動機2の連続した回転振動を受
けることにより同端末線は上記接触部において被膜が剥
がれ、さらに摩擦により断線に至ることがある。そのた
め、第15図にその一例(端子37の例)を示すように、ブ
レーキコイル57Lの端末線57LAが接続される端子37に形
成された入線口37A下側に小突起73を形成し、この小突
起73の表面に沿ってブレーキコイル57Lの端末線57LAを
配線し、上記入線口37Aを介して上記端子37に接続させ
ることにより、端末線57LAが前記絶縁シート72の端面コ
ーナから受ける振動を防ぐものである。なお、第15図は
端子37の例を示したが、その他にブレーキコイル57Lの
端末線57LBが接続される端子42、ブレーキコイル57Rの
端末線57RAが接続される端子38、ブレーキコイル57Rの
端末線57RBが接続される端子41それぞれにも上記小突起
73が形成されている。
第16図は端子37に接続されたブレーキコイル57Lの端
末線54LAを例にとって、同端末線57LAが、斜上方向に交
差状に配線された主コイル58Lの端末線58LAにより押圧
固定され、安定した状態で配線されていることを示した
ものである。
末線54LAを例にとって、同端末線57LAが、斜上方向に交
差状に配線された主コイル58Lの端末線58LAにより押圧
固定され、安定した状態で配線されていることを示した
ものである。
第16図に示すように、ブレーキコイル57Lの端末線57L
Aは前記小突起73により絶縁シート72の表面から僅かに
浮いた状態で端子37に結線されており、また、主コイル
58Lの端末線58LAが、同端末線58LAより細い端末線57LA
を押えるように、かつ交差状に配線されて端子36に結線
されているため、端末線57LAは上記端末線58LAにより充
分な押圧力が付勢された状態で端子37に接続されてい
る。そのため、上記端末線57LAのブレーキコイル57L部
分からの離脱等によるブレーキコイル57Lの形崩れなど
が防止される一方、端末線58LAは斜下方向から斜上方向
に配線されているため、主コイル58Lの形崩れを防止す
るように作用する。なお、第16図はブレーキコイル57L
の端末線57LAと、主コイル58Lの端末線58LAの関係を示
したが、同様にして端末線57LBと端末線58LB、端末線57
RAと端末線58RA、及び端末線57RBと端末線58RBの関係も
同様である。
Aは前記小突起73により絶縁シート72の表面から僅かに
浮いた状態で端子37に結線されており、また、主コイル
58Lの端末線58LAが、同端末線58LAより細い端末線57LA
を押えるように、かつ交差状に配線されて端子36に結線
されているため、端末線57LAは上記端末線58LAにより充
分な押圧力が付勢された状態で端子37に接続されてい
る。そのため、上記端末線57LAのブレーキコイル57L部
分からの離脱等によるブレーキコイル57Lの形崩れなど
が防止される一方、端末線58LAは斜下方向から斜上方向
に配線されているため、主コイル58Lの形崩れを防止す
るように作用する。なお、第16図はブレーキコイル57L
の端末線57LAと、主コイル58Lの端末線58LAの関係を示
したが、同様にして端末線57LBと端末線58LB、端末線57
RAと端末線58RA、及び端末線57RBと端末線58RBの関係も
同様である。
次に、前記ターミナルベース14に設けられたそれぞれ
の導電板の配置について説明する。
の導電板の配置について説明する。
第17図は前記ターミナルベース14を合成樹脂で一体に
成形する際に、端末部に前記固定端子24,25,26,27及び
前記端子28〜35が形成されたそれぞれの導電板を所要の
間隔をあけた状態で配置した平面図、第18図はその正面
図、第19図は右側面図、第20図は左側面図である。
成形する際に、端末部に前記固定端子24,25,26,27及び
前記端子28〜35が形成されたそれぞれの導電板を所要の
間隔をあけた状態で配置した平面図、第18図はその正面
図、第19図は右側面図、第20図は左側面図である。
第17図〜第20図に示すように、前記固定端子24及び前
記端子穴61.62が途中に形成されるとともに、一方の端
末部に前記ブラシホルダ17Bが電気的機械的に結合接続
されるブラシホルダ導通片75を形成した導電板76が配置
されており、同導電板76の他方の端末部は、接合部78に
おいて導電板77の一方の端末部と重ね合わされている。
上記導電板77は、一方の端末部において上記接合部78で
前記導電板76と重ね合わされるとともに、他方の端末部
が接合部79で導電板80の端末部と重ね合わされている。
また、導電板77はその途中で分岐板77Aが分岐されてお
り、分岐板77Aの端末には前記端子31が形成されてい
る。さらに、導電板77はその途中で分岐板77Bが分岐さ
れており、分岐板77Bの端末には前記端子33が形成され
ている。
記端子穴61.62が途中に形成されるとともに、一方の端
末部に前記ブラシホルダ17Bが電気的機械的に結合接続
されるブラシホルダ導通片75を形成した導電板76が配置
されており、同導電板76の他方の端末部は、接合部78に
おいて導電板77の一方の端末部と重ね合わされている。
上記導電板77は、一方の端末部において上記接合部78で
前記導電板76と重ね合わされるとともに、他方の端末部
が接合部79で導電板80の端末部と重ね合わされている。
また、導電板77はその途中で分岐板77Aが分岐されてお
り、分岐板77Aの端末には前記端子31が形成されてい
る。さらに、導電板77はその途中で分岐板77Bが分岐さ
れており、分岐板77Bの端末には前記端子33が形成され
ている。
前記導電板80は、その形状が上記導電板76と同様に形
成され、同導電板76と対称状に配置されている。導電板
80には、前記固定端子26と、前記端子穴63及び64とが形
成されており、一方の端末部が前記接合部79で導電板77
の端末部と重ね合わされるとともに他方の端末部に前記
ブラシホルダ17Aが電気的機械的に接続されるブラシホ
ルダ導通片81が形成されている。
成され、同導電板76と対称状に配置されている。導電板
80には、前記固定端子26と、前記端子穴63及び64とが形
成されており、一方の端末部が前記接合部79で導電板77
の端末部と重ね合わされるとともに他方の端末部に前記
ブラシホルダ17Aが電気的機械的に接続されるブラシホ
ルダ導通片81が形成されている。
また、前記端子28が一方の端末部に形成され、かつ前
記端子32が他方の端末部に形成された導電板82と、前記
端子29を一方の端末部に、かつ前記固定端子25を他方の
端末部に形成した導電板83と、前記端子30を一方の端末
部に、かつ前記端子34を他方の端末部に形成した導電板
84とが設けられ、さらに前記固定端子27を一方の端末部
に、かつ前記端子35を他方の端末部に形成した導電板85
が設けられている。
記端子32が他方の端末部に形成された導電板82と、前記
端子29を一方の端末部に、かつ前記固定端子25を他方の
端末部に形成した導電板83と、前記端子30を一方の端末
部に、かつ前記端子34を他方の端末部に形成した導電板
84とが設けられ、さらに前記固定端子27を一方の端末部
に、かつ前記端子35を他方の端末部に形成した導電板85
が設けられている。
なお、上記接合部78及び前記接合部79は、第6図に示
すように、合成樹脂で成形されたターミナルベース14の
表面に形成された窓に露出されており、外部からスポッ
ト溶接及び切断が可能に形成されている。そして上記接
合部78もしくは接合部79のどちらか一方を切断し、他方
をスポット溶接することにより、整流子電動機2の回転
方向を設定することを可能にさせるものである。このこ
とは電気回路を参照しながら後で詳しく説明する。ま
た、前記第6図に示した切断窓65及び66に相当する箇所
を第17図において二点鎖線で示している。
すように、合成樹脂で成形されたターミナルベース14の
表面に形成された窓に露出されており、外部からスポッ
ト溶接及び切断が可能に形成されている。そして上記接
合部78もしくは接合部79のどちらか一方を切断し、他方
をスポット溶接することにより、整流子電動機2の回転
方向を設定することを可能にさせるものである。このこ
とは電気回路を参照しながら後で詳しく説明する。ま
た、前記第6図に示した切断窓65及び66に相当する箇所
を第17図において二点鎖線で示している。
なお、上記導電板76,77,80,82,83,84及び85による全
体の構成の理解を容易にするため、それぞれの導電板を
第21図〜第34図に示している。
体の構成の理解を容易にするため、それぞれの導電板を
第21図〜第34図に示している。
第21図は前記導電板76及び80の平面図、第22図は第21
図におけるA−A矢視図、第23図は第21図におけるB−
B矢視図である。また、第24図は前記導電板77の平面
図、第25図は第24図におけるA−A矢視図、第26図は第
24図におけるB−B矢視図である。第27図は前記導電板
82の平面図、第28図は第27図のA−A矢視図である。第
29図は前記導電板83の平面図、第3図は第29図のA−A
矢視図である。第31図は前記電板84の平面図、第32図は
第31図のA−A矢視図である。第33図は前記導電板85の
平面図、第34図は第33図のA−A矢視図である。
図におけるA−A矢視図、第23図は第21図におけるB−
B矢視図である。また、第24図は前記導電板77の平面
図、第25図は第24図におけるA−A矢視図、第26図は第
24図におけるB−B矢視図である。第27図は前記導電板
82の平面図、第28図は第27図のA−A矢視図である。第
29図は前記導電板83の平面図、第3図は第29図のA−A
矢視図である。第31図は前記電板84の平面図、第32図は
第31図のA−A矢視図である。第33図は前記導電板85の
平面図、第34図は第33図のA−A矢視図である。
次に、第35図は第6図に示した前記ブラシホルダ17A,
17Bより矩形のブラシホルダ90A,90Bをターミナルベース
14のブラシホルダが取付部に取付けた状態を示したもの
で、同ターミナルベース14に種々の寸法のブラシまたは
ブラシホルダを取付けることが可能であることを示して
いる。
17Bより矩形のブラシホルダ90A,90Bをターミナルベース
14のブラシホルダが取付部に取付けた状態を示したもの
で、同ターミナルベース14に種々の寸法のブラシまたは
ブラシホルダを取付けることが可能であることを示して
いる。
第36図はブレーキ可能な整流子電動機2を備えた電気
ドリル1の電気回路を示したものである。
ドリル1の電気回路を示したものである。
第36図において、8は整流子、24,25,26及び27はター
ミナルベース14に設けられた前記固定端子であり、28,2
9,30,31,32,33,34及び35はターミナルベース14に設けら
れた被挿着端子である。また、36,37,38,39,40,41,42及
び43はターミナルプレート9に設けられた端子であり、
前述のように端子36にはターミナルベース14の端子28が
挿着され、同様に端子37には端子29が挿着され、また端
子38には端子38には端子30が、端子39には端子31が、端
子40には端子32が、端子41には端子33が、端子42には端
子34が、端子43には端子35がそれぞれ挿着され、電気的
に結合されるようになっている。
ミナルベース14に設けられた前記固定端子であり、28,2
9,30,31,32,33,34及び35はターミナルベース14に設けら
れた被挿着端子である。また、36,37,38,39,40,41,42及
び43はターミナルプレート9に設けられた端子であり、
前述のように端子36にはターミナルベース14の端子28が
挿着され、同様に端子37には端子29が挿着され、また端
子38には端子38には端子30が、端子39には端子31が、端
子40には端子32が、端子41には端子33が、端子42には端
子34が、端子43には端子35がそれぞれ挿着され、電気的
に結合されるようになっている。
また、57L及び57Rは前述の通りブレーキコイルであ
り、58L及び58は主コイルである。60L,60Rは前記チョー
クコイルであり、それぞれ端子穴61と62の間、及び端子
穴63と64の間に接続されており、前記切断窓65及び66に
おいて前記導電板76及び80が切断されている。また、78
は前述の通り前記導電板76と77とのそれぞれの端末の接
合部であり、79は前記導電板77と80とのそれぞれの端末
の接合部であって整流子電動機2の回転方向を設定する
とき接合部78もしくは接合部79のどちらか一方を切断す
るものである。
り、58L及び58は主コイルである。60L,60Rは前記チョー
クコイルであり、それぞれ端子穴61と62の間、及び端子
穴63と64の間に接続されており、前記切断窓65及び66に
おいて前記導電板76及び80が切断されている。また、78
は前述の通り前記導電板76と77とのそれぞれの端末の接
合部であり、79は前記導電板77と80とのそれぞれの端末
の接合部であって整流子電動機2の回転方向を設定する
とき接合部78もしくは接合部79のどちらか一方を切断す
るものである。
90は電気ドリル1のスイッチで、整流子電動機2に駆
動電流を通電する場合には、同スイッチ90をオンにする
ことにより接点端子(a)と接点端子(c)が接続され
る。一方、整流子電動機2の回転を停止する場合は、上
記スイッチ90をオフにすることにより接点端子(c)と
接点端子(b)が接続され、ブレーキコイル57Lと57Rと
が一種の負荷になってダイナミック制動がかけられる。
なお、スイッチ90の接点端子(b)に接続されたリード
線91は、固定端子24、もしくは固定端子26のどちらか一
方に接続されるもので、前記接合部78が切断されている
場合には固定端子24に接続され、接合部79が切断されて
いる場合には固定端子26に接続される。なお、使用され
ない端子24または26と接点端子(c)との間に電波障害
防止のためのコンデンサ(キャパシタ)を接続しても良
い。また、交流電源に接続された電源ケーブル92の一方
の芯線93は、スイッチ90の接点端子(a)に、他方の芯
線94は図示していない中継端子等を介して固定端子27に
導通されている。また、スイッチ90の接点端子(b)は
リード線95を介して固定端子25と接続されている。
動電流を通電する場合には、同スイッチ90をオンにする
ことにより接点端子(a)と接点端子(c)が接続され
る。一方、整流子電動機2の回転を停止する場合は、上
記スイッチ90をオフにすることにより接点端子(c)と
接点端子(b)が接続され、ブレーキコイル57Lと57Rと
が一種の負荷になってダイナミック制動がかけられる。
なお、スイッチ90の接点端子(b)に接続されたリード
線91は、固定端子24、もしくは固定端子26のどちらか一
方に接続されるもので、前記接合部78が切断されている
場合には固定端子24に接続され、接合部79が切断されて
いる場合には固定端子26に接続される。なお、使用され
ない端子24または26と接点端子(c)との間に電波障害
防止のためのコンデンサ(キャパシタ)を接続しても良
い。また、交流電源に接続された電源ケーブル92の一方
の芯線93は、スイッチ90の接点端子(a)に、他方の芯
線94は図示していない中継端子等を介して固定端子27に
導通されている。また、スイッチ90の接点端子(b)は
リード線95を介して固定端子25と接続されている。
以上のように構成された電気回路において、前記接合
部78が切断されており、かつリード線91が固定端子24に
接続されている状態でスイッチ90がオンされると、交流
電源からの通電電流は、電源ケーブル92の芯線93−スイ
ッチ90の接点端子(a)−スイッチ90の接点端子(c)
−リード線90−固定端子24−チョークコイル60L−プラ
シ13B−整流子8−回転子巻線−ブラシ13A−チョークコ
イル60R−接合部79−主コイル58R−主コイル58L−固定
端子27−電源ケーブル92の芯線94のループで通電され、
整流子電動機2が例えば正方向に回転駆動される。
部78が切断されており、かつリード線91が固定端子24に
接続されている状態でスイッチ90がオンされると、交流
電源からの通電電流は、電源ケーブル92の芯線93−スイ
ッチ90の接点端子(a)−スイッチ90の接点端子(c)
−リード線90−固定端子24−チョークコイル60L−プラ
シ13B−整流子8−回転子巻線−ブラシ13A−チョークコ
イル60R−接合部79−主コイル58R−主コイル58L−固定
端子27−電源ケーブル92の芯線94のループで通電され、
整流子電動機2が例えば正方向に回転駆動される。
一方、前記接合部79が切断されており、かつリード線
91が固定端子26に接続されている状態でスイッチ90がオ
ンされると、交流電源からの通電電流は、電源ケーブル
92の芯線93−スイッチ90の接点端子(a)−スイッチ90
の接点端子(c)−リード線91−固定端子26−チョーク
コイル60R−ブラシ13A−整流子8−回転子巻線−ブラシ
13B−チョークコイル60L−接合部78−主コイル58R−主
コイル58L−固定端子27−電源ケーブル92の芯線94のル
ープで通電されるため、回転子巻線に対する通電方向が
前記のループと逆になり、整流子電動機2が逆方向に回
転駆動される。
91が固定端子26に接続されている状態でスイッチ90がオ
ンされると、交流電源からの通電電流は、電源ケーブル
92の芯線93−スイッチ90の接点端子(a)−スイッチ90
の接点端子(c)−リード線91−固定端子26−チョーク
コイル60R−ブラシ13A−整流子8−回転子巻線−ブラシ
13B−チョークコイル60L−接合部78−主コイル58R−主
コイル58L−固定端子27−電源ケーブル92の芯線94のル
ープで通電されるため、回転子巻線に対する通電方向が
前記のループと逆になり、整流子電動機2が逆方向に回
転駆動される。
次に、正回転状態にある整流子電動機2の回転を停止
させるため、スイッチ90がオフされると、スイッチ90の
接点端子(b)と接点端子(c)とが接続されるため、
次のような開閉ループが形成される。即ち、スイッチ90
の接点端子(c)−同スイッチ90の接点端子(b)−リ
ード線95−固定端子25−ブレーキコイル57L−ブレーキ
コイル57R−接合部79−チョークコイル60R−ブラシ13A
−整流子8−回転子巻線−ブラシ13B−チョークコイル6
0L−固定端子24−リード線91−スイッチ90の接点端子
(c)の閉ループが形成され、ブレーキコイル57Lと57R
とが負荷抵抗となってダイナミック制動がかかり同電動
機2の回転が急激に停止するようになっている。また逆
回転状態にあるときも上記同様に制動がかかる。
させるため、スイッチ90がオフされると、スイッチ90の
接点端子(b)と接点端子(c)とが接続されるため、
次のような開閉ループが形成される。即ち、スイッチ90
の接点端子(c)−同スイッチ90の接点端子(b)−リ
ード線95−固定端子25−ブレーキコイル57L−ブレーキ
コイル57R−接合部79−チョークコイル60R−ブラシ13A
−整流子8−回転子巻線−ブラシ13B−チョークコイル6
0L−固定端子24−リード線91−スイッチ90の接点端子
(c)の閉ループが形成され、ブレーキコイル57Lと57R
とが負荷抵抗となってダイナミック制動がかかり同電動
機2の回転が急激に停止するようになっている。また逆
回転状態にあるときも上記同様に制動がかかる。
次に、前記第1実施例において説明したブレーキコイ
ルが巻装されていない、即ち主コイルのみが巻装された
タイプの固定子鉄心を整流子電動機に用いた実施例を2
実施例として説明する。
ルが巻装されていない、即ち主コイルのみが巻装された
タイプの固定子鉄心を整流子電動機に用いた実施例を2
実施例として説明する。
第37図に示すように、前記第1実施例と同様に形成さ
れた固定子鉄心5の上端面には樹脂材で形成された第1
実施例と同様のターミナルプレート9が、2つに分割巻
装された後述の固定子巻線102L,102Rそれぞれの絶縁枠
と巻線形崩れ防止とを兼ねて取付けられており、ターミ
ナルプレート9には第1実施例と同様に挿着式端子が取
付けられている。また、固定子鉄心5の下端面にも同様
の形状をしたターミナルプレート11が取付けられている
ことは第1実施例と同じである。
れた固定子鉄心5の上端面には樹脂材で形成された第1
実施例と同様のターミナルプレート9が、2つに分割巻
装された後述の固定子巻線102L,102Rそれぞれの絶縁枠
と巻線形崩れ防止とを兼ねて取付けられており、ターミ
ナルプレート9には第1実施例と同様に挿着式端子が取
付けられている。また、固定子鉄心5の下端面にも同様
の形状をしたターミナルプレート11が取付けられている
ことは第1実施例と同じである。
一方、前記第1実施例と同様に形成された整流子8に
通電可能に接触し、回転子に巻装された回転子巻線に対
して通電させる第1実施例と同じブラシ13A,13B等を取
着したターミナルベース104が前記ターミナルプレート
9に装着されている。
通電可能に接触し、回転子に巻装された回転子巻線に対
して通電させる第1実施例と同じブラシ13A,13B等を取
着したターミナルベース104が前記ターミナルプレート
9に装着されている。
また、ターミナルベース104の上面には前記ブラシ13
A,13Bを挿着するとともにブラシ13A,13Bに接続されたブ
ラシリード線13AL,13BLと電気的に接続されるブラシホ
ルダ17A,17Bが取付けられており、さらに上記ブラシ13
A,13Bのそれぞれの先端面を前記整流子8に圧接させる
ため、薄板状のバネ材で形成されたコイル状のブラシス
プリング18A,18Bがブラシスプリングホルダ19A,19Bに取
着されており、こブラシスプリング18A,18Bのそれぞれ
の先端部18AF,18BFがブラシ13A,13Bのそれぞれの後端面
に当接し、ブラシ13A,13Bの後方から押圧力を加えるよ
うになっていることは前記第1実施例と同じである。
A,13Bを挿着するとともにブラシ13A,13Bに接続されたブ
ラシリード線13AL,13BLと電気的に接続されるブラシホ
ルダ17A,17Bが取付けられており、さらに上記ブラシ13
A,13Bのそれぞれの先端面を前記整流子8に圧接させる
ため、薄板状のバネ材で形成されたコイル状のブラシス
プリング18A,18Bがブラシスプリングホルダ19A,19Bに取
着されており、こブラシスプリング18A,18Bのそれぞれ
の先端部18AF,18BFがブラシ13A,13Bのそれぞれの後端面
に当接し、ブラシ13A,13Bの後方から押圧力を加えるよ
うになっていることは前記第1実施例と同じである。
一方、このブラシスプリング18A,18Bは、その先端部1
8AF,18BFがブラシ13A,13Bの側面に当接している状態に
おいて、同ブラシ13A,13Bを整流子8から離した位置に
保持させる機能を合せ持っていることも第1実施例と同
じである。
8AF,18BFがブラシ13A,13Bの側面に当接している状態に
おいて、同ブラシ13A,13Bを整流子8から離した位置に
保持させる機能を合せ持っていることも第1実施例と同
じである。
第38図はターミナルプレート9から引き外されたター
ミナルベース104の平面図、第39図はターミナルベース1
04の正面図、第40図はターミナルベース104の右側面図
である。
ミナルベース104の平面図、第39図はターミナルベース1
04の正面図、第40図はターミナルベース104の右側面図
である。
第38図〜第40図に示すように、ターミナルベース104
の上面部には、前記ブラシ13A,13Bのそれぞれを挿着さ
せるための前記ブラシホルダ17A,17Bと、前記ブラシス
プリング18A,18Bと、同ブラシスプリング18A,18Bを支着
したブラシスプリングホルダ19A,19Bとが設けられてお
り、さらに電気ドリル1のスイッチ等に接続されるリー
ド線端末部の端子が挿着される固定端子107,108が設け
られている。上記固定端子107,108は、合成樹脂で形成
された本体部104Aに起立されており、それぞれの固定端
子は後述の導電板の端末部に形成されたものであって、
導電板の途中部分は、上記合成樹脂の本体部104A内に埋
設されている。
の上面部には、前記ブラシ13A,13Bのそれぞれを挿着さ
せるための前記ブラシホルダ17A,17Bと、前記ブラシス
プリング18A,18Bと、同ブラシスプリング18A,18Bを支着
したブラシスプリングホルダ19A,19Bとが設けられてお
り、さらに電気ドリル1のスイッチ等に接続されるリー
ド線端末部の端子が挿着される固定端子107,108が設け
られている。上記固定端子107,108は、合成樹脂で形成
された本体部104Aに起立されており、それぞれの固定端
子は後述の導電板の端末部に形成されたものであって、
導電板の途中部分は、上記合成樹脂の本体部104A内に埋
設されている。
一方、ターミナルベース104の下面部には、小幅平板
状の端子109,110,111,112それぞれが設けられており、
同平板状のそれぞれの端子109〜112は、第1実施例と同
様の前記ターミナルプレート9に設けられた挿着式端子
36,39,40,43のそれぞれに挿着され、電気的に接触され
るものである。上記端子109〜112は後述の導電板の端末
部に形成されたものであって、導電板の途中部分は本体
部104Aの合成樹脂部分に埋設されている。また、ターミ
ナルベース104の下面に4本のロック片117,118,119,120
が延出されており、ロック片117〜120のそれぞれの端末
部にはロック爪121,122,123,124が形成されている。同
ロック爪121〜124は、第37図に示すようにターミナルプ
レート9の掛止部に掛止めされるもので、ロック爪121
〜124が上記掛止部に掛止めされることにより、ターミ
ナルベース104とターミナルプレート9が抜止め状に掛
止めされる。また、ロック片117〜120の外側下端面には
ロック爪121〜124を引き外すためのフック117a〜120aが
形成されている。
状の端子109,110,111,112それぞれが設けられており、
同平板状のそれぞれの端子109〜112は、第1実施例と同
様の前記ターミナルプレート9に設けられた挿着式端子
36,39,40,43のそれぞれに挿着され、電気的に接触され
るものである。上記端子109〜112は後述の導電板の端末
部に形成されたものであって、導電板の途中部分は本体
部104Aの合成樹脂部分に埋設されている。また、ターミ
ナルベース104の下面に4本のロック片117,118,119,120
が延出されており、ロック片117〜120のそれぞれの端末
部にはロック爪121,122,123,124が形成されている。同
ロック爪121〜124は、第37図に示すようにターミナルプ
レート9の掛止部に掛止めされるもので、ロック爪121
〜124が上記掛止部に掛止めされることにより、ターミ
ナルベース104とターミナルプレート9が抜止め状に掛
止めされる。また、ロック片117〜120の外側下端面には
ロック爪121〜124を引き外すためのフック117a〜120aが
形成されている。
また、ターミナルベース104の上面には前述のように
ブラシホルダ17A,17B、ブラシスプリング18A,18B、ブラ
シスプリングホルダ19A,19B、固定端子107,108等が設け
られている他に、前記第1実施例と同様に整流子8とブ
ラシ13A,13Bとの接触部で発生したノイズを減衰させる
ためのチョークコイル60L,60Rを接続させる端子穴125,1
26及び127,128が設けられている。また、端子穴125と12
6の間、及び端子穴127と128の間は通常、後述の導電板
で短絡されており、前記チョークコイル60L,60Rが上記
端子穴125と126、及び端子穴127と128の間に接続された
とき上記導電板を切断窓129及び130で切断し、回転巻線
に対する駆動電流をチョークコイル60L,60Rを介して流
すようにする。また、ブラシホルダ17A,17Bのそれぞれ
には、ブラシホルダ端子17AT,17BTが設けられているこ
とは第1実施例と同様である。さらに、ターミナルベー
ス104の上端面から小片状の複数のリード線ガイド片131
が垂下状に形成されており、例えば前記固定端子108に
接続されたリード線がターミナルベース104の外周部か
らはみ出さないようにガイドさせ、また、リード線ガイ
ド片131によりガイドされた上記リード線が挿通される
複数のリード線ガイド穴132がターミナルベース104の外
周部に形成されていることは第1実施例と同様である。
ブラシホルダ17A,17B、ブラシスプリング18A,18B、ブラ
シスプリングホルダ19A,19B、固定端子107,108等が設け
られている他に、前記第1実施例と同様に整流子8とブ
ラシ13A,13Bとの接触部で発生したノイズを減衰させる
ためのチョークコイル60L,60Rを接続させる端子穴125,1
26及び127,128が設けられている。また、端子穴125と12
6の間、及び端子穴127と128の間は通常、後述の導電板
で短絡されており、前記チョークコイル60L,60Rが上記
端子穴125と126、及び端子穴127と128の間に接続された
とき上記導電板を切断窓129及び130で切断し、回転巻線
に対する駆動電流をチョークコイル60L,60Rを介して流
すようにする。また、ブラシホルダ17A,17Bのそれぞれ
には、ブラシホルダ端子17AT,17BTが設けられているこ
とは第1実施例と同様である。さらに、ターミナルベー
ス104の上端面から小片状の複数のリード線ガイド片131
が垂下状に形成されており、例えば前記固定端子108に
接続されたリード線がターミナルベース104の外周部か
らはみ出さないようにガイドさせ、また、リード線ガイ
ド片131によりガイドされた上記リード線が挿通される
複数のリード線ガイド穴132がターミナルベース104の外
周部に形成されていることは第1実施例と同様である。
また、ターミナルベース104には所要の空隙を介して
整流子8を挿通させるための整流子挿通穴133が円形状
に形成されている。
整流子8を挿通させるための整流子挿通穴133が円形状
に形成されている。
第1実施例と同様に形成されたターミナルプレート9
は前述のように固定子鉄心5の端面に取付けられるもの
で、前記固定子巻線102L,102Rのそれぞれの端末線が接
続される挿着式の複数の端子を備えているとともに、固
定子巻線102L,102Rのそれぞれを形崩れしないように保
持させるための巻線支持枠54L,54Rが設けられ、さらに
巻線支持枠54L,54Rが一体的に形成されていることは第
1実施例と同様である。そして、同固定子巻線102Lの一
方の端末線102LAは、ターミナルプレート9の端子36に
接続され、同巻線102Lの他方の端末線102LBは端子43に
接続されている。また、同固定子巻線102Rの一方の端末
線102RAは、ターミナルプレート9の端子39に接続さ
れ、他方の端末線102RBは端子40に接続されている。
は前述のように固定子鉄心5の端面に取付けられるもの
で、前記固定子巻線102L,102Rのそれぞれの端末線が接
続される挿着式の複数の端子を備えているとともに、固
定子巻線102L,102Rのそれぞれを形崩れしないように保
持させるための巻線支持枠54L,54Rが設けられ、さらに
巻線支持枠54L,54Rが一体的に形成されていることは第
1実施例と同様である。そして、同固定子巻線102Lの一
方の端末線102LAは、ターミナルプレート9の端子36に
接続され、同巻線102Lの他方の端末線102LBは端子43に
接続されている。また、同固定子巻線102Rの一方の端末
線102RAは、ターミナルプレート9の端子39に接続さ
れ、他方の端末線102RBは端子40に接続されている。
次に、前記ターミナルベース104に設けられたそれぞ
れの導電板の配置について説明する。
れの導電板の配置について説明する。
第41図は前記ターミナルベース104を合成樹脂で一体
的に成形する際に、端末部に前記固定端子107,108及び
前記端子109〜112が形成されたそれぞれの導電板を所要
の間隔をあけた状態で配置した平面図、第42図はその正
面図、第43図は右側面図、第44図は左側面図である。
的に成形する際に、端末部に前記固定端子107,108及び
前記端子109〜112が形成されたそれぞれの導電板を所要
の間隔をあけた状態で配置した平面図、第42図はその正
面図、第43図は右側面図、第44図は左側面図である。
第41図〜第44図に示すように、前記ターミナルベース
104に取付けられる導電板は、前記固定端子107を一方の
端末部に形成し、他方の端末部に前記端子109を形成し
た導電板141と、導電板141と対称状に配置されて、前記
固定端子108を一方の端末部に形成し、他方の端末部に
前記端子111を形成した導電板142と、一方の端部143が
前記ブラシホルダ17Aと電気的機械的に結合接続される
ように形成されるとともに、反対側の端部144が前記ブ
ラシホルダ17Bと電気的機械的に結合され、さらに途中
部から分岐された分岐導電板145には前記チョークコイ
ル60Lが接続される端子穴125と126とが形成されてお
り、その端末部には前記端子112が形成された導電板146
と、導電板146と対称状に配置されて、一方の端部147が
ブラシホルダ17Bと電気的機械的に結合されるように形
成されるとともに、反対側の端部148がブラシホルダ17A
と電気的機械的に結合されるように形成され、さらに途
中部から分岐された分岐導電板149には前記チョークコ
イル60Rが接続される前記端子穴127と128とが形成され
ており、その端末部には前記端子110が形成された導電
板150とのそれぞれが用いられる。
104に取付けられる導電板は、前記固定端子107を一方の
端末部に形成し、他方の端末部に前記端子109を形成し
た導電板141と、導電板141と対称状に配置されて、前記
固定端子108を一方の端末部に形成し、他方の端末部に
前記端子111を形成した導電板142と、一方の端部143が
前記ブラシホルダ17Aと電気的機械的に結合接続される
ように形成されるとともに、反対側の端部144が前記ブ
ラシホルダ17Bと電気的機械的に結合され、さらに途中
部から分岐された分岐導電板145には前記チョークコイ
ル60Lが接続される端子穴125と126とが形成されてお
り、その端末部には前記端子112が形成された導電板146
と、導電板146と対称状に配置されて、一方の端部147が
ブラシホルダ17Bと電気的機械的に結合されるように形
成されるとともに、反対側の端部148がブラシホルダ17A
と電気的機械的に結合されるように形成され、さらに途
中部から分岐された分岐導電板149には前記チョークコ
イル60Rが接続される前記端子穴127と128とが形成され
ており、その端末部には前記端子110が形成された導電
板150とのそれぞれが用いられる。
なお、ターミナルベース104の上面部には、第38図に
示すように、前記接続窓129,130の他に、切断窓151,15
2,153及び154が形成されており、切断窓151,152のそれ
ぞれに露出されている導電板146の該当部分を第41図に
おいて切断部151A及び152Aとして示し、また、切断窓15
3,154のそれぞれに露出されている導電板150の該当部分
を切断部153A及び154Aとして示している。そして、例え
ば切断部152Aと切断部154Aとを切断した場合と、切断部
151Aと切断部153Aとを切断した場合とで整流子電動機2
の回転方向が換わるように電気回路が構成される。
示すように、前記接続窓129,130の他に、切断窓151,15
2,153及び154が形成されており、切断窓151,152のそれ
ぞれに露出されている導電板146の該当部分を第41図に
おいて切断部151A及び152Aとして示し、また、切断窓15
3,154のそれぞれに露出されている導電板150の該当部分
を切断部153A及び154Aとして示している。そして、例え
ば切断部152Aと切断部154Aとを切断した場合と、切断部
151Aと切断部153Aとを切断した場合とで整流子電動機2
の回転方向が換わるように電気回路が構成される。
さらに前記切断窓129が露出されている導電板146の該
当部分を第41図において切断部129Aとして示し、また前
記切断窓130に露出されている導電板150の該当部分を切
断部130Aとして示している。そして、前記チョークコイ
ル60Lと60Rとを前記該当する端子穴に接続したとき、上
記切断部129Aと130Aとを切断する。
当部分を第41図において切断部129Aとして示し、また前
記切断窓130に露出されている導電板150の該当部分を切
断部130Aとして示している。そして、前記チョークコイ
ル60Lと60Rとを前記該当する端子穴に接続したとき、上
記切断部129Aと130Aとを切断する。
なお、第45図は前記導電板146及び導電板146と同一形
状の導電板150の単体平面図、第46図はその単体正面
図、第47図は単体右側面図である。また、第48図は前記
導電板141及び導電板142の単体平面図、第49図は前記導
電板141及び導電板142の単体正面図である。
状の導電板150の単体平面図、第46図はその単体正面
図、第47図は単体右側面図である。また、第48図は前記
導電板141及び導電板142の単体平面図、第49図は前記導
電板141及び導電板142の単体正面図である。
第50図はブラシホルダ17A,17Bより短形のブラシホル
ダ90A,90Bをターミナルベース104に取付けた状態を示し
たもので、前記第1実施例と同様に、同ターミナルベー
ス104に種々の長さのブラシを取付けることが可能であ
ることを示している。
ダ90A,90Bをターミナルベース104に取付けた状態を示し
たもので、前記第1実施例と同様に、同ターミナルベー
ス104に種々の長さのブラシを取付けることが可能であ
ることを示している。
第51図は第2実施例の電気回路図である。
同図において、107と108は前記固定端子であり、固定
端子107はリード線155によりスイッチ156の接点端子
(b)と接続されている。またスイッチ156の接点端子
(a)は電源ケーブル157の一方の芯線157Aと接続され
ている。一方、固定端子108は、図示していない中継端
子を介して上記電源ケーブル157の他方の芯線157Bと導
通されている。
端子107はリード線155によりスイッチ156の接点端子
(b)と接続されている。またスイッチ156の接点端子
(a)は電源ケーブル157の一方の芯線157Aと接続され
ている。一方、固定端子108は、図示していない中継端
子を介して上記電源ケーブル157の他方の芯線157Bと導
通されている。
109,110,111及び112はターミナルベース104に形成さ
れた前記被挿着型の端子であり、36,39,40及び43はター
ミナルプレート9に設けられた前記挿着型の端子であっ
て、端子36にはターミナルベース104の端子109が、同様
に端子39には端子110が、端子40には端子111が、端子43
には端子112が挿着接続される。125,126及び127,128は
チョークコイル60L,60Rそれぞれが接続され、前記端子
穴であり、102Lと102Rは前記固定子巻線である。
れた前記被挿着型の端子であり、36,39,40及び43はター
ミナルプレート9に設けられた前記挿着型の端子であっ
て、端子36にはターミナルベース104の端子109が、同様
に端子39には端子110が、端子40には端子111が、端子43
には端子112が挿着接続される。125,126及び127,128は
チョークコイル60L,60Rそれぞれが接続され、前記端子
穴であり、102Lと102Rは前記固定子巻線である。
また、151A,152A,153A及び154Aは、前記切断部であ
り、整流子電動機2の回転を例えば正回転させる場合に
は、切断部152Aと切断部154Aの両方を切断しておく一
方、同整流子電動機2を逆回転させる場合には切断部15
1Aと切断部153Aの両方を切断しておくものである。
り、整流子電動機2の回転を例えば正回転させる場合に
は、切断部152Aと切断部154Aの両方を切断しておく一
方、同整流子電動機2を逆回転させる場合には切断部15
1Aと切断部153Aの両方を切断しておくものである。
従って切断部152Aと154Aとを切断した状態で、スイッ
チ156がオンされると、交流電源からの駆動電流は、電
源ケーブル157の芯線157A−スイッチ156−リード線155
−固定端子107−固定子巻線102L−チョークコイル60L−
切断部151A−ブラシ13B−整流子8−回転子巻線−ブラ
シ13A−切断部153A−チョークコイル60R−固定子巻線10
2R−固定端子108−芯線157Bのループで通電され、整流
子電同機2が回転される。
チ156がオンされると、交流電源からの駆動電流は、電
源ケーブル157の芯線157A−スイッチ156−リード線155
−固定端子107−固定子巻線102L−チョークコイル60L−
切断部151A−ブラシ13B−整流子8−回転子巻線−ブラ
シ13A−切断部153A−チョークコイル60R−固定子巻線10
2R−固定端子108−芯線157Bのループで通電され、整流
子電同機2が回転される。
一方、上記切断部151Aと153Aとを切断した状態でスイ
ッチ156がオンされた場合には、整流子8を介して固定
子巻線に流れる電流の方向が、切断部152Aと154Aを切断
したときの電流方向と反対になるため、整流子電動機2
が逆回転するようになる。
ッチ156がオンされた場合には、整流子8を介して固定
子巻線に流れる電流の方向が、切断部152Aと154Aを切断
したときの電流方向と反対になるため、整流子電動機2
が逆回転するようになる。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、ターミナルベースに設
けられた正方向導電路の切断部、あるいは逆方向導電路
の切断部のいずれかを切断するだけで整流子電動機の回
転方向が設定されるため、本整流子電動機を電動工具等
に用いた場合、電動工具等の種類に対応した整流子電動
機の回転方向を容易に、かつ確実に設定することが可能
になり、電動工具の組立て工数を減少させ、電動工具等
の生産性を向上させることができるという効果がある。
けられた正方向導電路の切断部、あるいは逆方向導電路
の切断部のいずれかを切断するだけで整流子電動機の回
転方向が設定されるため、本整流子電動機を電動工具等
に用いた場合、電動工具等の種類に対応した整流子電動
機の回転方向を容易に、かつ確実に設定することが可能
になり、電動工具の組立て工数を減少させ、電動工具等
の生産性を向上させることができるという効果がある。
図面は実施例に係り、第1図は本発明に成る整流子電動
機を組込んだ電気ドリルの一部破断正面図である。ま
た、第2図〜第36図は第1実施例に係り、第37図〜第51
図は第2実施例に関する図面である。 第2図は固定子鉄心の一方の端面に着接されたターミナ
ルプレートにターミナルベースが結合固定された状態の
外観斜視図、第3図はブラシが整流子に押圧接触されて
いる状態を示した外観斜視図、第4図はブラシが整流子
から離れた位置に保持されている状態を示した外観斜視
図、第5図はターミナルベースの外観斜視図、第6図は
ターミナルベースの平面図、第7図はターミナルベース
の正面図、第8図はターミナルベースの右側面図、第9
図はターミナルベースにおけるリード線配線状態を部分
的に示した外観斜視図、第10図はターミナルプレートの
外観斜視図、第11図はターミナルプレートの平面図、第
12図はターミナルプレートの正面図、第13図はターミナ
ルプレートの右側面図、第14図は固定子鉄心の一方の端
面に取付けられたターミナルプレートと固定子巻線の端
末線がターミナルプレートの挿着式端子に接続されてい
る状態を示した外観斜視図、第15図は第14図の一部拡大
斜視図、第16図は主コイルの端末線とブレーキコイルの
端末線の相互の配線状態を示した斜視図、第17図はター
ミナルベースの導電板の配置を示した平面図、第18図は
第17図の正面図、第19図は第18図の右側面図、第20図は
第18図の左側面図、第21図は導電板76と80の平面図、第
22図は第21図のA−A矢視図、第23図は第21図のB−B
矢視図、第24図は導電板77の平面図、第25図は第24図の
A−A矢視図、第26図は第24図のB−B矢視図、第27図
は導電板82の平面図、第28図は第27図のA−A矢視図、
第29図は導電板83の平面図、第30図は第29図のA−A矢
視図、第31図は導電板84の平面図、第32図は第31図のA
−A矢視図、第33図は導電板85の平面図、第34図は第33
図のA−A矢視図、第35図はターミナルベースに取付け
られるブラシが矩形ブラシである場合のターミナルベー
スの平面図、第36図は電気回路図である。また、第37図
は第2実施例のターミナルベースを固定子鉄心の一方の
端面に着接されたターミナルプレートに結合固定された
状態の外観斜視図、第38図はターミナルベースの平面
図、第39図はターミナルベースの正面図、第40図はター
ミナルベースの右側面図、第41図はターミナルベースの
導電板の配置を示した平面図、第42図は第41図の正面
図、第43図は第42図の右側面図、第44図は第42図の左側
面図、第45図は導電板146及び150の平面図、第46図は第
45図の正面図、第47図は第45図の右側面図、第48図は導
電板141及び142の平面図、第49図は第48図の正面図、第
50図はターミナルベースに取付けられるブラシが矩形ブ
ラシである場合のターミナルベースの平面図、第51図は
電気回路図である。 1……電気ドリル 2……整流子電動機 3……ハウジング 5……固定子鉄心 8……整流子 9……ターミナルプレート 10R,10L,102L,102R……固定子巻線 13A,13B……ブラシ 14,104……ターミナルベース 17A,17B……ブラシホルダ 18A,18B……ブラシスプリング 24,25,26,27,107,108……固定端子 28,29,30,31,32,33,34,35,109,110,111,112……被挿着
端子 36,37,38,39,40,41,42,43……挿着型端子 44,45,46,47,117,118,119,120……ロック片 48,49,50,51,121,122,123,124……ロック爪 53A,53B,53C,53D……固定爪 57L,57R……ブレーキコイル 58L,58R……主コイル 57LA,57LB,57RA,57RB……ブレーキコイルの端末線 58LA,58LB,58RA,58RB……主コイルの端末線 67,131……リード線ガイド片 68,132……リード線ガイド穴 73……小突起 78,79……接合部 76,77,80,82,83,84,85,141,142,146,150……導電板 151A,152A,153A,154A……切断部
機を組込んだ電気ドリルの一部破断正面図である。ま
た、第2図〜第36図は第1実施例に係り、第37図〜第51
図は第2実施例に関する図面である。 第2図は固定子鉄心の一方の端面に着接されたターミナ
ルプレートにターミナルベースが結合固定された状態の
外観斜視図、第3図はブラシが整流子に押圧接触されて
いる状態を示した外観斜視図、第4図はブラシが整流子
から離れた位置に保持されている状態を示した外観斜視
図、第5図はターミナルベースの外観斜視図、第6図は
ターミナルベースの平面図、第7図はターミナルベース
の正面図、第8図はターミナルベースの右側面図、第9
図はターミナルベースにおけるリード線配線状態を部分
的に示した外観斜視図、第10図はターミナルプレートの
外観斜視図、第11図はターミナルプレートの平面図、第
12図はターミナルプレートの正面図、第13図はターミナ
ルプレートの右側面図、第14図は固定子鉄心の一方の端
面に取付けられたターミナルプレートと固定子巻線の端
末線がターミナルプレートの挿着式端子に接続されてい
る状態を示した外観斜視図、第15図は第14図の一部拡大
斜視図、第16図は主コイルの端末線とブレーキコイルの
端末線の相互の配線状態を示した斜視図、第17図はター
ミナルベースの導電板の配置を示した平面図、第18図は
第17図の正面図、第19図は第18図の右側面図、第20図は
第18図の左側面図、第21図は導電板76と80の平面図、第
22図は第21図のA−A矢視図、第23図は第21図のB−B
矢視図、第24図は導電板77の平面図、第25図は第24図の
A−A矢視図、第26図は第24図のB−B矢視図、第27図
は導電板82の平面図、第28図は第27図のA−A矢視図、
第29図は導電板83の平面図、第30図は第29図のA−A矢
視図、第31図は導電板84の平面図、第32図は第31図のA
−A矢視図、第33図は導電板85の平面図、第34図は第33
図のA−A矢視図、第35図はターミナルベースに取付け
られるブラシが矩形ブラシである場合のターミナルベー
スの平面図、第36図は電気回路図である。また、第37図
は第2実施例のターミナルベースを固定子鉄心の一方の
端面に着接されたターミナルプレートに結合固定された
状態の外観斜視図、第38図はターミナルベースの平面
図、第39図はターミナルベースの正面図、第40図はター
ミナルベースの右側面図、第41図はターミナルベースの
導電板の配置を示した平面図、第42図は第41図の正面
図、第43図は第42図の右側面図、第44図は第42図の左側
面図、第45図は導電板146及び150の平面図、第46図は第
45図の正面図、第47図は第45図の右側面図、第48図は導
電板141及び142の平面図、第49図は第48図の正面図、第
50図はターミナルベースに取付けられるブラシが矩形ブ
ラシである場合のターミナルベースの平面図、第51図は
電気回路図である。 1……電気ドリル 2……整流子電動機 3……ハウジング 5……固定子鉄心 8……整流子 9……ターミナルプレート 10R,10L,102L,102R……固定子巻線 13A,13B……ブラシ 14,104……ターミナルベース 17A,17B……ブラシホルダ 18A,18B……ブラシスプリング 24,25,26,27,107,108……固定端子 28,29,30,31,32,33,34,35,109,110,111,112……被挿着
端子 36,37,38,39,40,41,42,43……挿着型端子 44,45,46,47,117,118,119,120……ロック片 48,49,50,51,121,122,123,124……ロック爪 53A,53B,53C,53D……固定爪 57L,57R……ブレーキコイル 58L,58R……主コイル 57LA,57LB,57RA,57RB……ブレーキコイルの端末線 58LA,58LB,58RA,58RB……主コイルの端末線 67,131……リード線ガイド片 68,132……リード線ガイド穴 73……小突起 78,79……接合部 76,77,80,82,83,84,85,141,142,146,150……導電板 151A,152A,153A,154A……切断部
Claims (1)
- 【請求項1】磁極のそれぞれに所要の固定子巻線が巻装
された固定子の一方の端面に、前記固定子巻線のそれぞ
れの端末線が接続されるとともに外部の被挿着端子を挿
着接続させるための挿着式端子を設けたターミナルプレ
ートが着接固定される一方、前記被挿着端子を備え、か
つ整流子に接触して回転子巻線に所要の電流を通電させ
るためのブラシアセンブリ部、及び電源スイッチ等から
のリード線を接続させるための固定端子等が設けられた
ターミナルベースを前記ターミナルプレートに直接的に
結合することにより所要の電気的接続が行なわれる整流
子電動機において、 前記ターミナルベースには、前記整流子を介して前記回
転子巻線に通電される電流の正方向導電路及び逆方向導
電路のそれぞれの導電路が予め形成されるとともに、回
転子の回転方向に対応して上記正方向導電路もしくは逆
方向導電路の通電を遮断するための切断部を上記正方向
導電路及び逆方向導電路のそれぞれに設けたことを特徴
とする整流子電動機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62335234A JP2608739B2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 整流子電動機 |
US07/288,073 US4926075A (en) | 1987-12-28 | 1988-12-21 | Electric motor brush assembly adaptable to different stators |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62335234A JP2608739B2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 整流子電動機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01174252A JPH01174252A (ja) | 1989-07-10 |
JP2608739B2 true JP2608739B2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=18286246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62335234A Expired - Fee Related JP2608739B2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 整流子電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2608739B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101055951B1 (ko) * | 2010-07-15 | 2011-08-09 | 계양전기 주식회사 | 접속이 안정적인 전류전환장치를 구비하는 전동공구 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6158444A (ja) * | 1984-07-12 | 1986-03-25 | ブラツク アンド デツカ− インコ−ポレイテイド | 電動機用サブアツセンブリ |
-
1987
- 1987-12-28 JP JP62335234A patent/JP2608739B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6158444A (ja) * | 1984-07-12 | 1986-03-25 | ブラツク アンド デツカ− インコ−ポレイテイド | 電動機用サブアツセンブリ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01174252A (ja) | 1989-07-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |