JP2598099Y2 - 分岐接続箱 - Google Patents
分岐接続箱Info
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- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 claims 1
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 20
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 15
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- 238000000280 densification Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用ワイヤーハー
ネスに用いる分岐接続箱に関し、特に、内部に電線と接
続する圧接端子を配置しているロアケースとアッパーケ
ースとを溶接結合し、アッパーケースにカバーを被せる
タイプの分岐接続箱において、ケースの嵌合保持力の向
上を図るものである。
ネスに用いる分岐接続箱に関し、特に、内部に電線と接
続する圧接端子を配置しているロアケースとアッパーケ
ースとを溶接結合し、アッパーケースにカバーを被せる
タイプの分岐接続箱において、ケースの嵌合保持力の向
上を図るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用ワイヤーハーネスを種々の電装
品に分岐接続するのに用いられる分岐接続箱は、分岐接
続点を1箇所に集中させて、配線を合理的かつ経済的に
分岐接続するものであり、ワイヤーハーネスの高密度化
に伴って種々の形式のものが開発されている。
品に分岐接続するのに用いられる分岐接続箱は、分岐接
続点を1箇所に集中させて、配線を合理的かつ経済的に
分岐接続するものであり、ワイヤーハーネスの高密度化
に伴って種々の形式のものが開発されている。
【0003】上記分岐接続箱としては、例えば図4に示
すように、ロアケース1の4隅に円柱状の溶着用ボス1
aをそれぞれ設けると共に、アッパーケース2の4隅に
上記ボス1aを挿入する貫通穴2aをそれぞれ設けて、
図8(A)のように、上記各ボス1aを各貫通穴2aに
挿入した後、図8(B)のように、超音波溶着機3で各
ボス1aの先端部1bを溶かしてアッパーケース2に溶
着させることにより、アッパーケース2とロアケース1
を嵌合保持しているものがある。上記アッパーケース2
と結合したロアケース1を車体に固定するために、ロア
ケース1の側部には車体への固定用ブラケット4が設け
られている。
すように、ロアケース1の4隅に円柱状の溶着用ボス1
aをそれぞれ設けると共に、アッパーケース2の4隅に
上記ボス1aを挿入する貫通穴2aをそれぞれ設けて、
図8(A)のように、上記各ボス1aを各貫通穴2aに
挿入した後、図8(B)のように、超音波溶着機3で各
ボス1aの先端部1bを溶かしてアッパーケース2に溶
着させることにより、アッパーケース2とロアケース1
を嵌合保持しているものがある。上記アッパーケース2
と結合したロアケース1を車体に固定するために、ロア
ケース1の側部には車体への固定用ブラケット4が設け
られている。
【0004】上記のように溶着結合するロアケース1と
アッパーケース2の内部には、通常、図4〜図6に示す
ように、ロアケース1の内部に配置した電線群5に圧接
端子6を接続し、該圧接端子6にアッパーケース2のコ
ネクタ収容室2bに挿入するコネクタ(図示せず)と結
合させるようにしている。上記圧接端子6を内部に配置
する分岐接続箱において、ロアケース1とアッパーケー
ス2とを溶着結合する最大の理由は、圧接端子と電線と
の圧接部の性能を安定させるためである。即ち、ロアケ
ース1とアッパーケース2との嵌合時に必要なクリアラ
ンスをなくし、クリアランスが存在する場合に発生する
振動等による摩耗でガタが多くなることを防ぎ、その結
果、圧接端子と電線との圧接部に外力が伝わりにくくし
て、電線の断線、圧接端子の変形を防止し、接触信頼性
を高めている。
アッパーケース2の内部には、通常、図4〜図6に示す
ように、ロアケース1の内部に配置した電線群5に圧接
端子6を接続し、該圧接端子6にアッパーケース2のコ
ネクタ収容室2bに挿入するコネクタ(図示せず)と結
合させるようにしている。上記圧接端子6を内部に配置
する分岐接続箱において、ロアケース1とアッパーケー
ス2とを溶着結合する最大の理由は、圧接端子と電線と
の圧接部の性能を安定させるためである。即ち、ロアケ
ース1とアッパーケース2との嵌合時に必要なクリアラ
ンスをなくし、クリアランスが存在する場合に発生する
振動等による摩耗でガタが多くなることを防ぎ、その結
果、圧接端子と電線との圧接部に外力が伝わりにくくし
て、電線の断線、圧接端子の変形を防止し、接触信頼性
を高めている。
【0005】上記アッパーケース2に対して、そのコネ
クタ収容室2bにワイヤーハーネスと接続したコネクタ
を挿入した後、電線保護用のカバー7が取り付けられ
る。上記カバー7は、図7に示すように、アッパーケー
ス2の両側外面に夫々2箇所に設けたロック爪2cに、
カバー7の下部に設けたロック穴7aを係合させて、ア
ッパーケース2に嵌合ロックしている。
クタ収容室2bにワイヤーハーネスと接続したコネクタ
を挿入した後、電線保護用のカバー7が取り付けられ
る。上記カバー7は、図7に示すように、アッパーケー
ス2の両側外面に夫々2箇所に設けたロック爪2cに、
カバー7の下部に設けたロック穴7aを係合させて、ア
ッパーケース2に嵌合ロックしている。
【0006】上記ロアケース1に配線されている電線群
5は、アッパーケース2との嵌合時に、ロアケース1の
両側外端に突設した電線ガイド板1gとアッパーケース
2の両側外端面に刻設したガイド溝2gの間に挿入され
て上向きに方向づけられ、カバー7の内部を通して、カ
バー7の側面より上面にかけて開口した電線引出穴7b
を通して外部に引き出されている。
5は、アッパーケース2との嵌合時に、ロアケース1の
両側外端に突設した電線ガイド板1gとアッパーケース
2の両側外端面に刻設したガイド溝2gの間に挿入され
て上向きに方向づけられ、カバー7の内部を通して、カ
バー7の側面より上面にかけて開口した電線引出穴7b
を通して外部に引き出されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の分岐接続箱では、電線群5によりアッパーケース2
に上方向A(図6および図2参照)の負荷が作用する一
方、ロアケース1には車体に固定したブラケット4より
下方向B(図6および図2参照)の負荷が作用すること
となる。該負荷は分岐接続箱をブラケット4を介して車
体に固定する時に作用すると共に、車両走行中に発生す
る振動等によって作用する。上記アッパーケース2とロ
アケース1に作用する負荷は、相反する方向の負荷とな
り、アッパーケース2とロアケース1は、いずれも合成
樹脂成型品であるために変形し、ロアケース1とアッパ
ーケース2の各溶着部1aと2aに過大な負荷が作用す
ることとなる。その結果、各溶着部1a、2aが破損し
て、アッパーケース2とロアケース1の嵌合保持が保て
なくなる恐れがあった。
来の分岐接続箱では、電線群5によりアッパーケース2
に上方向A(図6および図2参照)の負荷が作用する一
方、ロアケース1には車体に固定したブラケット4より
下方向B(図6および図2参照)の負荷が作用すること
となる。該負荷は分岐接続箱をブラケット4を介して車
体に固定する時に作用すると共に、車両走行中に発生す
る振動等によって作用する。上記アッパーケース2とロ
アケース1に作用する負荷は、相反する方向の負荷とな
り、アッパーケース2とロアケース1は、いずれも合成
樹脂成型品であるために変形し、ロアケース1とアッパ
ーケース2の各溶着部1aと2aに過大な負荷が作用す
ることとなる。その結果、各溶着部1a、2aが破損し
て、アッパーケース2とロアケース1の嵌合保持が保て
なくなる恐れがあった。
【0008】本考案は上記問題を解消するためになされ
たもので、アッパーケースのカバーを利用して、アッパ
ーケースとロアケースの嵌合保持力を向上させると共
に、上記溶着部へ作用する負荷を軽減することを目的と
するものである。
たもので、アッパーケースのカバーを利用して、アッパ
ーケースとロアケースの嵌合保持力を向上させると共
に、上記溶着部へ作用する負荷を軽減することを目的と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、溶着結合するロアケースとアッパーケー
スと、該アッパーケースの上方より着脱自在に被せる下
面開口のボックス形状のカバーを備え、該カバーにより
上記溶着結合するロアケースとアッパーケースとを覆
い、上記カバーに下方へ突出させた第1のロック部と第
2のロック部とを設け、上記アッパーケースに設けた被
ロック部を上記カバーの第1のロック部と係止し、か
つ、上記ロアケースに設けた被ロック部と上記カバーと
を第2のロック部とを係止していることを特徴とする分
岐接続箱を提供するものである。
に、本考案は、溶着結合するロアケースとアッパーケー
スと、該アッパーケースの上方より着脱自在に被せる下
面開口のボックス形状のカバーを備え、該カバーにより
上記溶着結合するロアケースとアッパーケースとを覆
い、上記カバーに下方へ突出させた第1のロック部と第
2のロック部とを設け、上記アッパーケースに設けた被
ロック部を上記カバーの第1のロック部と係止し、か
つ、上記ロアケースに設けた被ロック部と上記カバーと
を第2のロック部とを係止していることを特徴とする分
岐接続箱を提供するものである。
【0010】上記ロアケースとアッパーケースとは、ロ
アケースに設けた溶着用ボスをアッパーケースに設けた
貫通穴に挿入して該ボスの先端部を溶かしてアッパーケ
ースに溶着して結合していると共に、上記アッパーケー
スと上記カバーとを第1のロック爪とロック穴とで係止
し、かつ、上記ロアケースと上記カバーとを第2のロッ
ク爪とロック穴とで係止している。
アケースに設けた溶着用ボスをアッパーケースに設けた
貫通穴に挿入して該ボスの先端部を溶かしてアッパーケ
ースに溶着して結合していると共に、上記アッパーケー
スと上記カバーとを第1のロック爪とロック穴とで係止
し、かつ、上記ロアケースと上記カバーとを第2のロッ
ク爪とロック穴とで係止している。
【0011】具体的には、上記カバーは下面開口のボッ
クス形状し、その側面より上面にかけて電線引出穴を設
けていると共に、対向する前後外面に第1のロック穴を
設け、該ロック穴をアッパーケースの両側外面に突設し
た第1のロック爪に着脱自在に係止する一方、対向する
左右外面に第2のロック穴を設けたロック部を下方に延
在させて形成し、該第2のロック穴をロアケースの両側
外面に突設した第2のロック爪に着脱自在に係止するよ
うにしている。
クス形状し、その側面より上面にかけて電線引出穴を設
けていると共に、対向する前後外面に第1のロック穴を
設け、該ロック穴をアッパーケースの両側外面に突設し
た第1のロック爪に着脱自在に係止する一方、対向する
左右外面に第2のロック穴を設けたロック部を下方に延
在させて形成し、該第2のロック穴をロアケースの両側
外面に突設した第2のロック爪に着脱自在に係止するよ
うにしている。
【0012】上記ロアケースの内部には圧接端子と接続
する電線を挿入配置する一方、上記アッパーケースの内
部には上記圧接端子と接続するコネクタを挿入してい
る。尚、上記ロアケースとアッパーケースとを溶着結合
する分岐接続箱は、その内部に必ずしも圧接端子を収容
するものに限定されない。
する電線を挿入配置する一方、上記アッパーケースの内
部には上記圧接端子と接続するコネクタを挿入してい
る。尚、上記ロアケースとアッパーケースとを溶着結合
する分岐接続箱は、その内部に必ずしも圧接端子を収容
するものに限定されない。
【0013】
【作用】本考案の分岐接続箱によれば、ロアケースの溶
着用ボスをアッパーケースの貫通穴に挿入してアッパー
ケースに溶着する一方、カバーの第1のロック穴をアッ
パーケースに第1のロック爪に係止すると共に、第2の
ロック穴をロアケースの第2のロック爪とに係止し、ア
ッパーケースをロアケースとカバーとで挟持した状態で
固定している。
着用ボスをアッパーケースの貫通穴に挿入してアッパー
ケースに溶着する一方、カバーの第1のロック穴をアッ
パーケースに第1のロック爪に係止すると共に、第2の
ロック穴をロアケースの第2のロック爪とに係止し、ア
ッパーケースをロアケースとカバーとで挟持した状態で
固定している。
【0014】このように、カバーをロアケースにも嵌合
ロックすることにより、アッパーケースがカバーとロア
ケースとの間に挟み込まれるので、各溶着部に作用する
負荷が各嵌合ロック部に分散し、各溶着部に作用する負
荷が軽減され、溶着部が破損しにくくなる。さらに、各
溶着部よるロアケースとアッパーケースとの結合に加え
て、カバーをロアケースおよびアッパーケースとにロッ
クすることにより、アッパーケースとロアケースとの嵌
合保持力も向上する。この嵌合保持力の向上により、圧
接端子と電線群との圧接部の性能も安定して、信頼性が
向上する。また、カバー自体の嵌合ロック力も向上し
て、脱落等の不具合も防止できる。
ロックすることにより、アッパーケースがカバーとロア
ケースとの間に挟み込まれるので、各溶着部に作用する
負荷が各嵌合ロック部に分散し、各溶着部に作用する負
荷が軽減され、溶着部が破損しにくくなる。さらに、各
溶着部よるロアケースとアッパーケースとの結合に加え
て、カバーをロアケースおよびアッパーケースとにロッ
クすることにより、アッパーケースとロアケースとの嵌
合保持力も向上する。この嵌合保持力の向上により、圧
接端子と電線群との圧接部の性能も安定して、信頼性が
向上する。また、カバー自体の嵌合ロック力も向上し
て、脱落等の不具合も防止できる。
【0015】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例により詳細に説
明する。なお、図4以下に示した従来技術と同一構成・
作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
図1に示すように、平板状のロアケース1の4隅に溶着
用ボス1aを夫々設けると共に、該ロアケース1の長辺
側の一方の外側面に車体への固定用ブラケット4を一体
に突設している。該ロアケース1の短辺側の両側部より
突設した電線ガイド板1gの外面および上記ブラケット
4側の外側面に第2のロック爪1c(図3参照)を夫々
突設している。これらロック爪1cは上面角部を傾斜さ
せてロック穴と容易に係止できるようにしている。
明する。なお、図4以下に示した従来技術と同一構成・
作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
図1に示すように、平板状のロアケース1の4隅に溶着
用ボス1aを夫々設けると共に、該ロアケース1の長辺
側の一方の外側面に車体への固定用ブラケット4を一体
に突設している。該ロアケース1の短辺側の両側部より
突設した電線ガイド板1gの外面および上記ブラケット
4側の外側面に第2のロック爪1c(図3参照)を夫々
突設している。これらロック爪1cは上面角部を傾斜さ
せてロック穴と容易に係止できるようにしている。
【0016】一方、アッパーケース2は、従来と同構造
であって、平板状基板部2hの4隅に、ロアケース1の
ボス1aを挿入する貫通穴2aを夫々設けると共に、長
辺側の両側外面の4箇所(2箇所のみ図示)に第1のロ
ック爪2cを夫々突設している。これらロック爪2cは
第2のロック爪1cと同様な形状としている。該アッパ
ーケース2には、短辺側の両側外面には電線ガイド溝2
gを刻設していると共に、基板部2hの上面にはコネク
タ収容室2bを形成する仕切壁部2jを基板部2hの短
辺側外端より間隔をあけた内部位置より上向きに突設し
ている。
であって、平板状基板部2hの4隅に、ロアケース1の
ボス1aを挿入する貫通穴2aを夫々設けると共に、長
辺側の両側外面の4箇所(2箇所のみ図示)に第1のロ
ック爪2cを夫々突設している。これらロック爪2cは
第2のロック爪1cと同様な形状としている。該アッパ
ーケース2には、短辺側の両側外面には電線ガイド溝2
gを刻設していると共に、基板部2hの上面にはコネク
タ収容室2bを形成する仕切壁部2jを基板部2hの短
辺側外端より間隔をあけた内部位置より上向きに突設し
ている。
【0017】下面開口の略ボックス形状のカバー7に
は、長辺側の前後両側部の下部に、上記アッパーケース
2の第1のロック爪2cに係合する第1のロック穴7a
を夫々設けている。また、短辺側の左右両側部及び上記
ブラケット4側の後側部の下部に、上記ロアケース1の
第2のロック爪1cに夫々係合する第2のロック穴7c
(図3参照)を夫々設けている。これら第2のロック穴
7cはカバー7の側部下端面7fよりコ字枠状のロック
部7dを突出させ、該ロック部7dの内部穴をロック穴
7cとしている。上記第1のロック穴7aを設けるカバ
ー7の側部下端面7eはアッパーケース2の基板部2h
の上面に当接する長さに設定していると共に、第2のロ
ック穴7cを設ける側部下端面7fはロアケース1の突
出したガイド板1gの上面に当接する長さに設定してお
り、上記下端面7eを下端面7fより僅かに突出させて
いる。
は、長辺側の前後両側部の下部に、上記アッパーケース
2の第1のロック爪2cに係合する第1のロック穴7a
を夫々設けている。また、短辺側の左右両側部及び上記
ブラケット4側の後側部の下部に、上記ロアケース1の
第2のロック爪1cに夫々係合する第2のロック穴7c
(図3参照)を夫々設けている。これら第2のロック穴
7cはカバー7の側部下端面7fよりコ字枠状のロック
部7dを突出させ、該ロック部7dの内部穴をロック穴
7cとしている。上記第1のロック穴7aを設けるカバ
ー7の側部下端面7eはアッパーケース2の基板部2h
の上面に当接する長さに設定していると共に、第2のロ
ック穴7cを設ける側部下端面7fはロアケース1の突
出したガイド板1gの上面に当接する長さに設定してお
り、上記下端面7eを下端面7fより僅かに突出させて
いる。
【0018】上記構成からなる分岐接続箱において、組
付けに際しては、ロアケース1に電線群5を予め配線す
ると共に、アッパーケース2に圧接端子6を組み付けて
いる。ついで、ロアケース1のボス1aにアッパーケー
ス2の貫通穴2aを挿入して、ロアケース1とアッパー
ケース2とを嵌合し、同時に圧接端子6を電線5に圧入
して接続する。また、この時、ロアケース1に配線して
いた電線群5はロアケース1のガイド板1gとアッパー
ケース2のガイド溝2gの間を通して上向きに引き出さ
れる。
付けに際しては、ロアケース1に電線群5を予め配線す
ると共に、アッパーケース2に圧接端子6を組み付けて
いる。ついで、ロアケース1のボス1aにアッパーケー
ス2の貫通穴2aを挿入して、ロアケース1とアッパー
ケース2とを嵌合し、同時に圧接端子6を電線5に圧入
して接続する。また、この時、ロアケース1に配線して
いた電線群5はロアケース1のガイド板1gとアッパー
ケース2のガイド溝2gの間を通して上向きに引き出さ
れる。
【0019】その後、超音波溶着機3で各ボス1aの先
端部1bを溶かしてアッパーケース2に溶着し、アッパ
ーケース2とロアケース1とを嵌合固定する。
端部1bを溶かしてアッパーケース2に溶着し、アッパ
ーケース2とロアケース1とを嵌合固定する。
【0020】次いで、アッパーケース2のコネクタ収容
室2bにワイヤハーネス10と接続したコネクタ(図示
せず)を挿入し、該コネクタに上記圧接端子6を挿入
し、コネクタ内部の端子と結合する。
室2bにワイヤハーネス10と接続したコネクタ(図示
せず)を挿入し、該コネクタに上記圧接端子6を挿入
し、コネクタ内部の端子と結合する。
【0021】その後、図2に示すように、ロアケース1
に配線していた電線群5および上記コネクタに接続して
いる電線10を、ケース7の電線引出穴7bから引き出
すようにして、ケース7を上方からアッパーケース2に
被せてゆく。ケース7はその第1のロック穴7aがアッ
パーケース2の第1のロック爪2cに係合して、アッパ
ーケース2に嵌合ロックされる。同時に、ケース7の第
2のロック穴7cがロアケース1の第2のロック爪1c
に係合して、ロアケース1にも嵌合ロックされる。
に配線していた電線群5および上記コネクタに接続して
いる電線10を、ケース7の電線引出穴7bから引き出
すようにして、ケース7を上方からアッパーケース2に
被せてゆく。ケース7はその第1のロック穴7aがアッ
パーケース2の第1のロック爪2cに係合して、アッパ
ーケース2に嵌合ロックされる。同時に、ケース7の第
2のロック穴7cがロアケース1の第2のロック爪1c
に係合して、ロアケース1にも嵌合ロックされる。
【0022】上記のように、カバー7をロアケース1に
も嵌合ロックすることで、アッパーケース2がカバー7
とロアケース1との間に挟み込まれるので、溶着部1
a、2aに作用する負荷がカバー7とアッパーケース2
との第1の嵌合ロック部とカバー7とロアケース1との
嵌合ロック部に分散される。よって、上記溶着部1aと
2aに作用する負荷が軽減され、各溶着部1aと2aが
破損しにくくなる。
も嵌合ロックすることで、アッパーケース2がカバー7
とロアケース1との間に挟み込まれるので、溶着部1
a、2aに作用する負荷がカバー7とアッパーケース2
との第1の嵌合ロック部とカバー7とロアケース1との
嵌合ロック部に分散される。よって、上記溶着部1aと
2aに作用する負荷が軽減され、各溶着部1aと2aが
破損しにくくなる。
【0023】また、上記各溶着部1aと2aに加えて、
第2のロック爪1cとロック穴7cとの嵌合ロックによ
り、アッパーケース2とロアケース1との嵌合保持力も
向上するようになる。同時に、カバー7自体の嵌合ロッ
ク力も向上するので、脱落等の不具合も防止できるよう
になる。上記アッパーケース2とロアケース1の嵌合保
持力の向上により、圧接端子6と電線群5との圧接部の
性能も安定するので、信頼性が向上するようになる。
第2のロック爪1cとロック穴7cとの嵌合ロックによ
り、アッパーケース2とロアケース1との嵌合保持力も
向上するようになる。同時に、カバー7自体の嵌合ロッ
ク力も向上するので、脱落等の不具合も防止できるよう
になる。上記アッパーケース2とロアケース1の嵌合保
持力の向上により、圧接端子6と電線群5との圧接部の
性能も安定するので、信頼性が向上するようになる。
【0024】
【考案の効果】以上の説明より明らかなように、本考案
の分岐接続箱は、ロアケースの溶着用ボスをアッパーケ
ースの貫通穴に挿入して、アッパーケースに溶着する一
方、アッパーケースのカバーを、第1のロック爪とロッ
ク穴とでアッパーケースに嵌合ロックすると共に、第2
のロック爪とロック穴とでロアケースにも嵌合ロックし
ているため、アッパーケースがカバーとロアケースとの
間に挟み込まれ、各溶着部に作用する負荷が各嵌合ロッ
ク部に分散して軽減され、各溶着部が破損しにくくな
る。また、各溶着部に加えて、第2のロック爪とロック
穴との嵌合ロックにより、アッパーケースとロアケース
との嵌合保持力も向上し、この嵌合保持力の向上によ
り、圧接端子と電線群との圧接部の性能も安定して、信
頼性が向上する。さらに、カバー自体の嵌合ロック力も
向上して、脱落等の不具合も防止できる。
の分岐接続箱は、ロアケースの溶着用ボスをアッパーケ
ースの貫通穴に挿入して、アッパーケースに溶着する一
方、アッパーケースのカバーを、第1のロック爪とロッ
ク穴とでアッパーケースに嵌合ロックすると共に、第2
のロック爪とロック穴とでロアケースにも嵌合ロックし
ているため、アッパーケースがカバーとロアケースとの
間に挟み込まれ、各溶着部に作用する負荷が各嵌合ロッ
ク部に分散して軽減され、各溶着部が破損しにくくな
る。また、各溶着部に加えて、第2のロック爪とロック
穴との嵌合ロックにより、アッパーケースとロアケース
との嵌合保持力も向上し、この嵌合保持力の向上によ
り、圧接端子と電線群との圧接部の性能も安定して、信
頼性が向上する。さらに、カバー自体の嵌合ロック力も
向上して、脱落等の不具合も防止できる。
【図1】 本考案の分岐接続箱の分解斜視図である。
【図2】 図1の分岐接続箱の組立て斜視図である。
【図3】 ロアケースとカバーの嵌合ロック部の断面図
である。
である。
【図4】 従来の分岐接続箱の分解斜視図である。
【図5】 アッパーケースとロアケースの組立て斜視図
である。
である。
【図6】 図5の縦断面図である。
【図7】 アッパーケースとカバーの嵌合ロック部の断
面図である。
面図である。
【図8】 (A)はアッパーケースとロアケースの溶着
前の断面図、(B)は溶着要領の断面図である。
前の断面図、(B)は溶着要領の断面図である。
1 ロアケース 1a 溶着用ボス 1c 第2のロック爪 2 アッパーケース 2a 貫通穴 2c 第1のロック爪 7 カバー 7a 第1のロック穴 7b 電線引出穴 7c 第2のロック穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 3/14 H02G 3/16
Claims (2)
- 【請求項1】 溶着結合するロアケースとアッパーケー
スと、該アッパーケースの上方より着脱自在に被せる下
面開口のボックス形状のカバーを備え、該カバーにより
上記溶着結合するロアケースとアッパーケースとを覆
い、 上記カバーに下方へ突出させた第1のロック部と第2の
ロック部とを設け、 上記アッパーケースに設けた被ロック部を上記カバーの
第1のロック部と係止し、かつ、上記ロアケースに設け
た被ロック部と上記カバーとを第2のロック部とを係止
している ことを特徴とする分岐接続箱。 - 【請求項2】 上記ロアケースとアッパーケースとの内
部には電線と接続する圧接端子が配置されていることを
特徴とする請求項1に記載の分岐接続箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993022282U JP2598099Y2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 分岐接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993022282U JP2598099Y2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 分岐接続箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0680317U JPH0680317U (ja) | 1994-11-08 |
JP2598099Y2 true JP2598099Y2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=12078405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993022282U Expired - Lifetime JP2598099Y2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 分岐接続箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2598099Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4844211B2 (ja) | 2006-04-20 | 2011-12-28 | トヨタ自動車株式会社 | 収納ケース |
JP2013013226A (ja) * | 2011-06-29 | 2013-01-17 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 配線具及びワイヤハーネス |
JP5812428B2 (ja) * | 2012-03-09 | 2015-11-11 | 住友電装株式会社 | 電気接続箱 |
-
1993
- 1993-04-27 JP JP1993022282U patent/JP2598099Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0680317U (ja) | 1994-11-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990427 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |