JP2575173Y2 - スピーカを有するキーボード - Google Patents
スピーカを有するキーボードInfo
- Publication number
- JP2575173Y2 JP2575173Y2 JP1992058226U JP5822692U JP2575173Y2 JP 2575173 Y2 JP2575173 Y2 JP 2575173Y2 JP 1992058226 U JP1992058226 U JP 1992058226U JP 5822692 U JP5822692 U JP 5822692U JP 2575173 Y2 JP2575173 Y2 JP 2575173Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker
- case
- keyboard
- sound
- attached
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、上ケース及び下ケース
から成るケース内にスピーカを収容したキーボードに関
する。
から成るケース内にスピーカを収容したキーボードに関
する。
【0002】
【従来の技術】上述した従来の電子鍵盤楽器として、上
ケースにスピーカを直接取り付けただけの構造のもの
か、又は、下ケースに密閉構造あるいはバスレフ構造の
スピーカボックスを取り付けたものが知られている。
ケースにスピーカを直接取り付けただけの構造のもの
か、又は、下ケースに密閉構造あるいはバスレフ構造の
スピーカボックスを取り付けたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上ケースにスピーカを
直接取り付けただけのものは、ケースの鍵盤収容部や上
ケースと下ケースの嵌合部から、スピーカの背面からの
音が演奏者に向け漏れてスピーカの背面からの音と干渉
し、そのため音質が低下していた。また、下ケースにス
ピーカボックスを取り付けたものは、特にシングルキー
ボードでは大型化してコンパクトにならず、また部品コ
スト及び組立コストが増大するという欠点があった。
直接取り付けただけのものは、ケースの鍵盤収容部や上
ケースと下ケースの嵌合部から、スピーカの背面からの
音が演奏者に向け漏れてスピーカの背面からの音と干渉
し、そのため音質が低下していた。また、下ケースにス
ピーカボックスを取り付けたものは、特にシングルキー
ボードでは大型化してコンパクトにならず、また部品コ
スト及び組立コストが増大するという欠点があった。
【0004】本考案は、従来のこのような欠点を解消
し、ケースが小型で構造が簡単であり、またコスト安で
あって、しかも音質が向上するキーボードを提供するこ
とをその目的とするものである。
し、ケースが小型で構造が簡単であり、またコスト安で
あって、しかも音質が向上するキーボードを提供するこ
とをその目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するため手段】本考案は、上記の目的を達
成するために、鍵盤を取り付けた下ケースと、鍵盤を露
出する開口を有する上ケースから成るケース内にスピー
カを収容したキーボードにおいて、前記上ケースの放音
孔部にスピーカを取り付け、該スピーカに対向する位置
に、前記下ケースの底板を内方に突出し且つ該下ケース
の後方側板に開口する凹部を設けると共に、該凹部に放
音孔を形成し、該放音孔を包囲する環状リブを形成し
て、該環状リブに筒体を取り付け、その上端部を前記ス
ピーカの背面に密着して筒体内に前記スピーカを収容し
たことを特徴とするスピーカーを有するキーボード。
成するために、鍵盤を取り付けた下ケースと、鍵盤を露
出する開口を有する上ケースから成るケース内にスピー
カを収容したキーボードにおいて、前記上ケースの放音
孔部にスピーカを取り付け、該スピーカに対向する位置
に、前記下ケースの底板を内方に突出し且つ該下ケース
の後方側板に開口する凹部を設けると共に、該凹部に放
音孔を形成し、該放音孔を包囲する環状リブを形成し
て、該環状リブに筒体を取り付け、その上端部を前記ス
ピーカの背面に密着して筒体内に前記スピーカを収容し
たことを特徴とするスピーカーを有するキーボード。
【0006】
【作用】上ケースの放音孔部に取り付けられたスピーカ
に対向する位置に、下ケースの底板を内方に突出し且つ
該下ケースの後方側板に開口する凹部を設けると共に、
該凹部に放音孔を形成し、該放音孔を包囲する環状リブ
を形成して、該環状リブに筒体を取り付け、その上端部
を前記スピーカの背面に密着して筒体内に前記スピーカ
を収容したから、卓上に配置されているとき、スピーカ
の背面から放出される音は、下ケースの放音孔から下ケ
ースの凹部を経て下ケースの後方に放出され、この音は
スピーカの前面から上ケースの放音孔を経て放出される
音と干渉することがない。またスピーカの背面からの音
は下ケースの放音孔から外部に放出されるので、スピー
カのコーン紙の振動が抑えられることがなく、下ケース
の放音孔の大きさを最適値に設定すれば、スピーカの特
性に最適なダンパー効果が得られる。
に対向する位置に、下ケースの底板を内方に突出し且つ
該下ケースの後方側板に開口する凹部を設けると共に、
該凹部に放音孔を形成し、該放音孔を包囲する環状リブ
を形成して、該環状リブに筒体を取り付け、その上端部
を前記スピーカの背面に密着して筒体内に前記スピーカ
を収容したから、卓上に配置されているとき、スピーカ
の背面から放出される音は、下ケースの放音孔から下ケ
ースの凹部を経て下ケースの後方に放出され、この音は
スピーカの前面から上ケースの放音孔を経て放出される
音と干渉することがない。またスピーカの背面からの音
は下ケースの放音孔から外部に放出されるので、スピー
カのコーン紙の振動が抑えられることがなく、下ケース
の放音孔の大きさを最適値に設定すれば、スピーカの特
性に最適なダンパー効果が得られる。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面につき説明する。
図面において、1は電子鍵盤楽器のケース、2は鍵盤、
3はスピーカである。ケース1は、鍵盤2を露出する開
口4を有する上ケース11と下ケース12とから成る。上
ケース11は後部に左右2個の放音孔5、5を有し、そ
の内面には放音孔5、5に対向してスピーカ3、3がネ
ジで取り付けられている。下ケース12の底板6には後
部左右のスピーカ3、3に対応する位置に、内方に突出
し且つ後方側板に開口する凹部7、7が形成されてい
る。この凹部7の底板8には、放音孔9が設けられ、こ
の底板8の上部には環状のリブ10で位置決めされて筒
体11が接着されている。この筒体11は例えば樹脂又
は紙製で、その上端部がフェルト等の密閉部材12を介
して前記スピーカ3の背面に密着している。
図面において、1は電子鍵盤楽器のケース、2は鍵盤、
3はスピーカである。ケース1は、鍵盤2を露出する開
口4を有する上ケース11と下ケース12とから成る。上
ケース11は後部に左右2個の放音孔5、5を有し、そ
の内面には放音孔5、5に対向してスピーカ3、3がネ
ジで取り付けられている。下ケース12の底板6には後
部左右のスピーカ3、3に対応する位置に、内方に突出
し且つ後方側板に開口する凹部7、7が形成されてい
る。この凹部7の底板8には、放音孔9が設けられ、こ
の底板8の上部には環状のリブ10で位置決めされて筒
体11が接着されている。この筒体11は例えば樹脂又
は紙製で、その上端部がフェルト等の密閉部材12を介
して前記スピーカ3の背面に密着している。
【0008】前記下ケース12の放音孔9はその面積を
最適値に設定することによりスピーカ3の特性に最適な
ダンパー効果を与えることができる。
最適値に設定することによりスピーカ3の特性に最適な
ダンパー効果を与えることができる。
【0009】
【考案の効果】本考案は、上述のように、ケース内のス
ピーカが下ケースに取り付けた筒体内に収容され、スピ
ーカの背面から放出される音が筒体内から下ケースの放
音孔を経てケースの後方に放出されるように構成されて
いるので、スピーカの前面から放出される音は、スピー
カの背面からの音によって干渉されることがなく、その
ため音質が向上し、且つスピーカのコーン紙の振動が抑
えられることがないという効果があり、またケースが小
型で構造が簡単であり、部品及び組立コストが低廉にな
るという効果を有する。
ピーカが下ケースに取り付けた筒体内に収容され、スピ
ーカの背面から放出される音が筒体内から下ケースの放
音孔を経てケースの後方に放出されるように構成されて
いるので、スピーカの前面から放出される音は、スピー
カの背面からの音によって干渉されることがなく、その
ため音質が向上し、且つスピーカのコーン紙の振動が抑
えられることがないという効果があり、またケースが小
型で構造が簡単であり、部品及び組立コストが低廉にな
るという効果を有する。
【図1】 本考案の実施例の後方から見た斜視図
【図2】 上記実施例の断面図
1 ケース 11 上ケース 12 下ケース 2 鍵盤 3 スピーカ 5 放音孔 6 下ケース12の底板 7 凹部 8 凹部7の底板 9 放音孔 11 筒体 12 密閉部材
Claims (1)
- 【請求項1】 鍵盤を取り付けた下ケースと、鍵盤を露
出する開口を有する上ケースから成るケース内にスピー
カを収容したキーボードにおいて、前記上ケースの放音
孔部にスピーカを取り付け、該スピーカに対向する位置
に、前記下ケースの底板を内方に突出し且つ該下ケース
の後方側板に開口する凹部を設けると共に、該凹部に放
音孔を形成し、該放音孔を包囲する環状リブを形成し
て、該環状リブに筒体を取り付け、その上端部を前記ス
ピーカの背面に密着して筒体内に前記スピーカを収容し
たことを特徴とするスピーカーを有するキーボード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992058226U JP2575173Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | スピーカを有するキーボード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992058226U JP2575173Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | スピーカを有するキーボード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0621096U JPH0621096U (ja) | 1994-03-18 |
JP2575173Y2 true JP2575173Y2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=13078173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992058226U Expired - Lifetime JP2575173Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | スピーカを有するキーボード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2575173Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20030051594A1 (en) | 2001-09-19 | 2003-03-20 | Yamaha Corporation | Electronic keyboard musical instrument |
WO2019038913A1 (ja) * | 2017-08-25 | 2019-02-28 | ヤマハ株式会社 | 鍵盤装置 |
JP7126142B2 (ja) * | 2018-06-29 | 2022-08-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 情報端末装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56120594U (ja) * | 1980-02-16 | 1981-09-14 | ||
JPH0733277Y2 (ja) * | 1987-02-06 | 1995-07-31 | ヤマハ株式会社 | 鍵盤式電子楽器 |
JPS6423196U (ja) * | 1987-07-30 | 1989-02-07 | ||
JP3130697U (ja) * | 2007-01-24 | 2007-04-05 | 洋 村田 | 照明付耳掻き |
-
1992
- 1992-08-19 JP JP1992058226U patent/JP2575173Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0621096U (ja) | 1994-03-18 |
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