JP2573713Y2 - 電動機の固定子 - Google Patents
電動機の固定子Info
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- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 59
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 33
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 18
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 claims description 5
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 2
- 238000010030 laminating Methods 0.000 claims 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 9
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 8
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- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 3
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- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
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Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、外輪継鉄部鉄芯と内輪
磁極部とに分割されてなる電動機の固定子に関するもの
である。
磁極部とに分割されてなる電動機の固定子に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、家電製品のファン駆動用に使用さ
れる電動機は、より安価な物が求められている。
れる電動機は、より安価な物が求められている。
【0003】このようなことから、従来の電動機の固定
子は一般に、図6および図7に示すような構成であっ
た。すなわち、複数の開口部101とスロット102と
を形成する歯部103を有した鉄板104を積層し、歯
部103の外周部を絶縁部材105で覆って一体形成し
た歯部鉄芯106には、電動機の極数に応じた主巻線1
07と補助巻線108とが直巻巻装されている。また、
歯部鉄芯106の絶縁部材105の主巻線107および
補助巻線108のコイルエンド側の両端部の両端には、
R部109が設けられている。一方、歯部鉄芯106の
外周部には、円環状の継鉄部鉄芯(図示せず)が圧入嵌
合されている。そして、主巻線107と補助巻線108
との巻装作業は、以下のようにして行われていた。
子は一般に、図6および図7に示すような構成であっ
た。すなわち、複数の開口部101とスロット102と
を形成する歯部103を有した鉄板104を積層し、歯
部103の外周部を絶縁部材105で覆って一体形成し
た歯部鉄芯106には、電動機の極数に応じた主巻線1
07と補助巻線108とが直巻巻装されている。また、
歯部鉄芯106の絶縁部材105の主巻線107および
補助巻線108のコイルエンド側の両端部の両端には、
R部109が設けられている。一方、歯部鉄芯106の
外周部には、円環状の継鉄部鉄芯(図示せず)が圧入嵌
合されている。そして、主巻線107と補助巻線108
との巻装作業は、以下のようにして行われていた。
【0004】まず、歯部鉄芯106の開口部101から
主巻線107を直巻巻装し、続いて補助巻線108を直
巻巻装するが、このとき主巻線107および補助巻線1
08は、絶縁部材105の各コーナ部に設けられたR部
109に沿って、急激に折曲されて傷付いたり断線した
りすることなく、なめらかに巻装することができるの
で、主巻線107および補助巻線108の線径を極力細
くして電動機の固定子の製造コストの低減を図ってい
た。
主巻線107を直巻巻装し、続いて補助巻線108を直
巻巻装するが、このとき主巻線107および補助巻線1
08は、絶縁部材105の各コーナ部に設けられたR部
109に沿って、急激に折曲されて傷付いたり断線した
りすることなく、なめらかに巻装することができるの
で、主巻線107および補助巻線108の線径を極力細
くして電動機の固定子の製造コストの低減を図ってい
た。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、製品本体の
多様化にともなって電動機の出力を変更する際、電動機
の鉄芯の積厚寸法を変えて対応することはよく知られて
おり、その製作方法は固定側110Aと可動側110B
とからなる一台の成形金型110(図7にその概略を2
点鎖線で示す)の可動側110Bに歯部鉄芯の種々の積
厚寸法に対応するスライド式の積厚対応部111を設
け、金型費を低減するのが一般的ある。しかし、前記従
来の歯部103の外周部を絶縁部材105で覆う電動機
の固定子では、積厚対応部111に絶縁部材105のR
部109を設けなければならず、その部分が金型構造上
強度不足となり、量産不可能となる。したがつて、歯部
鉄芯106の種々の積厚に対応するためには、固定側と
可動側とからなる成形金型の固定側か可動側のどちらか
一方を種々の積厚に対応する形状に形成したものを必要
な数だけ用意して金型切替えを行いながら生産しなけれ
ばならないので、金型費用がかえって増大するととも
に、金型切替え等の時間も増大して、製造コストが増大
するという課題があった。
多様化にともなって電動機の出力を変更する際、電動機
の鉄芯の積厚寸法を変えて対応することはよく知られて
おり、その製作方法は固定側110Aと可動側110B
とからなる一台の成形金型110(図7にその概略を2
点鎖線で示す)の可動側110Bに歯部鉄芯の種々の積
厚寸法に対応するスライド式の積厚対応部111を設
け、金型費を低減するのが一般的ある。しかし、前記従
来の歯部103の外周部を絶縁部材105で覆う電動機
の固定子では、積厚対応部111に絶縁部材105のR
部109を設けなければならず、その部分が金型構造上
強度不足となり、量産不可能となる。したがつて、歯部
鉄芯106の種々の積厚に対応するためには、固定側と
可動側とからなる成形金型の固定側か可動側のどちらか
一方を種々の積厚に対応する形状に形成したものを必要
な数だけ用意して金型切替えを行いながら生産しなけれ
ばならないので、金型費用がかえって増大するととも
に、金型切替え等の時間も増大して、製造コストが増大
するという課題があった。
【0006】本考案は、上記課題を解決するもので、巻
線を歯部に巻装する際、急激に折曲させて傷付けたり断
線させたりすることなく、巻線の線径を極力細くして製
造コストを低減させるとともに、この電動機の固定子の
積厚寸法を変えて電動機の出力を変更するのに、一台の
成形金型で対応して製造コストを低減させることのでき
る電動機の固定子を提供することを目的としている。
線を歯部に巻装する際、急激に折曲させて傷付けたり断
線させたりすることなく、巻線の線径を極力細くして製
造コストを低減させるとともに、この電動機の固定子の
積厚寸法を変えて電動機の出力を変更するのに、一台の
成形金型で対応して製造コストを低減させることのでき
る電動機の固定子を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、電動機の極数に応じた巻線導体が巻装され
る複数の歯部を有した鉄板を積層し、前記歯部の外周部
を絶縁部材で覆って一体形成した歯部鉄芯と、この歯部
鉄芯に外周側から直巻巻装される第1の巻線と、この第
1の巻線巻装後これと電気角度90°隔てた位置に外周
側から直巻巻装される第2の巻線と、前記歯部鉄芯の外
周部に嵌合され磁路を形成する継鉄部鉄芯とを備え、前
記絶縁部材の第1および第2の巻線のコイルエンド側の
両端部のうち一方の端部の両角部にR部を形成し、もう
一方の端部の中央部に凸部を形成してなる電動機の固定
子の構成としたものである。
するために、電動機の極数に応じた巻線導体が巻装され
る複数の歯部を有した鉄板を積層し、前記歯部の外周部
を絶縁部材で覆って一体形成した歯部鉄芯と、この歯部
鉄芯に外周側から直巻巻装される第1の巻線と、この第
1の巻線巻装後これと電気角度90°隔てた位置に外周
側から直巻巻装される第2の巻線と、前記歯部鉄芯の外
周部に嵌合され磁路を形成する継鉄部鉄芯とを備え、前
記絶縁部材の第1および第2の巻線のコイルエンド側の
両端部のうち一方の端部の両角部にR部を形成し、もう
一方の端部の中央部に凸部を形成してなる電動機の固定
子の構成としたものである。
【0008】
【作用】本考案は、上記した構成により、歯部鉄芯の歯
部に第1の巻線を直巻巻装し、続いて第2の巻線を直巻
巻装するが、このとき、第1および第2の巻線は、絶縁
部材の一方の端部のR部に沿い、かつもう一方の端部の
両角部と凸部の先端部とを結ぶ傾斜線上に沿い、急激に
折曲されて傷付いたり断線したりすることなく、なめら
かに巻装されるとともに、電動機の固定子の積厚寸法を
変えて電動機の出力を変更するのに、固定側と可動側と
からなる成形金型の可動側のスライド式積厚対応部の中
央部に凹部を設けるだけで、絶縁部材の凸部を形成する
ことができ、この部分の金型強度を確保し、一台の成形
金型で歯部鉄芯の種々の積厚寸法に対応することができ
ることとなる。
部に第1の巻線を直巻巻装し、続いて第2の巻線を直巻
巻装するが、このとき、第1および第2の巻線は、絶縁
部材の一方の端部のR部に沿い、かつもう一方の端部の
両角部と凸部の先端部とを結ぶ傾斜線上に沿い、急激に
折曲されて傷付いたり断線したりすることなく、なめら
かに巻装されるとともに、電動機の固定子の積厚寸法を
変えて電動機の出力を変更するのに、固定側と可動側と
からなる成形金型の可動側のスライド式積厚対応部の中
央部に凹部を設けるだけで、絶縁部材の凸部を形成する
ことができ、この部分の金型強度を確保し、一台の成形
金型で歯部鉄芯の種々の積厚寸法に対応することができ
ることとなる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図1〜図5
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
【0010】図に示すように、細長いほぼ矩形状の鉄板
を複数枚積層して歯部2を形成し、この歯部2を24個
所、所定間隔をおいて円環状に配設し、これらの外周部
を絶縁部材2Aで覆って一体に成形し歯部鉄芯1を構成
している。この歯部鉄芯1は内側に回転子(図示せず)
を配設する孔3を有し、また各歯部2間に、外周側に開
口したスロット4を有している。このスロット4にその
開口部11から第1の巻線である補助巻線5と第2の巻
線である主巻線6とを挿入して歯部2に直巻巻装するの
であるが、補助巻線5と主巻線6のコイルエンド内周部
を歯部鉄芯1の内周側方向に位置決めする円筒状の立上
げ部7を、上記孔3にその内周面を一致させて設け、ま
た主巻線6のコイルエンド外周部を歯部鉄芯1の外周側
方向に位置決めする立上げリブ8を設け、そして立上げ
部7と立上げリブ8とを絶縁部材2Aに一体に形成して
いる。また絶縁部材2Aの補助巻線5および主巻線6の
コイルエンド側の両端部のうち一方の両角部には、R部
13が形成されるとともに、もう一方の端部の中央部に
は、凸部14が形成されている。さらに、補助巻線5の
中央に位置する歯部2上には、前端部が歯部2の中央部
よりやや内側に位置するように形成されたスペーサ9が
絶縁部材2Aに一体に形成されている。上記絶縁部材2
A、立上げ部7、立上げリブ8、スペーサ9は、すべて
絶縁材料からなるものである。一方、歯部鉄芯1の外周
部には、磁路を形成する継鉄部鉄芯10が嵌合装着され
ている。
を複数枚積層して歯部2を形成し、この歯部2を24個
所、所定間隔をおいて円環状に配設し、これらの外周部
を絶縁部材2Aで覆って一体に成形し歯部鉄芯1を構成
している。この歯部鉄芯1は内側に回転子(図示せず)
を配設する孔3を有し、また各歯部2間に、外周側に開
口したスロット4を有している。このスロット4にその
開口部11から第1の巻線である補助巻線5と第2の巻
線である主巻線6とを挿入して歯部2に直巻巻装するの
であるが、補助巻線5と主巻線6のコイルエンド内周部
を歯部鉄芯1の内周側方向に位置決めする円筒状の立上
げ部7を、上記孔3にその内周面を一致させて設け、ま
た主巻線6のコイルエンド外周部を歯部鉄芯1の外周側
方向に位置決めする立上げリブ8を設け、そして立上げ
部7と立上げリブ8とを絶縁部材2Aに一体に形成して
いる。また絶縁部材2Aの補助巻線5および主巻線6の
コイルエンド側の両端部のうち一方の両角部には、R部
13が形成されるとともに、もう一方の端部の中央部に
は、凸部14が形成されている。さらに、補助巻線5の
中央に位置する歯部2上には、前端部が歯部2の中央部
よりやや内側に位置するように形成されたスペーサ9が
絶縁部材2Aに一体に形成されている。上記絶縁部材2
A、立上げ部7、立上げリブ8、スペーサ9は、すべて
絶縁材料からなるものである。一方、歯部鉄芯1の外周
部には、磁路を形成する継鉄部鉄芯10が嵌合装着され
ている。
【0011】上記構成の固定子における補助巻線5と主
巻線6との巻装作業について以下に説明する。
巻線6との巻装作業について以下に説明する。
【0012】まず、補助巻線5をスロット4内へその開
口部11から挿入して歯部2に直巻にて巻装する。この
とき、補助巻線5のコイルエンド外周部がスペーサ9の
前端部により、歯部2の中央部よりやや内側で位置決め
されているので、補助巻線5は、歯部鉄芯1の内周側へ
押付けられた状態で巻装される。続いて主巻線6は、補
助巻線5が上記のように内周側へ押付けられて巻装され
ているので、スロット4のかなり奥へ巻き込まれてい
き、そしてそのコイルエンド外周部が立上げリブ8によ
って外周側方向に位置決めされるので歯部鉄芯1の内周
側へ押付けられた状態で巻装される。したがって、主巻
線6は、スロット4の奥部から順に外周部の開口部11
付近まで巻装することができる。このとき、補助巻線5
および主巻線6は、絶縁部材2Aの両端部の一方の端部
のR部13に沿い、かつもう一方の端部の両角部と凸部
14の先端部とを結ぶ傾斜線上15に沿い、急激に折曲
されて傷付いたり断線したりすることなく、なめらかに
巻装される。
口部11から挿入して歯部2に直巻にて巻装する。この
とき、補助巻線5のコイルエンド外周部がスペーサ9の
前端部により、歯部2の中央部よりやや内側で位置決め
されているので、補助巻線5は、歯部鉄芯1の内周側へ
押付けられた状態で巻装される。続いて主巻線6は、補
助巻線5が上記のように内周側へ押付けられて巻装され
ているので、スロット4のかなり奥へ巻き込まれてい
き、そしてそのコイルエンド外周部が立上げリブ8によ
って外周側方向に位置決めされるので歯部鉄芯1の内周
側へ押付けられた状態で巻装される。したがって、主巻
線6は、スロット4の奥部から順に外周部の開口部11
付近まで巻装することができる。このとき、補助巻線5
および主巻線6は、絶縁部材2Aの両端部の一方の端部
のR部13に沿い、かつもう一方の端部の両角部と凸部
14の先端部とを結ぶ傾斜線上15に沿い、急激に折曲
されて傷付いたり断線したりすることなく、なめらかに
巻装される。
【0013】また、上記のように構成された電動機の固
定子において、電動機の出力を歯部鉄芯1の積厚寸法を
変えて変更する場合の歯部鉄芯1の成型方法について以
下に説明する。
定子において、電動機の出力を歯部鉄芯1の積厚寸法を
変えて変更する場合の歯部鉄芯1の成型方法について以
下に説明する。
【0014】歯部鉄芯2の外周部に絶縁部材2Aを成型
する成型金型23(図7にその概略を2点鎖線で示す)
は、絶縁部材2Aの一方の端部の両角部にR部13を形
成する固定側20と、もう一方の端部の中央部に凸部1
4を形成するとともに、歯部鉄芯1の種々の積厚寸法に
対応するスライド式の積厚対応部21を設けた可動側2
2とから構成されている。積厚対応部21は、歯部鉄芯
1の種々の積厚寸法に応じるように調節することができ
る。また、積厚対応部21は、その先端の中央部に絶縁
部材2Aの凸部14を形成する凹部を設けただけの単純
な形状となっており、可動側22と摺動する両角部の先
端の強度が低下することなく、大量生産に対応すること
ができる。
する成型金型23(図7にその概略を2点鎖線で示す)
は、絶縁部材2Aの一方の端部の両角部にR部13を形
成する固定側20と、もう一方の端部の中央部に凸部1
4を形成するとともに、歯部鉄芯1の種々の積厚寸法に
対応するスライド式の積厚対応部21を設けた可動側2
2とから構成されている。積厚対応部21は、歯部鉄芯
1の種々の積厚寸法に応じるように調節することができ
る。また、積厚対応部21は、その先端の中央部に絶縁
部材2Aの凸部14を形成する凹部を設けただけの単純
な形状となっており、可動側22と摺動する両角部の先
端の強度が低下することなく、大量生産に対応すること
ができる。
【0015】このように、本考案の実施例の電動機の固
定子によれば、補助巻線5および主巻線6を歯部2に巻
装する際、急激に折曲させて傷付けたり断線させたりす
ることなく、なめらかに巻装することができるととも
に、歯部鉄芯1の積厚寸法を変えて電動機の出力を変更
するのに一台の成形金型23で対応することができる。
定子によれば、補助巻線5および主巻線6を歯部2に巻
装する際、急激に折曲させて傷付けたり断線させたりす
ることなく、なめらかに巻装することができるととも
に、歯部鉄芯1の積厚寸法を変えて電動機の出力を変更
するのに一台の成形金型23で対応することができる。
【0016】
【考案の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本考案によれば、巻線を歯部に巻装する際に急激に
折曲させて傷付けたり断線させたりすることがないよう
にして、巻線の線径を極力細くし製造コストを低減させ
るとともに、この電動機の固定子の積厚寸法を変えて電
動機の出力を変更するのに、一台の成形金型で対応して
製造コストを低減させることのできる効果のある電動機
の固定子を提供できる。
に、本考案によれば、巻線を歯部に巻装する際に急激に
折曲させて傷付けたり断線させたりすることがないよう
にして、巻線の線径を極力細くし製造コストを低減させ
るとともに、この電動機の固定子の積厚寸法を変えて電
動機の出力を変更するのに、一台の成形金型で対応して
製造コストを低減させることのできる効果のある電動機
の固定子を提供できる。
【図1】本考案の一実施例の電動機の固定子の歯部鉄芯
の平面図
の平面図
【図2】図1のB−O断面図
【図3】図1のA−O断面図
【図4】図1のC−C’断面図
【図5】同固定子の平面図
【図6】従来の電動機の固定子の歯部鉄芯の平面図
【図7】図6のD−D’断面図
1 歯部鉄芯 2 歯部 2A 絶縁部材 5 補助巻線 6 主巻線 14 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 1/04 - 1/20 H02K 3/30 - 3/44 H02K 15/02 - 15/12
Claims (1)
- 【請求項1】電動機の極数に応じた巻線導体が巻装され
る複数の歯部を有した鉄板を積層し、前記歯部の外周部
を絶縁部材で覆って一体形成した歯部鉄芯と、この歯部
鉄芯に外周側から直巻巻装される第1の巻線と、この第
1の巻線巻装後これと電気角度90°隔てた位置に外周
側から直巻巻装される第2の巻線と、前記歯部鉄芯の外
周部に嵌合され磁路を形成する継鉄部鉄芯とを備え、前
記絶縁部材の第1および第2の巻線のコイルエンド側の
両端部のうち一方の端部の両角部にR部を形成し、もう
一方の端部の中央部に凸部を形成してなる電動機の固定
子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992035283U JP2573713Y2 (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 電動機の固定子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992035283U JP2573713Y2 (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 電動機の固定子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0595157U JPH0595157U (ja) | 1993-12-24 |
JP2573713Y2 true JP2573713Y2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=12437454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992035283U Expired - Lifetime JP2573713Y2 (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 電動機の固定子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2573713Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015033158A (ja) * | 2013-07-31 | 2015-02-16 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 圧縮機用モータ及び圧縮機 |
-
1992
- 1992-05-27 JP JP1992035283U patent/JP2573713Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015033158A (ja) * | 2013-07-31 | 2015-02-16 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 圧縮機用モータ及び圧縮機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0595157U (ja) | 1993-12-24 |
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