JP2953139B2 - 電動機の電機子組立体 - Google Patents
電動機の電機子組立体Info
- Publication number
- JP2953139B2 JP2953139B2 JP26920891A JP26920891A JP2953139B2 JP 2953139 B2 JP2953139 B2 JP 2953139B2 JP 26920891 A JP26920891 A JP 26920891A JP 26920891 A JP26920891 A JP 26920891A JP 2953139 B2 JP2953139 B2 JP 2953139B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- wedge
- slot
- shaft
- press
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家電機器に用いられる整
流子電動機の電機子組立体に関するものである。
流子電動機の電機子組立体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、家電製品において薄型の電動機の
需要が急速に高まってきている。
需要が急速に高まってきている。
【0003】以下、図面を参照しながら従来の電機子組
立体の一実施例について説明する。電動機を薄型にする
にあたり、冷却用の内扇を取り付けるのは相反する事項
である。
立体の一実施例について説明する。電動機を薄型にする
にあたり、冷却用の内扇を取り付けるのは相反する事項
である。
【0004】図2は従来の電機子組立体の半断面図であ
る。図2において1は軸である。2は電気鋼板を積み重
ねた電機子鉄心で、軸1に圧入固定されている。3は巻
線である。4,5は電機子鉄心2と巻線3を絶縁するエ
ンドインシュレーターA,Bである。6,7は軸1と巻
線3を絶縁する軸絶縁A,Bである。8は整流子であ
り、軸1に圧入され固定されており、巻線3と結線され
ている。29は内扇であり軸1と圧入により固定されて
いる。10は電機子鉄心2のスロット内より巻線3の飛
び出しを防ぐウェッジであり、各スロットに圧入され固
定されている。
る。図2において1は軸である。2は電気鋼板を積み重
ねた電機子鉄心で、軸1に圧入固定されている。3は巻
線である。4,5は電機子鉄心2と巻線3を絶縁するエ
ンドインシュレーターA,Bである。6,7は軸1と巻
線3を絶縁する軸絶縁A,Bである。8は整流子であ
り、軸1に圧入され固定されており、巻線3と結線され
ている。29は内扇であり軸1と圧入により固定されて
いる。10は電機子鉄心2のスロット内より巻線3の飛
び出しを防ぐウェッジであり、各スロットに圧入され固
定されている。
【0005】以上のように構成される電機子組立体につ
いて、以下その組立について説明する。まず軸1に電機
子鉄心2が圧入固定され、エンドインシュレーターA
4,B5及び軸絶縁A6,B7がそれぞれ圧入固定され
る。次に整流子8が軸1に圧入され、電機子鉄心2のス
ロット絶縁紙を挿入した各スロットに巻線3を行ない各
巻線と整流子8がそれぞれ結線される。そして各スロッ
トへ巻線の飛び出し防止のためウェッジ10を圧入し最
後に内扇29が圧入される。
いて、以下その組立について説明する。まず軸1に電機
子鉄心2が圧入固定され、エンドインシュレーターA
4,B5及び軸絶縁A6,B7がそれぞれ圧入固定され
る。次に整流子8が軸1に圧入され、電機子鉄心2のス
ロット絶縁紙を挿入した各スロットに巻線3を行ない各
巻線と整流子8がそれぞれ結線される。そして各スロッ
トへ巻線の飛び出し防止のためウェッジ10を圧入し最
後に内扇29が圧入される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、内扇29を圧入する事により軸受間寸法
が内扇の厚み分だけどうしても長くなる事になる。又、
スロットへそれぞれ1枚ずつウェッジを挿入するため巻
線後に多くの工数がかかってしまうという問題点を有し
ていた。
うな構成では、内扇29を圧入する事により軸受間寸法
が内扇の厚み分だけどうしても長くなる事になる。又、
スロットへそれぞれ1枚ずつウェッジを挿入するため巻
線後に多くの工数がかかってしまうという問題点を有し
ていた。
【0007】本発明は上記問題点に鑑み、内扇を取り付
けても軸受間寸法の増加を防ぎ、さらに巻線後に行なっ
ていたウェッジ挿入の作業をなくする事を目的とする。
けても軸受間寸法の増加を防ぎ、さらに巻線後に行なっ
ていたウェッジ挿入の作業をなくする事を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の電機子組立体は、ウェッジと一体化した冷却
用内扇を巻線の外周に挿入するという構成を備えたもの
である。
に本発明の電機子組立体は、ウェッジと一体化した冷却
用内扇を巻線の外周に挿入するという構成を備えたもの
である。
【0009】
【作用】本発明は上記した構成により内扇取り付けによ
る軸受間寸法の増加を防ぐ事ができ、巻線後に行なって
いたウェッジ挿入の作業をなくす事ができる。
る軸受間寸法の増加を防ぐ事ができ、巻線後に行なって
いたウェッジ挿入の作業をなくす事ができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例の電機子組立体につい
て、図面を参照しながら説明する。
て、図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は本発明の実施例における電機子組立
体の半断面図を示すものである。図1において、1は軸
である。2は電機鋼板を積み重ねた電機子鉄心で、軸1
に圧入固定されている。3は巻線である。4,5は電機
子鉄心2と巻線3を絶縁するエンドインシュレーター
A,Bである。6,7は軸1と巻線3を絶縁する軸絶縁
A,Bである。8は整流子であり、軸1に圧入固定さ
れ、巻線3と結線されている。9はウェッジと一体化さ
れた内扇であり、スロット数と同数のくし歯を設けてあ
る。
体の半断面図を示すものである。図1において、1は軸
である。2は電機鋼板を積み重ねた電機子鉄心で、軸1
に圧入固定されている。3は巻線である。4,5は電機
子鉄心2と巻線3を絶縁するエンドインシュレーター
A,Bである。6,7は軸1と巻線3を絶縁する軸絶縁
A,Bである。8は整流子であり、軸1に圧入固定さ
れ、巻線3と結線されている。9はウェッジと一体化さ
れた内扇であり、スロット数と同数のくし歯を設けてあ
る。
【0012】以上のように構成される電機子組立体につ
いて、以下その組立について説明する。まず軸1に電機
子鉄心2が圧入固定され、エンドインシュレーターA
4,B5及び軸絶縁A6,B7がそれぞれ圧入固定され
る。次に整流子8が軸1に圧入固定され電機子鉄心2の
スロット絶縁紙を挿入した各スロットに巻線3を行な
い、各巻線と整流子8がそれぞれ結線される。その後ス
ロット内の巻線の飛び出しを防ぐウェッジの機能を持つ
内扇9が圧入される。
いて、以下その組立について説明する。まず軸1に電機
子鉄心2が圧入固定され、エンドインシュレーターA
4,B5及び軸絶縁A6,B7がそれぞれ圧入固定され
る。次に整流子8が軸1に圧入固定され電機子鉄心2の
スロット絶縁紙を挿入した各スロットに巻線3を行な
い、各巻線と整流子8がそれぞれ結線される。その後ス
ロット内の巻線の飛び出しを防ぐウェッジの機能を持つ
内扇9が圧入される。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明は内扇を有する電
機子組立体において、内扇を巻線の外周に位置させるた
め内扇取り付け後の軸受間寸法の増加がなく、ウェッジ
と内扇を一体化させているため巻線後のウェッジ挿入の
作業をなくす事ができる。なお、本実施例では反整流子
側に内扇を取り付けているが整流子側であっても同様の
効果が得られる事は言うまでもない。
機子組立体において、内扇を巻線の外周に位置させるた
め内扇取り付け後の軸受間寸法の増加がなく、ウェッジ
と内扇を一体化させているため巻線後のウェッジ挿入の
作業をなくす事ができる。なお、本実施例では反整流子
側に内扇を取り付けているが整流子側であっても同様の
効果が得られる事は言うまでもない。
【図1】本発明の一実施例における電機子組立体の半断
面図
面図
【図2】従来の電機子組立体の半断面図
1 軸 2 電機子鉄心 3 巻線 4 エンドインシュレーターA 5 エンドインシュレーターB 6 軸絶縁A 7 軸絶縁B 8 整流子 9,29 内扇 10 ウェッジ
Claims (1)
- 【請求項1】 電機子鉄心と、前記電機子鉄心の外周部
に配置され開口部を有する複数のスロットと、前記スロ
ットにスロット絶縁紙を介して巻回された巻線と、前記
巻線コイルエンドの外周側に配置された冷却用の内扇
と、前記スロットの開口部に挿入されて巻線の飛び出し
を防止するウエッジとからなり、前記冷却用内扇と前記
ウエッジとが一体に形成されていることを特徴とする電
動機の電機子組立体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26920891A JP2953139B2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 電動機の電機子組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26920891A JP2953139B2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 電動機の電機子組立体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05111220A JPH05111220A (ja) | 1993-04-30 |
JP2953139B2 true JP2953139B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=17469181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26920891A Expired - Fee Related JP2953139B2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 電動機の電機子組立体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2953139B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2835894A3 (en) * | 2013-08-09 | 2016-05-04 | Black & Decker Inc. | Power tool having improved motor fan assembly |
-
1991
- 1991-10-17 JP JP26920891A patent/JP2953139B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2835894A3 (en) * | 2013-08-09 | 2016-05-04 | Black & Decker Inc. | Power tool having improved motor fan assembly |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05111220A (ja) | 1993-04-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6313559B1 (en) | Stator arrangement of rotary electric machine | |
US6664703B2 (en) | Stator for rotary machine and method of manufacturing the stator | |
EP1971014B1 (en) | Armature laminations | |
US6373164B1 (en) | Stator for dynamo-electric machine | |
US4400639A (en) | Rotor core of electric rotary machine | |
JP4214383B2 (ja) | 固定子ピースおよびモータの固定子 | |
US20070267932A1 (en) | Stator for inner rotor type rotating electric machine | |
JPH0638698B2 (ja) | 小型電動機 | |
JPH0819202A (ja) | 同期式モータのインシュレータ | |
JP2953139B2 (ja) | 電動機の電機子組立体 | |
JP2004135412A (ja) | 回転トランス型レゾルバの巻線固定構造 | |
JP2000316246A (ja) | コア絶縁部材およびそれを備えたモータ | |
JP2876236B2 (ja) | 電動機の電機子 | |
JP2912789B2 (ja) | 外転型誘導電動機の固定子 | |
JP2586921Y2 (ja) | 突極形回転子の冷却構造 | |
JP2013085387A (ja) | モータ | |
JP3431409B2 (ja) | 回転電機用電機子 | |
JP3541550B2 (ja) | 電動機 | |
JP3130092B2 (ja) | 電動機の固定子 | |
JPS60128838A (ja) | 軸方向空隙型誘導電動機 | |
JPS634416B2 (ja) | ||
JP2000324740A (ja) | 電動機の固定子 | |
JP2832093B2 (ja) | 電動機の固定子 | |
JP3323355B2 (ja) | 電動機の固定子 | |
JP2524074Y2 (ja) | 永久磁石形同期電動機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |