JP2567518B2 - 刈取収穫機の操向操作構造 - Google Patents
刈取収穫機の操向操作構造Info
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- JP2567518B2 JP2567518B2 JP2312113A JP31211390A JP2567518B2 JP 2567518 B2 JP2567518 B2 JP 2567518B2 JP 2312113 A JP2312113 A JP 2312113A JP 31211390 A JP31211390 A JP 31211390A JP 2567518 B2 JP2567518 B2 JP 2567518B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、走行装置を左右一対備えたコンバインや乗
用型バインダー等の刈取収穫機の操向操作構造に関す
る。
用型バインダー等の刈取収穫機の操向操作構造に関す
る。
前述のような刈取収穫機の一つとして、クローラ式の
走行装置を左右一対備えたコンバインがあり、その操向
系の構造の一例が実開平1−106642号公報に開示されて
いる。
走行装置を左右一対備えたコンバインがあり、その操向
系の構造の一例が実開平1−106642号公報に開示されて
いる。
この構造では、走行装置の入力用のサイドギヤ(前記
公報の(3R),(3L))の各々に対して、前進用の正転
動力を伝達可能な咬合式のサイドクラッチ(前記公報の
(CR),(CL))と、サイドギヤを制動可能な多板摩擦
式のサイドブレーキ(前記公報の(BR),(BL))とを
設けている。
公報の(3R),(3L))の各々に対して、前進用の正転
動力を伝達可能な咬合式のサイドクラッチ(前記公報の
(CR),(CL))と、サイドギヤを制動可能な多板摩擦
式のサイドブレーキ(前記公報の(BR),(BL))とを
設けている。
従って、左右のサイドクラッチを入り操作した直進状
態から、例えば右のサイドクラッチを切り操作すると伝
動が断たれて右の走行装置が自由回転状態となり、機体
は緩やかに右に向きを変える。その後、右のサイドブレ
ーキを入り操作すれば、右の走行装置に制動が掛かり機
体は右に信地旋回していくのである。
態から、例えば右のサイドクラッチを切り操作すると伝
動が断たれて右の走行装置が自由回転状態となり、機体
は緩やかに右に向きを変える。その後、右のサイドブレ
ーキを入り操作すれば、右の走行装置に制動が掛かり機
体は右に信地旋回していくのである。
以上のようなサイドクラッチ及びサイドブレーキを用
いての2段階の旋回は、作業地が比較的乾いた条件のよ
い場合に可能となるものである。
いての2段階の旋回は、作業地が比較的乾いた条件のよ
い場合に可能となるものである。
これに対し水の多い湿田等のように、地面からの走行
抵抗の非常に大きい作業地では、一方のサイドクラッチ
を切り操作した場合には、地面からの走行抵抗により一
方の走行装置が停止してしまうような状態となる。これ
では、先のサイドブレーキを入り操作したのと略同じよ
うな状態となって機体が大きく向きを変えてしまうの
で、サイドクラッチを切り操作して機体の向きを僅かに
変えると言うような操向操作は、実質的に不可能となっ
てしまう。
抵抗の非常に大きい作業地では、一方のサイドクラッチ
を切り操作した場合には、地面からの走行抵抗により一
方の走行装置が停止してしまうような状態となる。これ
では、先のサイドブレーキを入り操作したのと略同じよ
うな状態となって機体が大きく向きを変えてしまうの
で、サイドクラッチを切り操作して機体の向きを僅かに
変えると言うような操向操作は、実質的に不可能となっ
てしまう。
本発明は湿田等の走行抵抗の大きな作業地において
も、機体の向きを僅かに変える操向操作や、機体の向き
を大きく変える操向操作が自由に行えるような構成を得
ることを目的としている。
も、機体の向きを僅かに変える操向操作や、機体の向き
を大きく変える操向操作が自由に行えるような構成を得
ることを目的としている。
本発明の特徴は以上のような刈取収穫機の操向操作構
造において、次のように構成することにある。つまり、 〔A〕走行装置の入力用のサイドギヤの各々に対し
て、前進用の正転動力を伝達可能な油圧多板摩擦式の前
進クラッチと、サイドギヤを制動可能な油圧多板摩擦式
のサイドブレーキとを設ける。
造において、次のように構成することにある。つまり、 〔A〕走行装置の入力用のサイドギヤの各々に対し
て、前進用の正転動力を伝達可能な油圧多板摩擦式の前
進クラッチと、サイドギヤを制動可能な油圧多板摩擦式
のサイドブレーキとを設ける。
〔B〕左右に操作自在な人為操作具を備えて、この人為
操作具の中立位置にて前進クラッチが入り状態で、サイ
ドブレーキが切り状態となるように設定する。
操作具の中立位置にて前進クラッチが入り状態で、サイ
ドブレーキが切り状態となるように設定する。
〔C〕人為操作具を中立位置から左右いづれかの所定位
置に操作すると、前進クラッチが入り状態から切り状態
となるまで、伝動トルクが操作量の増大に応じて連続的
に低下して行くように、前進クラッチ用の圧力調節機構
と人為操作具とを連係する。
置に操作すると、前進クラッチが入り状態から切り状態
となるまで、伝動トルクが操作量の増大に応じて連続的
に低下して行くように、前進クラッチ用の圧力調節機構
と人為操作具とを連係する。
〔D〕人為操作具を所定位置からさらに同方向に操作す
ると、サイドブレーキが切り状態から入り状態となるま
で、制動トルクが操作量の増大に応じて連続的に上昇し
て行くように、サイドブレーキ用の圧力調節機構と人為
操作具とを連係する。
ると、サイドブレーキが切り状態から入り状態となるま
で、制動トルクが操作量の増大に応じて連続的に上昇し
て行くように、サイドブレーキ用の圧力調節機構と人為
操作具とを連係する。
〔E〕刈取状態であるか否かを検出する検出手段を備
え、人為操作具の操作量に対する前進クラッチの伝動ト
ルクの低下及びサイドブレーキの制動トルクの上昇を、
刈取状態では緩慢に行わせ、非刈取状態では急速に行わ
せるように、前記圧力調節機構を制御する。
え、人為操作具の操作量に対する前進クラッチの伝動ト
ルクの低下及びサイドブレーキの制動トルクの上昇を、
刈取状態では緩慢に行わせ、非刈取状態では急速に行わ
せるように、前記圧力調節機構を制御する。
〔F〕走行装置の入力用のサイドギヤの各々に対し
て、前進用の正転動力を伝達可能な油圧多板摩擦式の前
進クラッチと、逆転動力を伝達可能な油圧多板摩擦式の
逆転クラッチとを設ける。
て、前進用の正転動力を伝達可能な油圧多板摩擦式の前
進クラッチと、逆転動力を伝達可能な油圧多板摩擦式の
逆転クラッチとを設ける。
〔G〕左右に操作自在な人為操作具を備えて、この人為
操作具の中立位置にて前進クラッチが入り状態で、逆転
クラッチが切り状態となるように設定する。
操作具の中立位置にて前進クラッチが入り状態で、逆転
クラッチが切り状態となるように設定する。
〔H〕人為操作具を中立位置から左右いづれかの所定位
置に操作すると、前進クラッチが入り状態から切り状態
となるまで、逆転の伝動トルクが操作量の増大に応じて
連続的に低下して行くように、前進クラッチ用の圧力調
節機構と人為操作具とを連係する。
置に操作すると、前進クラッチが入り状態から切り状態
となるまで、逆転の伝動トルクが操作量の増大に応じて
連続的に低下して行くように、前進クラッチ用の圧力調
節機構と人為操作具とを連係する。
〔I〕人為操作具を所定位置からさらに同方向に操作す
ると、逆転クラッチが切り状態から入り状態となるま
で、伝動トルクが操作量の増大に応じて連続的に上昇し
て行くように、逆転クラッチ用の圧力調節機構と人為操
作具とを連係する。
ると、逆転クラッチが切り状態から入り状態となるま
で、伝動トルクが操作量の増大に応じて連続的に上昇し
て行くように、逆転クラッチ用の圧力調節機構と人為操
作具とを連係する。
〔J〕刈取状態であるか否かを検出する検出手段を備
え、人為操作具の操作量に対する前進クラッチの伝動ト
ルクの低下及び逆転クラッチの逆転の伝動トルクの上昇
を、刈取状態では緩慢に行わせ、非刈取状態では急速に
行わせるように、前記圧力調節機構を制御する。
え、人為操作具の操作量に対する前進クラッチの伝動ト
ルクの低下及び逆転クラッチの逆転の伝動トルクの上昇
を、刈取状態では緩慢に行わせ、非刈取状態では急速に
行わせるように、前記圧力調節機構を制御する。
(1)前項のように構成した場合、例えば第3図のA1
又はA2及び第2図に示すように人為操作具(例えば操作
レバー(40)等)を中立位置(N)に操作していると左
右の前進クラッチ(25)が入り状態となって、機体は直
進する。そして、人為操作具を右又は左に操作して行く
と、圧力調節機構により前進クラッチの伝動トルクが連
続的に低下操作されて行き、人為操作具を所定位置にま
で操作すると、前記伝動トルクが零になり一方の走行装
置への伝動が断たれた状態となる。
又はA2及び第2図に示すように人為操作具(例えば操作
レバー(40)等)を中立位置(N)に操作していると左
右の前進クラッチ(25)が入り状態となって、機体は直
進する。そして、人為操作具を右又は左に操作して行く
と、圧力調節機構により前進クラッチの伝動トルクが連
続的に低下操作されて行き、人為操作具を所定位置にま
で操作すると、前記伝動トルクが零になり一方の走行装
置への伝動が断たれた状態となる。
つまり、サイドクラッチを入り切り操作する従来構造
のように一方の走行装置への伝動を突然断つのではな
く、本発明では人為操作具の操作位置に応じて、伝動ト
ルクを連続的に低下操作させながら伝動の遮断状態に至
っている。このように、低伝動トルクであっても一方の
走行装置を駆動していれば、走行抵抗の大きな作業地に
おいても一方の走行装置が停止することなく、他方の走
行装置よりも低速で駆動される。
のように一方の走行装置への伝動を突然断つのではな
く、本発明では人為操作具の操作位置に応じて、伝動ト
ルクを連続的に低下操作させながら伝動の遮断状態に至
っている。このように、低伝動トルクであっても一方の
走行装置を駆動していれば、走行抵抗の大きな作業地に
おいても一方の走行装置が停止することなく、他方の走
行装置よりも低速で駆動される。
これにより、機体は左右の走行装置の速度差に応じた
旋回半径で向きを変えていくのであり、前述のように伝
動トルクを変化させることにより、向き変更の旋回半径
を任意に調節できるのである。
旋回半径で向きを変えていくのであり、前述のように伝
動トルクを変化させることにより、向き変更の旋回半径
を任意に調節できるのである。
そして、第3図のA2に示すように人為操作具を前述の
所定位置からさらに操作していくと、次は一方の走行装
置のサイドブレーキ(逆転クラッチ(30)に相当)の制
動トルクが連続的に上昇操作されて行き、一方の走行装
置に徐々に制動が掛かっていく。これにより、機体は徐
々に信地旋回状態に入って行き、前述の中立位置(N)
から所定位置までの範囲よりも小半径で旋回していくの
である。
所定位置からさらに操作していくと、次は一方の走行装
置のサイドブレーキ(逆転クラッチ(30)に相当)の制
動トルクが連続的に上昇操作されて行き、一方の走行装
置に徐々に制動が掛かっていく。これにより、機体は徐
々に信地旋回状態に入って行き、前述の中立位置(N)
から所定位置までの範囲よりも小半径で旋回していくの
である。
又、前述のように人為操作具の操作位置に応じて制動
トルクを変化させることによって、信地旋回の半径を任
意に調節できるのである。
トルクを変化させることによって、信地旋回の半径を任
意に調節できるのである。
又、第3図のA1に示すように、一方の走行装置のサイ
ドブレーキの制動トルクが全く上昇しない状態も想定で
きる。
ドブレーキの制動トルクが全く上昇しない状態も想定で
きる。
本発明では例えば第3図のA1,A2(刈取状態に相当)
及びA3(非切取状態に相当)に示すように、刈取及び非
刈取状態において、前進クラッチの伝動トルクの低下特
性及びサイドブレーキ(逆転クラッチに相当)に制動ト
ルクの上昇特性を異なるものに設定している。つまり、
第3図に示すように刈取状態においては人為操作具を操
作しても前進クラッチの伝動トルクがあまり低下しない
ように、又サイドブレーキの制動トルクがあまり上昇し
ないか、全く上昇しないように設定されている。
及びA3(非切取状態に相当)に示すように、刈取及び非
刈取状態において、前進クラッチの伝動トルクの低下特
性及びサイドブレーキ(逆転クラッチに相当)に制動ト
ルクの上昇特性を異なるものに設定している。つまり、
第3図に示すように刈取状態においては人為操作具を操
作しても前進クラッチの伝動トルクがあまり低下しない
ように、又サイドブレーキの制動トルクがあまり上昇し
ないか、全く上昇しないように設定されている。
これにより、刈取状態時においては人為操作具によっ
て、向き変更及び信地旋回の半径を微妙に調節すること
ができて、機体の向きを変えながら殻稈列に沿って走行
させる操作が容易になるのである。
て、向き変更及び信地旋回の半径を微妙に調節すること
ができて、機体の向きを変えながら殻稈列に沿って走行
させる操作が容易になるのである。
(2)前項のように構成した場合、人為操作具を中立
位置(N)から所定位置に操作すれば、前述と同様に前
進クラッチの伝動トルクが連続的に低下操作されて行
く。
位置(N)から所定位置に操作すれば、前述と同様に前
進クラッチの伝動トルクが連続的に低下操作されて行
く。
そして、人為操作具を所定位置からさらに操作してい
くと、一方の走行装置の逆転クラッチの伝動トルクが連
続的に上昇操作されて行き、一方の走行装置が徐々に逆
転駆動されていく。これにより、機体は徐々に超信地旋
回状態に入って行くのである。
くと、一方の走行装置の逆転クラッチの伝動トルクが連
続的に上昇操作されて行き、一方の走行装置が徐々に逆
転駆動されていく。これにより、機体は徐々に超信地旋
回状態に入って行くのである。
この場合、前述と同様に逆転の伝動トルクを変化させ
ることにより、超信地旋回の半径を任意に調節できるの
である。
ることにより、超信地旋回の半径を任意に調節できるの
である。
又、前項と同様に一方の走行装置の逆転クラッチの
逆転の伝動トルクが全く上昇しない状態も想定できる。
逆転の伝動トルクが全く上昇しない状態も想定できる。
そして、例えば第3図のA1,A2(刈取状状態に相当)
及びA4(非刈取状態に相当)に示すように、刈取及び非
刈取状態において、前進クラッチの伝動トルクの低下特
性及び逆転クラッチの逆転の伝動トルクの上昇特性を異
なるものに設定している。つまり、第3図に示すように
刈取状態においては人為操作具を操作しても前進クラッ
チの伝動トルクがあまり低下しないように、又逆転クラ
ッチの逆転の伝動トルクがあまり上昇しないか、全く上
昇しないように設定されている。
及びA4(非刈取状態に相当)に示すように、刈取及び非
刈取状態において、前進クラッチの伝動トルクの低下特
性及び逆転クラッチの逆転の伝動トルクの上昇特性を異
なるものに設定している。つまり、第3図に示すように
刈取状態においては人為操作具を操作しても前進クラッ
チの伝動トルクがあまり低下しないように、又逆転クラ
ッチの逆転の伝動トルクがあまり上昇しないか、全く上
昇しないように設定されている。
これにより、前項と同様に刈取状態時においては人
為操作具によって、向き変更及び超信地旋回の半径を微
妙に調節することができて、機体の向きを変えながら殻
稈列に沿って走行させる操作が容易になるのである。
為操作具によって、向き変更及び超信地旋回の半径を微
妙に調節することができて、機体の向きを変えながら殻
稈列に沿って走行させる操作が容易になるのである。
以上のように、単純に走行装置への伝動を断つのでは
なく、正転の伝動トルクを連続的に低下させ、次に制動
トルク又は逆転の伝動トルクを連続的に上昇させるよう
に構成することにより、走行抵抗の大きな作業地におい
ても、大小の所望の旋回半径にて旋回が行えるようにな
って、刈取収穫機の操向操作性の向上を図ることができ
た。
なく、正転の伝動トルクを連続的に低下させ、次に制動
トルク又は逆転の伝動トルクを連続的に上昇させるよう
に構成することにより、走行抵抗の大きな作業地におい
ても、大小の所望の旋回半径にて旋回が行えるようにな
って、刈取収穫機の操向操作性の向上を図ることができ
た。
又、刈取状態時においては人為操作具によって向き変
更、信地及び超信地旋回の半径を微妙に調節することが
できて、刈取収穫機の操向操作性をさらに向上させるこ
とができた。
更、信地及び超信地旋回の半径を微妙に調節することが
できて、刈取収穫機の操向操作性をさらに向上させるこ
とができた。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は刈取収穫機の1つであるコンバインの走行系
のミッションケース(8)内の構造を示しており、エン
ジン(図外)からの動力がテンションクラッチを備えた
ベルト伝動機構(図示せず)を介して静油圧式無段変速
装置(1)の入力プーリー(2)に伝達される。そし
て、静油圧式無段変速装置(1)の出力軸(3)からの
動力は第1伝動軸(4)、ワンウェイクラッチ(5)及
び出力プーリー(7)、ベルトテンション式の刈取クラ
ッチ(46)を介して刈取部(45)に伝達されて行く。
のミッションケース(8)内の構造を示しており、エン
ジン(図外)からの動力がテンションクラッチを備えた
ベルト伝動機構(図示せず)を介して静油圧式無段変速
装置(1)の入力プーリー(2)に伝達される。そし
て、静油圧式無段変速装置(1)の出力軸(3)からの
動力は第1伝動軸(4)、ワンウェイクラッチ(5)及
び出力プーリー(7)、ベルトテンション式の刈取クラ
ッチ(46)を介して刈取部(45)に伝達されて行く。
第1伝動軸(4)からの動力は第1ギヤ(9)及び第
2ギヤ(10)を介して第2伝動軸(11)に伝達される。
この第2伝動軸(11)と第3伝動軸(15)との間には第
1,2,3油圧クラッチ(6),(12),(13)及びギヤ等
にて副変速装置(14)が構成されており、第1,2,3油圧
クラッチ(6),(12),(13)を択一的に入り操作す
ることにより、動力を高中低の3段に変速できるのであ
り、この動力は低速ギヤ(16)に咬合する第3ギヤ(1
9)に伝達される。
2ギヤ(10)を介して第2伝動軸(11)に伝達される。
この第2伝動軸(11)と第3伝動軸(15)との間には第
1,2,3油圧クラッチ(6),(12),(13)及びギヤ等
にて副変速装置(14)が構成されており、第1,2,3油圧
クラッチ(6),(12),(13)を択一的に入り操作す
ることにより、動力を高中低の3段に変速できるのであ
り、この動力は低速ギヤ(16)に咬合する第3ギヤ(1
9)に伝達される。
第3ギヤ(19)を支持する支持軸(20)には左右一対
のサイドギヤ(21)が相対回転自在に外嵌されると共
に、左右の車軸(22)の入力ギヤ(23)が左右のサイド
ギヤ(21)に常時咬合している。そして、左右のサイド
ギヤ(21)と第3ギヤ(19)との間の各々に、油圧多板
摩擦式の前進クラッチ(25)が設けられている。これに
より、右又は左の前進クラッチ(25)を入り切り操作す
ることによって、クローラ式の走行装置(24)に対し直
進用の正転動力の伝動及び遮断操作を行うのである。
のサイドギヤ(21)が相対回転自在に外嵌されると共
に、左右の車軸(22)の入力ギヤ(23)が左右のサイド
ギヤ(21)に常時咬合している。そして、左右のサイド
ギヤ(21)と第3ギヤ(19)との間の各々に、油圧多板
摩擦式の前進クラッチ(25)が設けられている。これに
より、右又は左の前進クラッチ(25)を入り切り操作す
ることによって、クローラ式の走行装置(24)に対し直
進用の正転動力の伝動及び遮断操作を行うのである。
次に一方の走行装置(24)に制動を掛ける構造につい
て説明する。第2図に示すように、支持軸(20)に左右
一対の第4ギヤ(26)が相対回転自在に外嵌されると共
に、第1伝動軸(27)に外嵌された左右一対の第5ギヤ
(29)が各々左右の第4ギヤ(26)に咬合している。そ
して、第4伝動軸(27)と左右の第5ギヤ(29)との間
の各々に、油圧多板摩擦式の逆転クラッチ(30)(サイ
ドブレーキに相当)が設けられている。これに対して、
第4伝動軸(27)にシフト部材(17)がスプライン構造
にてスライド操作自在に支持されている。
て説明する。第2図に示すように、支持軸(20)に左右
一対の第4ギヤ(26)が相対回転自在に外嵌されると共
に、第1伝動軸(27)に外嵌された左右一対の第5ギヤ
(29)が各々左右の第4ギヤ(26)に咬合している。そ
して、第4伝動軸(27)と左右の第5ギヤ(29)との間
の各々に、油圧多板摩擦式の逆転クラッチ(30)(サイ
ドブレーキに相当)が設けられている。これに対して、
第4伝動軸(27)にシフト部材(17)がスプライン構造
にてスライド操作自在に支持されている。
以上の構造により、ミッションケース(8)の内壁に
固定された係止部(18)にシフト部材(17)を係合させ
ると、第4伝動軸(27)が固定された状態となる。この
状態で、一方の逆転クラッチ(30)を入り操作すると、
一方の走行装置(24)に制動を掛けることができる。そ
して、これが信地旋回状態である。
固定された係止部(18)にシフト部材(17)を係合させ
ると、第4伝動軸(27)が固定された状態となる。この
状態で、一方の逆転クラッチ(30)を入り操作すると、
一方の走行装置(24)に制動を掛けることができる。そ
して、これが信地旋回状態である。
次に一方の走行装置(24)を逆転駆動する構造につい
て説明する。第2図に示すように、第3伝動軸(15)の
第7ギヤ(28)に咬合する第8ギヤ(31)が第4伝動軸
(27)に相対回転自在に外嵌されている。この構造によ
って、シフト部材(17)を係止部(18)から外し第8ギ
ヤ(31)に咬合させた状態で、一方の逆転クラッチ(3
0)を入り操作すると第8ギヤ(31)からの動力が逆転
状態で、且つ、1/2に減速されて一方の走行装置(24)
に伝達されて行くのである。そして、これが超信地旋回
状態である。
て説明する。第2図に示すように、第3伝動軸(15)の
第7ギヤ(28)に咬合する第8ギヤ(31)が第4伝動軸
(27)に相対回転自在に外嵌されている。この構造によ
って、シフト部材(17)を係止部(18)から外し第8ギ
ヤ(31)に咬合させた状態で、一方の逆転クラッチ(3
0)を入り操作すると第8ギヤ(31)からの動力が逆転
状態で、且つ、1/2に減速されて一方の走行装置(24)
に伝達されて行くのである。そして、これが超信地旋回
状態である。
次に前進及び逆転クラッチ(25),(30)の油圧回路
について説明する。第1図に示すように、ポンプ(32)
からの作動油が左右の前進クラッチ(25)に並列的に供
給されると共に、その各々の油路(34)に、前進クラッ
チ(25)に作動油を供給する位置と前進クラッチ(25)
から作動油を抜く位置とに高速で切り換え操作されて流
量制御(所謂、デューティ制御)が可能な電磁操作式の
切換弁(33)(圧力調節機構に相当)が設けられてい
る。又、ポンプ(32)からの油路(36)に常閉型のパイ
ロット式の開閉弁(37)が設けられている。そして、開
閉弁(37)の下手側に左右の逆転クラッチ(30)用の電
磁操作式の切換弁(38)、及び高速で開閉操作されて流
量制御(所謂、デューティ制御)が可能な電磁操作式の
開閉弁(39)(圧力調節機構に相当)が接続されてい
る。
について説明する。第1図に示すように、ポンプ(32)
からの作動油が左右の前進クラッチ(25)に並列的に供
給されると共に、その各々の油路(34)に、前進クラッ
チ(25)に作動油を供給する位置と前進クラッチ(25)
から作動油を抜く位置とに高速で切り換え操作されて流
量制御(所謂、デューティ制御)が可能な電磁操作式の
切換弁(33)(圧力調節機構に相当)が設けられてい
る。又、ポンプ(32)からの油路(36)に常閉型のパイ
ロット式の開閉弁(37)が設けられている。そして、開
閉弁(37)の下手側に左右の逆転クラッチ(30)用の電
磁操作式の切換弁(38)、及び高速で開閉操作されて流
量制御(所謂、デューティ制御)が可能な電磁操作式の
開閉弁(39)(圧力調節機構に相当)が接続されてい
る。
次に切換弁(33)、開閉弁(39)及び切換弁(38)の
操作について説明する。第1図に示すように機体の操縦
部に、左右に操作自在な操作レバー(40)(人為操作具
に相当)が備えらえ、この操作レバー(40)の操作位置
を検出するポテンショメータ(35)からの信号が制御装
置(41)に入力されている。そして、この制御装置(4
1)から両切換弁(33)、開閉弁(39)及び切換弁(3
8)に操作信号が発せられる。第1図に示すように、第
2図のシフト部材(17)はバネ(42)により係止部(1
8)との咬合側に付勢されており、シフト部材(17)と
第4伝動軸(27)との間の油室に作動油を供給すること
により、シフト部材(17)を第8ギヤ(31)との咬合側
にスライド操作する。そして、前記油室への作動油の供
給及び排油を手動操作式の切換弁(43)により行う。
操作について説明する。第1図に示すように機体の操縦
部に、左右に操作自在な操作レバー(40)(人為操作具
に相当)が備えらえ、この操作レバー(40)の操作位置
を検出するポテンショメータ(35)からの信号が制御装
置(41)に入力されている。そして、この制御装置(4
1)から両切換弁(33)、開閉弁(39)及び切換弁(3
8)に操作信号が発せられる。第1図に示すように、第
2図のシフト部材(17)はバネ(42)により係止部(1
8)との咬合側に付勢されており、シフト部材(17)と
第4伝動軸(27)との間の油室に作動油を供給すること
により、シフト部材(17)を第8ギヤ(31)との咬合側
にスライド操作する。そして、前記油室への作動油の供
給及び排油を手動操作式の切換弁(43)により行う。
第1図に示す状態は、第2図のシフト部材(17)を係
止部(18)に係合させて逆転クラッチ(30)をサイドブ
レーキとして機能させる状態であり、操作レバー(40)
を中立位置(N)に操作している状態である。この状態
でポンプ(32)からの作動油が、切換弁(33)から左右
の前進クラッチ(25)に供給されて、左右の前進クラッ
チ(25)が入り状態となっている。これに対し、開閉弁
(37)が閉じているので逆転クラッチ(30)は切り状態
となっている。これにより、機体は直進状態となってい
る。
止部(18)に係合させて逆転クラッチ(30)をサイドブ
レーキとして機能させる状態であり、操作レバー(40)
を中立位置(N)に操作している状態である。この状態
でポンプ(32)からの作動油が、切換弁(33)から左右
の前進クラッチ(25)に供給されて、左右の前進クラッ
チ(25)が入り状態となっている。これに対し、開閉弁
(37)が閉じているので逆転クラッチ(30)は切り状態
となっている。これにより、機体は直進状態となってい
る。
第4図に示すように、刈取部(45)に装備された殻稈
の搬送装置(47)の前端に、殻稈の存否を検出する接触
式の検出スイッチ(48)(検出手段に相当)が設けられ
ている。そして、この検出スイッチ(48)が殻稈を検出
していると刈取状態であると判断し、殻稈を検出してい
ないと非刈取状態であると判断する。
の搬送装置(47)の前端に、殻稈の存否を検出する接触
式の検出スイッチ(48)(検出手段に相当)が設けられ
ている。そして、この検出スイッチ(48)が殻稈を検出
していると刈取状態であると判断し、殻稈を検出してい
ないと非刈取状態であると判断する。
従って、刈取状態において前述の直進状態から操作レ
バー(40)を例えば右に操作していくと、その操作位置
に応じて右の開閉弁(33)により流量が絞られて行き、
第3図のA1に示すように右の前進クラッチ(25)の圧
力、つまり伝動トルクが徐々に低下操作されて行く。こ
の場合、操作レバー(40)を右又は左の操作限度
(R),(L)に操作しても、前進クラッチ(25)の圧
力が零になるだけであり、逆転クラッチ(30)の圧力は
上昇操作されない。
バー(40)を例えば右に操作していくと、その操作位置
に応じて右の開閉弁(33)により流量が絞られて行き、
第3図のA1に示すように右の前進クラッチ(25)の圧
力、つまり伝動トルクが徐々に低下操作されて行く。こ
の場合、操作レバー(40)を右又は左の操作限度
(R),(L)に操作しても、前進クラッチ(25)の圧
力が零になるだけであり、逆転クラッチ(30)の圧力は
上昇操作されない。
又、刈取状態において操作レバー(40)の上端に設け
られている切換スイッチ(40a)(第1図参照)を操作
すれば、第3図のA2に示すようにA1よりも少し早く前進
クラッチ(25)の圧力が低下操作されて行く。そして、
操作レバー(40)を所定位置にまで操作すると、開閉弁
(37)が開き切換弁(38)が右の逆転クラッチ(30)側
に操作されると共に、開閉弁(39)により逆転クラッチ
(30)の圧力が少しずつ上昇操作されて行くのである。
これにより、軽い右への信地旋回が行える。
られている切換スイッチ(40a)(第1図参照)を操作
すれば、第3図のA2に示すようにA1よりも少し早く前進
クラッチ(25)の圧力が低下操作されて行く。そして、
操作レバー(40)を所定位置にまで操作すると、開閉弁
(37)が開き切換弁(38)が右の逆転クラッチ(30)側
に操作されると共に、開閉弁(39)により逆転クラッチ
(30)の圧力が少しずつ上昇操作されて行くのである。
これにより、軽い右への信地旋回が行える。
次に、第4図の検出スイッチ(48)が殻稈を検出して
いない非刈取状態の場合について説明する。第1図に示
すようにシフト部材(17)用の切換弁(43)の操作位置
を検出するスイッチ(49)が設けられており、シフト部
材(17)が係止部(18)に咬合する側に切換弁(43)が
操作されていたとする。この場合、前述の直進状態から
操作レバー(40)を例えば右に操作していくと、その操
作位置に応じて右の開閉弁(33)により流量が絞られて
行き、第3図のA3に示すように右の前進クラッチ(25)
の圧力、つまり伝動トルクがA2よりも早く低下操作され
て行く。
いない非刈取状態の場合について説明する。第1図に示
すようにシフト部材(17)用の切換弁(43)の操作位置
を検出するスイッチ(49)が設けられており、シフト部
材(17)が係止部(18)に咬合する側に切換弁(43)が
操作されていたとする。この場合、前述の直進状態から
操作レバー(40)を例えば右に操作していくと、その操
作位置に応じて右の開閉弁(33)により流量が絞られて
行き、第3図のA3に示すように右の前進クラッチ(25)
の圧力、つまり伝動トルクがA2よりも早く低下操作され
て行く。
そして、操作レバー(40)を所定位置にまで操作する
と、開閉弁(37)が開き切換弁(38)が右の逆転クラッ
チ(30)側に操作されると共に、開閉弁(39)により逆
転クラッチ(30)の圧力がA2よりも早く上昇操作されて
行くのである。これにより、A2の場合よりも小半径で右
への信地旋回が行える。
と、開閉弁(37)が開き切換弁(38)が右の逆転クラッ
チ(30)側に操作されると共に、開閉弁(39)により逆
転クラッチ(30)の圧力がA2よりも早く上昇操作されて
行くのである。これにより、A2の場合よりも小半径で右
への信地旋回が行える。
次に、第4図の検出スイッチ(48)が殻稈を検出して
いない非刈取状態において、シフト部材(17)が第8ギ
ヤ(31)に咬合する側に切換弁(43)が操作されていた
場合について説明する。この場合、前述の直進状態から
操作レバー(40)を例えば右に操作していくと、その操
作位置に応じて右の開閉弁(33)により流量が絞られて
行き、第3図のA4に示すように右の前進クラッチ(25)
の圧力、つまり伝動トルクがA3よりも早く低下操作され
て行く。
いない非刈取状態において、シフト部材(17)が第8ギ
ヤ(31)に咬合する側に切換弁(43)が操作されていた
場合について説明する。この場合、前述の直進状態から
操作レバー(40)を例えば右に操作していくと、その操
作位置に応じて右の開閉弁(33)により流量が絞られて
行き、第3図のA4に示すように右の前進クラッチ(25)
の圧力、つまり伝動トルクがA3よりも早く低下操作され
て行く。
そして、操作レバー(40)を所定位置にまで操作する
と、開閉弁(37)が開き切換弁(38)が右の逆転クラッ
チ(30)側に操作されると共に、開閉弁(39)により逆
転クラッチ(30)の圧力がA3よりも早く上昇操作されて
行くのである。これにより、右の走行装置(24)が逆転
駆動されて、右に超信地旋回が行える。
と、開閉弁(37)が開き切換弁(38)が右の逆転クラッ
チ(30)側に操作されると共に、開閉弁(39)により逆
転クラッチ(30)の圧力がA3よりも早く上昇操作されて
行くのである。これにより、右の走行装置(24)が逆転
駆動されて、右に超信地旋回が行える。
前述の刈取状態において逆転クラッチ(30)の圧力が
上昇操作されるのは、シフト部材(17)が係止部(18)
に咬合操作されて逆転クラッチ(30)がサイドブレーキ
として機能する場合にのみ行われるように構成してもよ
い。つまり、刈取状態においてシフト部材(17)が第8
ギヤ(31)に咬合操作されていると、第3図のA2に示す
ような逆転クラッチ(30)の圧力の上昇操作は行われ
ず、第3図のA1の状態となる構成である。
上昇操作されるのは、シフト部材(17)が係止部(18)
に咬合操作されて逆転クラッチ(30)がサイドブレーキ
として機能する場合にのみ行われるように構成してもよ
い。つまり、刈取状態においてシフト部材(17)が第8
ギヤ(31)に咬合操作されていると、第3図のA2に示す
ような逆転クラッチ(30)の圧力の上昇操作は行われ
ず、第3図のA1の状態となる構成である。
第2図に示す構造では副変速装置(14)を3組の油圧
クラッチにより構成したが、第5図に示すようにシフト
ギヤ(44)を第2伝動軸(11)にスプライン構造にて取
り付け、このシフトギヤ(44)をスライド操作するギヤ
変速式に構成してもよい。
クラッチにより構成したが、第5図に示すようにシフト
ギヤ(44)を第2伝動軸(11)にスプライン構造にて取
り付け、このシフトギヤ(44)をスライド操作するギヤ
変速式に構成してもよい。
又、刈取及び非刈取状態の判別を第4図に示す検出ス
イッチ(48)により行ったが、この判別を第2図の刈取
クラッチ(46)の入り切り状態により判別してもよい。
イッチ(48)により行ったが、この判別を第2図の刈取
クラッチ(46)の入り切り状態により判別してもよい。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
図面は本発明に係る刈取収穫機の操向操作構造の実施例
を示し、第1図は前進及び逆転クラッチの油圧回路、並
びに操作系を示す図、第2図はミッションケースの概略
正面図、第3図は前進及び逆転クラッチの圧力と操作レ
バーの操作位置との関係を示す図、第4図はコンバイン
の前半部の側面図、第5図は別実施例におけるミッショ
ンケースの部分概略正面図である。 (21)……サイドギヤ、(24)……走行装置、(25)…
…前進クラッチ、(30)……逆転クラッチ(サイドブレ
ーキ)、(33),(39)……圧力調節機構、(40)……
人為操作具、(48)……検出手段、(N)……中立位
置。
を示し、第1図は前進及び逆転クラッチの油圧回路、並
びに操作系を示す図、第2図はミッションケースの概略
正面図、第3図は前進及び逆転クラッチの圧力と操作レ
バーの操作位置との関係を示す図、第4図はコンバイン
の前半部の側面図、第5図は別実施例におけるミッショ
ンケースの部分概略正面図である。 (21)……サイドギヤ、(24)……走行装置、(25)…
…前進クラッチ、(30)……逆転クラッチ(サイドブレ
ーキ)、(33),(39)……圧力調節機構、(40)……
人為操作具、(48)……検出手段、(N)……中立位
置。
Claims (2)
- 【請求項1】左右一対の走行装置(24),(24)を備え
た刈取収穫機の操向操作構造であって、下記の〔A〕〜
〔E〕に記載の構成を備えている刈取収穫機の操向操作
構造。 〔A〕前記走行装置(24),(24)の入力用のサイドギ
ヤ(21)の各々に対して、前進用の正転動力を伝達可能
な油圧多板摩擦式の前進クラッチ(25)と、前記サイド
ギヤ(21)を制動可能な油圧多板摩擦式のサイドブレー
キ(30)とを設ける。 〔B〕左右に操作自在な人為操作具(40)を備えて、こ
の人為操作具(40)の中立位置(N)にて前記前進クラ
ッチ(25)が入り状態で、前記サイドブレーキ(30)が
切り状態となるように設定する。 〔C〕前記人為操作具(40)を中立位置(N)から左右
いづれかの所定位置に操作すると、前記前進クラッチ
(25)が入り状態から切り状態となるまで、伝動トルク
が操作量の増大に応じて連続的に低下して行くように、
前記前進クラッチ(25)用の圧力調節機構(33)と人為
操作具(40)とを連係する。 〔D〕前記人為操作具(40)を前記所定位置からさらに
同方向に操作すると、前記サイドブレーキ(30)が切り
状態から入り状態となるまで、制動トルクが操作量の増
大に応じて連続的に上昇して行くように、前記サイドブ
レーキ(30)用の圧力調節機構(39)と人為操作具(4
0)とを連係する。 〔E〕刈取状態であるか否かを検出する検出手段(48)
を備え、前記人為操作具(40)の操作量に対する前記前
進クラッチ(25)の伝動トルクの低下及び前記サイドブ
レーキ(30)の制動トルクの上昇を、刈取状態では緩慢
に行わせ、非刈取状態では急速に行わせるように前記圧
力調節機構(33),(39)を制御する。 - 【請求項2】左右一対の走行装置(24),(24)を備え
た刈取収穫機の操向操作構造であって、下記の〔F〕〜
〔J〕に記載の構成を備えている刈取収穫機の操向操作
構造。 〔F〕前記走行装置(24),(24)の入力用のサイドギ
ヤ(21)の各々に対して、前進用の正転動力を伝達可能
な油圧多板摩擦式の前進クラッチ(25)と、逆転動力を
伝達可能な油圧多板摩擦式の逆転クラッチ(30)とを設
ける。 〔G〕左右に操作自在な人為操作具(40)を備えて、こ
の人為操作具(40)の中立位置(N)にて前記前進クラ
ッチ(25)が入り状態で、前記逆転クラッチ(30)が切
り状態となるように設定する。 〔H〕前記人為操作具(40)を中立位置(N)から左右
いづれかの所定位置に操作すると、前記前進クラッチ
(25)が入り状態から切り状態となるまで、伝動トルク
が操作量の増大に応じて連続的に低下して行くように、
前記前進クラッチ(25)用の圧力調節機構(33)と人為
操作具(40)とを連係する。 〔I〕前記人為操作具(40)を前記所定位置からさらに
同方向に操作すると、前記逆転クラッチ(30)が切り状
態から入り状態となるまで、逆転の伝動トルクが操作量
の増大に応じて連続的に上昇して行くように、前記逆転
クラッチ(30)用の圧力調節機構(39)と人為操作具
(40)とを連係する。 〔J〕刈取状態であるか否かを検出する検出手段(48)
を備え、前記人為操作具(40)の操作量に対する前記前
進クラッチ(25)の伝動トルクの低下及び前記逆転クラ
ッチ(30)の逆転の伝動トルクの上昇を、刈取状態では
緩慢に行わせ、非刈取状態では急速に行わせるように、
前記圧力調節機構(33),(39)を制御する。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2312113A JP2567518B2 (ja) | 1990-11-16 | 1990-11-16 | 刈取収穫機の操向操作構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2312113A JP2567518B2 (ja) | 1990-11-16 | 1990-11-16 | 刈取収穫機の操向操作構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04183684A JPH04183684A (ja) | 1992-06-30 |
JP2567518B2 true JP2567518B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=18025400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2312113A Expired - Fee Related JP2567518B2 (ja) | 1990-11-16 | 1990-11-16 | 刈取収穫機の操向操作構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567518B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114194159A (zh) * | 2021-11-23 | 2022-03-18 | 中联重科股份有限公司 | 用于轮胎起重机的控制方法及装置、控制器和轮胎起重机 |
-
1990
- 1990-11-16 JP JP2312113A patent/JP2567518B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04183684A (ja) | 1992-06-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |