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JP2536363Y2 - 建築物用枠体の角隅構造 - Google Patents

建築物用枠体の角隅構造

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Publication number
JP2536363Y2
JP2536363Y2 JP1991055630U JP5563091U JP2536363Y2 JP 2536363 Y2 JP2536363 Y2 JP 2536363Y2 JP 1991055630 U JP1991055630 U JP 1991055630U JP 5563091 U JP5563091 U JP 5563091U JP 2536363 Y2 JP2536363 Y2 JP 2536363Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
frame
fixing
notch
corner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991055630U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05891U (ja
Inventor
幸兵 堀口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP1991055630U priority Critical patent/JP2536363Y2/ja
Publication of JPH05891U publication Critical patent/JPH05891U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2536363Y2 publication Critical patent/JP2536363Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Joining Of Corner Units Of Frames Or Wings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複数の枠体片を直角に
結合することによって構成されるドア枠や窓枠などの建
築物用枠体の角隅構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、種々の建築物用枠体の構成は、
伸長方向に対しほぼ45度の傾斜端面を有する2つの枠
体片を、その傾斜端面同士を当接させて連結し、ほぼ直
角の角隅部を構成して全体の枠体が構成されている。
【0003】図4は、そのような従来の枠体の結合作業
を示す説明図であり、2つの枠体片10及び12のそれ
ぞれの45度の傾斜端面10a及び12aをそれぞれ当
接させてほぼ直角の角隅部が形成されている。そして、
この2つの枠体片10及び12を確実に結合固定するた
め、図示のようにネジ14などの固定部材を用いて結合
固定を行っている。
【0004】このような結合固定作業を各角隅部にて行
い、出入口や窓部におけるトビラや窓の枠体を形成して
いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の枠体の構成作業においては、当接される2
つの枠体片10及び12の傾斜端面が該傾斜方向に沿っ
て滑り易いため、ネジ14などにより結合固定を行う際
に、その締結力によっては枠体片10は矢印100方向
に、枠体片12は矢印200方向にそれぞれ位置ずれす
るおそれがあるという問題があった。従って、このよう
な枠体角隅部の結合固定作業は、これを正確に行うため
には熟練した技術が必要であった。
【0006】また、このような角部の結合固定を位置ず
れなく行うための部材として、実開昭57−15888
0号公報に示されたようなL字状の止め金具が提案され
ている。しかしながら、このような止め金具では、結合
される枠体片のそれぞれに異なった形状の複雑な溝部を
予め形成しておくことが必要となり、また、補助金具も
必要で、取付け作業は、簡単とは言えなかった。
【0007】考案の目的 本考案は、上記課題を解消することを目的としてなされ
たものであり、その目的は傾斜端面同士を当接させて結
合される枠体片の角隅部の固定作業を、簡単な構造によ
ってより確実に行うことのできる建築物用枠体の角隅構
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願考案は、隣り合う2つの枠体片の傾斜端面同士
を当接させて角隅を構成する矩形状の建築物用枠体の角
隅構造において、前記一方の枠体片の内側面に当接し貫
通孔を備え固定部材で固定される第1の固定片と、この
固定片と直角を成し、前記他方の枠体片の内側面に当接
し貫通孔を備えて固定部材で固定される第2の固定片
と、この2つの固定片から成る角部において、前記第1
の固定片と平行に突出する第1の突起片と、前記第2の
固定片と平行に突出する第2の突起片と、を備える建築
物用枠体固定金物を含み、前記各枠体片は、角隅部内面
側に形成される切欠部と、枠体内周面に各枠体片の長手
方向に沿って形成される切欠溝と、前記固定片が底面に
接して納まるよう前記切欠溝の底面に形成される段差溝
と、を備え、前記一方の枠体片の切欠部は、前記第2の
突起片と対面して接する底面を有し、前記他方の枠体片
の切欠部は、前記第1の突起片と対面して接する底面を
有し、前記建築物用枠体固定金物は、前記各突起片が前
記各切欠部の底面に係止され、前記固定片が前記段差溝
の底面に接した状態で、枠体の角隅部内面側に取り付け
られていること、を特徴とする。
【0009】
【作用】本願考案によれば、建築物用枠体固定金物が枠
体の角隅部内面側に取り付けられるため、建築物用枠体
固定金物の枠体外側への露出が防止される。また、建築
物用枠体固定金物の取付位置は、枠体片の内周側に形成
された切欠溝の奥であることから、枠体内側からもこの
金物が見えにくくなる。さらに、切欠溝には戸当り等の
他の部材を取り付けることができるため、戸当り等を取
り付けることにより、建築物用枠体固定金物を枠体内側
からも完全に隠すことが可能となる。 従って、枠体構成
後に建築物用枠体固定金物を隠すための特別な処理を行
う必要がなく、建築現場における施工作業の省力化又は
工場における製造工程の簡略化を図ることが可能とな
る。 なお、固定片の取付位置に固定片が納まる大きさの
段差溝があり、その底面に固定片が接した状態で取り付
けられるため、固定片が枠体の内側に突出しない。その
ため、戸当り等の取付に際して固定片が邪魔にならな
い。 また、突起片が切欠部の底面に係止された状態で建
築物用枠体固定金物を取り付けることにより、枠体の角
隅部の接合を容易かつ正確に行うことが可能となる。
の建築物用枠体固定金物は、次のようにして取り付けら
れる。まず傾斜端面同士を当接して結合される2つの枠
体片の一方である第1の枠体片の内側面側に、第1の固
定片を固定しておく。また、このとき第2の固定片と平
行に伸びる第2の突起片が、第1の枠体片の傾斜端面に
予め形成してある、第2の固定片と平行な底面を持つ切
欠部内に配置され、かつ、その切欠部の底面に第2の突
起片が当接する。これにより、第2の突起片が第1の枠
体片に係止されるため、第1の固定片を所定の位置に正
確に固定することができる。さらに、第1の固定片には
貫通孔が設けられているため、釘やねじ等の固定部材を
用いてこの固定片を枠体片にしっかり固定することがで
きる。
【0010】次に、傾斜端面同士を接触させるようにし
て、他方の枠体片である第2の枠体片の内面側を第2の
固定片に当接させる。このとき、第1の固定片と平行に
伸びる第1の突起片が、第2の枠体片の傾斜端面に予め
形成してある、第1の固定片と平行な底面を持つ切欠部
内に配置され、かつ、その切欠部の底面に第2の突起片
が当接する。そして、この状態で第2の固定片を第2の
枠体片の内面側に固定する。この第2の固定片にも貫通
孔が設けられているため、釘やねじ等でしっかり固定す
ることができる。
【0011】このようにした後に、角隅部にて第1,第
2の枠体片を釘打ち等で固定するとき、傾斜端面同士の
すべりは一切起こらない。すなわち、第1,第2の固定
片により、傾斜端面が角隅部内方に滑ることが防止され
る。一方、第1,第2の突起片により、傾斜端面が角隅
部外方にすべることが防止される。従って、角隅部の正
確な接合及び固定を簡単に行うことができる。さらに、
接合後も、傾斜端面のズレを防止することができる。
【0012】
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
【0014】図1は、本考案に係る建築物用枠体固定金
物の一実施例を示す斜視図であり、1つの金属プレート
をほぼ直角に屈曲して第1の固定片16及び第2の固定
片18が形成されている。これらそれぞれの固定片1
6、18の長さ並びに幅は、使用される枠体、すなわち
ドア部や窓部における枠体の大きさに対応して種々設定
される。
【0015】そして、それぞれの固定片16、18の屈
曲部には第1の突起片20及び第2の突起片22がそれ
ぞれ形成されている。これら突起片20、22は、それ
ぞれの固定片16、18の屈曲部分に切込みを入れ、そ
の部分を屈曲させることなく、それぞれの固定片の面に
沿って平行に伸長させた状態とすることによって形成し
ている。また、各固定片16、18には、ビス等の固定
部材を挿通させる貫通孔17が、例えばそれぞれ2個ず
つ設けられている。
【0016】次に、図2(A)及び(B)は、上記実施
例の固定金物を用いるための各枠体片の形状を示す斜視
図並びに断面図である。
【0017】図において、枠体片10には、構成される
枠体の角隅部の内側面となる部分のほぼ中央部に戸当り
取り付け用の切欠溝24を形成している。そして、この
切欠溝24の傾斜端面10a側に臨んで、上記突起片2
0または22を係止するための切欠部26が設けられて
いる。この切欠部26の底面26aは、枠体片10の長
手方向と垂直な面となっている。また、この切欠部26
に隣接して、前記切欠溝24内に、それよりも金物の板
厚以上の深さだけ切欠かれた段差溝28が設けられてい
る。この段差溝28は、当接固定される本実施例に係る
固定金物の第1の固定片16または第2の固定片18及
びネジ頭等が結合状態で外部に突出しないようにするた
めの切欠である。
【0018】本実施例による固定金物を用いる場合、そ
れぞれの枠体片に形成する切欠は、全て共通の形状のも
のを構成すれば足り、例えば上記図2に示したような切
欠溝24をそれぞれの枠体片に共通に構成することで足
りる。
【0019】次に、図3(A)及び(B)に基づき本実
施例に係る固定金物による枠体片の結合固定作業につい
て説明する。
【0020】まず、枠体片10の切欠溝24の段差溝2
8の部分に固定金物の第1の固定片16を当接させ、ネ
ジ30(好ましくは皿ネジ)によって枠体片10に固定
する。この状態において、第2の突起片22は、枠体片
10の切欠部26の底面26aに当接された状態となっ
ている。
【0021】次に、枠体片12を図上矢印300方向に
移動させ、同図(B)に示すように傾斜端面12aを枠
体片10の傾斜端面10aに当接させる。この状態で、
第2の固定片18は枠体片12の段差溝28の部分に設
置された状態となる。
【0022】そして、第1の突起片20は、枠体片12
の切欠部26の底面26aに当接された状態となってい
る。
【0023】ここで、ネジ30によって第2の固定片1
8を枠体片12に固定するための作業を行う。この作業
によって本実施例に係る固定金物による枠体片10及び
12の結合作業が終了する。
【0024】さらに、これら結合状態のより安定化を図
るため、それぞれの枠体片10、12の外側からネジ1
4による固定作業が行われる。このとき、ネジ14の締
付け力如何によっては各枠体片10、12相互が矢印1
00または200方向に位置ずれする力が加えられる
が、2つの枠体片10、12は、第1及び第2の固定片
16及び18による固定結合力だけでなく、それぞれか
ら伸長する第1及び第2の突起片20及び22の係止力
によってもその位置ずれが防止され、その結合状態の安
定化はより良好なものとなる。
【0025】以上のように、本実施例によれば、簡単な
構造の固定金物によって枠体片の外側からの締結作業時
に生じるおそれのある当接面に沿った位置ずれを有効に
防止することができる。また、この実施例に係る固定金
物を有効に機能させるために各枠体片に形成される溝部
の構造は、全て同形状のものを形成することで足り、枠
体片側にも複雑な構造を付する必要がない。
【0026】なお、本考案は、上記実施例に限定される
ものではなく、考案の要旨の範囲内において種々の変形
が可能である。
【0027】例えば、固定金物に形成される突起片2
0、22は、本実施例では切込を入れ、その部分を非屈
曲部とすることによって形成したが、このような形成に
限られず、それぞれの固定片から伸長する突起片を形成
することができれば、全体を同時に一体成形することな
どによって行うことも可能である。
【0028】また、各枠体片に形成される切欠部の形状
は、図4に示したように突起片20または22の両側面
を係止するような切欠部を構成することも可能である。
この場合、他方の枠体片12の結合作業は矢印400方
向から行うこととなる。
【0029】
【考案の効果】以上説明したように、本願考案によれ
ば、枠体の外側に金物が露出しないため、枠体の外観を
損ねずに枠体片を固定することができる。特に、戸当り
等を切欠溝に取り付ける場合には、建築物用枠体固定金
物を、枠体の外側及び内側の両方から完全に隠すことが
可能となる。また、簡単な構造により、建築物用の枠体
を構成するための枠体片の結合作業を簡単かつ確実に行
うことができ、さらに当接面に沿った方向への枠体片相
互の位置ずれを有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る固定金物の斜視図である。
【図2】(A)及び(B)は実施例に係る固定金物によ
り結合固定される枠体片の溝の構成を示す斜視図及び断
面図である。
【図3】(A)及び(B)は実施例の固定金物により枠
体片を結合する作業を示す説明図である。
【図4】枠体片の溝部の他の構成例を示す説明図であ
る。
【図5】従来の枠体片の結合作業を示す説明図である。
【符号の説明】
10、12 枠体片 16 第1の固定片 17 貫通孔 18 第2の固定片 20、22 突起片 24 切欠溝 26 切欠部
MH009402

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣り合う2つの枠体片の傾斜端面同士を
    当接させて角隅を構成する矩形状の建築物用枠体の角隅
    構造において、 前記一方の枠体片の内側面に当接し貫通孔を備え固定部
    材で固定される第1の固定片と、この固定片と直角を成
    し、前記他方の枠体片の内側面に当接し貫通孔を備えて
    固定部材で固定される第2の固定片と、この2つの固定
    片から成る角部において、前記第1の固定片と平行に突
    出する第1の突起片と、前記第2の固定片と平行に突出
    する第2の突起片と、を備える建築物用枠体固定金物を
    含み、 前記各枠体片は、角隅部内面側に形成される切欠部と、
    枠体内周面に各枠体片の長手方向に沿って形成される切
    欠溝と、前記固定片が底面に接して納まるよう前記切欠
    溝の底面に形成される段差溝と、を備え、 前記一方の枠体片の切欠部は、前記第2の突起片と対面
    して接する底面を有し、前記他方の枠体片の切欠部は、
    前記第1の突起片と対面して接する底面を有し、 前記建築物用枠体固定金物は、前記各突起片が前記各切
    欠部の底面に係止され、前記固定片が前記段差溝の底面
    に接した状態で、枠体の角隅部内面側に取り付けられて
    いること、を特徴とする建築物用枠体の角隅構造。
JP1991055630U 1991-06-20 1991-06-20 建築物用枠体の角隅構造 Expired - Lifetime JP2536363Y2 (ja)

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JPH05891U JPH05891U (ja) 1993-01-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5415472U (ja) * 1977-07-06 1979-01-31

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JPH05891U (ja) 1993-01-08

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Legal Events

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Effective date: 19970121