JP2532788Y2 - トラクタにおけるブレーキ装置 - Google Patents
トラクタにおけるブレーキ装置Info
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- JP2532788Y2 JP2532788Y2 JP10264090U JP10264090U JP2532788Y2 JP 2532788 Y2 JP2532788 Y2 JP 2532788Y2 JP 10264090 U JP10264090 U JP 10264090U JP 10264090 U JP10264090 U JP 10264090U JP 2532788 Y2 JP2532788 Y2 JP 2532788Y2
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- Japan
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- brake
- rear axle
- axle case
- tractor
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 12
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、農業用のトラクタにおけるブレーキ装置に
関する。
関する。
(ロ)従来技術 従来、機体の後部にミッションケースを設け、このミ
ッションケース内の差動機構によりブレーキが介装され
たリヤアクスルケースを介して後輪を駆動するようにな
し、上記ブレーキを人為操作具によりブレーキカムを回
動して作動させるようにしたトラクタは既に知られてい
る。
ッションケース内の差動機構によりブレーキが介装され
たリヤアクスルケースを介して後輪を駆動するようにな
し、上記ブレーキを人為操作具によりブレーキカムを回
動して作動させるようにしたトラクタは既に知られてい
る。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 前記既知のトラクタにおけるブレーキ装置は、ブレー
キカムの戻しスプリングを取付ける適切な手段がなく特
別な係止部を設けていたのでコスト高になった。また、
リヤアクスルケースは後輪から大きな負荷を受けるの
で、充分な強度を得るため強固に構成しなければならな
かった。
キカムの戻しスプリングを取付ける適切な手段がなく特
別な係止部を設けていたのでコスト高になった。また、
リヤアクスルケースは後輪から大きな負荷を受けるの
で、充分な強度を得るため強固に構成しなければならな
かった。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は、機体の後部にミッションケース7及びリヤ
アクスルケース25を設け、このミッションケース7内の
差動機構によりブレーキ33が介装されたリヤアクスルケ
ース25を介して後輪を駆動するようにしたトラクタにお
いて、前記リヤアクスルケース25の基部25aで、前記ブ
レーキ33と対向する近傍の内周面に、周方向に間隔を隔
てた複数の突起付のリブ43を突設して前記ブレーキ33の
ブレーキカム35の受け面43aとなすと共に、それらのリ
ブ43の内端部に穿設したスリット45にリング46を嵌合し
て装着し、該リング46と前記ブレーキカム35とに戻しス
プリング47を張設することにより前述の問題点を解決す
ると共にミッションケースの補強をもなした。
アクスルケース25を設け、このミッションケース7内の
差動機構によりブレーキ33が介装されたリヤアクスルケ
ース25を介して後輪を駆動するようにしたトラクタにお
いて、前記リヤアクスルケース25の基部25aで、前記ブ
レーキ33と対向する近傍の内周面に、周方向に間隔を隔
てた複数の突起付のリブ43を突設して前記ブレーキ33の
ブレーキカム35の受け面43aとなすと共に、それらのリ
ブ43の内端部に穿設したスリット45にリング46を嵌合し
て装着し、該リング46と前記ブレーキカム35とに戻しス
プリング47を張設することにより前述の問題点を解決す
ると共にミッションケースの補強をもなした。
(ホ)作用 ブレーキペダル等の人為操作具によりブレーキカムを
回動するとブレーキが差動し、人為操作具を解除操作す
るとブレーキカムが戻しスプリングにより戻り回動する
のでブレーキは非作動になる。
回動するとブレーキが差動し、人為操作具を解除操作す
るとブレーキカムが戻しスプリングにより戻り回動する
のでブレーキは非作動になる。
そして、ブレーキカムの受け面と前記戻しスプリング
の一端を保持するためのリブはリヤアクスルケースを補
強する。
の一端を保持するためのリブはリヤアクスルケースを補
強する。
(ヘ)実施例 本考案の一実施例を図面について説明すると、シャー
シ1の段部1aよりも前部にエンジン2を搭載すると共に
その下方に前輪3のフロントアクスルケース4を支架
し、ステップ5の側部に補助ステップ6を垂設し、後部
にはミッションケース7を取付け、その上方に設けた運
転席8の左側に前輪増速切換レバー10、超低速切換レバ
ー11、副変速レバー12、主変速レバー13、シャトル変速
レバー14を配設し、右側にはデフロックペダル及びPTO
変速レバー15を配設してある。
シ1の段部1aよりも前部にエンジン2を搭載すると共に
その下方に前輪3のフロントアクスルケース4を支架
し、ステップ5の側部に補助ステップ6を垂設し、後部
にはミッションケース7を取付け、その上方に設けた運
転席8の左側に前輪増速切換レバー10、超低速切換レバ
ー11、副変速レバー12、主変速レバー13、シャトル変速
レバー14を配設し、右側にはデフロックペダル及びPTO
変速レバー15を配設してある。
ステップ5の前部に立設した操作盤16にはアクセルレ
バー17、ステアリングハンドル18を装備し、その左側に
クラッチペダル19、右側に左右のブレーキペダル20,20
をそれぞれ垂下させ、外側にフートアクセルペダル21を
設けてある。
バー17、ステアリングハンドル18を装備し、その左側に
クラッチペダル19、右側に左右のブレーキペダル20,20
をそれぞれ垂下させ、外側にフートアクセルペダル21を
設けてある。
22はエンジン2とミッションケース7とをユニバーサ
ルジョイントを介して接続されたプロペラシャフト、23
は前輪駆動軸である。25はミッションケース7の両側に
螺着したリヤアクスルケースであって、差動機構26から
両側方へ延出した差動軸27,27の外端部はベアリング28
により支承され、歯車29は後輪30の車輪31の大歯車32に
噛合しており、前記差動軸27とリヤアクスルケース25の
基部25aとの間に円盤ブレーキ33を介装し、そのブレー
キカム35の外側面には複数の円弧状の傾斜溝36・・を設
け、これらの傾斜溝36とケースに穿設した球面穴とにボ
ール37を介装し、リヤアクスルケース25に支承した支軸
38の内端にアーム39を固定し、このアーム39の先端の突
起40を前記ブレーキカム35の穴に嵌合して連動連繋し、
上記支軸38の外端に取付けたブレーキアーム41は、前記
ブレーキペダル20に前後方向のロッドと上下方向のブレ
ーキロッド42とにより連動連結してある。
ルジョイントを介して接続されたプロペラシャフト、23
は前輪駆動軸である。25はミッションケース7の両側に
螺着したリヤアクスルケースであって、差動機構26から
両側方へ延出した差動軸27,27の外端部はベアリング28
により支承され、歯車29は後輪30の車輪31の大歯車32に
噛合しており、前記差動軸27とリヤアクスルケース25の
基部25aとの間に円盤ブレーキ33を介装し、そのブレー
キカム35の外側面には複数の円弧状の傾斜溝36・・を設
け、これらの傾斜溝36とケースに穿設した球面穴とにボ
ール37を介装し、リヤアクスルケース25に支承した支軸
38の内端にアーム39を固定し、このアーム39の先端の突
起40を前記ブレーキカム35の穴に嵌合して連動連繋し、
上記支軸38の外端に取付けたブレーキアーム41は、前記
ブレーキペダル20に前後方向のロッドと上下方向のブレ
ーキロッド42とにより連動連結してある。
そして、前記リヤアクスルケース25の基部25a(上記
円盤ブレーキ33の外側近傍)で、前記ブレーキと対向す
る近傍の内周面に、周方向に間隔を隔てた複数(例えば
3個)の突起付のリブ43・・を突設して前記ブレーキ33
のブレーキカム35の受け面43aとなしている。これらの
リブ43の内端部には周方向のスリット45をそれぞれ穿設
し、それらのスリット45・・・にリング46を嵌合して装
着し、該リング46と前記ブレーキカム35の内周の孔35a
とには戻しスプリング47を張設してある。
円盤ブレーキ33の外側近傍)で、前記ブレーキと対向す
る近傍の内周面に、周方向に間隔を隔てた複数(例えば
3個)の突起付のリブ43・・を突設して前記ブレーキ33
のブレーキカム35の受け面43aとなしている。これらの
リブ43の内端部には周方向のスリット45をそれぞれ穿設
し、それらのスリット45・・・にリング46を嵌合して装
着し、該リング46と前記ブレーキカム35の内周の孔35a
とには戻しスプリング47を張設してある。
48は一方の差動軸27にスプライン嵌合していてスプリ
ング50により切り付勢されたデフロック体であって、前
記デフロックペダルを踏み込むと、揺動アーム52がデフ
ロック体48をスプリング50に抗して押込み、その内端面
の爪をデフケース52の軸支部外端面の爪に噛合させ、そ
れによりデフロックする。
ング50により切り付勢されたデフロック体であって、前
記デフロックペダルを踏み込むと、揺動アーム52がデフ
ロック体48をスプリング50に抗して押込み、その内端面
の爪をデフケース52の軸支部外端面の爪に噛合させ、そ
れによりデフロックする。
而して、前記ブレーキペダル20を踏込むと、ブレーキ
ロッド42等を介して支軸38が回動し、その内端のアーム
39は戻しスプリング47に抗して回動し、それによりブレ
ーキカム35がボール37により押出されるので円盤ブレー
キ33は作動し差動軸27が制動される。
ロッド42等を介して支軸38が回動し、その内端のアーム
39は戻しスプリング47に抗して回動し、それによりブレ
ーキカム35がボール37により押出されるので円盤ブレー
キ33は作動し差動軸27が制動される。
ブレーキペダル20から足を離すとブレーキカム35が戻
しスプリング47により戻し回動させられるので、円盤ブ
レーキ33の制動作用がなくなる。
しスプリング47により戻し回動させられるので、円盤ブ
レーキ33の制動作用がなくなる。
また、各リブ43・・・はそのスリット45により戻しス
プリング47の端部が掛けられたリング46を保持すると共
にリヤアクスルケース25の最も大きな負荷がかかる基部
25aを補強する。
プリング47の端部が掛けられたリング46を保持すると共
にリヤアクスルケース25の最も大きな負荷がかかる基部
25aを補強する。
(ト)考案の効果 本考案は前述のように機体の後部にミッションケース
7及びリヤアクスルケース25を設け、このミッションケ
ース7内の差動機構によりブレーキか介装されたリヤア
クスルケース25を介して後輪を駆動するようにしたトラ
クタにおいて、前記リヤアクスルケース25の基部25a
で、前記ブレーキと対向する近傍の内周面に、周方向に
間隔を隔てた複数の突起付のリブ43を突設して前記ブレ
ーキのブレーキカム35の受け面43aとなすと共に、それ
らのリブ43の内端部に穿設したスリット45にリング46を
嵌合して装着し、該リング46と前記ブレーキカム35とに
戻しスプリング47を張設したので、 複数のリブ43の内端部に穿設したスリット45にリング
46を装着するという極めて簡単な構成によりブレーキカ
ム35の戻しスプリング47を掛けて保持させることがで
き、コストダウンを図ることができると共に軽量化する
ことができる。
7及びリヤアクスルケース25を設け、このミッションケ
ース7内の差動機構によりブレーキか介装されたリヤア
クスルケース25を介して後輪を駆動するようにしたトラ
クタにおいて、前記リヤアクスルケース25の基部25a
で、前記ブレーキと対向する近傍の内周面に、周方向に
間隔を隔てた複数の突起付のリブ43を突設して前記ブレ
ーキのブレーキカム35の受け面43aとなすと共に、それ
らのリブ43の内端部に穿設したスリット45にリング46を
嵌合して装着し、該リング46と前記ブレーキカム35とに
戻しスプリング47を張設したので、 複数のリブ43の内端部に穿設したスリット45にリング
46を装着するという極めて簡単な構成によりブレーキカ
ム35の戻しスプリング47を掛けて保持させることがで
き、コストダウンを図ることができると共に軽量化する
ことができる。
しかも前記リブ43をブレーキカム35の受け面43aに兼
用させながらリヤアクスルケース25の基部25aを補強す
ることができる。
用させながらリヤアクスルケース25の基部25aを補強す
ることができる。
図面は本考案の一実施例を示すものであって、第1図は
後輪駆動部の横断面図、第2図はリブの断面図、第3図
はトラクタの側面図、第4図は操作部の背面図である。 1……シャーシ、7……ミッションケース、25……リヤ
アクスルケース、25a……基部、27……差動軸、33……
円盤ブレーキ、35……ブレーキカム、43……リブ、45…
…スリット、46……リング、47……戻しスプリング
後輪駆動部の横断面図、第2図はリブの断面図、第3図
はトラクタの側面図、第4図は操作部の背面図である。 1……シャーシ、7……ミッションケース、25……リヤ
アクスルケース、25a……基部、27……差動軸、33……
円盤ブレーキ、35……ブレーキカム、43……リブ、45…
…スリット、46……リング、47……戻しスプリング
Claims (1)
- 【請求項1】機体の後部にミッションケース7及びリヤ
アクスルケース25を設け、このミッションケース7内の
差動機構によりブレーキ33が介装されたリヤアクスルケ
ース25を介して後輪を駆動するようにしたトラクタにお
いて、前記リヤアクスルケース25の基部25aで、前記ブ
レーキ33と対向する近傍の内周面に、周方向に間隔を隔
てた複数の突起付のリブ43を突設して前記ブレーキ33の
ブレーキカム35の受け面43aとなすと共に、それらのリ
ブ43の内端部に穿設したスリット45にリング46を嵌合し
て装着し、該リング46と前記ブレーキカム35とに戻しス
プリング47を張設したことを特徴とするトラクタにおけ
るブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10264090U JP2532788Y2 (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | トラクタにおけるブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10264090U JP2532788Y2 (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | トラクタにおけるブレーキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0459567U JPH0459567U (ja) | 1992-05-21 |
JP2532788Y2 true JP2532788Y2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=31847054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10264090U Expired - Fee Related JP2532788Y2 (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | トラクタにおけるブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2532788Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-29 JP JP10264090U patent/JP2532788Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0459567U (ja) | 1992-05-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |