JP2522973Y2 - バンドピン外し器 - Google Patents
バンドピン外し器Info
- Publication number
- JP2522973Y2 JP2522973Y2 JP2694390U JP2694390U JP2522973Y2 JP 2522973 Y2 JP2522973 Y2 JP 2522973Y2 JP 2694390 U JP2694390 U JP 2694390U JP 2694390 U JP2694390 U JP 2694390U JP 2522973 Y2 JP2522973 Y2 JP 2522973Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- band
- pin
- handle shaft
- hole
- side wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、複数の駒をバンドピンで連結してなる時計
バンドにおけるバンドピンを外すためのバンドピン外し
器に関するものであり、特にバンドの厚さ等に合わせて
バンドピンをバンドから押し出すための先端ピンの位置
を変えることができるものに関する。
バンドにおけるバンドピンを外すためのバンドピン外し
器に関するものであり、特にバンドの厚さ等に合わせて
バンドピンをバンドから押し出すための先端ピンの位置
を変えることができるものに関する。
(従来の技術) 従来のこの種の器具としては、実開平1−99573号公
報に開示されているものがあつた。
報に開示されているものがあつた。
この器具は、枠内に軸受け部材と受止め部材を間隔を
あけて配置し、軸受け部材に押出し軸が取り付けられた
回動軸を取り付けたものである。
あけて配置し、軸受け部材に押出し軸が取り付けられた
回動軸を取り付けたものである。
この器具においては、軸受け部材と受止め部材との間
にバンドを載置し、バンドピンが嵌入されている穴に側
方から押出し軸を押し込むことによりバンドピンを取り
外していた。
にバンドを載置し、バンドピンが嵌入されている穴に側
方から押出し軸を押し込むことによりバンドピンを取り
外していた。
(考案が解決しようとする課題) 一般に、バンドの背面からピンが嵌入されている穴ま
での距離は、バンドの厚さや駒の形状に応じて異なる。
での距離は、バンドの厚さや駒の形状に応じて異なる。
従つて様々な厚さや形状のバンドにおけるピンを取り
外すには、ピンを押し出す軸の位置も変更可能にするこ
とが必要である。
外すには、ピンを押し出す軸の位置も変更可能にするこ
とが必要である。
上記従来の器具における押出し軸は、常に一定の位置
に保たれており、決められた線上を進退するように構成
されている。
に保たれており、決められた線上を進退するように構成
されている。
従つて、この器具においては、この押出し軸の位置に
バンドピンが位置していなければ使用することができ
ず、厚さの異なるバンド等のバンドピンを取り外すこと
はできなかつた。
バンドピンが位置していなければ使用することができ
ず、厚さの異なるバンド等のバンドピンを取り外すこと
はできなかつた。
本考案の目的は、バンドの厚さ等によるバンド背面か
らバンドピンまでの距離に対応してバンドピンを押し出
す先端ピンの位置を変更可能に構成して、各種のバンド
に使用することができるバンドピン外し器を提供するこ
とにある。
らバンドピンまでの距離に対応してバンドピンを押し出
す先端ピンの位置を変更可能に構成して、各種のバンド
に使用することができるバンドピン外し器を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 本考案のバンドピン外し器は、底部と該底部より立ち
上がり互いに対向する一対の側壁部とからなる凹状のバ
ンド載置部と、前記一方の側壁部の下部で、該一方の側
壁部の外側側面と前記バンド載置部とをつなぐ方向に設
けられた貫通穴と、前記他方の側壁部の前記貫通穴に対
向する位置に設けられたバンドピン逃げ部と、を有する
本体と、前記貫通穴に挿通され前記バンドピン逃げ部の
方向へ移動自在に支持されると共に回動自在に支持され
た円柱状のハンドル軸と、バンドのバンドピン嵌入穴に
挿入可能な径を有し前記ハンドル軸の端面上の該ハンド
ル軸の回転軸に対して偏心した位置に設けられた先端ピ
ンと、から構成されている。
上がり互いに対向する一対の側壁部とからなる凹状のバ
ンド載置部と、前記一方の側壁部の下部で、該一方の側
壁部の外側側面と前記バンド載置部とをつなぐ方向に設
けられた貫通穴と、前記他方の側壁部の前記貫通穴に対
向する位置に設けられたバンドピン逃げ部と、を有する
本体と、前記貫通穴に挿通され前記バンドピン逃げ部の
方向へ移動自在に支持されると共に回動自在に支持され
た円柱状のハンドル軸と、バンドのバンドピン嵌入穴に
挿入可能な径を有し前記ハンドル軸の端面上の該ハンド
ル軸の回転軸に対して偏心した位置に設けられた先端ピ
ンと、から構成されている。
(作用) 本考案のバンドピン外し器においては、バンド載置部
に載置したバンドのバンドピンが嵌入されているバンド
ピン嵌入穴内に、先端ピンを押し込むようにハンドル軸
を移動させることによりバンドピンを取り外す。
に載置したバンドのバンドピンが嵌入されているバンド
ピン嵌入穴内に、先端ピンを押し込むようにハンドル軸
を移動させることによりバンドピンを取り外す。
このときに、ハンドル軸を回転させると、その回転軸
に対して偏心した位置に設けられている先端ピンは、そ
のバンド載置部の底部からの距離が様々に可変される。
に対して偏心した位置に設けられている先端ピンは、そ
のバンド載置部の底部からの距離が様々に可変される。
このため、バンドの厚さ等によりバンドピン嵌入穴の
位置、即ちその背面からの距離が異なるものであつて
も、ハンドル軸を回転させることによりその端部にある
先端ピンを適合させて、バンドピンを押し出すことがで
きる。
位置、即ちその背面からの距離が異なるものであつて
も、ハンドル軸を回転させることによりその端部にある
先端ピンを適合させて、バンドピンを押し出すことがで
きる。
(実施例) 以下図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例に係るバンドピン外し器を
示す斜視図、第2図は第1図に示すハンドル軸と先端ピ
ンを示す拡大斜視図である。
示す斜視図、第2図は第1図に示すハンドル軸と先端ピ
ンを示す拡大斜視図である。
本体1はその平面形状が略T字形をなし、図に示すよ
うに底面1aを下にして卓上に置くかあるいは図中の左側
面1bを下にして卓上に置くことができるようにこれらの
各面の幅を広く設定している。
うに底面1aを下にして卓上に置くかあるいは図中の左側
面1bを下にして卓上に置くことができるようにこれらの
各面の幅を広く設定している。
この本体1の上面には、凹状をなすバンド載置部2が
設けられている。
設けられている。
このバンド載置部2は、平面からなる底部3と、その
端部より垂直に立ち上がりそれぞれ対向する側壁部4、
5と、により構成されている。
端部より垂直に立ち上がりそれぞれ対向する側壁部4、
5と、により構成されている。
この一方の側壁部4の下部には、本体1の図中右側面
1cとバンド載置部2内とをつなぐ方向に貫通穴4aが設け
られている。
1cとバンド載置部2内とをつなぐ方向に貫通穴4aが設け
られている。
また、他方の側壁部5には、バンドから押し出される
バンドピンがこの側壁部5に当接しないようにするため
の切欠部からなるバンドピン逃げ部5aが設けられてい
る。
バンドピンがこの側壁部5に当接しないようにするため
の切欠部からなるバンドピン逃げ部5aが設けられてい
る。
さらに、底部3には、貫通穴4aとバンドピン逃げ部5a
との間に、後述するハンドル軸をガイドするための浅い
U状の溝3aが設けられている。
との間に、後述するハンドル軸をガイドするための浅い
U状の溝3aが設けられている。
ハンドル軸6は円柱状をなし、貫通穴4aに挿通されて
回動自在かつ溝3aに沿つて移動自在に支持されている。
回動自在かつ溝3aに沿つて移動自在に支持されている。
このハンドル軸6の一端部にはネジ部が設けられてお
り、ハンドル7に埋設されたナツトに螺合されることに
よりハンドル7に結合されている。
り、ハンドル7に埋設されたナツトに螺合されることに
よりハンドル7に結合されている。
先端ピン8は、このハンドル軸6の他方の端部の端面
上に取り付けられており、バンドピンが嵌入されている
バンドの穴に適合する径に設定されている。
上に取り付けられており、バンドピンが嵌入されている
バンドの穴に適合する径に設定されている。
また、この先端ピン8の取付位置は、第2図に示すよ
うに、ハンドル軸6の端面6aのハンドル軸6の回転軸6a
に対して偏心した位置に取り付けられている。
うに、ハンドル軸6の端面6aのハンドル軸6の回転軸6a
に対して偏心した位置に取り付けられている。
本実施例においては、ハンドル軸6の端面6aの先端ピ
ン8取付位置に穴6cが設けられており、ここに先端ピン
8の取付部8aが着脱自在に取り付けられている。
ン8取付位置に穴6cが設けられており、ここに先端ピン
8の取付部8aが着脱自在に取り付けられている。
次に、第3図乃至第5図を用いて第1図に示すバンド
ピン外し器によりバンドピンを外すときの状態を説明す
る。
ピン外し器によりバンドピンを外すときの状態を説明す
る。
はじめに、第3図に示すように、バンド載置部2の底
部3上にバンド9を置き、その側面を側壁部5に当接さ
せる。
部3上にバンド9を置き、その側面を側壁部5に当接さ
せる。
ここでハンドル7を操作することによりハンドル軸6
を回転させ、これによつて先端ピン8の位置をバンド9
のバンドピン10が嵌入されている穴9aの位置に合わせ
る。
を回転させ、これによつて先端ピン8の位置をバンド9
のバンドピン10が嵌入されている穴9aの位置に合わせ
る。
即ち、第4図に示すように、ハンドル軸6を回転させ
て先端ピン8が最も下方に位置するようにすれば、底部
3から先端ピン8までの距離はD1となり、この状態から
ハンドル軸6を180度回転させて最も上方に位置するよ
うにすれば、第5図に示すようにこの距離はD2となる。
て先端ピン8が最も下方に位置するようにすれば、底部
3から先端ピン8までの距離はD1となり、この状態から
ハンドル軸6を180度回転させて最も上方に位置するよ
うにすれば、第5図に示すようにこの距離はD2となる。
このように底部3から先端ピン8までの距離はハンド
ル軸6を回転させるだけでD1〜D2まで任意に可変するこ
とができる。
ル軸6を回転させるだけでD1〜D2まで任意に可変するこ
とができる。
従つて、バンド9の背面から穴9aまでの距離がD1〜D2
の間であれば、どのようなバンドの穴の位置にも合わせ
ることが可能である。
の間であれば、どのようなバンドの穴の位置にも合わせ
ることが可能である。
上記のように先端ピン8の位置を合わせた後、この先
端ピン8をバンド9の穴9a内に押し込み、バンドピン10
をバンドピン逃げ部5aの方向に押し出して取り外す。
端ピン8をバンド9の穴9a内に押し込み、バンドピン10
をバンドピン逃げ部5aの方向に押し出して取り外す。
上記実施例においてハンドル軸6を回転させる際に
は、ハンドル軸6と貫通穴4aとの嵌合により生じる一定
のトルクをもつて回転する。
は、ハンドル軸6と貫通穴4aとの嵌合により生じる一定
のトルクをもつて回転する。
従つて、任意の位置でハンドル軸6の回転を停止する
ことが可能である。
ことが可能である。
また、第6図に示すように、ハンドル軸6と貫通穴4a
の内壁との間にパツキン10を介装することにより、より
安定した一定のトルクをもつてハンドル軸6が回転する
ように構成することができる。尚、このパツキン10は、
ハンドル軸6の外周に周状溝を設けてこの周状溝内に取
り付けても良いし、また貫通穴4aの内壁に設けた周状溝
内に配設しても良い。
の内壁との間にパツキン10を介装することにより、より
安定した一定のトルクをもつてハンドル軸6が回転する
ように構成することができる。尚、このパツキン10は、
ハンドル軸6の外周に周状溝を設けてこの周状溝内に取
り付けても良いし、また貫通穴4aの内壁に設けた周状溝
内に配設しても良い。
(考案の効果) 本考案によれば、バンドピンを押し出す先端ピンの位
置をごく簡単な操作で任意に変えることができるので、
バンドの厚さや形状が異なる様々なバンドにも使用する
ことができる。
置をごく簡単な操作で任意に変えることができるので、
バンドの厚さや形状が異なる様々なバンドにも使用する
ことができる。
第1図は本考案の一実施例に係るバンドピン外し器を示
す斜視図、 第2図は第1図に示すハンドル軸と先端ピンの拡大斜視
図、 第3図は第1図に示すバンドピン外し器によりバンドか
らバンドピンを取り外す状態を示す断面図、 第4図及び第5図は第3図に示す先端ピンの位置を変更
したときの状態を示す拡大図、 第6図はハンドル軸と貫通穴との間にパツキンを介装し
た状態を示す断面図である。 1……本体、2……バンド載置部、3……底部、4,5…
…側壁部、4a……貫通穴、5a……バンドピン逃げ部、6
……ハンドル軸、7……ハンドル、8……先端ピン。
す斜視図、 第2図は第1図に示すハンドル軸と先端ピンの拡大斜視
図、 第3図は第1図に示すバンドピン外し器によりバンドか
らバンドピンを取り外す状態を示す断面図、 第4図及び第5図は第3図に示す先端ピンの位置を変更
したときの状態を示す拡大図、 第6図はハンドル軸と貫通穴との間にパツキンを介装し
た状態を示す断面図である。 1……本体、2……バンド載置部、3……底部、4,5…
…側壁部、4a……貫通穴、5a……バンドピン逃げ部、6
……ハンドル軸、7……ハンドル、8……先端ピン。
Claims (1)
- 【請求項1】底部と該底部より立ち上がり互いに対向す
る一対の側壁部とからなる凹状のバンド載置部と、前記
一方の側壁部の下部で、該一方の側壁部の外側側面と前
記バンド載置部とをつなぐ方向に設けられた貫通穴と、
前記他方の側壁部の前記貫通穴に対向する位置に設けら
れたバンドピン逃げ部と、を有する本体と、 前記貫通穴に挿通され前記バンドピン逃げ部の方向へ移
動自在に支持されると共に回動自在に支持された円柱状
のハンドル軸と、 バンドのバンドピン嵌入穴に挿入可能な径を有し前記ハ
ンドル軸の端面上の該ハンドル軸の回転軸に対して偏心
した位置に設けられた先端ピンと、 からなることを特徴とするバンドピン外し器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2694390U JP2522973Y2 (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | バンドピン外し器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2694390U JP2522973Y2 (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | バンドピン外し器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03117571U JPH03117571U (ja) | 1991-12-04 |
JP2522973Y2 true JP2522973Y2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=31529819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2694390U Expired - Lifetime JP2522973Y2 (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | バンドピン外し器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2522973Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002095505A1 (fr) | 2001-05-17 | 2002-11-28 | Citizen Watch Co., Ltd. | Outil pour bracelet-montre |
-
1990
- 1990-03-16 JP JP2694390U patent/JP2522973Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002095505A1 (fr) | 2001-05-17 | 2002-11-28 | Citizen Watch Co., Ltd. | Outil pour bracelet-montre |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03117571U (ja) | 1991-12-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |