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JP2520163Y2 - 畳 - Google Patents

Info

Publication number
JP2520163Y2
JP2520163Y2 JP4128493U JP4128493U JP2520163Y2 JP 2520163 Y2 JP2520163 Y2 JP 2520163Y2 JP 4128493 U JP4128493 U JP 4128493U JP 4128493 U JP4128493 U JP 4128493U JP 2520163 Y2 JP2520163 Y2 JP 2520163Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
tatami mat
strip
tatami
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4128493U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH076376U (ja
Inventor
市雄 牛尾
Original Assignee
株式会社クラナミ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社クラナミ filed Critical 株式会社クラナミ
Priority to JP4128493U priority Critical patent/JP2520163Y2/ja
Publication of JPH076376U publication Critical patent/JPH076376U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2520163Y2 publication Critical patent/JP2520163Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Floor Finish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、部屋で施工と同時に畳
を製造できるようにした畳に関する。
【0002】
【従来技術】畳は、畳表や縁布が床側面にも取付けられ
ているので、いったん製造したものを部屋の寸法に合わ
せて切断することは困難である。このため、畳の製造は
施工する部屋の寸法を予め測定して、割り付けにより畳
の寸法を計算した後工場で製造していた。しかし、この
ような方法では製造までに時間と労力がかかり、また、
ときには部屋の寸法測定間違いや割り付け間違いにより
施工できず、再製造しなければならない場合もあった。
【0003】かかる問題を解決する方法として、帯状板
の表面に係合片の突設された下型を部屋への畳敷き詰め
の際帯状板が床の下になり、かつ、係合片が床の間にな
るように配置して、その係合片に、縁布が表面に貼付け
られ、かつ、裏面には下型の係合片と係合可能な被係合
片が突設された上型の被係合片を畳の表面側から嵌合さ
せるようにした縁布貼着具が提案されている(特開昭5
1−97223号、実公昭57−50434号)。この
縁布貼着具を使用すれば、縁布を部屋への施工の際に設
けることができるので、畳として、畳表全体を床に接着
剤で貼付けたものを使用すれば、畳の施工の際部屋の寸
法に合わせて切断することができる。
【0004】しかし、前記縁布貼着具は、下型と上型の
帯状片で畳を挟持する構造になっているため、係合片と
被係合片は高くなり、下型と上型は曲げることができな
い。このため、合成樹脂の押し出しにより製造する場
合、棒状になり、畳よりある程度長くして切断しなけれ
ばならず、取り扱いが不便で歩留も悪い。また、畳に畳
表全体を床に接着剤で貼付けたものを使用すると、畳表
が汚れた場合、畳表の裏返しを行うことができず、畳全
体を取り替えなければならない。
【0005】
【考案が解決しようとする問題点】本考案は、上記問題
を解決した畳を提供するものである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本考案は、帯状板の表
面に長さ方向に伸長した係合片の突設された下型を床の
上に方形に配置して、各帯状板を床に固着するととも
に、床の上に畳表を敷いて、畳表の縦糸方向両端を床の
両端側に固着した後、前記下型の係合片に対して、帯状
板の表面に縁布が貼付けられかつ裏面に前記下型の係合
片と係合可能な被係合片が長さ方向に伸長して突設され
た上型の被係合片を嵌合させて、上型の帯状板が畳表と
接触した状態でその周囲全体を覆うようにした。
【0007】
【作用】下型と上型とで常に厚みのほぼ一定な畳表だけ
を挟持させるようになっているので、両者の係合片と被
係合片の係合深さは一定でよく、しかも、高さは数ミリ
でよい。このため、合成樹脂で作成した場合、テ−プ状
に巻くことができ、また、床への取り付けの際は床の寸
法に合わせて切断することができる。さらに、下型と上
型とは着脱自在な嵌合により係合させる構造になってお
り、また、畳表は縦糸方向両端を床の両端側に固着して
あるので、上型を取り外せして、畳表を裏返した後、畳
表両端を再び固着して、上型を嵌合させることができ
る。
【0008】下型の係合片と上型の被係合片の係合は、
係合時の高さを低くするため、雄型、雌型によるのが好
ましい。また、下型の帯状板は床に密着させるため平坦
にするが、上型の帯状板は平坦であると、下型に係合さ
せたときの下型帯状板との隙間が畳表厚さより広くな
り、隙間が生じるので、上型の帯状板は幅方向中心から
両端側に向かうにつれて裏面側に湾曲させ、両端が畳表
と接触するようにするのが好ましい。
【0009】畳表は縦糸方向の剛性がなく、床の上に敷
くとき、少しぐらいの張力をかけてもしわの除去が困難
であるので、しわのない状態で裏打ちしておいて、縦糸
方向の剛性を大きくし、床の上に敷くとき、広げるだけ
でしわが発生しないようにするのが好ましい。裏打ちは
床の通気性を確保するため、厚紙や不織布などのような
通気性材料を裏面全体にラミネ−トしたり、樹脂や金属
板のような非通気性材料を裏面の畳目凸部だけに塗布も
しくは貼付けたりする方法によればよい。裏打ちにより
畳表は厚くなり、しかも、上型帯状板が裏面側に湾曲し
ているため、畳表は上型帯状板の端部との密着が強くな
る。畳表の床端部への固着は上型の帯状板により覆われ
る位置であれば、床に直接行っても、下型の帯状板の上
に行ってもよいが、固着手段としては、ホッチキス止
め、鋲止め、両面テ−プ止めなどのように取り外しでき
るものが好ましい。
【0010】従来の畳の場合、1枚の大きさは床の大き
さにより決定されていたが、本考案の畳の場合、床を部
屋に敷き詰めておけば、下型の配置は床の継ぎ目に関係
なく任意の場所に変更できるので、外観上1枚の大きさ
は下型の配置により決定される。部屋への施工に際して
は、まず、床を部屋全体に敷き詰めて、周囲の部屋外周
材に沿って下型を固着し、次に、その固着下型を基準に
して外観上どのような大きさの畳にするのかを割り付け
て、その割り付け位置に他の下型を固着し、しかる後に
畳表の縦糸方向両端の固着、上型の嵌合を順次行ってゆ
けばよい。
【0011】
【実施例】図1から図3は、本考案の畳の実施例を示す
もので、図1は全体の平面図、図2は図1のA−A線で
の拡大断面図、図3は図1のB−B線での拡大断面図で
ある。床1は、発泡ポリスチレンボ−ドの両面にインシ
ュレ−ションボ−ドを積層して縫い付けた公知のもの
で、床1の表面の周囲には、合成樹脂製の下型2、2a
が縁に沿って固着されている。
【0012】部屋の周囲に配置する床1の敷居や壁など
の部屋外周材3側に固着する下型2は、図2に示すよう
に、厚さ0.6mmの平坦な帯状板4の表面中央部に球
状溝型係合片5を表面より3mm一体的に突設して、幅
方向の片側端部に球状溝型係合片5と同じ高さのストッ
パ−6を起立して設けたもので、球状溝型係合片5は上
部が開口し、かつ、内部が球状に拡大している。一方、
他の部分に使用する下型2aは、図3、図4に示すよう
に、厚さ0.6mmの平坦な帯状板4の表面中央部に前
記のような形状の球状溝型係合片5を一体的に突設した
もので、隣接する2枚の床1の表面にまたがって固着し
てある。これらの下型2、2aは、図2、図3に示すよ
うに、いずれも帯状板4の両側を全長にわたりホッチキ
ス針7で床1に固着してある。
【0013】床1の表面の下型2、2aの間および2
a、2aの間には、畳表8を敷いてある。この畳表8
は、図2、図3に示すように、畳筋の凸部だけに樹脂9
を塗布して裏打ちしたもので、その周囲は帯状板4の上
に乗り、縦糸方向両端部は樹脂塗布によりほぐれを防止
して、ホッチキス針7で帯状板4を通って床1に固着し
てある。
【0014】下型2、2aには、図2、図3に示すよう
に、上型10が嵌合されている。この上型10は、厚さ
0.6mmの帯状板4aの表面側全体に縁布11を接着
剤で貼付け、裏面側中央部に先端側が球状になった球状
被係合片12を裏面より3mm一体的に突設したもの
で、球状被係合片12の球状部の外径は球状溝型係合片
5の溝球状部内径より若干小さくなっている。この上型
10は被係合片12を下型2、2aの溝型係合片5に嵌
合させてあるが、帯状板4aは幅方向両側を図5に示す
ように裏面側に被係合片12の先端と並ぶ位置まで湾曲
させてあって、上型10が下型2、2aに嵌合している
とき、畳表8を押圧している。
【0015】
【考案の効果】以上のように、本考案の畳は、下型を床
の上に固着して、その下型と着脱自在な上型で畳表を覆
う構造になっているので、下型と上型の係合片、被係合
片を低くでき、下型、上型は巻いて持ち運びできる。ま
た、床に固着する場合、床の長さに合わせて切断すれば
よいので、無駄がない。さらに、畳表は床に両端だけを
固着してあるので、汚れた場合、裏返しを行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本考案に係る畳実施例の平面図である。
【図2】は、図1のA−A線での拡大断面図である。
【図3】は、図1のB−B線での拡大断面図である。
【図4】は、図3に示されている下型の斜視図である。
【図5】は、上型の斜視図である。
【符号の説明】
1…床、2、2a…下型、3…部屋外周材、4、4a…
帯状板、5…球状溝型係合片、6…ストッパ−、7…ホ
ッチキス針、8…畳表、9…樹脂、10…上型、11…
縁布、12…球状被係合片、

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状板の表面に長さ方向に伸長した係合
    片の突設された下型を床の上に方形に配置して、各帯状
    板を床に固着するとともに、床の上に畳表を敷いて、畳
    表の縦糸方向両端を床の両端側に固着した後、前記下型
    の係合片に対して、帯状板の表面に縁布が貼付けられか
    つ裏面に前記下型の係合片と係合可能な被係合片が長さ
    方向に伸長して突設された上型の被係合片を嵌合させ
    て、上型の帯状板が畳表と接触した状態で周囲全体を覆
    うようにしたことを特徴とする畳。
  2. 【請求項2】 上型の帯状板を幅方向両側が裏面側に湾
    曲したものにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    畳。
  3. 【請求項3】 畳表を裏打ちにより縦糸方向の剛性を高
    めたものにしたことを特徴とする請求項1に記載の畳。
JP4128493U 1993-06-30 1993-06-30 Expired - Lifetime JP2520163Y2 (ja)

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JP4128493U JP2520163Y2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30

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JP4128493U JP2520163Y2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH076376U JPH076376U (ja) 1995-01-31
JP2520163Y2 true JP2520163Y2 (ja) 1996-12-11

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JP4128493U Expired - Lifetime JP2520163Y2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3371073B2 (ja) 1997-05-29 2003-01-27 ミサワホーム株式会社 畳敷構造及び畳敷の施工方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3371073B2 (ja) 1997-05-29 2003-01-27 ミサワホーム株式会社 畳敷構造及び畳敷の施工方法

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Publication number Publication date
JPH076376U (ja) 1995-01-31

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