JP2504567B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- H01L21/71—Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
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- H01L21/762—Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers
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- H01L21/76213—Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers using a local oxidation of silicon, e.g. LOCOS, SWAMI, SILO introducing electrical inactive or active impurities in the local oxidation region, e.g. to alter LOCOS oxide growth characteristics or for additional isolation purpose
- H01L21/76216—Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers using a local oxidation of silicon, e.g. LOCOS, SWAMI, SILO introducing electrical inactive or active impurities in the local oxidation region, e.g. to alter LOCOS oxide growth characteristics or for additional isolation purpose introducing electrical active impurities in the local oxidation region for the sole purpose of creating channel stoppers
- H01L21/76218—Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers using a local oxidation of silicon, e.g. LOCOS, SWAMI, SILO introducing electrical inactive or active impurities in the local oxidation region, e.g. to alter LOCOS oxide growth characteristics or for additional isolation purpose introducing electrical active impurities in the local oxidation region for the sole purpose of creating channel stoppers introducing both types of electrical active impurities in the local oxidation region for the sole purpose of creating channel stoppers, e.g. for isolation of complementary doped regions
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、特にCMOS型、あるいはBi−CMOS型の半導
体装置の製造方法に関する。
体装置の製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、nチャネル型MOSFETと、pチャネル型MOSFETと
を同一チップ上に形成するCMOS型半導体装置が良く知ら
れている。さらに、このCMOS型半導体装置に、バイポー
ラトランジスタを付加したBi−CMOS型半導体装置も知ら
れている。
を同一チップ上に形成するCMOS型半導体装置が良く知ら
れている。さらに、このCMOS型半導体装置に、バイポー
ラトランジスタを付加したBi−CMOS型半導体装置も知ら
れている。
ところで、近年、LSI製作技術の進歩には著しいもの
があり、その中でも、特に酸化、拡散、エッチング、露
光技術等のユニット記述が格段に進歩している。それに
つれて、一素子当りのチップ上の占有面積も小さくな
り、LSIの高集積化、および動作の高速化等が進んでい
る。当然のことながら、上記CMOS型半導体装置、および
Bi−CMOS型半導体装置においても、素子の微細化が進ん
でいる。
があり、その中でも、特に酸化、拡散、エッチング、露
光技術等のユニット記述が格段に進歩している。それに
つれて、一素子当りのチップ上の占有面積も小さくな
り、LSIの高集積化、および動作の高速化等が進んでい
る。当然のことながら、上記CMOS型半導体装置、および
Bi−CMOS型半導体装置においても、素子の微細化が進ん
でいる。
このように、素子が微細化されるにつれ、半導体装置
では、例えば絶縁膜の膜構造、あるいは基板中の不純物
濃度プロファイル等の大幅な見直しを実施し、リーク電
流等の発生を抑制する等して信頼性の確保に対応してき
ている。
では、例えば絶縁膜の膜構造、あるいは基板中の不純物
濃度プロファイル等の大幅な見直しを実施し、リーク電
流等の発生を抑制する等して信頼性の確保に対応してき
ている。
しかしながら、近年では、素子の微細化の速度に、装
置の信頼性が追随できなくなりつつある。特に寄生pnpn
構造によるラッチアップ現象(サイリスタ動作)や、フ
ィールド酸化膜直下の半導体層の反転、いわゆるフィー
ルド反転現象等がクローズアップされてきている。例え
ば第7図に示すようなVG(Vapour Growth)ウェーハを
用いて、微細素子構造を持つ、例えばCMOS型、あるいは
Bi−CMOS型の半導体装置を製造したとすると、特に寄生
PNPN構造によるラッチアップ現象(サイリスタ動作)等
の問題が顕著に現れてくる。
置の信頼性が追随できなくなりつつある。特に寄生pnpn
構造によるラッチアップ現象(サイリスタ動作)や、フ
ィールド酸化膜直下の半導体層の反転、いわゆるフィー
ルド反転現象等がクローズアップされてきている。例え
ば第7図に示すようなVG(Vapour Growth)ウェーハを
用いて、微細素子構造を持つ、例えばCMOS型、あるいは
Bi−CMOS型の半導体装置を製造したとすると、特に寄生
PNPN構造によるラッチアップ現象(サイリスタ動作)等
の問題が顕著に現れてくる。
以下、第7図に示すVGウェーハ、およびその問題点に
ついて説明する。
ついて説明する。
第7図に示すように、P型半導体基板121上には、N+
型埋込層(N+B.L.)122、およびP+型埋込層(P+B.L.)1
23が形成されている。さらに、これらの上部にP型エピ
タキシャル層124が形成されている。
型埋込層(N+B.L.)122、およびP+型埋込層(P+B.L.)1
23が形成されている。さらに、これらの上部にP型エピ
タキシャル層124が形成されている。
このようなVGウェーハの製造方法としては、P型半導
体基板121上に、酸化膜、あるいはホトレジスト等をマ
スク材として用い、選択的に、例えばN型不純物である
アンチモン(Sb)を気相拡散させて、P+型埋込層122を
形成する。次に、同様に、酸化膜、あるいはホトレジス
ト等をマスク材として用い、選択的に、例えばP型不純
物であるボロン(B)を気相拡散させて、P+型埋込層12
3を形成する。次に、全面に、CVD法により、通常、温度
1100〜1250℃の範囲の高温でN型エピタキシャル層124
を形成する。ところが、このとき、拡散係数の高いボロ
ンが上記N型エピタキシャル層124内に必要以上に拡散
され、しみ出してしまい、P+型埋込層123の不純物濃度
プロファイルがだれてしまう。第9図に、この状態の表
わしている不純物濃度プロファイルを示す。第9図は、
第7図中のY3−Y4線に沿う断面の不純物濃度プロファイ
ルである。また、これと比較するために、第7図中のY5
−Y6線に沿う断面の不純物濃度プロファイルを第8図に
示しておく。図からも分かるように、あきらかにP+型埋
込層123の不純物濃度は、N型エピタキシャル層124を成
長させることにより減少している。P+型埋込層123の不
純物濃度が低くなるということは、これに接して形成さ
れているN+型埋込層122同士を絶縁する能力が低下する
ことを意味する。すなわち、ラッチアップが発生しやす
い状態になっているということである。これを解決する
ためには、このだれを考慮して、P+型埋込層123の不純
物濃度を、あらかじめ、高めに設定しておくことが考え
られる。しかながら、これでは、ボロンのしみ出し量が
以前にも増して増加する。ボロンのしみ出し量が増加す
ると、以後、N型エピタキシャル層124内に形成される
能動素子に悪影響を及ぼす。例えばMOSFETではしきい値
の変動等、また、バイポーラトランジスタでは、耐圧の
低下、あるいはアーリー電圧の劣化等が起こってしま
う。
体基板121上に、酸化膜、あるいはホトレジスト等をマ
スク材として用い、選択的に、例えばN型不純物である
アンチモン(Sb)を気相拡散させて、P+型埋込層122を
形成する。次に、同様に、酸化膜、あるいはホトレジス
ト等をマスク材として用い、選択的に、例えばP型不純
物であるボロン(B)を気相拡散させて、P+型埋込層12
3を形成する。次に、全面に、CVD法により、通常、温度
1100〜1250℃の範囲の高温でN型エピタキシャル層124
を形成する。ところが、このとき、拡散係数の高いボロ
ンが上記N型エピタキシャル層124内に必要以上に拡散
され、しみ出してしまい、P+型埋込層123の不純物濃度
プロファイルがだれてしまう。第9図に、この状態の表
わしている不純物濃度プロファイルを示す。第9図は、
第7図中のY3−Y4線に沿う断面の不純物濃度プロファイ
ルである。また、これと比較するために、第7図中のY5
−Y6線に沿う断面の不純物濃度プロファイルを第8図に
示しておく。図からも分かるように、あきらかにP+型埋
込層123の不純物濃度は、N型エピタキシャル層124を成
長させることにより減少している。P+型埋込層123の不
純物濃度が低くなるということは、これに接して形成さ
れているN+型埋込層122同士を絶縁する能力が低下する
ことを意味する。すなわち、ラッチアップが発生しやす
い状態になっているということである。これを解決する
ためには、このだれを考慮して、P+型埋込層123の不純
物濃度を、あらかじめ、高めに設定しておくことが考え
られる。しかながら、これでは、ボロンのしみ出し量が
以前にも増して増加する。ボロンのしみ出し量が増加す
ると、以後、N型エピタキシャル層124内に形成される
能動素子に悪影響を及ぼす。例えばMOSFETではしきい値
の変動等、また、バイポーラトランジスタでは、耐圧の
低下、あるいはアーリー電圧の劣化等が起こってしま
う。
このような現象は、上記のようにN型エピタキシャル
層を形成した場合のみならず、P型エピタキシャル層を
形成した場合にも発生する。
層を形成した場合のみならず、P型エピタキシャル層を
形成した場合にも発生する。
また、拡散係数の高いボロンのエピタキシャル層内へ
のしみ出しは、上記エピタキシャル層形成時ばかりでな
く、図示はしないがエピタキシャル層内にウェル領域を
形成する際の熱工程(通常1100〜1250℃)でも生じ、い
っそう上記問題を深刻なものとしている。
のしみ出しは、上記エピタキシャル層形成時ばかりでな
く、図示はしないがエピタキシャル層内にウェル領域を
形成する際の熱工程(通常1100〜1250℃)でも生じ、い
っそう上記問題を深刻なものとしている。
(発明が解決しようとする課題) この発明は上記のような点に鑑み為されたもので、そ
の目的は、エピタキシャル半導体層の表面から深い位置
に形成されるP型反転防止層(埋込層)からエピタキシ
ャル半導体層への不純物のしみ出しを抑制でき、P型反
転防止層(埋込層)に高い不純物濃度を確保することが
できる半導体装置の製造方法を提供することにある。
の目的は、エピタキシャル半導体層の表面から深い位置
に形成されるP型反転防止層(埋込層)からエピタキシ
ャル半導体層への不純物のしみ出しを抑制でき、P型反
転防止層(埋込層)に高い不純物濃度を確保することが
できる半導体装置の製造方法を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この発明の第1の態様で
は、P型半導体基板の表面にN型押込層を得るためのN
型不純物を導入し、P型基板上にP型エピタキシャル層
を形成し、このP型エピタキシャル層にN型埋込層に達
するN型ウェル領域を形成し、P型エピタキシャル層上
にフィールド絶縁膜を形成する部分に開口部を持つ選択
酸化用の耐酸化層を形成し、P型エピタキシャル層上に
耐酸化層の開口部上に対応してイオン注入用の開口部を
持つマスク層を形成する。そして、マスク層の開口部を
介して、第1のP型反転防止層を得るためのボロンを含
む不純物を前記P型エピタキシャル層と前記P型基板と
の界面近傍に向かってイオン注入し、さらに上記マスク
層の開口部を介して、第2のP型反転防止層を得るため
のボロンを含む不純物をP型エピタキシャル層の表面か
ら浅い位置に向かってイオン注入する。この後、P型エ
ピタキャル層とP型基板との界面近傍に、N型押込層に
隣接する前記第1のP型反転防止層、およびP型エピタ
キシャル層に、第1のP型反転防止層と将来形成される
フィールド絶縁膜との間に位置する第2のP型反転防止
層を形成し、P型エピタキシャル層の表面に耐酸化層を
マスクとしてフィールド絶縁膜を形成することを特徴と
している。
は、P型半導体基板の表面にN型押込層を得るためのN
型不純物を導入し、P型基板上にP型エピタキシャル層
を形成し、このP型エピタキシャル層にN型埋込層に達
するN型ウェル領域を形成し、P型エピタキシャル層上
にフィールド絶縁膜を形成する部分に開口部を持つ選択
酸化用の耐酸化層を形成し、P型エピタキシャル層上に
耐酸化層の開口部上に対応してイオン注入用の開口部を
持つマスク層を形成する。そして、マスク層の開口部を
介して、第1のP型反転防止層を得るためのボロンを含
む不純物を前記P型エピタキシャル層と前記P型基板と
の界面近傍に向かってイオン注入し、さらに上記マスク
層の開口部を介して、第2のP型反転防止層を得るため
のボロンを含む不純物をP型エピタキシャル層の表面か
ら浅い位置に向かってイオン注入する。この後、P型エ
ピタキャル層とP型基板との界面近傍に、N型押込層に
隣接する前記第1のP型反転防止層、およびP型エピタ
キシャル層に、第1のP型反転防止層と将来形成される
フィールド絶縁膜との間に位置する第2のP型反転防止
層を形成し、P型エピタキシャル層の表面に耐酸化層を
マスクとしてフィールド絶縁膜を形成することを特徴と
している。
また、この発明の第2の態様では、P型半導体基板の
表面にN型埋込層を得るためのN型不純物を導入し、P
型基板上にN型エピタキシャル層を形成し、N型エピタ
キシャル層にP型基板に達するP型ウェル領域を形成
し、N型エピタキシャル層上にフィールド絶縁膜を形成
する部分に開口部を持つ選択酸化用の耐酸化層を形成
し、N型エピタキシャル層上に耐酸化層の開口部上に対
応してイオン注入用の開口部を持つマスク層を形成す
る。そして、マスク層の開口部を介して、第1のP型反
転防止層を得るためのボロンを含む不純物をN型エピタ
キシャル層と前記P型基板との界面近傍に向かってイオ
ン注入し、さらに上記マスク層の開口部を介して、第2
のP型反転防止層を得るためのボロンを含む不純物をN
型エピタキシャル層の表面から浅い位置に向かってイオ
ン注入する。この後、N型エピタキシャル層とP型基板
との界面近傍にN型埋込層に隣接する第1のP型反転防
止層、およびN型エピタキシャル層に第1のP型反転防
止層と将来形成されるフィールド絶縁膜との間に位置す
る第2のP型反転防止層を形成し、N型エピタキシャル
層の表面に耐酸化層をマスクとしてフィールド絶縁膜を
形成することを特徴としている。
表面にN型埋込層を得るためのN型不純物を導入し、P
型基板上にN型エピタキシャル層を形成し、N型エピタ
キシャル層にP型基板に達するP型ウェル領域を形成
し、N型エピタキシャル層上にフィールド絶縁膜を形成
する部分に開口部を持つ選択酸化用の耐酸化層を形成
し、N型エピタキシャル層上に耐酸化層の開口部上に対
応してイオン注入用の開口部を持つマスク層を形成す
る。そして、マスク層の開口部を介して、第1のP型反
転防止層を得るためのボロンを含む不純物をN型エピタ
キシャル層と前記P型基板との界面近傍に向かってイオ
ン注入し、さらに上記マスク層の開口部を介して、第2
のP型反転防止層を得るためのボロンを含む不純物をN
型エピタキシャル層の表面から浅い位置に向かってイオ
ン注入する。この後、N型エピタキシャル層とP型基板
との界面近傍にN型埋込層に隣接する第1のP型反転防
止層、およびN型エピタキシャル層に第1のP型反転防
止層と将来形成されるフィールド絶縁膜との間に位置す
る第2のP型反転防止層を形成し、N型エピタキシャル
層の表面に耐酸化層をマスクとしてフィールド絶縁膜を
形成することを特徴としている。
(作用) 上記構成を有する半導体装置の製造方法であると、基
板上にP型またはN型エピタキシャル層を形成した後
に、エピタキシャル層と基板との界面近傍に第1のP型
反転防止層を得るためのボロンを含む不純物をイオン注
入し、この後、エピタキシャル層と基板との界面近傍に
第1のP型反転防止層を形成する。
板上にP型またはN型エピタキシャル層を形成した後
に、エピタキシャル層と基板との界面近傍に第1のP型
反転防止層を得るためのボロンを含む不純物をイオン注
入し、この後、エピタキシャル層と基板との界面近傍に
第1のP型反転防止層を形成する。
即ち、P型またはN型エピタキシャル層を形成した後
に、第1のP型反転防止層を形成するので、第1のP型
反転防止層からエピタキシャル層への不純物のしみ出し
を抑制でき、第1のP型反転防止層に高い不純物濃度を
確保することができる。
に、第1のP型反転防止層を形成するので、第1のP型
反転防止層からエピタキシャル層への不純物のしみ出し
を抑制でき、第1のP型反転防止層に高い不純物濃度を
確保することができる。
このように、第1のP型反転防止層に高い不純物濃度
を確保することができると、第1のP型反転防止層の絶
縁能力の低下がなくなり、将来形成されるCMOS型、ある
いはBI−CMOS型半導体装置のラッチアップ抑制効果が高
まる。
を確保することができると、第1のP型反転防止層の絶
縁能力の低下がなくなり、将来形成されるCMOS型、ある
いはBI−CMOS型半導体装置のラッチアップ抑制効果が高
まる。
また、第1のP型反転防止層からエピタキシャル層へ
の不純物のしみ出しが抑制されるので、エピタキシャル
層に将来形成される、MOSFETおよびバイポーラトランジ
スタでは、特性変動が少なくなる。
の不純物のしみ出しが抑制されるので、エピタキシャル
層に将来形成される、MOSFETおよびバイポーラトランジ
スタでは、特性変動が少なくなる。
(実施例) 以下、図面を参照してこの発明の実施例に係わる半導
体装置およびその製造方法について説明する。
体装置およびその製造方法について説明する。
第1図(a)ないし第1図(f)は、この発明の第1
の実施例に係わる半導体装置を製造工程順に示した断面
図である。
の実施例に係わる半導体装置を製造工程順に示した断面
図である。
まず、第1図(a)に示すように、例えば比抵抗20Ω
・cm程度、面方位(100)のP型半導体基板1表面の所
定の領域に対して、従来と同様な方法により、例えばN
型不純物であるアンチモン(Sb)を気相拡散させること
によって、比抵抗15Ω・cm程度の高濃度N+型埋込層(N+
B.L.)2を、選択的に形成する。次に、このN+型埋込層
2の形成されたP型半導体基板1上に、例えばCVD法に
より、比抵抗4Ω・cm程度のP型エピタキシャル層3
を、厚さ2μm程度形成する。次に、例えばN型不純物
であるリン(P)を、このP型エピタキシャル層3内の
所定の場所に対して選択的にイオン注入し、例えば温度
1100℃で上記N+型埋込層2に届くように熱拡散させるこ
とにより、N型ウェル領域4を形成する。さらにN型不
純物であるリンを、N型ウェル領域間の所定の位置に対
して選択的にイオン注入し、例えば温度1100℃で上記n+
型埋込層2に届くように熱拡散させることにより、バイ
ポーラトランジスタのコレクタ取り出し領域となる高濃
度N+型領域5を形成する。
・cm程度、面方位(100)のP型半導体基板1表面の所
定の領域に対して、従来と同様な方法により、例えばN
型不純物であるアンチモン(Sb)を気相拡散させること
によって、比抵抗15Ω・cm程度の高濃度N+型埋込層(N+
B.L.)2を、選択的に形成する。次に、このN+型埋込層
2の形成されたP型半導体基板1上に、例えばCVD法に
より、比抵抗4Ω・cm程度のP型エピタキシャル層3
を、厚さ2μm程度形成する。次に、例えばN型不純物
であるリン(P)を、このP型エピタキシャル層3内の
所定の場所に対して選択的にイオン注入し、例えば温度
1100℃で上記N+型埋込層2に届くように熱拡散させるこ
とにより、N型ウェル領域4を形成する。さらにN型不
純物であるリンを、N型ウェル領域間の所定の位置に対
して選択的にイオン注入し、例えば温度1100℃で上記n+
型埋込層2に届くように熱拡散させることにより、バイ
ポーラトランジスタのコレクタ取り出し領域となる高濃
度N+型領域5を形成する。
このとき、同図に示すように、従来では形成されてい
た反転防止層としての効果を持つP型埋込層は形成され
ていない。(これは、第7図にP+型埋込層23として図示
されている。) 次に、第1図(b)に示すように、全面に、例えば温
度950℃の熱酸化法により、厚さ1000Å程度の熱酸化膜
6を形成する。次に、全面に、例えばLPCVD法により、
厚さ3000Å程度の窒化膜7を形成する。次に、この窒化
膜7を、例えば図示しないホトレジストを用いた写真蝕
刻法により、所定のフィールド酸化膜形成パターンにパ
ターニングする。次に、全面に、ホトレジスト8を塗布
し、写真蝕刻法により、フィールド酸化膜直下に形成す
る反転防止層パターンにパターニングする。次に、この
ホトレジスト8をマスクとして、例えばP型不純物であ
るボロン(B)を加速電圧50KeV、ドーズ量5×1013cm
-2、および加速電圧1.5MeV、ドーズ量1×1014cm-2の条
件で、都合2回のイオン注入を行なう。そして、それぞ
れ異なる深さの位置にP-型反転防止層9、および10(P-
(a)、P-(b))形成する。ここで、半導体装置の主
表面からみて、深い位置に形成されたP-型反転防止層10
の不純物濃度のピークは、例えばP型半導体基板1と、
P型エピタキシャル層3との境界近傍に設定されるよう
にする。このように不純物濃度のピークの部分を上記境
界近傍に設定してやることにより、P型半導体基板1に
かかる領域から、P型エピタキシャル層3にかかる領域
に至るまで、反転防止層となりうるに充分な不純物濃度
を確保することができるようになる。また、上記境界付
近には、N+型埋込層2が存在しており、境界近傍におけ
るP-型反転防止層10の不純物濃度を、局部的に高めてや
ることにより、N+型埋込層2同士のパンチスルー防止効
果がいっそう向上する。この状態をより詳細に説明する
ために、同図中のY1−Y2線に沿う不純物濃度プロファイ
ル図を第2図に示す。第2図に示すように、装置の主表
面近傍に形成されたP-型反転防止層9の不純物濃度のピ
ーク地点では、不純物濃度が、〜1017cm-3程度ある。一
方、P-型反転防止層10の不純物濃度のピーク地点では、
不純物濃度が、〜1018cm-3程度あり、さらに、このピー
ク地点は、P型半導体基板1と、P型エピタキシャル層
3との境界に設定されている。また、このP-型反転防止
層10の形成は、例えばP+型埋込層2に接するようにして
形成する。一方、P-型反転防止層9は、例えばN型ウェ
ル領域4に接するようにして形成する。
た反転防止層としての効果を持つP型埋込層は形成され
ていない。(これは、第7図にP+型埋込層23として図示
されている。) 次に、第1図(b)に示すように、全面に、例えば温
度950℃の熱酸化法により、厚さ1000Å程度の熱酸化膜
6を形成する。次に、全面に、例えばLPCVD法により、
厚さ3000Å程度の窒化膜7を形成する。次に、この窒化
膜7を、例えば図示しないホトレジストを用いた写真蝕
刻法により、所定のフィールド酸化膜形成パターンにパ
ターニングする。次に、全面に、ホトレジスト8を塗布
し、写真蝕刻法により、フィールド酸化膜直下に形成す
る反転防止層パターンにパターニングする。次に、この
ホトレジスト8をマスクとして、例えばP型不純物であ
るボロン(B)を加速電圧50KeV、ドーズ量5×1013cm
-2、および加速電圧1.5MeV、ドーズ量1×1014cm-2の条
件で、都合2回のイオン注入を行なう。そして、それぞ
れ異なる深さの位置にP-型反転防止層9、および10(P-
(a)、P-(b))形成する。ここで、半導体装置の主
表面からみて、深い位置に形成されたP-型反転防止層10
の不純物濃度のピークは、例えばP型半導体基板1と、
P型エピタキシャル層3との境界近傍に設定されるよう
にする。このように不純物濃度のピークの部分を上記境
界近傍に設定してやることにより、P型半導体基板1に
かかる領域から、P型エピタキシャル層3にかかる領域
に至るまで、反転防止層となりうるに充分な不純物濃度
を確保することができるようになる。また、上記境界付
近には、N+型埋込層2が存在しており、境界近傍におけ
るP-型反転防止層10の不純物濃度を、局部的に高めてや
ることにより、N+型埋込層2同士のパンチスルー防止効
果がいっそう向上する。この状態をより詳細に説明する
ために、同図中のY1−Y2線に沿う不純物濃度プロファイ
ル図を第2図に示す。第2図に示すように、装置の主表
面近傍に形成されたP-型反転防止層9の不純物濃度のピ
ーク地点では、不純物濃度が、〜1017cm-3程度ある。一
方、P-型反転防止層10の不純物濃度のピーク地点では、
不純物濃度が、〜1018cm-3程度あり、さらに、このピー
ク地点は、P型半導体基板1と、P型エピタキシャル層
3との境界に設定されている。また、このP-型反転防止
層10の形成は、例えばP+型埋込層2に接するようにして
形成する。一方、P-型反転防止層9は、例えばN型ウェ
ル領域4に接するようにして形成する。
尚、上記イオン注入の際、マスク材として、耐イオン
注入性に優れたホトレジスト8を用いているが、例えば
プラズマ酸化膜等の絶縁層を約3μm程度形成して、こ
れをマスク材として使用しても、上記ホトレジスト8と
同様なイオン遮断効果を持たせることができる。
注入性に優れたホトレジスト8を用いているが、例えば
プラズマ酸化膜等の絶縁層を約3μm程度形成して、こ
れをマスク材として使用しても、上記ホトレジスト8と
同様なイオン遮断効果を持たせることができる。
次に、第1図(c)に示すように、前記ホトレジスト
8を剥離した後、例えば前記窒化膜7を耐酸化のマスク
として熱酸化を実施し、厚さ8000Å程度の素子分離領域
となるフィールド酸化膜11を形成する。
8を剥離した後、例えば前記窒化膜7を耐酸化のマスク
として熱酸化を実施し、厚さ8000Å程度の素子分離領域
となるフィールド酸化膜11を形成する。
次に、第1図(d)に示すように、前記フィールド酸
化膜11によって分離された素子領域表面に、温度950
℃、HC1+O2混合雰囲気中にて、厚さ250Å程度のゲート
酸化膜12を形成する。次に、例えばP型不純物であるボ
ロンを、バイポーラトランジスタのP-型内部ベース形成
領域(同図(d))には図示せず、同図(e)には、15
として図示する)、およびNチャネル型、Pチャネル型
MOSFETのしきい値制御用として、選択的にイオン注入す
る。次に、全面に、例えばLPCVD法により、ポリシリコ
ン層を、厚さ4000Å程度形成する。次に、このポリシリ
コン層を、例えば温度950℃、POC13雰囲気中で処理する
ことにより、導体化(n+型化)する。さらに、このポリ
シリコン層を、図示しないホトレジストを用いた写真蝕
刻法、およびRIE法により、所定のMOSFETのゲート形状
にパターニングしてMOSFETのゲート13を形成する。
化膜11によって分離された素子領域表面に、温度950
℃、HC1+O2混合雰囲気中にて、厚さ250Å程度のゲート
酸化膜12を形成する。次に、例えばP型不純物であるボ
ロンを、バイポーラトランジスタのP-型内部ベース形成
領域(同図(d))には図示せず、同図(e)には、15
として図示する)、およびNチャネル型、Pチャネル型
MOSFETのしきい値制御用として、選択的にイオン注入す
る。次に、全面に、例えばLPCVD法により、ポリシリコ
ン層を、厚さ4000Å程度形成する。次に、このポリシリ
コン層を、例えば温度950℃、POC13雰囲気中で処理する
ことにより、導体化(n+型化)する。さらに、このポリ
シリコン層を、図示しないホトレジストを用いた写真蝕
刻法、およびRIE法により、所定のMOSFETのゲート形状
にパターニングしてMOSFETのゲート13を形成する。
次に、第1図(e)に示すように、例えばNH4Fによる
ウェットエッチングにより、前記ポリシリコン層による
ゲート13をマスクとして、前記ゲート酸化膜12を、選択
的に除去し、素子領域表面を一旦露出させる。次に、熱
酸化法により、上記露出した素子領域表面に、新たに酸
化膜14を形成する。このとき、ポリシリコンからなるゲ
ート13の表面も酸化される。
ウェットエッチングにより、前記ポリシリコン層による
ゲート13をマスクとして、前記ゲート酸化膜12を、選択
的に除去し、素子領域表面を一旦露出させる。次に、熱
酸化法により、上記露出した素子領域表面に、新たに酸
化膜14を形成する。このとき、ポリシリコンからなるゲ
ート13の表面も酸化される。
次に、上記N型ウェル領域4、およびP型エピタキシ
ャル層3に対し、N型の不純物、例えばヒ素を選択的に
イオン注入して、バイポーラトランジスタのN+型エミッ
タ領域15、およびNチャネル型MOSFETのN+型ソース、ド
レイン領域16を、それぞれ形成する。次に、N型ウェル
領域4に対し、P型の不純物、例えばボロンを選択的に
イオン注入して、Pチャネル型MOSFETのP+型ソース、ド
レイン領域18、およびバイポーラトランジスタのP+型外
部ベース領域19を、それぞれ形成する。
ャル層3に対し、N型の不純物、例えばヒ素を選択的に
イオン注入して、バイポーラトランジスタのN+型エミッ
タ領域15、およびNチャネル型MOSFETのN+型ソース、ド
レイン領域16を、それぞれ形成する。次に、N型ウェル
領域4に対し、P型の不純物、例えばボロンを選択的に
イオン注入して、Pチャネル型MOSFETのP+型ソース、ド
レイン領域18、およびバイポーラトランジスタのP+型外
部ベース領域19を、それぞれ形成する。
次に、第1図(f)に示すように、例えばLPCVD法に
より、全面に、CVD酸化膜と、BPSG膜とからなる2層構
造の層間絶縁膜20を形成する。次に、例えば温度95℃、
POCl3雰囲気中にて熱処理することにより、前記P-型内
部ベース領域15、N+型ソース/ドレイン領域16、N+型エ
ミッタ領域17、P+型ソース/ドレイン領域18、およびP+
型外部ベース領域19を活性化する。このとき、バイポー
ラトランジスタでは、所望の特性、例えば電流増幅率h
fe等が実現される。次に、図示しないホトレジストを用
いた写真蝕刻法、およびRIE法により、層間絶縁膜20に
対して、コンタクト孔を選択的に開孔する。次に、例え
ばスパッタ法により、上記コンタクト孔内も含む全面
に、アルミニウム層21を形成する。次に、このアルミニ
ウム層21を、例えば図示しないホトレジストを用いた写
真蝕刻法により、所定の配線形状にパターニングする。
より、全面に、CVD酸化膜と、BPSG膜とからなる2層構
造の層間絶縁膜20を形成する。次に、例えば温度95℃、
POCl3雰囲気中にて熱処理することにより、前記P-型内
部ベース領域15、N+型ソース/ドレイン領域16、N+型エ
ミッタ領域17、P+型ソース/ドレイン領域18、およびP+
型外部ベース領域19を活性化する。このとき、バイポー
ラトランジスタでは、所望の特性、例えば電流増幅率h
fe等が実現される。次に、図示しないホトレジストを用
いた写真蝕刻法、およびRIE法により、層間絶縁膜20に
対して、コンタクト孔を選択的に開孔する。次に、例え
ばスパッタ法により、上記コンタクト孔内も含む全面
に、アルミニウム層21を形成する。次に、このアルミニ
ウム層21を、例えば図示しないホトレジストを用いた写
真蝕刻法により、所定の配線形状にパターニングする。
次に、例えば温度450℃にて、フォーミングガスシン
タ処理を実施して、装置内の諸素子の特性を安定化させ
ることにより、この発明の第1の実施例に係わるBi−CM
OS型の半導体装置が製造される。
タ処理を実施して、装置内の諸素子の特性を安定化させ
ることにより、この発明の第1の実施例に係わるBi−CM
OS型の半導体装置が製造される。
このような、第1の実施例に係わる半導体装置によれ
ば、フィールド酸化膜11直下に存在するP-型反転防止層
9、および10の不純物濃度が、上述したように、それぞ
れ〜1017cm-3、〜1018cm-3程度にされている。このよう
に、P-型反転防止層9、および10には、充分に高い不純
物濃度が確保されており、反転耐性が強化されている。
したがって、例えばN+型埋込層2に接して存在している
P-型反転防止層10では、ラッチアップ現象を抑制でき
る。また、装置の主表面近傍に存在しているP-型反転防
止層9では、フィールド反転現象を抑制できる。しかも
これらのP-型反転防止層9、および10の反転耐性が強化
されていることから、上記ラッチアップ現象や、フィー
ルド反転現象等の寄生素子動作に対するマージンが、従
来のCMOS型、あるいはBi−CMOS型の半導体装置に比較し
て向上する。
ば、フィールド酸化膜11直下に存在するP-型反転防止層
9、および10の不純物濃度が、上述したように、それぞ
れ〜1017cm-3、〜1018cm-3程度にされている。このよう
に、P-型反転防止層9、および10には、充分に高い不純
物濃度が確保されており、反転耐性が強化されている。
したがって、例えばN+型埋込層2に接して存在している
P-型反転防止層10では、ラッチアップ現象を抑制でき
る。また、装置の主表面近傍に存在しているP-型反転防
止層9では、フィールド反転現象を抑制できる。しかも
これらのP-型反転防止層9、および10の反転耐性が強化
されていることから、上記ラッチアップ現象や、フィー
ルド反転現象等の寄生素子動作に対するマージンが、従
来のCMOS型、あるいはBi−CMOS型の半導体装置に比較し
て向上する。
尚、上記第1の実施例では、P-型反転防止層10の不純
物濃度は、〜1017cm-3、P-型反転防止層10の不純物濃度
は、〜1018cm-3程度に設定されてるが、それぞれこれら
の値以上に、不純物濃度を上げることも勿論可能であ
る。
物濃度は、〜1017cm-3、P-型反転防止層10の不純物濃度
は、〜1018cm-3程度に設定されてるが、それぞれこれら
の値以上に、不純物濃度を上げることも勿論可能であ
る。
また、上記第1の実施例に係わる半導体装置では、反
転防止層の不純物濃度のピークの数を2つとしたが、こ
れに限定されることはなく、2つ以上であっても構わな
い。
転防止層の不純物濃度のピークの数を2つとしたが、こ
れに限定されることはなく、2つ以上であっても構わな
い。
一方、第1の実施例に係わる半導体装置の製造方法に
よれば、P型のエピタキシャル層3形成後、反転防止層
を形成すべき領域に対して、少なくとも2回の反転防止
層形成用の不純物のイオン注入を、それぞれ注入される
深さを変えて行なう。このことにより、高い拡散係数を
持つボロンのイオン注入によるP-型反転防止層9、およ
び10を、不純物濃度プロファイルがだれることなく、所
望の不純物濃度プロファイルに精度良く合わせ込み、形
成することができる。また、P型エピタキシャル層3、
およびN型ウェル領域4形成後に、P-型反転防止層9、
および10が形成されるので、反転防止層形成用のP型の
不純物、例えばボロンがP型エピタキシャル層3内にし
み出す量は少ない。いたがって、P型エピタキシャル層
3内に微細な素子構造を持つ能動素子を形成したとして
も、各種特性の変動が少なく、動作の安定した信頼性の
高い能動素子を形成することが可能となる。
よれば、P型のエピタキシャル層3形成後、反転防止層
を形成すべき領域に対して、少なくとも2回の反転防止
層形成用の不純物のイオン注入を、それぞれ注入される
深さを変えて行なう。このことにより、高い拡散係数を
持つボロンのイオン注入によるP-型反転防止層9、およ
び10を、不純物濃度プロファイルがだれることなく、所
望の不純物濃度プロファイルに精度良く合わせ込み、形
成することができる。また、P型エピタキシャル層3、
およびN型ウェル領域4形成後に、P-型反転防止層9、
および10が形成されるので、反転防止層形成用のP型の
不純物、例えばボロンがP型エピタキシャル層3内にし
み出す量は少ない。いたがって、P型エピタキシャル層
3内に微細な素子構造を持つ能動素子を形成したとして
も、各種特性の変動が少なく、動作の安定した信頼性の
高い能動素子を形成することが可能となる。
また、上記第1の実施例に係わる半導体装置の製造方
法では、反転防止層形成用の不純物のイオン注入の回数
を2回としたが、これに限定されることはなく、2回以
上であっても構わない。
法では、反転防止層形成用の不純物のイオン注入の回数
を2回としたが、これに限定されることはなく、2回以
上であっても構わない。
次に、第3図(a)ないし第3図(c)を参照して、
この発明の第2の実施例に係わる半導体装置およびその
製造方法を説明する。
この発明の第2の実施例に係わる半導体装置およびその
製造方法を説明する。
まず、第3図(a)に示すように、例えばP型半導体
基板31表面の所定の領域に対して、上記第1の実施例同
様、例えばN型不純物であるアンチモンを気相拡散させ
ることによって、高濃度N+型埋込層(N+B.L.)32を、選
択的に形成する。次に、このN+型埋込層32の形成された
P型半導体基板上に、例えばCVD法により、N型エピタ
キシャル層33を形成する。次に、例えばN型不純物であ
るリンをこのN型エピタキシャル層33内の所定の場所に
対して選択的にイオン注入する。そして、上記N+型埋込
層32に届くように、第1の実施例同様に熱拡散させるこ
とにより、バイポーラトランジスタのコレクタ取り出し
領域となる高濃度N+型領域35を形成する。次に、例えば
P型不純物であるボロンを、このN型エピタキシャル層
33内の所定の場所に対して選択的にイオン注入し、上記
P型半導体基板31に届くように熱拡散させるこにより、
P型ウェル領域34を形成する。
基板31表面の所定の領域に対して、上記第1の実施例同
様、例えばN型不純物であるアンチモンを気相拡散させ
ることによって、高濃度N+型埋込層(N+B.L.)32を、選
択的に形成する。次に、このN+型埋込層32の形成された
P型半導体基板上に、例えばCVD法により、N型エピタ
キシャル層33を形成する。次に、例えばN型不純物であ
るリンをこのN型エピタキシャル層33内の所定の場所に
対して選択的にイオン注入する。そして、上記N+型埋込
層32に届くように、第1の実施例同様に熱拡散させるこ
とにより、バイポーラトランジスタのコレクタ取り出し
領域となる高濃度N+型領域35を形成する。次に、例えば
P型不純物であるボロンを、このN型エピタキシャル層
33内の所定の場所に対して選択的にイオン注入し、上記
P型半導体基板31に届くように熱拡散させるこにより、
P型ウェル領域34を形成する。
次に、第3図(b)に示すように、第1の実施例同
様、全面に、例えば熱酸化法により、熱酸化膜36を形成
する。次に、全面に、例えばLPCVD法により、窒化膜37
を形成する。次に、この窒化膜37を、図示しないホトレ
ジストを用いた写真蝕刻法により、所定のフィールド酸
化膜形成パターンにパターニングする。次に、全面に、
ホトレジスト(図示せず)を塗布し、写真蝕刻法によ
り、フィールド酸化膜直下に形成するN-型反転防止層パ
ターンにパターニングする。次に、このホトレジスト
(図示せず)をマスクとして、まず、例えばN型不純物
であるリンを、加速電圧90KeV、ドーズ量5×1013c
m-2、および加速電圧1.8MeV、ドーズ量1×1014cm-2の
条件で、都合2回のイオン注入を行なう。そして、それ
ぞれ異なる深さの位置にn-型反転防止層39、および40
(N-(a)、N-(b))を形成する。次に、上記図示し
ないホトレジストを除去し、再度全面に、ホトレジスト
38を塗布し、写真蝕刻法により、フィールド酸化膜直下
に形成するためのP-型反転防止層パターンにパターニン
グする。次に、このP-型反転防止層パターンの形成され
たホトレジスト38をマスクとして、例えばP型不純物で
あるボロンを、加速電圧50KeV、ドーズ量5×1013c
m-2、および加速電圧1.5MeV、ドーズ量1×1014cm-2の
条件で、都合2回のイオン注入を行なう。そして、それ
ぞれ異なる深さの位置にP-型反転防止層41、および42
(P-(a)、P-(b))を形成する。
様、全面に、例えば熱酸化法により、熱酸化膜36を形成
する。次に、全面に、例えばLPCVD法により、窒化膜37
を形成する。次に、この窒化膜37を、図示しないホトレ
ジストを用いた写真蝕刻法により、所定のフィールド酸
化膜形成パターンにパターニングする。次に、全面に、
ホトレジスト(図示せず)を塗布し、写真蝕刻法によ
り、フィールド酸化膜直下に形成するN-型反転防止層パ
ターンにパターニングする。次に、このホトレジスト
(図示せず)をマスクとして、まず、例えばN型不純物
であるリンを、加速電圧90KeV、ドーズ量5×1013c
m-2、および加速電圧1.8MeV、ドーズ量1×1014cm-2の
条件で、都合2回のイオン注入を行なう。そして、それ
ぞれ異なる深さの位置にn-型反転防止層39、および40
(N-(a)、N-(b))を形成する。次に、上記図示し
ないホトレジストを除去し、再度全面に、ホトレジスト
38を塗布し、写真蝕刻法により、フィールド酸化膜直下
に形成するためのP-型反転防止層パターンにパターニン
グする。次に、このP-型反転防止層パターンの形成され
たホトレジスト38をマスクとして、例えばP型不純物で
あるボロンを、加速電圧50KeV、ドーズ量5×1013c
m-2、および加速電圧1.5MeV、ドーズ量1×1014cm-2の
条件で、都合2回のイオン注入を行なう。そして、それ
ぞれ異なる深さの位置にP-型反転防止層41、および42
(P-(a)、P-(b))を形成する。
また、このN-型反転防止層39、および40形成用の不純
物のイオン注入工程と、P-型反転防止層41、および42形
成用の不純物のイオン注入工程との順序は、本実施例の
順序と逆であっても構わない。
物のイオン注入工程と、P-型反転防止層41、および42形
成用の不純物のイオン注入工程との順序は、本実施例の
順序と逆であっても構わない。
次に、第3図(c)に示すように、上記第1の実施例
とほぼ同様な工程により、素子分離領域としてのフィー
ルド酸化膜43を形成する。次に、このフィールド酸化膜
43によって分離された素子領域の表面に、所定膜厚のMO
SFETのゲート酸化膜44を形成する。次に、例えばポリシ
リコンからなる所定形状のMOSFETのゲート45を形成す
る。次に、バイポーラントランジスタのP-型内部ベース
領域46、P+型外部ベース領域50、N+型エミッタ領域48、
Nチャネル型MOSFETのN+型ソース/ドレイン領域47、お
よびPチャネル型MOSFETのP+型ソース/ドレイン領域49
を、それぞれ形成する。さらに、全面に、例えばCVD酸
化膜と、BPSG膜との2層構造による層間絶縁膜51を形成
する。そして、この層間絶縁膜51に対してコンタクト孔
を選択的に開孔し、所定の、例えばアルミニウムによる
配線52を施す。次に、フォーミングガスシンタ処理を実
施して、装置内の諸素子の特性を安定化させることによ
り、この発明の第2の実施例に係わるBi−CMOS型の半導
体装置が製造される。
とほぼ同様な工程により、素子分離領域としてのフィー
ルド酸化膜43を形成する。次に、このフィールド酸化膜
43によって分離された素子領域の表面に、所定膜厚のMO
SFETのゲート酸化膜44を形成する。次に、例えばポリシ
リコンからなる所定形状のMOSFETのゲート45を形成す
る。次に、バイポーラントランジスタのP-型内部ベース
領域46、P+型外部ベース領域50、N+型エミッタ領域48、
Nチャネル型MOSFETのN+型ソース/ドレイン領域47、お
よびPチャネル型MOSFETのP+型ソース/ドレイン領域49
を、それぞれ形成する。さらに、全面に、例えばCVD酸
化膜と、BPSG膜との2層構造による層間絶縁膜51を形成
する。そして、この層間絶縁膜51に対してコンタクト孔
を選択的に開孔し、所定の、例えばアルミニウムによる
配線52を施す。次に、フォーミングガスシンタ処理を実
施して、装置内の諸素子の特性を安定化させることによ
り、この発明の第2の実施例に係わるBi−CMOS型の半導
体装置が製造される。
このような、第2の実施例に係わる半導体装置および
その製造方法にあっても、第1の実施例と同様に、不純
物濃度が充分に高いP-型反転防止層41、および42、並び
にN-型反転防止層39、および40によって、装置のラッチ
アップ現象、およびフィールド反転現象を抑制でき、寄
生素子の動作に対するマージンが向上する。
その製造方法にあっても、第1の実施例と同様に、不純
物濃度が充分に高いP-型反転防止層41、および42、並び
にN-型反転防止層39、および40によって、装置のラッチ
アップ現象、およびフィールド反転現象を抑制でき、寄
生素子の動作に対するマージンが向上する。
さらに、P-型反転防止層41、および42を、N型エピタ
キシャル層33、およびP型ウェル領域34形成後に、2回
のボロンイオン注入によって形成している。このことか
ら、第1の実施例同様、高い拡散係数を持つP型不純物
であるボロンによるP-型反転防止層41、および42を形成
しても、不純物濃度プロファイルがだれることなく、所
望の不純物濃度プロファイルに精度良く合わせ込み、形
成することができる。したがって、上記N型エピタキシ
ャル層33内にしみ出すボロンの量は少なく、後にこのN
型エピタキシャル層33内に微細な構造を持つ能動素子を
形成したとしても、各種特性の変動が少なく、動作の安
定した信頼性の高い能動素子を形成することが可能とな
る。
キシャル層33、およびP型ウェル領域34形成後に、2回
のボロンイオン注入によって形成している。このことか
ら、第1の実施例同様、高い拡散係数を持つP型不純物
であるボロンによるP-型反転防止層41、および42を形成
しても、不純物濃度プロファイルがだれることなく、所
望の不純物濃度プロファイルに精度良く合わせ込み、形
成することができる。したがって、上記N型エピタキシ
ャル層33内にしみ出すボロンの量は少なく、後にこのN
型エピタキシャル層33内に微細な構造を持つ能動素子を
形成したとしても、各種特性の変動が少なく、動作の安
定した信頼性の高い能動素子を形成することが可能とな
る。
また、上記P-型反転防止層42は、第1の実施例同様、
例えばN+型埋込層32に接するようにして形成する。
例えばN+型埋込層32に接するようにして形成する。
尚、この第2の実施例に係わる半導体装置およびその
製造方法では、P-型、およびN-型反転防止層39ないし42
に不純物濃度のピークの数を2つとしたが、これに限定
されることはなく、2つ以上であっても構わない。
製造方法では、P-型、およびN-型反転防止層39ないし42
に不純物濃度のピークの数を2つとしたが、これに限定
されることはなく、2つ以上であっても構わない。
また、反転防止層形成用の不純物のイオン注入の回数
も2回に限らず、これ以上であっても構わない。
も2回に限らず、これ以上であっても構わない。
次に、第4図(a)ないし第4図(c)を参照して、
この発明の第1の参照例に係わる半導体装置およびその
製造方法について説明する。
この発明の第1の参照例に係わる半導体装置およびその
製造方法について説明する。
まず、第4図(a)に示すように、例えばP型半導体
基板61の所定位置に対し、n型不純物であるリンを、選
択的にイオン注入し、熱拡散させることにより、N型ウ
ェル領域62を形成する。
基板61の所定位置に対し、n型不純物であるリンを、選
択的にイオン注入し、熱拡散させることにより、N型ウ
ェル領域62を形成する。
次に、第4図(b)に示すように、全面に、例えば熱
酸化法により、熱酸化膜63を形成する。次に、全面に、
例えばLPCVD法により、窒化膜6Cを形成する。次に、こ
の窒化膜64を、図示しないホトレジストを用いた写真蝕
刻法により、所定のフィールド酸化膜形成パターンにパ
ターニングする。次に、全面に、ホトレジスト65を塗布
し、写真蝕刻法により、フィールド酸化膜直下に形成す
るP-型反転防止層パターンにパターニングする。次に、
このホトレジスト65をマスクとして、まず、例えばP型
不純物であるボロンを、加速電圧50KeV、ドーズ量5×1
013cm-2、および加速電圧1.5MeV、ドーズ量1×1014cm
-2の条件で、都合2回のイオン注入を行なう。そして、
それぞれ異なる深さの位置にP-型反転防止層66、および
67を形成する。
酸化法により、熱酸化膜63を形成する。次に、全面に、
例えばLPCVD法により、窒化膜6Cを形成する。次に、こ
の窒化膜64を、図示しないホトレジストを用いた写真蝕
刻法により、所定のフィールド酸化膜形成パターンにパ
ターニングする。次に、全面に、ホトレジスト65を塗布
し、写真蝕刻法により、フィールド酸化膜直下に形成す
るP-型反転防止層パターンにパターニングする。次に、
このホトレジスト65をマスクとして、まず、例えばP型
不純物であるボロンを、加速電圧50KeV、ドーズ量5×1
013cm-2、および加速電圧1.5MeV、ドーズ量1×1014cm
-2の条件で、都合2回のイオン注入を行なう。そして、
それぞれ異なる深さの位置にP-型反転防止層66、および
67を形成する。
次に、第4図(c)に示すように、上記第1、および
第2の実施例とほぼ同様な工程により、素子分離領域と
してのフィールド酸化膜68を形成する。次に、このフィ
ールド酸化膜68によって分離された素子領域の表面に、
所定膜厚のMOSFETのゲート酸化膜69を形成する。次に、
例えばポリシリコンからなる所定形状のMOSFETのゲート
70を形成する。次に、Nチャネル型MOSFETのN+型ソース
/ドレイン領域71、およびPチャネル型MOSFETのP+型ソ
ース/ドレイン領域72を、それぞれ形成する。次に、全
面に、例えばCVD酸化膜と、BPSG膜との2層構造による
層間絶縁膜73を形成する。そして、この層間絶縁膜73に
対してコンタクト孔を選択的に開孔し、所定の、例えば
アルミニウムによる配線74を施す。次に、フォーミング
ガスシンタ処理を実施して、装置内の諸素子の特性を安
定化させることにより、この発明の第1の参考例に係わ
るCMOS型の半導体装置が製造されるる このような、第1の参考例に係わる半導体装置および
その製造方法にあっても、第1、および第2の実施例と
同様に、不純物濃度が充分に高いP-型反転防止層66、お
よび67によって、装置のラッチアップ現象、およびフィ
ールド反転現象を抑制でき、寄生素子の動作に対するマ
ージンが向上する。
第2の実施例とほぼ同様な工程により、素子分離領域と
してのフィールド酸化膜68を形成する。次に、このフィ
ールド酸化膜68によって分離された素子領域の表面に、
所定膜厚のMOSFETのゲート酸化膜69を形成する。次に、
例えばポリシリコンからなる所定形状のMOSFETのゲート
70を形成する。次に、Nチャネル型MOSFETのN+型ソース
/ドレイン領域71、およびPチャネル型MOSFETのP+型ソ
ース/ドレイン領域72を、それぞれ形成する。次に、全
面に、例えばCVD酸化膜と、BPSG膜との2層構造による
層間絶縁膜73を形成する。そして、この層間絶縁膜73に
対してコンタクト孔を選択的に開孔し、所定の、例えば
アルミニウムによる配線74を施す。次に、フォーミング
ガスシンタ処理を実施して、装置内の諸素子の特性を安
定化させることにより、この発明の第1の参考例に係わ
るCMOS型の半導体装置が製造されるる このような、第1の参考例に係わる半導体装置および
その製造方法にあっても、第1、および第2の実施例と
同様に、不純物濃度が充分に高いP-型反転防止層66、お
よび67によって、装置のラッチアップ現象、およびフィ
ールド反転現象を抑制でき、寄生素子の動作に対するマ
ージンが向上する。
さらに、P-型反転防止層66、および67を、2回のボロ
ンイオン注入によって形成している。このことから、高
い拡散係数を持つp型不純物であるボロンによるP-型反
転防止層66、および67を形成しても、不純物濃度プロフ
ァイルがだれることなく、所望の不純物濃度プロファイ
ルに精度良く合わせ込み、形成することができる。
ンイオン注入によって形成している。このことから、高
い拡散係数を持つp型不純物であるボロンによるP-型反
転防止層66、および67を形成しても、不純物濃度プロフ
ァイルがだれることなく、所望の不純物濃度プロファイ
ルに精度良く合わせ込み、形成することができる。
さらに、従来では、第1の参考例のようにP型の反転
防止層を装置の表面から深い位置に形成しようとする
と、反転防止層となるP型の埋込層を半導体基板表面に
形成し、そして、エピタキシャル層を形成する必要があ
った。ところが、この発明の第1の参考例によると、エ
ピタキシャル層を形成しなくても、装置の表面から深い
位置にP型反転防止層を形成することができ、製造コス
トの削減が為される。また、N型ウェル領域62形成後、
P-型反転防止層66、および67が形成されるので、例えば
P型不純物であるボロンのしみ出し量は少なくなる。し
たがって、後にP型半導体基板61内に微細な構造を持つ
能動素子を形成したとしても、各種特性の変動が少な
く、動作の安定した信頼性の高い能動素子を形成するこ
とが可能となる。
防止層を装置の表面から深い位置に形成しようとする
と、反転防止層となるP型の埋込層を半導体基板表面に
形成し、そして、エピタキシャル層を形成する必要があ
った。ところが、この発明の第1の参考例によると、エ
ピタキシャル層を形成しなくても、装置の表面から深い
位置にP型反転防止層を形成することができ、製造コス
トの削減が為される。また、N型ウェル領域62形成後、
P-型反転防止層66、および67が形成されるので、例えば
P型不純物であるボロンのしみ出し量は少なくなる。し
たがって、後にP型半導体基板61内に微細な構造を持つ
能動素子を形成したとしても、各種特性の変動が少な
く、動作の安定した信頼性の高い能動素子を形成するこ
とが可能となる。
また、上記P-型反転防止層66、および67は、例えばN
型ウェル領域62に接するようにして形成する。
型ウェル領域62に接するようにして形成する。
尚、この第1の参考例に係わる半導体装置およびその
製造方法でも、P-型反転防止層66、および67に不純物濃
度のピークの数を2つとしたが、これに限らず2つ以上
であっても構わない。
製造方法でも、P-型反転防止層66、および67に不純物濃
度のピークの数を2つとしたが、これに限らず2つ以上
であっても構わない。
また、反転防止層形成用の不純物のイオン注入の回数
も2回に限らず、これ以上であっても構わない。
も2回に限らず、これ以上であっても構わない。
次に、第5図(a)ないし第5図(c)を参照して、
この発明の第2の参考例に係わる半導体装置およびその
製造方法について説明する。
この発明の第2の参考例に係わる半導体装置およびその
製造方法について説明する。
まず、第5図(a)に示すように、例えばN型半導体
基板81の所定位置に対し、P型不純物であるボロンを、
選択的にイオン注入し、熱拡散させることにより、P型
ウェル領域82を形成する。
基板81の所定位置に対し、P型不純物であるボロンを、
選択的にイオン注入し、熱拡散させることにより、P型
ウェル領域82を形成する。
次に、第5図(b)に示すように、全面に、例えば熱
酸化法により、熱酸化膜83を形成する。次に、全面に、
例えばLPCVD法により、窒化膜84を形成する。次に、こ
の窒化膜84を、図示しないホトレジストを用いた写真蝕
刻法により、所定のフィールド酸化膜形成パターンにパ
ターニングする。次に、全面に、ホトレジスト(図示せ
ず)を塗布し、写真蝕刻法により、フィールド酸化膜直
下に形成するN-型反転防止層パターンにパターニングす
る。次に、このホトレジスト(図示せず)をマスクとし
て、まず、例えばN型不純物であるリンを、加速電圧90
KeV、ドーズ量5×1012cm-2、および加速電圧1.5MeV、
ドーズ量5×1013cm-2の条件で、都合2回のイオン注入
を行なう。そして、それぞれ異なる深さの位置にN-型反
転防止層86、および87(N-(a)、N-(b))を形成す
る。次に、上記図示しないホトレジストを除去し、再度
全面に、ホトレジスト85を塗布し、写真蝕刻法により、
フィールド酸化膜直下に形成するためのP-型反転防止層
パターンにパターニングする。次に、このP-型反転防止
層パターンの形成されたホトレジスト85をマスクとし
て、例えばP型不純物であるボロンを、加速電圧50Ke
V、ドーズ量8×1013cm-2、および加速電圧1.5MeV、ド
ーズ量1×1014cm-2の条件で、都合2回のイオン注入を
行なう。そして、それぞれ異なる深さの位置にP-型反転
防止層88、および89(P-(a)、P-(b))を形成す
る。
酸化法により、熱酸化膜83を形成する。次に、全面に、
例えばLPCVD法により、窒化膜84を形成する。次に、こ
の窒化膜84を、図示しないホトレジストを用いた写真蝕
刻法により、所定のフィールド酸化膜形成パターンにパ
ターニングする。次に、全面に、ホトレジスト(図示せ
ず)を塗布し、写真蝕刻法により、フィールド酸化膜直
下に形成するN-型反転防止層パターンにパターニングす
る。次に、このホトレジスト(図示せず)をマスクとし
て、まず、例えばN型不純物であるリンを、加速電圧90
KeV、ドーズ量5×1012cm-2、および加速電圧1.5MeV、
ドーズ量5×1013cm-2の条件で、都合2回のイオン注入
を行なう。そして、それぞれ異なる深さの位置にN-型反
転防止層86、および87(N-(a)、N-(b))を形成す
る。次に、上記図示しないホトレジストを除去し、再度
全面に、ホトレジスト85を塗布し、写真蝕刻法により、
フィールド酸化膜直下に形成するためのP-型反転防止層
パターンにパターニングする。次に、このP-型反転防止
層パターンの形成されたホトレジスト85をマスクとし
て、例えばP型不純物であるボロンを、加速電圧50Ke
V、ドーズ量8×1013cm-2、および加速電圧1.5MeV、ド
ーズ量1×1014cm-2の条件で、都合2回のイオン注入を
行なう。そして、それぞれ異なる深さの位置にP-型反転
防止層88、および89(P-(a)、P-(b))を形成す
る。
また、このN-型反転防止層86、および87形成用の不純
物のイオン注入工程と、P-型反転防止層88、および89形
成用の不純物のイオン注入工程との順序は、本参考例の
順序と逆であっても構わない。
物のイオン注入工程と、P-型反転防止層88、および89形
成用の不純物のイオン注入工程との順序は、本参考例の
順序と逆であっても構わない。
次に、第5図(c)に示すように、上記第1、2の実
施例並びに第1の参考例とほぼ同様な工程により、素子
分離領域としてのフィールド酸化膜90を形成する。次
に、このフィールド酸化膜90によって分離された素子領
域の表面に、所定膜厚のMOSFETのゲート酸化膜91を形成
する。次に、例えばポリシリコンからなる所定形状のMO
SFETのゲート92を形成する。次に、Nチャネル型MOSFET
のN+型ソース/ドレイン領域93、およびPチャネル型MO
SFETのP+型ソース/ドレイン領域94を、それぞれ形成す
る。次に、全面に、例えばCVD酸化膜と、BPSG膜との2
層構造による層間絶縁膜95を形成する。そして、この層
間絶縁膜95に対してコンタクト孔を選択的に開孔し、所
定の、例えばアルミニウムによる配線96を施す。次に、
フォーミングガスシンタ処理を実施して、装置内の諸素
子の特性を安定化させることにより、この発明の第2の
参考例に係わるCMOS型の半導体装置が製造される。
施例並びに第1の参考例とほぼ同様な工程により、素子
分離領域としてのフィールド酸化膜90を形成する。次
に、このフィールド酸化膜90によって分離された素子領
域の表面に、所定膜厚のMOSFETのゲート酸化膜91を形成
する。次に、例えばポリシリコンからなる所定形状のMO
SFETのゲート92を形成する。次に、Nチャネル型MOSFET
のN+型ソース/ドレイン領域93、およびPチャネル型MO
SFETのP+型ソース/ドレイン領域94を、それぞれ形成す
る。次に、全面に、例えばCVD酸化膜と、BPSG膜との2
層構造による層間絶縁膜95を形成する。そして、この層
間絶縁膜95に対してコンタクト孔を選択的に開孔し、所
定の、例えばアルミニウムによる配線96を施す。次に、
フォーミングガスシンタ処理を実施して、装置内の諸素
子の特性を安定化させることにより、この発明の第2の
参考例に係わるCMOS型の半導体装置が製造される。
このような、第2の参考例に係わる半導体装置および
その製造方法にあっても、第1、第2の実施例、並びに
第1の参考例と同様に、不純物濃度が充分に高いP-型反
転防止層88、および89、並びにN-型反転防止層86、およ
び87によって、装置のラッチアップ現象、およびフィー
ルド反転現象を抑制でき、寄生素子の動作に対するマー
ジンが向上する。
その製造方法にあっても、第1、第2の実施例、並びに
第1の参考例と同様に、不純物濃度が充分に高いP-型反
転防止層88、および89、並びにN-型反転防止層86、およ
び87によって、装置のラッチアップ現象、およびフィー
ルド反転現象を抑制でき、寄生素子の動作に対するマー
ジンが向上する。
さらに、P-型反転防止層88、および89を、2回のボロ
ンイオン注入によって形成している。このことから、高
い拡散係数を持つp型不純物であるボロンによるP-型反
転防止層88、および89を形成しても、不純物濃度プロフ
ァイルがだれることなく、所望の不純物濃度プロファイ
ルに精度良く合わせ込み、形成することができる。
ンイオン注入によって形成している。このことから、高
い拡散係数を持つp型不純物であるボロンによるP-型反
転防止層88、および89を形成しても、不純物濃度プロフ
ァイルがだれることなく、所望の不純物濃度プロファイ
ルに精度良く合わせ込み、形成することができる。
さらに、第1の参考例同様、装置の表面から深い位置
にP型反転防止層を形成しても、エピタキシャル層を形
成する必要がないので製造コストの削減が為される。ま
た、P型ウェル領域82形成後、P-型反転防止層88、およ
び89が形成されるので、例えばP型不純物であるボロン
のしみ出し量は少なくなる。したがって、後にN型半導
体基板81内に微細な構造を持つ能動素子を形成したとし
ても、各種特性の変動が少なく、動作の安定した信頼性
の高い能動素子を形成することが可能となる。
にP型反転防止層を形成しても、エピタキシャル層を形
成する必要がないので製造コストの削減が為される。ま
た、P型ウェル領域82形成後、P-型反転防止層88、およ
び89が形成されるので、例えばP型不純物であるボロン
のしみ出し量は少なくなる。したがって、後にN型半導
体基板81内に微細な構造を持つ能動素子を形成したとし
ても、各種特性の変動が少なく、動作の安定した信頼性
の高い能動素子を形成することが可能となる。
また、上記P-型反転防止層88、および89は、例えばN-
型反転防止層86、87に接するようにして形成する。
型反転防止層86、87に接するようにして形成する。
尚、この第2の参考例に係わる半導体装置およびその
製造方法でも、P-型反転防止層88、および89、並びにN-
型反転防止層86、および87に不純物濃度のピークの数を
2つとしたが、これに限らず2つ以上であっても構わな
い。
製造方法でも、P-型反転防止層88、および89、並びにN-
型反転防止層86、および87に不純物濃度のピークの数を
2つとしたが、これに限らず2つ以上であっても構わな
い。
また、反転防止層形成用の不純物のイオン注入の回数
も2回に限らず、これ以上であっても構わない。
も2回に限らず、これ以上であっても構わない。
次に、第6図(a)ないし第6図(c)を参照して、
この発明の第3の参考例に係わる半導体装置およびその
製造方法について説明する。
この発明の第3の参考例に係わる半導体装置およびその
製造方法について説明する。
まず、第6図(a)に示すように、例えばN型半導体
基板101の所定位置に対し、P型不純物であるボロン
を、選択的にイオン注入し、熱拡散させることにより、
P型ウェル領域102を形成する。次に、同様にN型半導
体基板101の所定位置に対し、N型不純物であるリン
を、選択的にイオン注入し、熱拡散させることにより、
N型ウェル領域103を形成する。このような構造を、ツ
イン・タブ、あるいはツイン・ウェルと呼ぶ。
基板101の所定位置に対し、P型不純物であるボロン
を、選択的にイオン注入し、熱拡散させることにより、
P型ウェル領域102を形成する。次に、同様にN型半導
体基板101の所定位置に対し、N型不純物であるリン
を、選択的にイオン注入し、熱拡散させることにより、
N型ウェル領域103を形成する。このような構造を、ツ
イン・タブ、あるいはツイン・ウェルと呼ぶ。
次に、第6図(b)に示すように、全面に、例えば熱
酸化法により、熱酸化膜104を形成する。次に、全面
に、例えばLPCVD法により、窒化膜105を形成する。次
に、この窒化膜105を、図示しないホトレジストを用い
た写真蝕刻法により、所定のフィールド酸化膜形成パタ
ーンにパターニングする。次に、全面に、ホトレジスト
(図示せず)を塗布し、写真蝕刻法により、フィールド
酸化膜直下に形成するN-型反転防止層パターンにパター
ニングする。次に、このホトレジスト(図示せず)をマ
スクとして、まず、例えばN型不純物であるリンを、加
速電圧90KeV、ドーズ量5×1012cm-2、および加速電圧
1.5MeV、ドーズ量5×1013cm-2の条件で、都合2回のイ
オン注入を行なう。そして、それぞれ異なる深さの位置
にN-型反転防止層107、および108(N-(a)、N
-(b))を形成する。次に、上記図示しないホトレジ
ストを除去し、再度全面に、ホトレジスト106を塗布
し、写真蝕刻法により、フィールド酸化膜直下に形成す
るためのP-型反転防止層パターンにパターニングする。
次に、このP-型反転防止層パターンの形成されたホトレ
ジスト106をマスクとして、例えばP型不純物であるボ
ロンを、加速電圧50KeV、ドーズ量8×1013cm-2、およ
び加速電圧1.5MeV、ドーズ量1×1014cm-2の条件で、都
合2回のイオン注入を行なう。そして、それぞれ異なる
深さの位置にP-型反転防止層109、および110(P
-(a)、P-(b))を形成する。
酸化法により、熱酸化膜104を形成する。次に、全面
に、例えばLPCVD法により、窒化膜105を形成する。次
に、この窒化膜105を、図示しないホトレジストを用い
た写真蝕刻法により、所定のフィールド酸化膜形成パタ
ーンにパターニングする。次に、全面に、ホトレジスト
(図示せず)を塗布し、写真蝕刻法により、フィールド
酸化膜直下に形成するN-型反転防止層パターンにパター
ニングする。次に、このホトレジスト(図示せず)をマ
スクとして、まず、例えばN型不純物であるリンを、加
速電圧90KeV、ドーズ量5×1012cm-2、および加速電圧
1.5MeV、ドーズ量5×1013cm-2の条件で、都合2回のイ
オン注入を行なう。そして、それぞれ異なる深さの位置
にN-型反転防止層107、および108(N-(a)、N
-(b))を形成する。次に、上記図示しないホトレジ
ストを除去し、再度全面に、ホトレジスト106を塗布
し、写真蝕刻法により、フィールド酸化膜直下に形成す
るためのP-型反転防止層パターンにパターニングする。
次に、このP-型反転防止層パターンの形成されたホトレ
ジスト106をマスクとして、例えばP型不純物であるボ
ロンを、加速電圧50KeV、ドーズ量8×1013cm-2、およ
び加速電圧1.5MeV、ドーズ量1×1014cm-2の条件で、都
合2回のイオン注入を行なう。そして、それぞれ異なる
深さの位置にP-型反転防止層109、および110(P
-(a)、P-(b))を形成する。
また、このN-型反転防止層107、および108形成用の不
純物のイオン注入工程と、P-型反転防止層109、および1
10形成用の不純物のイオン注入工程との順序は、本参考
例の順序と逆であっても構わない。
純物のイオン注入工程と、P-型反転防止層109、および1
10形成用の不純物のイオン注入工程との順序は、本参考
例の順序と逆であっても構わない。
次に、第6図(c)に示すように、上記第1、第2の
実施例、並びに第1、第2の参考例とほぼ同様な工程に
より、素子分離領域としてのフィールド酸化膜111を形
成する。次に、このフィールド酸化膜111によって分離
された素子領域の表面に、所定膜厚のMOSFETのゲート酸
化膜112を形成する。次に、例えばポリシリコンからな
る所定形状のMOSFETのゲート113を形成する。次に、N
チャネル型MOSFETのN+型ソース/ドレイン領域114、お
よびPチャネル型MOSFETのP+型ソース/ドレイン領域11
5を、それぞれ形成する。次に、全面に、例えばCVD酸化
膜と、BPSG膜との2層構造による層間絶縁膜116を形成
する。そして、この層間絶縁膜116に対してコンタクト
孔を選択的に開孔し、所定の、例えばアルミニウムによ
る配線117を施す。次に、フォーミングガスシンタ処理
を実施して、装置内の諸素子の特性を安定化させること
により、この発明の第3の参考例に係わるCMOS型の半導
体装置が製造される。
実施例、並びに第1、第2の参考例とほぼ同様な工程に
より、素子分離領域としてのフィールド酸化膜111を形
成する。次に、このフィールド酸化膜111によって分離
された素子領域の表面に、所定膜厚のMOSFETのゲート酸
化膜112を形成する。次に、例えばポリシリコンからな
る所定形状のMOSFETのゲート113を形成する。次に、N
チャネル型MOSFETのN+型ソース/ドレイン領域114、お
よびPチャネル型MOSFETのP+型ソース/ドレイン領域11
5を、それぞれ形成する。次に、全面に、例えばCVD酸化
膜と、BPSG膜との2層構造による層間絶縁膜116を形成
する。そして、この層間絶縁膜116に対してコンタクト
孔を選択的に開孔し、所定の、例えばアルミニウムによ
る配線117を施す。次に、フォーミングガスシンタ処理
を実施して、装置内の諸素子の特性を安定化させること
により、この発明の第3の参考例に係わるCMOS型の半導
体装置が製造される。
このような、第3の参考例に係わる半導体装置および
その製造方法にあっても、第1、第2の実施例、並びに
第1、第2の参考例と同様に、不純物濃度が充分に高い
P-型反転防止層109、および110、並びにN-型反転防止層
107、および108によって、装置のラッチアップ現象、お
よびフィールド反転現象を抑制でき、寄生素子の動作に
対するマージンが向上する。
その製造方法にあっても、第1、第2の実施例、並びに
第1、第2の参考例と同様に、不純物濃度が充分に高い
P-型反転防止層109、および110、並びにN-型反転防止層
107、および108によって、装置のラッチアップ現象、お
よびフィールド反転現象を抑制でき、寄生素子の動作に
対するマージンが向上する。
さらに、P-型反転防止層109、および110を、2回のボ
ロンイオン注入によって形成している。このことから、
高い拡散係数を持つp型不純物であるボロンによるP-型
反転防止層109、および110を形成しても、不純物濃度プ
ロファイルがだれることなく、所望の不純物濃度プロフ
ァイルに精度良く合わせ込み、形成することができる。
ロンイオン注入によって形成している。このことから、
高い拡散係数を持つp型不純物であるボロンによるP-型
反転防止層109、および110を形成しても、不純物濃度プ
ロファイルがだれることなく、所望の不純物濃度プロフ
ァイルに精度良く合わせ込み、形成することができる。
さらに、第1、第2の参考例同様、装置の表面から深
い位置にP型反転防止層を形成しても、エピタキシャル
層を形成する必要がないので、製造コストの削減が為さ
れる。また、P型ウェル領域102、およびN型ウェル領
域103形成後、P-型反転防止層109、および110が形成さ
れるので、例えばP型不純物であるボロンのしみ出し量
は少なくなる。したがって、後にN型半導体基板101内
に微細な構造を持つ能動素子を形成したとしても、各種
特性の変動が少なく、動作の安定した信頼性の高い能動
素子を形成することが可能となる。
い位置にP型反転防止層を形成しても、エピタキシャル
層を形成する必要がないので、製造コストの削減が為さ
れる。また、P型ウェル領域102、およびN型ウェル領
域103形成後、P-型反転防止層109、および110が形成さ
れるので、例えばP型不純物であるボロンのしみ出し量
は少なくなる。したがって、後にN型半導体基板101内
に微細な構造を持つ能動素子を形成したとしても、各種
特性の変動が少なく、動作の安定した信頼性の高い能動
素子を形成することが可能となる。
また、上記P-型反転防止層109、および110は、例えば
N-型反転防止層107、および108に接するようにして形成
する。
N-型反転防止層107、および108に接するようにして形成
する。
尚、この第3の参考例に係わる半導体装置およびその
製造方法でも、P-型反転防止層109、および110、並びに
N-型反転防止層107、および108に不純物濃度のピークの
数を2つとしたが、これに限らず2つ以上であっても構
わない。
製造方法でも、P-型反転防止層109、および110、並びに
N-型反転防止層107、および108に不純物濃度のピークの
数を2つとしたが、これに限らず2つ以上であっても構
わない。
また、反転防止層形成用の不純物のイオン注入の回数
も2回に限らず、これ以上であっても構わない。
も2回に限らず、これ以上であっても構わない。
以上のように、第1、第2の実施例、並びに第1〜第
3の参考例とも、例えば装置の表面から浅い位置に形成
されているP-型反転防止層にて、フィールド反転現象の
しきい値電圧をかせぐことができ、一方、深い位置に形
成されている(第1、第2の実施例では、N+型埋込層に
接するように形成されている)P-型反転防止層では、ラ
ッチアップ耐量を高めるこができる。しかも、これらの
P-型反転防止層のうち、浅い位置に形成されるP-型反転
防止層のには不純物濃度が〜1017cm-2、あるいはこれ以
上、一方、深い位置に形成されるP-型反転防止層には不
純物濃度が〜1018cm-2、あるいはこれ以上を、後に、エ
ピタキシャル層内や、半導体基板内に形成される能動素
子に影響を与えることなく確保されている。さらに、こ
れらのP-型の反転防止層の形成を、イオン注入法によっ
て行なっているので、これらを形成する位置、不純物濃
度、あるいは不純物濃度プロファイル等を任意に、しか
も精度良く合わせ込み、形成することも可能である。
3の参考例とも、例えば装置の表面から浅い位置に形成
されているP-型反転防止層にて、フィールド反転現象の
しきい値電圧をかせぐことができ、一方、深い位置に形
成されている(第1、第2の実施例では、N+型埋込層に
接するように形成されている)P-型反転防止層では、ラ
ッチアップ耐量を高めるこができる。しかも、これらの
P-型反転防止層のうち、浅い位置に形成されるP-型反転
防止層のには不純物濃度が〜1017cm-2、あるいはこれ以
上、一方、深い位置に形成されるP-型反転防止層には不
純物濃度が〜1018cm-2、あるいはこれ以上を、後に、エ
ピタキシャル層内や、半導体基板内に形成される能動素
子に影響を与えることなく確保されている。さらに、こ
れらのP-型の反転防止層の形成を、イオン注入法によっ
て行なっているので、これらを形成する位置、不純物濃
度、あるいは不純物濃度プロファイル等を任意に、しか
も精度良く合わせ込み、形成することも可能である。
この発明は、特にBi−CMOS型の半導体装置、あるいは
CMOS型の半導体装置に適用されることが有効であるが、
これらのような半導体装置に限定されることはなく、種
々の半導体装置において、フィールド反転対策や、ラッ
チアップ対策として適用しても構わない。例えばバイポ
ーラトランジスタにて構成されたアナログ・デジタル集
積型半導体装置、あるいは電荷転送デバイスと、CMOSと
の混載型半導体装置等にもこの発明は有効である。
CMOS型の半導体装置に適用されることが有効であるが、
これらのような半導体装置に限定されることはなく、種
々の半導体装置において、フィールド反転対策や、ラッ
チアップ対策として適用しても構わない。例えばバイポ
ーラトランジスタにて構成されたアナログ・デジタル集
積型半導体装置、あるいは電荷転送デバイスと、CMOSと
の混載型半導体装置等にもこの発明は有効である。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明によれば、エピタキシャ
ル半導体層の表面から深い位置に形成されるP型反転防
止層(埋込層)からエピタキシャル半導体層への不純物
のしみ出しを抑制でき、P型反転防止層(埋込層)に高
い不純物濃度を確保することができる半導体装置の製造
方法を提供することができる。
ル半導体層の表面から深い位置に形成されるP型反転防
止層(埋込層)からエピタキシャル半導体層への不純物
のしみ出しを抑制でき、P型反転防止層(埋込層)に高
い不純物濃度を確保することができる半導体装置の製造
方法を提供することができる。
第1図(a)ないし第1図(f)はこの発明の第1の実
施例に係わる半導体装置を製造工程順に示した断面図、
第2図は第1図(b)に示すY1−Y2線に沿った不純物濃
度プロファイル図、第3図(a)ないし第3図(c)は
この発明の第2の実施例に係わる半導体装置を製造工程
順に示した断面図、第4図(a)ないし第4図(c)は
この発明の第1の参考例に係わる半導体装置を製造工程
順に示した断面図、第5図(a)ないし第5図(c)は
この発明の第2の参考例に係わる半導体装置を製造工程
順に示した断面図、第6図(a)ないし第6図(c)は
この発明の第3の参考例に係わる半導体装置を製造工程
順に示した断面図、第7図は従来の半導体装置の一製造
工程中の断面図、第8図は第7図に示すY5−Y6線に沿っ
た不純物濃度プロファイル図、第9図は第7図に示すY3
−Y4線に沿った不純物濃度プロファイル図である。 1……P型半導体基板、2……N+型埋込層、3……P型
エピタキシャル層、4……N型ウェル領域、5……N+型
領域、6……熱酸化膜、7……窒化膜、8……ホトレジ
スト、9,10……P-型反転防止層、11……フィールド酸化
膜、12……ゲート酸化膜、13……ゲート、14……熱酸化
膜、15……P-型内部ベース領域、16……N+型ソース/ド
レイン領域、17……N+型エミッタ領域、18……P+型ソー
ス/ドレイン領域、19……P+型外部ベース領域、20……
層間絶縁膜、21……配線、31……P型半導体基板、32…
…N+型埋込層、33……N型エピタキシャル層、34……P
型ウェル領域、35……N+型領域、36……熱酸化膜、37…
…窒化膜、38……ホトレジスト、39,40……N-型反転防
止層、41,42……P-型反転防止層、43……フィールド酸
化膜、44……ゲート酸化膜、45……ゲート、46……P-型
内部ベース領域、47……N+型ソース/ドレイン領域、48
……N+型エミッタ領域、49……P+型ソース/ドレイン領
域、50……P+型外部ベース領域、51……層間絶縁膜、52
……配線、61……P型半導体基板、62……P型ウェル領
域、63……熱酸化膜、64……窒化膜、65……ホトレジス
ト、66,67……P-型反転防止層、68……フィールド酸化
膜、69……ゲート酸化膜、70……ゲート、71……N+型ソ
ース/ドレイン領域、72……P+型ソース/ドレイン領
域、73……層間絶縁膜、74……配線、81……N型半導体
基板、82……P型ウェル領域、83……熱酸化膜、84……
窒化膜、85……ホトレジスト、86,87……N-型反転防止
層、88,89……P-型反転防止層、90……フィールド絶縁
膜、91……ゲート酸化膜、92……ゲート、93……N+型ソ
ース/ドレイン領域、94……P+型ソース/ドレイン領
域、95……層間絶縁膜、96……配線、101……N型半導
体基板、102……P型ウェル領域、103……N型ウェル領
域、104……熱酸化膜、105……窒化膜、106……ホトレ
ジスト、107,108……N-型反転防止層、109,110……P-型
反転防止層、111……フィールド絶縁膜、112……ゲート
酸化膜、113……ゲート、114……N+型ソース/ドレイン
領域、115……P+型ソース/ドレイン領域、116……層間
絶縁膜、117……配線、121……P型半導体基板、122…
…N+型埋込層、123……P+型埋込層、124……N型エピタ
キシャル層。
施例に係わる半導体装置を製造工程順に示した断面図、
第2図は第1図(b)に示すY1−Y2線に沿った不純物濃
度プロファイル図、第3図(a)ないし第3図(c)は
この発明の第2の実施例に係わる半導体装置を製造工程
順に示した断面図、第4図(a)ないし第4図(c)は
この発明の第1の参考例に係わる半導体装置を製造工程
順に示した断面図、第5図(a)ないし第5図(c)は
この発明の第2の参考例に係わる半導体装置を製造工程
順に示した断面図、第6図(a)ないし第6図(c)は
この発明の第3の参考例に係わる半導体装置を製造工程
順に示した断面図、第7図は従来の半導体装置の一製造
工程中の断面図、第8図は第7図に示すY5−Y6線に沿っ
た不純物濃度プロファイル図、第9図は第7図に示すY3
−Y4線に沿った不純物濃度プロファイル図である。 1……P型半導体基板、2……N+型埋込層、3……P型
エピタキシャル層、4……N型ウェル領域、5……N+型
領域、6……熱酸化膜、7……窒化膜、8……ホトレジ
スト、9,10……P-型反転防止層、11……フィールド酸化
膜、12……ゲート酸化膜、13……ゲート、14……熱酸化
膜、15……P-型内部ベース領域、16……N+型ソース/ド
レイン領域、17……N+型エミッタ領域、18……P+型ソー
ス/ドレイン領域、19……P+型外部ベース領域、20……
層間絶縁膜、21……配線、31……P型半導体基板、32…
…N+型埋込層、33……N型エピタキシャル層、34……P
型ウェル領域、35……N+型領域、36……熱酸化膜、37…
…窒化膜、38……ホトレジスト、39,40……N-型反転防
止層、41,42……P-型反転防止層、43……フィールド酸
化膜、44……ゲート酸化膜、45……ゲート、46……P-型
内部ベース領域、47……N+型ソース/ドレイン領域、48
……N+型エミッタ領域、49……P+型ソース/ドレイン領
域、50……P+型外部ベース領域、51……層間絶縁膜、52
……配線、61……P型半導体基板、62……P型ウェル領
域、63……熱酸化膜、64……窒化膜、65……ホトレジス
ト、66,67……P-型反転防止層、68……フィールド酸化
膜、69……ゲート酸化膜、70……ゲート、71……N+型ソ
ース/ドレイン領域、72……P+型ソース/ドレイン領
域、73……層間絶縁膜、74……配線、81……N型半導体
基板、82……P型ウェル領域、83……熱酸化膜、84……
窒化膜、85……ホトレジスト、86,87……N-型反転防止
層、88,89……P-型反転防止層、90……フィールド絶縁
膜、91……ゲート酸化膜、92……ゲート、93……N+型ソ
ース/ドレイン領域、94……P+型ソース/ドレイン領
域、95……層間絶縁膜、96……配線、101……N型半導
体基板、102……P型ウェル領域、103……N型ウェル領
域、104……熱酸化膜、105……窒化膜、106……ホトレ
ジスト、107,108……N-型反転防止層、109,110……P-型
反転防止層、111……フィールド絶縁膜、112……ゲート
酸化膜、113……ゲート、114……N+型ソース/ドレイン
領域、115……P+型ソース/ドレイン領域、116……層間
絶縁膜、117……配線、121……P型半導体基板、122…
…N+型埋込層、123……P+型埋込層、124……N型エピタ
キシャル層。
Claims (4)
- 【請求項1】P型半導体基板の表面に、N型埋込層を得
るためのN型不純物を導入する工程と、 前記P型基板上に、P型エピタキシャル層を形成する工
程と、 前記P型エピタキシャル層に、前記N型埋込層に達する
N型ウェル領域を形成する工程と、 前記P型エピタキシャル層上に、フィールド絶縁膜を形
成する部分に開口部を持つ選択酸化用の耐酸化層を形成
する工程と、 前記P型エピタキシャル層上に、前記耐酸化層の開口部
上に対応してイオン注入用の開口部を持つマスク層を形
成する工程と、 前記マスク層の開口部を介して、第1のP型反転防止層
を得るためのボロンを含む不純物を、前記P型エピタキ
シャル層と前記P型基板との界面近傍に向かってイオン
注入する工程と、 前記マスク層の開口部を介して、第2のP型反転防止層
を得るためのボロンを含む不純物を、前記P型エピタキ
シャル層の表面から浅い位置に向かってイオン注入する
工程と、 前記P型エピタキシャル層と前記P型基板との界面近傍
に、前記N型埋込層に隣接する前記第1のP型反転防止
層、および前記P型エピタキシャル層に、前記第1のP
型反転防止層と将来形成されるフィールド絶縁膜との間
に位置する前記第2のP型反転防止層を形成する工程
と、 前記P型エピタキシャル層の表面に、前記耐酸化層をマ
スクとしてフィールド絶縁膜を形成する工程と を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】前記耐酸化層は窒化膜を含み、前記マスク
層はホトレジスト層を含み、前記N型埋込層を得るため
のN型不純物はアンチモンを含むことを特徴とする請求
項(1)に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】P型半導体基板の表面に、N型埋込層を得
るためのN型不純物を導入する工程と、 前記P型基板上に、N型エピタキシャル層を形成する工
程と、 前記N型エピタキシャル層に、前記P型基板に達するP
型ウェル領域を形成する工程と、 前記N型エピタキシャル層上に、フィールド絶縁膜を形
成する部分に開口部を持つ選択酸化用の耐酸化層を形成
する工程と、 前記N型エピタキシャル層上に、前記耐酸化層の開口部
上に対応してイオン注入用の開口部を持つマスク層を形
成する工程と、 前記マスク層の開口部を介して、第1のP型反転防止層
を得るためのボロンを含む不純物を、前記N型エピタキ
シャル層と前記P型基板との界面近傍に向かってイオン
注入する工程と、 前記マスク層の開口部を介して、第2のP型反転防止層
を得るためのボロンを含む不純物を、前記N型エピタキ
シャル層の表面から浅い位置に向かってイオン注入する
工程と、 前記N型エピタキシャル層と前記P型基板との界面近傍
に、前記N型埋込層に隣接する前記第1のP型反転防止
層、および前記N型エピタキシャル層に、前記第1のP
型反転防止層と将来形成されるフィールド絶縁膜との間
に位置する前記第2のP型反転防止層を形成する工程
と、 前記N型エピタキシャル層の表面に、前記耐酸化層をマ
スクとしてフィールド絶縁膜を形成する工程と を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】前記耐酸化層は窒化膜を含み、前記マスク
層はホトレジスト層を含み、前記N型埋込層を得るため
のN型不純物はアンチモンを含むことを特徴とする請求
項(3)に記載の半導体装置の製造方法。
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JP1151527A JP2504567B2 (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | 半導体装置の製造方法 |
DE1990633516 DE69033516T2 (de) | 1989-06-14 | 1990-06-12 | Halbleiteranordnung mit die Inversion hemmenden Schichten mit einer Vielzahl von Höchstwerten für die Dotierungskonzentrationen entlang der Tieferichtung und Verfahren zu deren Herstellung |
EP90111087A EP0402851B1 (en) | 1989-06-14 | 1990-06-12 | Semiconductor device including inversion preventing layers having a plurality of impurity concentration peaks in direction of depth and method of manufacturing the same |
KR1019900008735A KR930005508B1 (ko) | 1989-06-14 | 1990-06-14 | 반도체장치 및 그 제조방법 |
US07/747,480 US5218224A (en) | 1989-06-14 | 1991-08-13 | Semiconductor device including inversion preventing layers having a plurality of impurity concentration peaks in direction of depth |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1151527A JP2504567B2 (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | 半導体装置の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0316256A JPH0316256A (ja) | 1991-01-24 |
JP2504567B2 true JP2504567B2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=15520465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1151527A Expired - Fee Related JP2504567B2 (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | 半導体装置の製造方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2504567B2 (ja) |
KR (1) | KR930005508B1 (ja) |
DE (1) | DE69033516T2 (ja) |
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US6943426B2 (en) * | 2002-08-14 | 2005-09-13 | Advanced Analogic Technologies, Inc. | Complementary analog bipolar transistors with trench-constrained isolation diffusion |
JP2007095827A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
US7932580B2 (en) | 2006-12-21 | 2011-04-26 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
JP5261642B2 (ja) * | 2006-12-21 | 2013-08-14 | セミコンダクター・コンポーネンツ・インダストリーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー | 半導体装置及びその製造方法 |
US7700405B2 (en) * | 2007-02-28 | 2010-04-20 | Freescale Semiconductor, Inc. | Microelectronic assembly with improved isolation voltage performance and a method for forming the same |
JP2010177317A (ja) * | 2009-01-28 | 2010-08-12 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置 |
WO2024262300A1 (ja) * | 2023-06-20 | 2024-12-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 撮像装置 |
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US4013484A (en) * | 1976-02-25 | 1977-03-22 | Intel Corporation | High density CMOS process |
US4373252A (en) * | 1981-02-17 | 1983-02-15 | Fairchild Camera & Instrument | Method for manufacturing a semiconductor structure having reduced lateral spacing between buried regions |
DE3133841A1 (de) * | 1981-08-27 | 1983-03-17 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Verfahren zum herstellen von hochintegrierten komplementaeren mos-feldeffekttransistorschaltungen |
JPS60171757A (ja) * | 1984-02-17 | 1985-09-05 | Hitachi Ltd | 半導体集積回路装置およびその製造方法 |
JPS61207052A (ja) * | 1985-03-12 | 1986-09-13 | Sanyo Electric Co Ltd | 高耐圧cmos半導体装置 |
US4735911A (en) * | 1985-12-17 | 1988-04-05 | Siemens Aktiengesellschaft | Process for the simultaneous production of bipolar and complementary MOS transistors on a common silicon substrate |
US4692992A (en) * | 1986-06-25 | 1987-09-15 | Rca Corporation | Method of forming isolation regions in a semiconductor device |
JPS6410644A (en) * | 1987-07-02 | 1989-01-13 | Mitsubishi Electric Corp | Manufacture of semiconductor device |
-
1989
- 1989-06-14 JP JP1151527A patent/JP2504567B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1990
- 1990-06-12 EP EP90111087A patent/EP0402851B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-06-12 DE DE1990633516 patent/DE69033516T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1990-06-14 KR KR1019900008735A patent/KR930005508B1/ko not_active IP Right Cessation
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KR930005508B1 (ko) | 1993-06-22 |
DE69033516T2 (de) | 2000-11-23 |
DE69033516D1 (de) | 2000-05-31 |
JPH0316256A (ja) | 1991-01-24 |
EP0402851B1 (en) | 2000-04-26 |
EP0402851A2 (en) | 1990-12-19 |
EP0402851A3 (en) | 1991-10-30 |
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