JP2024121595A - レース地及びその製造方法 - Google Patents
レース地及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2024121595A JP2024121595A JP2023028777A JP2023028777A JP2024121595A JP 2024121595 A JP2024121595 A JP 2024121595A JP 2023028777 A JP2023028777 A JP 2023028777A JP 2023028777 A JP2023028777 A JP 2023028777A JP 2024121595 A JP2024121595 A JP 2024121595A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- yarns
- core
- core yarn
- covering
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Knitting Of Fabric (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
Description
本実施形態のレース地は経編によって編成されたレース地である。図1に示すように、レース地は、編目を形成する地編糸10と、地編組織に編み込まれた伸縮糸20と、伸縮糸20とは別の態様で地編組織に編み込まれた挿入糸30とにより形成されている。本実施形態において、地編糸10は鎖編組織を形成している。
地編糸10(筬L1):20/02/
挿入糸30(筬L2):22/66/44/66/00/66/22/66/
伸縮糸20(筬L3):00/22/
図1及びチェーン番号からわかるように、この編組織では、挿入されている挿入糸30及び伸縮糸20のそれぞれが、地編糸10に対して正掛けとなっている。正掛けとは、挿入されている糸(挿入糸30及び伸縮糸20)の挿入方向(アンダーラップ方向)が、地編組織を形成する糸(地編糸10)のオーバーラップ方向と同じであることである。
本実施形態のレース地において、地編糸10として混繊糸が使用されている。図2及び図3に示すように、地編糸10に使用される混繊糸は、1本の芯糸11と、その芯糸11の周囲に配置された複数本の被覆糸12とから形成されている。なお図2及び図3において、便宜上、芯糸11はハッチング付きの太い糸として描かれ、被覆糸12はそれぞれ1本線で描かれている。
レース地の製造時には、まずレース地の材料となる糸が準備される。地編糸10及び挿入糸30として使用される混繊糸の製造方法は限定されないが、一例としては流体交絡法が採用される。流体交絡法では、芯糸11と被覆糸12とが流体の作用により交絡される。流体交絡法の代表例としてインターレース法及びタスラン法が知られている。
上記のように、本実施形態のレース地では、地編糸10として芯糸11と被覆糸12とを有する混繊糸が使用され、地編糸10の芯糸11が他の糸、例えば別の地編糸10の芯糸11や伸縮糸20に接着されている。そのためレース地が裁断箇所からほつれにくくなっている。
以上の実施形態は例示であり、発明の範囲は以上の実施形態に限定されない。以上の実施形態に対し、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、様々な変更を行うことができる。
図1では1本の地編糸10が同一ウエールでのみ編目を形成して鎖編組織を形成しているが、地編糸10が適宜横振りしても良い。すなわち、1本の地編糸10が、数コースに渡って同一ウエールで編目を形成した後、隣のウエールに移動して、そのウエールで再び数コースに渡って編目を形成し、その繰り返しで鎖編組織を形成しても良い。地編糸10が数コースおきに横振りすることにより、隣接するウエール同士が地編糸10により連結され、ほつれ防止効果が高まる。
上記実施形態では地編糸10が鎖編組織を形成しているが、地編組織はこれに限定されない。例えば、地編組織がチュール組織やパワーネット組織であっても良い。地編組織が鎖編組織以外の場合も、地編糸として上記のような混繊糸が使用される。また、地編組織が鎖編組織以外の場合も、上記の伸縮糸20と同様の弾性糸が挿入されるとともに、上記の挿入糸30と同様の挿入糸が2ウエール以上に渡り挿入されていることが好ましい。
地編糸10や挿入糸30に使用される混繊糸の芯糸11は、同じ混繊糸の被覆糸12やレース地に編み込まれる伸縮糸20よりも低融点で、熱融着性のある糸であれば良く、上記実施形態のような低融点ポリウレタン弾性糸に限定されない。例えば、混繊糸の芯糸11は熱融着性のある低融点のナイロン糸でも良い。
2ウエール以上に渡り挿入される挿入糸30は、芯糸と被覆糸とからなる混繊糸でなくても良く、例えば被覆糸で被覆されていない低融点ポリウレタン弾性糸であっても良い。また、挿入糸30は熱融着性が無くても良く、例えば熱融着性の無い芯糸(例えば高融点ポリウレタン弾性糸)と被覆糸とからなる混繊糸や、被覆糸で被覆されていない高融点ポリウレタン弾性糸等であっても良い。また、挿入糸30はナイロン糸等の非弾性糸であっても良い。
図2及び図3に示されている混繊糸は、本発明に使用可能な混繊糸の一例に過ぎない。被覆糸12のうねり具合や緩み方は、図2及び図3に示されている態様に限定されない。
Claims (4)
- 編目を形成する地編糸として、芯糸と複数の被覆糸とを有する混繊糸が使用され、
前記芯糸は前記被覆糸よりも融点が低い熱融着糸であり、
複数の前記被覆糸は、前記芯糸の延長方向と同方向に延長されるとともに、前記芯糸の延長方向に間隔を空けながら存在する複数の交絡部において前記芯糸に絡み付き、
前記芯糸の一部が複数の前記被覆糸の間から露出して他の糸に接着され、
仕上打込が25コース/cm以上35コース/cm以下である、
レース地。 - 前記地編糸のランナー長が131cm以上153cm以下である、請求項1又は2に記載のレース地。
- 複数の被覆糸と、前記被覆糸よりも融点が低い熱融着糸である芯糸とを有する混繊糸であって、複数の前記被覆糸が、前記芯糸の延長方向と同方向に延長されるとともに、前記芯糸の延長方向に間隔を空けながら存在する複数の交絡部において前記芯糸に絡み付いた混繊糸を、編目を形成する地編糸として使用し、機上打込が10コース/cm以上16コース/cm以下の経編地の編成を行うステップと、
前記経編地に対して加熱処理を行うことにより、複数の前記被覆糸の間から露出した前記芯糸の一部を溶融させて他の糸に接着させるステップと、を含み、
前記加熱処理後の仕上打込を25コース/cm以上35コース/cm以下とする、
レース地の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023028777A JP7335030B1 (ja) | 2023-02-27 | 2023-02-27 | レース地及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023028777A JP7335030B1 (ja) | 2023-02-27 | 2023-02-27 | レース地及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7335030B1 JP7335030B1 (ja) | 2023-08-29 |
JP2024121595A true JP2024121595A (ja) | 2024-09-06 |
Family
ID=87764139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023028777A Active JP7335030B1 (ja) | 2023-02-27 | 2023-02-27 | レース地及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7335030B1 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63152444A (ja) * | 1986-12-12 | 1988-06-24 | 栄レ−ス株式会社 | たて編レ−スの製造法 |
JPH04257353A (ja) * | 1991-02-08 | 1992-09-11 | Toyobo Co Ltd | 弾性経編地 |
JPH1181073A (ja) * | 1997-09-01 | 1999-03-26 | Toyobo Co Ltd | レース用カバリング糸及びこの糸を用いたレース地 |
JP2011127231A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Asahi Kasei Fibers Corp | 筒状丸編地 |
JP2018080418A (ja) * | 2016-11-17 | 2018-05-24 | 山屋産業株式会社 | 織編物及びその製造方法 |
JP2021001408A (ja) * | 2019-06-20 | 2021-01-07 | 株式会社タケダレース | レース地 |
-
2023
- 2023-02-27 JP JP2023028777A patent/JP7335030B1/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63152444A (ja) * | 1986-12-12 | 1988-06-24 | 栄レ−ス株式会社 | たて編レ−スの製造法 |
JPH04257353A (ja) * | 1991-02-08 | 1992-09-11 | Toyobo Co Ltd | 弾性経編地 |
JPH1181073A (ja) * | 1997-09-01 | 1999-03-26 | Toyobo Co Ltd | レース用カバリング糸及びこの糸を用いたレース地 |
JP2011127231A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Asahi Kasei Fibers Corp | 筒状丸編地 |
JP2018080418A (ja) * | 2016-11-17 | 2018-05-24 | 山屋産業株式会社 | 織編物及びその製造方法 |
JP2021001408A (ja) * | 2019-06-20 | 2021-01-07 | 株式会社タケダレース | レース地 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7335030B1 (ja) | 2023-08-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2039826B1 (en) | Process for producing knitted lace | |
TWI669425B (zh) | 花邊編織物 | |
JP6747738B1 (ja) | 編レース | |
JP5577445B1 (ja) | 編レースの製造方法および編レース | |
JP2024098068A (ja) | 編レース、及び製造方法 | |
CN108729009B (zh) | 拉舍尔蕾丝编织面料的制造方法 | |
JP6732267B1 (ja) | レース地 | |
JP2024083310A (ja) | 編レース、編レース製品、及び編レースの製造方法 | |
JP2024121595A (ja) | レース地及びその製造方法 | |
WO2020031383A1 (ja) | レース編地 | |
JP7602259B2 (ja) | 編レース | |
JP7562102B2 (ja) | 編レース | |
JP2021511444A (ja) | 非熱溶融材質の任意のレースを施した織物 | |
JP5853057B2 (ja) | 編レースの製造方法 | |
JP3614831B2 (ja) | 柄模様入り編レースおよび製造方法 | |
CN209602739U (zh) | 一种非热熔材质的任意裁蕾丝花边织物 | |
JP7530112B2 (ja) | 編レース、衣服、及び編レースの製造方法 | |
JP6293965B1 (ja) | 編レース | |
CN222024632U (zh) | 一种有弹无热熔丝且不易脱散的蕾丝织物 | |
JP6704158B1 (ja) | ブラジャー用レース地 | |
JP2025067903A (ja) | ラッシェル編地、ラッシェル編地製品、及びラッシェル編地の製造方法 | |
WO2025107274A1 (zh) | 一种有弹无热熔丝且不易脱散的蕾丝织物 | |
JP2023160190A (ja) | 編レース、編レース製品、及び編レースの製造方法 | |
JP6578314B2 (ja) | レース編地 | |
HK1256537B (en) | Method of manufacturing raschel lace knitted fabric |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230228 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20230228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230516 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230613 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230808 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230809 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7335030 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |