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JP2023146267A - ワイヤハーネス - Google Patents

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JP2023146267A
JP2023146267A JP2022053365A JP2022053365A JP2023146267A JP 2023146267 A JP2023146267 A JP 2023146267A JP 2022053365 A JP2022053365 A JP 2022053365A JP 2022053365 A JP2022053365 A JP 2022053365A JP 2023146267 A JP2023146267 A JP 2023146267A
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wire
fixing
vehicle
damper
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Inventor
俊樹 大参
Toshiki OMI
亮 黒石
Akira Kuroishi
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
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    • H02G3/04Protective tubing or conduits, e.g. cable ladders or cable troughs
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
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Abstract

Figure 2023146267000001
【課題】電線固定部材の固定部にかかる負荷を軽減可能としたワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】車両用の第1ワイヤハーネス14は、電線を含む電線部材16と、電線部材16を保持する保持部31、及び車両に対して固定される固定部を有する電線固定部材17と、を備える。電線のサイズは、50sq以上である。保持部31は、電線部材16を保持するインナー部材33と、インナー部材33の外周を覆う筒状をなし固定部と繋がっているアウター部材34と、インナー部材33とアウター部材34との間に設けられた金属製のダンパー35と、を有している。
【選択図】図5

Description

本開示は、ワイヤハーネスに関するものである。
例えば特許文献1には、電線とその電線を車両に対して固定する電線固定部材とを備えたワイヤハーネスが記載されている。電線固定部材は、電線を保持する保持部と、車両に対して固定される固定部とを有している。
特開2015-53804号公報
上記のようなワイヤハーネスにおいて、高電圧に対応すべく電線の断面積が大きい場合には、電線の重量が重くなる。すると、例えば、ワイヤハーネスが接続する機器が発する振動などによって電線が振動したときに、電線から電線固定部材の固定部に過剰な負荷がかかるおそれがあった。
本開示の目的は、電線固定部材の固定部にかかる負荷を軽減可能としたワイヤハーネスを提供することにある。
本開示のワイヤハーネスは、車両用のワイヤハーネスであって、電線を含む電線部材と、前記電線部材を保持する保持部、及び車両に対して固定される固定部を有する電線固定部材と、を備え、前記電線のサイズは、50sq以上であり、前記保持部は、前記電線部材を保持するインナー部材と、前記インナー部材の外周を覆う筒状をなし前記固定部と繋がっているアウター部材と、前記インナー部材と前記アウター部材との間に設けられた金属製のダンパーと、を有している。
本開示のワイヤハーネスは、電線固定部材の固定部にかかる負荷を軽減させる効果を発揮する。
図1は、ワイヤハーネスを備える車両の模式図である。 図2は、実施形態のワイヤハーネスの斜視図である。 図3は、同形態における電線固定部材の正面図である。 図4は、同形態における電線固定部材の分解斜視図である。 図5は、図3における5-5線断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]車両用のワイヤハーネスであって、電線を含む電線部材と、前記電線部材を保持する保持部、及び車両に対して固定される固定部を有する電線固定部材と、を備え、前記電線のサイズは、50sq以上であり、前記保持部は、前記電線部材を保持するインナー部材と、前記インナー部材の外周を覆う筒状をなし前記固定部と繋がっているアウター部材と、前記インナー部材と前記アウター部材との間に設けられた金属製のダンパーと、を有している。
この構成によれば、電線を含む電線部材の振動をダンパーで吸収することが可能となるため、電線から保持部を介して固定部に伝わる振動を抑制可能となる。これにより、固定部にかかる負荷を軽減させることが可能となる。したがって、サイズが50sq以上の重量が重い電線を保持する電線固定部材における固定部の破損を抑制することが可能となる。
[2]前記電線部材は、走行駆動用のモータを含む動力装置に接続される。
この構成によれば、振動発生源となる動力装置の振動に伴う電線部材の振動が、電線固定部材の固定部に伝わることを、ダンパーによって抑制可能となる。
[3]前記電線部材は、前記動力装置とバッテリとを電気的に繋ぐものである。
この構成によれば、振動発生源となる動力装置と自ら振動しないバッテリとを繋ぐ電線部材を保持する電線固定部材において、固定部にかかる負荷を軽減させることが可能となる。
[4]前記電線固定部材は、走行駆動用のモータを含む動力装置を収容する収容室の内部に配置される。
この構成によれば、振動発生源となる動力装置の振動を電線部材がより顕著に受けやすい。このため、ダンパーによる固定部の負荷軽減効果をより顕著に得ることができる。
[5]前記電線のサイズは、200sq以下である。
この構成によれば、サイズが50sq以上、かつ200sq以下の電線を保持する電線固定部材において、固定部にかかる負荷を軽減させることが可能となる。
[6]前記電線部材は、前記電線の外周を覆うコルゲートチューブを有し、前記インナー部材は、前記コルゲートチューブに対してその長さ方向に係合する係合部を有している。この構成によれば、インナー部材の係合部によって、コルゲートチューブの長さ方向への移動を規制することが可能となる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のワイヤハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張または簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。
なお、本明細書の説明で使用される「筒状」は、周方向全周にわたって連続して周壁が形成されたものだけではなく、複数の部品を組み合わせて筒状をなすものや、C字状のように周方向の一部に切り欠きなどを有するものも含む。また、「筒状」の形状には、円形、楕円形、及び、尖ったまたは丸い角を有する多角形が含まれる。また、本明細書の説明で使用される「環状」という用語は、ループを形成する任意の構造、または端部のない連続形状、並びに、C字形のようなギャップを有する、一般的にループ形状の構造を指すことがある。なお、「環状」の形状には、円形、楕円形、及び、尖ったまたは丸い角を有する多角形が含まれるが、これらに限定されない。
(車両10の構成)
図1に示す車両10は、例えば、ハイブリッド車や電気自動車などの車両である。車両10は、車両10を走行させるための動力を発する動力装置11と、動力装置11に電力を供給するバッテリ12と、充電インレット13とを備えている。
動力装置11は、例えば、車両走行の動力源となる走行駆動用のモータ11aと、モータ11aに電気的に接続された変換器11bとを有している。変換器11bは、例えばインバータである。変換器11bは、バッテリ12の直流電力から交流電力を生成し、その交流電力をモータ11aに供給する。バッテリ12は、例えば、数百ボルトの電圧を供給可能な高圧バッテリである。バッテリ12は、例えば、リチウムイオン電池などの二次電池である。充電インレット13には、図示しない外部給電装置が接続可能である。充電インレット13に接続された外部給電装置の供給電力は、動力装置11を介してバッテリ12に供給されて充電される。
動力装置11は、例えば、車両10の前方側に設定された収容室10aの内部に配置される。車両10がハイブリッド車の場合、収容室10aは、例えばエンジンルームである。バッテリ12は、例えば、車両10の前後方向の中央部における床下付近に配置されている。充電インレット13は、例えば、車両10の前端部に配置されている。
車両10は、動力装置11とバッテリ12とを電気的に接続する第1ワイヤハーネス14と、動力装置11と充電インレット13とを電気的に接続する第2ワイヤハーネス15とを備えている。
第1ワイヤハーネス14は、電線部材16と、電線部材16を車両10に固定するための電線固定部材17とを備えている。電線部材16の一端は、動力装置11の変換器11bに接続される。電線部材16の他端は、バッテリ12に接続される。
第2ワイヤハーネス15は、電線部材18を備えている。電線部材18の一端は、動力装置11の変換器11bに接続される。電線部材18の他端は、充電インレット13に接続される。
(第1ワイヤハーネス14の構成)
図2に示すように、第1ワイヤハーネス14の電線部材16は、例えば複数の電線21と、複数の電線21をまとめて包囲する外装部材22とを有している。なお、第2ワイヤハーネス15の電線部材18も、電線部材16と略同様の構成を有している。
各電線21は、導電性を有する芯線23と、芯線23の外周を囲うとともに絶縁性を有する絶縁被覆24とを有する被覆電線である。各電線21は、例えば、高電圧・大電流に対応可能な高圧電線である。各電線21において、芯線23のサイズは、50sq以上、かつ200sq以下である。芯線23は、銅系またはアルミニウム系の金属材料にて形成されている。
外装部材22は、例えば円筒状に形成されている。外装部材22には、各電線21が挿通されている。外装部材22は、例えば、飛翔物や水滴から電線21を保護する機能を有している。外装部材22は、例えば、可撓性を有し、容易に屈曲可能である。可撓性を有する外装部材22の例としては、例えば、樹脂製のコルゲートチューブやゴム製の防水カバーなどが挙げられる。
本実施形態の外装部材22は、外装部材22の長さ方向において径が大小繰り返す蛇腹形状をなす樹脂製のコルゲートチューブである。すなわち、本実施形態の外装部材22は、外装部材22の長さ方向に沿って大径部25と大径部25よりも径の小さい小径部26とが交互に連なって設けられた蛇腹構造を有している(図5参照)。大径部25及び小径部26の各々は、例えば、外装部材22の周方向に沿って1周する環状をなしている。外装部材22の材料としては、例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ABS樹脂などの合成樹脂を用いることができる。
(電線固定部材17の構成)
電線固定部材17は、電線部材16を保持する保持部31と、車両10に対して固定される固定部32とを有している。固定部32は、例えば、車両10の車体から延びるブラケット10bに固定される。
図3及び図4に示すように、保持部31は、インナー部材33と、アウター部材34と、ダンパー35とを有している。
(インナー部材33の構成)
図4に示すように、インナー部材33は、外装部材22の外周を囲む筒状をなしている。インナー部材33は、周方向において2分割された周壁41と、その2分割された周壁41を連結するヒンジ部42とを有している。周壁41は、ヒンジ部42を軸として開閉可能に構成されている。周壁41の開状態において、電線部材16を周壁41の内側に組付可能である。周壁41は、周壁41の閉状態を維持するロック部43を有している。
図5に示すように、周壁41は、コルゲートチューブである外装部材22に対してその長さ方向に係合する係合部44を有している。係合部44は、周壁41の内周面から内側に突出している。係合部44は、外装部材22の小径部26に嵌合される。係合部44は、例えば、電線部材16の長さ方向において複数設けられている。係合部44は、外装部材22の長さ方向における相対的な移動を規制する。
なお、インナー部材33は、例えば、合成樹脂材からなる射出成形品である。インナー部材33の材料としては、ポリプロピレンやポリアミドなどの合成樹脂を用いることができる。
図4及び図5に示すように、ダンパー35は、インナー部材33の周壁41の外周面に固定されている。ダンパー35は、例えば、周壁41の周方向において複数設けられている。
ダンパー35は、金属材料にて形成されている。ダンパー35の材料としては、例えば、アルミニウム系の金属や、ステンレス鋼などの鉄系の金属を用いることができる。
ダンパー35は、例えば、圧縮コイルばねである。ダンパー35は、例えば、ダンパー35の一端部がインサート成形などによって周壁41に埋設されるように固定される。または、ダンパー35は、ダンパー35の一端部が例えば接着などにより周壁41の外周面に固定される。
保持部31は、一対の係止部材45を有している。係止部材45は、例えば、インナー部材33の軸方向から見て円弧状をなす板材である。係止部材45は、金属や合成樹脂にて形成されている。係止部材45は、ダンパー35においてインナー部材33に固定される端部とは反対側の端部に固定されている。インナー部材33、各ダンパー35及び各係止部材45は、例えば、一体部品として構成されている。
ダンパー35は、インナー部材33の外周面と係止部材45との間に介在している。各ダンパー35は、インナー部材33の径方向、すなわち、電線部材16の径方向に沿って付勢力を付与するように構成されている。例えば圧縮コイルばねである各ダンパー35は、圧縮された状態でインナー部材33の外周面と係止部材45との間に介在している。
(アウター部材34の構成)
アウター部材34は、インナー部材33、各ダンパー35及び各係止部材45を含む一体部品の外周を囲む筒状をなしている。アウター部材34は、周方向において2分割された周壁51と、その2分割された周壁51を連結するヒンジ部52とを有している。周壁51は、ヒンジ部52を軸として開閉可能に構成されている。周壁51の開状態において、アウター部材34は、インナー部材33、各ダンパー35及び各係止部材45を含む一体部品を周壁51の内側に組付可能である。周壁51は、周壁51の閉状態を維持するロック部53を有している。
固定部32は、周壁51の外周面に一体に設けられている。固定部32を含むアウター部材34は、例えば、合成樹脂材からなる射出成形品である。アウター部材34の材料としては、ポリプロピレンやポリアミドなどの合成樹脂を用いることができる。
図5に示すように、周壁51は、電線部材16の長さ方向において係止部材45に係止する係止部54を有している。係止部54は、例えば、電線部材16の長さ方向における周壁51の両端部から径方向内側にそれぞれ突出している。係止部材45は、電線部材16の長さ方向において、係止部54の間に配置される。これにより、係止部材45は、電線部材16の長さ方向において、係止部54に接触可能である。係止部54は、電線部材16の長さ方向における係止部材45の相対的な移動を規制する。
本実施形態の作用について説明する。
動力装置11に接続された電線部材16は、モータ11aの駆動時における動力装置11の振動に伴い振動する。このとき、電線部材16の振動は、インナー部材33の周壁41とアウター部材34の周壁51との間に設けられたダンパー35にて吸収される。これにより、電線部材16の振動がアウター部材34及び固定部32に伝わることを抑制できる。高電圧対応のため電線21が重量化する場合、電線21を含む電線部材16を保持する保持部31の振動が大きくなると、ブラケット10bに固定された固定部32に過剰な負荷がかかるおそれがある。その点、本実施形態では、ダンパー35によって保持部31の振動が抑制されることで、振動時に固定部32にかかる負荷が軽減される。
また、電線部材16は、振動発生源となる動力装置11と自ら振動しないバッテリ12とを繋いでいる。したがって、電線部材16の一端側と他端側で振動の位相や振幅が大きく異なるため、動力装置11の振動に伴う電線部材16の振動時に電線固定部材17にかかる負荷が大きくなりやすい。この点、本実施形態の構成では、ダンパー35によって固定部32の負荷が軽減されるため、ダンパー35による固定部32の破損防止効果を顕著に得ることが可能となる。
本実施形態の効果について説明する。
(1)電線固定部材17の保持部31は、インナー部材33とアウター部材34との間に設けられた金属製のダンパー35を有している。この構成によれば、電線21を含む電線部材16の振動をダンパー35で吸収することが可能となるため、電線21から保持部31を介して固定部32に伝わる振動を抑制可能となる。これにより、固定部32にかかる負荷を軽減させることが可能となる。したがって、サイズが50sq以上の重量が重い電線21を保持する電線固定部材17における固定部32の破損を抑制することが可能となる。
また、ダンパー35が金属製であるため、ゴム等で構成する場合に比べてダンパー35の耐熱性を確保しやすい。本実施形態のように、電線21に大電流が流れる構成であったり、電線固定部材17がエンジンルームに配置される構成であったりすると、電線固定部材17が高温になるおそれがあるため、ダンパー35の耐熱性を確保することが重要である。
(2)電線部材16は、走行駆動用のモータ11aを含む動力装置11に接続される。この構成によれば、振動発生源となる動力装置11の振動に伴う電線部材16の振動が、電線固定部材17の固定部32に伝わることを、ダンパー35によって抑制可能となる。
(3)電線部材16は、動力装置11とバッテリ12とを電気的に繋ぐものである。この構成によれば、振動発生源となる動力装置11と自ら振動しないバッテリ12とを繋ぐ電線部材16を保持する電線固定部材17において、固定部32にかかる負荷を軽減させることが可能となる。
(4)動力装置11を収容する収容室10aの内部に電線固定部材17が配置されるため、動力装置11の振動を電線部材16がより顕著に受けやすい構成となる。このため、ダンパー35による固定部32の負荷軽減効果をより顕著に得ることができる。
(5)電線21のサイズは、200sq以下である。この構成によれば、サイズが50sq以上、かつ200sq以下の電線21を保持する電線固定部材17において、固定部32にかかる負荷を軽減させることが可能となる。
(6)電線部材16は、電線21の外周を覆うコルゲートチューブからなる外装部材22を有している。インナー部材33は、外装部材22に対してその長さ方向に係合する係合部44を有している。この構成によれば、インナー部材33の係合部44によって、外装部材22の長さ方向への移動を規制することが可能となる。
[変更例]
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・芯線23のサイズを200sqよりも大きく設定してもよい。
・電線固定部材17を車両10における収容室10a以外の箇所に配置してもよい。
・電線固定部材17の保持部31の構成は、上記実施形態に限定されるものではなく、構成に応じて適宜変更してもよい。例えば、上記実施形態の保持部31において、係止部材45を省略してもよい。この場合、例えば、ダンパー35においてインナー部材33に固定される端部とは反対側の端部がアウター部材34の周壁51の内周面に固定される構成としてもよい。
・上記実施形態では、ダンパー35を含む電線固定部材17を、動力装置11とバッテリ12とを繋ぐ第1ワイヤハーネス14の固定のために用いている。しかしながら、これに限定されるものではなく、電線固定部材17を、例えば動力装置11と充電インレット13とを繋ぐ第2ワイヤハーネス15の固定に用いてもよい。また、動力装置11に接続される第1ワイヤハーネス14及び第2ワイヤハーネス15以外のワイヤハーネスの固定に電線固定部材17を用いてもよい。例えば、充電インレット13とバッテリ12とを直接繋ぐワイヤハーネスの固定に電線固定部材17を用いてもよい。
・今回開示された実施形態及び変更例はすべての点で例示であって、本発明はこれらの例示に限定されるものではない。すなわち、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 車両
10a 収容室
10b ブラケット
11 動力装置
11a モータ
11b 変換器
12 バッテリ
13 充電インレット
14 第1ワイヤハーネス(ワイヤハーネス)
15 第2ワイヤハーネス
16 電線部材
17 電線固定部材
18 電線部材
21 電線
22 外装部材(コルゲートチューブ)
23 芯線
24 絶縁被覆
25 大径部
26 小径部
31 保持部
32 固定部
33 インナー部材
34 アウター部材
35 ダンパー
41 周壁
42 ヒンジ部
43 ロック部
44 係合部
45 係止部材
51 周壁
52 ヒンジ部
53 ロック部
54 係止部

Claims (6)

  1. 車両用のワイヤハーネスであって、
    電線を含む電線部材と、
    前記電線部材を保持する保持部、及び車両に対して固定される固定部を有する電線固定部材と、を備え、
    前記電線のサイズは、50sq以上であり、
    前記保持部は、前記電線部材を保持するインナー部材と、前記インナー部材の外周を覆う筒状をなし前記固定部と繋がっているアウター部材と、前記インナー部材と前記アウター部材との間に設けられた金属製のダンパーと、を有している、
    ワイヤハーネス。
  2. 前記電線部材は、走行駆動用のモータを含む動力装置に接続される、
    請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記電線部材は、前記動力装置とバッテリとを電気的に繋ぐものである、
    請求項2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記電線固定部材は、走行駆動用のモータを含む動力装置を収容する収容室の内部に配置される、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
  5. 前記電線のサイズは、200sq以下である、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
  6. 前記電線部材は、前記電線の外周を覆うコルゲートチューブを有し、
    前記インナー部材は、前記コルゲートチューブに対してその長さ方向に係合する係合部を有している、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
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