JP2023128486A - 電装品支持構造 - Google Patents
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Description
特許文献2には、バッテリーバンドの外面に係合保持部を一体成形で突設し、この係合保持部に、ゴム等の防振材を装着した電装部品を係合して保持させる構成が開示されている。
特許文献2の構成は、バッテリーバンドの外面の係合保持部で電装部品を弾性支持しているが、バッテリーを弾性支持するものではなく、別途の弾性部材が必要となって部品点数が増えるという課題がある。
この構成によれば、第一電装部品とその保持部材との間に弾性部材を配置し、弾性部材を介して第一電装部品を弾性支持することができる。弾性部材における第一電装部品と反対側には、保持部材を貫通する突出部を設け、この突出部によって、保持部材に取り付けた第二電装部品を弾性支持することができる。このように、1つの弾性部材で第一電装部品および第二電装部品の両方を支持可能となり、部品点数を削減することができる。保持部材と第二電装部品とは、少なくとも弾性部材によって支持される箇所同士は直接接触しないため、第一電装部品の発する熱が第二電装部品に伝わることを抑えることができる。
この構成によれば、第二電装部品の一側部は締結部材で保持部材に保持し、他側部は弾性部材で支持するのみとするので、第二電装部品の全体を締結部材等で保持部材に固定する必要がなく、部品点数を削減することができる。
この構成によれば、第二電装部品の一側部は粘着部材を介して保持部材に支持し、第二電装部品の他側部は弾性部材を介して保持部材に支持するため、第二電装部品が全体的に保持部材と接触せず、第一電装部品の発する熱が第二電装部品に伝わることを抑えることができる。保持部材が金属製である場合、保持部材と第二電装部品との間を絶縁しやすくすることができる。第二電装部品の一側部を締結部材で固定する場合、締結部材と粘着部材とを用いて、第二電装部品をより強固に固定することができる。
この構成によれば、保持部材が第一電装部品側に接近した第一部位で第一電装部品を保持し、第二部位は第一電装部品と離隔する側に変位するので、第一部位によって第一電装部品を確実に支持することができる。段差状に変位した保持部材に対応して、第二電装部品の対向部位が段差状に変位するので、保持部材と第二電装部品との間に空間が発生することを抑え、効率よく第二電装部品を配置することができる。
この構成によれば、車両側面視で、弾性部材の全体が第二電装部品の車幅方向内側に隠れて見えないため、外観性を向上させることができる。弾性部材は第二電装部品の裏に隠れるようにコンパクトになるので、部品重量およびコストを抑えることができる。
縦部材31の上端部には、バッテリーボックス27の上端部に対する固定部(以下、上端固定部36という。)を備えている。
横部材41の前端部には、バッテリーボックス27の前端部に対する固定部(以下、前端固定部44という。)を備えている。
上端固定部36および前端固定部44には、それぞれ厚さ方向に貫通するボルト挿通孔36a,44aが形成され、車幅方向外側からボルトB1,B2を挿通可能である。
上端固定部36に挿通したボルトB1を上端締結部28aのナット穴に螺着し締め込むことで、上端固定部36が上端締結部28aひいてはバッテリーボックス27に締結されて固定される。前端固定部44に挿通したボルトB2を前端締結部28bのナット穴に螺着し締め込むことで、前端固定部44が前端締結部28bひいてはバッテリーボックス27に締結されて固定される。
縦部材31の下端部には、残余の部位に対して車幅方向外側へ段差状に変位した退避部37が形成されている。退避部37は、バッテリーバンド30の固定時に、バッテリーボックス27の下端部との干渉を避ける。
保持部32の前後両側には、丸孔32aおよび弾性部材50と同心円状の領域R2を確保する膨出部32bが形成されている(図4を参照)。弾性部材50は、前記同心円状の領域R2よりも大径に設けられている。車両側面視で、保持部32の全体が弾性部材50と重なっている(図2参照)。
図2、図3を参照し、第二電装部品は、例えばオプションの車載装置(例えばグリップヒーター)のコントロールユニットであり、概略角柱状をなし、軸方向(長さ方向)を縦部材31の長さ方向と平行にして配置されている。以下、第二電装部品をコントローラー54という。
コントローラー54の下部54bは、保持部32に車幅方向で対向配置されて突出部52に支持される第一対向部位を構成している。コントローラー54の上部54aは、上方部位33に車幅方向で対向配置されて粘着シート57に支持される第二対向部位を構成している。
この構成によれば、バッテリー25とそのバッテリーバンド30との間に弾性部材50を配置し、弾性部材50を介してバッテリー25を弾性支持することができる。弾性部材50におけるバッテリー25と反対側には、バッテリーバンド30を貫通する突出部52を設け、この突出部52によって、バッテリーバンド30に取り付けたコントローラー54を弾性支持することができる。このように、1つの弾性部材50でバッテリー25およびコントローラー54の両方を支持可能となり、部品点数を削減することができる。バッテリーバンド30とコントローラー54とは、少なくとも弾性部材50によって支持される箇所同士は直接接触しないため、バッテリー25の発する熱がコントローラー54に伝わることを抑えることができる。
この構成によれば、コントローラー54の一側部は結束バンド58でバッテリーバンド30に保持し、他側部は弾性部材50で支持するのみとするので、コントローラー54の全体を結束バンド58等でバッテリーバンド30に固定する必要がなく、部品点数を削減することができる。
この構成によれば、コントローラー54の一側部は粘着シート57を介してバッテリーバンド30に支持し、コントローラー54の他側部は弾性部材50を介してバッテリーバンド30に支持するため、コントローラー54が全体的にバッテリーバンド30と接触せず、バッテリー25の発する熱がコントローラー54に伝わることを抑えることができる。バッテリーバンド30が金属製である場合、バッテリーバンド30とコントローラー54との間を絶縁しやすくすることができる。コントローラー54の一側部を結束バンド58で固定する場合、結束バンド58と粘着シート57とを用いて、コントローラー54をより強固に固定することができる。
この構成によれば、バッテリーバンド30がバッテリー25側に接近した保持部32でバッテリー25を保持し、上方部位33はバッテリー25と離隔する側に変位するので、保持部32によってバッテリー25を確実に支持することができる。段差状に変位したバッテリーバンド30に対応して、コントローラー54の対向部位が段差状に変位するので、バッテリーバンド30とコントローラー54との間に空間が発生することを抑え、効率よくコントローラー54を配置することができる。
この構成によれば、車両側面視で、弾性部材50の全体がコントローラー54の車幅方向内側に隠れて見えないため、外観性を向上させることができる。弾性部材50はコントローラー54の裏に隠れるようにコンパクトになるので、部品重量およびコストを抑えることができる。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
25 バッテリー(第一電装部品)
27 バッテリーボックス(収容部)
30 バッテリーバンド(保持部材)
32 保持部(第一部位)
33 上方部位(第二部位)
50 弾性部材
51a 当接支持部(支持方向の一側部)
52 突出部
54 コントローラー(第二電装部品)
54a 上部(交差方向の一側部、第二対向部位)
54b 下部(交差方向の他側部、第一対向部位)
57 粘着シート(粘着部材)
58 結束バンド(締結部材)
Claims (5)
- 第一電装部品(25)と、
前記第一電装部品(25)を収容部(27)に保持する保持部材(30)と、
前記保持部材(30)に取り付けられる第二電装部品(54)と、
前記第一電装部品(25)と前記保持部材(30)との間に配置され、支持方向の一側部(51a)で前記第一電装部品(25)を支持する弾性部材(50)と、を備え、
前記弾性部材(50)における前記支持方向の他側部には、前記保持部材(30)における前記支持方向の他側に突出して前記第二電装部品(54)を支持する突出部(52)を備えていることを特徴とする電装品支持構造。 - 前記第二電装部品(54)における前記支持方向と交差する交差方向の一側部(54a)は、前記保持部材(30)に対して締結部材(58)で取り付けられ、
前記第二電装部品(54)における前記交差方向の他側部(54b)は、前記弾性部材(50)の突出部(52)で支持されていることを特徴とする請求項1に記載の電装品支持構造。 - 前記第二電装部品(54)の前記一側部(54a)と前記保持部材(30)との間に、前記第二電装部品(54)と前記保持部材(30)とを接着する粘着部材(57)を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電装品支持構造。
- 前記保持部材(30)は、前記弾性部材(50)を介して前記第一電装部品(25)を前記支持方向一側に保持する第一部位(32)と、前記第一部位(32)に連なり、前記第一部位(32)に対して前記支持方向他側に変位する第二部位(33)と、を備え、
前記第二電装部品(54)は、前記第一部位(32)に対向配置され、前記突出部(52)に支持される第一対向部位(54b)と、前記第二部位(33)に対向配置され、前記第一対向部位(54b)に対して前記支持方向他側に変位する第二対向部位(54a)と、を備えていることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の電装品支持構造。 - 当該電装品支持構造は、鞍乗り型車両(1)に適用されるものであり、
前記第二電装部品(54)は、前記保持部材(30)の車幅方向外側に取り付けられ、
車両側面視で、前記弾性部材(50)は、全体が前記第二電装部品(54)の車幅方向内側に配置されていることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の電装品支持構造。
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