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JP2022186004A - 回転電機及び電動ホイール - Google Patents

回転電機及び電動ホイール Download PDF

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JP2022186004A JP2021093988A JP2021093988A JP2022186004A JP 2022186004 A JP2022186004 A JP 2022186004A JP 2021093988 A JP2021093988 A JP 2021093988A JP 2021093988 A JP2021093988 A JP 2021093988A JP 2022186004 A JP2022186004 A JP 2022186004A
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Abstract

【課題】本発明の目的は、構造強度上の信頼性を損なうことなく、冷却性能を向上させることができる回転電機を提供することにある。【解決手段】回転電機100の固定子1は、固定子コア17と、コイル19と、接続線12または渡り線13のうち少なくともいずれか一方と、を備える。コイル19は、固定子コア17の軸方向一端側の第1コイルエンド10と、固定子コア17の軸方向他端側の第2コイルエンド11と、を有する。回転子2と固定子1とを冷却する冷媒流路は、冷媒流入口15と、エアギャップ3と軸方向に対向する第1環状流路8と、第2コイルエンド11側に配置されエアギャップ3と軸方向に対向する中継流路18と、中継流路18と連通しエアギャップ3に対して径方向外側にずれて配置される第2環状流路9と、を有する。コイル19が有する接続線12及び渡り線13は、第1環状流路8に配置される。【選択図】図3

Description

本発明は、回転電機の冷却に関する。
自動車や航空機の分野において、モータはコイルやコアを冷却する必要があり、そのための冷却構造が設けられている。近年は、自動車や航空機の電動化のため、モータの高出力密度化が進められ、さらに冷却性能の向上が求められている。
本発明の背景技術として、特開2001-145302号公報(特許文献1)に記載されたモータの冷却装置が知られている。特許文献1のモータの冷却装置では、モータのステータの両端部に連通する円環状のオイルジャケットを設け、ステータスロット内に軸方向の冷媒流路を形成して、ステータの巻線を直接液冷している(要約参照)。
特開2001-145302号公報
回転電機の固定子における巻線の放熱について以下の課題がある。
例えば、インナーロータ型の回転電機において、平角線を巻線に用いて巻回すると、巻回コイルとインバータなどの外部装置とを接続する接続線をモータ外部に引き出す必要がある。直接液冷方式の回転電機の場合、冷却性能を高めるためには流速を増加させて熱伝達率を向上させることが有効である。しかし、接続線に高速の液体冷媒を当てると、非定常な流体力による流動振動が発生し、構造強度上の問題が生じる可能性がある。これは、コイルエンド部が固定子コアにしっかり巻き回されており、また一般にはワニスなどで固着されており、強固に固定支持されているのに対し、接続線はそのような支持がなされていないためである。
以上のように、冷却性能を向上させようと冷媒流速を増大させると構造強度上の信頼性の問題が生じる可能性があり、一方で流動振動を抑制しようとして冷媒流速を小さくすると冷却性能を向上できなくなる。これにより従来の構造では、構造強度上の信頼性確保と、冷却性能の向上とを両立することが難しい。
特許文献1のモータの冷却装置では、直接液冷によって冷却性能を向上することに配慮されている。本発明では、さらなる冷却性能の向上のために冷媒流速を増加させた場合に、信頼性を低下させることなく向上することができる回転電機を提案する。
すなわち本発明の目的は、構造強度上の信頼性を損なうことなく、冷却性能を向上させることができる回転電機を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、以下のように構成される。
回転子と、前記回転子と所定のエアギャップを介して対向する固定子と、前記回転子と前記固定子を冷却するための冷媒が流れる流路と、を備える回転電機であって、
前記固定子は、周方向に沿って複数のスロットを有する固定子コアと、前記スロットに配設され前記固定子コアの周方向に沿って配置される複数のコイルと、外部装置と前記コイルとを接続する接続線または周方向に隣り合う前記コイルを接続する渡り線のうち少なくともいずれか一方と、を備え、
前記コイルは、前記固定子コアの軸方向一端側で前記スロットからはみ出す第1コイルエンドと、前記固定子コアの軸方向他端側で前記スロットからはみ出す第2コイルエンドと、を有し、
前記流路は、前記第1コイルエンドの側に配置される冷媒流入口と、前記冷媒流入口と連通して周方向に延設され前記エアギャップと軸方向に対向する第1環状流路と、前記第2コイルエンドの側に配置され前記エアギャップと軸方向に対向する中継流路と、前記中継流路と連通して周方向に延設されると共に前記エアギャップに対して径方向外側にずれて配置される第2環状流路と、を有し、
前記コイルが有する前記接続線または前記渡り線は前記第1環状流路に配置される。
本発明によれば、接続線側コイルエンドの冷却性能を低下させることなく流動振動を抑制するとともに、反接続線側コイルエンドの冷媒流速を高めて冷却性能を向上させることにより、構造強度上の信頼性向上と、冷却性能向上の両立を実現することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1実施例に係る回転電機の断面図である。 本発明が適用される回転電機の固定子コアと巻回コイルとを接続線側から見た斜視図である。 本発明の第1実施例に係る、冷媒の流れの説明図である。 本発明の第3実施例に係る回転電機の一部分を示す断面図である。 本発明に係る図であって、アウターロータ型の電動ホイール1000の外観を示す斜視図である。 図5の電動ホイール1000を回転軸線上に分離して示す分解立体図である。
以下、図面を用いて、本発明に係る回転電機の実施例を説明する。各図或いは各実施例において共通する構成には同じ符号を付して重複する説明を省略する。また同じ符号を付した共通する構成において異なる部分がある場合はその都度説明する。
[実施例1]
(回転電機の構成)
図1は、本発明の第1実施例に係る回転電機100の断面図である。本発明が適用される回転電機100の固定子コア17と巻回コイル19とを接続線12側から見た斜視図である。
図1および図2を参照して、実施例1が適用される回転電機100を説明する。
図1では、回転電機の外径側に固定子1を配置し、内径側に永久磁石4を有する回転子2を配置した、インナーロータ型の回転電機100を示す。固定子1と回転子2とはエアギャップ(空隙)3を介して回転電機100の径方向に対向している。本実施例の回転電機100は、固定子1及び回転子2を内包するブラケットがハウジング7a,7b、エンドプレート22a,22b及び冷却ジャケット14により構成される。
回転子2は、回転軸となるシャフト5を有しており、永久磁石4が周方向に複数個配置されている。また、回転子2は、第1エンドプレート22a及び第2エンドプレート22bに保持されたベアリング6により、回転自在に支持されている。以下、シャフト5の回転軸線に沿う方向を「軸方向」と呼んで説明する。
固定子コア17には径方向内側に向かって突出するように複数のティース17cが設けられており、隣り合う2つのティース17cの間にスロット17dが形成される。そして複数のスロット17dにコイル19が巻回されるように設けられる。固定子コア17に巻装されたコイル19は、インバータなど外部装置(図示せず)と接続するための接続線12を、固定子コア17の軸方向の一端(端面17a)側に有している。接続線12が配置される側のコイルエンド10は、ハウジング7aによって覆われ、固定子コア17の周方向に延設された第1環状流路8を形成する。以下、接続線12が配置される側(固定子コア17の端面17a側)のコイルエンド10は、「第1コイルエンド」と呼び、接続線12が配置される側とは反対側(固定子コア17の端面17b側)のコイルエンド11は、「第2コイルエンド」と呼んで説明する。
第1環状流路8はエアギャップ3よりも径方向内側(内径側)まで延長され、第1環状流路8とエアギャップ3とは、軸方向に対向するように形成されている。すなわち、エアギャップ3の軸方向における一端側(第1コイルエンド10側)は第1環状流路8に接続され、エアギャップ3は第1環状流路8と連通している。
固定子コア17の軸方向の他端側には、ハウジング7bにより、第2コイルエンド11を覆うように第2環状流路9が形成されている。第2環状流路は、エアギャップ3よりも径方向外側(外径側)にずれて形成されている。
固定子コア17の他端側の、エアギャップ3の軸方向に対向する位置には、中継流路18が形成されており、この中継流路18と第2環状流路9とは周方向の少なくとも一部で接続されている。すなわち、第2エンドプレート22bと回転子2との間には冷媒流路18が構成され、この冷媒流路18が中継流路となってエアギャップ3の軸方向における他端側(第2コイルエンド11側)が第2環状流路9に接続され、エアギャップ3は第2環状流路9と連通する。中継流路18と第2環状流路9とを連通させるため、ハウジング7bには周方向の少なくとも一部に接続部20として連通孔が設けられている。
(回転電機の冷媒の流れ)
次に図3を用いて、本実施例における冷媒の流れを示す。
図3は、本発明の第1実施例に係る、冷媒の流れの説明図である。図3では、図1の上部(IIIa部)及び下部(IIIb部)を拡大した図を示しており、図中の矢印は冷媒の流れを表している。
冷媒は、冷媒流入口15から、回転電機の第1環状流路8に流入する。第1環状流路8に流入した冷媒は、周方向に拡大しつつ、軸方向に対向したエアギャップ3の全周からエアギャップ3に流入する。すなわち本実施例では、エアギャップ3は冷媒が流れる流路となる。
エアギャップ3に流入した冷媒は、中継流路18に流入し、接続部20から径方向外向きに第2環状流路9へと流入する。
本実施例の回転電機100は、固定子1の外周に、固定子1を内包し冷媒の流れる流路が構成された冷却ジャケット14を備える。接続部20は周方向の一か所(図3では上部)に設けられており、第2環状流路9に流入した冷媒は、周方向に半周流れた後、下部より冷却ジャケット14内へ流入する。冷媒が冷却ジャケット14に流入する冷却ジャケット14の入口は周方向の一か所(図3では下部)に設けられている。冷却ジャケット14内の冷媒は、周方向に半周して上部へと戻った後、冷媒流出口16bより、回転電機100の外部へと流出する。
すなわち本実施例の回転電機100は、第2環状流路9への冷媒入口(接続部10)は周方向の一か所に設けられる。一方、冷却ジャケット14に構成された冷媒流路16の入口16aは、第2環状流路9への冷媒入口10に対して回転子2の回転軸を挟んで径方向反対側に設けられる。第2環状流路9に流入した冷媒は、周方向に半周流れた後、冷却ジャケット14の冷媒流路16に入口16aから流入し、冷却ジャケット14の冷媒流路16を周方向に半周した後、回転電機100の外部へと流出するように流路が構成される。
本実施例では、ハウジング7bの外周側は冷却ジャケットを兼ねた構造となっている。冷却ジャケット14は必須という訳ではなく、固定子コア17をその外周側から冷却することによりコイル19の冷却効果を高めるために設けたものであり、冷却ジャケット14が無い場合でも本発明が適用できることは言うまでもない。
本実施例によれば、冷媒はエアギャップ3の全周から軸方向に流入するので、冷媒流路となるエアギャップ3の開口面積が大きくとれる。このため冷媒は、第1環状流路8とエアギャップ3とに分流することで第1環状流路8を流れる冷媒の流速が小さくなる。このため、非定常な流体力に起因する接続線12の流動振動が抑制され、構造強度上の信頼性が確保できる。また、第1環状流路8には低温の冷媒が最初に流れることで、第1コイルエンド10の冷却性能低下も抑制できる。
一方で、接続線12が配置されない第2環状流路9内では、第1環状流路8とエアギャップ3とに分流した全ての冷媒を周方向に流すことで、冷媒の流速を大きくし熱伝達率を増加させて、第2コイルエンド11の冷却性能を向上することができる。また、第2コイルエンド11はしっかりと固定子コア17に巻き回されており、一般的にはワニスなどで固着されているので、流動振動が発生する心配はない。
以上により、接続線12側の接続線側コイルエンド(第1コイルエンド)10の側の冷却性能を低下させることなく流動振動を抑制するとともに、接続線12側とは反対側の反接続線側コイルエンド(第2コイルエンド)11の側の冷媒流速を高めて冷却性能を向上させることにより、構造強度上の信頼性向上および冷却性能向上の両立を実現することができる。
なお、接続線12の固定支持を強固にするために、ひも状絶縁部材で締結したり、さらにワニスで固着させたりすることは、接続線12の表面を熱伝導率が悪い絶縁材料で覆うこととなり、冷却性能の低下につながるので望ましくない。本実施例では、第1環状流路8を流れる冷媒の流速が小さくなり接続線12の流動振動が抑制されるため、接続線12をひも状絶縁部材で締結したり、ワニスで固着したりするなどの固定構造を設けないようにすることもできる。
[実施例2]
実施例1では、接続線12の流動振動の発生を抑制する構造を例示した。
接続線12以外では、隣接するコイル間を結ぶ渡り線13も比較的固定支持が弱い部分であり、実施例1に示した接続線12と同様の方法で、信頼性の確保と冷却性能の向上を両立できる。
すなわち、隣接するコイル19間を接続する渡り線13と、固定子コア17の軸方向一端側であって、渡り線13が配置される第1コイルエンド10と、固定子コア17の他端側である第2コイルエンド11とを有し、冷媒流路は、第1コイルエンド10側に配置される冷媒流入口15と、冷媒流入口15と接続されエアギャップ3の略全周と軸方向に対向する第1環状流路8と、第2コイルエンド11側に配置されエアギャップ3と軸方向に対向する中継流路18と、中継流路18と接続されエアギャップ3と固定子1の径方向にずれて配置される第2環状流路9とが形成される。
冷媒の流れに関しては、実施例1の接続線12が渡り線13と入れ替わるだけであり、同様の流れとなるため、説明は省略する。
以上のような構造によれば、渡り線側コイルエンド10の冷却性能を低下させることなく流動振動を抑制するとともに、反渡り線側コイルエンド11の冷媒流速を高めて冷却性能を向上させることにより、構造強度上の信頼性向上および冷却性能向上の両立を実現することができる。
すなわち実施例1及び実施例2の回転電機100は、下記構成を備える。
回転電機100は、回転子2と、回転子2と所定のエアギャップ3を介して対向する固定子1と、回転子2と固定子1を冷却するための冷媒が流れる流路(冷媒流路)と、を備える。固定子1は、周方向に沿って複数のスロット17dを有する固定子コア17と、スロット17dに配設され固定子コア17の周方向に沿って配置される複数のコイル19と、外部装置とコイル19とを接続する接続線12または周方向に隣り合うコイル19を接続する渡り線13のうち少なくともいずれか一方と、を備える。コイル19は、固定子コア17の軸方向一端側でスロット17dからはみ出す第1コイルエンド10と、固定子コア17の軸方向他端側でスロット17dからはみ出す第2コイルエンド11と、を有する。流路は、第1コイルエンド10の側に配置される冷媒流入口15と、冷媒流入口15と連通して周方向に延設されエアギャップ3と軸方向に対向する第1環状流路8と、第2コイルエンド11の側に配置されエアギャップ3と軸方向に対向する中継流路18と、中継流路18と連通して周方向に延設されると共にエアギャップ3に対して径方向外側にずれて配置される第2環状流路9と、を有する。そしてコイル19が有する接続線12または渡り線13は、第1環状流路8に配置される。
この場合、冷媒は、前記流路を、冷媒流入口15、第1環状流路8、エアギャップ3、中継流路18、および第2環状流路9の順に流れて、回転子2および固定子1を冷却する。
ここで、第1環状流路8および中継流路18は、エアギャップ3の全周でエアギャップ3と軸方向に対向してエアギャップ3と接続されるようにするとよい。これにより、冷媒はエアギャップ3にスムーズに流入することができ、第1環状流路8を流れる冷媒の流速を良好に小さくすることができる。
一般には、渡り線13と接続線12とは、固定子コア17の軸方向の同じ側に配置されるとは限らないが、両者を同じ側に配置することが望ましい。すなわち、コイル19は接続線12および渡り線13の両方を有し、接続線12と渡り線13とは、第1環状流路8に配置されることが望ましい。これにより、実施例1と実施例2の構造を同時に満足でき、渡り線13および接続線12の両方の構造強度的な信頼性を確保することができる。
[実施例3]
図4は、本発明の第3実施例に係る回転電機100の一部分を示す断面図である。図4では、第1実施例に係る図1の上部(IIIa部)に相当する部分を拡大した図を示しており、図中の矢印は冷媒の流れを表している。
図4では、冷媒流入口15の出口側に、冷媒の流れを周方向に転向させるじゃま板21を配置してある。すなわち本実施例の回転電機100は、冷媒流入口15の第1環状流路8への出口部に、冷媒の流れを周方向に偏向するためのじゃま板21を有する。これにより、接続線12や渡り線13に、冷媒流入口15からの速い流れが直接当たることを防止することができる。
図2に示すように、接続線12および渡り線13は周方向に間隔を置いて配置されるので、一般には接続線12や渡り線13の冷媒流入口15に対する周方向位置を適切にずらすことにより、冷媒流入口15からの流れが接続線12や渡り線13に直接当たることを避けることができる。しかし、構造上の制約からそのような配置にできない場合でも、本実施例のような構造によれば、接続線12や渡り線13の流動振動を抑制し、信頼性向上および冷却性能向上を両立できる。
[実施例4]
上記の各実施例では、冷媒流入口15は周方向の一か所に設けているが、周方向の複数個所に設けることも可能である。すなわち冷媒流入口15は、周方向に複数配置されているとよい。
このような構造によれば、冷媒流入口15から流入する冷媒流速を小さくすることができ、たとえ接続線12や渡り線13に直接冷媒が当たったとしても、流動振動の発生を抑制することができる。
また、冷媒流入口15が一か所の場合、流入した冷媒が周方向に配分される際に、多少とも周方向流速が発生する。しかし、冷媒流入口15を複数設けることで周方向流速を小さくすることができ、接続線12や渡り線13の流動振動の可能性をより小さくすることが可能となる。
以上、各実施例はあくまで一例であり、発明の特徴が損なわれない限り、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。例えば、本発明はインナーロータ型の回転電機100で実施例が記載されているが、アウターロータ型の回転電機でも同様に実施できる。
[実施例5]
図5及び図6を参照して、電動ホイール1000の実施例(第5実施例)について説明する。本実施例では、アウターロータ型の回転電機100を用いた例を示しており、上述したインナーロータ型の回転電機100に適用された本発明がアウターロータ型の回転電機100に適用されている。
図5は、本発明に係る図であって、アウターロータ型の電動ホイール1000の外観を示す斜視図である。図6は、図5の電動ホイール1000を回転軸線上に分離して示す分解立体図である。
xEV駆動モータでは、高トルクが要求されるため、コイル(モータ巻線)19に大電流を通電する必要がある。本実施例のコイル19(図1参照)は、断面が長辺と短辺を有する扁平な角線が使用されていることで、スロット内における占積率を向上することができ、導体抵抗を抑制して銅損を低減することができる。
電動ホイール1000は、ホイール1020と、回転子組立体1070と、固定子組立体1080と、電力変換装置770と、第1ケース部401と、を備えている。回転子組立体1070は、回転子2、回転子ケース400および第2ケース部402を有する。固定子組立体1080は、固定子1および固定子ケース500を有する。電動ホイール1000には、車輪を制動させる制動力を発生させるディスクブレーキ1110が取り付けられる。電動ホイール1000は、サスペンション装置1120を介して車体を構成するフレーム(車体フレーム)に取り付けられる。本実施例の回転電機100は、信頼性および冷却性能が向上されているため、電動ホイール1000に用いられ、高出力のxEV駆動モータとして用いられるのに適している。
本実施例では、アウターロータ型の電動ホイール1000を例示したが、インナーロータ型の電動ホイールに本発明に係る回転電機100を適用してもよい。
また、本発明は上記した各実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…固定子、2…回転子、3…エアギャップ、4…永久磁石、5…シャフト、6…ベアリング、7…ハウジング、8…第1環状流路、9…第2環状流路、10…第1コイルエンド、11…第2コイルエンド、12…接続線、13…渡り線、14…冷却ジャケット、15…冷媒流入口、16…冷媒流出口、17…固定子コア、18…中継流路、19…巻回コイル、20…接続部、21…じゃま板。

Claims (9)

  1. 回転子と、前記回転子と所定のエアギャップを介して対向する固定子と、前記回転子と前記固定子を冷却するための冷媒が流れる流路と、を備える回転電機であって、
    前記固定子は、周方向に沿って複数のスロットを有する固定子コアと、前記スロットに配設され前記固定子コアの周方向に沿って配置される複数のコイルと、外部装置と前記コイルとを接続する接続線または周方向に隣り合う前記コイルを接続する渡り線のうち少なくともいずれか一方と、を備え、
    前記コイルは、前記固定子コアの軸方向一端側で前記スロットからはみ出す第1コイルエンドと、前記固定子コアの軸方向他端側で前記スロットからはみ出す第2コイルエンドと、を有し、
    前記流路は、前記第1コイルエンドの側に配置される冷媒流入口と、前記冷媒流入口と連通して周方向に延設され前記エアギャップと軸方向に対向する第1環状流路と、前記第2コイルエンドの側に配置され前記エアギャップと軸方向に対向する中継流路と、前記中継流路と連通して周方向に延設されると共に前記エアギャップに対して径方向外側にずれて配置される第2環状流路と、を有し、
    前記コイルが有する前記接続線または前記渡り線は前記第1環状流路に配置される回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機であって、
    前記コイルは前記接続線および前記渡り線の両方を有し、
    前記接続線と前記渡り線とは、前記第1環状流路に配置される回転電機。
  3. 請求項1に記載の回転電機であって、
    冷媒は、前記流路を、前記冷媒流入口、前記第1環状流路、前記エアギャップ、前記中継流路、および前記第2環状流路の順に流れて、前記回転子および前記固定子を冷却する回転電機。
  4. 請求項1に記載の回転電機であって、
    前記第1環状流路および前記中継流路は、前記エアギャップの全周で前記エアギャップと軸方向に対向して前記エアギャップと接続される回転電機。
  5. 請求項1に記載の回転電機であって、
    前記冷媒流入口の前記第1環状流路への出口部に、冷媒の流れを周方向に偏向するためのじゃま板を有する回転電機。
  6. 請求項1に記載の回転電機であって、
    前記冷媒流入口は、周方向に複数配置されている回転電機。
  7. 請求項1に記載の回転電機であって、
    前記固定子の外周に、前記固定子を内包し冷媒流路が構成された冷却ジャケットを備える回転電機。
  8. 請求項7に記載の回転電機であって、
    前記第2環状流路への冷媒入口は周方向の一か所に設けられ、
    前記冷却ジャケットに構成された冷媒流路の入口は、前記第2環状流路への前記冷媒入口に対して前記回転子の回転軸を挟んで径方向反対側に設けられ、
    前記第2環状流路に流入した冷媒は、周方向に半周流れた後、前記冷却ジャケットの前記冷媒流路に前記入口から流入し、冷却ジャケットの前記冷媒流路を周方向に半周した後、当該回転電機の外部へと流出するように流路が構成された回転電機。
  9. ホイールと、電力変換装置と、固定子及び回転子を有する回転電機と、を備える電動ホイールであって、前記固定子が前記ホイールの側、又は当該電動ホイールを車体フレームに取り付けるサスペンション装置の側に設けられる電動ホイールにおいて、
    前記回転電機として請求項1に記載の回転電機を備えた電動ホイール。
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