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JP2022154811A - レバー式コネクタ - Google Patents

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JP2022154811A
JP2022154811A JP2021058027A JP2021058027A JP2022154811A JP 2022154811 A JP2022154811 A JP 2022154811A JP 2021058027 A JP2021058027 A JP 2021058027A JP 2021058027 A JP2021058027 A JP 2021058027A JP 2022154811 A JP2022154811 A JP 2022154811A
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勝則 弘田
Katsunori Hirota
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

【課題】回動規制解除時に、レバーを保持する係止突部に力が集中して、当該係止突部が破損することを抑制することができるレバー式コネクタ。【解決手段】第1ハウジング10にカムピン33を挿通可能な逃がし溝14が形成され、第1ハウジング10に組み付けられるレバー20に、逃がし溝14の縁部に係止することでレバー20を回動規制状態に保持可能な係止突部26が設けられ、第2ハウジング30に、レバー20に当接して、レバー20を第1ハウジング10から離隔する方向に変形させる第1押圧部36と、係止突部26に当接して、レバー20の回動規制状態を解除する第2押圧部40とが設けられており、第1押圧部36がレバー20に先に当接し、レバー20を第1ハウジング10から離隔する方向に変形させている状態で、第2押圧部40が係止突部26に当接するように設定されている。【選択図】図8

Description

本明細書に開示される技術は、レバー式コネクタに関する。
レバー式コネクタは、一方のハウジングにカム溝を有するレバーを装着するとともに、他方のハウジングにフォロワピンを形成し、両ハウジングを接近させてフォロワピンをカム溝に進入させた後レバーを回動することにより、カム作用で両ハウジングを嵌合するようになっている。したがってこの種のコネクタでは、初めの嵌合に際してフォロワピンをカム溝に正しく進入させることができるように、レバーを所定の初期位置に保持しておく必要がある。
従来、レバーを初期位置に保持するための手段として、特開平9-223539号公報に記載されたものが知られている。これは、図24及び図25に示すように、レバー3におけるカム溝2の入口の側縁に係止突部6を形成し、これをハウジング1に形成されたフォロワピン5の逃がし溝7の側縁に係止することによって、レバー3を初期位置からの回動規制状態に保持している。一方、相手のハウジング4には、フォロワピン5の根元側に押圧部8が形成されていて、両ハウジング1,4が初めに嵌合されると、図25の矢線xに示すように、押圧部8が逃がし溝7に進入して係止突部6の内側に乗り上げ、同図の矢線yに示すように、レバー3の先端を開きつつ係止突部6を逃がし溝7の外側に押し出し、もってレバー3の回動規制を解除するようになっている。
特開平9-223539号公報
しかし上記構成では、押圧部8が係止突部6に乗り上げる際に当該係止突部6に強い力がかかるため、係止突部6が破損する虞がある。係止突部6の強度を高めるために、係止突部6の寸法を大きくすることが考えられるが、逃がし溝7の構成上、係止突部6を大きくすることはレバー3ひいてはコネクタの大型化につながるため、好ましくない。
本明細書に開示される技術は、フード部を有する第1ハウジングと、カムピンを備え、前記フード部の内側に嵌合される第2ハウジングと、前記第1ハウジングに対して回動可能に設けられ、前記カムピンを受け入れるカム溝を有するレバーとを備え、両ハウジングの嵌合初期において初期位置にある前記レバーの前記カム溝内に前記カムピンが導入され、前記レバーの回動操作に伴い前記カム溝と前記カムピンとの間のカム作用により両ハウジングが嵌合されるようにしたレバー式コネクタであって、前記第1ハウジングの前記フード部に、嵌合方向の前方に開口して前記カムピンを挿通可能な逃がし溝が形成され、前記レバーに、前記逃がし溝に向けて突出するとともに前記逃がし溝の縁部に係止することで当該レバーを前記初期位置から回動規制状態に保持可能な係止突部が設けられており、前記第2ハウジングに、当該第2ハウジングの外側に向けて突出し、前記初期位置とされた前記レバーの前記カム溝に前記カムピンが進入した際に前記レバーに当接して、当該レバーを前記第1ハウジングから離隔する方向に変形させる第1押圧部と、前記第2ハウジングの外側に向けて突出し、前記カムピンとともに前記逃がし溝に進入して前記係止突部に当接し、当該係止突部を前記逃がし溝の前記縁部から外れる方向に押し出すことにより前記レバーの回動規制状態を解除する第2押圧部とが設けられており、前記両ハウジングが嵌合される際に、前記第1押圧部が前記レバーに先に当接し、前記レバーを前記第1ハウジングから離隔する方向に変形させている状態で、前記第2押圧部が前記係止突部に当接するように設定されている。
本明細書に開示されるレバー式コネクタによれば、回動規制解除時に、レバーを保持する係止突部に力が集中して、当該係止突部が破損することを抑制することができる。
図1は、実施形態のレバー式コネクタの嵌合前の斜視図である。 図2は、実施形態のレバー式コネクタの嵌合前の横断面図である。 図3は、実施形態の雌ハウジングおよびレバーの嵌合前の縦断面図である。 図4は、実施形態のレバーの一部拡大斜視図である。 図5は、実施形態の雌ハウジングおよびレバーの嵌合前の一部拡大斜視図である。 図6は、実施形態の雌ハウジングおよびレバーの嵌合前の一部拡大縦断面図である。 図7は、実施形態の雄ハウジングの一部拡大側面図であって、カムピンの側面図である。 図8は、実施形態の雄ハウジングの一部拡大底面図であって、カムピンの底面図である。 図9は、実施形態の雄ハウジングの一部拡大斜視図であって、カムピンを斜め上方から視た斜視図である。 図10は、実施形態の雄ハウジングの一部拡大斜視図であって、カムピンを斜め下方から視た斜視図である。 図11は、実施形態の雄ハウジングの一部拡大背面図であって、カムピンの背面図である。 図12は、実施形態のレバー式コネクタを雄ハウジングの背面から視た嵌合前の図である。 図13は、実施形態のレバー式コネクタの嵌合前の横断面図である。 図14は、図2の一部拡大横断面図である。 図15は、図13の一部拡大横断面図である。 図16は、図14から嵌合が進み、第1押圧部が連結部に当接した状態を示す一部拡大横断面図である。 図17は、図15から嵌合が進み、図16と同時点における第2押圧部と係止突部の状態を示す一部拡大横断面図である。 図18は、図16から嵌合が進み、第1押圧部が連結部を押圧している状態を示す一部拡大横断面図である。 図19は、実施形態のレバー式コネクタの、図18と同時点における一部拡大縦断面図である。 図20は、図17から嵌合が進み、図18と同時点における第2押圧部と係止突部の状態を示す一部拡大横断面図である。 図21は、実施形態のレバー式コネクタの、図18と同時点における図20と異なる位置の一部拡大縦断面図である。 図22は、図18から嵌合が進み、第1押圧部が連結部を越えた状態を示す一部拡大横断面図である。 図23は、図20から嵌合が進み、図22と同時点における第2リブと係止突部の状態を示す一部拡大横断面図である。 図24は、従来のレバー式コネクタの分解斜視図である。 図25は、図24の部分拡大断面図である。
[実施形態の概要]
(1)本明細書によって開示される技術は、フード部を有する第1ハウジングと、カムピンを備え、前記フード部の内側に嵌合される第2ハウジングと、前記第1ハウジングに対して回動可能に設けられ、前記カムピンを受け入れるカム溝を有するレバーとを備え、両ハウジングの嵌合初期において初期位置にある前記レバーの前記カム溝内に前記カムピンが導入され、前記レバーの回動操作に伴い前記カム溝と前記カムピンとの間のカム作用により両ハウジングが嵌合されるようにしたレバー式コネクタであって、前記第1ハウジングの前記フード部に、嵌合方向の前方に開口して前記カムピンを挿通可能な逃がし溝が形成され、前記レバーに、前記逃がし溝に向けて突出するとともに前記逃がし溝の縁部に係止することで当該レバーを前記初期位置から回動規制状態に保持可能な係止突部が設けられており、前記第2ハウジングに、当該第2ハウジングの外側に向けて突出し、前記初期位置とされた前記レバーの前記カム溝に前記カムピンが進入した際に前記レバーに当接して、当該レバーを前記第1ハウジングから離隔する方向に変形させる第1押圧部と、前記第2ハウジングの外側に向けて突出し、前記カムピンとともに前記逃がし溝に進入して前記係止突部に当接し、当該係止突部を前記逃がし溝の前記縁部から外れる方向に押し出すことにより前記レバーの回動規制状態を解除する第2押圧部とが設けられており、前記両ハウジングが嵌合される際に、前記第1押圧部が前記レバーに先に当接し、前記レバーを前記第1ハウジングから離隔する方向に変形させている状態で、前記第2押圧部が前記係止突部に当接するように設定されている。
上記構成によれば、係止突部の逃がし溝に対する係止状態を、第1押圧部および第2押圧部の2段階でレバーを変形させることで解除することができる。従って、第1押圧部が設けられない従来の構成と比較して、第2押圧部と係止突部との接触角度を低減させ、第2押圧部および係止突部に係る力を軽減することができる。もって、第2押圧部および係止突部の形状破壊(潰れ)を抑制することができる。また、両ハウジングの嵌合時に要する力を低減することができ、作業性が向上する。
(2)前記カムピンが導入される前記カム溝の入口に、前記カム溝の対向する溝壁において前記第1ハウジングの反対側に位置する端部を連結する連結部が設けられており、前記第1押圧部は、前記連結部に当接することで前記レバーを前記第1ハウジングから離隔する方向に移動させるようになっていてもよい。
上記構成によれば、第1押圧部をレバーに当接させる具体的構成が実現可能である。
(3)前記第1押圧部は、前記カムピンの先端から当該カムピンの突出方向に突出していてもよい。上記構成によれば、第1押圧部を簡易な構成で設けることができる。
(4)前記連結部は、前記カム溝の前記入口側かつ前記第1ハウジング側に配される部分が、前記第1押圧部の移動方向に対して斜めに傾斜して前記第1押圧部を前記連結部の内側に案内する案内面とされるとともに、前記入口と反対側に配される部分が、前記カムピンの移動方向に対して交差する仮嵌合係止部とされていてもよい。
上記構成によれば、案内面により第1押圧部によるレバーの移動を円滑に行うことができる。また、第1押圧部が連結部を越え、レバーが第1ハウジングに近づく方向に移動した際には、仮嵌合係止部が第1押圧部に係止して第1押圧部の後退を防ぐから、第1ハウジングと第2ハウジングとが離脱し難い仮嵌合状態とすることができる。
[実施形態の詳細]
本明細書によって開示される技術の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本明細書によって開示される技術はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施形態>
一実施形態を、図1から図23を参照しつつ説明する。本実施形態のレバー式コネクタ100は、図1に示すように、雌側のコネクタハウジング10(第1ハウジングの一例、以下、雌ハウジングという)と、雄側のコネクタハウジング30(第2ハウジングの一例、以下、雄ハウジングという)と、雌ハウジング10に装着されるレバー20を備えて構成されている。
なお以下では、それぞれのハウジング10,30において、嵌合面側を前方として説明する。
[雌ハウジング10]
雌ハウジング10は、合成樹脂製であって、全体として直方体のブロック状をなしている。雌ハウジング10は、図1から図3に示すように、端子(図示せず)を保持するための雌側端子保持部11と、雌側端子保持部11の周囲を取り囲んで前方に開口する雌側フード部(フード部の一例)12とを備えている。雌側端子保持部11に保持される端子は、例えば雌端子とされる。
雌側フード部12は、雌側端子保持部11から前方に張り出した形状とされている。 雌側フード部12の左右の側壁12Aの外面には、図1および図2に示すように、一対の支持軸13が突設されている。各支持軸13は、側壁12Aの外面の中心部に設けられている。
雌側フード部12には、カムピン33が挿通される逃がし溝14が前後方向に延びている。逃がし溝14は、支持軸13に対して所定寸法前方側の位置から雌側フード部12の前端まで直線状に延びている。また逃がし溝14の対向する上下の溝壁のうち、下方に位置する下側溝壁14Aは、図3および図6に示すように、雌側フード部12の内側に向けて拡径する傾斜状とされている。
また、雌側フード部12の上壁12Bには、当該上壁12Bの前端中央部から後方に向けて片持ち状に延びる弾性係止片15が設けられている。弾性係止片15は、嵌合完了位置のレバー20に係止して、レバー20の回動を規制するものである。
[レバー20]
レバー20は合成樹脂製であって、図1に示すように、カム溝23が形成された一対のカム板部21と、一対のカム板部21を連結する操作部22とを備えて構成されている。レバー20は、カム溝23へのカムピン33の進入を許容する初期位置から嵌合完了位置まで回動させるのに伴って、カム溝23とカムピン33とのカム作用によって雌ハウジング10と雄ハウジング30とを互いに引き寄せて正規嵌合状態に至らせる部材である。
図4は、カム板部21を内側(雌ハウジング10側)から視た一部拡大斜視図である。図1および図4に示すように、カム板部21には、雌ハウジング10の支持軸13が貫通される軸孔24が設けられている。カム溝23は、レバー20が初期位置にあるときに、前方に開口する形態をなす入口23Aを有し、入口23Aから奥端部23Bに向かうにつれて軸孔24に近づく弧状をなしている。なお、カム溝23は、入口23Aから所定距離、直線状に延びている。
図4に示すように、レバー20のカム溝23の入口23Aには、カム溝23の対向する溝壁のうち雌ハウジング10と反対側の端部を連結する連結部25が設けられている。連結部25のうちカム溝23の入口23A側かつ内側(雌ハウジング10側)の角部は、斜めに切り欠かれた傾斜状とされており、後述する第1押圧部36の連結部25の内側への進入を案内するレバー側第1案内面25Aとされている。また、連結部25のうちカム溝23の入口23Aとは反対側に位置する後面は、カムピン33の移動方向に対して垂直に交差する方向に延びる仮嵌合係止部25Cとされている(図14参照)。
レバー20には、雌ハウジング10の逃がし溝14に係止する係止突部26が形成されている。係止突部26は、図4に示すように、カム溝23の入口23Aから奥端部23B側にやや奥まった位置に形成されている。係止突部26は、レバー20が初期位置に配された状態で当該カム溝23の下側に配される溝壁23Cに沿い、かつ、雌側フード部12の内側(逃がし溝14側)に向けて突出している。係止突部26の突出寸法は、図6に示すように、逃がし溝14の溝壁の厚さ寸法の半分弱程度とされている。
レバー20が初期位置に配された状態における係止突部26の下面は、図6に示すように、逃がし溝14の下側の溝壁14Aに沿う傾斜状の回動規制面26Aとなっている。係止突部26は、逃がし溝14内に外面側から嵌入しており、レバー20が初期位置に配された状態では、回動規制面26Aが下側の溝壁14Aに引っ掛かることで、レバー20が図1の初期位置から半時計回り方向へ回動することが規制された状態に保持されるようになっている。
なお係止突部26は、カムピン33がカム溝23の入口23Aに進入する際の進入軌跡に対して、図6の下方に外れている。したがって、係止突部26がカム溝23内に進入したカムピン33に対して干渉することはない。
図5および図14に示すように、係止突部26のうちカム溝23の入口23A側に配される面は、基端側が入口23Aに向けて傾斜するレバー側第2案内面26Bとされている。また、係止突部26のうちレバー側第2案内面26Bと対向する面(後面)は、カム溝23の延び方向に対して垂直に切り立った面とされている。
またカム溝23のうち、係止突部26が設けられた溝壁23Cと対向する溝壁23D(レバー20が初期位置に配された状態で当該カム溝23の上側に配される溝壁23D)は、カム溝23の延び方向の全体に亘って、段差状とされている(図3および図6参照)。具体的には溝壁23Dは、カム板部21の外面から内面側に向かって、カム溝23の溝幅方向(図3および図6における上下方向)の内側(図3および図6における下側)に張り出す段差状の段差部27を備えている。
[雄ハウジング30]
雄ハウジング30は、合成樹脂製であって、全体として角筒をなしている。雄ハウジング30は、図2に示すように、端子(図示せず)を保持するための雄側端子保持部31と、雄側端子保持部31の周囲を取り囲んで前方に開口する雄側フード部32とを備えている。雄側端子保持部31に保持される端子は、例えば雄端子とされる。
雄側フード部32の左右の側壁32Aの外面には、図1および図2に示すように、一対のカムピン33が突設されている。カムピン33は、図2に示すように、雄側フード部32の側壁32Aから外側に向けて立ち上がる軸部34と、軸部34の先端(突出方向における先端側)から後方に向けて断面L字形状に突出する係止部35とを備えている。係止部35は、上述したレバー20の段差部27に対して係止する部分である。
図7から図11は、カムピン33の拡大図である。このうち図7は、雄ハウジング30を側方から視た部分拡大側面図であって、すなわち、カムピン33を先端面(突出方向の端面)33A側から視た図を表している。以下、図7における上側(Z方向)を上方、下側を下方、右側(X方向)を前方、左側を後方、図8における上側(Y方向)を右方として説明する。
図7に示すように、カムピン33の先端面33Aは、略涙型をしている。具体的には、カムピン33の先端面33Aは、前方に配される半円状の第1縁部331と、第1縁部331の下端(図7における下端)から嵌合方向に沿って後方に延びる第2縁部332と、第1縁部331の上端と第2縁部332の後端とを繋ぐ第3縁部333とが丸みをおびつつ連なった略涙型とされている。
本実施形態において、一対のカムピン33の先端面33Aには、レバー20の一対のカム板部21を外側(互いに離れる方向)に開くための第1押圧部36が設けられている。
図8は雄ハウジング30の部分拡大底面図であって、カムピン33を底部側から視た図を表している。第1押圧部36は、図8に示すように、カムピン33の先端面33Aから雄ハウジング30(雄側フード部32)の外側(図8の上方)に向けて、前後方向において山形に突出した形状とされている。この第1押圧部36は、図7および図11に示すように、カムピン33の先端面33Aのうち上方に配される部分のみに設けられている。以下、第1押圧部36のうち、前方側に配される傾斜面を雄ハウジング側第1案内面36Aとし、後方側に配される斜面を後方斜面36Bとし、突出端部を頂部36Cとする。雄ハウジング側第1案内面36Aの前端36A1(図7におよび図8おける右側の端部)は、カムピン33の第1縁部331の前端よりやや後方側に位置している。
カムピン33の軸部34の基端部のうち、図7において上方に配される部分には、後方に向けて延びる上側リブ37が形成されている。上側リブ37は、雄側フード部32の側壁32Aの外面から垂直に立ち上がった形状とされている(図9参照)。上側リブ37は、その上面37A(図7において上方に配される面)が、雌ハウジング10の逃がし溝14の上側の溝壁14Bに摺動するように嵌合される。
また、カムピン33の軸部34の基端部より図7における下方には、軸部34の下方に張り出すとともに前後方向に延びる下側リブ38が形成されている。下側リブ38は、雄側フード部32の側壁32Aの外面から垂直に立ち上がった形状とされている(図8および図10参照)。下側リブ38の、雄側フード部32の側壁32Aからの立ち上がり高さは、上側リブ37の、雄側フード部32の側壁32Aからの立ち上がり高さと同等とされている。また、下側リブ38の同立ち上がり高さは、雌ハウジング10の逃がし溝14の溝壁14Aの高さ寸法(雌側フード部12の側壁12Aの板厚寸法)より僅かに高い寸法とされている(図23参照)。下側リブ38は、その下面38A(図7において下方に配される面)が、雌ハウジング10の逃がし溝14の下側の溝壁14Aの内側に嵌合される。
この下側リブ38の前方部分は、係止突部26の逃がし溝14に対する係止を解除するための第2押圧部40とされている。第2押圧部40は、雄ハウジング30が雌ハウジング10と嵌合される際に、係止突部26に当接して、当該係止突部26を逃がし溝14から外側に押し出す部分である。この第2押圧部40は、前端に、雄ハウジング側第2案内面40Aを有している。雄ハウジング側第2案内面40Aは、図8に示すように、前方に向けて雄側フード部32の側壁32Aに近づく傾斜状とされている。また、雄ハウジング側第2案内面40Aは、雄ハウジング30の側面視において、前端かつ下端の間の角部を切り欠いた略三角形状とされている(図7および図10参照)。
さらに、下側リブ38には、上方に突出してカムピン33の軸部34の後面に連なる補強部39が設けられている。また、上側リブ37および下側リブ38の後方部分は、後方に向けて雄側フード部32の側壁32Aに近づく傾斜状とされている(図8から図10参照)。
第1押圧部36の雄ハウジング側第1案内面36Aと、第2押圧部40の雄ハウジング側第2案内面40Aとは、前後方向において異なる位置に配されている。具体的には、図7および図8に示すように、雄ハウジング側第2案内面40Aの前端40A1が雄ハウジング側第1案内面36Aの前端36A1より僅かに前方に位置している。ただし、雄ハウジング側第1案内面36Aの前端36A1と雄ハウジング側第2案内面40Aの前端40A1との間の距離L1は、初期位置に配されたレバー20の連結部25の前端251から係止突部26の前端261までの距離L2(図14参照)より短く設定されている。これにより、雌ハウジング10および雄ハウジング30の嵌合初期においては、先に雄ハウジング側第1案内面36Aがレバー20の連結部25に当接し、その後、雄ハウジング側第2案内面40Aが係止突部26に当接するようになっている。
なお、上述した上側リブ37および下側リブ38の、雄側フード部32の側壁32Aからの立ち上がり高さは、カムピン33の係止部35の、側壁32Aからの高さ位置よりも低い位置とされ(図8参照)、かつ、上側リブ37および下側リブ38を雌側フード部12の逃がし溝14に嵌合した際に、雌側フード部12の外面から僅かに突出する高さに設定されている。また、カムピン33の係止部35の、雄側フード部32の側壁32Aからの高さ位置は、カムピン33を逃がし溝14に嵌合した際に、係止部35がレバー20のカム溝23に形成された段差部27と摺接する高さに設定されている。
本実施形態は以上のような構成であって、続いて、雌ハウジング10と雄ハウジング30との嵌合動作について説明する。雌ハウジング10には、図1ないし図3に示すように、レバー20が初期位置に装着されている。このとき、レバー20の係止突部26が雌ハウジング10(雌側フード部12)の外面側から逃がし溝14内に嵌まり、回動規制面26Aが逃がし溝14の下側の溝壁14Aに係止することで、レバー20は初期位置からの回動を規制された状態に保持されている(図5および図6参照)。レバー20が初期位置にあることで、カム溝23の入口23Aは前方に向けて開口している。
図12は嵌合直前の雌ハウジング10および雄ハウジング30を、雄ハウジング30の背面側から視た図である。同図では、紙面奥側に配置された雌ハウジング10の一部と、雌ハウジング10に組み付けられたレバー20が視えている。
また図13は、図12のII-II断面図、つまり、嵌合直前の雌ハウジング10と雄ハウジング30の横断面図である。図13では、第2押圧部40および下側リブ38の断面と、係止突部26の断面が視えている。なお、先に示した図2は、図12のI-I断面図であって、カムピン33の断面と、係止突部26の上面、および、連結部25の断面等が視えている。また、図14は図2の要部拡大横断面図、図15は図13の要部拡大横断面図である。
レバー20が初期位置に保持された状態で、雌ハウジング10と雄ハウジング30とを浅く嵌合させる。すると、図16に示すように、カムピン33がカム溝23の入口23Aに進入するのに伴って、カムピン33の先端面に設けられた第1押圧部36がレバー20のカム溝23の入口23Aに設けられた連結部25に当接し、一対の連結部25の内側を押圧することにより、カム板部21を外側に向けて徐々に押し開く。
この時、第1押圧部36には雄ハウジング側第1案内面36Aが設けられており、連結部25にはレバー側第1案内面25Aが設けられている。したがって、第1押圧部36はスムーズに連結部25の内側に進入して斜面同士が摺接することとなり、接触部にかかる応力が分散される。一対のカム板部21は、第1押圧部36により緩やかに押し開かれる。
なお、第1押圧部36が連結部25に当接した時点では、図17に示すように、第2押圧部40は未だ係止突部26に到達していない。また、係止突部26は逃がし溝14内に配されており、レバー20の回動規制状態は未だ解除されていない。
そのまま両ハウジング10,30を押し込んで嵌合を進めると、第1押圧部36に連結部25が乗り上げている状態、すなわち、レバー20が外側に向けて開かれている状態で、雄ハウジング30の第2押圧部40がレバー20の係止突部26に当接する(図20参照)。
本実施形態においては、第2押圧部40が係止突部26に当接する時点で、第1押圧部36の頂部36Cが連結部25の内面に当接している(図18および図19参照)。また、カム板部21は、同時点で、係止突部26が逃がし溝14から雌側フード部12の外側にちょうど押し出された位置まで変形している(図20および図21参照)。従って、互いに当接した係止突部26および第2押圧部40に大きな力がかかることが抑制される。また、同時点で、第2押圧部40の雄ハウジング側第2案内面40Aの後端の角部が、係止突部26の入口23A側の角部に当接する位置まで、カム板部21が変形されている(図20参照)。
また、第2押圧部40が係止突部26に当接する時点で、上述したように、係止突部26が逃がし溝14から押し出されることにより、レバー20の回動規制状態が解除される(図20および図21参照)。
なお、図19は、雄ハウジング30の第1押圧部36とレバー20の連結部25とが当接している部分で切断した縦断面図であり、図21は、レバー20の係止突部26の突出端を含む部分で切断した縦断面図を表している。図19および図21は、同時点で切断した縦断面図である。
レバー20の回動規制解除後、レバー20を回動させると、図22に示すように、連結部25が第1押圧部36の頂部36Cを乗り越え、その後、後方斜面36Bに沿うように移動することにより、第1押圧部36によるカム板部21への押圧(変形)は徐々に解除される。
一方、図23に示すように、係止突部26の後端が雄ハウジング側第2案内面40Aを通り越して第2押圧部40に乗り上げ、第2押圧部40に連なる下側リブ38に摺接することにより、カム板部21の外側への変形状態は継続される。この時、上述したように、下側リブ38の突出寸法は、雌側フード部12の外面から僅かに飛び出す高さに設定されているから、係止突部26は逃がし溝14から完全に押し出された状態が継続される。
ただし、本実施形態では、連結部25が第1押圧部36の頂部36Cを乗り越えた時点で、図22に示すように、連結部25の内面と仮嵌合係止部25Cの間の角部は、第1押圧部36の頂部36Cよりも内側(雌ハウジング10に近い側)に配されるように、下側リブ38の突出高さが設定されている。つまり、両ハウジング10,30が嵌合離脱方向に移動しようとした場合、連結部25と第1押圧部の後方斜面36Bとが当接するようになっているから、両ハウジング10,30が簡単に離脱することが抑制された仮嵌合状態とされる。
レバー20の回動規制解除後は、レバー20の回動に伴って、カム溝23とカムピン33とのカム作用によって雌ハウジング10と雄ハウジング30とが互いに引き寄せられ、嵌合が進行する。なお、カムピン33がカム溝23の奥方に進入するのに伴って、カムピン33の係止部35がカム溝23の段差部27に係止する。
レバー20が嵌合完了位置まで回動されると、雌ハウジング10と雄ハウジング30の嵌合が完了し、レバー20の操作部22が雌ハウジング10の弾性係止片15によって係止される。これにより、レバー20の回動が規制される。
次に、作用効果について説明する。本実施形態のレバー式コネクタ100は、雌側フード部12を有する雌ハウジング10と、カムピン33を備え、雌側フード部12の内側に嵌合される雄ハウジング30と、雌ハウジング10に対して回動可能に設けられ、カムピン33を受け入れるカム溝23を有するレバー20とを備え、両ハウジング10,30の嵌合初期において初期位置にあるレバー20のカム溝23内にカムピン33が導入され、レバー20の回動操作に伴いカム溝23とカムピン33との間のカム作用により両ハウジング10,30が嵌合されるようにしたレバー式コネクタ100であって、雌ハウジング10の雌側フード部12に、嵌合方向の前方に開口してカムピン33を挿通可能な逃がし溝14が形成され、レバー20に、逃がし溝14に向けて突出するとともに逃がし溝14の縁部に係止することでレバー20を初期位置から回動規制状態に保持可能な係止突部26が設けられており、雄ハウジング30に、雄ハウジング30の外側に向けて突出し、初期位置とされたレバー20のカム溝23にカムピン33が進入した際にレバー20に当接して、レバー20を雌ハウジング10から離隔する方向に変形させる第1押圧部36と、雄ハウジング30の外側に向けて突出し、カムピン33とともに逃がし溝14に進入して係止突部26に当接し、係止突部26を逃がし溝14の縁部から外れる方向に押し出すことによりレバー20の回動規制状態を解除する第2押圧部40とが設けられており、両ハウジング10,30が嵌合される際に、第1押圧部36がレバー20に先に当接し、レバー20を雌ハウジング10から離隔する方向に変形させている状態で、第2押圧部40が係止突部26に当接するように設定されている。
上記構成によれば、係止突部26の逃がし溝14に対する係止状態を、第1押圧部36および第2押圧部40の2段階でレバー20を変形させることで解除することができる。従って、第1押圧部36が設けられない従来の構成と比較して、第2押圧部40と係止突部26との接触角度を従来より低減させ、第2押圧部40および係止突部26にかかる力を軽減することができる。もって、第2押圧部40および係止突部26の形状破壊(潰れ)を抑制することができる。また、両ハウジング10,30の嵌合時に要する力を低減することができ、作業性が向上する。
また、カムピン33が導入されるカム溝23の入口23Aに、カム溝23の対向する溝壁23C,23Dにおいて雌ハウジング10の反対側に位置する端部を連結する連結部25が設けられており、第1押圧部36は、連結部25に当接することでレバー20を雌ハウジング10から離隔する方向に移動させるようになっている。
上記構成によれば、第1押圧部36をレバー20に当接させる具体的構成が実現可能である。
また、第1押圧部36は、カムピン33の先端からカムピン33の突出方向に突出している。このような構成によれば、第1押圧部36を簡易な構成で設けることができる。
また、連結部25は、カム溝23の入口23A側かつ雌ハウジング10側に配される部分が、第1押圧部36の移動方向に対して斜めに傾斜して第1押圧部36を連結部25の内側に案内するレバー側第1案内面25Aとされるとともに、入口23Aと反対側に配される部分が、カムピン33の移動方向に対して交差する仮嵌合係止部25Cとされていてもよい。
上記構成によれば、レバー側第1案内面25Aにより第1押圧部36によるレバー20の変形を円滑に行うことができる。また、第1押圧部36が連結部25を越えた際には、連結部25が第1押圧部36の後方斜面36Bに引っかかることにより第1押圧部36の後退を抑制するから、雌ハウジング10と雄ハウジング30とが離脱し難い仮嵌合状態とすることができる。
<他の実施形態>
(1)上記実施形態では、雄ハウジング側第2案内面40Aの前端40A1が雄ハウジング側第1案内面36Aの前端36A1より僅かに前方に位置する形態を示したが、雄ハウジング側第1案内面と雄ハウジング側第2案内面の位置関係は、上記実施形態に限るものでない。例えば、雄ハウジング側第1案内面が雄ハウジング側第2案内面より前方に位置する構成としたり、同位置とする構成とすることもできる。要は、第1押圧部が先に連結部に当接し、その後、第2押圧部が係止突部に当接する構成であればよい。
(2)また上記実施形態では、第2押圧部40をカムピン33の先端に設ける構成を示したが、第2押圧部はカムピンの先端以外の部分に設ける構成としてもよい。
(3)また上記実施形態では、第1押圧部36により係止突部26が逃がし溝14からちょうど押し出される位置までレバー20が変形する例を示したが、第1押圧部は係止突部を逃がし溝から完全に押し出さず、第2押圧部により係止突部を逃がし溝から完全に押し出す構成とすることもできる。要は、第1押圧部の存在により、第2押圧部にかかる力が軽減される構成であればよい。
1,4: ハウジング
2: カム溝
3: レバー
5: フォロワピン
6: 係止突部
7: 逃がし溝
8: 押圧部
10: 雌ハウジング(第1ハウジング)
11: 雌側端子保持部
12: 雌側フード部
12A: 側壁
12B: 上壁
13: 支持軸
14: 逃がし溝
14A,14B: 溝壁
15: 弾性係止片
20: レバー
21: カム板部
22: 操作部
23: カム溝
23A: 入口
23B: 奥端部
23C,23D: 溝壁
24: 軸孔
25: 連結部
25A: レバー側第1案内面(案内面)
25C: 仮嵌合係止部
26: 係止突部
26A: 回動規制面
26B: レバー側第2案内面
27: 段差部
30: 雄ハウジング(第2ハウジング)
31: 雄側端子保持部
32: 雄側フード部
32A: 側壁
33: カムピン
33A: 先端面
34: 軸部
35: 係止部
36: 第1押圧部
36A1: 前端
36A: 雄ハウジング側第1案内面
36B: 後方斜面
36C: 頂部
37: 上側リブ
37A: 上面
38: 下側リブ
38A: 下面
39: 補強部
40: 第2押圧部
40A1: 前端
40A: 雄ハウジング側第2案内面
100: レバー式コネクタ
251: 前端
261: 前端
331: 第1縁部
332: 第2縁部
333: 第3縁部
L1,L2: 距離

Claims (4)

  1. フード部を有する第1ハウジングと、
    カムピンを備え、前記フード部の内側に嵌合される第2ハウジングと、
    前記第1ハウジングに対して回動可能に設けられ、前記カムピンを受け入れるカム溝を有するレバーとを備え、
    両ハウジングの嵌合初期において初期位置にある前記レバーの前記カム溝内に前記カムピンが導入され、前記レバーの回動操作に伴い前記カム溝と前記カムピンとの間のカム作用により両ハウジングが嵌合されるようにしたレバー式コネクタであって、
    前記第1ハウジングの前記フード部に、嵌合方向の前方に開口して前記カムピンを挿通可能な逃がし溝が形成され、
    前記レバーに、前記逃がし溝に向けて突出するとともに前記逃がし溝の縁部に係止することで当該レバーを前記初期位置から回動規制状態に保持可能な係止突部が設けられており、
    前記第2ハウジングに、当該第2ハウジングの外側に向けて突出し、前記初期位置とされた前記レバーの前記カム溝に前記カムピンが進入した際に前記レバーに当接して、当該レバーを前記第1ハウジングから離隔する方向に変形させる第1押圧部と、前記第2ハウジングの外側に向けて突出し、前記カムピンとともに前記逃がし溝に進入して前記係止突部に当接し、当該係止突部を前記逃がし溝の前記縁部から外れる方向に押し出すことにより前記レバーの前記回動規制状態を解除する第2押圧部とが設けられており、
    前記両ハウジングが嵌合される際に、前記第1押圧部が前記レバーに先に当接し、前記レバーを前記第1ハウジングから離隔する方向に変形させている状態で、前記第2押圧部が前記係止突部に当接するように設定されている、レバー式コネクタ。
  2. 前記カムピンが導入される前記カム溝の入口に、前記カム溝の対向する溝壁において前記第1ハウジングの反対側に位置する端部を連結する連結部が設けられており、
    前記第1押圧部は、前記連結部に当接することで前記レバーを前記第1ハウジングから離隔する方向に移動させるようになっている請求項1に記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記第1押圧部は、前記カムピンの先端から当該カムピンの突出方向に突出している請求項2に記載のレバー式コネクタ。
  4. 前記連結部は、前記カム溝の前記入口側かつ前記第1ハウジング側に配される部分が、前記第1押圧部の移動方向に対して斜めに傾斜して前記第1押圧部を前記連結部の内側に案内する案内面とされるとともに、前記入口と反対側に配される部分が、前記カムピンの移動方向に対して交差する仮嵌合係止部とされている請求項2または請求項3に記載のレバー式コネクタ。
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