JP2004063115A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】リテーナが不用意に本係止位置に移動するのを防止する。
【解決手段】リテーナ40には左右一対のロック片47が揺動変位可能に設けられ、先端側の被係合部50が仮係止突部31と本係止突部35に係止して、仮係止位置と本係止位置とに保持される。仮係止位置に保持された状態では、ロック片47の被係合部50の突当面51が、本係止突部35の逆テーパ状の規制面37のすぐ前方に対向した状態にあるため、不用意にリテーナ40が押されたとしても、突当面51が規制面37に当たって押し込みが規制される。雌端子10の収容完了後に、リテーナ40を本係止位置に移動させる場合は、リテーナ40を両側面から指で摘みつつロック片47の押圧操作部55を押す。これによりロック片47が揺動変位して、被係合部50の突当面51が規制面37の外側に外れるから、引き続いてリテーナ40を本係止位置に押し込むことができる。
【選択図】 図11
【解決手段】リテーナ40には左右一対のロック片47が揺動変位可能に設けられ、先端側の被係合部50が仮係止突部31と本係止突部35に係止して、仮係止位置と本係止位置とに保持される。仮係止位置に保持された状態では、ロック片47の被係合部50の突当面51が、本係止突部35の逆テーパ状の規制面37のすぐ前方に対向した状態にあるため、不用意にリテーナ40が押されたとしても、突当面51が規制面37に当たって押し込みが規制される。雌端子10の収容完了後に、リテーナ40を本係止位置に移動させる場合は、リテーナ40を両側面から指で摘みつつロック片47の押圧操作部55を押す。これによりロック片47が揺動変位して、被係合部50の突当面51が規制面37の外側に外れるから、引き続いてリテーナ40を本係止位置に押し込むことができる。
【選択図】 図11
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フロントタイプのリテーナを備えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のコネクタとして、特開平8−298166号公報に記載されたものが知られている。このものは、端子金具が挿入されるキャビティを設けたコネクタハウジングの前面に、リテーナが仮係止位置と本係止位置との間で移動可能に装着された構造となっている。そして、リテーナが仮係止位置に保持された状態でキャビティ内に端子金具が挿入されると、端子金具はキャビティの側壁に設けられたランスを撓み空間に向けて撓み変形させつつ押し込まれ、正規位置まで押し込まれると、ランスが復元して端子金具に抜け止め状態に一次係止する。続いてリテーナを本係止位置に押し込むと、撓み空間に突入することでランスの撓み変形を規制し、これにより端子金具が間接的に二重係止されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記のようなコネクタを組み付ける場合は、ハウジングに対してリテーナを仮係止位置にサブアッシイした状態で端子金具の挿入作業現場に搬入し、端子金具を挿入したのちリテーナを本係止位置に押し込んで保持するのであるが、仮係止位置ではリテーナがハウジングの前面から突出した状態にあるため、搬入の途中に他のコネクタが突き当たる等で、リテーナが不用意に本係止位置まで押し込まれてしまうことがあり得る。そうすると、端子金具の挿入作業の前にいちいちリテーナを仮係止位置に戻す必要があり、作業が繁雑になるという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、リテーナが不用意に本係止位置に移動するのを防止するところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、コネクタハウジングには端子金具が挿入されるキャビティが備えられ、このキャビティ内には前記端子金具に抜け止め状に一次係止する撓み変形可能なランスが設けられるとともに、前記コネクタハウジングの前面には、二重係止用のリテーナが、前記ランスの撓み空間から退避して前記端子金具の前記キャビティへの挿抜を許容する仮係止位置と、前記撓み空間に突入して前記ランスの撓み変形を規制する本係止位置との間で移動可能に装着されたコネクタにおいて、前記リテーナには、前記コネクタハウジングに設けられた規制部と係合することで、このリテーナが前記仮係止位置から前記本係止位置に向けて押し込まれることを規制する弾性変形可能なロック片が設けられ、かつこのロック片は、押圧操作により強制的に弾性変形されて前記規制部との係合が解除可能とされているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ロック片が、前記リテーナの両側面を指で摘むことに伴って押圧操作可能な位置に設けられているところに特徴を有する。
【0005】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記規制部が突状に形成されており、前記ロック片の突出端側に設けられた被係合部が前記規制部の一面に当たることで前記リテーナの本係止位置への押し込みが規制され、かつ前記被係合部が前記規制部の他面に係止されることで前記リテーナが前記本係止位置に抜け止め保持されるようになっているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記ロック片が前記リテーナの両側面に一対設けられているところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
仮係止位置にあるリテーナが異物が当たる等で押されたとしても、ロック片が規制部と係合していることで本係止位置に押し込まれることが規制される。一方、ロック片を押圧操作して強制的に弾性変形させることで規制部との係合が解除され、リテーナを本係止位置に向けて押し込むことができる。
リテーナが不用意に本係止位置に押し込まれることが防止され、ロック片を押圧操作するという明確な意志を持って初めてリテーナを本係止位置まで押し込むことができる。
<請求項2の発明>
リテーナを摘むことに伴いロック片が押圧されて係合が解除され、引き続いて摘んだまま押し込むことでリテーナを本係止位置に至らせることができる。
ロック片の係合の解除からリテーナの押し込みまで一連の動作で行うことができる。
【0007】
<請求項3の発明>
ロック片の被係合部が規制部の手前側の面に当たることで、リテーナが本係止位置に押し込まれることが規制され、規制の解除後にリテーナが本係止位置に押し込まれてロック片が復動すると、被係合部が規制部の奥の面に係止することで、リテーナが本係止位置に抜け止め状態に保持される。
<請求項4の発明>
ロック片がリテーナの両側面に一対設けられていることで、リテーナの不用意な押し込みをバランス良くより確実に規制することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図14に基づいて説明する。
この実施形態では、雌側のコネクタに適用した場合を例示しており、図1に示すように、雌端子10を収容する雌側のコネクタハウジング20(以下、雌ハウジングという)と、雌端子10を抜け止め状に二重係止するためのリテーナ40とを備えて構成されている。
雌端子10は、相手の雄端子のタブ(図示せず)が挿入接続される角筒状の接続部11を先端側に有しており、後端側に設けられたバレル13をかしめることで、電線15の端末に圧着されている。
【0009】
雌ハウジング20は合成樹脂製であって、図2ないし図4にも示すように、概ねブロック状に形成されており、その内部には、上記の雌端子10を後方から挿入可能とした複数のキャビティ21が、上下二段に分かれて整列して形成されている。これらのキャビティ21の形成領域には、詳しくは後記するように、その前面側にリテーナ40が装着されるようになっており、そのため前端側において左右と上下の面に溝22,23が切られ、その内側にタワー部24が形成されている。
各キャビティ21の天井面または底面には一次係止用のランス26が形成されており、それぞれその上方または下方の撓み空間27に向けて撓み変形可能となっている。各撓み空間27は前方に開口している。
【0010】
リテーナ40は同じく合成樹脂製であって、上記したタワー部24の回りに前面側から被着可能なキャップ状に形成されている。リテーナ40の表面板41は、キャビティ21の前壁の機能も兼ねており、この表面板41には、図5,6に示すように、各キャビティ21と対応した位置ごとに、相手の雄端子のタブが挿入される端子挿入口42が開口されている。
リテーナ40の上面板と下面板の先端縁からは、ランス26の撓み空間27内に突入可能な突入片44が突設されている。なお、上面板と下面板の内側の面には、雌端子10の接続部11におけるランス26に係止される側の面を受けるがた詰め突条45が形成されている。
【0011】
このリテーナ40は、上下の突入片44がランス26の撓み空間27の前方に退避した仮係止位置(図8参照)と、突入片44がランス26の撓み空間27内に突入した本係止位置(図13参照)とでそれぞれ保持可能とされている。
そのため、リテーナ40の左右の側面には一対のロック片47が形成されている。詳細にはこのロック片47は、側面の中央高さ位置において、表面板41から後方(図1の右側)に向けて延出するようにして形成され、長さ方向のほぼ中央部の両側縁に形成された支点部48が、この側面の上縁部または下縁部と連結されているとともに、表面板41側の基端部が二股状となって表面板41と連結されている。そしてロック片47は、二股部49を変形させつつ、支点部48を中心として内外にシーソー状に揺動変位可能となっている。
【0012】
各ロック片47における延出端側の内面には、被係合部50が突設されている。この被係合部50は、支点部48よりも先の部分(図3の右側)の半分強の長さ領域においてほぼ全幅にわたって比較的背の低い台状に形成されている。被係合部50の先端面はほぼ切り立った突当面51となっているとともに、後端面はテーパ状の被係止面52となっている。また、先端側の内面は、緩やかに先下がりとなったガイド面53となっている。
また、支点部48と二股部49との間の位置が、このロック片47を強制的に揺動変位させるための押圧操作部55となっている。
【0013】
一方、タワー部24の両側面には、図2に示すように、ロック片47の被係合部50が嵌まって案内される前後方向を向いた浅いガイド溝30が形成されている。このガイド溝30内には、仮係止突部31と本係止突部35とが前後に間隔を開けて形成されており、この間隔は、上記したロック片47の被係合部50がほぼ緊密に嵌まる寸法に設定されている。
仮係止突部31は、ロック片47の被係合部50の下半分と係合するように、ガイド溝30の下縁側に形成されており、図3に示すように、後面側(同図の右側)がやや急なテーパ状をなす係止面32で、前面側が、それよりも緩やかなテーパ状のガイド面33となっている。
本係止突部35は、ロック片47の被係合部50の上半分と係合するように、ガイド溝30の上縁側に形成されており、後面側がやや急なテーパ状をなす係止面36とされている。
【0014】
したがって、ロック片47の被係合部50の被係止面52が、仮係止突部31の係止面32に係止されたところで、リテーナ40が仮係止位置に抜け止め状態に保持され(図9参照)、一方、被係合部50の被係止面52が本係止突部35の係止面36に係止されたところで、リテーナ40が本係止位置に抜け止め状態に保持されるようになっている(図14参照)。
そして上記した本係止突部35の前面側(図3の左側)には、ロック片47の被係合部50の突当面51を突き当て可能な逆テーパ状をなす規制面37が形成されている。
【0015】
本実施形態は上記のような構造であって、続いてその作用を説明する。
組み付けに際しては、まずリテーナ40が雌ハウジング20におけるタワー部24の前端側に嵌められる。リテーナ40が押し込まれると、両ロック片47の被係合部50がガイド溝30に沿って進み、仮係止突部31のガイド面33に乗り上げることで両ロック片47の延出側が外側に揺動変位する。
ロック片47の被係合部50が仮係止突部31を越えるまで押し込まれると、図7及び図9に示すように、ロック片47が元姿勢に復動し、被係合部50の被係止面52が仮係止突部31の係止面32に係止されることで、リテーナ40は仮係止位置に抜け止め状態に保持される。この仮係止位置では、図8に示すように、突入片44がランス26の撓み空間27の手前に退避した状態にある。
【0016】
そして、上記のようにリテーナ40が仮係止位置に保持された状態では、図9に示すように、ロック片47の被係合部50の突当面51が、本係止突部35の規制面37のすぐ前方に対向した状態にある。
雌ハウジング20は、リテーナ40を仮係止位置にサブアッシイした状態で雌端子10の挿入作業現場に搬入されるが、その搬入の途中で仮に他のコネクタ等がリテーナ40に当たってこれを押したとしても、ロック片47の被係合部50の突当面51が、本係止突部35の逆テーパ状をなす規制面37に当たることでそれ以上の押し込みが規制される。したがって、リテーナ40が誤って本係止位置に押し込まれてしまうことがない。
【0017】
端子挿入現場では、リテーナ40が仮係止位置に組み付けられた状態、すなわち突入片44が撓み空間27から退避している状態において、雌ハウジング20の各キャビティ21内にそれぞれ雌端子10が後方から挿入される。雌端子10は、ランス26を撓み空間27に向けて撓み変形させつつ押し込まれ、正規位置に挿入されると、図10に示すように、ランス26が復元して接続部11の後縁(アゴ部12)に係止し、抜け止め状に一次係止される。
【0018】
すべての雌端子10の収容が完了したら、リテーナ40を本係止位置に移動させる。その場合は、リテーナ40の両側面を指で摘みつつ、図11の矢線に示すように、ロック片47の押圧操作部55を押す。そうすると、ロック片47が揺動変位して、被係合部50の突当面51が本係止突部35の規制面37の外側に外れるから、引き続いてリテーナ40を押し込むと、被係合部50のガイド面53が本係止突部35に乗り上げつつリテーナ40が押し込まれる。
【0019】
リテーナ40の表面板41がタワー部24の前面に当たるまで押し込まれたらそれ以上の押し込みが規制され、それに伴いロック片47に対する押圧力を除去すると、そのときまでに被係合部50が本係止突部35を通過しているため、図12,14に示すように、ロック片47が元姿勢に復動し、被係合部50の被係止面52が本係止突部35の係止面36に係止されることで、リテーナ40は本係止位置に抜け止め状態に保持される。
ここでは、図13に示すように、リテーナ40の突入片44が撓み空間27内に突入するため、ランス26の撓み変形が規制され、雌端子10は間接的に二重係止される。この状態から雌ハウジング20が図示しない相手の雄ハウジングと嵌合される。
【0020】
以上説明したように本実施形態では、仮係止位置にあるリテーナ40が異物が当たる等で押されたとしても、ロック片47の被係合部50の突当面51が本係止突部35の規制面37に当たることで本係止位置に押し込まれることが規制され、一方、ロック片47を押圧操作して強制的に揺動変位させることで規制が解除され、リテーナ40を本係止位置に向けて押し込むことができる。すなわち、ロック片47を押圧操作するという明確な意志を持って初めてリテーナ40を本係止位置まで押し込むことができ、リテーナ40が不用意に本係止位置に押し込まれることが防止される。
【0021】
ロック片47は、リテーナ40を仮係止位置と本係止位置とにそれぞれ保持する機能を兼用できるように形成されているから、シンプルな構造にまとめられる。
また、リテーナ40を摘むことに伴ってロック片47が押圧されて規制が解除され、引き続いて摘んだまま押し込むことでリテーナ40を本係止位置に至らせることができる。すなわちロック片47の規制の解除からリテーナ40の本係止位置への押し込みまでを一連の動作で行うことができ、作業をスムーズに行うことができる。
【0022】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)リテーナの本係止位置への押し込みを規制する機能を持ったロック片は、リテーナの左右いずれか一方の面だけに設けるようにしてもよい。
(2)リテーナの本係止位置への押し込みを規制する機能を持ったロック片は、リテーナを仮係止位置と本係止位置に保持する保持機構部とは、別に設けてもよい。
(3)本発明は上記実施形態に例示した雌側のコネクタに限らず、雄側のコネクタにも適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る分解縦断面図
【図2】リテーナの装着前の状態の側面図
【図3】その平断面図
【図4】雌ハウジングの正面図
【図5】リテーナの正面図
【図6】その背面図
【図7】リテーナが仮係止位置に装着された状態の側面図
【図8】その縦断面図
【図9】その平断面図
【図10】雌端子が挿入された状態の縦断面図
【図11】リテーナの押し込み規制を解除した状態を示す平断面図
【図12】リテーナが本係止位置に装着された状態の側面図
【図13】その縦断面図
【図14】その平断面図
【符号の説明】
10…雌端子(端子金具)
20…雌ハウジング(コネクタハウジング)
21…キャビティ
24…タワー部
26…ランス
27…撓み空間
31…仮係止突部
35…本係止突部(規制部)
37…規制面
40…リテーナ
44…突入片
47…ロック片
50…被係合部
51…突当面
55…押圧操作部
【発明の属する技術分野】
本発明は、フロントタイプのリテーナを備えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のコネクタとして、特開平8−298166号公報に記載されたものが知られている。このものは、端子金具が挿入されるキャビティを設けたコネクタハウジングの前面に、リテーナが仮係止位置と本係止位置との間で移動可能に装着された構造となっている。そして、リテーナが仮係止位置に保持された状態でキャビティ内に端子金具が挿入されると、端子金具はキャビティの側壁に設けられたランスを撓み空間に向けて撓み変形させつつ押し込まれ、正規位置まで押し込まれると、ランスが復元して端子金具に抜け止め状態に一次係止する。続いてリテーナを本係止位置に押し込むと、撓み空間に突入することでランスの撓み変形を規制し、これにより端子金具が間接的に二重係止されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記のようなコネクタを組み付ける場合は、ハウジングに対してリテーナを仮係止位置にサブアッシイした状態で端子金具の挿入作業現場に搬入し、端子金具を挿入したのちリテーナを本係止位置に押し込んで保持するのであるが、仮係止位置ではリテーナがハウジングの前面から突出した状態にあるため、搬入の途中に他のコネクタが突き当たる等で、リテーナが不用意に本係止位置まで押し込まれてしまうことがあり得る。そうすると、端子金具の挿入作業の前にいちいちリテーナを仮係止位置に戻す必要があり、作業が繁雑になるという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、リテーナが不用意に本係止位置に移動するのを防止するところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、コネクタハウジングには端子金具が挿入されるキャビティが備えられ、このキャビティ内には前記端子金具に抜け止め状に一次係止する撓み変形可能なランスが設けられるとともに、前記コネクタハウジングの前面には、二重係止用のリテーナが、前記ランスの撓み空間から退避して前記端子金具の前記キャビティへの挿抜を許容する仮係止位置と、前記撓み空間に突入して前記ランスの撓み変形を規制する本係止位置との間で移動可能に装着されたコネクタにおいて、前記リテーナには、前記コネクタハウジングに設けられた規制部と係合することで、このリテーナが前記仮係止位置から前記本係止位置に向けて押し込まれることを規制する弾性変形可能なロック片が設けられ、かつこのロック片は、押圧操作により強制的に弾性変形されて前記規制部との係合が解除可能とされているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ロック片が、前記リテーナの両側面を指で摘むことに伴って押圧操作可能な位置に設けられているところに特徴を有する。
【0005】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記規制部が突状に形成されており、前記ロック片の突出端側に設けられた被係合部が前記規制部の一面に当たることで前記リテーナの本係止位置への押し込みが規制され、かつ前記被係合部が前記規制部の他面に係止されることで前記リテーナが前記本係止位置に抜け止め保持されるようになっているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記ロック片が前記リテーナの両側面に一対設けられているところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
仮係止位置にあるリテーナが異物が当たる等で押されたとしても、ロック片が規制部と係合していることで本係止位置に押し込まれることが規制される。一方、ロック片を押圧操作して強制的に弾性変形させることで規制部との係合が解除され、リテーナを本係止位置に向けて押し込むことができる。
リテーナが不用意に本係止位置に押し込まれることが防止され、ロック片を押圧操作するという明確な意志を持って初めてリテーナを本係止位置まで押し込むことができる。
<請求項2の発明>
リテーナを摘むことに伴いロック片が押圧されて係合が解除され、引き続いて摘んだまま押し込むことでリテーナを本係止位置に至らせることができる。
ロック片の係合の解除からリテーナの押し込みまで一連の動作で行うことができる。
【0007】
<請求項3の発明>
ロック片の被係合部が規制部の手前側の面に当たることで、リテーナが本係止位置に押し込まれることが規制され、規制の解除後にリテーナが本係止位置に押し込まれてロック片が復動すると、被係合部が規制部の奥の面に係止することで、リテーナが本係止位置に抜け止め状態に保持される。
<請求項4の発明>
ロック片がリテーナの両側面に一対設けられていることで、リテーナの不用意な押し込みをバランス良くより確実に規制することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図14に基づいて説明する。
この実施形態では、雌側のコネクタに適用した場合を例示しており、図1に示すように、雌端子10を収容する雌側のコネクタハウジング20(以下、雌ハウジングという)と、雌端子10を抜け止め状に二重係止するためのリテーナ40とを備えて構成されている。
雌端子10は、相手の雄端子のタブ(図示せず)が挿入接続される角筒状の接続部11を先端側に有しており、後端側に設けられたバレル13をかしめることで、電線15の端末に圧着されている。
【0009】
雌ハウジング20は合成樹脂製であって、図2ないし図4にも示すように、概ねブロック状に形成されており、その内部には、上記の雌端子10を後方から挿入可能とした複数のキャビティ21が、上下二段に分かれて整列して形成されている。これらのキャビティ21の形成領域には、詳しくは後記するように、その前面側にリテーナ40が装着されるようになっており、そのため前端側において左右と上下の面に溝22,23が切られ、その内側にタワー部24が形成されている。
各キャビティ21の天井面または底面には一次係止用のランス26が形成されており、それぞれその上方または下方の撓み空間27に向けて撓み変形可能となっている。各撓み空間27は前方に開口している。
【0010】
リテーナ40は同じく合成樹脂製であって、上記したタワー部24の回りに前面側から被着可能なキャップ状に形成されている。リテーナ40の表面板41は、キャビティ21の前壁の機能も兼ねており、この表面板41には、図5,6に示すように、各キャビティ21と対応した位置ごとに、相手の雄端子のタブが挿入される端子挿入口42が開口されている。
リテーナ40の上面板と下面板の先端縁からは、ランス26の撓み空間27内に突入可能な突入片44が突設されている。なお、上面板と下面板の内側の面には、雌端子10の接続部11におけるランス26に係止される側の面を受けるがた詰め突条45が形成されている。
【0011】
このリテーナ40は、上下の突入片44がランス26の撓み空間27の前方に退避した仮係止位置(図8参照)と、突入片44がランス26の撓み空間27内に突入した本係止位置(図13参照)とでそれぞれ保持可能とされている。
そのため、リテーナ40の左右の側面には一対のロック片47が形成されている。詳細にはこのロック片47は、側面の中央高さ位置において、表面板41から後方(図1の右側)に向けて延出するようにして形成され、長さ方向のほぼ中央部の両側縁に形成された支点部48が、この側面の上縁部または下縁部と連結されているとともに、表面板41側の基端部が二股状となって表面板41と連結されている。そしてロック片47は、二股部49を変形させつつ、支点部48を中心として内外にシーソー状に揺動変位可能となっている。
【0012】
各ロック片47における延出端側の内面には、被係合部50が突設されている。この被係合部50は、支点部48よりも先の部分(図3の右側)の半分強の長さ領域においてほぼ全幅にわたって比較的背の低い台状に形成されている。被係合部50の先端面はほぼ切り立った突当面51となっているとともに、後端面はテーパ状の被係止面52となっている。また、先端側の内面は、緩やかに先下がりとなったガイド面53となっている。
また、支点部48と二股部49との間の位置が、このロック片47を強制的に揺動変位させるための押圧操作部55となっている。
【0013】
一方、タワー部24の両側面には、図2に示すように、ロック片47の被係合部50が嵌まって案内される前後方向を向いた浅いガイド溝30が形成されている。このガイド溝30内には、仮係止突部31と本係止突部35とが前後に間隔を開けて形成されており、この間隔は、上記したロック片47の被係合部50がほぼ緊密に嵌まる寸法に設定されている。
仮係止突部31は、ロック片47の被係合部50の下半分と係合するように、ガイド溝30の下縁側に形成されており、図3に示すように、後面側(同図の右側)がやや急なテーパ状をなす係止面32で、前面側が、それよりも緩やかなテーパ状のガイド面33となっている。
本係止突部35は、ロック片47の被係合部50の上半分と係合するように、ガイド溝30の上縁側に形成されており、後面側がやや急なテーパ状をなす係止面36とされている。
【0014】
したがって、ロック片47の被係合部50の被係止面52が、仮係止突部31の係止面32に係止されたところで、リテーナ40が仮係止位置に抜け止め状態に保持され(図9参照)、一方、被係合部50の被係止面52が本係止突部35の係止面36に係止されたところで、リテーナ40が本係止位置に抜け止め状態に保持されるようになっている(図14参照)。
そして上記した本係止突部35の前面側(図3の左側)には、ロック片47の被係合部50の突当面51を突き当て可能な逆テーパ状をなす規制面37が形成されている。
【0015】
本実施形態は上記のような構造であって、続いてその作用を説明する。
組み付けに際しては、まずリテーナ40が雌ハウジング20におけるタワー部24の前端側に嵌められる。リテーナ40が押し込まれると、両ロック片47の被係合部50がガイド溝30に沿って進み、仮係止突部31のガイド面33に乗り上げることで両ロック片47の延出側が外側に揺動変位する。
ロック片47の被係合部50が仮係止突部31を越えるまで押し込まれると、図7及び図9に示すように、ロック片47が元姿勢に復動し、被係合部50の被係止面52が仮係止突部31の係止面32に係止されることで、リテーナ40は仮係止位置に抜け止め状態に保持される。この仮係止位置では、図8に示すように、突入片44がランス26の撓み空間27の手前に退避した状態にある。
【0016】
そして、上記のようにリテーナ40が仮係止位置に保持された状態では、図9に示すように、ロック片47の被係合部50の突当面51が、本係止突部35の規制面37のすぐ前方に対向した状態にある。
雌ハウジング20は、リテーナ40を仮係止位置にサブアッシイした状態で雌端子10の挿入作業現場に搬入されるが、その搬入の途中で仮に他のコネクタ等がリテーナ40に当たってこれを押したとしても、ロック片47の被係合部50の突当面51が、本係止突部35の逆テーパ状をなす規制面37に当たることでそれ以上の押し込みが規制される。したがって、リテーナ40が誤って本係止位置に押し込まれてしまうことがない。
【0017】
端子挿入現場では、リテーナ40が仮係止位置に組み付けられた状態、すなわち突入片44が撓み空間27から退避している状態において、雌ハウジング20の各キャビティ21内にそれぞれ雌端子10が後方から挿入される。雌端子10は、ランス26を撓み空間27に向けて撓み変形させつつ押し込まれ、正規位置に挿入されると、図10に示すように、ランス26が復元して接続部11の後縁(アゴ部12)に係止し、抜け止め状に一次係止される。
【0018】
すべての雌端子10の収容が完了したら、リテーナ40を本係止位置に移動させる。その場合は、リテーナ40の両側面を指で摘みつつ、図11の矢線に示すように、ロック片47の押圧操作部55を押す。そうすると、ロック片47が揺動変位して、被係合部50の突当面51が本係止突部35の規制面37の外側に外れるから、引き続いてリテーナ40を押し込むと、被係合部50のガイド面53が本係止突部35に乗り上げつつリテーナ40が押し込まれる。
【0019】
リテーナ40の表面板41がタワー部24の前面に当たるまで押し込まれたらそれ以上の押し込みが規制され、それに伴いロック片47に対する押圧力を除去すると、そのときまでに被係合部50が本係止突部35を通過しているため、図12,14に示すように、ロック片47が元姿勢に復動し、被係合部50の被係止面52が本係止突部35の係止面36に係止されることで、リテーナ40は本係止位置に抜け止め状態に保持される。
ここでは、図13に示すように、リテーナ40の突入片44が撓み空間27内に突入するため、ランス26の撓み変形が規制され、雌端子10は間接的に二重係止される。この状態から雌ハウジング20が図示しない相手の雄ハウジングと嵌合される。
【0020】
以上説明したように本実施形態では、仮係止位置にあるリテーナ40が異物が当たる等で押されたとしても、ロック片47の被係合部50の突当面51が本係止突部35の規制面37に当たることで本係止位置に押し込まれることが規制され、一方、ロック片47を押圧操作して強制的に揺動変位させることで規制が解除され、リテーナ40を本係止位置に向けて押し込むことができる。すなわち、ロック片47を押圧操作するという明確な意志を持って初めてリテーナ40を本係止位置まで押し込むことができ、リテーナ40が不用意に本係止位置に押し込まれることが防止される。
【0021】
ロック片47は、リテーナ40を仮係止位置と本係止位置とにそれぞれ保持する機能を兼用できるように形成されているから、シンプルな構造にまとめられる。
また、リテーナ40を摘むことに伴ってロック片47が押圧されて規制が解除され、引き続いて摘んだまま押し込むことでリテーナ40を本係止位置に至らせることができる。すなわちロック片47の規制の解除からリテーナ40の本係止位置への押し込みまでを一連の動作で行うことができ、作業をスムーズに行うことができる。
【0022】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)リテーナの本係止位置への押し込みを規制する機能を持ったロック片は、リテーナの左右いずれか一方の面だけに設けるようにしてもよい。
(2)リテーナの本係止位置への押し込みを規制する機能を持ったロック片は、リテーナを仮係止位置と本係止位置に保持する保持機構部とは、別に設けてもよい。
(3)本発明は上記実施形態に例示した雌側のコネクタに限らず、雄側のコネクタにも適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る分解縦断面図
【図2】リテーナの装着前の状態の側面図
【図3】その平断面図
【図4】雌ハウジングの正面図
【図5】リテーナの正面図
【図6】その背面図
【図7】リテーナが仮係止位置に装着された状態の側面図
【図8】その縦断面図
【図9】その平断面図
【図10】雌端子が挿入された状態の縦断面図
【図11】リテーナの押し込み規制を解除した状態を示す平断面図
【図12】リテーナが本係止位置に装着された状態の側面図
【図13】その縦断面図
【図14】その平断面図
【符号の説明】
10…雌端子(端子金具)
20…雌ハウジング(コネクタハウジング)
21…キャビティ
24…タワー部
26…ランス
27…撓み空間
31…仮係止突部
35…本係止突部(規制部)
37…規制面
40…リテーナ
44…突入片
47…ロック片
50…被係合部
51…突当面
55…押圧操作部
Claims (4)
- コネクタハウジングには端子金具が挿入されるキャビティが備えられ、このキャビティ内には前記端子金具に抜け止め状に一次係止する撓み変形可能なランスが設けられるとともに、前記コネクタハウジングの前面には、二重係止用のリテーナが、前記ランスの撓み空間から退避して前記端子金具の前記キャビティへの挿抜を許容する仮係止位置と、前記撓み空間に突入して前記ランスの撓み変形を規制する本係止位置との間で移動可能に装着されたコネクタにおいて、
前記リテーナには、前記コネクタハウジングに設けられた規制部と係合することで、このリテーナが前記仮係止位置から前記本係止位置に向けて押し込まれることを規制する弾性変形可能なロック片が設けられ、かつこのロック片は、押圧操作により強制的に弾性変形されて前記規制部との係合が解除可能とされていることを特徴とするコネクタ。 - 前記ロック片が、前記リテーナの両側面を指で摘むことに伴って押圧操作可能な位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
- 前記規制部が突状に形成されており、前記ロック片の突出端側に設けられた被係合部が前記規制部の一面に当たることで前記リテーナの本係止位置への押し込みが規制され、かつ前記被係合部が前記規制部の他面に係止されることで前記リテーナが前記本係止位置に抜け止め保持されるようになっていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコネクタ。
- 前記ロック片が前記リテーナの両側面に一対設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコネクタ。
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