JP2021162816A - 現像カートリッジ - Google Patents
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Abstract
【課題】現像ローラのシャフトへバイアス電圧を安定的に供給できる構造を提供する。【解決手段】現像カートリッジ1は、現像ローラ、ケーシング10、第1カラー50、および弾性部材70を有する。弾性部材70は、導電性を有し、伸縮方向に伸び縮み可能である。弾性部材70は、伸縮方向における一端が現像ローラシャフト32に電気的に接続した状態で、第1カラー50に取り付けられる。このため、弾性部材70を介して、現像ローラシャフト32へバイアス電圧を供給できる。また、弾性部材70の弾性力を利用して、現像ローラシャフト32へのバイアス電圧の供給を安定させることができる。【選択図】図5
Description
本開示は、現像カートリッジに関する。
従来、レーザプリンタ、LEDプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置が知られている。画像形成装置には、現像カートリッジが用いられる。現像カートリッジは、現像剤を供給するための現像ローラを有する。従来の画像形成装置については、例えば、特許文献1に記載されている。
特許文献1の現像カートリッジは、ドラムカートリッジに対して装着される。ドラムカートリッジは、感光体ドラムを有する。ドラムカートリッジに現像カートリッジが装着されると、感光体ドラムと現像ローラとが接触する。そして、現像カートリッジが装着されたドラムカートリッジが、画像形成装置に装着される。
画像形成装置における印刷処理時には、ドラムカートリッジに設けられた電極から、現像ローラのシャフトへ、バイアス電圧が供給される。ただし、ドラムカートリッジに対して現像カートリッジが、ごく僅かに位置ずれする場合がある。その場合、ドラムカートリッジの電極から現像ローラのシャフトへ、バイアス電圧を安定的に供給することが難しい。
本開示の目的は、現像ローラのシャフトへバイアス電圧を安定的に供給できる構造を提供することである。
本願の第1開示は、第1方向に延びる現像ローラシャフトを有する現像ローラと、現像剤を収容可能なケーシングであって、前記第1方向に対して交差する第2方向の一端に前記現像ローラが位置するケーシングと、前記現像ローラシャフトに接続される第1端部と、前記第1端部よりも前記現像ローラシャフトから離れた第2端部とを有する第1カラーであって、前記第2端部が前記第1端部に対して前記第1方向に延びる回転軸について回動可能な第1カラー導電性を有し、伸縮方向に伸び縮み可能な弾性部材であって、前記弾性部材の前記伸縮方向における一端が前記現像ローラシャフトに電気的に接続した状態で、前記第1カラーに取り付けられる弾性部材と、を備えることを特徴とする。
本願の第2開示は、第1開示の現像カートリッジであって、前記弾性部材は、前記第1カラーと共に、前記回転軸について回動可能であることを特徴とする。
本願の第3開示は、第1開示または第2開示の現像カートリッジであって、前記弾性部材の前記伸縮方向における他端は、前記第1カラーの前記第2端部に固定されていることを特徴とする。
本願の第4開示は、第1開示から第3開示のいずれか一開示の現像カートリッジであって、前記弾性部材の前記伸縮方向における他端は、前記第1カラーの前記第2端部よりも、前記現像ローラシャフトから離れる方向へ突出することを特徴とする。
本願の第5開示は、第1開示から第4開示のいずれか一開示の現像カートリッジであって、前記第1カラーは、絶縁体であることを特徴とする。
本願の第6開示は、第1開示から第5火事のいずれか一開示の現像カートリッジであって、前記現像カートリッジは、感光体ドラムとドラム側電極とを有するドラムカートリッジに装着可能であり、前記ドラムカートリッジに前記現像カートリッジが装着された状態において、前記弾性部材の前記伸縮方向における他端は、前記ドラム側電極と電気的に接触することを特徴とする。
本願の第7開示は、第6開示の現像カートリッジであって、前記ドラムカートリッジに前記現像カートリッジが装着された状態において、前記弾性部材は、前記ドラム側電極から前記現像ローラシャフトへ、バイアス電圧を供給可能であることを特徴とする。
本願の第8開示は、第6開示または第7開示の現像カートリッジであって、前記ドラムカートリッジに前記現像カートリッジが装着された状態において、前記ドラム側電極により、前記第1カラーが、前記感光体ドラムへ向けて加圧されて、前記現像ローラが前記感光体ドラムに接触することを特徴とする。
本願の第9開示は、第1開示から第8開示のいずれか一開示の現像カートリッジであって、前記弾性部材は、ばねであることを特徴とする。
本願の第10開示は、第1方向に延びる現像ローラシャフトを有する現像ローラと、現像剤を収容可能なケーシングであって、前記第1方向に対して交差する第2方向の一端に前記現像ローラが位置するケーシングと、前記ケーシングに対して固定され、前記現像ローラシャフトを回転可能に支持する導電性のベアリングと、前記ケーシングおよび前記ベアリングに対して移動可能な導電性の第1レバーと、導電性を有し、伸縮方向に伸び縮み可能な弾性部材であって、前記伸縮方向における一端であって、前記ベアリングと電気的に接触する一端と、前記伸縮方向における他端であって、前記第1レバーと電気的に接触する他端と、を有する弾性部材と、を備えることを特徴とする。
本願の第11開示は、第10開示の現像カートリッジであって、前記ベアリングは、前記第1方向に突出するベアリング突起を有し、前記弾性部材の前記一端は、前記ベアリング突起に接触することを特徴とする。
本願の第12開示は、第10開示または第11開示の現像カートリッジであって、前記現像ローラシャフトに接続される第1端部と、前記第1端部よりも前記現像ローラシャフトから離れた第2端部とを有する第1カラーであって、前記第2端部が前記第1端部に対して前記第1方向に延びる回転軸について回動可能な第1カラーをさらに備え、前記第1レバーの前記第2方向における一端部は、前記第1カラーの前記第2端部に接続されることを特徴とする。
本願の第13開示は、第12開示の現像カートリッジであって、前記第1レバーの前記一端部は、前記第1カラーの前記第2端部よりも、前記現像ローラシャフトから離れる方向へ突出することを特徴とする。
本願の第14開示は、第12開示または第13開示の現像カートリッジであって、前記現像カートリッジは、感光体ドラムとドラム側電極とを有するドラムカートリッジに装着可能であり、前記ドラムカートリッジに前記現像カートリッジが装着された状態において、前記第1レバーは、前記ドラム側電極に接触することを特徴とする。
本願の第15開示は、第14開示の現像カートリッジであって、前記ドラムカートリッジに前記現像カートリッジが装着された状態において、前記第1レバー、前記弾性部材、および前記ベアリングは、前記ドラム側電極から前記現像ローラシャフトへ、バイアス電圧を供給可能であることを特徴とする。
本願の第16開示は、第14開示または第15開示の現像カートリッジであって、前記ドラムカートリッジに前記現像カートリッジが装着された状態において、前記ドラム側電極により、前記第1カラーが、前記感光体ドラムへ向けて加圧されて、前記現像ローラが前記感光体ドラムに接触することを特徴とする。
本願の第17開示は、第12開示から第16開示のいずれか一開示の現像カートリッジであって、前記第1カラーは、絶縁体であることを特徴とする。
本願の第18開示は、第14開示から第17開示のいずれか一開示の現像カートリッジであって、前記第1レバーは、前記ケーシングに対して、第1位置と第2位置との間で移動可能であり、前記第1レバーは、前記第2方向における一端部と他端部との間に位置するカム面を有し、前記第1レバーの前記他端部が駆動力を受けたことに応じて、前記第1レバーが前記カム面を中心として前記第1位置から前記第2位置へ移動する場合、前記第1レバーの前記一端部が、前記第1カラーを、前記現像ローラから離れる方向へ押圧することを特徴とする。
本願の第19開示は、第18開示の現像カートリッジであって、前記第1レバーが前記第1位置から前記第2位置へ移動する場合、前記カム面とドラムカートリッジの一部とが接触した状態で、前記第1レバーが前記カム面を中心として移動することを特徴とする。
本願の第20開示は、第10開示から第19開示のいずれか一開示の現像カートリッジであって、前記弾性部材は、ばねであることを特徴とする。
本願の第21開示は、第20開示の現像カートリッジであって、前記弾性部材は、トーションばねであることを特徴とする。
本願の第1開示〜第21開示によれば、弾性部材を介して、現像ローラシャフトへ、バイアス電圧を供給できる。また、弾性部材の弾性力を利用して、現像ローラシャフトへのバイアス電圧の供給を安定させることができる。
また、本願の第4開示によれば、ドラム側電極に、第1カラーの第2端部ではなく、弾性部材の他端を接触させることができる。
また、本願の第13開示によれば、ドラム側電極に、第1カラーの第2端部ではなく、第1レバーの一端部を接触させることができる。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、以下では、現像カートリッジの現像ローラが延びる方向を「第1方向」と称する。また、現像カートリッジのアジテータと現像ローラとが並ぶ方向を「第2方向」と称する。第1方向と第2方向とは、互いに交差(好ましくは直交)する。
<1.第1実施形態>
<1−1.現像カートリッジの構成>
図1は、現像カートリッジ1の斜視図である。現像カートリッジ1は、ドラムカートリッジと共に、電子写真方式の画像形成装置に使用される。画像形成装置は、例えば、レーザプリンタまたはLEDプリンタである。現像カートリッジ1は、ドラムカートリッジに装着可能である。また、現像カートリッジ1は、ドラムカートリッジに装着された状態で、画像形成装置に装着可能である。
<1−1.現像カートリッジの構成>
図1は、現像カートリッジ1の斜視図である。現像カートリッジ1は、ドラムカートリッジと共に、電子写真方式の画像形成装置に使用される。画像形成装置は、例えば、レーザプリンタまたはLEDプリンタである。現像カートリッジ1は、ドラムカートリッジに装着可能である。また、現像カートリッジ1は、ドラムカートリッジに装着された状態で、画像形成装置に装着可能である。
画像形成装置は、例えば4つの現像カートリッジ1を装着可能である。4つの現像カートリッジ1は、互いに異なる色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックの各色)の現像剤(例えば、トナー)を収容する。画像形成装置は、現像カートリッジ1から供給される現像剤により、印刷用紙の記録面に画像を形成する。ただし、画像形成装置に装着可能な現像カートリッジ1の数は、1〜3つであってもよく、5つ以上であってもよい。
図1に示すように、現像カートリッジ1は、ケーシング10、アジテータ20、現像ローラ30、ギア部40、第1カラー50、第1レバー60、ホルダ66、および弾性部材70を備える。
ケーシング10は、現像剤を収容可能な筐体である。ケーシング10は、第1外表面11と第2外表面12とを有する。第1外表面11は、ケーシング10の第1方向の一端に位置する。第2外表面12は、ケーシング10の第1方向の他端に位置する。第1外表面11と第2外表面12とは、第1方向において互いに離れている。ケーシング10は、第1外表面11と第2外表面12との間で第1方向に延びるとともに、第2方向にも延びる。
ケーシング10の内部には、収容室13が設けられている。現像剤は、収容室13内に収容される。また、ケーシング10は、開口14を有する。開口14は、第2方向におけるケーシング10の一端に位置する。ケーシング10の外部と、収容室13とは、開口14を介して連通する。なお、ケーシング10は、第2方向の他端の外表面に、ハンドルを有していてもよい。
アジテータ20は、アジテータシャフト21と羽根22とを有する。アジテータシャフト21は、第1方向に沿って延びる。羽根22は、アジテータシャフト21からケーシング10の内表面へ向けて広がる。アジテータシャフト21の一部と、羽根22とは、ケーシング10の収容室13内に配置される。アジテータシャフト21の第1方向の端部には、ギア部40に含まれるアジテータギアが取り付けられる。アジテータシャフト21は、アジテータギアに対して、相対回転不能に固定される。アジテータギアが回転すると、アジテータシャフト21および羽根22は、第1方向に延びる回転軸について回転する。そして、羽根22の回転により、収容室13内の現像剤が撹拌される。
現像ローラ30は、第1方向に延びる回転軸について回転可能なローラである。現像ローラ30は、ケーシング10の開口14に位置する。すなわち、現像ローラ30は、ケーシング10の第2方向の一端に位置する。現像ローラ30は、現像ローラ本体31と現像ローラシャフト32とを有する。現像ローラ本体31は、第1方向に延びる円筒状の部材である。現像ローラ本体31の材料には、例えば、弾性を有するゴムが用いられる。現像ローラシャフト32は、現像ローラ本体31を貫通して第1方向に延びる円柱状の部材である。現像ローラシャフト32は、導電性である。現像ローラシャフト32の材料には、金属または導電性を有する樹脂が用いられる。
現像ローラ本体31は、現像ローラシャフト32に対して、相対回転不能に固定される。また、現像ローラシャフト32の第1方向の端部には、ギア部40に含まれる現像ローラギア41が取り付けられる。現像ローラシャフト32は、現像ローラギア41に対して、相対回転不能に固定される。したがって、現像ローラギア41が回転すると、現像ローラシャフト32も回転し、現像ローラシャフト32と共に現像ローラ本体31も回転する。
なお、現像ローラシャフト32は、現像ローラ本体31を第1方向に貫通していなくてもよい。例えば、現像ローラシャフト32が、現像ローラ本体31の第1方向の両端から、第1方向にそれぞれ延びていてもよい。
現像カートリッジ1が駆動力を受けると、ケーシング10内の収容室13から、図示を省略した供給ローラを介して、現像ローラ30の外周面に、現像剤が供給される。その際、供給ローラと現像ローラ30との間において、現像剤は摩擦帯電される。一方、現像ローラ30の現像ローラシャフト32には、バイアス電圧がかけられている。このため、現像ローラシャフト32と現像剤との間の静電気力によって、現像ローラ本体31の外周面に、現像剤が引き付けられる。
また、現像カートリッジ1は、図示を省略した層厚規制ブレードを有する。層厚規制ブレードは、現像ローラ本体31の外周面に供給された現像剤を、一定の厚みに成形する。その後、現像ローラ本体31の外周面の現像剤は、ドラムカートリッジ2の後述する感光体ドラム92へ供給される。このとき、現像剤は、感光体ドラム92の外周面に形成された静電潜像に応じて、現像ローラ本体31から感光体ドラム92へ移動する。これにより、感光体ドラム92の外周面において、静電潜像が可視像化される。
ギア部40は、ケーシング10の第2外表面12に位置する。図5に示すように、ギア部40は、上述したアジテータギアおよび現像ローラギア41を含む複数のギアと、カップリング42と、ギアカバー43とを有する。ギアカバー43は、ケーシング10と共に、現像カートリッジ1の筐体を構成する。ギアカバー43は、ケーシング10の第2外表面12に、例えばねじ止めで固定される。複数のギアの少なくとも一部は、第2外表面12とギアカバー43との間に位置する。
ドラムカートリッジに装着された現像カートリッジ1が画像形成装置に装着されると、画像形成装置の駆動シャフトが、カップリング42に接続される。そして、駆動シャフトの回転が、カップリング42を介して、アジテータギアおよび現像ローラギア41に伝達される。なお、ギア部40に含まれる複数のギアは、歯の噛み合いによって回転力を伝達するものであってもよく、摩擦によって回転力を伝達するものであってもよい。
図2は、現像カートリッジ1を第1方向の一方側から見た図である。図3は、現像カートリッジ1の部分分解斜視図である。
図2および図3に示すように、第1カラー50は、ケーシング10の第1外表面11に位置する。第1カラー50は、絶縁体である。第1カラー50の材料には、例えば樹脂が用いられる。第1カラー50は、第1端部51と第2端部52とを有する。第2端部52は、第1端部51よりも、現像ローラシャフト32から離れている。第1カラー50は、第1端部51と第2端部52との間で、ケーシング10の第1外表面11に沿って延びる。
第1カラー50は、第1アーム53と第2アーム54とを有する。第2アーム54は、第1アーム53よりも、現像ローラシャフト32から離れている。第1アーム53は、上述した第1端部51を有する。第2アーム54は、上述した第2端部52を有する。第1アーム53は、ケーシング10の第1外表面11に沿って、例えば直線状に延びる。第2アーム54は、ケーシング10の第1外表面11に沿って、例えば直線状に延びる。ただし、第1アーム53は、第2アーム54に対して曲がっている。第1アーム53と第2アーム54とがなす角度は、鈍角である。
本実施形態では、第1アーム53と第2アーム54とが、一体成形されている。しかしながら、第1アーム53と第2アーム54とは、別部品であってもよい。その場合、第1アーム53と第2アーム54とが、互いに固定されていればよい。
第1カラー50は、第1挿入孔55を有する。第1挿入孔55は、第1カラー50の第1端部51において、第1方向に延びる。第1挿入孔55は、第1端部51を第1方向に貫通する貫通孔であってもよいし、第1端部51を貫通していなくてもよい。第1挿入孔55は、円筒状の内周面を有する。現像ローラシャフト32の第1方向の一端は、第1挿入孔55に挿入される。これにより、第1カラー50の第1端部51が、現像ローラシャフト32に取り付けられる。また、第1カラー50は、ケーシング10に対して、現像ローラシャフト32について回動可能である。具体的には、第1端部51に対して第2端部52が、現像ローラシャフト32について回動可能である。
また、第1カラー50は、第1突起56を有する。第1突起56は、第1カラー50の第2端部52から、第1方向に突出する。
第1レバー60は、ケーシング10の第1外表面11に位置する。図2および図3に示すように、第1レバー60は、一端部61と、他端部62と、カム面63とを有する。一端部61は、第2方向における第1レバー60の一端に位置する。他端部62は、第2方向における第1レバー60の他端に位置する。カム面63は、第2方向において、一端部61と他端部62の間に位置する。また、第1レバー60の一端部61は、第1凸部64を有する。第1凸部64は、第1レバー60の一端部61から、第1方向に突出する。第1レバー60の他端部62は、第2凸部65を有する。第2凸部65は、第1レバー60の他端部62から、第1方向に突出する。
第1レバー60は、ケーシング10に対して移動可能である。現像カートリッジ1がドラムカートリッジに装着された状態において、カム面63は、ドラムカートリッジの後述するドラムフレーム91に接触可能である。そして、第1レバー60は、カム面63を中心として、第1位置と第2位置との間で回動可能である。
第1レバー60の一端部61は、第1カラー50の第2端部52に取り付けられる。具体的には、第1レバー60の第1凸部64が、第1カラー50の第1突起56に係合する。より具体的には、第1レバー60の第1凸部64と、第1カラー50の第1突起56とが、第2方向に向かい合った状態で、第1レバー60の第1凸部64と、第1カラー50の第1突起56とが係合する。これにより、第1カラー50から第1レバー60が、第2方向の他方側へ抜けることが防止される。また、現像ローラシャフト32を中心とする第1カラー50の回動範囲が規制される。
ホルダ66は、ケーシング10の第1外表面11に位置する。より詳細には、ホルダ66は、第1レバー60を保持した状態で、ケーシング10の第1外表面11に位置する。ホルダ66は、ケーシング10の第1外表面11に、例えば、ねじ止めで固定される。第1レバー60の一部分は、第1外表面11とホルダ66との間に位置する。第1レバー60の第2凸部65は、ホルダ66よりも第2方向の他方側に位置する。第1レバー60の第1凸部64は、ホルダ66よりも第2方向の一方側に位置する。第2凸部65とホルダ66とは、第2方向に向かい合い、互いに接触することができる。これにより、ホルダ66から第1レバー60が、第2方向の一方側へ抜けることが防止される。すなわち、ホルダ66は、第1レバー60を、ケーシング10に対して移動可能に保持する。
なお、現像カートリッジ1は、ギアカバー43の外表面にも、第1カラー50と同様の第2カラーと、第1レバー60と同様の第2レバーとを、有する。
弾性部材70は、第1カラー50の第1端部51と第2端部52との間において伸び縮み可能な部材である。以下では、弾性部材70が伸び縮みする方向を「伸縮方向」と称する。本実施形態の弾性部材70は、コイルばねである。弾性部材70の材料には、導電性を有する金属が用いられる。弾性部材70は、第1カラー50に取り付けられている。弾性部材70は、第1カラー50と共に、現像ローラシャフト32について回動可能である。
弾性部材70は、第1リング71と第2リング72とを有する。第1リング71は、弾性部材70の伸縮方向における一端に位置する。第2リング72は、弾性部材70の伸縮方向における他端に位置する。第1リング71は、現像ローラシャフト32に接触する。より詳細には、第1リング71の外周面の一部が、現像ローラシャフト32の外周面の一部と接触する。これにより、弾性部材70と現像ローラシャフト32とが、電気的に接続される。また、第1カラー50の第1突起56は、第2リング72に挿入される。これにより、弾性部材70の他端が、第1カラー50の第2端部52に固定される。
弾性部材70は、自然長よりも伸縮方向に圧縮されている。このため、弾性部材70は、弾性反発力により、現像ローラシャフト32を伸縮方向の一方側へ向けて押圧する。これにより、弾性部材70と現像ローラシャフト32との接触状態が安定する。また、第2リング72の一部分は、第1カラー50の第2端部52よりも、現像ローラシャフト32から離れる方向へ突出する。
<1−2.ドラムカートリッジの構成>
図4は、現像カートリッジ1がドラムカートリッジ2に装着された状態における、現像カートリッジ1およびドラムカートリッジ2の側面図である。図5は、現像カートリッジ1がドラムカートリッジ2に装着された状態における、現像カートリッジ1およびドラムカートリッジ2の断面図である。
図4は、現像カートリッジ1がドラムカートリッジ2に装着された状態における、現像カートリッジ1およびドラムカートリッジ2の側面図である。図5は、現像カートリッジ1がドラムカートリッジ2に装着された状態における、現像カートリッジ1およびドラムカートリッジ2の断面図である。
図4および図5に示すように、ドラムカートリッジ2は、ドラムフレーム91と、感光体ドラム92とを備える。現像カートリッジ1は、ドラムフレーム91に装着される。感光体ドラム92は、第1方向に延びる回転軸について回転可能な円筒状のドラムである。感光体ドラム92の外周面は、感光材料に被覆されている。感光体ドラム92は、第2方向におけるドラムフレーム91の一端に位置する。ドラムフレーム91に現像カートリッジ1が装着されると、現像ローラ30の外周面が、感光体ドラム92の外周面に接触する。
図5に示すように、ドラムカートリッジ2は、第1ガイド面93および第2ガイド面94を有する。第1ガイド面93および第2ガイド面94は、ドラムフレーム91の第1方向の一端に位置する。また、第1ガイド面93と第2ガイド面94とは、感光体ドラム92の回転軸を中心とする回転方向に離れている。なお、ドラムカートリッジ2は、ドラムフレーム91の第1方向の他端にも、第1ガイド面93および第2ガイド面94と同様の、第3ガイド面(図示省略)および第4ガイド面(図示省略)を有する。
また、図5に示すように、ドラムカートリッジ2は、第1押圧部材95(ドラム側電極)と、第1コイルばね96とを備える。第1押圧部材95および第1コイルばね96は、導電性である。第1押圧部材95は、例えば、導電性樹脂から作られる。第1コイルばね96は、例えば、導体である金属から作られる。第1押圧部材95および第1コイルばね96は、ドラムフレーム91の第1方向の一端に位置する。第1コイルばね96は、伸縮方向に伸縮可能な弾性部材である。第1コイルばね96の伸縮方向の一端は、第1押圧部材95に接続される。第1コイルばね96の伸縮方向の他端は、ドラムフレーム91に接続される。現像カートリッジ1がドラムカートリッジ2に装着された場合、第1押圧部材95は、第1コイルばね96の弾性力により、第1カラー50の第2端部52を、感光体ドラム92へ向けて押圧する。
また、ドラムカートリッジ2は、第2押圧部材(図示省略)および第2コイルばね(図示省略)を備える。第2押圧部材および第2コイルばねは、ドラムフレーム91の第1方向の他端に位置する。現像カートリッジ1がドラムカートリッジ2に装着された場合、第2押圧部材は、第2コイルばねの弾性力により、第2カラーを、感光体ドラム92へ向けて押圧する。
なお、ドラムカートリッジ2は、第1コイルばね96および第2コイルばねに代えて、他の種類の弾性部材を備えていてもよい。例えば、ドラムカートリッジ2は、トーションばねや板ばねなどのコイルばね以外のばねや、ゴムなどを、弾性部材として備えていてもよい。
<1−3.現像カートリッジの装着動作について>
現像カートリッジ1がドラムカートリッジ2に装着されるときには、現像ローラ30が、感光体ドラム92に接近するように、ドラムカートリッジ2に対して現像カートリッジ1が移動する。そして、現像カートリッジ1がドラムカートリッジ2に装着される過程において、第1カラー50および第2カラーは、現像ローラシャフト32について回動する。このため、ドラムフレーム91に対してケーシング10を回転させることなく、第1カラー50を、感光体ドラム92と第1押圧部材95との間へ配置するとともに、第2カラーを、感光体ドラム92と第2押圧部材との間へ配置することができる。したがって、画像形成装置のユーザは、ケーシング10を回転させる動作を行うことなく、現像ローラ30を感光体ドラム92へ接近させることができる。
現像カートリッジ1がドラムカートリッジ2に装着されるときには、現像ローラ30が、感光体ドラム92に接近するように、ドラムカートリッジ2に対して現像カートリッジ1が移動する。そして、現像カートリッジ1がドラムカートリッジ2に装着される過程において、第1カラー50および第2カラーは、現像ローラシャフト32について回動する。このため、ドラムフレーム91に対してケーシング10を回転させることなく、第1カラー50を、感光体ドラム92と第1押圧部材95との間へ配置するとともに、第2カラーを、感光体ドラム92と第2押圧部材との間へ配置することができる。したがって、画像形成装置のユーザは、ケーシング10を回転させる動作を行うことなく、現像ローラ30を感光体ドラム92へ接近させることができる。
感光体ドラム92と第1押圧部材95との間に第1カラー50が配置されると、第1押圧部材95は、第1カラー50の第2端部52に接触する。そして、第1コイルばね96の弾性力によって、第1押圧部材95が、第1カラー50の第2端部52を、感光体ドラム92へ向けて押圧する。そうすると、図5のように、第1カラー50の第1端部51が、第1ガイド面93に接触し、第1カラー50の他の部分が、第2ガイド面94に接触する。これにより、ドラムフレーム91に対する第1カラー50の位置が固定される。
同様に、第2押圧部材は、第2カラーを、感光体ドラム92へ向けて押圧する。
また、ドラムフレーム91に対する第1カラー50および第2カラーの位置が固定された状態で、第1押圧部材95が第1カラー50を押圧し、第2押圧部材が第2カラーを押圧する。これにより、感光体ドラム92の外周面に、現像ローラ30の外周面が接触する。そして、感光体ドラム92に対して現像ローラ30が押し付けられる。
このように、第1カラー50は、第1端部51と第2端部52とを有し、かつ、第2端部52が第1端部51に対して回動可能である。このため、第1カラー50の第1端部51および第2端部52を利用して、感光体ドラム92に対して現像ローラ30を位置決めできる。
また、本実施形態では、現像カートリッジ1がドラムカートリッジ2に装着される場合に、第1カラー50および第2カラーが、現像ローラシャフト32について回動する。また。ドラムカートリッジ2から現像カートリッジ1を取り外す場合にも、同様に、第1カラー50および第2カラーが、現像ローラシャフト32について回動する。このため、ケーシング10を回転させることなく、第1カラー50および第2カラーを回動させて、ドラムカートリッジ2に対する現像カートリッジ1の装着および取り外しの動作をスムーズに行うことができる。
<1−4.バイアス電圧の供給について>
第1押圧部材95および第1コイルばね96は、導電性である。第1押圧部材95は、例えば、導電性樹脂から作られる。第1コイルばね96は、例えば、金属から作られる。また、ドラムカートリッジ2は、第1コイルばね96と電気的に接触する電極端子98を備える。図4に示すように、電極端子98は、ドラムフレーム91の外表面に露出する。また、既述の通り、現像ローラシャフト32および弾性部材70も、導電性である。
第1押圧部材95および第1コイルばね96は、導電性である。第1押圧部材95は、例えば、導電性樹脂から作られる。第1コイルばね96は、例えば、金属から作られる。また、ドラムカートリッジ2は、第1コイルばね96と電気的に接触する電極端子98を備える。図4に示すように、電極端子98は、ドラムフレーム91の外表面に露出する。また、既述の通り、現像ローラシャフト32および弾性部材70も、導電性である。
ドラムカートリッジ2に現像カートリッジ1が装着された場合、第1押圧部材95は、弾性部材70の第2リング72と、電気的に接続される。より詳細には、第1押圧部材95が、第2リング72の外周面の一部と物理的に接触することで、第1押圧部材95は、弾性部材70の第2リング72と、電気的に接続される。このため、ドラムカートリッジ2に現像カートリッジ1が装着された場合、電極端子98、第1コイルばね96、第1押圧部材95、弾性部材70、および現像ローラシャフト32が、互いに電気的に導通する。特に、本実施形態では、第2リング72の一部分が、第1カラー50の第2端部52よりも、現像ローラシャフト32から離れる方向へ突出する。このため、第2リング72は、第1押圧部材95と良好に接触する。
ドラムカートリッジ2に装着された状態の現像カートリッジ1が、画像形成装置に装着された場合、画像形成装置の電極端子と、ドラムカートリッジ2の電極端子98が接触する。そして、画像形成装置から電極端子98、第1コイルばね96、第1押圧部材95、および弾性部材70を介して、現像ローラシャフト32へ、バイアス電圧が供給される。その結果、バイアス電圧による静電気力で、現像ローラ本体31の外周面に現像剤が引き付けられる。
このように、本実施形態では、第1押圧部材95から弾性部材70を介して現像ローラシャフト32へ、バイアス電圧が供給される。このため、弾性部材70の弾性力を利用して、第1押圧部材95と現像ローラシャフト32とを、良好に導通させることができる。
<1−5.離間動作について>
現像カートリッジ1は、ドラムカートリッジ2に装着された状態で画像形成装置に装着された後、画像形成装置から供給される駆動力により、離間動作を行うことが可能である。離間動作は、感光体ドラム92から現像ローラ30を、一時的に離れさせる動作である。例えば、画像形成装置においてモノクロ印刷を行うときに、ブラック以外の各色の現像カートリッジ1が、離間動作を行う。ただし、ブラックの現像カートリッジ1が、離間動作を行う場合があってもよい。
現像カートリッジ1は、ドラムカートリッジ2に装着された状態で画像形成装置に装着された後、画像形成装置から供給される駆動力により、離間動作を行うことが可能である。離間動作は、感光体ドラム92から現像ローラ30を、一時的に離れさせる動作である。例えば、画像形成装置においてモノクロ印刷を行うときに、ブラック以外の各色の現像カートリッジ1が、離間動作を行う。ただし、ブラックの現像カートリッジ1が、離間動作を行う場合があってもよい。
現像カートリッジ1がドラムカートリッジ2に装着された場合、現像カートリッジ1は、現像ローラ30が感光体ドラム92に接触する接触位置に配置される。このときの第1レバー60の位置は、第1位置である。第1位置では、第1レバー60の一端部61が、第1カラー50の第1突起56から、離れている。したがって、第1レバー60の一端部61は、第1突起56を押圧しない。また、第1レバー60のカム面63は、ドラムフレーム91に接触している。
画像形成装置は、離間動作を行うときに、第1レバー60の他端部62に駆動力を与える。具体的には、画像形成装置は、図示を省略した駆動レバーを動作させる。そうすると、駆動レバーは、第1レバー60の他端部62を押圧する。これにより、第1レバー60は、カム面63を中心として、第1位置から第2位置へ回動する。このとき、第1レバー60の一端部61は、感光体ドラム92から離れる方向に移動して、第1カラー50の第1突起56を押圧する。具体的には、第1レバー60の一端部61が、第1押圧部材95の押圧力に逆らって、第1カラー50の第2端部52を、現像ローラ30から離れる方向へ押圧する。その結果、第1レバー60の一端部61と共に、第1カラー50が、感光体ドラム92から離れる方向へ移動する。
また、画像形成装置は、離間動作を行うときに、第2レバーにも、同様に駆動力を与える。これにより、第2レバーも、カム面を中心として回動する。これにより、第1カラー50および第2カラーと共に、ケーシング10および現像ローラ30が、感光体ドラム92から離れる方向へ移動する。その結果、感光体ドラム92の外周面から、現像ローラ30の外周面が離れる。すなわち、現像カートリッジ1が、ドラムカートリッジ2に対して、上述した接触位置から離間位置へ移動する。
このように、本実施形態では、第1レバー60の他端部62が、画像形成装置の駆動レバーから受ける力に応じて、第1レバー60の一端部61が、第1カラー50の第1突起56を押圧する。これにより、現像カートリッジ1を接触位置から離間位置へ移動させるための力を加えることができる。すなわち、力点として機能する他端部62と、作用点として機能する一端部61と、支点として機能するカム面63と、を有する第1レバー60により、画像形成装置から供給される駆動力を、第1カラー50へ伝達できる。
また、第2レバーの他端部が、画像形成装置の駆動レバーから受ける力に応じて、第2レバーの一端部が、第2カラーを押圧する。これにより、現像カートリッジ1を接触位置から離間位置へ移動させるための力を加えることができる。すなわち、力点として機能する他端部と、作用点として機能する一端部と、支点として機能するカム面と、を有する第2レバーにより、画像形成装置から供給される駆動力を、第2カラーへ伝達できる。
つまり、画像形成装置から供給される駆動力が、ドラムカートリッジ2を介することなく、現像カートリッジ1の第1カラー50および第2カラーに伝達される。このようにすれば、ドラムカートリッジ2に、駆動力を中継する部品を設ける必要がない。このため、ドラムカートリッジ2の部品点数を低減できる。したがって、ドラムカートリッジ2を小型化できる。
また、この現像カートリッジ1では、第1レバー60の他端部62が、第1方向に突出する第1凸部64を有する。このため、第1凸部64が無い場合よりも、第1レバー60の他端部62の表面積が広い。したがって、離間動作時に、画像形成装置の駆動レバーが、第1レバー60の他端部62を、安定して押圧することができる。これにより、画像形成装置の離間動作が安定する。なお、第1レバー60と同様に、第2レバーの他端部も、第1方向に突出する凸部を有していてもよい。
また、この現像カートリッジ1では、離間動作時に、現像ローラシャフト32を支持する第1カラー50および第2カラーが、押圧力を受ける。このため、第1カラー50および第2カラーとは別に、離間動作時に押圧力を受ける部材を設ける場合よりも、現像カートリッジ1の部品点数を低減できる。したがって、現像カートリッジ1を小型化できる。
<2.第2実施形態>
続いて、本開示の第2実施形態について、説明する。図6は、第2実施形態の現像カートリッジ1の斜視図である。図7は、第2実施形態の現像カートリッジ1を、第1方向の一方側から見た図である。図8は、第2実施形態の現像カートリッジ1の部分分解斜視図である。図9は、第2実施形態の現像カートリッジ1がドラムカートリッジ2に装着された状態における、現像カートリッジ1およびドラムカートリッジ2の側面図である。図10および図11は、第2実施形態の現像カートリッジ1がドラムカートリッジ2に装着された状態における、現像カートリッジ1およびドラムカートリッジ2の断面図である。
続いて、本開示の第2実施形態について、説明する。図6は、第2実施形態の現像カートリッジ1の斜視図である。図7は、第2実施形態の現像カートリッジ1を、第1方向の一方側から見た図である。図8は、第2実施形態の現像カートリッジ1の部分分解斜視図である。図9は、第2実施形態の現像カートリッジ1がドラムカートリッジ2に装着された状態における、現像カートリッジ1およびドラムカートリッジ2の側面図である。図10および図11は、第2実施形態の現像カートリッジ1がドラムカートリッジ2に装着された状態における、現像カートリッジ1およびドラムカートリッジ2の断面図である。
第2実施形態の現像カートリッジ1は、ベアリング80を備える点と、第1レバー60の形状および材料と、弾性部材70の位置および形状とが、上述した第1実施形態と異なる。以下では、これらの相違点を中心に説明する。第1実施形態と同等の部分については、重複説明を省略する。
図6〜図11に示すように、第2実施形態の現像カートリッジ1は、ベアリング80を備える。ベアリング80は、ケーシング10の第1外表面11に位置する。具体的には、ベアリング80は、ケーシング10と、第1カラー50との間に位置する。ベアリング80は、ケーシング10に対して、例えばねじ止めで、固定されている。第1レバー60は、ケーシング10およびベアリング80に対して、移動可能である。
ベアリング80は、ベアリング孔81を有する。ベアリング孔81は、ベアリング80を第1方向に貫通する。現像ローラシャフト32は、ベアリング孔81に挿入される。そして、現像ローラシャフト32の外周面が、ベアリング孔81の円筒状の内周面に接触する。これにより、ベアリング80に対して現像ローラシャフト32が、回転可能に支持される。
ベアリング80は、導電性を有する。ベアリング80の材料には、導電性の樹脂または金属が用いられる。このため、ベアリング80と現像ローラシャフト32とは、互いに導通する。また、ベアリング80は、ベアリング突起82を有する。ベアリング突起82は、ベアリング80の第1方向における一方側の面から、第1方向における一方側へ向けて突出する。
弾性部材70は、ベアリング80と第1レバー60との間において伸び縮み可能な部材である。以下では、弾性部材70の一端と他端と間の距離が伸び縮みする方向を「伸縮方向」と称する。本実施形態の弾性部材70は、トーションばね(ねじりばね)である。弾性部材70の材料には、導電性を有する金属が用いられる。
図11に示すように、弾性部材70の伸縮方向における一端は、ベアリング突起82に接触する。これにより、弾性部材70とベアリング80とが、電気的に接続される。弾性部材70の伸縮方向における他端は、第1レバー60に接触する。具体的には、弾性部材70の伸縮方向における他端は、第1レバー60に設けられた溝68に固定される。これにより、弾性部材70と第1レバー60とが、電気的に接続される。
弾性部材70は、自然長よりも伸縮方向に圧縮されている。このため、弾性部材70の伸縮方向における一端は、常に、ベアリング突起82を、伸縮方向の一方側ヘ向けて押圧する。これにより、ベアリング突起82に対する弾性部材70の接触状態が安定する。
本実施形態の第1レバー60は、導電性を有する。第1レバー60の材料には、導電性樹脂または金属が用いられる。また、本実施形態の第1レバー60は、第3リング67を有する。第3リング67は、第1レバー60の第2方向における一端部61において、第1方向に円筒状に延びる。
第1レバー60の一端部61は、第1カラー50の第2端部52に接続される。具体的には、第1カラー50の第1突起56が、第1レバー60の第3リング67に挿入される。これにより、第1カラー50から第1レバー60が、第2方向の他方側へ抜けることが防止される。また、現像ローラシャフト32を中心とする第1カラー50の回動範囲が規制される。
第3リング67の一部分は、第1カラー50の第2端部52よりも、現像ローラシャフト32から離れる方向へ突出する。このため、ドラムカートリッジ2に現像カートリッジ1が装着されると、ドラムカートリッジ2の第1押圧部材95は、第3リング67に接触する。これにより、第1押圧部材95と第1レバー60とが電気的に接続される。
ドラムカートリッジ2に装着された状態の現像カートリッジ1が、画像形成装置に装着された場合、画像形成装置の電極端子と、ドラムカートリッジ2の電極端子98が接触する。そして、画像形成装置から電極端子98、第1コイルばね96、第1押圧部材95、第1レバー60、弾性部材70、およびベアリング80を介して、現像ローラシャフト32へ、バイアス電圧が供給される。その結果、バイアス電圧による静電気力で、現像ローラ本体31の外周面に現像剤が引き付けられる。
このように、本実施形態では、第1押圧部材95から、第1レバー60、弾性部材70、およびベアリング80を介して、現像ローラシャフト32へ、バイアス電圧が供給される。このため、弾性部材70の弾性力を利用して、第1押圧部材95と現像ローラシャフト32とを、良好に導通させることができる。
<3.変形例>
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示は上記の実施形態に限定されるものではない。
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示は上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の第1実施形態では、弾性部材70としてコイルばねが用いられていた。しかしながら、第1実施形態の構造において、コイルばねに代えて、トーションばねや板ばねなどの他の種類のばねが用いられてもよい。また、上記の第2実施形態では、弾性部材70としてトーションばねが用いられていた。しかしながら、第2実施形態の構造において、トーションばねに代えて、コイルばねや板ばねなどの他の種類のばねが用いられてもよい。
上記の実施形態では、現像カートリッジ1は、第1カラー50と第2カラーとを備えていた。そして、第1カラー50と第2カラーとが、同等の形状であり、いずれもケーシング10に対して回動可能であった。しかしながら、第2カラーは、第1カラー50とは異なる形状であってもよい。また、第2カラーは、ケーシング10に対して回動不能であってもよい。また、現像カートリッジ1は、第2カラーを備えていなくてもよい。その場合、第1カラーが、ケーシング10の第1方向の両端のいずれかに配置されていればよい。
上記の実施形態では、現像カートリッジ1は、1つの感光体ドラム92を有するドラムカートリッジ2に対して装着されるものであった。しかしながら、現像カートリッジ1は、複数の感光体ドラム92を有するドラムカートリッジに対して装着されるものであってもよい。
また、現像カートリッジ1の細部の形状については、本願の各図に示された形状と相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 現像カートリッジ
2 ドラムカートリッジ
10 ケーシング
20 アジテータ
30 現像ローラ
31 現像ローラ本体
32 現像ローラシャフト
40 ギア部
50 第1カラー
51 第1端部
52 第2端部
60 第1レバー
61 一端部
62 他端部
63 カム面
66 ホルダ
70 弾性部材
71 第1リング
72 第2リング
80 ベアリング
82 ベアリング突起
91 ドラムフレーム
92 感光体ドラム
95 第1押圧部材
96 第1コイルばね
2 ドラムカートリッジ
10 ケーシング
20 アジテータ
30 現像ローラ
31 現像ローラ本体
32 現像ローラシャフト
40 ギア部
50 第1カラー
51 第1端部
52 第2端部
60 第1レバー
61 一端部
62 他端部
63 カム面
66 ホルダ
70 弾性部材
71 第1リング
72 第2リング
80 ベアリング
82 ベアリング突起
91 ドラムフレーム
92 感光体ドラム
95 第1押圧部材
96 第1コイルばね
Claims (21)
- 第1方向に延びる現像ローラシャフトを有する現像ローラと、
現像剤を収容可能なケーシングであって、前記第1方向に対して交差する第2方向の一端に前記現像ローラが位置するケーシングと、
前記現像ローラシャフトに接続される第1端部と、前記第1端部よりも前記現像ローラシャフトから離れた第2端部とを有する第1カラーであって、前記第2端部が前記第1端部に対して前記第1方向に延びる回転軸について回動可能な第1カラー
導電性を有し、伸縮方向に伸び縮み可能な弾性部材であって、前記弾性部材の前記伸縮方向における一端が前記現像ローラシャフトに電気的に接続した状態で、前記第1カラーに取り付けられる弾性部材と、
を備えることを特徴とする、現像カートリッジ。 - 請求項1に記載の現像カートリッジであって、
前記弾性部材は、前記第1カラーと共に、前記回転軸について回動可能であることを特徴とする、現像カートリッジ。 - 請求項1または請求項2に記載の現像カートリッジであって、
前記弾性部材の前記伸縮方向における他端は、前記第1カラーの前記第2端部に固定されていることを特徴とする、現像カートリッジ。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の現像カートリッジであって、
前記弾性部材の前記伸縮方向における他端は、前記第1カラーの前記第2端部よりも、前記現像ローラシャフトから離れる方向へ突出することを特徴とする、現像カートリッジ。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の現像カートリッジであって、
前記第1カラーは、絶縁体であることを特徴とする、現像カートリッジ。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の現像カートリッジであって、
前記現像カートリッジは、感光体ドラムとドラム側電極とを有するドラムカートリッジに装着可能であり、
前記ドラムカートリッジに前記現像カートリッジが装着された状態において、前記弾性部材の前記伸縮方向における他端は、前記ドラム側電極と電気的に接触することを特徴とする、現像カートリッジ。 - 請求項6に記載の現像カートリッジであって、
前記ドラムカートリッジに前記現像カートリッジが装着された状態において、前記弾性部材は、前記ドラム側電極から前記現像ローラシャフトへ、バイアス電圧を供給可能であることを特徴とする、現像カートリッジ。 - 請求項6または請求項7に記載の現像カートリッジであって、
前記ドラムカートリッジに前記現像カートリッジが装着された状態において、前記ドラム側電極により、前記第1カラーが、前記感光体ドラムへ向けて加圧されて、前記現像ローラが前記感光体ドラムに接触することを特徴とする、現像カートリッジ。 - 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の現像カートリッジであって、
前記弾性部材は、ばねであることを特徴とする、現像カートリッジ。 - 第1方向に延びる現像ローラシャフトを有する現像ローラと、
現像剤を収容可能なケーシングであって、前記第1方向に対して交差する第2方向の一端に前記現像ローラが位置するケーシングと、
前記ケーシングに対して固定され、前記現像ローラシャフトを回転可能に支持する導電性のベアリングと、
前記ケーシングおよび前記ベアリングに対して移動可能な導電性の第1レバーと、
導電性を有し、伸縮方向に伸び縮み可能な弾性部材であって、
前記伸縮方向における一端であって、前記ベアリングと電気的に接触する一端と、
前記伸縮方向における他端であって、前記第1レバーと電気的に接触する他端と、
を有する弾性部材と、
を備えることを特徴とする、現像カートリッジ。 - 請求項10に記載の現像カートリッジであって、
前記ベアリングは、前記第1方向に突出するベアリング突起を有し、
前記弾性部材の前記一端は、前記ベアリング突起に接触することを特徴とする、現像カートリッジ。 - 請求項10または請求項11に記載の現像カートリッジであって、
前記現像ローラシャフトに接続される第1端部と、前記第1端部よりも前記現像ローラシャフトから離れた第2端部とを有する第1カラーであって、前記第2端部が前記第1端部に対して前記第1方向に延びる回転軸について回動可能な第1カラー
をさらに備え、
前記第1レバーの前記第2方向における一端部は、前記第1カラーの前記第2端部に接続されることを特徴とする、現像カートリッジ。 - 請求項12に記載の現像カートリッジであって、
前記第1レバーの前記一端部は、前記第1カラーの前記第2端部よりも、前記現像ローラシャフトから離れる方向へ突出することを特徴とする、現像カートリッジ。 - 請求項12または請求項13に記載の現像カートリッジであって、
前記現像カートリッジは、感光体ドラムとドラム側電極とを有するドラムカートリッジに装着可能であり、
前記ドラムカートリッジに前記現像カートリッジが装着された状態において、前記第1レバーは、前記ドラム側電極に接触することを特徴とする、現像カートリッジ。 - 請求項14に記載の現像カートリッジであって、
前記ドラムカートリッジに前記現像カートリッジが装着された状態において、前記第1レバー、前記弾性部材、および前記ベアリングは、前記ドラム側電極から前記現像ローラシャフトへ、バイアス電圧を供給可能であることを特徴とする、現像カートリッジ。 - 請求項14または請求項15に記載の現像カートリッジであって、
前記ドラムカートリッジに前記現像カートリッジが装着された状態において、前記ドラム側電極により、前記第1カラーが、前記感光体ドラムへ向けて加圧されて、前記現像ローラが前記感光体ドラムに接触することを特徴とする、現像カートリッジ。 - 請求項12から請求項16のいずれか一項に記載の現像カートリッジであって、
前記第1カラーは、絶縁体であることを特徴とする、現像カートリッジ。 - 請求項14から請求項17のいずれか一項に記載の現像カートリッジであって、
前記第1レバーは、前記ケーシングに対して、第1位置と第2位置との間で移動可能であり、
前記第1レバーは、
前記第2方向における一端部と他端部との間に位置するカム面
を有し、
前記第1レバーの前記他端部が駆動力を受けたことに応じて、前記第1レバーが前記カム面を中心として前記第1位置から前記第2位置へ移動する場合、前記第1レバーの前記一端部が、前記第1カラーを、前記現像ローラから離れる方向へ押圧することを特徴とする、現像カートリッジ。 - 請求項18に記載の現像カートリッジであって、
前記第1レバーが前記第1位置から前記第2位置へ移動する場合、前記カム面とドラムカートリッジの一部とが接触した状態で、前記第1レバーが前記カム面を中心として移動することを特徴とする、現像カートリッジ。 - 請求項10から請求項19のいずれか一項に記載の現像カートリッジであって、
前記弾性部材は、ばねであることを特徴とする、現像カートリッジ。 - 請求項20に記載の現像カートリッジであって、
前記弾性部材は、トーションばねであることを特徴とする、現像カートリッジ。
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