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JP2021158854A - 電力変換装置および制御方法 - Google Patents

電力変換装置および制御方法 Download PDF

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JP2021158854A
JP2021158854A JP2020058733A JP2020058733A JP2021158854A JP 2021158854 A JP2021158854 A JP 2021158854A JP 2020058733 A JP2020058733 A JP 2020058733A JP 2020058733 A JP2020058733 A JP 2020058733A JP 2021158854 A JP2021158854 A JP 2021158854A
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Abstract

【課題】電力系統で事故が発生して電力系統が擾乱することに起因して電力変換装置に過大な負荷が接続された場合においても、直ぐに電力系統から解列することなく運転を継続することができる電力変換装置を提供する。【解決手段】電力変換装置(パワーコンディショナ)100において、インバータ回路40は、過電流検出回路90において過電流が検出された場合に、半導体スイッチング素子45をオフに固定するゲートブロックを行ってから、予め決められたゲートブロック継続時間の経過後にゲートブロックを解除する。制御回路80は、ゲートブロックが解除された時から予め決められた監視時間の間に過電流が繰り返し検出された場合に、インバータ回路40の動作を停止させるとともに、スイッチ回路50を制御してインバータ回路40を電力系統120から解列する。【選択図】図1

Description

本開示は、電力系統と連系する電力変換装置およびこの電力変換装置の制御方法に関する。
近年、電力系統に太陽光発電システム等の多数の大容量の分散型電源が連系されるようになっている。電力系統全体を安定して運用するために、系統に電力を供給する場合は、需要家に悪影響が生じないように、電力品質をあらかじめ決められた品質以上に確保できる電力変換装置が求められている。電力変換装置は、パワーコンディショナとも呼ばれる。
特許文献1には、直流電源の電気を交流に変換する半導体スイッチング素子を備え、過大な負荷電流が検出された場合に半導体スイッチング素子を保護するためにオフ状態するとともに、オフ状態を維持する保護維持回路を備えた電力変換装置が開示されている。特許文献1の電力変換装置は、過大な負荷が接続され、適正範囲を超える過大な負荷電流が流れた場合は、運転を停止する。
特開2001−190076号公報
しかしながら、上記特許文献1の電力変換装置は、電力系統で事故が発生し、電力系統が擾乱することに起因して電力変換装置に過大な負荷が掛かる場合には、適正範囲を超える過大な負荷電流が流れ、運転を停止する。そして、一度に多数の電力変換装置が停止して多数の分散電源が電力系統から切り離されると、電力系統に対して著しい外乱が与えられることとなる。このため、系統擾乱時に、直ぐに電力系統から電力変換装置を解列するのではなく、電力系統に与える外乱を少なくしつつ電力変換装置の運転を継続することが求められている。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、電力系統で事故が発生して電力系統が擾乱することに起因して電力変換装置に過大な負荷が掛かる場合においても、直ぐに電力系統から解列することなく運転を継続することができる電力変換装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる電力変換装置は、外部直流電源から供給された直流電力を交流電力に変換し、電力系統に交流電力を供給する電力変換装置である。電力変換装置は、複数の半導体スイッチング素子を有し、半導体スイッチング素子のオンおよびオフの動作により直流電力を交流電力に変換して電力系統に出力するインバータ回路と、インバータ回路に流れる過電流を検出する過電流検出回路と、インバータ回路と電力系統との間の連系と解列とを切り替えるスイッチ回路と、インバータ回路とスイッチ回路とを制御する制御回路と、を備える。インバータ回路は、過電流検出回路において過電流が検出された場合に、半導体スイッチング素子をオフに固定するゲートブロックを行ってから、予め決められたゲートブロック継続時間の経過後にゲートブロックを解除する。制御回路は、ゲートブロックが解除された時から予め決められた監視時間の間に過電流が繰り返し検出された場合に、インバータ回路の動作を停止させるとともに、スイッチ回路を制御してインバータ回路を電力系統から解列する。
本開示にかかる電力変換装置によれば、電力系統で事故が発生して電力系統が擾乱することに起因して電力変換装置に過大な負荷が掛かる場合においても、直ぐに電力系統から解列することなく運転を継続することができる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかる電力変換装置の構成を示す図 実施の形態1にかかる電力変換装置の動作の手順を説明するフローチャート 実施の形態1にかかる電力変換装置の動作を説明するタイミングチャート 実施の形態1にかかる電力変換装置の動作を説明するタイミングチャート 実施の形態1にかかる電力変換装置の動作を説明するタイミングチャート 図1に示す電力変換装置が有する制御回路の少なくとも一部の機能がプロセッサによって実現される場合のプロセッサを示す図 図1に示す電力変換装置が有する制御回路の少なくとも一部の機能が処理回路によって実現される場合の処理回路を示す図
以下に、実施の形態にかかる電力変換装置および制御方法を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかるパワーコンディショナ100の構成を示す図である。図1では、太陽光発電システムで用いられるパワーコンディショナ100の構成例が示されている。図1において、実施の形態1にかかるパワーコンディショナ100は、外部直流電源である太陽電池モジュール110で発電された直流電力を交流電力に変換して電力系統120に出力する。太陽電池モジュール110は、パワーコンディショナ100に接続される外部直流電源の一例である。パワーコンディショナ100に接続される外部直流電源は、太陽電池モジュール110に限定されない。
パワーコンディショナ100は、昇圧回路10と、平滑回路20と、電流センサ30と、インバータ回路40と、スイッチ回路50と、A/D(Analog-to-Digital)変換回路60と、ラッチ回路70と、制御回路80と、を備える。
昇圧回路10は、外部直流電源である太陽電池モジュール110から出力される直流電力の電圧値を変換して出力する。
平滑回路20は、昇圧回路10の出力を平滑する。平滑回路20には、例えば電解コンデンサ等の素子が使用される。
電流センサ30は、インバータ回路40に流れる電流の電流値Ifoを予め決められた周期で測定する。具体的に、電流センサ30は、平滑回路20の2つの出力端のうち一方とインバータ回路40とを接続する接続ラインを流れる電流を測定して、測定値である電流値IfoをAD変換回路60に出力する。
AD変換回路60は、電流センサ30の測定値をA/D変換して、デジタルの信号に変換してラッチ回路70に出力する。AD変換回路60は、例えばコンパレータによって、電流センサ30の出力値である電流値Ifoが予め決められた電流閾値を超えているか否かを判定する。AD変換回路60は、電流センサ30の出力値である電流値Ifoが予め決められた電流閾値を超えている場合に、過電流が流れたことを意味するハイ(H)レベルの信号であるHレベル信号を出力信号としてラッチ回路70に出力する。AD変換回路60は、電流センサ30の出力値である電流値Ifoが電流閾値以下の値である場合に、過電流が流れていないことを意味するロー(L)レベルの信号であるLレベル信号を出力信号としてラッチ回路70に出力する。
電流閾値は、AD変換回路60が、電流値Ifoと比較することによりインバータ回路40に流れる電流が過電流であるか否かを判定するための基準値である。電流閾値は、制御回路80の記憶部81に予め記憶されている。電流閾値は、例えばインバータ回路40の定格電流値が用いられる。
すなわち、AD変換回路60は、電流センサ30の測定値である電流値Ifoに基づいて、インバータ回路40に流れる電流が過電流であるか否かを判定する。したがって、電流センサ30およびAD変換回路60は、インバータ回路40に流れる電流を監視して、インバータ回路40に流れる過電流を検出する過電流検出回路90としての機能を有する。
ラッチ回路70は、AD変換回路60の出力信号の状態を保持する。具体的に、ラッチ回路70は、過電流が流れたことを意味するHレベル信号がAD変換回路60から入力されると、ラッチ回路70からの出力であるラッチ回路出力としてインバータ回路40のゲートブロック信号入力ポート42にHレベル信号を出力し、ラッチ回路出力をHレベル信号にラッチする。すなわち、ラッチ回路70は、AD変換回路60からHレベル信号が入力されると、インバータ回路40のゲートブロック信号入力ポート42に出力するラッチ回路出力をHレベル信号に保持する。
ラッチ回路70からインバータ回路40のゲートブロック信号入力ポート42に出力されるHレベル信号は、インバータ回路40の半導体スイッチング素子45をオフに固定するゲートブロックを指示するゲートブロック信号GBである。
ラッチ回路70は、過電流が流れていないことを意味するLレベル信号がAD変換回路60から入力されると、ラッチ回路70からの出力であるラッチ回路出力としてインバータ回路40のゲートブロック信号入力ポート42にLレベル信号を出力してインバータ回路40のゲートブロック状態を解除させ、ラッチ回路出力をLレベル信号にラッチする。すなわち、ラッチ回路70は、AD変換回路60からLレベル信号が入力されると、インバータ回路40のゲートブロック信号入力ポート42に出力するラッチ回路出力をLレベル信号に保持する。
インバータ回路40は、複数の半導体スイッチング素子45を有し、太陽電池モジュール110から供給される直流電力を複数の半導体スイッチング素子45のオン動作およびオフ動作により交流電力に変換する電力変換部である。すなわち、インバータ回路40は、平滑回路20において平滑された直流電力を、複数の半導体スイッチング素子45のスイッチング動作により交流電力に変換する。なお、図1においては、インバータ回路40の有する1つの半導体スイッチング素子45のみを示している。半導体スイッチング素子45には、例えば、SiC DIPIPM(登録商標)などの半導体スイッチング素子が用いられる。SiCは、炭化ケイ素(Silicon Carbide)である。DIPIPMは、機能付き制御素子を内蔵した電力半導体モジュール(Dual Inline Package Intelligent Power Module)である。
インバータ回路40は、制御回路80からゲート信号Gが入力されるゲート信号入力ポート41と、ラッチ回路70からゲートブロック信号GBが入力されるゲートブロック信号入力ポート42と、インバータ回路40のエラー信号出力部44から制御回路80にエラー信号Errが出力されるエラー信号出力ポート43と、エラー信号出力ポート43を介して制御回路80にエラー信号Errを出力するエラー信号出力部44と、を備える。
インバータ回路40は、制御回路80から入力されるゲート信号Gに基づいて、複数の半導体スイッチング素子45を動作させる。ゲート信号Gは、半導体スイッチング素子45の動作を制御するための制御信号であり、パルス幅変調(Pulse Width Modulation:PWM)信号である。
インバータ回路40は、AD変換回路60において過電流が検出された場合に、複数の半導体スイッチング素子45をオフに固定するゲートブロックを行ってから、予め決められたゲートブロック継続時間の経過後にゲートブロックを解除する。インバータ回路40は、ラッチ回路70から入力されるゲートブロック信号GBに基づいて、半導体スイッチング素子45をゲートブロックする。インバータ回路40は、ラッチ回路70からゲートブロック信号入力ポート42にゲートブロック信号GBとしてHレベル信号が入力されている間、半導体スイッチング素子45がオフに固定された状態であるゲートブロック状態を保持する。ゲートブロック継続時間は、半導体スイッチング素子45をゲートブロック状態に保持する時間である。
インバータ回路40では、ゲートブロック信号入力ポート42にラッチ回路70から、ゲートブロック信号GBとしてHレベル信号が入力されると、インバータ回路40のゲート信号入力ポート41はブロックされる。ゲート信号入力ポート41がブロックされることで、ゲート信号入力ポート41に制御回路80からゲート信号Gが入力されても半導体スイッチング素子45のゲートはゲートブロックされ、半導体スイッチング素子45は動作を停止する。
インバータ回路40が半導体スイッチング素子45をゲートブロックした場合、インバータ回路40のエラー信号出力部44からエラー信号出力ポート43を介して制御回路80にエラー信号ErrとしてHレベル信号を出力する。制御回路80は、インバータ回路40からエラー信号Errが入力されると、ゲート信号Gの出力を停止する。
すなわち、エラー信号Errは、ゲート信号Gの出力の停止をインバータ回路40に指示するゲート信号停止指示信号である。
インバータ回路40は、半導体スイッチング素子45をゲートブロックしているときにラッチ回路70からラッチ回路出力としてLレベル信号が入力されると、Lレベル信号に基づいて半導体スイッチング素子45のゲートブロックを解除する。
インバータ回路40が、半導体スイッチング素子45のゲートブロック状態を解除すると、制御回路80へのエラー信号Errの出力も解除される。これにより、制御回路80からゲート信号入力ポート41にゲート信号Gが出力され、インバータ回路40の動作が正常動作に戻る。
したがって、ラッチ回路70からインバータ回路40のゲートブロック信号入力ポート42に出力されるLレベル信号は、半導体スイッチング素子45のゲートブロックの解除を指示するゲートブロック解除信号といえる。
スイッチ回路50は、インバータ回路40と電力系統120との間の連系と解列とを切り替える。
制御回路80は、インバータ回路40のゲート信号入力ポート41にゲート信号Gを入力することで、インバータ回路40の複数の半導体スイッチング素子45の動作を制御する。また、制御回路80は、ラッチ回路70へエラーリセット信号Ereを出力して、インバータ回路40における半導体スイッチング素子45のゲートブロック状態を解除させる。
制御回路80は、電流閾値であるインバータ回路40の定格電流値および半導体スイッチング素子45のゲートブロックを継続する時間であるゲートブロック継続時間を記憶する記憶部81を有する。また、制御回路80は、半導体スイッチング素子45のゲートブロックを開始してからの経過時間を計測し、また電流値Ifoが電流閾値を繰り返し超えているか否かを判定するために繰り返し時間を計測するタイマ82を有する。繰り返し時間は、半導体スイッチング素子45がゲートブロックされてゲートブロックが解除された時からつぎに過電流が検出された時までの経過時間である。
つぎに、系統擾乱が発生し、パワーコンディショナ100のインバータ回路40に過電流が流れた場合のパワーコンディショナ100の動作を、図2から図5に従って説明する。図2は、実施の形態1にかかるパワーコンディショナ100の動作の手順を説明するフローチャートである。図3から図5は、実施の形態1にかかるパワーコンディショナ100の動作を説明するタイミングチャートである。
図3では、予め決められた監視時間の間に過電流が繰り返し検出されない場合について示している。図4では、繰り返し時間が監視時間を超えている場合、すなわち予め決められた監視時間の経過後に過電流が繰り返し検出された場合について示している。図5では、繰り返し時間が監視時間以内である場合、ゲートブロックが解除された時から予め決められた監視時間以内に過電流が繰り返し検出された場合について示している。ここでは、監視時間を100msとしている。監視時間は、インバータ回路40に流れる電流に過電流が繰り返し発生しているか否かを判定するために繰り返し時間と比較する基準時間である。
ステップS10において、パワーコンディショナ100は、太陽電池モジュール110で発電された直流電力が供給され、正常動作を行う。そして、過電流検出回路90が、インバータ回路40に流れる電流を監視して、インバータ回路40に流れる過電流を検出する。すなわち、電流センサ30は、インバータ回路40に流れる電流値Ifoを測定し、測定値をAD変換回路60に出力する。
ステップS20において、AD変換回路60は、電流センサ30で測定された電流値Ifoが、インバータ回路40の定格電流値を超えているか否かを判定する。ここでは、インバータ回路40の定格電流値が50Aであるものとする。なお、50Aは、インバータ回路40の定格電流値の一例である。インバータ回路40の定格電流値は、予め制御回路80の記憶部81に記憶されている。なお、インバータ回路40の定格電流値は、制御回路80の記憶部81以外の構成部に記憶されていてもよい。
ここで、インバータ回路40の定格電流値は、AD変換回路60が、電流値Ifoと比較することにより、インバータ回路40に流れる電流が過電流であるか否かを判定するための、電流閾値である。図3に示すように、AD変換回路60は、電流値Ifoが電流閾値を超えている場合に、AD変換回路60からの出力であるAD変換回路出力としてHレベル信号をラッチ回路70に出力する。一方、AD変換回路60は、電流センサ30の出力値である電流値Ifoが閾値以下の値である場合に、Lレベルの信号をラッチ回路70に出力する。
電流値Ifoが50Aを超えていると判定された場合は、ステップS20においてYesとなり、ステップS30に進む。電流値Ifoが50Aを超えていないと判定された場合は、ステップS20においてNoとなり、ステップS10に戻り、パワーコンディショナ100は、正常動作を継続する。
ステップS30において、ラッチ回路70は、図3に示すように、ラッチ回路70からの出力であるラッチ回路出力をHレベル信号にラッチする。すなわち、ラッチ回路70は、Hレベル信号を受け取ると、インバータ回路40のゲートブロック信号入力ポート42にゲートブロック信号GBとしてHレベル信号を出力し、ラッチ回路出力をHレベル信号にラッチする。
つぎに、ステップS40において、インバータ回路40は、ゲートブロック信号入力ポート42にHレベル信号が入力されると、半導体スイッチング素子45をゲートブロックする。すなわち、インバータ回路40は、半導体スイッチング素子45を、オフの状態に固定されたゲートブロック状態として、半導体スイッチング素子45の制御を停止した状態とする。インバータ回路40は、ラッチ回路70からゲートブロック信号入力ポート42にHレベル信号が入力されている間、ゲートブロック状態を保持する。
つぎに、ステップS50において、インバータ回路40は、図3に示すように、エラー信号出力ポート43から制御回路80にエラー信号ErrとしてHレベル信号を出力する。制御回路80は、インバータ回路40からエラー信号ErrとしてHレベル信号が入力されると、インバータ回路40へのゲート信号Gの出力を停止する。また、制御回路80は、インバータ回路40からエラー信号ErrとしてHレベル信号が入力されると、タイマ82を起動して、ゲートブロック継続時間の計測を開始する。
つぎのステップS60、ステップS70、ステップS80は、電流センサ30で測定された電流値Ifoがインバータ回路40の定格電流値を超える現象が繰り返し発生している否か、すなわちインバータ回路40に流れる電流に過電流が繰り返し発生しているか否か、を判定するためのステップである。図5に示すように、ゲートブロックが解除された時から監視時間である100ms以内に、インバータ回路40に流れる電流に過電流が繰り返し発生している場合は、パワーコンディショナ100のいずれかの部品が短絡故障しており、実際にパワーコンディショナ100内にインバータ回路40の定格電流値を超える大きな電流が流れる状態になっているため、半導体スイッチング素子45を保護するため、パワーコンディショナ100をエラー停止する必要がある。
一方、図3および図4に示すように、系統擾乱などが発生し、インバータ回路40の定格電流値を超える大きな電流が単発的にインバータ回路40に流れた場合は、半導体スイッチング素子45をゲートブロックした後、ゲートブロックを解除してインバータ回路40の運転を再開して、パワーコンディショナ100の運転を再開させる。図4に示す場合は、過電流、すなわちインバータ回路40の定格電流値を超える大きな電流が繰り返し発生しているが、ゲートブロックが解除された時から監視時間である100ms以内においては、繰り返し発生していない。したがって、この場合は、インバータ回路40の定格電流値を超える大きな電流が単発的にインバータ回路40に流れたと判定できる。
ここで、パワーコンディショナ100を起動させて初めて電流値Ifoが50Aを超えていると判定されてステップS50まで進んだ場合は、ステップS60、ステップS70、ステップS80を飛ばして、ステップS90に進む。ステップS60、ステップS70、ステップS80については、後述する。
ステップS90において、制御回路80は、ゲートブロックを継続する時間であるゲートブロック継続時間が経過したか否かを判定する。ここでは、ゲートブロック継続時間が4msであるものとする。なお、4msは、ゲートブロック継続時間の一例である。
半導体スイッチング素子45のゲートブロック状態は、予め決められたゲートブロック継続時間にわたって維持される。すなわち、ラッチ回路70は、4msにわたってラッチ回路出力をHレベル信号にラッチしている。これにより、4msにわたって、半導体スイッチング素子45のゲートブロック状態が維持される。そこで、制御回路80は、ステップS90において、ゲートブロック継続時間が経過したか否かを判定する。ゲートブロック継続時間は、予め制御回路80の記憶部81に記憶されている。なお、ゲートブロック継続時間は、制御回路80の記憶部81以外の構成部に記憶されていてもよい。
ゲートブロック継続時間の4msが経過したと判定された場合は、ステップS90においてYesとなり、ステップS100に進む。ゲートブロック継続時間が経過していないと判定された場合は、ステップS90においてNoとなり、ステップS90を繰り返す。
つぎに、ステップS100において、制御回路80は、図3に示すように、ラッチ回路70へエラーリセット信号EreとしてHレベル信号を出力すると同時に、インバータ回路40に流れる電流に過電流が繰り返し発生しているか、すなわち電流値Ifoがインバータ回路40の定格電流値を繰り返し超えているか否かを判定するためのタイマ82のカウント値である経過時間tをリセットして0に設定し、繰り返し時間の計測を開始する。
つぎに、ステップS110において、ラッチ回路70は、制御回路80からエラーリセット信号EreとしてHレベル信号が入力されると、ラッチ回路出力をLレベル信号としてラッチする。すなわち、ラッチ回路70は、制御回路80からエラーリセット信号Ereを受け取ると、インバータ回路40のゲートブロック信号入力ポート42にLレベル信号を出力し、ラッチ回路出力をLレベル信号に保持する。
つぎに、ステップS120において、インバータ回路40は、ゲートブロック信号入力ポート42にLレベル信号が入力されると、半導体スイッチング素子45のゲートブロックを解除する。すなわち、インバータ回路40は、半導体スイッチング素子45がオフの状態に固定されたゲートブロック状態を解除して、半導体スイッチング素子45の制御を停止した状態を解除する。
つぎに、ステップS130において、インバータ回路40は、エラー信号出力ポート43から制御回路80にLレベル信号を出力する。制御回路80は、インバータ回路40からLレベル信号が入力されると、インバータ回路40へゲート信号Gを出力し、インバータ回路40の運転を再開して、パワーコンディショナ100の運転を再開させる。
すなわち、制御回路80は、エラー信号Errが入力された場合に、エラー信号Errが入力された時からゲートブロック継続時間の経過後にラッチ回路70のゲートブロック信号の出力状態を解除してインバータ回路40の動作を再開させる。
つぎに、ステップS10に戻り、その後、ステップS20からステップS50が実施される。
つぎに、ステップS60において、制御回路80は、タイマ82のカウント値である経過時間tにより、ステップS100からの経過時間tが、予め決められた監視時間以下であるか否か、すなわち繰り返し時間が100ms以下であるか否かを判定する。ステップS100からの経過時間tは、ゲートブロックが解除された時からの経過時間である。
ここで、ゲートブロックが解除された時からの経過時間が100ms以内である、すなわちステップS100からの経過時間tが、100ms以下であると判定された場合は、ステップS60においてYesとなり、ステップS70に進む。ステップS100からの経過時間tが、100ms以下でないと判定された場合は、ステップS60においてNoとなり、制御回路80は、制御回路80に記憶する繰り返しエラー判定Err’をLレベルとする。ステップS80に進む。
ステップS70において、制御回路80は、過電流状態が繰り返し発生していると判定し、制御回路80に記憶する繰り返しエラー判定Err’をHレベルとする。
ステップS80において、制御回路80は、繰り返しエラー判定Err’がHレベルであるか否かを判定する。繰り返しエラー判定Err’がHレベルである場合は、ゲートブロックが解除された時から監視時間である100ms以内に、インバータ回路40に流れる電流に過電流が繰り返し発生している場合である。繰り返しエラー判定Err’がHレベルでない場合は、すなわちLレベルである場合は、ゲートブロックが解除された時から監視時間である100ms以内に、インバータ回路40に流れる電流に過電流が繰り返し発生していない場合である。
ステップS80において、繰り返しエラー判定Err’がHレベルであると判定された場合、すなわち図5に示すようにゲートブロックが解除された時から監視時間である100ms以内に、インバータ回路40に流れる電流に過電流が繰り返し発生していると判定された場合は、ステップS80においてYesとなり、ステップS140に進み、パワーコンディショナ100をエラー停止させるフローに進む。
ステップS80において、繰り返しエラー判定Err’がHレベルでないと判定された場合、すなわちゲートブロックが解除された時から監視時間である100ms以内に、インバータ回路40に流れる電流に過電流が繰り返し発生していない判定された場合、ステップS80においてNoとなり、ステップS90に進み、パワーコンディショナ100の運転を再開させるフローに進む。ここで、ゲートブロックが解除された時から監視時間である100ms以内に、インバータ回路40に流れる電流に過電流が繰り返し発生していない判定された場合は、図4に示すように、インバータ回路40に流れる電流に過電流が単発的に発生していると判定された場合である。
ステップS140において、制御回路80は、パワーコンディショナ100をエラー停止させる。すなわち、制御回路80は、インバータ回路40のゲート信号入力ポート41へのゲート信号Gの入力を停止することによりインバータ回路40を停止させてパワーコンディショナ100を停止させるとともに、インバータ回路40と電力系統120との間における系統連系をオフに切換える制御をスイッチ回路50に対して行う。すなわち、制御回路80は、インバータ回路40が動作を再開した時から、エラー信号Errが再度入力されるまでの時間が、監視時間以内である場合は、インバータ回路40の動作を停止させるとともに、スイッチ回路50を制御してインバータ回路40を電力系統120から解列する。
なお、上述の動作説明では、経過時間tが100ms以内の場合は、パワーコンディショナ100をエラー停止させ、エラー停止状態を継続させる例について示したが、パワーコンディショナ100のエラー停止状態を継続させるか否かを判定する回数は1回に限定されるものではなく、複数回の判定を行った結果に基づいて運転の再開を試行してもよい。
上述した本実施の形態1にかかるパワーコンディショナ100は、過電流検出回路90がインバータ回路40に流れる電流を監視して、インバータ回路40に流れる過電流を検出する。そして、インバータ回路40に流れる過電流が検出された場合、インバータ回路40は、半導体スイッチング素子45をゲートブロックするとともに、ゲートブロック継続時間の間にわたってゲートブロック状態を保持する。
これにより、パワーコンディショナ100は、インバータ回路40に過電流が流れる状態が発生しても、まず半導体スイッチング素子45をゲートブロックして半導体スイッチング素子45を保護することができる。すなわち、パワーコンディショナ100は、インバータ回路40に定格電流を超える電流が継続して流れることを防止し、小型で高効率だが電流耐量が比較的低い半導体スイッチング素子45、例えば、SiC DIPIPMなどの半導体スイッチング素子を確実に保護することができる。
また、パワーコンディショナ100は、半導体スイッチング素子45をゲートブロックした後、ゲートブロック継続時間の経過後に半導体スイッチング素子45のゲートブロックを解除する。その後、パワーコンディショナ100は、過電流検出回路90がインバータ回路40に流れる電流を再度監視して、インバータ回路40に流れる過電流を検出する。そして、パワーコンディショナ100は、監視時間においてインバータ回路40に流れる電流に過電流が繰り返し発生していると判定した場合は、インバータ回路40をエラー停止させ、インバータ回路40を電力系統120から解列する処理を行う。
これにより、パワーコンディショナ100は、インバータ回路40に過電流が流れる状態が検出された場合でも、パワーコンディショナ100を直ぐに電力系統120系統から解列するのではなく、パワーコンディショナ100の運転を継続することができる。すなわち、パワーコンディショナ100は、電力系統120で事故が発生し、電力系統120が擾乱し、パワーコンディショナ100に過大な負荷が掛かる場合においても、直ぐに電力系統120からパワーコンディショナ100を解列するのではなく、パワーコンディショナ100の運転を継続することができる。したがって、パワーコンディショナ100は、電力系統120の擾乱発生時において、電力系統120からパワーコンディショナ100を解列することにより電力系統120に与える外乱を少なくすることができる。
また、パワーコンディショナ100は、半導体スイッチング素子45のゲートブロックの解除後に、インバータ回路40に流れる電流に過電流が単発的に発生していると判定した場合は、半導体スイッチング素子45をゲートブロックするとともに、ゲートブロック継続時間の間にわたってゲートブロック状態を保持する。その後、パワーコンディショナ100は、ゲートブロック継続時間の経過後に半導体スイッチング素子45をゲートブロックを解除する。これにより、パワーコンディショナ100は、インバータ回路40に定格電流を超える電流が継続して流れることを防止できる。
図6は、図1に示すパワーコンディショナ100が有する制御回路80の少なくとも一部の機能がプロセッサ101によって実現される場合のプロセッサ101を示す図である。つまり、制御回路80の少なくとも一部の機能は、メモリ102に格納されるプログラムを実行するプロセッサ101によって実現されてもよい。プロセッサ101は、マイクロコンピュータ、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、又はDSP(Digital Signal Processor)である。図6には、メモリ102も示されている。
制御回路80の少なくとも一部の機能がプロセッサ101によって実現される場合、当該一部の機能は、プロセッサ101と、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェア及びファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア又はファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ102に格納される。プロセッサ101は、メモリ102に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、制御回路80の少なくとも一部の機能を実現する。
すなわち、制御回路80の少なくとも一部の機能がプロセッサ101によって実現される場合、制御回路80の少なくとも一部によって実行されるステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ102を有する。メモリ102に格納されるプログラムは、制御回路80の少なくとも一部が実行する手順又は方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
メモリ102は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性もしくは揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク又はDVD(Digital Versatile Disk)等である。
図7は、図1に示すパワーコンディショナ100が有する制御回路80の少なくとも一部の機能が処理回路103によって実現される場合の処理回路103を示す図である。つまり、制御回路80の少なくとも一部は、処理回路103によって実現されてもよい。
処理回路103は、専用のハードウェアである。処理回路103は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、並列プログラム化されたプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はこれらを組み合わせたものである。
上述したように、本実施の形態1にかかるパワーコンディショナ100は、電力系統120で事故が発生し、電力系統120が擾乱することに起因してパワーコンディショナ100に過大な負荷が掛かる場合においても、パワーコンディショナ100を直ぐに電力系統120系統から解列するのではなく、電力系統120に与える外乱を少なくしつつ電力系統120と接続したパワーコンディショナ100の運転を継続することができる。
また、パワーコンディショナ100は、パワーコンディショナ100の内部の部品が短絡故障し、インバータ回路40に短絡電流が流れる状態になっても、パワーコンディショナ100が自動でエラー停止するため、インバータ回路40に短絡電流が流れることに起因したインバータ回路40の故障を防ぐことができる。
さらに、資源エネルギー庁よりガイドライン「電力品質確保に係る系統連系技術要件ガイドライン」(令和元年10月)<https://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000193100>)に示されている運転継続要請の運転継続性能要件(Fault Ride Through:FRT)によると、例えば、太陽光発電システムのFRT要件では、電力系統の単相事故の場合に、系統電圧が定格20%に低下した状態が1秒間連続するまでパワーコンディショナの運転を継続し、解列しないようにする電圧低下耐量が要求されている。また、電力系統の三相事故の場合に、系統電圧が定格20%に低下した状態が0.3秒間連続するまでパワーコンディショナの運転を継続し、解列しないようにする電圧低下耐量が要求されている。
また、パワーコンディショナ100は、電力系統120の擾乱が発生した場合でも、運転継続性能要件を満足することができ、且つインバータ回路40に定格電流を超える電流が継続して流れることを防止し、小型で高効率だが電流耐量が比較的低い半導体スイッチング素子45、例えば、SiC DIPIPMなどの半導体スイッチング素子を確実に保護することができる。
したがって、本実施の形態1にかかるパワーコンディショナ100によれば、電力系統120で事故が発生して電力系統120が擾乱することに起因してパワーコンディショナ100に過大な負荷が掛かる場合においても、パワーコンディショナ100を直ぐに電力系統120から解列することなく、パワーコンディショナ100の運転を継続することができる、という効果を奏する。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10 昇圧回路、20 平滑回路、30 電流センサ、40 インバータ回路、41 ゲート信号入力ポート、42 ゲートブロック信号入力ポート、43 エラー信号出力ポート、44 エラー信号出力部、45 半導体スイッチング素子、50 スイッチ回路、60 A/D変換回路、70 ラッチ回路、80 制御回路、81 記憶部、82 タイマ、90 過電流検出回路、100 パワーコンディショナ、101 プロセッサ、102 メモリ、103 処理回路、110 太陽電池モジュール、120 電力系統、Ere エラーリセット信号、Err エラー信号、Err’ 繰り返しエラー判定、G ゲート信号、GB ゲートブロック信号、Ifo 電流値、t 経過時間。

Claims (7)

  1. 外部直流電源から供給された直流電力を交流電力に変換し、電力系統に前記交流電力を供給する電力変換装置であって、
    複数の半導体スイッチング素子を有し、前記半導体スイッチング素子のオンおよびオフの動作により前記直流電力を交流電力に変換して前記電力系統に出力するインバータ回路と、
    前記インバータ回路に流れる過電流を検出する過電流検出回路と、
    前記インバータ回路と前記電力系統との間の連系と解列とを切り替えるスイッチ回路と、
    前記インバータ回路と前記スイッチ回路とを制御する制御回路と、
    を備え、
    前記インバータ回路は、前記過電流検出回路において前記過電流が検出された場合に、前記半導体スイッチング素子をオフに固定するゲートブロックを行ってから、予め決められたゲートブロック継続時間の経過後に前記ゲートブロックを解除し、
    前記制御回路は、前記ゲートブロックが解除された時から予め決められた監視時間の間に前記過電流が繰り返し検出された場合に、前記インバータ回路の動作を停止させるとともに、前記スイッチ回路を制御して前記インバータ回路を前記電力系統から解列すること、
    を特徴とする電力変換装置。
  2. 前記過電流が検出された場合に、前記ゲートブロックを指示するゲートブロック信号を前記インバータ回路に出力するとともに前記ゲートブロック信号の出力状態を保持するラッチ回路を備え、
    前記インバータ回路は、前記ゲートブロック信号が入力されている間にわたって前記ゲートブロックを行うこと、
    を特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記インバータ回路は、前記ゲートブロック信号が入力された場合に、前記半導体スイッチング素子の制御の停止を指示するエラー信号を前記制御回路に出力し、
    前記制御回路は、
    前記エラー信号が入力された場合に、前記エラー信号が入力された時から前記ゲートブロック継続時間の経過後に前記ラッチ回路の前記ゲートブロック信号の出力状態を解除して前記インバータ回路の動作を再開させ、
    前記インバータ回路が動作を再開した時から、前記エラー信号が再度入力されるまでの時間が、前記監視時間以内である場合は、前記インバータ回路の動作を停止させるとともに、前記スイッチ回路を制御して前記インバータ回路を前記電力系統から解列すること、
    を特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記半導体スイッチング素子は、炭化ケイ素を使用した素子であること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の電力変換装置。
  5. 外部直流電源から供給された直流電力を交流電力に変換して電力系統に前記交流電力を供給する電力変換装置を制御する制御方法であって、
    インバータ回路が、複数の半導体スイッチング素子のオンおよびオフの動作により前記直流電力を交流電力に変換して前記電力系統に出力するステップと、
    過電流検出回路が、前記インバータ回路に流れる過電流を検出するステップと、
    前記インバータ回路が、前記過電流検出回路において前記過電流が検出された場合に、前記半導体スイッチング素子をオフに固定するゲートブロックを行ってから、予め決められたゲートブロック継続時間の経過後に前記ゲートブロックを解除するステップと、
    制御回路が、予め決められた監視時間の間に前記過電流が繰り返し検出された場合に、前記インバータ回路の動作を停止させるとともに、前記インバータ回路と前記電力系統との間の連系と解列とを切り替えるスイッチ回路を制御して前記インバータ回路を前記電力系統から解列するステップと、
    を含むことを特徴とする制御方法。
  6. 前記過電流が検出された場合に、ラッチ回路が、前記ゲートブロックを指示するゲートブロック信号を前記インバータ回路に出力するとともに前記ゲートブロック信号の出力状態を保持し、
    前記インバータ回路が、前記ゲートブロック信号が入力されている間にわたって前記ゲートブロックを行うこと、
    を特徴とする請求項5に記載の制御方法。
  7. 前記インバータ回路は、前記ゲートブロック信号が入力された場合に、前記半導体スイッチング素子の制御の停止を指示するエラー信号を前記制御回路に出力し、
    前記制御回路は、
    前記エラー信号が入力された場合に、前記エラー信号が入力された時から前記ゲートブロック継続時間の経過後に前記ラッチ回路の前記ゲートブロック信号の出力状態を解除して前記インバータ回路の動作を再開させ、
    前記インバータ回路が動作を再開した時から、前記エラー信号が再度入力されるまでの時間が、前記監視時間以内である場合は、前記インバータ回路の動作を停止させるとともに、前記スイッチ回路を制御して前記インバータ回路を前記電力系統から解列すること、
    を特徴とする請求項6に記載の制御方法。
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