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JP2021092628A - 像担持体に潤滑剤を塗布する機構を有する画像形成システム - Google Patents

像担持体に潤滑剤を塗布する機構を有する画像形成システム Download PDF

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JP2021092628A JP2019222367A JP2019222367A JP2021092628A JP 2021092628 A JP2021092628 A JP 2021092628A JP 2019222367 A JP2019222367 A JP 2019222367A JP 2019222367 A JP2019222367 A JP 2019222367A JP 2021092628 A JP2021092628 A JP 2021092628A
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Takeshi Uchitani
武志 内谷
克史 東田
Katsufumi Higashida
克史 東田
隆幸 若井
Takayuki Wakai
隆幸 若井
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Abstract

【課題】潤滑剤ローラの回転軸方向における潤滑剤の塗布量を均一化できる画像形成システムを提供する。【解決手段】像担持体40に接触する発泡体45bを含み、潤滑剤を像担持体に移す潤滑剤ローラ45であって、発泡体が0.15dm3/s以上1.4dm3/s以下の通気量を有するように選択されている、潤滑剤ローラと、潤滑剤ローラに接触して潤滑剤を供給する固形潤滑剤46と、固形潤滑剤を潤滑剤ローラに対して押圧する押圧部材48と、を備える。【選択図】図2

Description

画像形成システムには、像担持体の表面に潤滑剤を塗布する機構を備えたものがある。このような画像形成システムでは、塗布した潤滑剤により像担持体の表面の摩擦係数を低下させ、像担持体から残留トナーを除去しやすくしている。
図1は、本明細書に開示された種々の例を実施するために使用することができる例示的な画像形成システムの概略構成図である。 図2は、例示的な潤滑剤塗布機構の概略図である。 図3は、図2に示す潤滑剤塗布機構に用いられる固形潤滑剤の斜視図である。 図4は、試作S1〜試作S6に係る潤滑剤塗布機構におけるトナー保持量を示すグラフである。 図5は、画像形成システムによって印字される画像の一例を示す図である。 図6は、比較対象の一般的な画像形成システムでのトナー入力部及びトナー非入力部での潤滑剤の区間消費量を潤滑剤ローラの走行距離に応じて示すグラフである。 図7は、図6と同様の一般的な画像形成システムでのトナー入力部及びトナー非入力部での潤滑剤ローラ内のトナー保持量を、潤滑剤ローラの走行距離に応じて示すグラフである。 図8は、図5に示す画像の印刷を連続した場合の固形潤滑剤の例を示す斜視図である。 図9は、図2に示す潤滑剤塗布機構を含む画像形成システムでのトナー入力部及びトナー非入力部での潤滑剤の区間消費量を潤滑剤ローラの走行距離に応じて示すグラフである。 図10は、図2に示す潤滑剤塗布機構を含む画像形成システムでのトナー入力部及びトナー非入力部での潤滑剤ローラ内のトナー保持量を潤滑剤ローラの走行距離に応じて示すグラフである。 図11は、変形例に係る潤滑剤塗布機構の概略図である。
以下、図面を参照して、画像形成システムの一例について説明する。画像形成システムは、プリンタ等の画像形成装置であってもよい。なお、図面に基づいて説明するにあたり、同一の要素、又は同一の機能を有する類似する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図1は、例示的な画像形成システムの概略構成を示す図である。図1に示す画像形成システム1は、例えば、マゼンタ、イエロー、シアン、ブラックの各色を用いてカラー画像を形成する装置である。画像形成システム1は、例えば、記録媒体である用紙Pを搬送する搬送装置10と、静電潜像を現像する現像装置20と、トナーを用紙Pに二次転写する転写装置30と、表面(周面)に静電潜像が形成される像担持体40と、トナーを用紙Pに定着させる定着装置50と、用紙Pを排出する排出装置60と、を備える。
搬送装置10は、例えば、画像が形成される記録媒体としての用紙Pを搬送経路R1上で搬送する。用紙Pは、例えば、カセットKに積層されて収容され、給紙ローラ11によりピックアップされて搬送される。搬送装置10は、例えば、用紙Pに転写されるトナーが転写ニップ部R2に到達するタイミングで、搬送経路R1を介して転写ニップ部R2に用紙Pを到達させる。
現像装置20は、例えば、色ごとに4個設けられる。各現像装置20は、例えば、トナーを像担持体40に担持させる現像剤担持体24を備える。現像装置20では、例えば、現像剤として、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤を用いる。つまり、現像装置20では、トナーとキャリアを所望の混合比になるように調整し、トナー及びキャリアを混合撹拌してトナーを均一に分散させる。これにより、最適な帯電量が付与された現像剤が調整される。この現像剤は、現像剤担持体24に担持される。現像剤担持体24は、回転することにより現像剤を像担持体40と対向する領域まで搬送する。そして、現像剤担持体24に担持された現像剤のうちのトナーが像担持体40の周面上に形成された静電潜像に移動し、静電潜像が現像される。
転写装置30は、例えば、像担持体40に現像されたトナー像を用紙Pに二次転写する転写ニップ部R2に搬送する。転写装置30は、例えば、像担持体40からトナー像が一次転写される転写ベルト31と、転写ベルト31を懸架する懸架ローラ34,35,36,37と、像担持体40と共に転写ベルト31を挟持する一次転写ローラ32と、懸架ローラ37と共に転写ベルト31を挟持する二次転写ローラ33と、を備える。
転写ベルト31は、例えば、懸架ローラ34,35,36,37により循環移動する無端状のベルトである。懸架ローラ34,35,36,37は、それぞれの軸線周りに回転可能なローラである。懸架ローラ37は、例えば、軸線周りに回転駆動する駆動ローラである。懸架ローラ34,35,36は、例えば、懸架ローラ37の回転駆動により従動回転する従動ローラである。一次転写ローラ32は、例えば、転写ベルト31の内周側から像担持体40を押圧するように設けられる。二次転写ローラ33は、例えば、転写ベルト31を挟んで懸架ローラ37と平行に配置されて、転写ベルト31の外周側から懸架ローラ37を押圧するように設けられる。これにより、二次転写ローラ33は、転写ベルト31との間に転写ニップ部R2を形成する。
像担持体40は、静電潜像担持体又は感光体ドラムとも呼ばれる。像担持体40は、例えば、色ごとに4個設けられる。各像担持体40は、例えば、転写ベルト31の移動方向に沿って並ぶように配置される。像担持体40の周面には、例えば、現像装置20と、帯電ローラ41と、露光ユニット42と、クリーニング装置43と、が設けられる。
帯電ローラ41は、例えば、像担持体40の表面を所定の電位に均一に帯電させる帯電手段である。帯電ローラ41は、例えば、像担持体40の回転に追従して動く。露光ユニット42は、例えば、帯電ローラ41によって帯電した像担持体40の表面を、用紙Pに形成する画像に応じて露光する。これにより、像担持体40の表面のうち露光ユニット42により露光された部分の電位が変化し、静電潜像が形成される。4個の現像装置20は、例えば、それぞれの現像装置20に対向して設けられたトナータンクNから供給されたトナーによって像担持体40に形成された静電潜像を現像し、トナー像を生成する。各トナータンクN内には、それぞれ、例えば、マゼンタ、イエロー、シアン及びブラックのトナーが充填される。クリーニング装置43は、例えば、像担持体40上に形成されたトナーが転写ベルト31に一次転写された後に像担持体40上に残存するトナーを回収する。クリーニング装置43には、後述する、像担持体40の表面に潤滑剤を塗布する機構が含まれる。
定着装置50は、例えば、加熱及び加圧が行われる定着ニップ部R3に用紙Pを通過させることで、転写ベルト31から用紙Pに二次転写されたトナー像を用紙Pに定着させる。定着装置50は、例えば、用紙Pを加熱する加熱ローラ52と、加熱ローラ52を押圧して回転駆動する加圧ローラ54と、を備える。加熱ローラ52及び加圧ローラ54は、例えば、円筒状に形成されており、加熱ローラ52は内部にハロゲンランプ等の熱源を備える。加熱ローラ52と加圧ローラ54との間には接触領域である定着ニップ部R3が設けられ、定着ニップ部R3に用紙Pを通過させることにより、トナー像を用紙Pに溶融定着させる。
排出装置60は、例えば、定着装置50によりトナー像が定着された用紙Pを装置外部へ排出するための排出ローラ62,64を備える。
続いて、画像形成システム1による印刷工程の一例について説明する。画像形成システム1に被記録画像の画像信号が入力されると、画像形成システム1の制御部は、給紙ローラ11を回転させて、カセットKに積層された用紙Pをピックアップして搬送させる。そして、帯電ローラ41により像担持体40の表面を所定の電位に均一に帯電させる(帯電工程)。その後、受信した画像信号に基づいて、露光ユニット42により像担持体40の表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する(露光工程)。
現像装置20では、静電潜像が現像されてトナー像が形成される(現像工程)。こうして形成されたトナー像は、像担持体40と転写ベルト31とが対向する領域において、像担持体40から転写ベルト31へ一次転写される(転写工程)。転写ベルト31には、4個の像担持体40上に形成されたトナー像が順次積層されて、1つの積層トナー像が形成される。そして、積層トナー像は、懸架ローラ37と二次転写ローラ33とが対向する転写ニップ部R2において、搬送装置10から搬送された用紙Pに二次転写される。
積層トナー像が二次転写された用紙Pは、定着装置50へ搬送される。そして、定着装置50は、用紙Pが定着ニップ部R3を通過する際に、用紙Pを加熱ローラ52と加圧ローラ54との間で加熱及び加圧することにより、積層トナー像を用紙Pへ溶融定着させる(定着工程)。その後、用紙Pは、排出ローラ62,64によって画像形成システム1の外部へ排出される。
次に、図2及び図3を参照して、クリーニング装置43に設けられる潤滑剤塗布機構4について説明する。図2は、例示的な潤滑剤塗布機構4の概略図である。図3は、図2に示す潤滑剤塗布機構4に用いられる固形潤滑剤46の斜視図である。潤滑剤塗布機構4は、像担持体40の表面に所定量の潤滑剤を順次供給することにより、像担持体40の表面の摩耗レート(走行距離当たりの摩耗量)を低減し、像担持体40の表面を保護する機構である。潤滑剤塗布機構4は、図2及び図3に示されるように、潤滑剤ローラ45と、固形潤滑剤46と、保持部材47と、押圧部材48と、を備える。クリーニング装置43には、クリーニングブレード49が更に設けられている。
潤滑剤ローラ45は、像担持体40と固形潤滑剤46との間に配置され、固形潤滑剤46の潤滑剤を像担持体40の表面に移すためのローラ部材である。潤滑剤ローラ45は、例えば時計回りに回転する像担持体40とは接触領域において順方向に進むように反時計回りに回転する。潤滑剤ローラ45は、軸方向(図2の紙面に直交する方向)に沿って伸びる円柱形状の軸部45aと、軸部45aの外周を覆う円筒形状の発泡体45bと、を有する。発泡体45bは、一方において像担持体40に接触し、他方において固形潤滑剤46に接触する。潤滑剤ローラ45は、固形潤滑剤46との接触領域(曲面46a)において潤滑剤を掻き取り、その掻き取った潤滑剤を像担持体40との接触領域において像担持体40の表面に供給する。発泡体45bの厚みは、例えば1mm以上4mm以下であってもよく、例えば発泡体45bの外周径が10mmの場合にその厚みを2mmとすることができる。発泡体45bは、例えばウレタンフォームから構成される。発泡体45bの特性については後述する。
固形潤滑剤46は、潤滑剤ローラ45の軸線方向に沿って延びるバー状の部材であり、図3に示すように、発泡体45bと接触する面が曲面46aであってもよい。曲面46aは、接触する潤滑剤ローラ45の外周面に一致する曲面であってもよいし、潤滑剤ローラ45の外周面の外径よりも大きい曲率半径を有する曲面であってもよい。固形潤滑剤46は、像担持体40の表面に塗布される潤滑剤の供給源として機能する。像担持体40の表面に潤滑剤ローラ45を介してこの潤滑剤を供給することにより、像担持体40から転写ベルト31へ転写された残りのトナー(残留トナー)を当該表面から除去しやすくし、像担持体40の表面の摩耗を低減する。
固形潤滑剤46を構成する潤滑剤としては、脂肪酸金属塩又はフッ素系樹脂からなるものを用いることができる。脂肪酸金属塩としては、例えば、ミリスチン酸、パルミチン酸、スタエリン酸、アレイン酸等の直鎖状炭化水素の脂肪酸金属塩が挙げられ、金属としては、リチウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、亜鉛、カドミウム、アルミニウム、セリウム、チラン、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸鉄などが挙げられる。脂肪酸金属塩としては、例えば、ステアリン酸亜鉛を用いることができる。
保持部材47は、固形潤滑剤46を保持する部材である。保持部材47は、例えば、SECCなどの鋼板から構成され、L字形状を呈する。
押圧部材48は、固形潤滑剤46を潤滑剤ローラ45に対して所定荷重で押圧するための部材である。押圧部材48は、例えば圧縮バネを含んで構成される。押圧部材48は、保持部材47を介して固形潤滑剤46を押圧しているが、保持部材47を介さずに固形潤滑剤46を押圧してもよい。また、押圧部材48は、バネ荷重0.1N以上6N以下(約10gf以上約610gf以下)で固形潤滑剤46を押圧することができる。この際、固形潤滑剤46は、自重も含めて、0.5N以上6.4N以下(50gf以上650gf以下)の荷重で潤滑剤ローラ45に押しつけられることになる。
クリーニングブレード49は、像担持体40の表面に当接するように配置され、像担持体40の残留トナーを掻き取って除去する部材である。上述した潤滑剤ローラ45は、像担持体40の回転方向において、クリーニングブレード49よりも上流となるように配置されている。クリーニングブレード49は、像担持体40の表面上の残留トナーのうち、潤滑剤ローラ45によって担持されなかった残留トナーを掻き取って除去し、像担持体40の表面をクリーニングする。像担持体40は、クリーニングブレード49によって残留トナーがしっかりと除去されることにより、次の静電潜像を適切にその表面に形成して転写等を行うことができる。なお、本実施形態では、潤滑剤ローラ45との接触領域よりも像担持体40の回転方向の上流側には、クリーニングブレード49と同様のクリーニング装置は設けられていない。これにより、潤滑剤塗布機構4を含むクリーニング装置43の小型化や低コスト化を図ることができる。
ここで、上述した潤滑剤塗布機構4によって所定の潤滑剤が塗布される像担持体40の構成の一例について説明する。像担持体40は、画像形成システムで一般的に用いられる有機感光体(OPC:Organic Photoconductor)であってもよいし、像担持体の最表層に更に保護層40aが設けられる構成であってもよい。保護層40aは、フィラー粒子と、複数の重合性官能基を有する化合物を硬化させてなる硬化性樹脂(有機化合物)とで構成される層であり、この硬化性樹脂内に、平均粒子径が50nm以上500nm以下のフィラー粒子を1質量%以上30質量%以下含有していてもよい。保護層40aに含まれるフィラー粒子は、例えば、シリカ粒子、アルミナ粒子及び酸化チタン粒子からなる群より選択される少なくとも一種の粒子である。このような保護層40aを像担持体40の最表面に設けることにより、像担持体40の摩耗レート、即ち、像担持体40の走行距離当たりの摩耗量を低減することができる。
保護層40aは、少なくとも重合性官能基を有する化合物を溶剤に溶解させ、かつフィラー粒子を含有させて得られる保護層用塗布液から得られる塗膜を、架橋又は重合反応を用いて硬化(重合)させて形成される。重合性官能基を有する化合物は、重合性のモノマー、あるいはそれらが複数繋がったダイマーからオリゴマーであってもよい。重合性官能基を有する化合物としては、例えば、アクリロイルオキシ基やメタアクリロイルオキシ基、スチリル基等の連鎖重合性官能基を有する化合物が挙げられる。また、水酸基、アルコキシシリル基、イソシアネート基、エポキシ基等の逐次重合性官能基を有する化合物が挙げられる。硬化反応には、例えば、ラジカル重合、イオン重合、熱重合、光重合、放射線重合(電子線重合)、プラズマCVD法、光CVD法等を用いることができる。
保護層40aの電荷輸送能力を向上させる目的で、保護層用塗布液に電荷輸送物質を添加してもよい。電荷輸送物質としては、上述の電荷輸送物質を用いることができる。また、各種機能改善を目的として添加剤を添加することもできる。添加剤としては、例えば、導電性粒子、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、レベリング剤が挙げられる。また、保護層40aの層厚は、0.1μm以上10μm以下であってもよく、1μm以上7μm以下であってもよい。
次に、潤滑剤塗布機構4の潤滑剤ローラ45に用いられる発泡体45bの特性について説明する。上述したように、潤滑剤塗布機構4では、潤滑剤ローラ45の像担持体40との接触領域よりも回転方向の上流側にクリーニングブレードが設けられていない。このため、軸方向において不均一に残存する残留トナーを、まずは潤滑剤ローラ45で掻き取ることになる。つまり、発泡体45bによって担持するトナーが軸方向において不均一な担持量になり得る。また、担持されるトナーの量が多くなるとトナーが研磨剤として機能してしまい、潤滑剤ローラ45が掻き取る固形潤滑剤46の曲面46a及び掻き取られる潤滑剤の量も軸方向において不均一になってしまう。そこで、潤滑剤塗布機構4では、潤滑剤ローラ45の発泡体45bの特性が以下となるように選択することで、このような不均一を防止する。
具体的には、発泡体45bは、連続発泡体で構成されており、画像形成システム1を稼働した際、すなわち、画像形成処理が開始されて像担持体40の表面に静電潜像が連続して形成され、ある程度のトナーが像担持体40の表面に残存している際に、発泡体45bによるトナー担持量が軸方向に平均して20mg/mm以下となるように、発泡体の特性が選択されている。このトナー担持量は、発泡体45bの長手方向の長さ(mm)当たりのトナー担持量を示す。円周方向に担持されているトナーをすべて吸引して重量を測定して算出する。この担持量の指標は、像担持体40の表面に供給される潤滑剤の量が所定の範囲(3〜15[mg/kc/m])となる場合の、発泡体45bのトナー担持量から算出されている。なお、ここで用いている「kc」は、キロサイクルであり、像担持体40(感光体)が1000周回った回数である。
そして、本実施形態に係る潤滑剤塗布機構4では、発泡体45bのトナー担持量をこの指標以下とするため、0.15dm/s以上1.4dm/s以下の通気量を有する発泡体を発泡体45bとして選択している。この「通気量(airflow value)」は、例えば、JIS K 6400−7 B法によって測定される値である。より具体的には、通気量は、B法で使用する通気量自動測定装置(附属書A)に準ずる試験装置を使用して測定され、試験片の前後で引き起こされる規定された一定圧力損失差を維持させるために必要な風量として算出される値である。なお、発泡体45bは、0.2dm/s以上1.3dm/s以下の通気量を有する発泡体から選択されてもよいし、0.5dm/s以上1.2dm/s以下の通気量を有する発泡体から選択されてもよい。
発泡体45bの密度は、48kg/m以上67kg/m以下であってもよく、50kg/m以上65kg/m以下であってもよい。また、発泡体45bの25%硬度は、185N以上305N以下であってもよく、190N以上300N以下であってもよく、このような範囲の発泡体が選択される。なお、「25%硬度」とは、JIS K 6400−2 D法によって測定される値である。この試験では、対象製品から50mm×380mm×380mmの試験片を切り出して、直径200mmの加圧板で垂直方向に始めの厚さの75%ひずみ量まで押し込んだ後、直ちに荷重を除き、再び直ぐに始めの厚さの25%ひずみ量まで押し込み、静止後20秒経過した時の荷重を読み取り、それを「25%硬度」の値とする。
本実施形態に係る潤滑剤塗布機構4において、発泡体45bの通気量、密度、及び25%硬度を上述した範囲に選択したのは、通気量等をコントロールすることにより、発泡体45bに担持されるトナー量をコントロールできるとの点に着眼したことによる。具体的には、以下の試験に基づく。この試験では、図2に示す構成の潤滑剤塗布機構4の潤滑剤ローラ45を、以下の表1に示す通気量、密度及び25%硬度を有する発泡体を含む試作S1〜試作S6に順次置き換えて、潤滑剤ローラの発泡体のトナー担持量を測定した。なお、像担持体の周速は280mm/s、潤滑剤ローラの周速比は、像担持体に対して0.5〜1.2の間とした。
Figure 2021092628
試作S1〜試作S6に係る発泡体を有する潤滑剤ローラを備えた潤滑剤塗布機構によるトナー担持量を測定したところ、図4及び以下の表2に示すような結果となった。
Figure 2021092628
図4及び上記の表2の結果から明らかなように、試作S1と試作S5及び試作S6では、トナー担持量が規定値である20mg/mmよりも大きくなってしまった。この場合、潤滑剤ローラ45の軸方向において、担持されるトナー量の偏在が大きくなってしまう可能性がある。つまり、像担持体40において連続されて印刷される領域では、発泡体のトナー担持量が上限近くになる一方、像担持体40においてあまり印刷されていない領域では、発泡体のトナー担持量が少なくなり、軸方向において不均一が発生し得る。
一方、試作S2〜試作S4では、トナー担持量が規定値である20mg/mmよりも小さくすることができた。この場合、潤滑剤ローラ45の軸方向において、担持されるトナー量の偏在を抑制することができる。つまり、像担持体40において連続されて印刷される領域、又は、そうでない領域のいずれにおいても、上限値が20mg/mm以下に限定されているため、軸方向において不均一が発生しづらい。
このように、発泡体45bとして、0.15dm/s以上1.4dm/s以下の通気量を有する発泡体を選択することで、トナー担持量を所定の範囲に収めることができる。例えば、発泡体45bの通気量が0.15dm/sよりも小さい場合、発泡体45b内の通気量が元々小さいため、像担持体40と潤滑剤ローラ45との接触領域や、固形潤滑剤46と潤滑剤ローラ45との接触領域において、回転動作による発泡体45bの圧縮及び解放のサイクルを行ったとしても、担持トナーを外に放出するために必要な気流を発泡体45b内に発生させることが難しい。また、発泡体45bの通気量が1.3dm/sよりも大きい場合(スポンジがスカスカ過ぎる場合)、回転動作による発泡体45bの圧縮及び解放のサイクルを行ったとしても、トナーを外に放出するために必要な気流を発生できず、トナーが貯まっていってしまう。
このように、本実施形態に係る潤滑剤塗布機構4では、潤滑剤ローラ45の発泡体45bが0.15dm/s以上1.4dm/s以下の通気量を有するように選択されている。これにより、像担持体40と潤滑剤ローラ45との接触領域の手前の領域A1や、固形潤滑剤46と潤滑剤ローラ45との接触領域の手前の領域A2において、回転動作に伴う発泡体45bの圧縮及び解放のサイクルを行うことにより、担持トナーを外に放出するために必要な気流を発泡体45b内に発生させることができる。そして、この気流により、所定以上のトナーが気流によって発泡体45bの外に飛翔し、潤滑剤ローラ45によって担持されるトナー量が一定となる。
ここで、上述した構成の潤滑剤塗布機構4を備えた画像形成システム1による潤滑剤の塗布状態及び消費状態について、一般的な潤滑剤塗布機構を備えた画像形成システムと比較して説明する。ここで用いる一般的な潤滑剤塗布機構では、潤滑剤ローラ45に代えて、導電性のポリエチレンテレフタレート(PET)からなるブラシローラを用いている。導電性ブラシローラの条件として、ブラシに使われている各繊維の太さが3d(デニール)であり、また、ブラシに使われている糸は200k本の細い繊維の集合体が1本の糸になっている(200kF)。なお、何れの潤滑剤塗布機構においても、残留トナーを掻き取るクリーニングブレードを潤滑剤塗布機構の上流側に配置していない。
まず、上述した2つの潤滑剤塗布機構を比較するための画像印刷条件として、図5に示すように、印刷用紙P1の長手方向の中央部C1のみを印刷するパターン(中央部C1以外の残り部分C2は印刷しない)を連続した場合について検討する。この場合、像担持体上の残留トナーが潤滑剤ローラの長手方向の中央部分(中央部C1に対応する領域)に多く残る傾向となる。
図6は、一般的な画像形成システムでの上記トナー入力部(中央部C1に対応)及びトナー非入力部(残り部分C2に対応)での潤滑剤の区間消費量を潤滑剤ローラの走行距離に応じて示すグラフである。図7は、図6と同様の画像形成システムでのトナー入力部及びトナー非入力部での潤滑剤ローラ内のトナー保持量を潤滑剤ローラの走行距離に応じて示す表である。図6に示すように、トナー入力部では、像担持体上に多くの残留トナーが残っており、これらが研磨材として機能し、当初はトナー非入力部に比べて多くの潤滑剤を使用する。また、図7に示すように、トナー入力部では、潤滑剤ローラ内のトナー保持量が基準値である20mg/mmを大きく超えて、潤滑剤ローラの走行距離と共に増加してしまう。
なお、一般的な画像形成システムにおいて、画像印刷を継続していくと、図8に示したように、固形潤滑剤46の接触面のうち中央部C1に対応する領域46bのみが深く削られ、潤滑剤ローラに十分な潤滑剤を塗布しづらくなる。その結果、図6のグラフに示すように、潤滑剤ローラの走行距離が進むに従って、潤滑剤の区間消費量がトナー非入力部よりも減少してしまう。このように、比較例となる一般的な画像形成システムでは、潤滑剤ローラに対して塗布される潤滑剤の消費量がローラの長手方向の場所によって不均一となり、像担持体の表面保護も不均一になり、像担持体の摩耗レートの上昇やフィルミングが発生してしまう。
一方、図9は、本実施形態に係る潤滑剤塗布機構4を含む画像形成システム1でのトナー入力部及びトナー非入力部での潤滑剤の区間消費量を潤滑剤ローラの走行距離に応じて示すグラフである。この潤滑剤塗布機構4では、潤滑剤ローラ45の発泡体45bとして、試作S3に対応する発泡体を用いた。図10は、図9と同様の潤滑剤塗布機構4を含む画像形成システム1でのトナー入力部及びトナー非入力部での潤滑剤ローラ内のトナー保持量を潤滑剤ローラの走行距離に応じて示すグラフである。これらグラフにおいて、トナー入力部は中央部C1に対応し、トナー非入力部は残り部分C2に対応する。図9及び図10に示すグラフから明らかなように、潤滑剤塗布機構4では、トナー入力部及びトナー非入力部のいずれにおいても、供給ローラの走行距離が進んだとしても、同程度の潤滑剤区間消費量及び同程度の潤滑剤ローラのトナー保持量を保っており、均一な状態が保たれるようになっている。しかも、潤滑剤ローラ45によって保持されるトナー保持量は、20mg/mm以下となっている。
このように本実施形態に係る潤滑剤塗布機構4で均一な潤滑剤の塗布がされる理由は、次の通りである。即ち、潤滑剤塗布機構4では、残留トナーを収納する発泡体45bが所定の通気量、即ち、0.15dm/s以上1.4dm/s以下の通気量となっている。このため、潤滑剤ローラ45と像担持体40との接触箇所の上流側の領域A1(ニップ入口)及び潤滑剤ローラ45と固形潤滑剤46との接触箇所(ニップ)の上流側の領域A2(ニップ入口)で圧力が圧縮される際に、発泡体45bの中から外に所定の気流が発生する。これにより、トナーの多くが発泡体45bに保持されたままの状態ではなく、発泡体45bから回転に伴って外に飛翔することになる。このような動作により、潤滑剤ローラ45に保持されるトナー量に偏在が生じないようになる。すなわち、像担持体40への潤滑剤の供給量が長手方向において均一な状態が継続して維持されるようになり、保護される。
次に、潤滑剤塗布機構4の変形例について、図11を参照して説明する。図11は、変形例に係る潤滑剤塗布機構104の模式図である。図11に示すように、潤滑剤塗布機構104は、潤滑剤塗布機構4と同様に、潤滑剤ローラ45と、固形潤滑剤46と、保持部材47と、押圧部材48と、を備え、像担持体40の回転方向において潤滑剤ローラ45がクリーニングブレード49の上流側に配置されている。潤滑剤塗布機構104は、更に、フレーム80と、保護シート81〜83と、を備える。
フレーム80は、その中に、潤滑剤ローラ45、固形潤滑剤46、保持部材47、及び押圧部材48を収納する。保護シート81〜83は、例えばウレタンマイラ等の絶縁性シートから構成され、潤滑剤ローラ45の軸方向に平行な方向に沿って伸びる。保護シート81は、像担持体40の表面に当接して像担持体40とフレーム80との間の隙間B1を塞ぐように配置される。保護シート82及び83は、固形潤滑剤46の表面に当接して、固形潤滑剤46とフレーム80との間の隙間B2及びB3を塞ぐように配置される。保護シート82及び83は、所定の荷重、例えば0.005N/cm以上0.2N/cm以下(0.5gf/cm以上20gf/cm以下)で固形潤滑剤46に当接される。固形潤滑剤46を潤滑剤ローラ45に押し当てる荷重が高い場合には、保護シート82及び83を固形潤滑剤46に当接させる荷重は、上記範囲以上であってもよい。
上述したように、潤滑剤塗布機構4では、潤滑剤ローラ45の発泡体45bの通気量を所定の範囲とすることにより外側に向けた気流を形成し所定量以上のトナーを発泡体45bから外に排出するように構成している(図11を参照)。しかしながら、トナーの排出を自由にしていると、継続して使用する場合には、固形潤滑剤46を押圧している押圧部材48の配置領域にトナーが流入してトナーが詰まってしまい、押圧部材48が所定の荷重を潤滑剤ローラ45に付与することができなくなることがある。そこで、潤滑剤塗布機構104では、保護シート82及び83を設けて隙間B2及びB3を塞ぎ、トナーの流入を防止している。また、フレーム80と像担持体40との隙間B1から外にトナーが排出されると、像担持体40上に形成されて転写される静電潜像へ影響する可能性がある。そこで、潤滑剤塗布機構104では、保護シート81を設けて隙間B1を塞ぎ、トナーの排出を防止している。以上のようなトナー排出防止機構を更に設けることにより、潤滑剤ローラ45から内部気流により外側に排出される廃トナーを適切な場所に集めて廃棄することがより確実になる。なお、潤滑剤ローラ45から排出されるトナーの拡散防止機構としては、他の構成を採用してもよい。

Claims (15)

  1. 像担持体に接触する発泡体を含み、潤滑剤を前記像担持体に移す潤滑剤ローラであって、前記発泡体が0.15dm/s以上1.4dm/s以下の通気量を有するように選択されている、潤滑剤ローラと、
    前記潤滑剤ローラに接触して前記潤滑剤を供給する固形潤滑剤と、
    前記固形潤滑剤を前記潤滑剤ローラに対して押圧する押圧部材と、
    を備える、画像形成システム。
  2. 前記潤滑剤ローラの前記発泡体は、48kg/m以上67kg/m以下の密度を有し、且つ、JIS K 6400−2 D法に基づく25%硬度が185N以上305N以下であるように、選択されている、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記潤滑剤ローラの前記発泡体が0.5dm/s以上1.2dm/s以下の通気量を有するように選択されている、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  4. 前記潤滑剤ローラは、当該画像形成システムを稼働した際に前記発泡体によるトナー担持量を20mg/mm以下に保持できるように構成されている、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  5. 少なくとも前記固形潤滑剤を収納するフレームを更に備え、前記フレームと前記固形潤滑剤との間に第1の隙間が設けられている、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  6. 前記潤滑剤ローラの軸方向に平行な方向に沿って伸びる第1の絶縁性シートを更に備え、前記第1の絶縁性シートは、前記固形潤滑剤に当接して前記第1の隙間を塞ぐように前記フレーム内に配置されている、
    請求項5に記載の画像形成システム。
  7. 前記第1の絶縁性シートは、0.005N/cm以上0.2N/cm以下の荷重で前記固形潤滑剤に当接されている、
    請求項6に記載の画像形成システム。
  8. 前記潤滑剤ローラの軸方向に平行な方向に沿って伸びる第2の絶縁性シートを更に備え、前記第2の絶縁性シートは、前記像担持体に当接して前記像担持体と前記フレームとの間の第2の隙間を塞ぐように配置されている、
    請求項5に記載の画像形成システム。
  9. 少なくとも前記固形潤滑剤を収納するフレームと、
    前記潤滑剤ローラの軸方向に平行な方向に沿って伸びる第1の絶縁性シートと、
    前記潤滑剤ローラの軸方向に平行な方向に沿って伸びる第2の絶縁性シートと、を備え、
    前記第1の絶縁性シートは、前記フレームと前記固形潤滑剤との間の第1の隙間を塞ぎ、前記第2の絶縁性シートは、前記フレームと前記像担持体との間の第2の隙間を塞ぐ、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  10. 前記押圧部材は、0.1N以上6N以下の荷重で前記固形潤滑剤を押圧するように構成されている、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  11. 前記潤滑剤ローラは、軸方向に伸びる軸部と、前記軸部の外周を覆う筒形状の前記発泡体とを有し、前記発泡体の厚みが1mm以上4mm以下である、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  12. 前記像担持体は、有機化合物から形成される保護層をその最表層に有し、前記保護層は、平均粒子径が50nm以上500nm以下のフィラー粒子を1質量%以上30質量%以下含有している、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  13. 前記像担持体の表面の残留トナーを掻き取るクリーニングブレードを更に備え、前記潤滑剤ローラは、前記像担持体の回転方向において、前記クリーニングブレードの上流に配置されている、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  14. 像担持体に接触する発泡体を含み、潤滑剤を前記像担持体に移す潤滑剤ローラと、
    前記潤滑剤ローラに接触して前記潤滑剤を供給する固形潤滑剤と、
    前記固形潤滑剤を前記潤滑剤ローラに対して押圧する押圧部材と、を備える画像形成システムであって、
    前記潤滑剤ローラは、当該画像形成システムを稼働した際に前記発泡体によるトナー担持量を20mg/mm以下に保持できるように構成されている、画像形成システム。
  15. 像担持体に接触する発泡体を含み、潤滑剤を前記像担持体に移す潤滑剤ローラと、
    前記潤滑剤ローラに接触して前記潤滑剤を供給する固形潤滑剤と、
    少なくとも前記固形潤滑剤を収納するフレームと、
    前記潤滑剤ローラの軸方向に平行な方向に沿って伸びる絶縁性シートと、を備え、
    前記絶縁性シートは、前記フレームと前記固形潤滑剤又は前記像担持体との間の隙間を塞ぐ、画像形成システム。
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