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JP2021088532A - 紫外線防御化粧料の製造方法、及び紫外線防御化粧料 - Google Patents

紫外線防御化粧料の製造方法、及び紫外線防御化粧料 Download PDF

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JP2021088532A
JP2021088532A JP2019219818A JP2019219818A JP2021088532A JP 2021088532 A JP2021088532 A JP 2021088532A JP 2019219818 A JP2019219818 A JP 2019219818A JP 2019219818 A JP2019219818 A JP 2019219818A JP 2021088532 A JP2021088532 A JP 2021088532A
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長谷 昇
Noboru Nagatani
昇 長谷
麻希 白戸
Maki Shirato
麻希 白戸
海静 劉
Haijing Liu
海静 劉
弥生 小田
Yayoi Oda
弥生 小田
優実 山形
Yumi Yamagata
優実 山形
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Daito Kasei Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】紫外線防御効果を向上させながら、使用感が損なわれることがなく、不自然な白さが生じることのない、安定性に優れた紫外線防御化粧料を提供する。【解決手段】油剤中に表面が疎水化処理された微粒子金属酸化物と分散剤とを分散させた油分散物を準備する準備工程と、油分散物にビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンを添加して化粧料原液を調製する調製工程とを包含する。準備工程において、油分散物は、光路長0.03mmで波長600nmにおける光透過率が40%以上となるように、湿式ビーズミルを用いて調製される。【選択図】なし

Description

本発明は、サンスクリーン等の紫外線防御化粧料の製造方法、及び紫外線防御化粧料に関する。
紫外線防御効果を有するサンスクリーン等の化粧料には、従来から紫外線吸収剤や紫外線散乱剤などが配合されている。紫外線吸収剤としては、ケイ皮酸系、安息香酸エステル系、サリチル酸系、ベンゾフェノン系、ジベンゾイルメタン系、及びトリアジン系等の紫外線吸収剤があるが、性状は液状のものから固体状のものまで様々である。中でもモル吸光係数が高いことや、より広波長の紫外線を吸収できるなどトリアジン系紫外線吸収剤が注目されている。
トリアジン系紫外線吸収剤は、紫外線を防御する素材としては魅力的であるが、その一方で、性状が固体状であるため、他の油性成分に溶解しにくく、べたつくなどの使用感の点で他の紫外線吸収剤に比べて劣っている。また、トリアジン系紫外線吸収剤は、各種の油剤、溶媒に対する溶解性が悪く、化粧料中で結晶析出しやすいという問題がある。そこで、トリアジン系紫外線吸収剤のべたつきを改善するために、特定の油剤を配合する技術が検討されている。
例えば、紫外線散乱剤と、トリアジン系紫外線吸収剤であるビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンと、IOB値が0.1〜0.4である液状油を配合した化粧料がある(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1の化粧料は、IOB値(Inorganic/Organic Balance:無機性値と有機性値との比率)が0.1〜0.4である液状油を配合することで、紫外線吸収剤や散乱剤によるきしみ感やべたつきを軽減できるとされている。
特開2014−240382号公報
紫外線防御効果を有する化粧料では、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤の配合量を増やすことで、紫外線防御効果をより向上させることができる。しかしながら、特許文献1のものでは、単に紫外線吸収剤や紫外線散乱剤の配合量を増やすと、きしみ感やべたつきの抑制が困難となり使用感が損なわれ、さらに、肌に塗布した際に化粧膜の透明性が低下することで不自然な白さが生じるという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、紫外線防御効果を向上させながら、使用感が損なわれることがなく、不自然な白さが生じることのない、安定性に優れた紫外線防御化粧料の製造方法、及び紫外線防御化粧料を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係る紫外線防御化粧料の製造方法の特徴構成は、
油剤中に、表面が疎水化処理された微粒子金属酸化物と分散剤とを分散させて油分散物とする準備工程と、
前記油分散物に、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンを配合して化粧料原液を調製する調製工程と、
を包含することにある。
本構成の紫外線防御化粧料の製造方法によれば、油剤中に、表面が疎水化処理された微粒子金属酸化物と分散剤とを分散させて油分散物とし(準備工程)、当該油分散物に、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンを配合して化粧料原液を調製することにより(調製工程)、紫外線散乱剤である微粒子金属酸化物が油剤中に均一に分散した状態となるため、難溶性の紫外線吸収剤を用いたり、紫外線散乱剤の配合量を増大させても、きしみ感やべたつきのない優れた使用感が得られ、且つ化粧膜の透明性が高く不自然な白さが生じることのない、安定性に優れた紫外線防御化粧料を製造することができる。
本発明に係る紫外線防御化粧料の製造方法において、
前記準備工程において、前記油分散物は、光路長0.03mm、波長600nmにおける光透過率が40%以上となるまで分散されることが好ましい。
本構成の紫外線防御化粧料の製造方法によれば、準備工程において、油分散物が光路長0.03mmで波長600nmにおける光透過率が40%以上となるまで分散されることにより、紫外線散乱剤である微粒子金属酸化物が油剤中により均一に分散した状態となる。その結果、化粧膜の透明性がより高く、塗布時に不自然な白さが生じることのない、安定性に優れた紫外線防御化粧料を製造することができる。
本発明に係る紫外線防御化粧料の製造方法において、
前記準備工程において、前記油分散物は、湿式ビーズミルを用いて分散されることが好ましい。
本構成の紫外線防御化粧料の製造方法によれば、準備工程において、油分散物の分散に湿式ビーズミルを用いることにより、高せん断力を加えることが可能となり、微粒子金属酸化物が油剤中により均一に分散した油分散物を得ることができる。
本発明に係る紫外線防御化粧料の製造方法において、
前記分散剤は、ポリヒドロキシステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル、ポリヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル、及びポリエーテル変性オルガノポリシロキサンからなる群から選択される少なくとも一つであることが好ましい。
本構成の紫外線防御化粧料の製造方法によれば、分散剤が上記のものであることにより、微粒子金属酸化物が油剤中に均一に分散し、透明性の高い油分散物を得ることができる。
本発明に係る紫外線防御化粧料の製造方法において、
前記微粒子金属酸化物は、微粒子酸化亜鉛及び/又は微粒子酸化チタンであることが好ましい。
本構成の紫外線防御化粧料の製造方法によれば、微粒子金属酸化物が上記のものであることにより、微粒子金属酸化物が紫外線散乱剤として効果的に機能するため、優れた紫外線防御効果を有する紫外線防御化粧料を製造することができる。
本発明に係る紫外線防御化粧料の製造方法において、
前記微粒子金属酸化物は、粒子経が10〜80nmであることが好ましい。
本構成の紫外線防御化粧料の製造方法によれば、微粒子金属酸化物の粒子経が10〜80nmであることにより、紫外線防御化粧料の使用感が優れたものとなり、また、肌に塗布した際の化粧膜の透明性が向上し、不自然な白さが生じることがない。
本発明に係る紫外線防御化粧料の製造方法において、
前記化粧料原液に、水性溶媒を混合してエマルジョンを形成するエマルジョン形成工程をさらに包含することが好ましい。
本構成の紫外線防御化粧料の製造方法によれば、化粧料原液に、水性溶媒を混合してエマルジョンを形成するすることにより(エマルジョン形成工程)、使用感に優れた乳液等の剤形の紫外線防御化粧料を製造することができる。
本発明に係る紫外線防御化粧料の製造方法において、
前記エマルジョン形成工程において、さらに界面活性剤を混合することが好ましい。
本構成の紫外線防御化粧料の製造方法によれば、エマルジョン形成工程において、さらに界面活性剤を混合することにより、エマルジョンとしての安定性を向上させることができる。
上記課題を解決するための本発明に係る紫外線防御化粧料の特徴構成は、
以下の成分(A)及び(B);
(A)ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン
(B)油剤中に、表面が疎水化処理された微粒子金属酸化物と、分散剤とが分散した油分散物
を含有することにある。
本構成の紫外線防御化粧料によれば、(A)ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンと、(B)油剤中に、表面が疎水化処理された微粒子金属酸化物と、分散剤とが分散した油分散物とを含有することにより、紫外線散乱剤である微粒子金属酸化物が油剤中に均一に分散した状態となるため、難溶性の紫外線吸収剤を用いたり、紫外線散乱剤の配合量を増大させても、きしみ感やべたつきのない優れた使用感が得られ、且つ化粧膜の透明性が高く不自然な白さが生じることのない、安定性に優れた紫外線防御化粧料となる。
以下、本発明の紫外線防御化粧料、及び紫外線防御化粧料の製造方法について、詳細に説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施形態及び実施例に限定されることを意図するものではない。
本発明の紫外線防御化粧料は、以下の成分(A)及び(B);
(A)ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン
(B)油剤中に、表面が疎水化処理された微粒子金属酸化物と、分散剤とが分散した油分散物
を含有するものである。ただし、本発明の紫外線防御化粧料は、これら以外の成分を含むことを排除するものではない。このような紫外線防御化粧料は、下記(I)及び(II)の工程を順に実施することで製造することができる。
(I)準備工程
準備工程では、油剤中に、表面が疎水化処理された微粒子金属酸化物と、分散剤とを分散させて油分散物とすることで、紫外線防御化粧料の原材料を準備する。準備工程において油分散物を得る方法としては、湿式ビーズミル、ホモミキサー、ディスパー、ニーダー等の各種分散機を使用した分散工程により行うことができるが、高せん断力を加えることができる湿式ビーズミルを使用した方法が最も好ましい。ジルコニアビーズ等のメディアを用いた湿式ビーズミルを使用して、パス回数を10パス以上にすることで、微粒子金属酸化物の凝集粒子は解砕されながら分散され、微粒子化されるため、微粒子金属酸化物が油剤中により均一に分散した状態となる。また、準備工程では、本発明の紫外線防御化粧料の透明性を向上させ、肌への塗布後に不自然な白さを生じさせないために、油分散物を、分光光度計で光路長0.03mm、波長600nmにおいて測定する光透過率が40%以上となるまで、十分に分散させることが好ましい。
準備工程では、微粒子金属酸化物の含有量が、20〜70重量%となるように油分散物を調製することが好ましい。油分散物における微粒子金属酸化物の含有量が20重量%未満であると、製造される紫外線防御化粧料において十分な紫外線防御効果が得られない虞がある。微粒子金属酸化物の含有量が70重量%を超えると、油分散物の光透過率が低くなり、製造される紫外線防御化粧料において、肌への塗布後に不自然な白さが生じる虞がある。
微粒子金属酸化物の種類としては、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム、及び酸化ジルコニウム等が挙げられ、その中でも、紫外線散乱剤としての機能に優れた酸化亜鉛、酸化チタンが好ましい。これらの金属酸化物は、単独又は混合して使用することができる。特に、広い波長領域で紫外線を散乱するという観点から、酸化亜鉛、及び酸化チタンを併用することがより好ましい。酸化亜鉛と酸化チタンとを併用する場合、準備工程では、油剤中に、表面が疎水化処理された微粒子酸化亜鉛と、分散剤とを分散させた微粒子酸化亜鉛の油分散物、及び油剤中に、表面が疎水化処理された微粒子酸化チタンと、分散剤とを分散させた微粒子酸化チタンの油分散物を夫々準備し、これらの油分散物を準備工程又は後述の調製工程において混合して使用することが好ましい。この場合に、微粒子酸化亜鉛の油分散物、及び微粒子酸化チタンの油分散物の混合比率は、夫々に含有される微粒子金属酸化物の重量比で3:1〜1:1の範囲が好ましい。混合比率が上記の範囲にあれば、透明性、及び紫外線防御効果の両方で高い効果を得ることができる。
微粒子金属酸化物の形状等は特に限定はされないが、粒子径は、10〜80nmであることが好ましい。微粒子金属酸化物の粒子径は、例えば、画像解析装置(ルーゼックスIIIU,ニコレス社製)により測定することができる。微粒子金属酸化物の粒子径が上記の範囲にあれば、紫外線防御化粧料の使用感が優れたものとなり、また、肌に塗布した際の化粧膜の透明性が向上し、不自然な白さが生じることがない。粒子径が10nm未満であると、微粒子金属酸化物の取り扱いに困難性が生じる虞がある。粒子径が80nmを超えると、油剤中への微粒子金属酸化物の分散性が悪くなって油分散物の光透過率が低下することにより、製造される紫外線防御化粧料において、肌への塗布後に不自然な白さが生じる虞がある。
微粒子金属酸化物は、表面が疎水化処理されていることで、油剤中への分散性や耐水性が向上している。疎水化処理のために用いる表面処理剤としては、通常の化粧料に用いられる疎水化処理剤であれば特に制限なく用いることが可能であり、例えば、シリコーン処理剤、有機チタネート処理剤、フッ素処理剤、金属石鹸処理剤、及びレシチン処理剤等が挙げられる。その中でも、油剤への微粒子金属酸化物の分散性を高めるという観点から、シリコーン処理剤、有機チタネート処理剤が好ましい。
シリコーン処理剤としては、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、及びメチルフェニルポリシロキサン等の鎖状シリコーン類、アミノ変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、及びアルコキシ変性シリコーン等の変性シリコーン類、トリメチルシロキシケイ酸やアクリル−シリコーングラフト共重合体等のシリコーン樹脂類、シリコーンゴム類、部分架橋又は全架橋オルガノポリシロキサン類、シリル化剤類、並びにシランカップリング剤類等が挙げられ、これらの1種以上を用いることができる。また、シランカップリング剤の中でも、トリアルコキシアルキルシランが好ましい。トリアルコキシアルキルシランは、ケイ素原子に三つのアルコキシ基と一つのアルキル基が結合した化合物であり、アルコキシ基が微粒子表面の水酸基等と反応することにより、微粒子表面を化学的に修飾することができる。トリアルコキシアルキルシランにおける、アルコキシ基は、炭素数1〜3のアルコキシ基であるメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等が好ましい。また、トリアルコキシアルキルシランにおける、アルキル基は、炭素数6〜18のアルキル基であるヘキシル基、オクチル基、デシル基、オクタデシル基等が好ましい。このようなトリアルコキシアルキルシランは、例えば、トリメトキシヘキシルシラン、トリメトキシオクチルシラン、トリメトキシデシルシラン、トリメトキシオクタデシルシラン、トリエトキシヘキシルシラン、トリエトキシオクチルシラン、トリエトキシデシルシラン、及びトリエトキシオクタデシルシラン等が挙げられる。これらのトリアルコキシアルキルシランの中でも、トリメトキシオクチルシラン、トリエトキシオクチルシランは、油剤への分散性が向上するため特に好ましい。
有機チタネート処理剤としては、例えば、長鎖カルボン酸型、ピロリン酸型、亜リン酸型、アミノ酸型等のアルキルチタネート等が挙げられ、炭素数8〜24のアルキル基を有するアルキルチタネートが好ましい。アルキルチタネートは、具体的には、長鎖カルボン酸型のアルキルチタネートとして、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリオクタノイルチタネート、イソプロピルジメタクリルイソステアロイルチタネート、イソプロピルイソステアロイルジアクリルチタネート、ジイソステアロイルエチレンチタネート等が挙げられ、ピロリン酸型アルキルチタネートとして、テトライソプロピルビス(ジオクチルホスファイト)チタネート、テトラオクチルビス(ジトリデシルホスファイト)チタネート、テトラ(2,2−ジアリルオキシメチル−1−ブチル)ビス(ジトリデシルホスファイト)チタネート等が挙げられ、亜リン酸型アルキルチタネートとして、イソプロピルトリ(ジオクチルピロホスフェート)チタネート、ビス(ジオクチルピロホスフェート)オキシアセテートチタネート、ビス(ジオクチルピロホスフェート)エチレンチタネート等が挙げられ、アミノ酸型アルキルチタネートとして、イソプロピルトリ(N−アミドエチル・アミノエチル)チタネート等が挙げられる。本発明の紫外線防御化粧料においては、これらアルキルチタネートの中でも、長鎖カルボン酸型のアルキルチタネートを用いることが好ましく、特にイソプロピルトリイソステアロイルチタネートは、油剤への分散性が向上するためより好ましい。
これらの疎水化処理剤を用いた表面処理の方法としては、例えば、溶媒に疎水化処理剤と処理を施される微粒子金属酸化物とを配合し、ミキサー等で撹拌処理した後、必要に応じて乾燥し、水洗、濾過を繰返し、夾雑物を除去した後、乾燥、粉砕する。これにより、表面が疎水化処理された微粒子金属酸化物を得ることができる。また、表面処理剤である数種類の化合物を同時に表面処理することもでき、何れか一つの化合物で予め表面処理をしてから、更に他の化合物を表面処理することもできる。表面処理剤の処理量は、表面処理剤の種類やその組み合わせ及び処理を施される微粒子金属酸化物の種類によっても異なるが、表面処理後の微粒子中に0.1〜10重量%の表面処理剤が存在する量であることが好ましい。処理量がこの範囲内であれば、微粒子金属酸化物の耐水性及び油剤への分散性が特に優れものになる。
分散剤としては、通常の化粧料に用いられる界面活性剤であれば特に制限なく用いることができ、例えば、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、及び両性界面活性剤等が挙げられる。具体的には、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレンアルキル共変性オルガノポリシロキサン、並びに、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン等が挙げられ、これらは、必要に応じて単独又は混合して使用することができる。特に油剤への微粒子金属酸化物の分散性を高めるという観点から、HLB値(Hydrophile−Lipophile Balance)が7以下である非イオン性界面活性剤を用いることが好ましい。また、HLB値が7以下である非イオン性界面活性剤の中でも、紫外線防御化粧料中におけるビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンの経時での結晶析出を防ぐという安定性の観点から、ポリヒドロキシステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル、ポリヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル等が好ましい。
分散媒となる油剤としては、通常の化粧料に用いられる油剤であれば特に限定はなく、動物油、植物油、合成油等の起源や、固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず用いることができるが、微粒子金属酸化物の分散性の観点から、常温(15℃〜25℃)で液状である液体油が好ましい。液体油としては、例えば、シリコーンオイル類、炭化水素系油類、油脂類、硬化油類、エステル油類、フッ素系油剤類、ラノリン誘導体類等が使用可能であり、より具体的には、シリコーンオイル類として、環状ジメチルポリシロキサン、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン、及びフッ素変性ポリシロキサン等、炭化水素系油類として、流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、ドデカン、イソドデカン、テトラデカン、イソテトラデカン、ヘキサデカン、イソヘキサデカン、スクワラン、植物性スクワラン、ワセリン、ポリイソブチレン、及びポリブテン等、油脂類として、モクロウ、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油、カメリア油、ローズピップ油、及びアボカド油等、エステル油類として、ホホバ油、2−エチルヘキサン酸セチル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソノナン酸イソトリデシル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ネオペンタン酸イソデシル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセリル、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ステアリン酸コレステリル、ラノリン脂肪酸コレステリル、オレイン脂肪酸フィトステリル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、及びN−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)等が挙げられる。
(II)調製工程
調製工程では、準備工程において調製した油分散物に、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンを配合する。これにより、油分散物の分散媒である油剤に、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンが溶解した化粧料原液が得られる。
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンは、トリアジン系紫外線吸収剤の一種であって、UVAからUVBに渡る広い波長領域で紫外線を吸収する特性を持ち、高い光安定性を有する。本発明で用いられるビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンは市販品でもよく、「チノソーブS」の名称でBASFジャパン株式会社から市販されているものを例示することができる。
調製工程では、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンの含有量が1〜10重量%となるように化粧料原液を配合することが好ましい。ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンの含有量が上記の範囲であれば、紫外線防御化粧料は、使用感に優れ、高い紫外線防御効果を有するものとなる。ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンの含有量が1重量%未満であると、十分な紫外線防御効果が得られない虞がある。ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンの含有量が10重量%を超えると、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンが析出することによる使用感の低下が生じる虞がある。
また、調製工程では、微粒子金属酸化物の含有量が5〜50重量%となるように化粧料原液を調製することが好ましい。微粒子金属酸化物の含有量が上記の範囲であれば、紫外線防御化粧料は、使用感に優れ、塗布時に不自然に白くならず、高い紫外線防御効果を有する紫外線防御化粧料を得ることができる。
また、調製工程では、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンと、微粒子金属酸化物との配合比率が、重量比で1:40〜5:20の範囲となるように化粧料原液を調製することが好ましい。配合比率が上記の範囲にあれば、使用感、透明性、紫外線防御効果、及び安定性の全ての面で高い効果を得ることができる。
調製工程において得られる化粧料原液は、そのまま本発明の紫外線防御化粧料とすることが可能であるが、調製工程の実施後、化粧料原液に、水性溶媒を混合してエマルジョンを形成するエマルジョン形成工程をさらに実施し、これにより得られるW/O型、O/W型、あるいはこれらの複合型のエマルジョンを本発明の紫外線防御化粧料とすることも可能である。
例えば、エマルジョン形成工程では、調製工程において調製した化粧料原液に、予め調製した水相を徐々に添加しながらホモミキサー等の混合機により撹拌することで、W/O型のエマルジョンである紫外線防御化粧料を得ることができる。また、予め調製した水相に、調製工程において調製した化粧料原液を徐々に添加しながら混合機により撹拌することで、O/W型のエマルジョンである紫外線防御化粧料を得ることができる。
エマルジョン形成工程では、W/O型のエマルジョン、及びO/W型のエマルジョンの何れを形成する場合にも、エマルジョンの安定性を向上させるために、界面活性剤をさらに混合することが好ましい。界面活性剤は、水相に予め配合しておくことで、少量でも十分な界面活性作用を発揮させることができる。エマルジョン形成工程において混合する界面活性剤としては、通常の化粧料に用いられる界面活性剤であれば特に制限なく用いることができ、例えば、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、及び両性界面活性剤等が挙げられる。
さらに、本発明の紫外線防御化粧料の製造方法では、通常の化粧料に用いられる成分、例えば、粉体、ゲル化剤、高分子、美容成分、保湿剤、色素、防腐剤、香料等を、本発明の効果を損なわない範囲で紫外線防御化粧料に混合することができる。
以上のように、本発明の紫外線防御化粧料の製造方法では、(I)準備工程において、疎水化処理された微粒子金属酸化物を予め分散させておくことにより、油分散物の光透過率が十分に高くなり、化粧料としたときの使用感、透明性、及び安定性を向上させることができ、(II)調製工程において、油分散物に、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンを配合することにより、油分散物の分散媒である油剤に、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンが溶解した化粧料原液が得られ、この化粧料原液を用いた紫外線防御化粧料は、使用感に優れ、高い紫外線防御効果を有するものとなる。
本発明の紫外線防御化粧料(実施例1〜13)を作製し、官能評価試験、紫外線防御効果試験、及び安静性試験を実施した。また、比較のため、本発明の範囲外となる紫外線防御化粧料(比較例1及び2)を作製し、同様の試験を実施した。
(製造例1)
ジメチルポリシロキサン(KF−96A−100cs、信越化学工業社製)60gを300gのイソプロピルアルコールに溶解し、微粒子酸化亜鉛(粒子経25nm、MZ−500、テイカ社製)940gに添加してヘンシェルミキサーで混合する。次に真空乾燥機を用い200℃で5時間加熱処理し、表面が疎水化処理された微粒子酸化亜鉛を得た。次に上記疎水化処理された微粒子酸化亜鉛1000g、ポリヒドロキシステアリン酸(サラコスHS−6C、日清オイリオグループ社製)50g、及びドデカン950gを湿式ビーズミル(DYNO−MILL、シンマルエンタープライゼス社製)を用いて、周速10m/s、φ0.5mmのジルコニアビーズ、充填率70%の条件で2時間分散混合して油分散物を得た。当該油分散物の光透過率は50%(膜厚0.03mm、波長600nm)であった。
(製造例2)
ジメチルポリシロキサン(KF−96A−100cs、信越化学工業社製)60gを300gのイソプロピルアルコールに溶解し、微粒子酸化チタン(粒子経50nm、MT−600B、テイカ社製)940gに添加してヘンシェルミキサーで混合する。次に真空乾燥機を用い200℃で5時間加熱処理し、表面が疎水化処理された微粒子酸化チタンを得た。次に上記疎水化処理された微粒子酸化チタン1000g、ポリヒドロキシステアリン酸40g、及びドデカン960gを製造例1で用いたものと同じ湿式ビーズミルを用いて、周速10m/s、φ0.5mmのジルコニアビーズ、充填率70%の条件で2時間分散混合して油分散物を得た。当該油分散物の光透過率は45%(膜厚0.03mm、波長600nm)であった。
(製造例3)
製造例1の疎水化処理された微粒子酸化亜鉛1000g、PEG−10ジメチコン(KF−6017P、信越化学工業社製)100g、及びドデカン900gを製造例1で用いたものと同じ湿式ビーズミルを用いて、周速10m/s、φ0.5mmのジルコニアビーズ、充填率70%の条件で2時間分散混合して油分散物を得た。当該油分散物の光透過率は45%(膜厚0.03mm、波長600nm)であった。
(製造例4)
製造例2の疎水化処理された微粒子酸化チタン1000g、PEG−10ジメチコン(KF−6017P、信越化学工業社製)110g、及びドデカン890gを製造例1で用いたものと同じ湿式ビーズミルを用いて、周速10m/s、φ0.5mmのジルコニアビーズ、充填率70%の条件で2時間分散混合して油分散物を得た。当該油分散物の光透過率は40%(膜厚0.03mm、波長600nm)であった。
(実施例1〜8、比較例1及び2)
下記の製法を用いて表1に示す処方で実施例1〜8、並びに比較例1及び2の紫外線防御化粧料(W/O型サンスクリーン化粧料)を得た。なお、各成分の配合量の単位は重量%とする。
(W/O型サンスクリーン化粧料の製法)
成分(1)〜(14)を分散混合する。そこに成分(15)〜(18)までを予め混合溶解した水相をホモミキサーで攪拌しながら徐々に添加してエマルジョンを形成し、目的のW/O型サンスクリーン化粧料を得た。得られた化粧料を下記の方法により評価し、結果を併せて表1に示した。
<官能評価試験>
化粧品評価専門パネル10名に、サンスクリーン化粧料を使用してもらい、「べたつきのなさ」、「きしみ感のなさ」、「塗布後の白さのなさ」ついて官能評価試験を実施した。評価はアンケート形式で実施し、各評価項目に0点から5点の間の点数をつけ、0点は評価が最も悪いもの、5点は評価が最も優れるものとして数値化し、結果を全パネラーの平均点を評価結果とした。従って、点数が高いほど評価が優れていることを示す。
<紫外線防御効果試験>
サンスクリーン化粧料をPMMA板に塗布し、乾燥後、PMMA板上の所定の5箇所においてSPFアナライザー(Labsphere UV−2000S、Labsphere社製)を用いて試料のSPF値とPA値とを測定した。評価値は、5箇所での測定値の平均を採用した。
<安定性試験>
サンスクリーン化粧料をガラス瓶に入れ、5℃、及び室温の恒温槽に三ヶ月保管したものの外観を目視で観察した。評価基準は、外観上の変化が認められないものを「安定」とし、析出物が認められたものを「析出」とした。
Figure 2021088532
試験の結果、W/O型エマルジョンである実施例1〜8のサンスクリーン化粧料は、何れもきしみ感やべたつきがなく使用感に優れたものであり、透明性が高い為に塗布後に白浮きも生じなかった。また、実施例1〜8のサンスクリーン化粧料は、SPF値及びPA値が両方とも高く、優れた紫外線防御効果を有するものであった。また、実施例1〜8のサンスクリーン化粧料は、室温においてビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンが析出することがなく安定に優れており、特に、実施例1、3、5〜8のサンスクリーン化粧料は、低温での安定性にも優れていた。
一方、比較例1のサンスクリーン化粧料は、きしみ感やべたつきがあり使用感の劣ったものであり、塗布後に白浮きも生じた。SPF値及びPA値は低く、十分な紫外線防御効果が期待できないものであった。また、室温においてビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンが析出しており、安定性の面でも劣るものであった。比較例1のサンスクリーン化粧料の官能評価、紫外線防御効果、及び安静性の全てが劣っていたのは、油分散物を予め準備することなく、微粒子金属酸化物をビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンと直接混合したため、微粒子金属酸化物の分散性が不十分であったことが原因であると考えられる。
比較例2のサンスクリーン化粧料は、油分散物を予め準備したものであるため、官能評価、及び安静性に問題はなかったが、紫外線吸収剤であるビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンを配合していないため、SPF値及びPA値が低く紫外線防御効果に劣るものであった。
(実施例9〜13)
下記の製法を用いて表2示す処方で実施例9〜13の紫外線防御化粧料(O/W型サンスクリーン化粧料)を得た。なお、各成分の配合量の単位は重量%とする。
(O/W型サンスクリーン化粧料の製法)
成分(1)〜(6)を分散混合して水相を準備する。そこに成分(7)〜(14)までを予め混合溶解した油相をホモミキサーで攪拌しながら徐々に添加してエマルジョンを形成し、目的のO/W型サンスクリーン化粧料を得た。また、得られた化粧料を実施例1〜8と同様の方法により評価し、結果を併せて表2に示した。
Figure 2021088532
試験の結果、O/W型エマルジョンである実施例9〜13のサンスクリーン化粧料は、何れもきしみ感やべたつきがなく使用感に優れたものであり、透明性が高い為に塗布後に白浮きも生じなかった。また、実施例9〜13のサンスクリーン化粧料は、SPF値及びPA値が両方とも高く、優れた紫外線防御効果を有するものであった。また、実施例9〜13のサンスクリーン化粧料は、室温においてビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンが析出することがなく安定性に優れており、特に、実施例9、10、12、13のサンスクリーン化粧料は、低温での安定性にも優れていた。
以上から、本発明の紫外線防御化粧料の製造方法によれば、W/O型エマルジョン、及びO/W型エマルジョンの何れであっても、使用感、透明性、紫外線防御効果、及び安定性に優れた紫外線防御化粧料を製造できることが確認された。
本発明の紫外線防御化粧料は、日焼け止め化粧料として利用可能であるが、日焼け止め効果としてSPF・PAを表記した化粧下地、BBクリーム、美容液などの化粧料にも利用可能である。

Claims (9)

  1. 油剤中に、表面が疎水化処理された微粒子金属酸化物と、分散剤とを分散させて油分散物とする準備工程と、
    前記油分散物に、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンを配合して化粧料原液を調製する調製工程と、
    を包含する紫外線防御化粧料の製造方法。
  2. 前記準備工程において、前記油分散物は、光路長0.03mm、波長600nmにおける光透過率が40%以上となるまで分散される請求項1に記載の紫外線防御化粧料の製造方法。
  3. 前記準備工程において、前記油分散物は、湿式ビーズミルを用いて分散される請求項1又は2に記載の紫外線防御化粧料の製造方法。
  4. 前記分散剤は、ポリヒドロキシステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル、ポリヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル、及びポリエーテル変性オルガノポリシロキサンからなる群から選択される少なくとも一つである請求項1〜3の何れか一項に記載の紫外線防御化粧料の製造方法。
  5. 前記微粒子金属酸化物は、微粒子酸化亜鉛及び/又は微粒子酸化チタンである請求項1〜4の何れか一項に記載の紫外線防御化粧料の製造方法。
  6. 前記微粒子金属酸化物は、粒子経が10〜80nmである請求項1〜5の何れか一項に記載の紫外線防御化粧料の製造方法。
  7. 前記化粧料原液に、水性溶媒を混合してエマルジョンを形成するエマルジョン形成工程をさらに包含する請求項1〜6の何れか一項に記載の紫外線防御化粧料の製造方法。
  8. 前記エマルジョン形成工程において、さらに界面活性剤を混合する請求項7に記載の紫外線防御化粧料の製造方法。
  9. 以下の成分(A)及び(B);
    (A)ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン
    (B)油剤中に、表面が疎水化処理された微粒子金属酸化物と、分散剤とが分散した油分散物
    を含有する紫外線防御化粧料。
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