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JP2020202910A - 吸収性物品 - Google Patents

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JP2020202910A
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JP
Japan
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sheet
liquid
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absorber
permeable
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JP2019111101A
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克 水口
Katsu Mizuguchi
克 水口
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Nippon Paper Crecia Co Ltd
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Nippon Paper Crecia Co Ltd
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Abstract

【課題】薄型及び軽量であっても、吸収速度が速く、液戻り防止等の吸収性能に優れ、着用感の良好な吸収性物品を提供する。【解決手段】液透過性のシートと、液不透過性のバックシートと、液透過性のシートとバックシートとの間に吸収体を設けた吸収性物品であって、液透過性のシートは、肌当接面側の第一シートと吸収体側の第二シートを有し、第一シートの親水度が、第二シートの親水度よりも大きいことを特徴とする、吸収性物品を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
一般に吸収性物品は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、トップシート及びバックシートの間に配置された吸収体と、で構成されている。近年、主に中度から重度の介護用に使用される吸収性物品では、夜間等の長時間の着用でも多回数の排尿を吸収しながら、着用者の快適性、特にトップシート表面のドライを保つ、高吸収量の吸収性物品の態様が多く提案されている。
そのような吸収性物品として、例えば、特許文献1は、透液性表面シートと裏面シートとの間に、吸収体が介在されるとともに、透液性表面シートと吸収体との間に親水性繊維シートが配置された吸収性物品において、少なくとも透液性表面シートにおいて、裏面側に、表面側よりも高い親水度を付与したことを特徴とする吸収性物品が開示されている。
特開2005−087659号公報
通常、繰り返し多回数の排尿を吸収するためには、トップシートに親水度の高いものを使用しなくてはならない。しかしながら、親水度の高いトップシートを使用すると、一度吸収した尿等の体液が着用者の体重等の圧力がかかると、再びトップシートを通って液戻り(液が逆戻り)してしまうという現象が起こる。
特に、高吸収量尿取りパッド等の吸収性物品では、繰り返し吸収と液戻り量の少なさは、トップシートの親水度においては相反する特性であり、両立が困難である。
したがって、本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものであり、薄型及び軽量であっても、吸収速度が速く、液戻り防止等の吸収性能に優れ、着用感の良好な吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明の発明者らは、上記課題に鑑み、鋭意研究を行った。その結果、トップシートの表裏、又はトップシートとその直下に配置するセカンドシートにおいて、親水度の違う素材を使用することにより、吸収体の重量を過大にすることなしに、繰り返し吸収と液戻り量の少なさを両立させることで、上記課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は、以下のものを提供する。
(1)本発明の第1の態様は、液透過性のシートと、液不透過性のバックシートと、前記液透過性のシートと前記バックシートとの間に吸収体を設けた吸収性物品であって、前記液透過性のシートは、肌当接面側の第一シートと前記吸収体側の第二シートを有し、前記第一シートの親水度が、前記第二シートの親水度よりも大きいことを特徴とする、吸収性物品である。
(2)本発明の第2の態様は、(1)に記載の吸収性物品であって、前記第一シート及び前記第二シートにおいて、前記第一シートの耐久液透過率の3回目測定値が50%以上80%以下であって、前記第二シートの耐久液透過率の3回目測定値が20%以上50%以下であることを特徴とするものである。
(3)本発明の第3の態様は、(1)又は(2)に記載の吸収性物品であって、前記第一シート及び前記第二シートは、液透過性の二層構造のトップシートのそれぞれの層に相当することを特徴とするものである。
(4)本発明の第4の態様は、(1)又は(2)に記載の吸収性物品であって、前記第一シート及び前記第二シートは、液透過性のトップシート及び液透過性のセカンドシートにそれぞれ相当することを特徴とするものである。
したがって、本発明によれば、薄型及び軽量であっても、吸収速度が速く、液戻り防止等の吸収性能に優れ、着用感の良好な吸収性物品を提供することができる。
本発明の吸収性物品の平面図である。 図1のX−Xの断面図である。 本発明の別の実施形態における、図1のX−Xの断面図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明するが、これらは例示の目的で掲げたもので、これらにより本発明を限定するものではない。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ符号を付する。
また、本明細書の説明において、吸収性物品1の着用時とは、吸収性物品1の着用時及び着用後の少なくとも一方をいう。吸収性物品1の長手方向とは、吸収性物品1が着用されたときに着用者の前後にわたる方向であり、図中、符号Yで示す方向である。また、吸収性物品1の幅方向とは、長手方向に対して横又は直交する方向であり、図中、符号Xで示す方向である。さらに、肌当接面とは、吸収体等の各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側に配される面であり、非肌当接面とは、吸収体等の各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側とは反対側に向けられる面である。体液とは、尿や血液、軟便中の水分等の体内から体外に排出された液体をいう。さらに、吸収性物品1としては、特に失禁用製品、尿取りパッドが例示されるが、これに限定されるものではなく、その他の吸収性物品であってもよい。
<吸収性物品>
本発明の吸収性物品1は、液透過性のシートと、液不透過性のバックシートと、液透過性のシートとバックシートとの間に吸収体を設けた吸収性物品である。
このとき、液透過性のシートは、肌当接面側の第一シートと吸収体側の第二シートを有し、第一シートの親水度が、第二シートの親水度よりも大きい。第一シートは第二シートよりも親水度が大きいため、尿は第一シートから順に素早く吸収され、第二シートも通過し吸収体に至る。吸収体からの液戻りは親水度の小さい第二シートに遮られるため、液戻り量としては少なくなる。よって、吸収速度は優れ、液戻りが少ないというバランスが達成される。液透過性のシートの親水度を調整する方法としては、シートの構成繊維の親水化処理の程度、例えば、親水化剤の種類や含有量などを適宜調整する方法等が挙げられる。
本発明の吸収性物品1においては、親水度を表す指標として耐久液透過率を用いる。耐久液透過率の測定方法は、以下のように行う。
平面に吸収体としてトイレットペーパー10枚を置き、その上にサンプルを密着させる。サンプルの上方15mmのスポイトから生理食塩水1滴(0.1cc/滴)滴下する。滴下液が2秒以内に吸収されたものを透過とする。吸収した3分後(表面が乾いた後)、同じ位置に再度1滴滴下し、2回目の試験とする。繰り返し3回測定する。同じ試料の10〜40か所について試験し、滴下した数に対する透過数の割合を耐久液透過率(%)とする。耐久液透過率が高いほど、そのサンプルは親水度が大きいこととなる。
本発明の吸収性物品1において、第一シートの耐久液透過率の3回目測定値は50%以上80%以下であることが好ましく、55%以上75%以下であることがより好ましい。また、第二シートの耐久液透過率の3回目測定値は20%以上50%以下であることが好ましく、25%以上45%以下であることがより好ましい。第一シート及び第二シートのそれぞれの耐久液透過率の3回目測定値を上記の範囲内とすることにより、吸収速度は優れ、液戻りが少ないというバランスがより良好な吸収性物品1を得ることができる。
本発明の吸収性物品1において、第一シート及び第二シートは、液透過性の二層構造のトップシートのそれぞれの層に相当するか、又は液透過性のトップシート及び液透過性のセカンドシートにそれぞれ相当する。以下、それぞれの実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る吸収性物品1をトップシート10側から見た平面図であり、図2は、図1の吸収性物品1のX−Xにおける断面図である。図1及び図2に示すように、吸収性物品1は、肌当接面側に配された液透過性のトップシート10と、トップシート10に対向して非肌当接面側に配置された液不透過性のバックシート20と、トップシート10とバックシート20との間に配置された吸収体30と、を有する。これにより、吸収体30は、トップシート10とバックシート20との間に挟まれた構造となっている。
吸収性物品1の、長手方向の寸法は300mm以上800mm以下、幅方向の寸法は150mm以上400mm以下であることが好ましい。吸収性物品1の寸法を上記の範囲に調整することにより、失禁用製品、尿取りパッド等に適した吸収性物品1を得ることができる。
また、吸収性物品1には、着用者の排泄した体液の横漏れを防止するため、吸収性物品1の長手方向に沿って、トップシート10上に、立体ギャザー用弾性部材を有する一対の立体ギャザーを備えていてもよい(図示しない)。吸収性物品1の幅方向における立体ギャザーの外端は、バックシート20に固定され、その内端はトップシート10に固着され、その中央はトップシート10に固定されない自由端となるように、立体ギャザーシートが配される。立体ギャザー用弾性部材を長手方向に沿って設けることで、立体ギャザーが起立性を有し、着用者の体型に合わせて変形可能なものとなる。立体ギャザー用弾性部材としては、例えば、サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布、ポリエチレンフィルム、又はそれらのシートを組み合わせて接合したシートなどが使用できる。強度及び加工性の点から、立体ギャザーの坪量は、15g/m以上100g/m以下であることが好ましい。
<トップシート>
トップシート10は、体液が吸収体30へと移動するような液透過性を備えた基材から形成されればよく、例えば、サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布など公知の親水性不織布等が使用できる。また、トップシート10には、液透過性を向上させるために、表面にエンボス加工や穿孔加工を施してもよい。これらのエンボス加工や穿孔加工を施すための方法としては、公知の方法を制限なく実施することができる。また、肌への刺激を低減させるため、トップシート10には、ローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤等を含有させてもよい。また、上述のようにトップシート10は、吸収体30からの液戻りを防止するため、第一シート及び第二シートを有する、二層構造であることが好ましい。
強度、加工性及び液戻り量の点から、トップシート10の坪量は、15g/m以上200g/m以下であることが好ましく、20g/m以上100g/m以下であることがより好ましい。トップシート10の形状としては特に制限はないが、漏れがないように体液を吸収体30へと誘導するために必要とされる、吸収体30の全体を覆う形状であればよい。
<バックシート>
バックシート20は、吸収体30が保持している体液が衣類を濡らさないような液不透過性を備えた基材を用いて形成されればよく、通気性又は非通気性の不透液性のプラスチックフィルムが使用できる。
強度及び加工性の点から、バックシート20の坪量は、15g/m以上40g/m以下であることが好ましく、20g/m以上35g/m以下であることがより好ましい。バックシート20に通気性を備えさせるためには、例えば、基材の樹脂フィルムにフィラーを配合したり、バックシート20にエンボス加工を施したりすればよい。なお、フィラーとしては炭酸カルシウムを挙げることができ、その配合方法は、公知の方法を制限なく行うことができる。
<吸収体>
本発明の吸収性物品1において、吸収体30の長手方向の寸法は、200mm以上700mm以下であることが好ましく、250mm以上650mm以下であることがより好ましい。また、吸収体30の幅方向の寸法は、100mm以上350mm以下であることが好ましく、150mm以上300mm以下であることがより好ましい。
(吸収性繊維)
吸収体30は、基材としての吸収性繊維と、高吸収性ポリマーを含有する。
吸収性繊維は、一般に失禁用製品や尿取りパッド等の吸収性物品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、フラッフパルプ、コットン、レーヨン、アセテート、ティシュー、吸収紙、親水性不織布等を挙げることができる。これらの中でも、吸収性の観点から、フラッフパルプを使用することが好ましい。フラッフパルプとしては、木材パルプ(例えば、サウザンパインやダグラスファー等の針葉樹晒クラフトパルプ(N−BKP))、合成繊維、樹脂繊維、非木材パルプ等を綿状に解繊したものを挙げることができる。吸収体30に、基材としての吸収性繊維にフラッフパルプを用いた場合、吸収性繊維の坪量は、100g/m以上800g/m以下であることが好ましく、150g/m以上700g/m以下であることがより好ましい。これにより、肌触りを損なわずに、より多くの体液を吸収させることができる。
(高吸収性ポリマー)
吸収体30の高吸収性ポリマー(SAP)としては、体液を吸収し、かつ、逆流を防止できるものであれば特に制限はなく、その中でも、重量当たりの吸収量の観点から、高吸収性樹脂が好ましい。
吸収体30に含有される高吸収性ポリマーの坪量は、50g/m以上500g/m以下であることが好ましく、100g/m以上400g/m以下であることがより好ましい。また、吸収体30の全重量に対する高吸収性ポリマーの重量%は、15%以上50%以下であることが好ましく、20%以上45%以下であることがより好ましい。高吸収性ポリマーの坪量及び重量%を上記の数値範囲内とすることで、吸収体30におけるゲルブロッキングを防止し、かつ、吸収体30において多量の体液を吸収させることができる。
なお、吸収体30において、吸収性繊維及び高吸収性ポリマーの形態は、吸収性繊維中にSAP粒子を混合して形成した積層マットであることが好ましい。
<セカンドシート>
図3は、本発明の別の実施形態における、図1の吸収性物品1のX−Xにおける断面図である。別の実施形態においては、図3に示すように、トップシート10が一層構造である代わりに、吸収体30からの液戻りを防止するため、トップシート10と吸収体30との間に、液透過性のセカンドシート40が配されていることが好ましい。
セカンドシート40は、トップシート10と同様に、体液が吸収体30へと移動するような液透過性を備えた基材から形成されればよく、例えば、サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布など公知の親水性不織布等が使用できる。
強度、加工性及び液戻り量の点から、セカンドシート40の坪量は、15g/m以上200g/m以下であることが好ましく、20g/m以上100g/m以下であることがより好ましい。セカンドシート40の形状としては特に制限はないが、漏れがないように体液を吸収体30へと誘導するために必要とされる、吸収体30の全体を覆う形状であればよい。
<吸収性物品の製造方法>
吸収性物品1の製造方法としては、特に限定はなく、従来公知の方法を採用することができ、例えば、非肌当接面側から、バックシート20、吸収体30、トップシート10の順、又はバックシート20、吸収体30、セカンドシート40、トップシート10の順に積層し、トップシート10とバックシート20とを一部又は全周に亘ってホットメルト接着剤やヒートエンボス、超音波エンボス、高周波エンボス等を用いて固定し、封止することで製造することができる。このとき、トップシート10が二層構造である場合は、あらかじめ二層を接着させた状態で積層してもよいし、第二シートと第一シートをそれぞれ積層した後に、まとめてバックシート20と接着してもよい。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態や実施例に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
以下、本発明について、実施例を挙げて詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施例に何ら限定されるものではない。
(吸収性物品の作成)
吸収体としては、基材であるフラッフパルプ25gの中に、SAP10gを混合して形成したものを使用し、トップシートとして、エアスルー不織布(坪量25g/m)を用い、バックシートとして、通気性ポリエチレンフィルム(坪量32g/m)を用いた。トップシートは二層構造であり、第一シートの耐久液透過率(3回目測定値)は70%であり、第二シートの耐久液透過率(3回目測定値)は30%であった。吸収性物品の寸法は、長手方向が550mm、幅200mmとし、吸収体の寸法は、長手方向が500mm、幅150mmとし、非肌当接面側から、バックシート、吸収体、トップシートの順に積層し、これを実施例1のサンプルとした。
比較例1〜3において、それぞれのトップシートの、第一シート及び第二シートの各々の耐久液透過率(3回目測定値)を表1に記載の値のようにした以外は、実施例1と同様にして吸収性物品を作成し、比較例1〜3のサンプルとした。
(繰り返し吸収速度)
外径80mm、内径30mm、重量2kgの治具を用いて、サンプルに荷重下で150mlの生理食塩水を10分間隔で3回注水し、3回目の注水分150mlを吸収する時間を測定した。結果を表1に示す。
(繰り返し吸収液戻り)
サンプルに生理食塩水150mlを10分間隔で3回注水し、3回目の150mlを注水した10分後に、35gf/cmの荷重条件で、55mm径のろ紙に1分間で液戻りして吸収した水分量を測定した。結果を表1に示す。
表1の結果から、トップシートにおいて、第一シートの耐久液透過率が第二シートの耐久液透過率と同じ70%である比較例1では、いずれのシートの耐久液透過率も30%である比較例2や、第二シートの耐久液透過率が70%であるのに対して第一シートの耐久液透過率が30%でしかない比較例3に比べ、繰り返し吸収速度は大幅に速くなった。一方、繰り返し液戻りに関しては、いずれのシートも耐久液透過率が高いために、液戻りした生理食塩水を透過させやすく、そのために液戻りの量は比較例2及び比較例3よりも多くなってしまった。
それに対し、第一シートの耐久液透過率が70%であるのに対して、第二シートの耐久液透過率が30%である実施例1では、第一シートの親水度が高いため、比較例1と同等の吸収速度であり、かつ、第二シートの親水度が低いため、液戻りの量も比較例1より大幅に低減した。
よって、本発明によれば、薄型及び軽量であっても、吸収速度が速く、液戻り防止、液流れ防止等の吸収性能に優れ、着用感の良好な吸収性物品を提供することができる。
1 吸収性物品
10 トップシート
20 バックシート
30 吸収体
40 セカンドシート

Claims (4)

  1. 液透過性のシートと、液不透過性のバックシートと、前記液透過性のシートと前記バックシートとの間に吸収体を設けた吸収性物品であって、
    前記液透過性のシートは、肌当接面側の第一シートと前記吸収体側の第二シートを有し、
    前記第一シートの親水度が、前記第二シートの親水度よりも大きいことを特徴とする、吸収性物品。
  2. 前記第一シート及び前記第二シートにおいて、前記第一シートの耐久液透過率の3回目測定値が50%以上80%以下であって、前記第二シートの耐久液透過率の3回目測定値が20%以上50%以下であることを特徴とする、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記第一シート及び前記第二シートは、液透過性の二層構造のトップシートのそれぞれの層に相当することを特徴とする、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記第一シート及び前記第二シートは、液透過性のトップシート及び液透過性のセカンドシートにそれぞれ相当することを特徴とする、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
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