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JP2020124987A - 車体側部構造 - Google Patents

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JP2020124987A JP2019017690A JP2019017690A JP2020124987A JP 2020124987 A JP2020124987 A JP 2020124987A JP 2019017690 A JP2019017690 A JP 2019017690A JP 2019017690 A JP2019017690 A JP 2019017690A JP 2020124987 A JP2020124987 A JP 2020124987A
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Abstract

【課題】例えば、寸法誤差や組付誤差等が発生した場合であっても、シール性能が低下することを回避すること。【解決手段】ドアコーナー部22に装着されるガーニッシュ24と、ドアコーナー部22とガーニッシュ24の間に配置されるシール部材26とを備え、シール部材26は、平坦部50と、平坦部50から突出してドアコーナー部22をシールするリップ部52と有し、ガーニッシュ24は、シール部材26側に向かって突出し、シール部材26をドアコーナー部22側に押圧する押圧部42を有し、シール部材26は、平坦部50のうち、リップ部52の反対側に押圧部42を受容する窪み形状を呈する撓み変形可能部60を有し、この撓み変形可能部60の少なくとも一部は、リップ部52と車両前後方向で重畳する位置に配置されている。【選択図】図7

Description

本発明は、自動車等の車両の車体側部構造に関する。
例えば、特許文献1には、自動車のサイドドアのコーナー部とガーニッシュとの間に、シールリップ部を有するシール部材を介装したドアミラーのシール構造が開示されている。
特許文献1に開示されたドアミラーのシール構造では、シールリップ部の隣接する部分にたわみ部を設けることで、このシールリップ部がドアのコーナー部に対して適切に押圧されてシール機能を発揮することができる、としている。
特許第4229826号公報
ところで、製品の寸法誤差や組付時の組付誤差等によって、シールリップ部に対する押圧部の押圧位置が、隣接するたわみ部から離間する方向にずれる場合がある。
この場合、特許文献1に開示されたシール構造では、ガーニッシュの押圧部とシール部材のシールリップ部との押圧位置(当接位置)がずれると、隣接するたわみ部が機能しなくなり、シール部材のシール性能が低下するおそれがある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、例えば、寸法誤差や組付誤差等が発生した場合であっても、シール性能が低下することを回避することが可能な車体側部構造を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、ドアコーナー部に装着される外装部品と、前記ドアコーナー部と前記外装部品との間に配置されるシール部材とを備え、前記シール部材は、前記ドアコーナー部を覆う平坦面からなる平坦部と、前記平坦部から突出して前記ドアコーナー部をシールするリップ部と有する車体側部構造において、前記外装部品は、前記シール部材側に向かって突出し、前記シール部材を前記ドアコーナー部側に押圧する押圧部を有し、前記シール部材は、前記平坦部のうち、前記リップ部の反対側に前記押圧部を受容する窪み形状を呈する撓み変形可能部を有し、前記撓み変形可能部の少なくとも一部は、前記リップ部と車両前後方向で重畳する位置に配置されていることを特徴とする。
本発明では、例えば、寸法誤差や組付誤差等が発生した場合であっても、シール性能が低下することを回避することが可能な車体側部構造を得ることができる。
本発明の実施形態に係る車体側部構造が適用された車両の右側側部を示す部分斜視図である。 ドアコーナー部に装着されるシール部材及びガーニッシュの分解斜視図である。 ドアコーナー部に対してシール部材及びガーニッシュが装着された状態を示す側面図である。 図3のIV−IV線に沿った横断面図である。 シール部材に設けられたリップ部を示す側面図である。 図3のVI−VI線に沿った縦断面図である。 図6に示すA部の拡大断面図である。 図7に対応し、ドアコーナー部に対してシール部材及びガーニッシュが組み付けられた状態を示す拡大断面図である。 ガーニッシュに対するシール部材の張り出し長さを示す側面図である。 図9のX−X線に沿った縦断面図である。 ドアコーナー部に対してシール部材及びガーニッシュが組み付けられた状態を示す側面図である。 図11のXII−XII線に沿った横断面図である。 図12の部分拡大断面図である。 (a)は、シール部材のリップ部を示す側面図、(b)は、各リップ部の突出した長さを比較するための断面説明図である。 リップ部において、円形状の囲繞部を示す側面図である。 ドアコーナー部に対してシール部材及びガーニッシュが組み付けられた状態を示す側面図である。 図16のXVII−XVII線に沿った横断面図である。 (a)は、本実施形態におけるガーニッシュの凹部を示す模式断面図、(b)は、本出願人が案出した比較例におけるガーニッシュの模式断面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、各図中において、「前後」は、車両前後方向、「左右」は、車幅方向(左右方向)、「上下」は、車両上下方向(鉛直上下方向)をそれぞれ示している。
図1に示されるように、本実施形態に係る車体側部構造が適用された車両10は、車体側部に形成されたドア開口部を開閉するサイドドア12と、フロントピラ14(Aピラ)と、車体側部パネル(車体)16とを備えて構成されている。なお、図1中では、車両の右側部分のみを示す、車両の左側部分の図示を省略している。フロントピラ14は、図示しないルーフ部に連続し該ルーフ部から車両前方に向かって立ち下がるように延出(傾斜)している。車体側部パネル16は、例えば、サイドフェンダからなり、ドア開口部の車両前方側の一部を構成している。
図2に示されるように、サイドドア12は、ドアパネル18と、ドアフレーム20とを有する。ドアパネル18は、車外側に配置されたアウタパネルと、車内側に配置されたインナパネルとを有する。ドアフレーム20は、ドアパネル18の上部に一体的に設けられ、外枠を構成するものである。ドアフレーム20は、ドアパネル18の内部に昇降自在に支持されたドアウインドウガラス21(図1、図2参照)の外周縁部の一部を保持するようになっている。
ドアフレーム20の車両前方側には、ドアパネル18の車両前方側の上方に位置するドアコーナー部22が設けられている。ドアコーナー部22は、車外側から側面視して略平行四辺形状を呈している。ドアコーナー部22には、ドアコーナー部22の車外側に装着されるガーニッシュ(外装部品)24と、ドアコーナー部22とガーニッシュ24との間に介装されるシール部材26とが装着されている。
なお、本実施形態では、ドアコーナー部22をサイドドア12側に配置するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、ドアコーナー部22を車体側である車体側部パネル16に配置するようにしてもよい。
ドアコーナー部22の上部は、車両前方に向かって立ち下がるように傾斜したフロントピラ14の車両先端部に連続している(図1参照)。ドアコーナー部22の下部は、ドアパネル18の車両前方側の上部に連続している。
ドアコーナー部22の車外側には、車内側に向かって窪む凹部28が設けられている(図2参照)。また、ドアコーナー部22には、クリップ30(図10参照)を係止する複数(本実施形態では3つ)の係止孔32が配置されている。ガーニッシュ24は、複数のクリップ30(30aを含む)を介して、この凹部28(ドアコーナー部22)に対して取り付けられている。
図10に示されるように、各クリップ30は、挿入部34と頭部36とが一体的に構成されている。挿入部34は、ドアコーナー部22の係止孔32に対して挿入可能に設けられ、係止孔32から抜け止めされる。頭部36は、ガーニッシュ24の車内側に設けられた保持部38に保持される。
ガーニッシュ24は、側面視して略三角形状を呈し、シール部材26と略近似する形状で構成されている(図2参照)。また、ガーニッシュ24は、車両前後方向に沿う横断面形状が翼断面形状を呈している(図6参照)。ガーニッシュ24の横断面における車両後方端部の外面は、車両後方に向かうにつれて内側に向かって窪む凹部(第4凹部)40を有している(図6、図2、図3参照)。
ガーニッシュ24は、押圧部42(図6、図7参照)と、ガーニッシュ突出部44(図11、図12、図13参照)とを有する。図7に示されるように、押圧部42は、シール部材26側に向かって突出し、シール部材26をドアコーナー部22側に押圧することでシール機能を発揮する。ガーニッシュ突出部44は、ドアコーナー部22よりも車両前方に向かって突出している(図3参照)。
ドアコーナー部22に近接する車体側部パネル16には、ガーニッシュ突出部44の形状に対応し、ガーニッシュ突出部44を収納する凹部(第2凹部)46が設けられている(図11、図12参照)。ガーニッシュ突出部44と凹部46との間には、シール部材26から延出した第2シール部48が設けられている。この第2シール部48は、ガーニッシュ24よりも外側に張り出している(図13参照)。図9に示されるように、第2シール部48の張り出し長さ(L1)は、他の部位における張り出し長さ(L2)よりも長くなっている(L1>L2)。なお、図9において、上側に張り出した張り出し部62aの張り出し長さ(L2)と、下側に張り出した張り出し部62bの張り出し長さ(L2)とは、異なる長さであってもよい。
シール部材26は、側面視して略三角形状を呈し(図2参照)、車幅方向においてガーニッシュ24と重畳する位置に配置されている(図3参照)。
シール部材26は、ドアコーナー部22を覆う平坦面からなる平坦部50と、この平坦部50から突出してドアコーナー部22をシールするリップ部52とを有する(図7参照)。また、シール部材26は、後記するモール54(図16、図17参照)を押圧してシールする突起部56(図17参照)を有している。さらに、シール部材26は、突起部56と反対側の面でモール54側に向かって窪む凹部(第3凹部)58を有している(図17参照)。
図5に示されるように、側面視して、リップ部52は、斜辺部52aと、前方縦辺部52bと、囲繞部52cと、下辺部52dと、屈曲辺部52eと、後方縦辺部52fとから構成されている。斜辺部52aは、車両後方から車両前方に向かって立ち下がるように傾斜している。前方縦辺部52bは、斜辺部52aの車両前方端から下方に向かって延在している。囲繞部52cは、前方縦辺部52bの中間部に連続し車両前方のクリップ30aを囲繞している。
下辺部52dは、囲繞部52cから下方に延出した後、車両後方に向かって延出している。屈曲辺部52eは、下辺部52dの車両後方端から上方に向かって延出した後、車両後方に向かって屈曲している。後方縦辺部52fは、屈曲辺部52eの車両後方端から上方に向かって延出し、斜辺部52aの車両後方端に連続している。
図7に示されるように、さらにまた、シール部材26は、平坦部50のうち、リップ部52の反対側にガーニッシュ24の押圧部42を受容する窪み形状を呈する撓み変形可能部60を有する。この撓み変形可能部60の少なくとも一部は、リップ部52と車両前後方向で重畳する位置に配置されている。撓み変形可能部60の肉厚(D1)は、平坦部50の肉厚(D2)よりも薄肉に構成されている(D1<D2)(図7参照)。また、シール部材26において、第2シール部48の肉厚(D3)が、平坦部50の肉厚(D2)よりも厚くなっている(D2<D3)(図13参照)。
図9に示されるように、シール部材26は、ガーニッシュ24の3辺のうちの少なくとも2辺において、ガーニッシュ24よりも外側に張り出した張り出し部62a、62bを有している。外側に張り出したシール部材26の2辺(張り出し部62a、62b)は、車両前方を三角形の頂点64としてこの頂点64を挟む両隣に位置している。
ドアコーナー部22の凹部28に対してガーニッシュ24を取り付ける複数のクリップ30のうち、最も車両前方に位置するクリップ30aをシールするリップ部52には、このクリップ30aを囲繞する囲繞部52cが設けられている(図5参照)。囲繞部52cは、側面視して円形状(図15参照)、又は、矩形状(図5参照)に形成されている。図14(a)及び図14(b)に示されるように、このクリップ30aを囲繞する囲繞部52cの突出した長さ(L3)は、他のリップ部52(斜辺部52a、前方縦辺部52b、下辺部52d、屈曲辺部52e、後方縦辺部52f)の突出した長さ(L4)よりも長くなっている(L3>L4)。
図16及び図17に示されるように、ドアコーナー部22の車両後方に位置するドアフレーム20には、車両前後方向に沿って延在するモール54が設けられている。このモール54の一部は、シール部材26とドアコーナー部22との間に介装されている。モール54の車両前方端部の前方位置には、空間部66(図17参照)が設けられている。
本実施形態に係る車体側部構造が適用された車両は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
本実施形態において、シール部材26は、平坦部50のうち、リップ部52の反対側の面にガーニッシュ24の押圧部42を受容する窪み形状を呈する撓み変形可能部60を有している。この撓み変形可能部60の少なくとも一部は、リップ部52と車両前後方向で重畳する位置に配置されている。
本実施形態では、組付時において、ガーニッシュ24の押圧部42が窪み形状の部位内に位置決めされると共に、押圧部42が撓み変形可能部60をリップ部52側(ドアコーナー部22側)に向かって押圧し、撓み変形可能部60が断面円弧状に撓曲変形する(図8参照)。このため、本実施形態では、押圧部42が撓み変形可能部60から外れて組み付けられることを防止することができる。この結果、本実施形態では、例えば、寸法誤差や組付誤差等が発生した場合であっても、シール性能が低下することを回避することができる。加えて、本実施形態では、寸法精度を高める必要がないため、製造コストの低減化を促進することができる。
また、本実施形態において、撓み変形可能部60は、容易に撓曲変形可能なため、ガーニッシュ24側に反力が発生しにくくなり、ガーニッシュ24における反りの発生を抑制することができる。
さらに、本実施形態において、撓み変形可能部60は、その少なくとも一部がリップ部52と車両前後方向で重畳する位置に配置されているため、押圧部42による撓み変形可能部60の撓曲変形によってドアコーナー部22と接触するリップ部52の先端を撓ませてシールすることができる(図8参照)。これにより、本実施形態では、リップ部52によるシール面の面積を増大させ、シール部材26のシール性能を向上させることができる。
また、本実施形態において、撓み変形可能部60の肉厚(D1)は、平坦部50の肉厚(D2)よりも薄肉に構成されている(D1<D2)(図7参照)。これにより、本実施形態では、シール部材26におけるリップ部52と反対側の面に、窪み形状を呈する撓み変形可能部60を容易に製造することができる。
さらに、本実施形態では、ドアコーナー部22の車外側に凹部28が設けられ、この凹部28には、外装部品であり側面視して略三角形を呈するガーニッシュ24が取り付けられている。シール部材26は、車幅方向においてガーニッシュ24と重畳する位置に配置されている。ガーニッシュ24の3辺のうちの少なくとも2辺において、シール部材26は、ガーニッシュ24よりも外側に張り出した張り出し部62a、62bを有している。張り出したシール部材26の2辺(張り出し部62a、62b)は、車両前方を三角形の頂点64としてこの頂点64を挟む両隣に位置している。
本実施形態では、シール部材26のリップ部52によって、ドアコーナー部22とガーニッシュ24との間で所望のシール性能を確保することができると共に、ガーニッシュ24よりも外側に張り出した張り出し部62a、62bは、ドアフレーム20とガーニッシュ24とによって密着(挟持)されるため(図4参照)、2重シール構造となり、より一層シール性能を向上させることができる。特に、三角形の車両前方を頂点64とした際、その両隣の2辺(上辺及び下辺)が張り出したシール部材26の2辺(張り出し部62a、62b)となっているため、車両前方から車両後方に向かう走行風による圧力でシール部材26の内部に雨水等が進入することを好適に回避することができる(図4参照)。
さらにまた、本実施形態では、ドアコーナー部22がドアパネル18側に配置されている。ガーニッシュ24は、ドアコーナー部22よりも車両前方に突出したガーニッシュ突出部44を有している。車体側部パネル16側(サイドフェンダ側)には、ガーニッシュ突出部44を収納する凹部46が設けられている。ガーニッシュ突出部44と車体側部パネル16側の凹部46との間には、シール部材26から延出した第2シール部48が設けられている。
これにより、本実施形態では、車両の外観デザイン上においてガーニッシュ突出部44が必要な場合であっても、所望のシール性能を確保することができる。換言すると、本実施形態では、ドアコーナー部22よりも車両前方に突出したガーニッシュ突出部44を設けた場合であっても、車体側部パネル16(サイドフェンダ)側からドアコーナー部22に対して雨水等が進入することを好適に回避することができる。
さらにまた、本実施形態では、シール部材26の第2シール部48がガーニッシュ24よりも外側に張り出している。第2シール部48の外側への張り出し長さ(L1)は、他の部位における張り出し長さ(L2)よりも長くなっている(L1>L2)(図9参照)。
これにより、本実施形態では、シール部材26において、他の部位と比較して第2シール部48の外側への張り出し長さ(L1)を長くすることで、ドアコーナー部22と車体側部パネル16(サイドフェンダ)との間の段差が大きい場合であっても、所望のシール性能を確保することができる。
さらにまた、本実施形態では、シール部材26において、第2シール部48の肉厚(D3)が、平坦部50の肉厚(D2)よりも厚くなっている(D2<D3)(図13参照)。これにより、本実施形態では、ガーニッシュ突出部44を収納する車体側部パネル16の凹部46が分厚く形成されているため、例えば、サイドドア12が振動等で揺動した場合であってもガーニッシュ24と車体側部パネル16とのシール性を確保することができる。この結果、車体側部パネル16であるサイドフェンダ側からドアコーナー部22に対して雨水が進入することを抑制することができる。さらに、ドアコーナー部22とサイドフェンダとの間に段差が発生した場合であっても所望のシール性能を確保することができる。
さらにまた、本実施形態では、ガーニッシュ24をドアコーナー部22に対して複数個所で接続する複数のクリップ30を有している。複数のクリップ30のうち、最も車両前方に位置するクリップ30aをシールするリップ部52には、クリップ30aを囲繞する囲繞部52cが設けられている。
これにより、本実施形態では、最も走行風等の影響が大きい車両前方に位置するクリップ30aは、他のクリップ30と比較してシール性が向上されるため、走行風によってガーニッシュ24がばたつく場合であっても雨水の進入を抑制することができる。
さらにまた、本実施形態では、クリップ30aを囲繞する囲繞部52cの突出した長さ(L3)が、他のリップ部52の突出した長さ(L4)よりも長くなっている(L3>L4)(図14参照)。これにより、本実施形態では、囲繞部52cによって囲繞されたクリップ30aが、他のクリップ30と比較してシール性が向上されるため、高速走行や強風等によってガーニッシュ24がばたつく場合であっても、所望のシール性能を確保することができる。
さらにまた、本実施形態では、クリップ30aを囲繞する囲繞部52cが、側面視して円形状を呈している(図15参照)。これにより、本実施形態では、囲繞部52cが角の無い円形状であるため、角に応力が集中することがなくシール性能を向上させることができる。
さらにまた、本実施形態では、モール54の一部が、シール部材26とドアコーナー部22との間に介在している。モール54の車両前方端部の前方は、空間部66を有している。シール部材26は、モール54を押圧してシールする突起部56を有している。
これにより、本実施形態では、モール54とガーニッシュ24との繋ぎ目の部位において所望のシール性能を確保することができる。また、モール54が車両前後方向に熱伸びした際、モール54の車両前方端部の前方に位置する空間部66によって熱伸びした長さを吸収することができる。
さらにまた、本実施形態において、シール部材26は、突起部56と反対側の面でモール54側に向かって窪む凹部58を有している。これにより、本実施形態では、突起部56の反対側の面に凹部58が設けられているため、シール部材26の撓み代が凹部58に吸収されてガーニッシュ24が外側に向かって反ることを抑制することができる。また、風切り音の軽減、車両外観上の見栄えの向上、及び、反りを抑制するために、ガーニッシュ24の板厚を厚くして高剛性化が不要となることや、軽量化に寄与することができる等の利点がある。
さらにまた、本実施形態において、ガーニッシュ24は、車両前後方向に沿う横断面形状が翼断面形状を呈している。このガーニッシュ24の横断面における車両後方端部の外面は、車両後方に向かうにつれて内側に向かって窪む凹部40を有している。
これにより、本実施形態では、ガーニッシュ24の車両後方の位置に、車両後方に向かうにつれて内側に窪む凹部40を設けることで、ガーニッシュ24の車両後方で発生する負圧を抑制することができる(図18(a)参照)。図18(b)に示す比較例のように凹部40を設けない場合、ガーニッシュの車両後方端部とドアウインドウガラス21との間に段差ができ、この段差によって負圧が発生する。これに対し、図18(a)に示される本実施形態では、凹部40を設けることで段差を小さくすることができ、負圧の発生を抑制することができる。この結果、本実施形態では、雨水がドアウインドウガラス21に付着することを抑制して車外の視界を良好に保つことができる。
10 車両
12 サイドドア
16 車体側部パネル(車体)
18 ドアパネル
20 ドアフレーム
22 ドアコーナー部
24 ガーニッシュ(外装部品)
26 シール部材
28 凹部
30、30a クリップ
40 凹部(第4凹部)
42 押圧部
44 ガーニッシュ突出部
46 凹部(第2凹部)
48 第2シール部
50 平坦部
52 リップ部
52c 囲繞部
54 モール
56 突起部
58 凹部(第3凹部)
60 撓み変形可能部
62a、62b 張り出し部
64 頂点
66 空間部

Claims (12)

  1. ドアコーナー部に装着される外装部品と、前記ドアコーナー部と前記外装部品との間に配置されるシール部材とを備え、前記シール部材は、前記ドアコーナー部を覆う平坦面からなる平坦部と、前記平坦部から突出して前記ドアコーナー部をシールするリップ部と有する車体側部構造において、
    前記外装部品は、前記シール部材側に向かって突出し、前記シール部材を前記ドアコーナー部側に押圧する押圧部を有し、
    前記シール部材は、前記平坦部のうち、前記リップ部の反対側に前記押圧部を受容する窪み形状を呈する撓み変形可能部を有し、
    前記撓み変形可能部の少なくとも一部は、前記リップ部と車両前後方向で重畳する位置に配置されていることを特徴とする車体側部構造。
  2. 請求項1記載の車体側部構造において、
    前記撓み変形可能部の肉厚は、前記平坦部の肉厚よりも薄肉に構成されていることを特徴とする車体側部構造。
  3. 請求項1又は請求項2記載の車体側部構造において、
    前記ドアコーナー部の車外側には、凹部が設けられ、
    前記凹部には、前記外装部品であり側面視して略三角形を呈するガーニッシュが取り付けられ、
    前記シール部材は、車幅方向において前記ガーニッシュと重畳し、
    前記ガーニッシュの3辺のうちの少なくとも2辺において、前記シール部材は、前記ガーニッシュよりも外側に張り出しており、
    張り出した前記シール部材の2辺は、車両前方を三角形の頂点として前記頂点を挟む両隣に位置することを特徴とする車体側部構造。
  4. 請求項3記載の車体側部構造において、
    前記ドアコーナー部は、ドアパネル側に配置され、
    前記ガーニッシュは、前記ドアコーナー部よりも車両前方に突出したガーニッシュ突出部を有し、
    車体側には、前記ガーニッシュ突出部を収納する第2凹部が設けられ、
    前記ガーニッシュ突出部と前記第2凹部との間には、前記シール部材から延出した第2シール部が設けられていることを特徴とする車体側部構造。
  5. 請求項4記載の車体側部構造において、
    前記第2シール部は、前記ガーニッシュよりも外側に張り出しており、
    前記第2シール部の張り出し長さは、他の部位における張り出し長さよりも長いことを特徴とする車体側部構造。
  6. 請求項4記載の車体側部構造において、
    前記第2シール部の肉厚は、前記平坦部の肉厚よりも厚いことを特徴とする車体側部構造。
  7. 請求項3乃至請求項6のいずれか1項記載の車体側部構造において、
    前記ガーニッシュを前記ドアコーナー部に対して複数個所で接続する複数のクリップを備え、
    前記複数のクリップのうち、車両前方に位置するクリップをシールする前記リップ部には、前記クリップを囲繞する囲繞部が設けられていることを特徴とする車体側部構造。
  8. 請求項7記載の車体側部構造において、
    前記クリップを囲繞する前記囲繞部の突出した長さは、他のリップ部よりも長いことを特徴とする車体側部構造。
  9. 請求項7記載の車体側部構造において、
    前記クリップを囲繞する前記囲繞部は、側面視して円形状を呈することを特徴とする車体側部構造。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか1項記載の車体側部構造において、
    モールをさらに備え、
    前記モールの一部は、前記シール部材と前記ドアコーナー部との間に介在し、
    前記モールの車両前方端部の前方は、空間部を有し、
    前記シール部材は、前記モールを押圧してシールする突起部を有することを特徴とする車体側部構造。
  11. 請求項10記載の車体側部構造において、
    前記シール部材は、前記突起部と反対側の面で前記モール側に向かって窪む第3凹部を有することを特徴とする車体側部構造。
  12. 請求項3記載の車体側部構造において、
    前記ガーニッシュは、車両前後方向に沿う横断面形状が翼断面形状を呈し、
    前記ガーニッシュの横断面における車両後方端部の外面は、車両後方に向かうにつれて内側に向かって窪む第4凹部を有することを特徴とする車体側部構造。
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