JP2020083291A - 鉄道車両用扉およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
「接合」は、複数の部材を接して配置し、部材は相互に移動し得る状態を指すものとする。
また、「結合」は、接合された部材が相互に移動できないように固定された状態を指すものとする。
「点結合」は、2つの金属部材の接合部を、接合線を覆うように連結部材を配置し、連結部材の一部を一方の金属部材にスポット溶接またはボルト締結により固定し、連結部材の他の一部を他方の金属部材にスポット溶接またはボルト締結により固定して、2つの金属部材を結合することを指すものとする。
なお、「締結」は、ボルトを使用した点結合を指すものとする。
この扉は、乗務員の乗車、下車に使用されるが、車両の意匠の一部の要素であるだけでなく車両の強度を維持することも必要となる。
さらに、所定の強度を維持するために、上枠部材、下枠部材および2本の縦枠部材(ヒンジ側縦枠部材および錠側縦枠部材)を相互に線結合(アーク溶接)をして枠形状とすることが一般的ある。
1. 上枠部材51、下枠部材52、ヒンジ側縦枠部材53(図示せず)、および錠側縦 枠部材54を、冶具を使用して矩形に配置する。
2. 上枠部材51とヒンジ側縦枠部材53および錠側縦枠部材54の接合部、ならびに 下枠部材52とヒンジ側縦枠部材53および錠側縦枠部材54の接合部(図5の× 部)をアーク溶接して、上枠部材51および下枠部材52とヒンジ側縦枠部材53 および錠側縦枠部材54とを結合する。
3. アーク溶接で生じた熱歪を修正する。
4. アーク溶接の溶接ビードを仕上げ加工する。
1. アーク溶接、歪修正、ビード仕上げには、相当の熟練が必要となるだけでなく、完 成品の精度が低下し、作業時間が長くなる。
2. 枠部材を位置決めするための冶具が必要となる。
さらに、位置決めのための治具を不要とし、製造時間をさらに短縮できる乗務員室側面扉およびその製造方法を提供することも目的とする。
上枠部材とヒンジ側縦枠部材の接合部を覆う位置に配置されるヒンジ側上連結部材であって、その一部が上枠部材と点結合により結合され、その他部がヒンジ側縦枠部材と点結合により結合されるヒンジ側上連結部材と、
上枠部材と錠側縦枠部材の接合部を覆う錠側上連結部材であって、その一部が上枠部材と点結合により結合され、その他部が錠側縦枠部材と点結合により結合される錠側上連結部材と、
下枠部材とヒンジ側縦枠部材の接合部を覆うヒンジ側下連結部材であって、その一部が下枠部材と点結合により結合され、その他部がヒンジ側縦枠部材と点結合により結合されるヒンジ側下連結部材と、
下枠部材と錠側縦枠部材の接合部を覆う錠側下連結部材であって、その一部が下枠部材と点結合により結合され、その他部が錠側縦枠部材と点結合により結合される錠側下連結部材と、からなる。
第2の発明に係る鉄道車両用の乗務員用扉によれば、熱歪の修正が不要となり、熟練工でなくても製造できる。
第3の発明に係る鉄道車両用の乗務員用扉によれば、枠組立のための治具が不要となり、作業時間をさらに短縮することができる。
上枠部材とヒンジ側縦枠部材の接合部を覆うヒンジ側上連結部材であって、その一部が上枠部材と接着剤により結合され、その他部がヒンジ側縦枠部材と接着剤により結合されるヒンジ側上連結部材と、
上枠部材と錠側縦枠部材の接合部を覆う錠側上連結部材であって、その一部が上枠部材と接着剤により結合され、その他部が錠側縦枠部材と接着剤により結合される錠側上連結部材と、
下枠部材とヒンジ側縦枠部材の接合部を覆うヒンジ側下連結部材であって、その一部が下枠部材と接着剤により結合され、その他部がヒンジ側縦枠部材と接着剤により結合されるヒンジ側下連結部材と、
下枠部材と錠側縦枠部材の接合部を覆う錠側下連結部材であって、その一部が下枠部材と接着剤により結合され、その他部が錠側縦枠部材と接着剤により結合される錠側下連結部材と、からなる。
ヒンジ側上連結部材の一方領域と上枠部材とをスポット溶接により結合し、他方領域とヒンジ側縦枠部材とをスポット溶接により結合するヒンジ側上スポット溶接段階と、
錠側上連結部材の一方領域と上枠部材とをスポット溶接により結合し、他方領域と錠側縦枠部材とをスポット溶接により結合する錠側上スポット溶接段階と、
ヒンジ側下連結部材の一方領域と下枠部材とをスポット溶接により結合し、他方領域とヒンジ側縦枠部材とをスポット溶接により結合するヒンジ側下スポット溶接段階と、
錠側下連結部材の一方領域と下枠部材とをスポット溶接により結合し、他方領域と錠側縦枠部材とをスポット溶接により結合する錠側下スポット溶接段階と、からなる。
ヒンジ側上連結部材の一方領域と上枠部材とを接着材により結合し、他方領域とヒンジ側縦枠部材とを接着材により結合するヒンジ側上接着段階と、
錠側上連結部材の一方領域と上枠部材とを接着材により結合し、他方領域と錠側縦枠部材とを接着材により結合する錠側上接着段階と、
ヒンジ側下連結部材の一方領域と下枠部材とを接着材により結合し、他方領域とヒンジ側縦枠部材とを接着剤により結合するヒンジ側下接着段階と、
錠側下連結部材の一方領域と下枠部材とを接着材により結合し、他方領域と錠側縦枠部材とを接着剤により結合する錠側下接着段階と、からなる。
ヒンジ側上連結部材、錠側上連結部材、ヒンジ側下連結部材、錠側下連結部材にタップ穴を穿孔するタップ穴穿孔段階と、
ヒンジ側上連結部材の一方領域と上枠部材とをボルトにより締結し、他方領域とヒンジ側縦枠部材とをボルトにより締結するヒンジ側上締結段階と、
錠側上連結部材の一方領域と上枠部材とをボルトにより締結し、他方領域と錠側縦枠部材とをボルトにより締結する錠側上締結段階と、
ヒンジ側下連結部材の一方領域と下枠部材とをボルトにより締結し、他方領域とヒンジ側縦枠部材とをボルトにより締結するヒンジ側下締結段階と、
錠側下連結部材の一方領域と下枠部材とをボルトにより締結し、他方領域と錠側縦枠部材とをボルトにより締結する錠側下締結段階と、からなる。
すなわち、上枠部材11と錠側縦枠部材14の接合部には、錠側上連結部材23が配置されている。
そして、錠側上連結部材23の左半分は上枠部材11と点結合され、右半分は錠側縦枠部材14と点結合される。
そして、錠側下連結部材24の下半分は下枠部材12と点結合され、上半分は錠側縦枠部材14と点結合される。
ただし、上枠部材11、下枠部材12、ヒンジ側縦枠部材13および錠側縦枠部材14を枠状に組み立てる際は、治具を使用することが必要となる。
その後、上枠部材11、下枠部材12、ヒンジ側縦枠部材13および錠側縦枠部材14をボルトにより締結して枠状に組み立てる。
この場合は、各部材を枠状に組み立てる際に治具を使用する必要はない。
ただし、上枠部材11、下枠部材12、ヒンジ側縦枠部材13および錠側縦枠部材14を枠状に組み立てる際は、治具を使用することが必要となる。
さらに、第1の下枠部材121および第2の下上枠部材122は、ヒンジ側下上連結部材32により第1のヒンジ側縦枠部材131および第2のヒンジ側縦枠部材132と点結合または面結合されている。
11…上枠部材
12…下枠部材
13…ヒンジ側縦枠部材
14…錠側縦枠部材
21…ヒンジ側上連結部材
22…ヒンジ側下連結部材
23…錠側上連結部材
24…錠側下連結部材
Claims (8)
- 上枠部材、下枠部材、ヒンジ側縦枠部材および錠側縦枠部材と、
前記上枠部材と前記ヒンジ側縦枠部材の接合部を覆う位置に配置されるヒンジ側上連結部材であって、その一部が前記上枠部材と点結合により結合され、その他部が前記ヒンジ側縦枠部材と点結合により結合されるヒンジ側上連結部材と、
前記上枠部材と前記錠側縦枠部材の接合部を覆う錠側上連結部材であって、その一部が前記上枠部材と点結合により結合され、その他部が前記錠側縦枠部材と点結合により結合される錠側上連結部材と、
前記下枠部材と前記ヒンジ側縦枠部材の接合部を覆うヒンジ側下連結部材であって、その一部が前記下枠部材と点結合により結合され、その他部が前記ヒンジ側縦枠部材と点結合により結合されるヒンジ側下連結部材と、
前記下枠部材と前記錠側縦枠部材の接合部を覆う錠側下連結部材であって、その一部が前記下枠部材と点結合により結合され、その他部が前記錠側縦枠部材と点結合により結合される錠側下連結部材と、からなる鉄道車両用扉。 - 前記点結合が、スポット溶接である請求項1に記載の鉄道車両用扉。
- 前記点結合が、ボルト締結である請求項1に記載の鉄道車両用扉。
- 上枠部材、下枠部材、ヒンジ側縦枠部材および錠側縦枠部材と、
前記上枠部材と前記ヒンジ側縦枠部材の接合部を覆うヒンジ側上連結部材であって、その一部が前記上枠部材と接着剤により結合され、その他部が前記ヒンジ側縦枠部材と接着剤により結合されるヒンジ側上連結部材と、
前記上枠部材と前記錠側縦枠部材の接合部を覆う錠側上連結部材であって、その一部が前記上枠部材と接着剤により結合され、その他部が前記錠側縦枠部材と接着剤により結合され錠側上連結部材と、
前記下枠部材と前記ヒンジ側縦枠部材の接合部を覆うヒンジ側下連結部材であって、その一部が前記下枠部材と接着剤により結合され、その他部が前記ヒンジ側縦枠部材と接着剤により結合されるヒンジ側下連結部材と、
前記下枠部材と前記錠側縦枠部材の接合部を覆う錠側下連結部材であって、その一部が前記下枠部材と接着剤により結合され、その他部が前記錠側縦枠部材と接着剤により結合される錠側下連結部材と、からなる鉄道車両用扉。 - 前記上枠部材、下枠部材、ヒンジ側縦枠部材および錠側縦枠部材の少なくとも一つの部材が、複数の部材に分割されている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の鉄道車両用扉。
- 上枠部材、下枠部材、ヒンジ側縦枠部材および錠側縦枠部材を治具により矩形に配置する枠部材配置段階と、
ヒンジ側上連結部材の一方領域と前記上枠部材とをスポット溶接により結合し、前記ヒンジ側上連結部材の他方領域と前記ヒンジ側縦枠部材とをスポット溶接により結合するヒンジ側上スポット溶接段階と、
錠側上連結部材の一方領域と前記上枠部材とをスポット溶接により結合し、前記錠側上連結部材の他方領域と前記錠側縦枠部材とをスポット溶接により結合する錠側上スポット溶接段階と、
ヒンジ側下連結部材の一方領域と前記下枠部材とをスポット溶接により結合し、前記ヒンジ側下連結部材の他方領域と前記ヒンジ側縦枠部材とをスポット溶接により結合するヒンジ側下スポット溶接段階と、
錠側下連結部材の一方領域と前記下枠部材とをスポット溶接により結合し、前記錠側下連結部材の他方領域と前記錠側縦枠部材とをスポット溶接により結合する錠側下スポット溶接段階と、からなる鉄道車両用扉製造方法。 - 上枠部材、下枠部材、ヒンジ側縦枠部材および錠側縦枠部材を治具により矩形に配置する枠部材配置段階と、
ヒンジ側上連結部材の一方領域と前記上枠部材とを接着材により結合し、前記ヒンジ側上連結部材の他方領域と前記ヒンジ側縦枠部材とを接着材により結合するヒンジ側上接着段階と、
錠側上連結部材の一方領域と前記上枠部材とを接着材により結合し、前記錠側上連結部材の他方領域と前記錠側縦枠部材とを接着材により結合する錠側上接着段階と、
ヒンジ側下連結部材の一方領域と前記下枠部材とを接着材により結合し、前記ヒンジ側下連結部材の他方領域と前記ヒンジ側縦枠部材とを接着剤により結合するヒンジ側下接着段階と、
錠側下連結部材の一方領域と前記下枠部材とを接着材により結合し、前記錠側下連結部材の他方領域と前記錠側縦枠部材とを接着剤により結合する錠側下接着段階と、からなる鉄道車両用扉製造方法。 - 上枠部材、下枠部材、ヒンジ側縦枠部材および錠側縦枠部材のそれぞれの端部に逃し穴を穿孔する逃し穴穿孔段階と、
ヒンジ側上連結部材、錠側上連結部材、ヒンジ側下連結部材、錠側下連結部材にタップ穴を穿孔するタップ穴穿孔段階と、
前記ヒンジ側上連結部材の一方領域と前記上枠部材とをボルトにより締結し、前記ヒンジ側上連結部材の他方領域と前記ヒンジ側縦枠部材とをボルトにより締結するヒンジ側上締結段階と、
前記錠側上連結部材の一方領域と前記上枠部材とをボルトにより締結し、前記錠側上連結部材の他方領域と前記錠側縦枠部材とをボルトにより締結する錠側上締結段階と、
前記ヒンジ側下連結部材の一方領域と前記下枠部材とをボルトにより締結し、前記ヒンジ側下連結部材の他方領域と前記ヒンジ側縦枠部材とをボルトにより締結するヒンジ側下締結段階と、
前記錠側下連結部材の一方領域と前記下枠部材とをボルトにより締結し、前記錠側下連結部材の他方領域と前記錠側縦枠部材とをボルトにより締結する錠側下締結段階と、からなる鉄道車両用扉製造方法。
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JP2018234907A JP2020083291A (ja) | 2018-11-28 | 2018-11-28 | 鉄道車両用扉およびその製造方法 |
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JP2018234907A JP2020083291A (ja) | 2018-11-28 | 2018-11-28 | 鉄道車両用扉およびその製造方法 |
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JP2018234907A Withdrawn JP2020083291A (ja) | 2018-11-28 | 2018-11-28 | 鉄道車両用扉およびその製造方法 |
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2018
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