JP2020075746A - 袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】開封時に開口部が不必要に大きく開かれることがなく、また、別途ストローを用意する必要がなく、同時に商品陳列時や保管時や輸送時や使用途中の場合におけるの自立性などの保形性も満たすことができる袋を提供することを目的とする。【解決手段】スタンディングパウチ形式、3方シール形式、4方シール形式、ピロー形式、ガゼットピロー形式、口栓付きパウチ形式のいずれかの形式によって形成され、且つ、胴部を形成する外縁シール部内に、内容物収納部と、ストロー部と、該内容物収納部と該ストロー部の一端部を連結する連結部が設けられるとともに、該ストロー部が該連結部と連結する該一端部の他端部に開封手段が設けられていることを特徴とする袋を提供するものである。【選択図】図1
Description
本発明は、液体、粘体、粉体、粒体などのストローで吸出し可能な内容物を収納する袋に関するもので、さらに詳しくは、商品陳列時や保管時や輸送時や使用途中の場合におけるの自立性などの保形性、内容物の使用性などを向上させた袋に関するものである。
従来、軟包装材料を用いた包装袋は、圧縮性やフレキシブル性に優れる反面、容器としての保形性に乏しく、商品陳列時の自立性、内容物の注出ハンドリング性などに問題があった。
一方、ペットボトルなどの剛性を有するプラスチック容器は、使用時のハンドリングに優れるものの、未使用時の圧縮性やフレキシブル性が損なわれており、且つ該容器の成形工程や内容物の充填封入工程において、大規模な設備を必要とするなどの難点があった。
例えば、液体容器の分野においては、ビンやペットボトルに替わる容器として、紙とフィルムを貼り合わせて箱状の容器を形成する紙パックが使用されているが、この場合は、容器の外形を保持する手段として、高価な紙を使用せねばならず、コスト高、且つ環境側面的にも負担の大きいものであった。
そのために近年、自立性を有する軟包装容器として、自立袋(スタンディングパウチなど)が広い分野で採用されている。例えば、使い切りユースの詰め替え用から再封性を有したものまで様々な用途に使用されている。
ところが、スタンディングパウチのような自立袋も軟包装容器であるために、商品陳列時の自立性が不足していたり、内容物の注出過程において収納部を手で掴むことにより、内容物が飛び出したり、容器を傾けて注出している途中に容器全体が折れ曲がって注出口が定まらないため、容器を保形するために比較的厚みのある包装材料を用いたり、製袋形状を工夫してサイドシール部を広くし、取っ手窓穴部を設けたりしているが、いずれも取り扱いにくいものであった。
そのため特許文献1においては、液体、固液混合体、粘体、粉体、粒体、固体などを収納する自立袋であって、該袋が、スタンディングパウチ形式、3方シール形式、4方シール形式、ピロー形式、ガゼットピロー形式、口栓付きパウチ形式のいずれかの形式によって形成され、且つ、該袋の胴部を形成する外縁シール部内に、内容物収納部とは別の取っ手機能を有する独立気室が設けられていることを特徴とする自立袋とすることにより、商品陳列時の自立性、内容物の注出ハンドリング性などを向上させた自立袋を提供している。
しかし、それでは開封時に開口部が大きく開いてしまい、別途容器に開けてから飲用したり、別途ストローを用意する必要があり、このようなストローが環境を破壊するものとして問題となっており、環境面でも問題があった。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決しようとするものであり、開封時に開口部が不必要に大きく開かれることがなく、また、別途ストローを用意する必要がなく、同時に商品陳列時や保管時や輸送時や使用途中の場合における自立性などの保形性も満たすことができる袋を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、本発明の請求項1に係る発明は、スタンディングパウチ形式、3方シール形式、4方シール形式、ピロー形式、ガゼットピロー形式、口栓付きパウチ形式のいずれかの形式によって形成され、且つ、胴部を形成する外縁シール部内に、内容物収納部と、ストロー部と、該内容物収納部と該ストロー部の一端部を連結する連結部が設けられるとともに、該ストロー部が該連結部と連結する該一端部の他端部に開封手段が設けられていることを特徴とする袋を提供するものである。
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1記載の自立袋において、前記袋が、流動体または半流動体からなる内容物を収納する袋を提供するものである。
本発明の請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の袋において、前記袋の前記開封手段が、前記外縁シール部の外縁端から前記ストロー部を通り該外縁端と異なる外縁端までの開封線表示または易開封手段からなる袋を提供するものである。
本発明の請求項4に係る発明は、請求項3記載の自立袋において、前記易開封手段が、ミシン目、ハーフカット線、エンボス、プレス加工のいずれかによるものである袋を提供するものである。
本発明の請求項5に係る発明は、請求項1から4何れかの袋において、自立袋を提供するものである。
本発明の袋は、スタンディングパウチ形式、3方シール形式、4方シール形式、ピロー形式、ガゼットピロー形式、口栓付きパウチ形式のいずれかの形式によって形成され、且つ、胴部を形成する外縁シール部内に、内容物収納部と、ストロー部と、該内容物収納部と該ストロー部の一端を連結する連結部が設けられるとともに、開封時に開口部が不必要に大きく開かれることがなく、また、別途ストローを用意する必要がなく、同時に商品陳列時や保管時や輸送時や使用途中の場合における自立性などの保形性も向上する。
本発明の実施の形態を図1〜図4に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態を示す袋の概念正面図であり、図2は本発明の図1の実施形態の袋におけるX−X線における概念断面図であり、図3は本発明の図1の実施形態の袋において、開封手段により
開封された状態を示す袋の概念正面図である。
開封された状態を示す袋の概念正面図である。
本発明の一実施例の袋は、図1に示すように、4方シール形式によって形成され、且つ、胴部10を形成する外縁シール部14内に、内容物収納部11と、ストロー部12と、該内容物収納部11と該ストロー部12の一端部17を連結する連結部13が設けられるとともに、該ストロー部12が該連結部13と連結する該一端部17の他端部18に開封手段15が設けられている袋である。
本実施の形態においてこの袋は胴部10のみからなるが、吊り下げ部やガゼット部や表示部など他の部位を含む実施形態も考えられる。
内容物収納部11は、胴部10の中央大部を占め、その部分では表面フィルム21と裏面フィルム22は接着していないで、三方を外縁シール部14に、残る一方を隔離シール部15により囲まれている角丸長方形をなしている。
ストロー部12は、胴部10の一側部を占め、その部分では表面フィルム21と裏面フィルム22は接着していないで、外縁シール部14と隔離シール部15により囲まれている細長い形をなしている。このストロー部12の長手方向の一端部17では連結部13が繋がっており、一端部17の反対側の他端部18には開封手段16が通過している。
連結部13は、内容物収納部11とストロー部12の一端部17を繋ぎ、その部分では表面フィルム21と裏面フィルム22は接着していないで、幅が狭い形をなしている。
外縁シール部14は、胴部10の縁端部に設けられ、その部分では表面フィルム21と裏面フィルム22が接着しており、額縁状の形をしている。
隔離シール部15は、内容物収納部11とストロー部12を隔てるために設けられ、その部分では表面フィルム21と裏面フィルム22は接着していないで、幅が狭い形をなしているが、内容物収納部11とストロー部12を隔てる一部分であるストロー部12の一端部17付近においては隔離シール部15に代わって連結部13が設けられている。
開封手段16は、表面フィルム21と裏面フィルム22の外側からハーフカットが設けられているものであり、外縁シール部14の端部から端部までストロー部12の一端部17を経由する様に設けられている。従って、両端部の外縁シール部14においては表面フィルム21と裏面フィルム22は接着しているが、その間の他端部18においては表面フィルム21と裏面フィルム22は接着していない。この実施形態では両面からハーフカットが設けられているが、片面でも構わず、直線になっているが曲線や屈曲線などの形状でもよく、また、端部の一方または双方にノッチを設けるものでも良く、ハーフカットではなくミシン目やエンボスやプレス加工などの易開封手段や、印刷などによる開封線表示、もしくはその両方でも構わない。
次に、表面フィルム21および裏面フィルム22は、各々最外層のフィルム基材層41と、最内層のシーラント層42からなる積層フィルムで形成されている。
前記最外層のフィルム基材層41の材質としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレ−ト(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などのポリエステル、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)などのポリオレフィン、ナイロン−6、ナイロン−66などのポリアミド(PA)、ポリカーボネート(PC)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリイミド(PI)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリビニルアルコール(PVA)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリエーテルスルフォン(PES)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)などの延伸又は無延伸フィルムを使用することができる。
また、該フィルム基材層41の厚さは、加工性を考慮すると、3〜200μmの範囲内であることが好ましく、6〜30μmの範囲内がより好ましい。
次に、最内層のシーラント層42には、例えば、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、中密度ポリエチレン樹脂(MDPE)、高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(L−LDPE)、ポリプロピレン樹脂(PP)、エチレン−プロピレン共重合体(EP)、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−メタクリル酸エステル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)などの樹脂、またはこれらの樹脂を成膜化したフィルムを使用することができる。
また、該シーラント層42の厚みは、強度、加工性を考慮すると、15〜200μmの範囲内であることが好ましく、30〜170μmの範囲内がより好ましい。
次に、最外層のフィルム基材層41と、最内層のシーラント層42とを積層する方法は、例えば、ドライラミネーション方法、ノンソルベントドライラミネーション方法、ホットメルトラミネーション方法、エクストルージョンラミネーション方法、及び該エクストルージョンラミネーション方法を利用したサンドイッチラミネーション方法などの公知の方法を使用することができる。
例えば、前記ドライラミネーション方法は、フィルム上に接着剤を塗布するコーティング部、乾燥装置、ニップローラー部の3つのセクションと、巻き出し、巻き取り、及びテンションコントロールシステムから構成されている。
該コーティング部は、一般的にグラビアロールコーティング方式、又はリバースロールコーティング方式を採用している。
該ドライラミネーション方法に使用する接着剤層(図示せず)は、一般的に、ポリウレタン系、ポリアクリル系、ポリエステル系、エポキシ系、ポリ酢酸ビニル系、セルロース系、その他などのラミネート用接着剤を使用することができる。
前記ラミネーション用接着剤は、溶剤型接着剤、或いは無溶剤型接着剤が使用されるが、無溶剤型接着剤を使用する場合は、乾燥装置は不要であり、特に、ノンソルベントドライラミネーション方法と呼んでいる。
前記ホットメルトラミネーション方法は、加熱溶融したエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)などのホットメルト接着剤をフィルム上に塗工し、直ちに、他のフィルムをラミネートする方法である。
前記エクストルージョンラミネーション方法は、ポリエチレンやポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂を加熱し、シリンダーと呼ばれる筒の中で溶解し、スクリューで圧力をかけて押し出し、該シリンダーの先端部にあるTダイスと呼ばれる細いスリットからカーテン状に溶解した樹脂が押し出されフィルム状となってラミネーションされる方法である。
この際、該エクストルージョンラミネーション方法を利用して、ポリエチレンやポリプ
ロピレンなどの熱可塑性樹脂を接着剤の代わりにして、最外層のフィルム基材層41と最内層のシーラント層42とをラミネーションするサンドイッチラミネーション方法を使用することもできる。
ロピレンなどの熱可塑性樹脂を接着剤の代わりにして、最外層のフィルム基材層41と最内層のシーラント層42とをラミネーションするサンドイッチラミネーション方法を使用することもできる。
次に、積層フィルムは、フィルム基材層41の片面または両面にバリアフィルムが積層されている構成でも良い(図示せず)。
前記バリアフィルムとしては、例えば、アルミニウム箔、アルミニウム蒸着フィルム、無機酸化物(酸化珪素、酸化アルミニウムなど)の薄膜を有する樹脂フィルムやエチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物などのフィルム、或いはポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物などにポリ塩化ビニリデンを塗工したフィルム、またこれらフィルムの1種乃至それ以上を組み合わせた積層材料を使用することができる。
尚、積層フィルムは上記の構成の他に印刷層(図示せず)、アンカーコーティング層(図示せず)などを含んでいても良い。
先ず、フィルム基材層41への印刷層を設ける場合、該フィルムの印刷面は表裏どちらでも印刷可能であるが、一般的なプラスチックフィルム袋への印刷の場合と同様に、インキの耐摩擦性、耐候性などを考慮して、フィルムの内面に商品の販売促進効果を向上させるなどの理由で美麗な絵柄の印刷層を設けることが好ましい。
該印刷層を形成する印刷インキとしては、インキに色彩を与える顔料や染料などからなる色材と該色材を微細な粒子に分散・保持しつつ、被印刷体に固着させる樹脂と該樹脂を安定して溶解し、該顔料や染料などの分散性、インキの流動性を保持し、かつ印刷の版からインキの適正量を転移できる溶剤とから構成されるビヒクル、更に色材の分散性、発色性向上や沈殿防止、流動性の改良を目的に界面活性剤などからなる助剤から形成されているが、特に色材は、耐候性の良い顔料が好ましい。
該印刷層を設ける印刷方式は、該フィルム基材層41に印刷できる印刷方式ならば、特に制約はないが、鉄製の円筒(シリンダー)表面上に銅メッキを施して下地を形成し、該銅メッキ面上に剥離層を設け、更に銅メッキをして、その表面を鏡面状に研磨した銅面に彫刻方式や腐食方式により、凹部(セル)を作成し、該セル内の印刷インキを該フィルム基材層41に転移させ、調子物でもカラフルに印刷ができ、且つ訴求効果も高いグラビア印刷方式が好ましい。
尚、前記フィルム基材層41に印刷する際、該フィルム基材層41と印刷インキとの密着性を向上させるため必要ならば、該フィルム基材層41の印刷層を設ける面にオゾン処理、コロナ処理などの前処理を施すことが好ましく、更に、アンカーコート剤などをコーティングしても良い。
前記アンカーコート剤としては、例えばイソシアネート系(ウレタン系)、ポリエチレンイミン系、ポリブタジェン系、有機チタン系などのアンカーコート剤や、或いはポリウレタン系、ポリアクリル系、ポリエステル系、エポキシ系、ポリ酢酸ビニル系、セルロース系、その他などのラミネート用接着剤などを使用することができる。
該アンカーコート剤をコーティングする方法は、公知のグラビアロールコーティング方式、バーコーティング方式、滴下方式、リバースロールコーティング方式などを使用することができる。
この上で表面フィルム21と裏面フィルム22を、お互いシーラント層42を向かい合わせて隔離シール部15と、外縁シール部14の一部分を残して外縁シール部を熱圧着するが、一般的には内容物を内容物収納部11に収納する関係上、内容物収納部11と面した辺を残すのが一般的である。この上で、内容物を内容物収納部11に収納した上で、シール残した部分をシールする。この場合、内容物はストロー部12に一部充填されても、全く充填されなくても構わない。また、ストロー部12に空気を圧送するためにストロー部12も他端部18においてヒートシール残ししておき、空気などの気体を充填した状態でシールするのも可能である。
これによって、ストロー部12が空気などの気体や内容物で図2の様に膨らみ、円筒形に近い形となる。これによってストロー部12が柱の役目を果たして袋の上部から底袋全体に形状が安定し立てても屈曲などによりへたることがなくなった。加えて、ストロー部12が円筒形に近い形に膨らんでいるので、手指の合わせ目から容器が滑り落ちることなく引っかかるために、ストロー部12を掴むことが容易になり、袋を傾けたり、垂直にしたりする上で、非常に扱い易いし、取扱いが容易な袋となった。また、従来の袋のように、剛性確保のために必要であった積層フィルムの過度の厚肉化は不要であった。
なお、開封手段16であるハーフカットは、どの段階で形成しても良いが、一般的には製袋前か、内容物封入前の何れかの段階に行われることにより一定した深さのハーフカットをレーザー光線や切れ刃によって形成することができる。
次に内容物を使う場合は、開封手段16を使って開封すると、図3の様になる。従って、開封手段16があった位置が切断端36となり、外縁シール部14の端部から端部までストロー部12の一端部17を経由する様に設けられる。従って、両端部の外縁シール部14においては表面フィルム21と裏面フィルム22は開口していないが、その間の他端部18においては表面フィルム21と裏面フィルム22は開口してる状態となる。この状態では他端部38の切断端36からストロー部32と連結部33を経由して内容物収納部31まで表面フィルム21と裏面フィルム22が接着しない部分が繋がる。このため、他端部38の切断端36から吸引することにより、ストロー部32と連結部33が導管としての役割を果たして、内容物を容易に飲んだり吸ったりすることが可能になった。
従って、従来の袋と異なり、別途内容物を吸い出すためのストローを用意する必要がなくなり、ストローが分離する事もなくなるので環境に配慮した袋となった。
また、別な本発明の実施の形態を図5に基づいて詳細に説明する。図5は図1の実施形態とは異なる本発明の一実施形態を示す袋の概念正面図であり、胴部50とガゼット部60とからなり、胴部50とガゼット部60の外縁シール部54内に内容物収納部51と、胴部50の外縁シール部54内にストロー部52と、該内容物収納部51と該ストロー部52の一端部57を連結する連結部53が設けられるとともに、該ストロー部52が該連結部53と連結する該一端部57の他端部58に開封手段55が設けられている袋である。
内容物収納部51は、胴部50からガゼット部59にかけて設けられ、底面フィルム(図示せず)の折線60によりガゼット部59で二股に別れ、表面フィルムと裏面フィルムと底面フィルムに(図示せず)より構成されている。
ストロー部52は、胴部50の一側部を占め、その部分では表面フィルムと裏面フィルムは接着していないで、外縁シール部54と隔離シール部55により囲まれている細長い形をなしている。このストロー部52の長手方向の一端部57では連結部53が繋がって
おり、一端部57の反対側の他端部58には開封手段56が通過している。
おり、一端部57の反対側の他端部58には開封手段56が通過している。
連結部53は、内容物収納部51とストロー部52の一端部57を繋ぎ、その部分では表面フィルムと裏面フィルムは接着していないで、幅が狭い形をなしている。外縁シール部54は、胴部50の縁端部に設けられ、その部分では表面フィルムと裏面フィルムが接着しており、額縁状の形をしている。
隔離シール部55は、内容物収納部51とストロー部52を隔てるために設けられ、その部分では表面フィルムと裏面フィルムは接着していないで、幅が狭い形をなしているが、内容物収納部51とストロー部52を隔てる一部分であるストロー部52の一端部57付近においては隔離シール部55に代わって連結部53が設けられている。
開封手段66は、表面フィルムと裏面フィルムの外側からハーフカットが設けられているものであり、外縁シール部54の側端部から側端部までストロー部52の一端部57を経由する様に設けられている。従って、両端部の外縁シール部54においては表面フィルムと裏面フィルムは接着しているが、その間の他端部においては表面フィルムと裏面フィルムは接着していない。
次に、表面フィルム、裏面フィルム、底面フィルムは、各々最外層のフィルム基材層と、最内層のシーラント層からなり、フィルム基材層はシーラント層に面した側にバリア層を有し、接着層を介してシーラント層と接着している。もちろん、上記表面フィルムと裏面フィルムと底面フィルムは、外縁シール部を一部設ける代わりに繋がっていて、袋全体として一枚のフィルムから構成している構成であっても構わない。このような各フィルムは、上述の実施形態と同様なフィルムを用いることができる。
この袋は、内容物を内容物収納部51に収納した上で、シール残した部分をシールすることにより、ストロー部52が空気などの気体や内容物で、円筒形に近い形となることによってストロー部52が柱の役目を果たして、袋の上部から底袋全体に形状が安定し立てても屈曲などによりへたることがなくなり、ガゼット部59で自立することが可能となった。また、ストロー部52が円筒形に近い形に膨らんでいるので、手指の合わせ目から容器が滑り落ちることなく引っかかるために、ストロー部52を掴むことが容易になり、袋を傾けたり、垂直にしたりする上で、非常に扱い易いし、取扱いが容易な袋となった。また、従来の袋のように、剛性確保のために必要であった積層フィルムの過度の厚肉化は不要であった。
次に内容物を使う場合は、開封手段56を使って開封すると、開封手段56があった位置が切断端となり、外縁シール部54の端部から端部までストロー部52の一端部57を経由する様に設けられる。従って、両端部の外縁シール部54においてはストロー部52のみが開口し、ストロー部52と連結部53を経由して内容物収納部51まで繋がる。このため、他端部58の切断端から吸引することにより、ストロー部52と連結部53が導管としての役割を果たして、内容物を容易に飲んだり吸ったりすることが可能になった。
従って、従来の袋と異なり、別途内容物を吸い出すためのストローを用意する必要がなくなり、ストローが分離する事もなくなるので環境に配慮した袋となった。
10、30、50・・・胴部
11、23、31、51・・・内容物収納部
12、24、32、52・・・ストロー部
13、33、53・・・連結部
14、25、34、54・・・外縁シール部
15、26、35、55・・・隔離シール部
16、56・・・開封手段
17、37、57・・・一端部
18、38、58・・・他端部
21・・・表面フィルム
22・・・裏面フィルム
36・・・切断端
41・・・フィルム基材層
42・・・シーラント層
59・・・ガゼット部
60・・・折線
11、23、31、51・・・内容物収納部
12、24、32、52・・・ストロー部
13、33、53・・・連結部
14、25、34、54・・・外縁シール部
15、26、35、55・・・隔離シール部
16、56・・・開封手段
17、37、57・・・一端部
18、38、58・・・他端部
21・・・表面フィルム
22・・・裏面フィルム
36・・・切断端
41・・・フィルム基材層
42・・・シーラント層
59・・・ガゼット部
60・・・折線
Claims (5)
- スタンディングパウチ形式、3方シール形式、4方シール形式、ピロー形式、ガゼットピロー形式、口栓付きパウチ形式のいずれかの形式によって形成され、且つ、胴部を形成する外縁シール部内に、内容物収納部と、ストロー部と、該内容物収納部と該ストロー部の一端部を連結する連結部が設けられるとともに、該ストロー部が該連結部と連結する該一端部の他端部に開封手段が設けられていることを特徴とする袋。
- 前記袋が、流動体または半流動体からなる内容物を収納する袋であることを特徴とする請求項1記載の自立袋。
- 前記袋の前記開封手段が、前記外縁シール部の外縁端から前記ストロー部を通り該外縁端と異なる外縁端までの開封線表示または易開封手段からなることを特徴とする請求項1または2記載の袋。
- 前記易開封手段が、ミシン目、ハーフカット線、エンボス、プレス加工のいずれかによるものであることを特徴とする請求項3記載の袋。
- 前記袋が自立袋であることを特徴とする請求項1から4何れか記載の自立袋。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113306868A (zh) * | 2021-07-13 | 2021-08-27 | 江西省人民医院 | 一种用于医用湿化盒水分收集的收纳袋 |
-
2018
- 2018-11-08 JP JP2018210376A patent/JP2020075746A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113306868A (zh) * | 2021-07-13 | 2021-08-27 | 江西省人民医院 | 一种用于医用湿化盒水分收集的收纳袋 |
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