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JP2020032564A - 三次元造形物の製造方法および三次元造形装置 - Google Patents

三次元造形物の製造方法および三次元造形装置 Download PDF

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JP2020032564A JP2018159227A JP2018159227A JP2020032564A JP 2020032564 A JP2020032564 A JP 2020032564A JP 2018159227 A JP2018159227 A JP 2018159227A JP 2018159227 A JP2018159227 A JP 2018159227A JP 2020032564 A JP2020032564 A JP 2020032564A
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山▲崎▼ 郷志
Satoshi Yamazaki
郷志 山▲崎▼
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】三次元造形物の製造方法において、効率良く内部領域を充填して、造形時間を短縮することができる技術を提供する。
【解決手段】吐出部から造形材料を吐出して三次元造形物を造形する三次元造形物の製造方法は、吐出部による造形材料の単位時間あたりの吐出量および吐出経路の情報を含み、三次元造形物の外郭を構成する外郭領域の形成を指示する第一造形データと、吐出量および吐出経路の情報を含み、外郭領域の内側である内部領域の形成を指示する第二造形データと、を含む造形データ、を生成する第一工程と、造形データに従って、三次元造形物を造形する第二工程と、を備える。第二造形データに含まれる吐出経路は、連続する1の吐出経路で内部領域を埋める連続吐出経路である。
【選択図】図7

Description

本発明は、三次元造形物の製造方法および三次元造形装置に関する。
ノズルから造形材料を吐出して三次元造形物を形成する場合、ノズルの走査経路データを生成することがある。三次元造形物では、造形材料が充填されない領域があると、三次元造形物に空隙が形成される。この空隙は、三次元造形物の構造上の強度を低下させるおそれがある。そのため、例えば特許文献1では、ノズルの走査経路データを生成する際、予め三次元造形物の外郭部分に対応する第一の走査経路データを形成した後に、残存領域に対応する第二の走査経路を追加することによって、三次元造形物の空隙率を低減させる技術が記載されている。
特表2009−525207号公報
従来の技術では、造形物内部の残存領域を埋めるために、第一の走査経路データを生成した後に、第一の走査経路データよりも解像度の高い第二の走査経路データを追加する。この第二の走査経路データは、例えば、二つの走査経路を含む場合があり、その走査経路間に、造形材料の吐出を伴わないノズルの移動が発生する場合がある。従来の技術では、効率良く残存領域を埋めるための検討が充分にされているとはいえず、三次元造形物の空隙を充填するための造形時間を短縮することが望まれていた。
本開示の一形態によれば、吐出部から造形材料を吐出して三次元造形物を造形する三次元造形物の製造方法が提供される。この三次元造形物の製造方法は、前記吐出部による造形材料の単位時間あたりの吐出量および吐出経路の情報を含み、前記三次元造形物の外郭を構成する外郭領域の形成を指示する第一造形データと、前記吐出量および前記吐出経路の情報を含み、前記外郭領域の内側である内部領域の形成を指示する第二造形データと、を含む造形データ、を生成する第一工程と、前記造形データに従って、前記三次元造形物を造形する第二工程と、を備える。前記第二造形データに含まれる前記吐出経路は、連続する1の吐出経路で前記内部領域を埋める連続吐出経路であってよい。
三次元造形装置の構成を一部の部材を断面視して示す概略構成図。 フラットスクリューの下面側の構成を示す概略構成を示す斜視図。 スクリュー対面部の上面側を示す概略平面図。 造形装置において造形物が造形されていく様子を模式的に示す概略図。 制御部によって実行される造形データの生成処理のフローを示す説明図。 制御部が実行する第二造形データの生成処理のフローを示す説明図。 第1実施形態の層データの構成を模式的に表す説明図。 造形データに基づく吐出処理のフローを示す説明図。 第2実施形態の第二造形データの生成処理のフローを示す説明図。 第2実施形態の層データの構成を模式的に表す説明図。
A.第1実施形態:
図1は、第1実施形態の三次元造形装置100の構成を一部の部材を断面視して示す概略構成図である。図1には、互いに直交するX,Y,Z方向を示す矢印が示されている。X方向およびY方向は、水平面に平行な方向であり、Z方向は、重力方向(鉛直方向)とは反対の方向である。X,Y,Z方向を示す矢印は、他の参照図においても、図示の方向が図1と対応するように適宜、図示してある。以下の説明において、向きを特定する場合には、正の方向を「+」、負の方向を「−」として、方向表記に正負の符合を併用する。
三次元造形装置100は、造形材料を堆積させることによって三次元造形物を造形する。以下では、「三次元造形装置」を単に「造形装置」とも呼び、三次元造形物を単に「造形物」とも呼ぶ。「造形材料」については後述する。造形装置100は、造形装置100を制御する制御部101と、造形材料を生成し、吐出する造形部110と、造形物の基台となる造形用のテーブル210と、造形材料の吐出位置を制御する移動機構230と、を備える。
造形部110は、制御部101の制御下において、固体状態の材料を溶融させてペースト状にした造形材料をテーブル210上の目標位置に吐出する。造形部110は、造形材料に転化される前の材料の供給源である材料供給部20と、材料を造形材料へと転化させる造形材料生成部30と、造形材料を吐出する吐出部60と、を備える。
材料供給部20は、造形材料生成部30に、造形材料を生成するための原材料MRを供給する。材料供給部20は、例えば、原材料MRを収容するホッパーによって構成される。材料供給部20は、下方に排出口を有している。当該排出口は、連通路22を介して、造形材料生成部30に接続されている。原材料MRは、ペレットや粉末等の形態で材料供給部20に投入される。本実施形態では、ペレット状のABS樹脂の材料が用いられる。
造形材料生成部30は、材料供給部20から供給された原材料MRを溶融させて流動性を発現させたペースト状の造形材料を生成し、吐出部60へと導く。造形材料生成部30は、スクリューケース31と、駆動モーター32と、フラットスクリュー40と、スクリュー対面部50と、を有する。スクリュー対面部50及びフラットスクリュー40の具体的な構成は、図2および図3の各々に示した。
図2は、フラットスクリュー40の下面48側の概略構成を示す斜視図である。図2に示したフラットスクリュー40は、技術の理解を容易にするため、図1に示した上面47と下面48との位置関係を、鉛直方向において逆向きとした状態で示されている。図3は、スクリュー対面部50の上面52側を示す概略平面図である。フラットスクリュー40は、その中心軸に沿った方向である軸線方向における高さが直径よりも小さい略円柱状を有する。フラットスクリュー40は、その軸線方向がZ方向に平行になるように配置され、円周方向に沿って回転する。フラットスクリュー40の中心軸は、その回転軸RXと一致する。図1および図2には、フラットスクリュー40の回転軸RXを一点鎖線で図示してある。
フラットスクリュー40は、スクリューケース31内に収納されている。フラットスクリュー40の上面47側は駆動モーター32に連結されており、フラットスクリュー40は、駆動モーター32が発生させる回転駆動力によって、スクリューケース31内で回転する。駆動モーター32は、制御部101の制御下において駆動する。
フラットスクリュー40は、回転軸RXと交差する面である下面48に、溝部42が形成されている。上述した材料供給部20の連通路22は、フラットスクリュー40の側面から、当該溝部42に接続されている。図示するように溝部42は、凸条部43によって隔てられて3本分形成されている。
フラットスクリュー40の下面48は、スクリュー対面部50の上面52に面しており、フラットスクリュー40の下面48の溝部42と、スクリュー対面部50の上面52との間には空間が形成される。造形部110では、フラットスクリュー40とスクリュー対面部50との間のこの空間に、材料供給部20から図3に示した材料流入口44へと原材料MRが供給される。
スクリュー対面部50には、回転しているフラットスクリュー40の溝部42内に供給された原材料MRを加熱するためのヒーター58が埋め込まれている。スクリュー対向面52には、連通孔56に接続され、連通孔56から外周に向かって渦状に延びている複数の案内溝54が形成されている。フラットスクリュー40の溝部42内に供給された原材料MRは、溝部42内において溶融されながら、フラットスクリュー40の回転によって溝部42に沿って流動し、造形材料としてフラットスクリュー40の中央部46へと導かれる。中央部46に流入した流動性を発現しているペースト状の造形材料は、図3に示したスクリュー対面部50の中心に設けられた連通孔56を介して吐出部60に供給される。なお、造形材料では、造形材料を構成する全ての種類の物質が溶融していなくてもよい。造形材料は、造形材料を構成する物質のうちの少なくとも一部の種類の物質が溶融することによって、全体として流動性を有する状態に転化されていればよい。
吐出部60は、造形材料を吐出するノズル61と、フラットスクリュー40とノズル61との間に設けられた造形材料の流路65と、流路65を開閉する開閉機構70と、を有する。ノズル61は、流路65を通じて、スクリュー対面部50の連通孔56に接続されている。ノズル61は、造形材料生成部30において生成された造形材料を、先端の吐出口62からテーブル210に向かって吐出する。なお、本明細書において、「造形材料を吐出する」とは、流動性を有する状態の造形材料が圧力を加えられて流出することを意味する。
第1実施形態では、ノズル61の吐出口62は、孔径Dnを有する。ノズル61の孔径Dnは、ノズル61の吐出口62の開口幅の最大値である。吐出口62が正円状の形状を有している場合には、孔径Dnは吐出口62の直径に相当する。吐出口62が正円状以外の形状を有している場合には、孔径Dnはノズル61の走査方向において最も離れた位置にある吐出口62の端部同士間の距離に相当する。吐出口62が複数の微小な開口が配列された構成を有している場合には、孔径Dnはノズル61の走査方向において最も外側に配列されている2つの微小開口における外側の端部同士間の距離に相当する。
開閉機構70は、流路65を開閉して、ノズル61からの造形材料の流出を制御する。第1実施形態では、開閉機構70は、バタフライバルブによって構成されている。開閉機構70は、一方向に延びる軸状部材である駆動軸72と、駆動軸72の回転により回動する弁体73と、駆動軸72の回転駆動力を発生するバルブ駆動部74と、を備える。
駆動軸72は、造形材料の流れ方向に交差するように流路65の途中に取り付けられている。より具体的には、駆動軸72は、流路65内の造形材料の流通方向に対して垂直な向きであるY方向に平行になるように取り付けられている。駆動軸72は、Y方向に沿った中心軸を中心に回転可能である。
弁体73は、流路65内において回転する板状部材である。第1実施形態では、弁体73は、駆動軸72の流路65内に配置されている部位を板状に加工することによって形成されている。弁体73を、その板面に垂直な方向に見たときの形状は、弁体73が配置されている部位における流路65の開口形状とほぼ一致する。
バルブ駆動部74は、制御部101の制御下において、駆動軸72を回転させる。バルブ駆動部74は、例えば、ステッピングモーターによって構成される。駆動軸72の回転によって弁体73が流路65内において回転する。
弁体73の板面を、流路65における造形材料の流通方向に対して垂直にされた状態が、流路65が閉じられた状態である。この状態では、流路65からノズル61への造形材料の流入が遮断され、吐出口62からの造形材料の流出が停止される。弁体73の板面が、駆動軸72の回転によって、この垂直にされた状態から回転されると、流路65からノズル61への造形材料の流入が許容され、吐出口62から造形材料が流出する。また、図1に示されているように、流路65における造形材料の流通方向に沿った状態が、流路65が全開となる状態である。この状態は、吐出口62からの単位時間あたりの造形材料の吐出量が最大となる。このように、開閉機構70は、造形材料の流出のON/OFFとともに、造形材料の吐出量の調整を実現できる。
テーブル210は、ノズル61の吐出口62に対向する位置に配置されている。第1実施形態では、ノズル61の吐出口62に対向するテーブル210の面211は、X,Y方向、すなわち水平方向に平行となるように配置される。後述するように、造形装置100は、造形処理において、テーブル210の面211に造形材料を堆積することによって造形物を造形する。
移動機構230は、テーブル210とノズル61との相対位置を変化させる。第1実施形態では、ノズル61の位置が固定されており、移動機構230は、テーブル210を移動させる。移動機構230は、3つのモーターMの駆動力によって、テーブル210をX,Y,Z方向の3軸方向に移動させる3軸ポジショナーによって構成される。移動機構230は、制御部101の制御下において、ノズル61とテーブル210との相対的な位置関係を変更する。
他の実施形態では、移動機構230によってテーブル210を移動させる構成の代わりに、テーブル210の位置が固定された状態で、移動機構230がテーブル210に対してノズル61を移動させる構成が採用されてもよい。こうした構成であっても、テーブル210とノズル61との相対位置を変化させることができる。また、他の実施形態では、移動機構230が、テーブル210とノズル61とをそれぞれ移動させ、両者の相対的な位置を変化させる構成が採用されてもよい。以下の説明において、「ノズル61の移動距離」というときは、特に断らなければ、テーブル210とノズル61との相対的な移動距離を意味する。
造形装置100では、フラットスクリュー40を利用していることによって、流動性を有する造形材料を生成し、ノズル61へと圧送する構成が簡易に実現されている。この構成によれば、ノズル61からの造形材料の吐出量の制御がフラットスクリュー40の回転数の制御によって可能であり、ノズル61からの造形材料の吐出量の制御が容易化されている。「造形材料の吐出量」とは、単位時間あたりにノズル61の吐出口62から流出する造形材料の流量を意味する。
制御部101は、造形装置100全体の動作を制御する制御装置である。制御部101は、1つ、または、複数のプロセッサーと、主記憶装置と、外部との信号の入出力を行う入出力インターフェースとを備えるコンピューターによって構成される。制御部101は、主記憶装置上に読み込んだプログラムや命令をプロセッサーが実行することによって、種々の機能を発揮する。制御部101は、そうしたコンピューターによって構成される代わりに、各機能の少なくとも一部を実現するための複数の回路を組み合わせた構成により実現されてもよい。
制御部101は、造形データの生成処理と、造形材料を吐出して造形物を造形する吐出処理とを実行する。制御部101は、吐出処理では、造形物の造形データに従って、開閉機構70と吐出部60とを含む造形部110と、移動機構230とを制御する。制御部101は、造形データの生成処理を、造形物の形状を表す3次元CADデータなどの形状データに基づいて実行する。造形データには、造形材料の吐出経路と、吐出部60による造形材料の単位時間あたりの吐出量とを含む造形材料の吐出制御データが含まれる。造形材料の吐出経路とは、ノズル61が、造形材料を吐出しながら、テーブル210の面211に沿ってテーブル210に対して相対的に移動する方向であり、ノズル61の走査方向である。造形データには、その他に、ノズル61の移動速度などの別の情報を含んでいてもよい。造形データの詳細については後述する。
図4は、造形装置100において造形物が造形されていく様子を模式的に示す概略図である。造形装置100では、上述したように、造形材料生成部30において、回転しているフラットスクリュー40の溝部42に供給された固体状態の原材料MRが溶融されて造形材料MMが生成される。制御部101は、テーブル210の面211とノズル61との距離を保持したまま、テーブル210の面211に沿った方向に、テーブル210に対するノズル61の位置を変えながら、ノズル61から造形材料MMを吐出させる。ノズル61から吐出された造形材料MMは、ノズル61の移動方向に連続して堆積されていく。こうしたノズル61による走査によって、ノズル61の走査経路に沿って線状に延びる造形部位である線状部位LPが造形される。
制御部101は、上記のノズル61による走査を繰り返して材料層MLを形成する。制御部101は、1つの材料層MLを形成した後、ノズル61の位置を、テーブル210からノズル61に向かう方向であるZ方向に移動させる。そして、これまでに形成された材料層MLの上に、さらに材料層MLを積み重ねることによって造形物を造形していく。
制御部101は、例えば、一層分の材料層MLを完了した場合のノズル61のZ方向への移動や、各層で独立する複数の造形エリアがある場合には、ノズル61からの造形材料の吐出を一時的に中断させることがある。この場合、開閉機構70の弁体73によって流路65を閉塞させて、吐出口62からの造形材料MMの吐出を停止させる。制御部101は、ノズル61の位置を変更した後、開閉機構70の弁体73によって流路65を開くことによって、変更後のノズル61の位置から造形材料MMの堆積を再開させる。造形装置100によれば、開閉機構70によって、ノズル61による造形材料MMの堆積位置を簡易に制御することができる。
図5は、制御部101によって実行される造形データの生成処理のフローを示す説明図である。造形データの生成処理は、三次元造形物の製造において、造形材料の吐出処理の前に実行される第一工程である。上述したように、造形データには、造形材料の吐出経路と吐出量とを含む造形材料の吐出制御データが含まれる。
ステップS110において、制御部101は、外部から入力された三次元造形物の造形データである3次元CADデータを解析して、複数の層に分解した層データを生成する。各層データは、吐出部60が吐出可能な吐出量に応じた層の高さとなるような数で分解される。
ステップS120において、制御部101は、第一造形データを生成する。第一造形データとは、層データのうち、三次元造形物の外郭を構成する外郭領域の造形データである。三次元造形物の外郭とは、三次元造形物の外観に影響する部分のことを表す。ただし、三次元造形物の外郭は、最も外側の吐出経路のみには限られず、最も外側の吐出経路に加え、その内側の吐出経路を含んでもよく、三次元造形物の造形データの生成において任意に設定してよい。ステップS130において、制御部101は、第二造形データを生成する。第二造形データとは、層データのうち、三次元造形物の外郭領域の内側である内部領域の造形データである。三次元造形物の内部領域では、三次元造形物の外観への影響よりも強度への影響が大きい。
第二造形データを生成した制御部101は、以上の処理を全層に亘って繰り返す。ステップS140において、層データの全層について、第一造形データおよび第二造形データを生成したか否かを確認する。全層の第一造形データおよび第二造形データの生成が完了していない場合には(S140:NO)、制御部101は、ステップS120およびステップS130の処理を繰り返す。全層の層データの生成を完了した場合(S140:YES)、制御部101は、造形データの生成処理を終了する。
図6および図7を参照して、以下、内部領域を造形するための第二造形データの生成処理について説明する。図6は、制御部101によって実行される、第二造形データの生成処理のフローを示す説明図である。本実施形態では、第二造形データの生成には、吐出量に応じた二つの吐出経路が含まれる。より具体的には、第二造形データは、吐出量のうち第一吐出量を有する第一吐出経路と、第一吐出量とは異なる第二吐出量を有する第二吐出経路とで構成される。ただし、第一吐出経路のみで内部流域が埋められると判断される場合には、第二吐出経路は形成されなくてもよい。
図7は、第1実施形態の層データLD1の構成を模式的に表す説明図である。層データLD1は、三次元造形物の造形データを分解した一つの層データの例である。層データLD1は、第一造形データZD1と、第二造形データZD2とによって構成される矩形状の領域である。ただし、層データLD1の形状は矩形状の領域には限定されず、三次元造形物の種々の断面形状であってもよい。
制御部101は、層データLD1の生成にあたり、上述したステップS110の処理に基づいて、外郭領域からなる第一造形データZD1を生成する。本実施形態において、第一造形データZD1は、層データLD1の外周1周分とする外郭領域の吐出経路D1と、造形材料が幅W1となる所定の吐出量とを設定される。吐出の開始位置St1は、テーブル210の任意の位置に設定され得るが、本実施形態では、造形物の角部となる位置に設定した。
次に、制御部101は、第二造形データZD2を生成するため、第二造形データZD2を構成する第一吐出経路D21と、第二吐出経路D22とを生成する。第一吐出経路D21と第二吐出経路D22とは、吐出開始位置St21から始まる連続吐出経路である。「連続吐出経路」とは、内部領域を埋めるための連続する1の吐出経路である。吐出開始位置St21は、吐出経路D1の終点から隣接する内部領域までの最小距離となる位置に設定される。そのノズル61の移動方向Cd1を図7に模式的に表した。移動方向Cd1は、説明の便宜のために示されたものである。移動方向Cd1でのノズル61の移動において、ノズル61からの造形材料の吐出は停止しない。後述する移動方向Cd2においても同様である。
図6のステップS132において、制御部101は、第一造形データZD1と吐出経路が連続するように、第一吐出経路D21を生成する。吐出経路が連続するとは、例えば、直前に実行される造形データでの吐出経路の終点位置と、次に実行される造形データの吐出経路の開始位置との距離が略最小となる距離で繋げられた状態を表す。このとき、造形材料の吐出を伴わないノズル61の移動が発生せず、ノズル61からの吐出を連続して実行できるように各吐出経路間が構成されていることを意味する。本実施形態において、第一吐出経路D21の第一吐出量は、外郭を構成する第一造形データZD1の吐出経路D1での吐出量と同じ流量で設定され、互いの吐出経路は連続している。すなわち、第一造形データZD1から第二造形データZD2への吐出経路は連続している。ただし、第一造形データZD1から第二造形データZD2への吐出経路は連続していない態様であってもよい。
図7に示すように、本実施形態において、第一吐出経路D21での造形材料の吐出量は、吐出された造形材料が幅W21となる第一吐出量で設定される。上述したように、本実施形態の第一吐出経路D21での第一吐出量は、第一造形データZD1での吐出量と同じ吐出量で設定される。したがって、第一造形データZD1での造形材料の幅W1と、第一吐出経路D21での造形材料の幅W21は略同一である。制御部101は、吐出開始位置St21を始点とし、そこから幅W21とする吐出経路を延伸して連続する1の経路を生成する。これにより第一吐出経路D21が生成される。制御部101は、第一吐出経路D21によって内部領域を埋められるかを判断する。
本実施形態において、制御部101は、幅W21の直線を、吐出開始位置St21から+X方向に沿って第一造形データZD1と接触する直前まで延伸した後、−Y方向に幅W21だけずらす。次に、−X方向に沿って第一造形データZD1と接触する直前まで延伸した後、−Y方向に幅W21だけずらす。これらを繰り返し、内部領域を埋めるようにして第一吐出経路D21を生成する。ただし、第一吐出経路D21の生成する経路は、これに限定されず、例えば第一造形データZD1に沿って層データLD1の中心に向かって渦巻き状に経路を生成してもよく、吐出量や吐出経路に応じて最適化するなど、任意に設定可能である。
図6のステップS134において、制御部101は、第二造形データZD2の吐出経路のうち第一吐出経路D21で埋めきることができない残存領域Azの算出を行う。図7の例では、第二造形データZD2の吐出経路の全幅を幅Wa、吐出量で規定される第一吐出経路D21の吐出経路の幅を幅W21としたとき、W22=Wa mod. W21の式で定義される幅W22の領域が発生する場合がある。この領域は、内部領域のうち、第一吐出経路D21で埋めた残りの領域である。本実施形態では、この「残りの領域」が、第一吐出経路D21のみでは埋めきれずに残存する残存領域Azである。ただし、他の実施形態において、この「残りの領域」は、埋めきれずに残存する残存領域に限らず、例えば、幅W21とする第一吐出経路D21を含み得る領域としてもよい。
制御部101は、幅Waと幅W21とを用いて、残存領域Azの幅W22が存在するか否かを算出する。幅W22が存在しない場合、すなわち、第二造形データZD2を第一吐出経路D21のみで形成できる場合(S134:NO)、制御部101は第二造形データZD2の生成処理を完了する。他方、幅W22が存在する場合、すなわち、残存領域Azが存在する場合(S134:YES)、ステップS136において、制御部101は、残存領域Azに対して第二吐出経路D22を生成する。図7に示す層データLD1の例では、残存領域Azは、幅W22とする矩形の領域であるとする。制御部101は、幅W22とするための造形材料の吐出量を算出し、第二吐出量として設定し、この残存領域Azを埋めきるための第二吐出経路D22を設定する。このとき、制御部101は、連続する1の吐出経路で内部領域を埋めるため、第一吐出経路D21と第二吐出経路D22との吐出経路も連続するようにして、第二造形データZD2の吐出経路を生成する。このようにして、第一吐出経路D21と第二吐出経路D22とによる連続吐出経路が構成される。第二吐出経路D22の吐出開始位置St22は、第一吐出経路D21の終点から隣接する残存領域Azまでの最小距離となる位置に設定される。そのノズル61の移動方向Cd2を図7に模式的に表した。制御部101は、第二吐出経路D22の設定により層データLD1の生成を完了する。このように、本実施形態では、制御部101は、第二造形データZD2での吐出経路を、可能な限り第一吐出経路D21で構成し、第一吐出経路D21で埋められない残存領域Azを第二吐出経路D22で構成する。
図8を用いて、次に三次元造形装置100が造形データ生成処理で生成した造形データを用いて三次元造形を行う処理について説明する。図8は、造形データに基づく吐出処理のフローを示す説明図である。吐出処理とは、制御部101が、造形材料の吐出制御を実行して三次元造形物を造形する処理であり、三次元造形物の製造における第二工程である。吐出処理は、例えば使用者による三次元造形装置100の造形開始ボタンの押し下げによって開始される。吐出処理は、生成した造形データの吐出経路および吐出量に基づいて、制御部101が開閉機構70を含む吐出部60と移動機構230とを制御することによって実現される。以下、図8とともに図7を参照して吐出処理のフローについて説明する。
三次元造形処理を開始すると、ステップS210において、制御部101は、造形データのうち一つの層データLD1を読み込む。本実施形態の三次元造形装置100は、重力方向に沿って最も底面側の層から一層ずつ順に造形し、これを繰り返して積層する。制御部101は、層データのうち重力方向に沿った最も底面側の層データから読み込む。ただし、造形する順序はこれに限定されず、例えば三次元造形装置100が重力方向に沿って順次に造形する装置である場合には、最も上面側の層から形成されてもよい。ここでは、制御部101は、図7に示す層データLD1を読み込んだものとする。
ステップS220において、制御部101は、第一造形データZD1に基づく造形処理である第一造形処理を実行する。第一造形処理により、三次元造形物のうち一つの層の外郭が形成される。図7の例では、制御部101は、層データLD1のうち第一造形データZD1を読み込む。制御部101は、造形材料が幅W1となる所定の吐出量となるように開閉機構70を含む吐出部60を制御し、外郭領域の吐出経路D1で造形材料を吐出するように移動機構230を制御する。
ステップS230において、制御部101は、第二造形データZD2に基づく造形処理である第二造形処理を実行する。第二造形処理は、ステップS232からステップS236で構成される。第二造形処理により、三次元造形物のうち一つの層の外郭の内側である内部領域が形成される。図7の例では、制御部101は、第二造形データZD2を読み込む。制御部101は、ノズル61の位置を、第一造形処理の終了時点の位置から、移動機構230の制御により上述した移動方向Cd1によって隣接する内部領域にノズル61を移動させる。この移動において造形材料の吐出は停止せず、第一造形データZD1から第二造形データZD2への吐出経路は連続している。このとき、造形材料が幅W1と幅W21とは同じであるため吐出量は変更されない。
ステップS232において、制御部101は、第一吐出経路の造形処理を実行する。図7の例では、制御部101は、吐出経路D1と同じ吐出量で、第一吐出経路D21に従い造形材料を吐出させる。ステップS234において、制御部101は、吐出部60の開閉機構70を制御して吐出量を変更する。より具体的には、制御部101は、第二吐出経路D22に設定された幅W22となる吐出量となるように開閉機構70を制御する。上述したように、残存領域Azの幅W22は、幅W21よりも小さい。そのため、制御部101は、開閉機構70の制御により吐出量を小さくする。なお、この吐出量の変更は、移動方向Cd2におけるノズル位置の移動と並行して実行する。そのため、この間の造形材料の吐出は停止せず、第一造形処理と第二造形処理との吐出経路は連続している。
ステップS236において、制御部101は、第二吐出経路での造形処理を実行する。図7の例では、制御部101は、変更後の吐出量で、第二吐出経路D22に造形材料を吐出させる。第二吐出経路D22の造形材料の吐出の完了により第二造形処理は完了し、層データLD1の造形処理が完了する。
ステップS240において、制御部101は、層データに別のエリアのデータがあるか否かを確認する。「別のエリアのデータ」とは、一つの層データに属する複数のエリアのうち、あるエリアのデータに対して、三次元造形物の構造上、造形材料の吐出を連続して造形することができない別のエリアのことを表す。層データに別のエリアがあると判定した場合(S240:YES)、別のエリアに対しても、ステップS220の第一造形処理とステップS230の第二造形処理とを実行する。別のエリアがあると判定されない場合(S240:NO)、一つの層データの造形が完了する。ステップS250において、制御部101は、造形データを構成する層データの全層について造形処理を完了したか否かを確認する。全層について造形処理が完了していない場合(S250:NO)、制御部101は、例えば、層データの処理順序に従い各層の処理を完了させる。全層について造形処理が完了した場合(S250:YES)、制御部101による吐出処理は完了する。
このように、本実施形態の三次元造形装置100によれば、造形データの生成処理では、連続する1の吐出経路で埋めるようにして内部領域の第二造形データZD2が生成される。これにより、効率良く内部領域を充填して、造形時間を短縮することができる。
本実施形態の三次元造形装置100によれば、第二造形データZD2のうち吐出量の多い第一吐出量で内部領域の造形を開始し、第一吐出量では埋めきれない残存領域Azを、吐出量を小さくした第二吐出量で充填させる。第二造形データZD2における吐出量の切り換えは一度であり、効率良く内部領域を充填して、造形時間を短縮することができる。
本実施形態の造形データの生成処理では、吐出量の異なる二つの吐出経路である第一吐出経路D21と第二吐出経路D22とを有する第二造形データZD2を生成する。これにより、三次元造形物の内部領域が複雑な形状であっても内部領域を充填させることができる。
本実施形態の三次元造形装置100によれば、第二造形データZD2の第一吐出経路D21での第一吐出量は、第一造形データZD1での吐出量と同じ吐出量で設定される。すなわち、第一造形データZD1から第二造形データZD2への造形処理において、第一造形データにより外郭領域を造形した後に、同じ吐出量で内部領域の造形を開始する。そのため、外郭領域から内部領域を造形する場合であっても流量を変更する処理を発生させず、三次元造形物の製造を効率良く行うことができる。また、第一造形データZD1から第二造形データZD2への移動方向Cd1でのノズル61の移動に際し、ノズル61からの造形材料の吐出は停止しない。これにより、外郭領域の第一造形処理と、内部領域の第二造形処理との間に造形材料の吐出を伴わないノズル61の移動は発生させず、効率良く三次元造形物の空隙を充填することができる。更に、本実施形態の三次元造形装置100によれば、第一造形データZD1の吐出経路と第二造形データZD2の吐出経路とが、連続する吐出経路で生成されるので、外郭領域と内部領域とを効率良く造形し、造形時間を短縮することができる。
B.第2実施形態:
図9は、第2実施形態の制御部101によって実行される第二造形データZD2の生成処理のフローを示す説明図である。第2実施形態の第二造形データZD2の生成処理は、図6に示される第1実施形態の第二造形データZD2の生成処理とは、第一造形データZD1の吐出経路が外周2周分に変更されている点と、第一造形データZD1に対して吐出量を変更したうえで第一吐出経路D21を生成する点と、第二吐出経路D22を生成しない点とで異なり、それ以外の構成は、第1実施形態と同様である。以下、図9とともに図10を参照して、第2実施形態の三次元造形装置100の制御部101が実行する第二造形データの生成処理について説明する。
図10は、第2実施形態の層データLD2の構成を模式的に表す説明図である。本実施形態において、第一造形データZD1は、初期設定において、層データLD2の外周2周分とする吐出経路D12と、造形材料が幅W1となる所定の吐出量とを設定される。
制御部101は、第1実施形態と同様に、第一造形データZD1を生成した後、第二造形データZD2を生成する。ステップS132において、制御部101は、内部領域を充填させるための第一吐出経路D23を生成する。制御部101は、はじめに、第一造形データZD1の吐出量と同じ吐出量で第一吐出経路D23の生成を開始する。図10の例では、制御部101は、第1実施形態と同様、移動方向Cd1で設定される吐出開始位置St23から第一吐出経路D23を生成する。
ステップS134において、制御部101は、第一吐出経路D21で内部領域を充填できるか否か、すなわち残存領域Azが発生するか否かを判定する。残存領域Azが存在する場合(S134:YES)、ステップS135において、制御部101は、第一吐出経路D21での吐出量を変更する。このとき、制御部101は、第一造形データZD1での吐出量と同じである初期値の吐出量よりも大きい吐出量となるように変更する。この場合の吐出量の変更量は任意に設定してよい。制御部101は、残存領域Azが発生しなくなるまでステップS132からステップS135を繰り返して、吐出量の変更と第一吐出経路D21の生成とを繰り返す。残存領域Azが存在しない場合(S134:NO)、制御部101による第二造形データZD2の生成を完了する。このように、制御部101は、第一造形データZD1よりも大きい吐出量を有する第一吐出経路D21で内部領域を充填させる第二造形データZD2を生成する。図10の例では、第一吐出経路D23の第一吐出量は、吐出された造形材料が第一造形データZD1での吐出経路D12の幅W1よりも大きい幅W23となる吐出量で設定される。
以上のように、本実施形態の三次元造形装置100では、内部領域を造形するための第二造形データZD2の吐出量は、外郭領域を造形するための第一造形データZD1の吐出量以上に設定されている。このようにすることで、三次元造形装置100は、三次元造形物の外観への影響が大きい外部領域を、小さい吐出量で形成し、三次元造形物の外観への影響の小さい内部領域を、大きい吐出量で形成する。これにより、三次元造形物の外観を精度良く形成しつつ、内部領域の造形時間を短縮して、三次元造形物の製造を効率良く行うことができる。また、本実施形態の三次元造形装置100では、同一の吐出量で設定されてよい。この形態の三次元造形物の製造方法によれば、内部領域を同一の吐出量で充填させるため、流量を変更する処理を発生させず、三次元造形物の製造を効率良く行うことができる。しかも、本実施形態の第二造形データZD2の生成では、内部領域に残存領域Azを発生させないように、吐出量と吐出経路とが設定される。これにより、効率良く内部領域を充填し、造形時間を短縮することができる。また、本実施形態の三次元造形装置100では、内部領域を同一の吐出量で充填させる。そのため、流量を変更する処理を発生させず、三次元造形物の製造を効率良く行うことができる。
C.他の実施形態:
上記の各実施形態で説明した種々の構成は、例えば、以下のように改変することが可能である。以下に説明する他の実施形態はいずれも、上記の各実施形態と同様に、発明を実施するための形態の一例として位置づけられる。
(C1)他の実施形態1:
上記実施形態では、三次元造形装置100は、熱溶解積層法であるFDM(Fused Deposition Modeling)方式を採用しているが、光造形(SLA)方式など他の形式であってもよい。例えば、造形材料生成部30として、フラットスクリュー40を利用している構成の代わりに、スクリュー方式、プランジャー方式、プリプラ方式といった種々の方式を採用した造形ヘッドであってもよい。Z方向の長さが直径よりも長いインラインスクリューを回転させてノズル61から造形材料を押し出す構成を有していてもよい。造形装置100は、フラットスクリュー40や上述したインラインスクリューを用いる構成ではなく、通常のFDM方式を採用していてもよい。造形装置100では、熱可塑性樹脂からなるフィラメントが巻き回されたボビンから、ノズルへと、フィラメントを繰り出し、ノズル内に設けられたヒーターによって、そのフィラメントを溶融させ、造形材料としてノズルから吐出させる構成が採用されてもよい。
(C2)他の実施形態2:
造形装置100の開閉機構70は、ピストンが流路65内に突出して流路65を閉塞するプランジャーを用いた機構や、流路65に交差する方向に移動して流路65を閉塞するシャッターを用いた機構によって構成されてもよい。開閉機構70は、上記実施形態のバタフライバルブや、上述のシャッター機構、プランジャー機構のうちの2つ以上を組み合わせて構成されてもよい。また、開閉機構70自体を備えず、例えば、ノズル61の移動速度を速めることによってテーブル210上の造形材料の堆積量を小さくするなど、ノズル61の移動速度の変化によってテーブル210上の造形材料の堆積量を調節する機構を備えていてもよい。
(C3)他の実施形態3:
上記の各実施形態において、材料供給部20に供給される原材料MRには、ペレット状のABS樹脂の材料が用いられる。これに対して、造形装置100では、例えば、熱可塑性を有する材料や、金属材料、セラミック材料等の種々の材料を主材料として造形物を造形することができる。ここで、「主材料」とは、造形物の形状を形作っている中心となる材料を意味し、造形物において50重量%以上の含有率を占める材料を意味する。以下、造形装置100において用いられる造形物の材料について説明する。上述した造形材料MMには、それらの主材料を単体で溶融したものや、主材料とともに含有される一部の成分が溶融してペースト状にされたものが含まれる。
主材料として熱可塑性を有する材料を用いる場合には、造形材料生成部30において、当該材料が可塑化することによって造形材料MMが生成される。「可塑化」とは、熱可塑性を有する材料に熱が加わり溶融することを意味する。
熱可塑性を有する材料としては、例えば、下記の熱可塑性樹脂材料を用いることができる。
<熱可塑性樹脂材料の例>
ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリエチレン樹脂(PE)、ポリアセタール樹脂(POM)、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリアミド樹脂(PA)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS)、ポリ乳酸樹脂(PLA)、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリカーボネート(PC)、変性ポリフェニレンエーテル、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレートなどの汎用エンジニアリングプラスチック、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトンなどのエンジニアリングプラスチック
熱可塑性を有する材料には、顔料や、金属、セラミック、その他に、ワックス、難燃剤、酸化防止剤、熱安定剤などの添加剤等が混入されていてもよい。熱可塑性を有する材料は、造形材料生成部30において、フラットスクリュー40の回転とヒーター58の加熱によって可塑化されて溶融した状態に転化される。熱可塑性を有する材料の溶融によって生成された造形材料MMは、ノズル61から吐出された後、温度の低下によって硬化する。
熱可塑性を有する材料は、そのガラス転移点以上に加熱されて完全に溶融した状態でノズル61から射出されることが望ましい。例えば、ABS樹脂は、ガラス転移点が約120℃であり、ノズル61からの射出時には約200℃であることが望ましい。このように高温の状態で造形材料MMを射出するために、ノズル61の周囲にはヒーターが設けられてもよい。
造形装置100では、上述した熱可塑性を有する材料の代わりに、例えば、以下の金属材料が主材料として用いられてもよい。この場合には、下記の金属材料を粉末状にした粉末材料に、造形材料MMの生成の際に溶融する成分が混合されて、原材料MRとして造形材料生成部30に投入されることが望ましい。
<金属材料の例>
マグネシウム(Mg)、鉄(Fe)、コバルト(Co)やクロム(Cr)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)の単一の金属、もしくはこれらの金属を1つ以上含む合金
<前記合金の例>
マルエージング鋼、ステンレス、コバルトクロムモリブデン、チタニウム合金、ニッケル合金、アルミニウム合金、コバルト合金、コバルトクロム合金
造形装置100においては、上記の金属材料の代わりに、セラミック材料を主材料として用いることが可能である。セラミック材料としては、例えば、二酸化ケイ素、二酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウムなどの酸化物セラミックスや、窒化アルミニウムなどの非酸化物セラミックスなどが使用可能である。主材料として、上述したような金属材料やセラミック材料を用いる場合には、テーブル210に配置された造形材料MMはレーザーの照射や温風などによる焼結によって硬化されてもよい。
材料供給部20に原材料MRとして投入される金属材料やセラミック材料の粉末材料は、単一の金属の粉末や合金の粉末、セラミック材料の粉末を、複数種類、混合した混合材料であってもよい。また、金属材料やセラミック材料の粉末材料は、例えば、上で例示したような熱可塑性樹脂、あるいは、それ以外の熱可塑性樹脂によってコーティングされていてもよい。この場合には、造形材料生成部30において、その熱可塑性樹脂が溶融して流動性が発現されるものとしてもよい。
材料供給部20に原材料MRとして投入される金属材料やセラミック材料の粉末材料には、例えば、以下のような溶剤を添加することもできる。溶剤は、下記の中から選択される1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
<溶剤の例>
水;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテル類;酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸iso−プロピル、酢酸n−ブチル、酢酸iso−ブチル等の酢酸エステル類;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;メチルエチルケトン、アセトン、メチルイソブチルケトン、エチル−n−ブチルケトン、ジイソプロピルケトン、アセチルアセトン等のケトン類;エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類;テトラアルキルアンモニウムアセテート類;ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシド等のスルホキシド系溶剤;ピリジン、γ−ピコリン、2,6−ルチジン等のピリジン系溶剤;テトラアルキルアンモニウムアセテート(例えば、テトラブチルアンモニウムアセテート等);ブチルカルビトールアセテート等のイオン液体等
その他に、材料供給部20に原材料MRとして投入される金属材料やセラミック材料の粉末材料には、例えば、以下のようなバインダーを添加することもできる。
<バインダーの例>
アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、セルロース系樹脂或いはその他の合成樹脂又はPLA(ポリ乳酸)、PA(ポリアミド)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)或いはその他の熱可塑性樹脂。
(C4)他の実施形態4:
上記の第1実施形態において、第二吐出経路D22の第二吐出量は、第一吐出経路D21の第一吐出量よりも小さい吐出量で設定されている。これに対して、第二吐出量は、三次元造形物の構造に応じて、第一吐出量よりも大きい吐出量で設定されてもよい。
(C5)他の実施形態5:
上記の第1実施形態において、第一吐出経路D21の第一吐出量は、第一造形データZD1での吐出量より大きく設定されてもよい。この場合に、第二吐出経路D22の第二吐出量は、第一造形データZD1での吐出量に対して、小さくてもよいし、大きくてもよい。
(C6)他の実施形態6:
上記の第2実施形態において、ステップS135において、制御部101は、第一吐出経路D21での吐出量を、第一造形データZD1での吐出量と同じである初期値の吐出量よりも大きい吐出量となるように変更する。これに対して、第一吐出経路D21での吐出量を、造形装置100で設定しうる最大の吐出量から減らしながら変更する態様であってもよい。こうすることで、効率良く内部領域の吐出量を設定しつつ、吐出量をより大きくした状態で内部領域を充填させることができる。
(C7)他の実施形態7:
上記第1実施形態では、第一吐出経路D21の吐出量は、第一造形データZD1での吐出量と同じ吐出量で設定され、上記第2実施形態では、第一吐出経路D21の吐出量は、第一造形データZD1での吐出量よりも大きい吐出量で設定される。これに対して、第一吐出経路D21の吐出量は、第一造形データZD1での吐出量よりも小さい吐出量で設定されてもよい。これにより、内部領域をより確実に充填させることができる。
D.他の形態:
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実現することができる。例えば、本発明は、以下の形態によっても実現可能である。以下に記載した各形態中の技術的特徴に対応する上記実施形態中の技術的特徴は、本発明の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、本発明の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
(1)本開示の一形態によれば、吐出部から造形材料を吐出して三次元造形物を造形する三次元造形物の製造方法が提供される。この三次元造形物の製造方法は、前記吐出部による造形材料の単位時間あたりの吐出量および吐出経路の情報を含み、前記三次元造形物の外郭を構成する外郭領域の形成を指示する第一造形データと、前記吐出量および前記吐出経路の情報を含み、前記外郭領域の内側である内部領域の形成を指示する第二造形データと、を含む造形データ、を生成する第一工程と、前記造形データに従って、前記三次元造形物を造形する第二工程と、を備える。前記第二造形データに含まれる前記吐出経路は、連続する1の吐出経路で前記内部領域を埋める連続吐出経路であってよい。この形態の三次元造形物の製造方法によれば、連続する1の吐出経路で埋めるようにして内部領域の第二造形データが生成される。これにより、効率良く内部領域を充填して、造形時間を短縮することができる。
(2)上記形態の三次元造形物の製造方法は、前記第二造形データの前記連続吐出経路は、前記吐出量のうち第一吐出量を有する第一吐出経路と、前記第一吐出量とは異なる第二吐出量を有する第二吐出経路とを含んでよい。この形態の三次元造形物の製造方法によれば、吐出量の異なる二つの吐出経路を有する第二造形データを生成するので、内部領域が複雑な形状であっても内部領域を充填させることができる。
(3)上記形態の三次元造形物の製造方法は、前記第二吐出経路の前記第二吐出量は、前記第一吐出量よりも小さく、前記第二吐出経路は、前記内部領域のうち前記第一吐出経路で埋めた残りの領域を埋める経路であり、前記第二工程では、前記第一吐出経路および前記第二吐出経路の順序に従って、前記三次元造形物を造形してよい。この形態の三次元造形物の製造方法によれば、はじめに第二造形データのうち流量の多い第一吐出量で内部領域の造形を形成し、第一吐出経路の吐出量では埋めきれない残存領域を、吐出量の小さい第二吐出量で充填させる。内部領域の充填における吐出量の切り換えを一度だけ行うことで、効率良く内部領域を充填し、造形時間を短縮することができる。
(4)上記形態の三次元造形物の製造方法は、前記第一吐出量は、前記第一造形データの前記吐出量と同じであってよい。この形態の三次元造形物の製造方法によれば、第一造形データにより外郭領域を造形した後に、同じ吐出量で内部領域の造形を開始する。そのため、外郭領域から内部領域を造形する場合であっても流量を変更する処理を発生させず、三次元造形物の製造を効率良く行うことができる。
(5)上記形態の三次元造形物の製造方法は、前記第一吐出量は、前記第一造形データの前記吐出量以上の吐出量であってよい。この形態の三次元造形物の製造方法によれば、内部領域を造形するための第二造形データの吐出量は、外郭領域を造形するための第一造形データの吐出量よりも大きく設定される。三次元造形物の外観への影響が大きい外部領域を、小さい吐出量で形成し、三次元造形物の外観への影響の小さい内部領域を、大きい吐出量で形成することで、三次元造形物の外観を精度良く形成しつつ、三次元造形物の製造を効率良く行うことができる。
(6)上記形態の三次元造形物の製造方法は、前記第二造形データの前記連続吐出経路は、同一の吐出量で前記内部領域を埋める経路であってよい。この形態の三次元造形物の製造方法によれば、内部領域を同一の吐出量で充填させるため、流量を変更する処理を発生させず、三次元造形物の製造を効率良く行うことができる。
(7)上記形態の三次元造形物の製造方法は、前記第一造形データに含まれる前記吐出経路と、前記第二造形データに含まれる前記吐出経路とが、連続する吐出経路であってよい。この形態の三次元造形物の製造方法によれば、更に、造形データに含まれる外郭領域と内部領域との吐出経路が、連続する吐出経路で生成される。したがって、外郭領域と内部領域とを効率良く造形し、造形時間を短縮することができる。
(8)本開示の他の形態によれば、三次元造形物を造形する三次元造形装置が提供される。この三次元造形装置は、造形材料を吐出するノズルと、前記ノズルによる造形材料の単位時間あたりの吐出量を調整する開閉機構とを有する吐出部と、前記ノズルから吐出された前記造形材料が堆積されるテーブルと、前記テーブルと前記ノズルとの相対的な位置を変化させる移動機構と、前記吐出部と、前記開閉機構と、前記移動機構と、を制御する制御部と、を備える。前記制御部は、前記吐出量および吐出経路の情報を含む前記三次元造形物の造形データであって、前記三次元造形物の外郭を構成する外郭領域の形成を指示する第一造形データと、前記外郭領域の内側である内部領域を連続する1の吐出経路で埋める連続吐出経路を含み、前記内部領域の形成を指示する第二造形データと、を含む造形データ、を生成する。前記造形データに従って、前記吐出部と、前記開閉機構と、前記移動機構と、を制御して前記三次元造形物を造形してよい。この形態の三次元造形装置によれば、連続する1の吐出経路で埋めるようにして内部領域が造形される。これにより、効率良く内部領域を充填して、造形時間を短縮することができる。
本開示は、三次元造形物の製造方法や三次元造形装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、前記の製造方法や装置によって造形された三次元造形物や、その三次元造形物の構造、三次元造形物の造形方法、造形材料の吐出方法、三次元造形装置の制御方法などの形態で実現することができる。また、前述の方法を実現するための制御装置やコンピュータープログラム、そのコンピュータープログラムを記録した一時的でない記録媒体(non-transitory storage medium)等の形態で実現することができる。
20…材料供給部、22…連通路、30…造形材料生成部、31…スクリューケース、32…駆動モーター、40…フラットスクリュー、42…溝部、43…凸条部、44…材料流入口、46…中央部、47…上面、48…溝形成面、50…スクリュー対面部、52…スクリュー対向面、54…案内溝、56…連通孔、58…ヒーター、60…吐出部、61…ノズル、62…吐出口、65…流路、70…開閉機構、72…駆動軸、73…弁体、74…バルブ駆動部、100…三次元造形装置、101…制御部、110…造形部、210…テーブル、211…面、230…移動機構

Claims (8)

  1. 吐出部から造形材料を吐出して三次元造形物を造形する三次元造形物の製造方法であって、
    前記吐出部による造形材料の単位時間あたりの吐出量および吐出経路の情報を含み、前記三次元造形物の外郭を構成する外郭領域の形成を指示する第一造形データと、前記吐出量および前記吐出経路の情報を含み、前記外郭領域の内側である内部領域の形成を指示する第二造形データと、を含む造形データ、を生成する第一工程と、
    前記造形データに従って、前記三次元造形物を造形する第二工程と、を備え、
    前記第二造形データに含まれる前記吐出経路は、連続する1の吐出経路で前記内部領域を埋める連続吐出経路である、
    三次元造形物の製造方法。
  2. 前記第二造形データの前記連続吐出経路は、前記吐出量のうち第一吐出量を有する第一吐出経路と、前記第一吐出量とは異なる第二吐出量を有する第二吐出経路とを含む、請求項1に記載の三次元造形物の製造方法。
  3. 請求項2に記載の三次元造形物の製造方法であって、
    前記第二吐出経路の前記第二吐出量は、前記第一吐出量よりも小さく、
    前記第二吐出経路は、前記内部領域のうち前記第一吐出経路で埋めた残りの領域を埋める経路であり、
    前記第二工程では、前記第一吐出経路および前記第二吐出経路の順序に従って、前記三次元造形物を造形する、
    三次元造形物の製造方法。
  4. 前記第一吐出量は、前記第一造形データの前記吐出量と同じである、請求項2または請求項3に記載の三次元造形物の製造方法。
  5. 前記第一吐出量は、前記第一造形データの前記吐出量以上の吐出量である、請求項2または請求項3に記載の三次元造形物の製造方法。
  6. 前記第二造形データの前記連続吐出経路は、同一の吐出量で前記内部領域を埋める経路である、請求項1に記載の三次元造形物の製造方法。
  7. 前記第一造形データに含まれる前記吐出経路と、前記第二造形データに含まれる前記吐出経路とが、連続する吐出経路である、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の三次元造形物の製造方法。
  8. 三次元造形物を造形する三次元造形装置であって、
    造形材料を吐出するノズルと、前記ノズルによる造形材料の単位時間あたりの吐出量を調整する開閉機構とを有する吐出部と、
    前記ノズルから吐出された前記造形材料が堆積されるテーブルと、
    前記テーブルと前記ノズルとの相対的な位置を変化させる移動機構と、
    前記吐出部と、前記開閉機構と、前記移動機構と、を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記吐出量および吐出経路の情報を含む前記三次元造形物の造形データであって、前記三次元造形物の外郭を構成する外郭領域の形成を指示する第一造形データと、前記外郭領域の内側である内部領域を連続する1の吐出経路で埋める連続吐出経路を含み、前記内部領域の形成を指示する第二造形データと、を含む造形データ、を生成し、
    前記造形データに従って、前記吐出部と、前記開閉機構と、前記移動機構と、を制御して前記三次元造形物を造形する、
    三次元造形装置。
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