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JP2019197163A - 帯電ローラ、カートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

帯電ローラ、カートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】汚れ物質の付着を低減しつつ、画像品位を向上可能な帯電ローラ、並びに帯電ローラを備えたカートリッジ及び画像形成装置を提供する。【解決手段】帯電ローラは、支持体と、支持体より外周側に設けられた弾性層と、弾性層より外周側に設けられ、帯電ローラの表面を構成する表層(32)と、を有する。帯電ローラの表面の粗さ曲線に関する十点平均粗さRz[μm]及び二乗平均平方根傾斜RΔqが、Rz≧7かつRΔq≦0.1の関係を満たすように構成する。【選択図】図6

Description

本発明は、電子写真プロセスにおいて像担持体を帯電させる帯電ローラ、並びに帯電ローラを備えたカートリッジ及び画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置において像担持体を帯電させる帯電装置としては、像担持体に接触させた帯電ローラに電圧を印加する接触帯電方式が広く普及している。このような帯電ローラに対して、像担持体に付着しているトナー、トナーに添加される外添剤、及び帯電時に生成される放電生成物等の汚れ物質が付着して蓄積する、いわゆるフィルミング現象が発生する場合がある。フィルミング現象が発生すると、記録材に形成される画像上に、帯電ローラに汚れ物質が付着した部分と対応する位置に画像不良が生じることがある。例えば、ハーフトーン画像を出力させた場合において、記録材の搬送方向(帯電ローラの回転方向)に沿ってスジ状に画像濃度が濃い部分(以下、汚染スジとする)が残る場合がある。
従来、帯電ローラの表面に適度な表面粗さを持たせることで、フィルミング現象の抑制を図る技術が提案されている。特許文献1には、帯電ローラの十点平均粗さRzを7μmから30μmの範囲に設定することが、汚れ物質の付着低減に有効であることが記載されている。
特開2010−48883号公報
しかしながら、発明者らが詳細に検討したところ、帯電ローラに一定以上の表面粗さを持たせた場合、帯電ローラ表面の凹凸によって放電量が不均一となる結果、出力画像に微細な濃度ムラが生じていることが判明した。この濃度ムラは、ハーフトーン領域の均一性を損ない、出力画像にがさついた質感を与えるものであった。
そこで、本発明は、汚れ物質の付着を低減しつつ、画像品位を向上可能な帯電ローラ、並びに帯電ローラを備えたカートリッジ及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、像担持体の表面を帯電させる帯電ローラであって、支持体と、前記支持体より外周側に設けられた弾性層と、前記弾性層より外周側に設けられ、帯電ローラの表面を構成する表層と、を有し、帯電ローラの表面の粗さ曲線に関する十点平均粗さRz[μm]及び二乗平均平方根傾斜RΔqが、Rz≧7 かつ RΔq≦0.1の関係を満たす、ことを特徴とする。
本発明によれば、汚れ物質の付着を低減しつつ、画像品位を向上することができる。
本開示に係る画像形成装置の構成を示す概略図。 画像形成部の構成を示す概略図。 帯電ローラの断面構成を示す模式図。 帯電ローラの接触面積率の測定方法を説明するための模式図。 帯電ローラの表面粗さが小さい場合(a、b)又は大きい場合(c、d)において、帯電ローラの表面に異物が付着する過程を説明するための模式図。 帯電ローラの二乗平均平方根傾斜が大きい場合(a、b、c)又は小さい場合(d、e、f)の、感光体に形成されるトナー像の濃度への影響を説明するための模式図。 パッチゴーストの発生機構について説明するための模式図。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について説明する。
<画像形成装置>
図1は、インライン方式(4ドラム系)の画像形成装置100の構成図である。画像形成装置100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像を形成する4つの画像形成部(画像形成ユニット)1a,1b,1c,1dを備えている。これらの4つの画像形成部1a,1b,1c,1dは一定の間隔をおいて一列に配置されている。
各画像形成部1a〜1dには、それぞれ像担持体である感光ドラム2a,2b,2c,2dが配置されている。感光ドラム2a〜2dは、アルミニウム等のドラム基体に負の帯電極性を有する有機感光体(OPC)の感光層を有しており、駆動装置によって所定のプロセススピードで回転駆動される。
各感光ドラム2a〜2dの周囲には、帯電ローラ3a,3b,3c,3d、帯電清掃部材5a,5b,5c,5d、現像装置4a,4b,4c,4d及びドラムクリーニング装置6a,6b,6c,6dがそれぞれ設置されている。さらに、各感光ドラム2a〜2dの上方には、露光装置7a,7b,7c,7dがそれぞれ設置されている。各現像装置4a〜4dには、それぞれイエロー、シアン、マゼンタ、又はブラックのトナーを含む現像剤が収納されている。また、各現像装置4a〜4dは、対応するトナーボトルTa,Tb,Tc,Tdからトナーを補給されるように構成されている。
各画像形成部1a〜1dは、好ましくは画像形成装置100の装置本体に対して着脱可能に装着されるカートリッジとして構成される。本実施例に係るカートリッジは、少なくとも感光ドラム2a〜2dと帯電ローラ3a〜3dとを含むものとする。このカートリッジは、さらに現像装置4a〜4d及びドラムクリーニング装置6a〜6dを含むプロセスカートリッジとして構成することもできる。
各画像形成部の感光ドラム2a〜2dに対向して、回転可能な無端状の中間転写ベルト8が設置されている。中間転写体である中間転写ベルト8は、二次転写対向ローラ12を含む複数のローラによって張架されている。モータが接続されたローラの駆動によって、中間転写ベルト8は、矢印方向(図1の時計周り方向)に回転される。中間転写ベルト8の内周側には、各感光ドラム2a〜2dと対向する位置に、一次転写ローラ9a,9b,9c,9dが配置されている。また、二次転写対向ローラ12は、中間転写ベルト8を介して二次転写ローラ15と当接して二次転写部11を形成している。
中間転写ベルト8の外周側には、中間転写ベルト8の表面に残った転写残トナーを除去して回収するベルトクリーニング装置16が設置されている。また、中間転写ベルト8の回転方向において、二次転写部11の下流には、トナーを記録材Sに定着させる熱圧処理を行う為に、定着ローラ17aと加圧ローラ17bを有する定着装置17が設置されている。
画像形成装置100のコントローラから画像形成動作を開始するための開始信号が発せられると、カセットから記録材Sが1枚ずつ送り出され、レジストレーションローラまで搬送される。記録材Sは、停止状態のレジストレーションローラに当接した状態で待機する。
図2を参照して、各画像形成部1a〜1dにおけるトナー像の形成プロセスを説明する。なお、ここではイエローの画像形成部1aを例にして説明するが、プロセスの工程は他の画像形成部と共通である。コントローラから開始信号が発せられると、感光ドラム2aが所定のプロセススピードで回転し始める。感光ドラム2aは、帯電ローラ3aによって一様に、負極性に帯電される。露光装置7aは、レーザー光を感光ドラム2aに照射して走査露光を行い、ドラム表面に静電潜像を形成する。この静電潜像は、現像装置4aから供給されるトナーにより、トナー像として現像される。帯電清掃部材5aは、感光ドラム2aから帯電ローラ3aに転移する等して帯電ローラ3aの表面に付着した汚れ異物を除去し、帯電ローラ3aの性能を維持する。汚れ物質には、トナー、外添剤、感光ドラムの削れ粉、紙粉等が含まれる。
画像形成の順番としては、先ず画像形成部1aにおいてイエローのトナー像が形成開始され、その後、一次転写ローラ9aにより、回転している中間転写ベルト8に一次転写される。中間転写ベルト8上のイエローのトナー像が転写された領域は、中間転写ベルト8の回転によってマゼンタの画像形成部1bに向かって移動する。そして、画像形成部1bにおいても、同様にして感光ドラム2bに形成されたマゼンタのトナー像が、一次転写ローラ9bにより中間転写ベルト8のイエローのトナー像上に重ね合わせて転写される。以下、既に転写されたイエロー、マゼンタのトナー像に、画像形成部1c,1dで形成されたシアン、ブラックのトナー像が、一次転写ローラ9c,9cにより順次重ね合わせて転写されることで、フルカラーのトナー像が中間転写ベルト8の上に形成される。
そして、中間転写ベルト8に担持されたフルカラーのトナー像先端が二次転写部11に到達するタイミングに合わせて、レジストレーションローラが記録材Sを二次転写部11に搬送する。二次転写ローラ15には、トナーと逆極性のバイアス電圧(二次転写電圧)が印加される。これにより、二次転写部において、フルカラーのトナー像が中間転写ベルト8から記録材Sに一括して二次転写される。トナー像が転写された記録材Sは定着装置17に搬送され、定着ローラ17aと加圧ローラ17bによって形成される定着ニップ部で、加熱及び加圧される。各色のトナーが溶融した後に記録材Sに固着することで、画像が記録材Sに定着する。その後、記録材Sは画像形成装置100に設けられた排出トレイ、或いは記録材Sに綴じ処理等の後処理を施すシート処理装置に排出される。
以上説明した画像形成装置100は画像形成装置の一例であり、例えば、感光ドラムに形成したトナー像を、中間転写体を介さずに記録材Sに直接転写する方式であってもよい。また、画像形成装置には、プリンタ、複写機、ファクシミリ、及びこれらの機能を備えた複合機が含まれる。
<画像形成部の構成例>
上記感光ドラム2a〜2dは、本実施例における像担持体である。帯電ローラ3a〜3dは、像担持体の表面を帯電させるための本実施例の帯電ローラであり、詳細な構成については後述する。露光装置7a〜7dは像担持体に静電潜像を書き込むための本実施例の露光手段である。現像装置4a〜4dは、像担持体に担持された静電潜像を現像するための本実施例の現像手段である。中間転写ベルト8及び二次転写ローラ15を含む転写ユニットは、像担持体に担持されたトナー像を記録材に転写するための本実施例の転写手段である。これらの構成要素は、具体的には次のように構成されたものを用いることができる。
図2に示す感光ドラム2aは、アルミドラムに有機感光層(OPC)が積層されたものであり、外径は30mmである。感光層の帯電極性は負極性であり、中心支軸を中心に、120mm/secのプロセススピード(周速)をもって回転するように構成される。なお、上記の感光層は、特に限定するものではないが、例えば耐久性に優れるアモルファスシリコン層(a−Si)を用いてもよい。
帯電ローラ3aは、感光ドラム2aに対向して配置され、感光ドラム2aの回転に従動して回転する。帯電ローラ3aは、電圧印加手段としての帯電電源39から例えば−1200Vの直流電圧を印加されることで、感光ドラム2aの表面を所定の表面電位(一次帯電電位)まで帯電させる。また、帯電清掃部材5aとしては、ローラ外径6mmの発泡スポンジが使用される。このスポンジローラは、所定の加圧力で帯電ローラ3aに押圧され、帯電ローラ3aに従動回転しながら帯電ローラ3aの表面に付着した汚れ物質を除去する。
露光装置7aは、印刷すべき画像を色成分ごとに分解した分解色画像を展開した走査線画像データ(所謂ビデオ信号)に基づいてON−OFF変調したレーザービームを、回転ミラーで走査して感光ドラムに照射する。これにより、露光装置7aは、感光ドラムの表面に分解色画像に対応する静電潜像を書き込む。
現像装置4aは、帯電極性が負極性の非磁性トナーと磁性キャリアを含む二成分現像剤を撹拌搬送部材42,43により撹拌し、トナー及びキャリアを摩擦帯電させる(図2参照)。現像剤は撹拌搬送部材42,43により容器40の内部を循環搬送されて、現像スリーブ41の内側に配置された磁石が生成する磁界により、現像剤担持体である現像スリーブ41に担持される。現像スリーブ41に担持された現像剤は、規制ブレードにより厚さを規制された後、感光ドラム2aとの対向部へ搬送される。現像スリーブ41は感光ドラムに対して所定の距離を空けて保持されている。負極性の直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧を現像スリーブ41に印加することで、負極性に帯電したトナーが相対的に正極性になった感光ドラム2aの露光部分へ移転して静電潜像が反転現像される。現像スリーブ41は、例えば長手方向の長さが最大で30cmの静電潜像を現像し得るように構成される。
現像剤として、キャリアとトナーを重量比94:6になるように混合した二成分現像剤が用いられる。現像装置4aに収容される初期の現像剤の総重量は、250gとした。キャリアは、フェライト粒子をシリコン樹脂でコートしたものを用いており、240(kA/m)の印加磁場に対する飽和磁化が24(Am2/kg)である。また、3000(V/cm)の電界強度における体積抵抗率が1×107(Ω・cm)〜1×108(Ω・cm)、重量平均粒径50μmである。トナーは、少なくともバインダ、着色剤、荷電制御剤から構成される。ここでは、バインダ樹脂としてスチレンアクリル系樹脂を使用している。しかし、スチレン系、ポリエステル系、ポリエチレンなどの樹脂を使用することもできる。着色剤としては、種々の顔料や各種染料など、着色剤を1種単独で使用してもよいし、複数種類を併せて使用してもよい。荷電制御剤としては、必要に応じて補強のための帯電制御剤を含有してもよい。補強のための帯電制御剤としては、ニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料等を利用できる。トナーの重量平均粒径は5.5μmである。
トナーは、ワックス及び外添剤を含む。ワックスは、定着時の定着部材からの離型性、定着性の向上のために含有される。ワックスは、パラフィンワックス、カルナバワックス、ポリオレフィンなどが使用でき、バインダ樹脂中に混錬分散させて使用する。ここでは、バインダ、着色剤、荷電制御剤、ワックスを混錬分散させた樹脂を、機械式粉砕機により粉砕したものを用いた。外添剤は、アモルファスシリカに疎水性処理を施したものや、あるいは、酸化チタンや、チタン化合物等の無機酸化物微粒子が挙げられる。これらの微粒子をトナーに添加して、トナーの紛体流動性や帯電量、感光ドラム2aの表面研磨効果を調整している。外添剤粒子の粒径は、1nm以上100nm以下が好ましい。ここでは、平均粒径50nmの酸化チタンを重量比で0.5wt%添加し、平均粒径2nmと100nmのアモルファスシリカをそれぞれ0.5wt%、1.0wt%ずつ添加した。
一次転写ローラ9aは、感光ドラム2aと中間転写ベルト8の間に一次転写部T1を形成する。一次転写ローラ9aに正極性の直流電圧を印加することで、感光ドラム2aに担持されたトナー像が中間転写ベルト8へ一次転写される。
中間転写ベルト8は、無端状のベルト部材であり、1010(Ω・cm)の体積抵抗率ρvと、108(Ω)の表面抵抗率ρsの特徴を持つ、ポリエーテルエーテルケトン製のベルトが使用される。なお、中間転写ベルトの体積抵抗率ρvは108(Ω・cm)〜1012(Ω・cm)、表面抵抗率ρsは108(Ω)〜1013(Ω)が好ましく、材料はポリエーテルエーテルケトンやポリイミドが一般的に用いられる。
ドラムクリーニング装置6aは、クリーニングブレード60を含む(図2参照)。クリーニングブレード60は、感光ドラム2aの回転方向に対向するように傾斜した方向に延びた先端部において感光ドラム2aに当接し、ドラム表面に残った転写残トナー等の汚れ物質を回収する。クリーニングブレード60は、例えば平板状のウレタンゴムからなるゴム部材を板金部材に接着材で張り付けることで構成される。このゴム部材は、例えば厚み2mm、自由長(板金部材から突出する長さ)8mmの断面形状に形成され、長手方向の長さ33cmに亘って板金部材に貼り付けられている。ゴム部材としては、硬度77°(JIS−A硬度)、厚さ2mmのウレタンゴムが用いられる。硬度は、表面を圧子(インデンタ)で押し込み変形させ、その変形量(押込み深さ)を計測することで測定する。また、クリーニングブレード60は、感光ドラム2aの表面の接線方向に対して23°の当接角度と、30N/mの圧力で当接している。なお、クリーニングブレード60は、感光ドラム2aの表面に対して18°以上35°以下の当接角度と、14.7N/m以上44.1N/m以下の圧力で当接することが好ましい。
<帯電ローラ>
以下、本実施例に係る帯電ローラの構成について、図3を用いて説明する。図3は、上記画像形成装置100の帯電ローラ3a〜3dとして使用可能な帯電ローラ3の断面構成を表す模式図である。
本実施例における帯電ローラ3は、支持体である芯金30と、芯金30の外周側に形成された弾性層31と、弾性層31の外周側に形成された表層32とを有する。一例として、芯金30は直径6mmのステンレス丸棒であり、帯電ローラ3の外径は12mm、帯電ローラ3の体積抵抗率を107(Ω・cm)、硬度は65°(JIS−A硬度)、接触面積率を0.3%に設定される。帯電ローラ3の外径は10mm〜14mmが好ましく、帯電ローラ3の体積抵抗率は104〜108(Ω・cm)が好ましく、帯電ローラ3の硬度は50°〜80°が好ましく、接触面積率は0.03%〜10%が好ましい。
帯電ローラ3の硬度は、表面を圧子(インデンタ)で押し込み変形させ、その変形量(押込み深さ)を計測することで測定した値である。接触面積率は、図4に示すように平面ガラスに対して帯電ローラ3を荷重1Nで接触させたときの接触面を、ガラス平板に対して帯電ローラ3とは反対側に設置したカメラで撮影することで求めた。この荷重の大きさは、帯電ローラ3とガラス平板の接触範囲(実際の接触点を全て含むような矩形領域)の面積が、画像形成装置に設置された状態における帯電ローラ3と感光ドラムの接触範囲の面積と概ね等しくなるように設定する。撮影した画像において、ガラス平板と帯電ローラ3とが接触している部分は光の吸収率が高い黒点として現れるため、黒点(例えば画像データで明度が閾値以下である領域)の単位面積あたりの割合を算出した。
帯電ローラ3は、芯金30の両端部がそれぞれ軸受部材により回転可能な状態で保持され、押圧ばねによって感光ドラムに向かって付勢される。これにより、帯電ローラ3は、感光ドラムの表面に対して所定の押圧力で圧接される。
<帯電ローラの表面粗さ>
ここで、帯電ローラ3の表面粗さと、電子写真プロセスによって形成される画像の画質並びに帯電ローラの寿命との関係について説明する。従来、帯電ローラに適度な表面粗さを持たせることで、帯電ローラへのトナー付着を抑えて帯電ローラの耐久性向上を図ることが知られている。表面粗さの指標としては、JIS B0601(1994)に規定されていた十点平均粗さRz(JIS B0601(2013)附属書JAの十点平均粗さRzjis)が広く用いられている。
電子写真装置に用いられるトナーの直径は、一般的に10μm以下であり、平均粒径と4μmから8μmの範囲のものがよく採用されている。従って、例えば帯電ローラ表面の十点平均粗さRzをトナー粒子の平均粒径と同程度又はそれ以上の大きさに設定すれば、感光ドラムに付着したトナー粒子と、帯電ローラ3の表面との機械的接触を減らすことができる。これにより、帯電ローラ3への汚れ物質の付着が低減されるため、フィルミング現象による画像不良の発生を抑制することが可能となる。
帯電ローラ表面の十点平均粗さRzを制御する方法としては、表層32に粒子を含有させる方法や、機械的研磨により処理する方法が提案されている。しかし、詳細に検討したところ、十点平均粗さRzが一定以上の大きさである従来の帯電ローラを用いた場合、画像のがさつきが生じる場合があることが判明した。
画像のがさつきとは、本来は一定濃度の均質なトナー像が形成されるべき画像領域中に、トナー粒子のサイズと同程度の微小な面積で観察される、微細な濃度ムラが生じている画像不良を指す。がさつきの程度が低い場合は視認されないが、程度が高くなるにつれて視る者にざらざらとした質感(粒状感)を感じさせる。また、極端な場合はハーフトーン画像中にドットが現れる。
そこで、フィルミング現象による画像不良を抑制しつつ画像のがさつきを改善する方法について検討したところ、帯電ローラ表面の全体的な表面粗さに加えて、表面形状のなだらかさが重要であることが判明した。具体的には、帯電ローラ表面の粗さ曲線に関する十点平均粗さRzを制御すると共に、粗さ曲線に関する二乗平均平方根傾斜RΔq(JIS B0601(2013))を制御することが有効であった。粗さ曲線の十点平均高さRz、粗さ曲線の二乗平均平方根傾斜RΔqは、次のように定義される。
Figure 2019197163
Figure 2019197163
ただし、Zpjは粗さ曲線においてj番目に高い山の高さであり、Zvjは粗さ曲線においてj番目に低い谷の深さである。Nは測定点数である。(dZj/dXj)は、粗さ曲線においてj番目の測定点における局部傾斜であり、次の近似式によって定義されている。なお、Zjは粗さ曲線においてj番目測定点の高さであり、ΔXは測定ピッチである。
Figure 2019197163
<比較実験1>
以下、十点平均粗さRz及び二乗平均平方根傾斜RΔqの設定が画像に及ぼす影響を調べるために行った検証実験の方法及び結果について説明する。検証実験は、各設定条件で作成した帯電ローラをキヤノン製複写機(商品名:image RUNNER ADVANCE 3330)に組み込むことで行った。
実験に用いた帯電ローラの設定条件は次の通りである。
実施条件1−1:Rz=7μm、RΔq=0.10
実施条件1−2:Rz=7μm、RΔq=0.05
実施条件1−3:Rz=13μm、RΔq=0.10
比較条件1−1:Rz=7μm、RΔq=0.20
比較条件1−2:Rz=5μm、RΔq=0.10
比較条件1−3:Rz=13μm、RΔq=0.30
上記パラメータは、表面粗さ測定機SE−3300H(小坂研究所製)を用いて測定した値である。測定条件は、カットオフ0.8mm、測定距離8mm、送り速度0.5mm/sec、測定ピッチΔX=0.5μmに設定した。また、測定位置による偏差を低減するため、帯電ローラの軸方向における3箇所、周方向における4箇所(任意の場所を起点に90°刻み)の合計12箇所で測定した結果の平均値を示している。
画像の評価対象は、ハーフトーン画像を出力させた場合の汚染スジの有無、及びハーフトーン画像のがさつきの程度とし、これらを目視で評価した。汚染スジとは、記録材の搬送方向に沿って(帯電ローラの回転方向に沿って)画像濃度が濃い部分が生じた状態を指す。汚染スジは、帯電ローラのフィルミングが生じた場合に、異物の付着位置と対応する位置に現れる。フィルミングが発生するまでの期間を検証するため、室温23℃、湿度50%の環境で、印字率3.7%の画像を所定枚数出力させた後に、印字率30%のハーフトーン画像を1枚出力させ、汚染スジの有無を確認する操作を繰り返した。そして、視認可能な程度の汚染スジが発生するまでに出力された印字率3.7%の画像の累計枚数を記録した。
また、がさつきの評価には、初期状態において印字率30%のハーフトーン画像を1枚出力させたものを用いた。観察した限りがさつきが全く視認できない場合を◎、がさつきが視認できないが、拡大すると確認できる場合を○、肉眼で視認できる場合を×、粒状感が顕著である場合を××として評価した。表1に各条件で行った評価の結果を示す。
Figure 2019197163
表1で示すように、実施条件1−1では20万枚画像出力後に汚染スジが発生し、がさつきの評価は○であった。実施条件1−2では20万枚画像出力後に汚染スジが発生し、がさつきの評価は◎であった。実施条件1−3では40万枚画像出力後に汚染スジが発生し、がさつきの評価は○であった。これらの二乗平均平方根傾斜RΔqが0.10以下である条件の下では、がさつきの評価は○以上であった。
それに対し、二乗平均平方根傾斜RΔqが0.10より大きい比較条件1−1、比較条件1−3では、実施条件1−1〜1−3に比べてがさつきの評価が悪化した。実施条件1−1と同程度の十点平均粗さ(Rz=7μm)を有し、かつ実施条件1−1より二乗平均平方根傾斜RΔqが大きい比較条件1−1では、汚染スジが発生する枚数に変化がない一方で、がさつきの評価が○から×に悪化した。また、実施条件1−3と同程度の十点平均粗さ(Rz=13μm)を有し、かつ実施条件1−3より二乗平均平方根傾斜RΔqが大きい比較条件1−3においても、汚染スジが発生する枚数に変化がない一方で、がさつきの評価が○から××に悪化した。比較条件1−1、比較条件1−3で出力された画像は、粒状感が目立つものであった。
さらに、実施条件1−1及び実施条件1−3に対してRΔqが同程度、かつ十点平均粗さが小さい(Rz=5μm)比較条件1−2では、がさつきの評価が○で維持される一方で、汚染スジの発生枚数が5万枚へと悪化していた。
このように、十点平均粗さRzが大きい程、汚染スジが発生しにくくなり、二乗平均平方根傾斜RΔqが小さい程、がさつきの程度が低減(改善)されることが確認された。以下、このような傾向が表れるメカニズムについて考察する。
<汚染スジの発生メカニズム>
汚染スジの発生枚数が帯電ローラ3の十点平均粗さRzに依存するメカニズムを、図5を用いて説明する。ここでは、帯電ローラ3の表層32を構成する樹脂材料35に粒径の異なる粒子P1,P2が分散されることで、十点平均粗さRzに差が生じているものとして説明する。
図5(a)は、比較的小さい粒子P1を添加することで、初期状態の十点平均粗さRzが5μmに設定されている場合の、帯電ローラ3と感光ドラム2との対向領域を表す模式図であり、表1の比較条件1−2に相当する。帯電ローラ3の表面に凹凸形状があることから、初期状態における帯電ローラ3の接触面積率は小さく抑えられている。つまり、帯電ローラ3は粒子P1によって形成された凸部の頂点付近でのみ感光ドラム2に当接するため、感光ドラム2に付着しているトナー粒子T等の汚れ物質との物理的接触頻度が少なく、汚れ物質の帯電ローラ3への付着は抑制される。
しかし、帯電ローラ3の表面の凸部は、感光ドラム2の累積回転量の増加に伴って摩耗するため、図5(b)に示すように帯電ローラ3の表面は徐々に平坦に近づく。そして、表面粗さが一定の程度以下となると、汚れ物質の帯電ローラ3の付着が急激に増加し、汚染スジが発生するようになる。上述の比較実験で初期状態の十点平均粗さRzが5μmの帯電ローラ3を用いた場合、5万枚画像出力後の十点平均粗さRzが4μmまで減少していた。また、検証に用いた複写機のトナーの平均粒径は5.5μmである。従って、十点平均粗さRzが、主な汚れ物質の一つであるトナー粒子Tの直径と同程度又はそれ以下に減少すると、トナーの付着量が増大して汚染スジが発生したと考えられる。
一方、図5(c)は、比較的大きい粒子P2を添加することで、初期状態の十点平均粗さRzが7μmに設定されている場合の模式図であり、表1の実施条件1−1、実施条件1−2、比較条件1−1に相当する。初期状態における帯電ローラ3の接触面積率は、図5(a)と同様に小さく抑えられており、汚れ物質の帯電ローラ3への付着は抑制される。しかし、初期状態の十点平均粗さRzが十分に大きいため、図5(d)に示すように、5万枚画像出力後の状態でも十分な大きさの表面粗さが確保されている。即ち、十点平均粗さRzが4μmよりは大きい状態となっており、5万枚画像出力後の状態でも汚れ物質の帯電ローラ3への付着が抑制されたと考えられる。
表1の実施条件1−3、比較条件1−3のように初期状態の十点平均粗さRzがさらに大きければ、より多くの枚数の画像を出力した後でも、汚れ物質の付着を低減する上で十分な大きさの表面粗さが確保されることになる。つまり、初期状態の十点平均粗さRzが大きい程、長期間に亘って帯電ローラ3への汚れ物質の付着が抑制され、汚染スジの発生が低減されることが分かる。
<がさつきの発生メカニズム>
次に、画像のがさつきの程度が帯電ローラ3の二乗平均平方根傾斜RΔqに依存することを、図6を用いて説明する。図6において、(a)〜(c)は帯電ローラの二乗平均平方根傾斜が相対的に大きい場合(RΔq=0.20)、(d)〜(f)は二乗平均平方根傾斜が相対的に大きい場合(RΔq=0.10)を表している。なお、(a)と(d)との間で、十点平均粗さRzは等しいものとする。また、(b)及び(e)は、縦軸の上方に向かうほど負極性の高電位となるように図示されている。
図6(a)に示すように帯電ローラ3の表面に微小な凹凸がある場合、図6(b)に示すように、感光ドラム2の帯電後の表面電位にムラが生じる。これは、帯電電圧が印加された際に、表面の凸部の頂点付近に強い電界が形成され、その周辺の電界強度が相対的に弱くなるため、放電量に差が生じるためである。ここで、二乗平均平方根傾斜RΔqの値が大きい程、帯電ローラ表面は急峻に傾斜しており、鋭い凸部を有していることになる。従って、二乗平均平方根傾斜RΔqの値が大きい程、電界強度の不均一性が高くなり、帯電後の表面電位のムラが生じやすくなる。
感光ドラム2の帯電後の表面電位にムラがあると、本来は一定濃度であるハーフトーン画像の露光を行った際に、表面電位のバラつきが露光後の電位差として残ってしまう。現像工程では、感光ドラム2の表面電位に応じてトナー粒子Tがドラム表面に転移する。そのため、図6(c)に示すように、帯電ローラ3の凸部の面積と同程度の微小な面積において、トナー面密度分布(単位面積当たりのトナー粒子数の分布)が不均一な状態となる。ここでは、1平方マイクロメートル当たりのトナー粒子の存在数をトナー面密度分布として定義している。このように、帯電ローラ3の表面の凹凸により放電量のバラつきが生じる状態で電子写真プロセスが実行される結果、画像のがさつきの原因となる、出力画像における微細な濃度ムラが発生する。
一方、図6(d)に示すように、帯電ローラ3の表面に微小な凹凸があっても二乗平均平方根傾斜RΔqが小さい場合には、図6(e)に示すように帯電後の表面電位のバラつきが抑制される。これは、図6(a)に示す場合に比べて表面がなだらかに変化しているから、帯電電圧の印加によって形成される電界強度の均一性が高くなり、放電量のバラつきが抑制されるためである。そして、露光後の電位分布及び現像工程におけるトナーの付着量もより均一に近くなるから、図6(f)に示すように現像後のトナー面密度分布が均一化される。これにより、出力画像における微細な濃度ムラが抑制され、画像のがさつきが低減される。
以上説明した通り、本実施例では、帯電ローラ3の表面の粗さ曲線に関する十点平均粗さRz[μm]及び二乗平均平方根傾斜RΔqが、
Rz≧7 かつ RΔq≦0.1
の関係を満たすことが重要であることが判明した。Rz≧7の関係を満たすことにより、長期間に亘って汚れ物質の付着が低減された、汚れスジの発生しにくい帯電ローラを提供することができる。同時に、RΔq≦0.1の関係を満たすことにより、汚れ物質の付着を低減する機能を維持したまま、像担持体の帯電後の表面電位のバラつきが抑制された、画像のがさつきを低減可能な帯電ローラを提供することができる。
なお、上記表1において、二乗平均平方根傾斜がより小さな値(RΔq=0.05)に設定された実施条件1−2の帯電ローラ3は、実施条件1−1や実施条件1−3に比べて画像のがさつきがさらに改善している。つまり、二乗平均平方根傾斜RΔqについて、RΔq≦0.05であるとより好適である。
また、帯電ローラと共に使用される現像剤のトナー粒径が分かっている場合には、十点平均粗さRzを、トナーの平均粒径より大きな値に設定すると好適である。これにより、少なくとも初期状態において、帯電ローラの表面と像担持体に付着したトナー粒子との物理的接触機会を効果的に低減することができる。
<製造方法について>
ここで、十点平均高さRz及び二乗平均平方根傾斜RΔqを同時に制御可能な帯電ローラの製造方法について説明する。帯電ローラの表面粗さを制御する方法としては、帯電ローラ3の表層32に、適度な大きさの粒子P1,P2(図5(a)、(c)参照)を分散させる方法が知られている。しかし、発明者らの検討したところ、十点平均高さRz及び二乗平均平方根傾斜RΔqの両方を制御するには、球形度の高い、単一種類の粒子を分散させる方法が最適であるとは限らなかった。
より適切な製造方法として、以下の方法(又はその組み合わせ)が考えられる。
・帯電ローラ3の表層32に球形度の低い扁平な粒子を分散させる方法。
・帯電ローラ3の表層32に、平均粒径が異なる複数種類の粒子を分散させる方法。
・表層32を、粒子を分散させた樹脂層の外周に薄い樹脂層を被覆した構造とする方法。
・帯電ローラ3を凹凸形状を有する型に押圧し、凹凸形状を転写する方法(インプリント)。
なお、表層32に粒子を分散させる方法の場合、粒子の突出量を確保することで、帯電ローラへのトナーの付着を効果的に低減することが可能である。例えば、図5(a)のように表層32をカットして断面に垂直な方向から撮影した場合に、少なくとも一部の粒子が、表層32の平均膜厚に相当する高さ位置から外周側に4μm以上突出していると好適であり、5μm以上突出しているとさらに好適である。ここで、表層32の平均膜厚とは、粒子によって表面が凸状となった部分(粒子部)を無視した場合の、樹脂材料35の平均厚さを表す。平均膜厚は、例えば、<比較実験1>で十点平均粗さRz及び二乗平均平方根傾斜RΔqの決定に用いたのと同様の測定位置において表層32をカットし、各位置の膜厚の平均値をとることで求めることができる。また、粒子の突出量を確保するには、平均粒径が2μm以上15μm以下の粒子を配合しつつ、表層の平均膜厚を20μm以下に抑えることが有効である。
<帯電方式について>
上記実施例では、帯電ローラ3は直流帯電方式の電子写真装置に用いられるものとして説明した。直流帯電方式は、直流電圧と交流電圧とが重畳された帯電電圧が用いられる交流帯電方式に比べて電源構成を簡素化できる。その一方で、直流帯電方式では、交流帯電方式における像担持体の表面電位の収束効果が得られないため、帯電ローラの表面形状による放電量のバラつきが像担持体の表面電位のバラつきとして残りやすい性質がある。そのため、本実施例の帯電ローラの構成は、直流帯電方式の電子写真装置に対して好適に用いることができる。ただし、放電量のバラつきが大きければ交流帯電方式であっても画像不良が生じ得るため、本実施例の帯電ローラを交流帯電方式の電子写真装置に用いても有効である。
<他のパラメータ>
また、本実施例では、画像のがさつきとの相関が高いパラメータとして二乗平均平方根傾斜RΔqを抽出しているが、他の表面性状パラメータによって放電量のバラつきが生じ難い構成を規定してもよい。例えば、算術平均粗さRa(JIS B0601:2001)又は二乗平均平方根粗さRq(JIS B0601:2001)は、がさつきの程度とある程度の相関があることが観察された。また、粗さ曲線に関する二乗平均平方根粗さRΔqに代えて、面粗さに関する二乗平均平方根傾斜Sdq・算術平均粗さSa・二乗平均平方根粗さSq(いずれも、JIS B0681−2/ISO25178−2に規定されたもの)を用いてもよい。これらのパラメータが、帯電ローラ表面の起伏が十分なだらかであるように設定することで、帯電ローラ3の凹凸による放電量のバラつきを抑制し、画像のがさつきを改善することが可能である。
次に、実施例2に係る帯電ローラについて説明する。本実施例では、実施例1と同様に、帯電ローラの表面の粗さ曲線に関する二乗平均平方根傾斜RΔqを所定値以下に設定することで、出力画像の一部の領域で画像濃度が薄くなる画像不良(以下、ゴースト像とする)の低減を図る。
<ゴースト像の発生メカニズム>
ゴースト像の発生メカニズムについて、図7を用いて説明する。ゴースト像はインライン方式(タンデム型)の画像形成装置における下流側の画像形成ユニットで生じ易い傾向がある。そのため、図7は、図1におけるブラックの画像形成部1dを拡大して図示している。また、以下の説明で、実施例1と同様の構成・作用を有する要素には実施例と共通の符号を付して説明を省略する。
まず、一次転写部T1における感光ドラム2dの表面電位の変化について説明する。画像形成が行われるとき、一次転写ローラ9dにはトナーの帯電極性とは逆極性(正極性)の電圧(一次転写電圧)が印加される。その結果、一次転写部T1には、一次転写ローラ9dから感光ドラム2dに向かう方向に一次転写電流が流れると共に、感光ドラム2dと中間転写ベルト8との間にバイアス電界が形成される。このバイアス電界に従ってトナー像が感光ドラム2dから中間転写ベルト8へと転移し、トナー像の一次転写が行われる。また、一次転写電流として感光ドラム2dの表面に正の電荷が供給されるため、感光ドラム2dの表面電位は正極性側にシフトする。
次に、中間転写ベルト8の回転方向における上流側の画像形成部1a〜1cで形成されたトナー像I1が一次転写部T1に存在する場合について考える。一次転写部T1にトナー像I1が介在する領域(画像部)は、トナー像I1が存在しない領域(非画像部)に比べて抵抗値が高くなり、一次転写電流が流れにくくなる。その結果、一次転写部T1でトナー像I1に対向していなかった領域の表面電位が一次転写電流によって正極性側にシフトする一方で、トナー像I1に対向していた領域は相対的に負極性のまま取り残される。その後、帯電ローラ3dによる帯電が行われた際に、トナー像I1に対向していた領域が通常の目標電位より高い電位まで過帯電させられ、感光ドラム2dの帯電後の表面電位にムラが生じる(転写メモリ現象とも呼ばれる)。この帯電ムラが、露光工程及び現像工程を経てトナー像の濃度ムラとして可視化されることで、ゴースト像が発生する。このゴースト像は、感光ドラム2dに形成されるトナー像I2の内、前回の転写工程でトナー像I1に対向していた部分の画像濃度が周囲に比べて薄くなったものとして現れる。
ここで、帯電ローラ3dの表面形状とゴースト像の生じ易さとの関係について説明する。一次転写部T1にトナー像I1が存在することで帯電前の感光ドラム2dの表面電位にムラが生じた場合であっても、帯電電圧によって帯電ローラ3dの周囲に形成される電界強度が均一であれば、帯電後の表面電位は均一化される。しかし、<がさつきの発生メカニズム>で説明したように帯電ローラ3dの表面の凹凸に起因する放電量のバラつきがあると、帯電前の表面電位のムラが十分に均一化されない。これは、例えばトナー像I1の存在により周囲に比べて負極性となった感光ドラム2dの表面領域が、帯電ローラ3dの凸部に対向することで周囲より多く放電を受け、容易に過帯電してしまうことによる。
つまり、トナー像I1に起因する表面電位の巨視的なムラと、帯電ローラ3dの表面形状に起因する微細な帯電ムラとが重なり合った場合に、ゴースト像の原因となる帯電後の感光ドラム2dの表面電位のムラが発生する。
なお、一般に、転写メモリ現象によるゴースト像は、感光ドラム2dの帯電前後の表面電位の差が小さい場合に顕在化しやすいことが分かっている。帯電前後の表面電位の差とは、感光ドラム2dの回転方向において、帯電ローラ3dに到達する直前の位置で測定した表面電位と、帯電ローラ3dを通過した直後の位置で測定した表面電位の差を表す。ただし、各表面電位は露光による静電潜像が形成されていない領域で測定するものとする。帯電前後の表面電位の差は、一次転写電流の大きさ及び感光ドラム2dの周速・前露光装置の有無・バックグラウンド露光(露光工程において非画像部にも弱い光を照射すること)の有無等によって影響を受ける。
<比較実験2>
そこで、帯電ローラの二乗平均平方根傾斜RΔqのゴースト像への影響を調べるため、次の検証実験を行った。検証実験は、帯電ローラをキヤノン製複写機(商品名:image RUNNER ADVANCE 3330)に組み込むことで行った。
本実施例(実施条件2−1)の構成では、帯電ローラ3dとして二乗平均平方根傾斜RΔqが0.10であるものを使用した。中間転写ベルトの表面抵抗率ρsは108(Ω)とし、一次転写電流が23μAとなるように一次転写バイアスを設定した。感光ドラム2dの帯電前後の表面電位差は10Vであった。
比較例(比較条件2−1、2−2、2−3、2−4)では、帯電ローラ3dとして二乗平均平方根傾斜RΔqが0.20であるものを使用した。
・比較条件2−1では、その他の条件は実施条件2−1と共通とした。
・比較条件2−2では、前露光装置を使用した。また、感光ドラム2dの帯電前後の表面電位差は550Vであった。
・比較条件2−3では、中間転写ベルト8として、実施条件2−1より表面抵抗率が高いもの(ρs=1012(Ω))を使用した。感光ドラム2dの帯電前後の表面電位差は230Vであった。
・比較条件2−4では、比較条件2−3に比べて一次転写電流の値を小さく(5μA)設定し、その他の条件は比較条件2−3と共通とした。
・なお、前露光装置は、帯電前の感光ドラム2dの電位ムラを除去するための除電装置であり、一次転写部T1と帯電ローラ3dとの間でドラム表面に均一な光を照射し、感光ドラム2dの表面電位を均一化する。
また、ゴースト像の評価方法は次のようにした。室温23℃、湿度50%環境で、イエローとマゼンタの画像形成部1a,1bにおいて、それぞれ最大露光量で潜像を形成した10mm×10mmのトナーパッチを出力させる。これと同時に、ブラックの画像形成部1dで印字率30%のハーフトーン画像を出力させる。トナーパッチ及びハーフトーン画像を含む出力画像において、トナーパッチに対応するゴースト像(パッチゴースト)が視認できた場合を×、視認できなかった場合を○とした。表2に、各検証条件における評価結果を示す。
Figure 2019197163
本実施例の実施条件2−1の場合、帯電前後の表面電位差は10Vと小さいにも関わらず、パッチゴーストは出現しなかった。条件2−1において、トナーパッチに対応する位置とその周囲とで、感光ドラム2dの帯電後の表面電位を比較したところ、電位差は1V程度であった。これは、トナーパッチによって周囲と電位差が生じた感光ドラム2dの表面が、帯電ローラ3dに再度到達した際に、周囲とほぼ同じ電位まで帯電されたことを示している。このように、本実施例ではトナーパッチに起因する電位差が帯電工程で均一化されるため、ゴースト像の発生が抑制される。
一方、二乗平均平方根傾斜RΔqが0.20である比較条件2−1では、パッチゴーストが発生した。これは、帯電ローラ3dの表面形状が急峻な凹凸を有するために電界強度の不均一性が高く、トナーパッチに起因する電位差が帯電後も残っていることを表す。
二乗平均平方根傾斜RΔqが比較条件2−1と等しく、かつ前露光装置を設置した比較条件2−2では、パッチゴーストが消失した。この条件では、前露光装置によって表面電位が接地電位に近付けられ、帯電前後の電位差が大きい状態で帯電工程が行われる。従って、帯電ローラ3dの全体的な放電量が大きい場合には、帯電ローラ3dの表面の凹凸による放電ムラが顕在化しにくいことが分かる。
表面抵抗率の高い中間転写ベルトを使用した比較条件2−3でも、本実施例の条件2−1に比べて帯電前後の電位差が十分に大きく、パッチゴーストは観察されなかった。一方、比較条件3に対して転写電流を小さくした比較条件2−4では、帯電前後の電位差が小さくなった結果、パッチゴーストが発生した。トナーパッチに対応する位置とその周囲とで、感光ドラム2dの帯電後の表面電位を比較したところ、電位差は15V程度であった。この条件では、比較条件2−1と同様に、帯電ローラ3dの全体的な放電量が小さい条件で帯電工程が行われた結果、帯電ローラ3dの放電ムラの影響が相対的に大きくなり、パッチゴーストが顕在化したものと考えられる。
このように、本実施例では、帯電ローラ表面の二乗平均平方根傾斜RΔqを0.10に設定したことで、前露光装置を用いることなくパッチゴーストを低減することが可能となった。すなわち、二乗平均平方根傾斜RΔqを0.10に設定することで、画像品位を向上可能な帯電ローラを提供することができる。同時に、帯電ローラの十点平均粗さRzを7μm以上とすることで、上述したように汚れ物質の付着を長期間に亘って低減することが可能となる。
ここで、帯電前後の表面電位の差が小さい場合、出力画像が同じであれば、表面電位の差が大きい場合に比べて帯電ローラ3dの放電量は減少する。従って、ゴースト像の発生を抑制できるなら、感光ドラム2dの表面を劣化させる放電生成物の低減や消費電力量低減の観点から、帯電前後の表面電位の差を小さく設定することが有利である。本実施例によれば、像担持体の帯電前後の表面電位の差が100V未満であるような場合でも、二乗平均平方根傾斜RΔqを0.10以下に設定することで、転写メモリによるゴースト像の発生を抑制できることが分かった。
なお、本実施例では前露光装置を使用しないものとして説明したが、例えば本実施例の帯電ローラを前露光装置と併用して、より確実にゴースト像を防ぐようにしてもよい。
1a,1b,1c,1d…カートリッジ(画像形成部)/2,2a,2b,2c,2d…像担持体(感光ドラム)/3,3a,3b,3c,3d…帯電ローラ/4a,4b,4c,4d…現像手段(現像装置)/7a,7b,7c,7d…露光手段(露光装置)/8,15…転写手段(中間転写ベルト、二次転写ローラ)/30…支持体(芯金)/31…弾性層/32…表層/35…樹脂材料/39…電圧印加手段(帯電電源)/100…画像形成装置/P1,P2…粒子(第1の粒子、第2の粒子)

Claims (9)

  1. 像担持体の表面を帯電させる帯電ローラであって、
    支持体と、
    前記支持体より外周側に設けられた弾性層と、
    前記弾性層より外周側に設けられ、帯電ローラの表面を構成する表層と、を有し、
    帯電ローラの表面の粗さ曲線に関する十点平均粗さRz[μm]及び二乗平均平方根傾斜RΔqが、
    Rz≧7 かつ RΔq≦0.1
    の関係を満たす、
    ことを特徴とする帯電ローラ。
  2. 前記二乗平均平方根傾斜RΔqが、RΔq≦0.05の関係を満たす、
    ことを特徴とする請求項1に記載の帯電ローラ。
  3. 前記表層は、粒子が分散された樹脂材料で形成され、
    前記表層の断面において、前記粒子の少なくとも一部は、前記樹脂材料の平均膜厚に比べて外周側に4μm以上突出している、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の帯電ローラ。
  4. 回転可能な像担持体と、
    前記像担持体の表面を帯電させる、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の帯電ローラと、を備え、
    画像形成装置に対して着脱可能に装着される、
    ことを特徴とするカートリッジ。
  5. 前記像担持体に担持された静電潜像を、現像剤を用いて現像する現像手段をさらに備え、
    前記十点平均粗さRzが、前記現像剤に含まれるトナーの平均粒径より大きい、
    ことを特徴とする請求項4に記載のカートリッジ。
  6. 回転可能な像担持体と、
    前記像担持体の表面を帯電させる、請求項1乃至2のいずれか1項に記載の帯電ローラと、
    前記帯電ローラによって帯電した前記像担持体を露光して、前記像担持体の表面に静電潜像を書き込む露光手段と、
    前記像担持体に担持された静電潜像を、トナーを含む現像剤を用いて現像する現像手段と、
    前記現像手段によって現像され前記像担持体に担持されているトナー像を記録材に転写する転写手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記十点平均粗さRzが、前記現像剤に含まれるトナーの平均粒径より大きい、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記帯電ローラに直流電圧を印加することで前記像担持体の表面を帯電させる電圧印加手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置。
  9. 前記像担持体の表面において静電潜像が形成されていない領域で測定した場合の、前記像担持体の回転方向において前記帯電ローラに到達する前の表面電位と、前記帯電ローラを通過した後の表面電位との差が、100V未満である、
    ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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