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JP2019174667A - ドラムカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

ドラムカートリッジおよび画像形成装置 Download PDF

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JP2019174667A
JP2019174667A JP2018063196A JP2018063196A JP2019174667A JP 2019174667 A JP2019174667 A JP 2019174667A JP 2018063196 A JP2018063196 A JP 2018063196A JP 2018063196 A JP2018063196 A JP 2018063196A JP 2019174667 A JP2019174667 A JP 2019174667A
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勲朗 岸
Isaaki Kishi
勲朗 岸
淳一 橋本
Junichi Hashimoto
淳一 橋本
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Abstract

【課題】コストを抑えつつ、センサを交換することができるドラムカートリッジおよび画像形成装置を提供する。【解決手段】ドラムカートリッジ50は、画像形成装置に着脱可能であり、感光体ドラム52と、現像ローラを有する現像カートリッジが着脱可能な筐体51と、筐体51に現像カートリッジが装着された状態において、現像カートリッジを検出可能なセンサ54と、画像形成装置と電気的に接続可能なコネクタ55であって、センサ54により検出された信号を画像形成装置に通信可能なコネクタ55とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、感光体ドラムを備えるドラムカートリッジと、ドラムカートリッジが着脱可能な画像形成装置に関する。
従来、感光体ドラムを備えるドラムカートリッジと、ドラムカートリッジが着脱可能な画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。ドラムカートリッジは、現像ローラを有する現像カートリッジが着脱可能な筐体と、筐体に対して回動可能なプロセス側アクチュエータとを備えている。現像カートリッジは、突起を有する検出ギヤを備えている。突起は、検出ギヤの回転に伴って動く。プロセス側アクチュエータは、現像カートリッジが筐体に装着された状態で検出ギヤが回転し、突起がプロセス側アクチュエータに当接した場合に回動して筐体から突出する。
画像形成装置は、発光素子と受光素子を有するフォトセンサと、発光素子と受光素子の間に配置される遮光部を有する本体側アクチュエータとを備えている。本体側アクチュエータは、ドラムカートリッジが画像形成装置に装着された状態で、プロセス側アクチュエータが回動して本体側アクチュエータに当接した場合に回動する。本体側アクチュエータが回動すると、遮光部が発光素子と受光素子の間から退避する。これにより、発光素子からの検出光が受光素子に受光される。画像形成装置は、フォトセンサにより検出された信号に基づき、現像カートリッジが新品であるか否かを判断したり、現像カートリッジの印刷可能枚数などの仕様を判断したりする。
特開2011−180268号公報
ところで、従来は、フォトセンサの検出精度が低くなると、画像形成装置を交換する必要があり、コストが高くなることがあった。
そこで、本発明は、コストを抑えつつ、センサを交換することができるドラムカートリッジおよび画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るドラムカートリッジは、画像形成装置に着脱可能なドラムカートリッジであって、感光体ドラムと、現像ローラを有する現像カートリッジが着脱可能な筐体と、筐体に現像カートリッジが装着された状態において、現像カートリッジを検出可能なセンサと、画像形成装置と電気的に接続可能なコネクタであって、センサにより検出された信号を画像形成装置に通信可能なコネクタと、を備える。
この構成によれば、センサの検出精度が低くなった場合には、ドラムカートリッジを交換することで、コストを抑えつつ、センサを交換することができる。
また、センサは、現像カートリッジが備えるギヤの動きを検出可能である構成とすることができる。
また、センサは、現像カートリッジが備える突起であって、ギヤの回転に伴って動く突起を直接検出可能である構成とすることができる。
これによれば、検出精度を向上させることができる。
また、センサは、発光部と、発光部と向かい合う受光部と、を備える構成とすることができる。
また、ギヤは、突起を有し、現像カートリッジが筐体に装着された状態でギヤが回転した場合に、突起が発光部と受光部の間を通る構成とすることができる。
また、ギヤは、突起とギヤの回転方向に並ぶ第1突起をさらに有し、第1位置から第2位置へ回転可能であってもよい。この構成において、ギヤが第1位置の状態において現像カートリッジが筐体に装着された場合、第1突起が発光部と受光部の間に位置してもよい。
これによれば、ギヤが第1位置の状態において現像カートリッジが筐体に装着された場合、センサにより現像カートリッジが装着されているか否かを検出することができる。
また、センサは、ギヤが第1位置の状態において現像カートリッジが筐体に対して着脱される場合に、突起と第1突起とギヤとに接触しない構成とすることができる。
これによれば、ギヤが第1位置の状態において現像カートリッジを着脱する際の突起や第1突起、ギヤの移動軌跡上からセンサを退避させる必要がないため、ドラムカートリッジを簡易な構成とすることができる。
また、ギヤは、突起とギヤの回転方向に並ぶ第2突起をさらに有し、第1位置から第2位置へ回転可能であってもよい。この構成において、ギヤが第2位置の状態において現像カートリッジが筐体に装着された場合、第2突起が発光部と受光部の間に位置してもよい。
これによれば、ギヤが第2位置の状態において現像カートリッジが筐体に装着された場合、センサにより現像カートリッジが装着されているか否かを検出することができる。
また、センサは、ギヤが第2位置の状態において現像カートリッジが筐体に対して着脱される場合に、突起と第2突起とギヤとに接触しない構成とすることができる。
これによれば、ギヤが第2位置の状態において現像カートリッジを着脱する際の突起や第2突起、ギヤの移動軌跡上からセンサを退避させる必要がないため、ドラムカートリッジを簡易な構成とすることができる。
また、ドラムカートリッジは、中継基板をさらに備え、コネクタとセンサは、中継基板を介して電気的に接続された構成とすることができる。
また、ドラムカートリッジは、複数の感光体ドラムと、複数のセンサと、を備え、筐体は、複数の感光体ドラムのそれぞれに対応する現像カートリッジが着脱可能である構成とすることができる。
また、ドラムカートリッジは、中継基板をさらに備え、コネクタと複数のセンサは、中継基板を介して電気的に接続された構成とすることができる。
これによれば、コネクタとセンサを接続する配線の取り回しを簡略化できるので、ドラムカートリッジを簡易な構成とすることができる。
また、前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、上述したドラムカートリッジが着脱可能な画像形成装置であって、ドラムカートリッジが着脱可能な本体筐体と、ドラムカートリッジが本体筐体に装着された場合にコネクタと電気的に接続される本体コネクタと、を備える。
この構成によれば、センサの検出精度が低くなった場合には、ドラムカートリッジを交換することで、コストを抑えつつ、センサを交換することができる。
本発明によれば、コストを抑えつつ、センサを交換することができる。
本発明の実施形態に係るドラムカートリッジを備えた画像形成装置の断面図である。 検知ギヤが新品位置の状態における、センサと現像カートリッジを第1方向における一方側から見た図(a)と、各ギヤを示す図(b)である。 センサと新品位置の状態の検知ギヤの斜視図である。 ドラムカートリッジの斜視図である。 センサと現像カートリッジの第1方向における一方側を示す斜視図である。 現像カートリッジが装着された状態のドラムカートリッジと画像形成装置の構成を示す図である。 センサと新品位置から旧品位置に向けて回転する検知ギヤを第1方向における一方側から見た図(a)〜(e)である。 検知ギヤが旧品位置となる直前の状態における、センサと現像カートリッジの一部を第1方向における一方側から見た図(a)と、検知ギヤとアジテータギヤの一部を示す図(b)である。 検知ギヤが旧品位置の状態における、センサと現像カートリッジの一部を第1方向における一方側から見た図(a)と、検知ギヤとアジテータギヤの一部を示す図(b)と、センサと検知ギヤの斜視図(c)である。
次に、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、後述する感光体ドラム52および現像ローラ62の軸方向を、第1方向とする。また、複数の感光体ドラム52の並び方向を、第2方向とする。第2方向は、第1方向と交差する。好ましくは、第2方向は、第1方向と直交する。また、シートトレイ21と排出トレイ12が向かい合う方向を、第3方向とする。第3方向は、第1方向および第2方向と交差する。好ましくは、第3方向は、第1方向および第2方向と直交する。
図1に示すように、カラープリンタ1は、画像形成装置の一例である。カラープリンタ1は、本体筐体10と、シート供給部20と、画像形成部30と、シート排出部90とを備えている。
本体筐体10は、カバー11と、排出トレイ12とを有している。カバー11は、本体筐体10の第2方向における一方側に位置する。カラープリンタ1は、カバー11を開くことで、本体筐体10に対し、後述するプロセスユニット5が着脱可能である。さらに言えば、カラープリンタ1は、本体筐体10に対し、後述するドラムカートリッジ50が着脱可能である。排出トレイ12は、本体筐体10の第3方向における一方側に位置する。
シート供給部20は、シートトレイ21と、シート供給機構22とを備えている。シートトレイ21は、紙などのシートSを収容する。シートトレイ21は、本体筐体10内の第3方向における他方側に位置する。シート供給機構22は、シートトレイ21内のシートSを画像形成部30に供給する。
画像形成部30は、露光装置40と、プロセスユニット5と、転写ユニット70と、定着装置80とを備えている。
露光装置40は、画像データに基づく光ビーム(一点鎖線参照)を出射して感光体ドラム52の表面を露光する。露光装置40は、本体筐体10内の第3方向における一方側に位置する。
プロセスユニット5は、感光体ドラム52にトナー像を形成する。プロセスユニット5は、第3方向における本体筐体10内のシートトレイ21と露光装置40との間に位置する。プロセスユニット5は、ドラムカートリッジ50と、複数の現像カートリッジ60とを備えている。
ドラムカートリッジ50は、筐体51と、複数の感光体ドラム52と、複数の帯電器53とを備えている。ドラムカートリッジ50は、カラープリンタ1に着脱可能である。ドラムカートリッジ50は、カラープリンタ1に装着された状態において、第3方向における本体筐体10内のシートトレイ21と露光装置40との間に位置する。
筐体51は、4つの感光体ドラム52を回転可能に支持する。また、筐体51は、4つの感光体ドラム52のそれぞれに対応する4つ帯電器53を支持する。筐体51は、現像カートリッジ60が着脱可能である。詳しくは、筐体51は、4つの感光体ドラム52のそれぞれに対応する4つの現像カートリッジ60が個別に着脱可能である。
帯電器53は、対応する感光体ドラム52に向かい合う。帯電器53は、第2方向に並んでいる。帯電器53は、対応する感光体ドラム52の表面を帯電する。
感光体ドラム52は、その表面が帯電器53により帯電された後、露光装置40からの光ビームにより露光されることで表面に静電潜像が形成される。
現像カートリッジ60は、ドラムカートリッジ50に装着された状態で、プロセスユニット5として、ドラムカートリッジ50とともにカラープリンタ1に着脱可能である。現像カートリッジ60は、ドラムカートリッジ50に装着された状態で、第2方向に並んでいる。
現像カートリッジ60は、それぞれ、現像筐体61と、現像ローラ62と、供給ローラ63と、アジテータ65とを有している。現像カートリッジ60は、ドラムカートリッジ50に装着された状態で、現像ローラ62が対応する感光体ドラム52に向かい合う。
現像筐体61は、内部にトナーを収容可能である。現像筐体61は、現像ローラ62、供給ローラ63およびアジテータ65を回転可能に支持する。
現像ローラ62は、感光体ドラム52の表面に形成された静電潜像にトナーを供給することで、感光体ドラム52の表面にトナー像を形成する。
供給ローラ63は、現像ローラ62にトナーを供給する。
アジテータ65は、回転することで現像筐体61内のトナーを攪拌する。
転写ユニット70は、感光体ドラム52に形成されたトナー像をシートSに転写する。転写ユニット70は、第3方向における本体筐体10内のシートトレイ21とプロセスユニット5との間に位置する。転写ユニット70は、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、搬送ベルト73と、複数の転写ローラ74とを備えている。
駆動ローラ71と従動ローラ72は、第2方向に離間している。搬送ベルト73は、駆動ローラ71と従動ローラ72に架け渡されている。搬送ベルト73は、駆動ローラ71および従動ローラ72とともに回転する。搬送ベルト73は、シート供給部20から供給されたシートSを、感光体ドラム52との間で第2方向における一方側から他方側に向けて搬送する。
転写ローラ74は、4つの感光体ドラム52に対応して4つ配置されている。転写ローラ74は、対応する感光体ドラム52と第3方向において搬送ベルト73を挟んで向かい合う。転写ローラ74は、感光体ドラム52の表面のトナー像を、搬送ベルト73上を搬送されるシートSに転写する。
定着装置80は、シートSに転写されたトナー像をシートSに熱定着する。定着装置80は、本体筐体10内の第2方向における他方側に位置する。さらに言えば、定着装置80は、プロセスユニット5および転写ユニット70よりも第2方向における他方側に位置する。定着装置80は、加熱ローラ81と、加圧ローラ82とを備えている。定着装置80は、加熱ローラ81と加圧ローラ82との間でシートSを搬送することで、トナー像をシートSに熱定着する。
シート排出部90は、トナー像が熱定着されたシートSを本体筐体10の外に排出する。シート排出部90は、定着装置80よりも第3方向における一方側に位置する。シート排出部90は、搬送ローラ91と、排出ローラ92とを備えている。シート排出部90は、搬送ローラ91および排出ローラ92により画像が形成されたシートSを本体筐体10の外の排出トレイ12上に排出する。
図2(a),(b)に示すように、現像カートリッジ60は、現像筐体61の第1方向における一方側に、それぞれ、ギヤカバー66と、カップリング110と、現像ギヤ120と、供給ギヤ130と、アイドルギヤ140と、アジテータギヤ150と、検知ギヤ200とをさらに備えている。
ギヤカバー66は、現像筐体61の第1方向における一方側に位置する少なくとも1つのギヤを覆う。具体的に、ギヤカバー66は、カップリング110の一部と、供給ギヤ130と、アイドルギヤ140と、アジテータギヤ150と、検知ギヤ200の一部を覆う。ギヤカバー66は、スクリュー69により現像筐体61の第1方向における一方側の外表面に固定される。
カップリング110は、現像ローラ62などを回転させるための部材である。カップリング110は、第1方向に延びる軸110Xについて回転可能である。カップリング110は、カラープリンタ1から駆動力を受けることにより回転可能である。詳しくは、カップリング110は、第1方向の一端に、第1方向に凹む凹部111を有している。凹部111は、図示しないカラープリンタ1の駆動入力部材と係合可能である。凹部111は、駆動部材と係合し駆動力を受けるにより回転する。カップリング110は、現像ギヤ120、供給ギヤ130およびアイドルギヤ140と噛み合うカップリングギヤ112を有している。
現像ギヤ120は、現像ローラ62のシャフトである現像ローラシャフト62Aに装着されている。現像ギヤ120は、第1方向に延びる軸62Xについて現像ローラ62とともに回転可能である。
供給ギヤ130は、供給ローラ63のシャフトである供給ローラシャフト63Aに装着されている。供給ギヤ130は、第1方向に延びる軸63Xについて供給ローラ63とともに回転可能である。
アイドルギヤ140は、第1方向に延びる軸140Xについて回転可能である。アイドルギヤ140は、カップリング110のカップリングギヤ112と噛み合う第1ギヤ部141と、アジテータギヤ150と噛み合う第2ギヤ部142とを有している。
アジテータギヤ150は、アジテータ65のシャフトであるアジテータシャフト65Aに装着されている。アジテータギヤ150は、第1方向に延びる軸65Xについてアジテータ65とともに回転可能である。アジテータギヤ150は、アイドルギヤ140の第2ギヤ部142と噛み合う第3ギヤ部151と、検知ギヤ200と噛み合い可能な第4ギヤ部152とを有している。
検知ギヤ200は、ギヤの一例である。検知ギヤ200は、第1方向に延びる軸200Xについて回転可能である。検知ギヤ200は、アジテータギヤ150の第4ギヤ部152と係合した場合にアジテータギヤ150とともに回転可能である。図3に示すように、検知ギヤ200は、円板部210と、ギヤ部220と、欠歯部222と、係合突起230とを有している。
円板部210は、孔211を有している。円板部210の孔211は、現像筐体61の第1方向における一方側の側壁が有するシャフト61A(図2(b)参照)に挿入されている。これにより、検知ギヤ200は、シャフト61Aの周りで回転可能である。
ギヤ部220は、複数のギヤ歯221を有する。ギヤ部220は、円板部210の外周面の一部に位置する。
欠歯部222は、ギヤ歯221が無い部分である。欠歯部222は、ギヤ部220と第1方向において同じ位置であって、円板部210の外周面の他部に位置する。
係合突起230は、円板部210の外周面から、円板部210の径方向に外側に突出している。係合突起230は、ギヤ部220および欠歯部222と第1方向において異なる位置に位置する。係合突起230は、検知ギヤ200の回転方向におけるギヤ部220の下流側の端部と第1方向に並ぶ。係合突起230は、第1方向においてギヤ部220および欠歯部222よりも、現像筐体61の第1方向における一方側の外表面から遠い。係合突起230は、検知ギヤ200の回転方向においてギヤカバー66のストッパ66Bに係合することで、検知ギヤ200の姿勢を規定する(図9(b)参照)。
検知ギヤ200は、第1突起241と、第2突起242と、第3突起243と、第4突起244とをさらに有している。第3突起243および第4突起244は、突起の一例である。第1突起241、第2突起242、第3突起243および第4突起244は、円板部210の第1方向における一方側に位置する。具体的には、第1突起241、第2突起242、第3突起243および第4突起244は、円板部210の第1方向における一方側の側面から、第1方向における一方側に突出している。
第1突起241、第2突起242、第3突起243および第4突起244は、検知ギヤ200の回転方向において所定の長さを有する、詳しくは、第3突起243および第4突起244は、検知ギヤ200の回転方向における長さが略等しい。第1突起241は、検知ギヤ200の回転方向における長さが第3突起243および第4突起244よりも長い。第2突起242は、検知ギヤ200の回転方向における長さが第1突起241、第3突起243および第4突起244よりも短い。
第1突起241、第3突起243、第4突起244および第2突起242は、図3の時計回りにこの順に並ぶ。詳しくは、第3突起243は、第1突起241と検知ギヤ200の回転方向に所定の間隔をあけて並ぶ。第4突起244は、第3突起243と検知ギヤ200の回転方向に所定の間隔をあけて並ぶ。第2突起242は、第4突起244と検知ギヤ200の回転方向に所定の間隔をあけて並ぶ。
第1突起241、第2突起242、第3突起243および第4突起244は、検知ギヤ200の回転に伴って動く。つまり、第1突起241、第2突起242、第3突起243および第4突起244は、検知ギヤ200とともに移動可能である。詳しくは、第1突起241、第2突起242、第3突起243および第4突起244は、検知ギヤ200とともに回転可能である。
第1突起241、第2突起242、第3突起243および第4突起244は、検知ギヤ200と一体に形成されている。つまり、検知ギヤ200は、第1突起241、第2突起242、第3突起243および第4突起244を含む。
検知ギヤ200は、新品位置から旧品位置へ回転可能である。新品位置は、第1位置の一例である。旧品位置は、第2位置の一例である。図2(b)に示すように、検知ギヤ200は、新品位置の状態において、ギヤ部220の複数のギヤ歯221の少なくとも1つがアジテータギヤ150の第4ギヤ部152の図示しないギヤ歯と係合する。また、図9(b)に示すように、検知ギヤ200は、旧品位置の状態において、ギヤ部220の複数のギヤ歯221のいずれもが第4ギヤ部152の図示しないギヤ歯と係合しない。言い換えると、検知ギヤ200は、旧品位置の状態において、欠歯部222が第4ギヤ部152の図示しないギヤ歯と向かい合う。
図2(a)に示すように、検知ギヤ200は、ギヤカバー66が有する開口66Aから一部が外部に露出する。詳しくは、検知ギヤ200は、新品位置の状態において主に第1突起241の一部が開口66Aから露出する。また、図9(a)に示すように、検知ギヤ200は、旧品位置の状態において主に第2突起242が開口66Aから露出する。また、検知ギヤ200は、現像カートリッジ60が筐体51に装着された状態で初期位置から旧品位置に向けて回転する場合に第3突起243および第4突起244が開口66Aから露出する(図7参照)。
図4に示すように、ドラムカートリッジ50は、筐体51や感光体ドラム52などのほかに、複数のセンサ54と、コネクタ55とをさらに備えている。
筐体51は、第1フレーム51Aと、第2フレーム51Bと、第3フレーム51Cと、第4フレーム51Dとを有している。第1フレーム51Aと第2フレーム51Bは、第1方向において向かい合う。第3フレーム51Cは、第1フレーム51Aおよび第2フレーム51Bの第2方向における一方側の端部同士を連結する。第4フレーム51Dは、第1フレーム51Aおよび第2フレーム51Bの第2方向における他方側の端部同士を連結する。第3フレーム51Cと第4フレーム51Dは、第2方向において向かい合う。
第1フレーム51Aおよび第2フレーム51Bは、装着ガイド51Gを有する(第1フレーム51Aにある一方のみ図示)。装着ガイド51Gは、筐体51に対する現像カートリッジ60の着脱をガイドする。装着ガイド51Gは、第1フレーム51Aの装着ガイド51Gと、第2フレーム51Bの図示しない装着ガイドとが第1方向において対称形状を有している。装着ガイド51Gは、4組が筐体51に装着可能な4つの現像カートリッジ60に対応して配置されている。
現像カートリッジ60は、筐体51に装着されると、第1方向における第1フレーム51Aと第2フレーム51Bの間に配置される。このとき、第1フレーム51Aは、現像筐体61の第1方向における一方側の外表面およびギヤカバー66と第1方向において向かい合う。また、第2フレーム51Bは、現像筐体61の第1方向における他方側の外表面と第1方向において向かい合う。
第3フレーム51Cは、ハンドル51Hを有する。ハンドル51Hは、第3フレーム51Cの第2方向における一方側の面から、第2方向における一方側に突出している。ハンドル51Hは、ドラムカートリッジ50をカラープリンタ1の本体筐体10に装着したり、本体筐体10から外したりする際に、ユーザによりつかまれる。
感光体ドラム52および帯電器53は、第1フレーム51Aと第2フレーム51Bの間に位置する。感光体ドラム52は、第1方向における一端部が第1フレーム51Aに回転可能に支持されている。また、感光体ドラム52は、第1方向における他端部が第2フレーム51Bに回転可能に支持されている。
センサ54は、第1方向において第1フレーム51Aと第2フレーム51Bの間に位置する。センサ54は、第1フレーム51Aに配置されている。図5に示すように、センサ54は、ドラムカートリッジ50の筐体51に現像カートリッジ60が装着された状態で、現像カートリッジ60の第1方向における一方側に位置する。
センサ54は、筐体51に現像カートリッジ60が装着された状態において、現像カートリッジ60を検出可能である。詳しくは、センサ54は、現像カートリッジ60が備える検知ギヤ200の動きを検出可能である。より詳しくは、センサ54は、検知ギヤ200の回転に伴って動く突起241〜244(図3参照)を直接検出可能である。
センサ54は、フォトインタラプタである。具体的には、センサ54は、発光部54Aと、発光部54Aと第2方向において向かい合う受光部54Bとを備えている。発光部54Aは、受光部54Bに向けて光を出射する。受光部54Bは、発光部54Aからの光を受光可能である。センサ54は、発光部54Aからの光を受光部54Bが受光した場合、オン信号を出力する。また、センサ54は、発光部54Aからの光を受光部54Bが受光しない場合、オフ信号を出力する。
センサ54は、現像カートリッジ60がドラムカートリッジ50の筐体51に装着された場合、センサ54の一部が検知ギヤ200と第1方向において向かい合う。具体的には、センサ54は、発光部54Aが検知ギヤ200と第1方向において向かい合う。
センサ54は、検知ギヤ200が新品位置の状態において、検知ギヤ200の第1突起241が発光部54Aと受光部54Bの間に位置する場所に配置されている。また、図9(a)に示すように、センサ54は、検知ギヤ200が旧品位置の状態において、検知ギヤ200の第2突起242が発光部54Aと受光部54Bの間に位置する場所に配置されている。
さらに、図7(b),(d)に示すように、センサ54は、現像カートリッジ60が筐体51に装着された状態で検知ギヤ200が新品位置から旧品位置に向けて回転した場合に、第3突起243および第4突起244が発光部54Aと受光部54Bの間を通る場所に配置されている。
図2(a)に示すように、センサ54は、検知ギヤ200が新品位置の状態において現像カートリッジ60がドラムカートリッジ50の筐体51に対して着脱される場合に、突起241〜244と検知ギヤ200とに接触しない。
詳しくは、センサ54は、検知ギヤ200の円板部210に対し、第1方向において異なる位置に配置されている。具体的には、センサ54は、検知ギヤ200の円板部210に対し、第1方向における一方側に配置されている。さらに言えば、センサ54は、第1方向において円板部210よりも現像筐体61の第1方向における一方側の外表面から遠い。これにより、センサ54は、現像カートリッジ60が着脱される場合に、検知ギヤ200の円板部210、ギヤ部220および係合突起230に接触しない。
一方、センサ54は、検知ギヤ200の突起241〜244に対しては、第1方向において重なる位置に配置されている。しかし、センサ54は、検知ギヤ200が新品位置の状態において現像カートリッジ60が筐体51に着脱される際の、突起241〜244の移動軌跡外に配置されている。特に、センサ54は、第1突起241および第2突起242の移動軌跡外に配置されている。これにより、センサ54は、検知ギヤ200が新品位置の状態において現像カートリッジ60が着脱される場合に、突起241〜244に接触しない。
なお、検知ギヤ200が新品位置の状態において現像カートリッジ60が着脱される場合、第1突起241は、発光部54Aと受光部54Bの間を通る。
図9(a)に示すように、センサ54は、検知ギヤ200が旧品位置の状態において現像カートリッジ60がドラムカートリッジ50の筐体51に対して着脱される場合にも、突起241〜244と検知ギヤ200とに接触しない。
詳しくは、センサ54は、検知ギヤ200が旧品位置の状態において現像カートリッジ60が筐体51に着脱される際の、突起241〜244の移動軌跡外に配置されている。特に、センサ54は、第2突起242および第4突起244の移動軌跡外に配置されている。これにより、センサ54は、検知ギヤ200が旧品位置の状態において現像カートリッジ60が着脱される場合に、突起241〜244に接触しない。
なお、検知ギヤ200が旧品位置の状態において現像カートリッジ60が着脱される場合、第2突起242は、発光部54Aと受光部54Bの間を通る。
図4に示すように、センサ54は、筐体51に装着可能な4つの現像カートリッジ60に対応して4つ配置されている。4つのセンサ54は、第2方向に並んでいる。
コネクタ55は、第4フレーム51Dに配置されている。コネクタ55は、第4フレーム51Dの第2方向における他方側の面に位置する。言い換えると、コネクタ55は、第2方向において筐体51のハンドル51Hと反対に配置されている。また、コネクタ55は、第1方向において、第4フレーム51Dの中央よりも一方側に位置している。言い換えると、コネクタ55は、第4フレーム51Dの第1方向における中央よりも後述する中継基板56(図6参照)に近い。
コネクタ55は、ドラムカートリッジ50がカラープリンタ1の本体筐体10に装着された場合に、カラープリンタ1と電気的に接続可能である。コネクタ55は、各センサ54と電気的に接続されている。これにより、コネクタ55は、ドラムカートリッジ50がカラープリンタ1に装着された場合に、各センサ54により検出された信号をカラープリンタ1に通信可能である。
図6に示すように、ドラムカートリッジ50は、中継基板56をさらに備えている。
コネクタ55と4つのセンサ54は、中継基板56を介して電気的に接続されている。詳しくは、コネクタ55は、ハーネス57により中継基板56と電気的に接続されている。また、4つのセンサ54は、それぞれ、ハーネス58により中継基板56と電気的に接続されている。
中継基板56は、各センサ54により検出された信号をコネクタ55に出力する。中継基板56は、第1フレーム51A(図4参照)に立てられた状態で配置されている。中継基板56は、現像カートリッジ60がドラムカートリッジ50の筐体51に装着された場合、現像カートリッジ60と第1方向において向かい合う。中継基板56は、カップリング110(図5参照)とカラープリンタ1の駆動入力部材との係合を妨げないように、カップリング110よりも第3方向における一方側に位置する。
カラープリンタ1は、本体コネクタ15と、メイン基板16とをさらに備えている。
本体コネクタ15は、ドラムカートリッジ50が本体筐体10に装着された場合に、ドラムカートリッジ50のコネクタ55と電気的に接続される。本体コネクタ15は、ハーネス17によりメイン基板16と電気的に接続されている。これにより、ドラムカートリッジ50がカラープリンタ1に装着された場合に、各センサ54により検出された信号を中継基板56を介してカラープリンタ1に出力可能である。
本体コネクタ15は、第2方向における一方側を向いている。また、ドラムカートリッジ50のコネクタ55は、第2方向における他方側を向いている。そして、コネクタ55と本体コネクタ15は、第2方向において向かい合う。これにより、ドラムカートリッジ50を第2方向における他方側へ移動させて本体筐体10に装着していくことで、コネクタ55を本体コネクタ15に接続することができる。また、ドラムカートリッジ50を第2方向における一方側へ移動させて本体筐体10から外していくことで、コネクタ55と本体コネクタ15との接続を解除することができる。
メイン基板16は、本体筐体10内に位置している。メイン基板16は、カラープリンタ1の各部を制御する。メイン基板16は、カラープリンタ1に装着された現像カートリッジ60が新品であるか否かを判断可能である。また、メイン基板16は、カラープリンタ1に装着された現像カートリッジ60の印刷可能枚数などの仕様を判断可能である。
次に、現像カートリッジ60、ドラムカートリッジ50およびカラープリンタ1の作用および効果について説明する。
カラープリンタ1を使用する場合、ドラムカートリッジ50に現像カートリッジ60を装着する。検知ギヤ200が新品位置の状態、つまり、現像カートリッジ60が新品である場合、検知ギヤ200の第1突起241がセンサ54の発光部54Aと受光部54B(図5参照)の間に位置する。
次に、現像カートリッジ60が装着された状態のドラムカートリッジ50をカラープリンタ1に装着し、コネクタ55を本体コネクタ15に接続させる。その後、カバー11(図1参照)を閉じる。
現像カートリッジ60が新品である場合、第1突起241が発光部54Aと受光部54Bの間に位置することで、センサ54は、オフ信号を中継基板56を介してメイン基板16に出力する。これにより、メイン基板16は、現像カートリッジ60が装着されていると判断することができる。
なお、ドラムカートリッジ50に現像カートリッジ60が装着されていない場合、発光部54Aからの光が遮られずに受光部54Bで受光されるため、センサ54は、オン信号を出力する。メイン基板16は、カバー11を閉じられた状態において、センサ54からオン信号が出力されている場合、現像カートリッジ60が装着されていないと判断する。
また、ドラムカートリッジ50がカラープリンタ1に装着されていない場合、センサ54からの信号が出力されない。メイン基板16は、カバー11を閉じられた状態において、センサ54から信号が出力されていない場合、ドラムカートリッジ50が装着されていないと判断する。
メイン基板16は、すべての現像カートリッジ60が装着されていると判断すると、現像カートリッジ60のカップリング110に係合する図示しない駆動入力部材を駆動させる。そうすると、図2(b)に示すように、カップリング110、現像ギヤ120、供給ギヤ130、アイドルギヤ140、アジテータギヤ150が回転する。これにより、現像ローラ62、供給ローラ63およびアジテータ65が駆動する。
また、検知ギヤ200が新品位置の状態においては、ギヤ部220の複数のギヤ歯221の少なくとも1つがアジテータギヤ150のギヤ歯と係合しているので、アジテータギヤ150の回転力が検知ギヤ200に伝達され、検知ギヤ200が反時計回りに回転する。
検知ギヤ200が新品位置から回転すると、図7(a)に示すように、第1突起241が発光部54Aと受光部54Bの間から退避する。これにより、センサ54の出力信号がオフ信号からオン信号に切り替わる。メイン基板16は、駆動入力部材の駆動を開始してから所定時間内にセンサ54の出力信号がオフ信号からオン信号に切り替わった場合、現像カートリッジ60が新品であると判断する。
検知ギヤ200がさらに回転すると、図7(b)に示すように、第3突起243が発光部54Aと受光部54Bの間に位置する。これにより、センサ54の出力信号がオン信号からオフ信号に切り替わる。検知ギヤ200がさらに回転すると、図7(c)に示すように、第3突起243が発光部54Aと受光部54Bの間から退避する。これにより、センサ54の出力信号がオフ信号からオン信号に切り替わる。
検知ギヤ200がさらに回転すると、図7(d)に示すように、第4突起244が発光部54Aと受光部54Bの間に位置する。これにより、センサ54の出力信号がオン信号からオフ信号に切り替わる。検知ギヤ200がさらに回転すると、図7(e)に示すように、第4突起244が発光部54Aと受光部54Bの間から退避する。これにより、センサ54の出力信号がオフ信号からオン信号に切り替わる。
検知ギヤ200がさらに回転すると、図8(a),(b)に示すように、検知ギヤ200のギヤ部220のギヤ歯221がアジテータギヤ150のギヤ歯から離れてギヤ部220とアジテータギヤ150との係合が外れる。これにより、アジテータギヤ150の回転力が検知ギヤ200に伝達されなくなる。
その後、検知ギヤ200は、図示しないバネの付勢力により、図8(a),(b)に示す位置から図9(a)〜(c)に示す旧品位置に回転する。検知ギヤ200が旧品位置に回転すると、第2突起242が発光部54Aと受光部54Bの間に位置する。これにより、センサ54の出力信号がオン信号からオフ信号に切り替わる。
旧品位置に回転した検知ギヤ200は、係合突起230がギヤカバー66のストッパ66Bに係合する。検知ギヤ200は、旧品位置の状態においては、欠歯部222がアジテータギヤ150のギヤ歯と向かい合うとともに、図示しないバネの付勢力により係合突起230がストッパ66Bに押し当てられることで、以後、アジテータギヤ150が回転しても回転しない。
以上の動作の過程において、検知ギヤ200が新品位置から回転し始めた後、センサ54の出力信号は、6回切り替わる。センサ54の出力信号のパターン、例えば、切り替わり回数や、オフ信号またはオン信号の長さ、切り替わりタイミングなどは、検知ギヤ200の突起の数や、検知ギヤ200の回転方向における突起の長さ、突起同士の間隔、突起の位置などにより変えることができる。
メイン基板16は、センサ54の出力信号のパターンと、現像カートリッジ60の印刷可能枚数などの仕様とをあらかじめ対応させて記憶させておくことにより、センサ54の出力信号から現像カートリッジ60の仕様を判断することができる。
検知ギヤ200が旧品位置の状態、つまり、現像カートリッジ60がカラープリンタ1に装着されて新品検知および仕様検知が行われた旧品の場合、この現像カートリッジ60をドラムカートリッジ50に装着すると、検知ギヤ200の第2突起242がセンサ54の発光部54Aと受光部54Bの間に位置する。そして、旧品の現像カートリッジ60が装着された状態のドラムカートリッジ50をカラープリンタ1に装着し、カバー11を閉じると、この場合も、センサ54は、オフ信号を出力する。これにより、メイン基板16は、現像カートリッジ60が装着されていると判断することができる。
なお、現像カートリッジ60が旧品の場合、駆動入力部材を駆動させてアジテータギヤ150などを回転させても、検知ギヤ200は回転しないため、センサ54は、オフ信号を出力し続ける。つまり、センサ54の出力信号は切り替わらない。メイン基板16は、駆動入力部材の駆動を開始してから所定時間内にセンサ54の出力信号が切り替わらない場合、現像カートリッジ60が旧品であると判断する。
以上説明したドラムカートリッジ50およびカラープリンタ1によれば、センサ54の検出精度が低くなった場合には、ドラムカートリッジ50を交換することで、カラープリンタ1を交換することなく、センサ54を交換することができる。これにより、カラープリンタ自体を交換する場合と比較してコストを抑えつつ、センサ54を交換することができる。また、ドラムカートリッジ50が、センサ54により検出された信号をカラープリンタ1に通信可能なコネクタ55を備えるので、センサ54により検出された信号に基づき、カラープリンタ1で新品検知および仕様検知を行うことができる。
また、センサ54が検知ギヤ200の突起241〜244を直接検出可能であるので、例えば、突起をアクチュエータを介して検出する場合よりも検出精度を向上させることができる。これにより、新品検知および仕様検知の安定性を高めることができる。また、アクチュエータを動かす必要がないことで、検知ギヤ200の回転の安定性が増すため、検知ギヤ200とともに回転する現像ギヤ120、供給ギヤ130およびアジテータギヤ150の回転を安定させることができる。これにより、現像ローラ62、供給ローラ63およびアジテータ65の駆動を安定させることができる。
また、検知ギヤ200が新品位置の状態の現像カートリッジ60が装着された場合、第1突起241が発光部54Aと受光部54Bの間に位置するので、センサ54により現像カートリッジ60が装着されているか否かを検出することができる。また、検知ギヤ200が旧品位置の状態の現像カートリッジ60が装着された場合、第2突起242が発光部54Aと受光部54Bの間に位置するので、センサ54により現像カートリッジ60が装着されているか否かを検出することができる。つまり、現像カートリッジ60の装着検知と、現像カートリッジ60の新品検知および仕様検知とを1種類のセンサ54により行うことができる。これにより、ドラムカートリッジ50の部品点数を削減して低コスト化を図ったり、ドラムカートリッジ50を簡易な構成としたりすることができる。
また、検知ギヤ200が新品位置の状態において現像カートリッジ60がドラムカートリッジ50に対して着脱される場合に、センサ54が突起241〜244に接触しないので、現像カートリッジ60を着脱する際の突起241〜244の移動軌跡上からセンサ54を退避させる必要がない。また、検知ギヤ200が旧品位置の状態において現像カートリッジ60がドラムカートリッジ50に対して着脱される場合に、センサ54が突起241〜244に接触しないので、現像カートリッジ60を着脱する際の突起241〜244の移動軌跡上からセンサ54を退避させる必要がない。これにより、センサ54を移動させるための機構を備えなくてもよいので、ドラムカートリッジ50を簡易な構成とすることができる。
また、4つのセンサ54とコネクタ55が中継基板56を介して接続されているので、コネクタ55とセンサ54とを接続する配線の取り回しを簡略化することができる。これにより、ドラムカートリッジ50を簡易な構成とすることができる。
以上に発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、上述の実施形態では、ドラムカートリッジ50が1つのコネクタ55を備える構成であったが、コネクタは複数であってもよい。
また、上述の実施形態では、第1突起241、第2突起242、第3突起243および第4突起244が検知ギヤ200と一体に形成されていたが、これに限定されない。例えば、第1突起、第2突起、第3突起および第4突起は、少なくとも1つが検知ギヤと別部品であってもよい。
また、上述の実施形態では、センサ54により現像カートリッジ60の装着検知を行ったが、ドラムカートリッジまたは画像形成装置は、センサ54とは別に、現像カートリッジの装着検知を行うセンサを備えていてもよい。この場合、検知ギヤは、第1突起および第2突起を備えない構成とすることができる。
また、上述の実施形態では、センサ54が、現像カートリッジ60が備える突起241〜244を直接検出可能であったが、センサは、突起を間接的に検出可能であってもよい。例えば、ドラムカートリッジは、筐体に対して回動可能なアクチュエータであって、検知ギヤの回転に伴って動く突起が当接可能なアクチュエータを備える。そして、アクチュエータは、センサの発光部と受光部の間に位置する遮光部を有し、突起が当接した場合に遮光部が発光部と受光部の間から退避する構成とすることができる。
また、上述の実施形態では、センサ54がフォトインタラプタであって検知ギヤ200の動きを検出可能であったが、これに限定されない。例えば、センサは、筐体の第1フレームに配置された発光部と、筐体の第2フレームに配置された受光部とを有するものであってもよい。すなわち、センサは、第1方向における発光部と受光部の間に、筐体に装着された現像カートリッジが配置される構成であってもよい。この構成では、現像カートリッジが筐体に装着されていない場合には、発光部からの光が受光部で受光される。一方、現像カートリッジが筐体に装着された場合には、発光部からの光が現像カートリッジにより遮られることで、受光部で受光されない。
また、上述の実施形態では、センサの一例として発光部と受光部を備えるフォトインタラプタを例示したが、静電誘導センサなどであってもよい。
また、上述の実施形態では、コネクタ55と複数のセンサ54が中継基板56を介して電気的に接続されていたが、コネクタと複数のセンサは、ハーネスにより直接電気的に接続されていてもよい。
また、上述の実施形態では、画像形成装置の一例として多色の画像を形成可能なカラープリンタ1を例示したが、画像形成装置は単色の画像を形成するモノクロプリンタであってもよい。
画像形成装置がモノクロプリンタである場合、この画像形成装置に着脱可能なドラムカートリッジは、感光体ドラムとセンサをそれぞれ1つ備え、筐体に対し1つの現像カートリッジが着脱可能な構成とすることができる。この場合において、コネクタと1つのセンサは、直接電気的に接続されていてもよいし、中継基板を介して電気的に接続されていてもよい。
また、画像形成装置は、LEDから出射された光により感光体ドラムを露光するプリンタであってもよい。また、画像形成装置は、プリンタではなく、コピー機や複合機などであってもよい。
また、画像形成装置は、本体筐体に複数のドラムカートリッジが着脱可能であり、複数のドラムカートリッジのそれぞれに対応して複数の本体コネクタを備えていてもよい。
また、上述した実施形態および変形例で説明した各要素は、適宜組み合わせて実施することが可能である。
1 カラープリンタ
10 本体筐体
15 本体コネクタ
50 ドラムカートリッジ
51 筐体
52 感光体ドラム
54 センサ
54A 発光部
54B 受光部
55 コネクタ
56 中継基板
60 現像カートリッジ
62 現像ローラ
200 検知ギヤ
241 第1突起
242 第2突起
243 第3突起
244 第4突起

Claims (13)

  1. 画像形成装置に着脱可能なドラムカートリッジであって、
    感光体ドラムと、
    現像ローラを有する現像カートリッジが着脱可能な筐体と、
    前記筐体に前記現像カートリッジが装着された状態において、前記現像カートリッジを検出可能なセンサと、
    前記画像形成装置と電気的に接続可能なコネクタであって、前記センサにより検出された信号を前記画像形成装置に通信可能なコネクタと、を備えることを特徴とするドラムカートリッジ。
  2. 前記センサは、前記現像カートリッジが備えるギヤの動きを検出可能であることを特徴とする請求項1記載のドラムカートリッジ。
  3. 前記センサは、前記現像カートリッジが備える突起であって、前記ギヤの回転に伴って動く突起を直接検出可能であることを特徴とする請求項2に記載のドラムカートリッジ。
  4. 前記センサは、発光部と、前記発光部と向かい合う受光部と、を備えることを特徴とする請求項3に記載のドラムカートリッジ。
  5. 前記ギヤは、前記突起を有し、
    前記現像カートリッジが前記筐体に装着された状態で前記ギヤが回転した場合に、前記突起が前記発光部と前記受光部の間を通ることを特徴とする請求項4に記載のドラムカートリッジ。
  6. 前記ギヤは、前記突起と前記ギヤの回転方向に並ぶ第1突起をさらに有し、第1位置から第2位置へ回転可能であり、
    前記ギヤが前記第1位置の状態において前記現像カートリッジが前記筐体に装着された場合、前記第1突起が前記発光部と前記受光部の間に位置することを特徴とする請求項5に記載のドラムカートリッジ。
  7. 前記センサは、前記ギヤが前記第1位置の状態において前記現像カートリッジが前記筐体に対して着脱される場合に、前記突起と前記第1突起と前記ギヤとに接触しないことを特徴とする請求項6に記載のドラムカートリッジ。
  8. 前記ギヤは、前記突起と前記ギヤの回転方向に並ぶ第2突起をさらに有し、第1位置から第2位置へ回転可能であり、
    前記ギヤが前記第2位置の状態において前記現像カートリッジが前記筐体に装着された場合、前記第2突起が前記発光部と前記受光部の間に位置することを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載のドラムカートリッジ。
  9. 前記センサは、前記ギヤが前記第2位置の状態において前記現像カートリッジが前記筐体に対して着脱される場合に、前記突起と前記第2突起と前記ギヤとに接触しないことを特徴とする請求項8に記載のドラムカートリッジ。
  10. 中継基板をさらに備え、
    前記コネクタと前記センサは、前記中継基板を介して電気的に接続されたことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のドラムカートリッジ。
  11. 複数の前記感光体ドラムと、複数の前記センサと、を備え、
    前記筐体は、複数の前記感光体ドラムのそれぞれに対応する前記現像カートリッジが着脱可能であることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のドラムカートリッジ。
  12. 中継基板をさらに備え、
    前記コネクタと複数の前記センサは、前記中継基板を介して電気的に接続されたことを特徴とする請求項11に記載のドラムカートリッジ。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のドラムカートリッジが着脱可能な画像形成装置であって、
    前記ドラムカートリッジが着脱可能な本体筐体と、
    前記ドラムカートリッジが前記本体筐体に装着された場合に前記コネクタと電気的に接続される本体コネクタと、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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