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JP2019164446A - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び印刷システム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び印刷システム Download PDF

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JP2019164446A JP2018050896A JP2018050896A JP2019164446A JP 2019164446 A JP2019164446 A JP 2019164446A JP 2018050896 A JP2018050896 A JP 2018050896A JP 2018050896 A JP2018050896 A JP 2018050896A JP 2019164446 A JP2019164446 A JP 2019164446A
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紘士 小林
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Abstract

【課題】プリンタベンダ独自のポートモニタを設定できない場合であっても、XPSデータ40の結合機能を実現する。【解決手段】プリンタドライバ33は、XPSデータ40A、40Cを結合の対象とするか否かを判定し、ジョブ結合モジュール35は、プリンタドライバ33が結合対象とすると判定したXPSデータ40A、40Cを蓄積する。ジョブ結合モジュール35は、結合用UIでの印刷ボタンの押下に基づいて、ジョブ結合モジュール35に蓄積されたXPSデータ40A、40C結合した結合データ41であって、マージ済フラグを格納した結合データ41を生成する。プリンタドライバ33、及び通信部36は、結合データ41をPDL変換した印刷データ42を第1プリンタ3Aに送信する。【選択図】図10

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び印刷システムに関する。
プリンタ等の印刷装置として、複数のジョブデータを結合し、結合後のジョブデータに基づく印刷データを印刷装置に送信することによって印刷を行うものが知られている。
特許文献1には、複数種類のアプリケーションで生成したジョブデータをまとめて印刷することを目的として、複数のジョブデータを1つに結合して印刷をするという技術が開示されている。複数のジョブデータを1つに結合して印刷をすることにより、例えば資料作成作業の効率化が図れる。
従来、ジョブデータの結合機能は、プリンタベンダによって機能が拡張できるポートモニタ(オペレーティングシステムとプリンタとの間に介在し、データの送受信を制御するモジュール)を利用して実現していた。例えば、プリンタベンダ独自のポートモニタを設定することによって、ジョブデータの結合機能を実現していた。
しかしながら、オペレーティングシステム(以下、OSと称する)の制約上、プリンタベンダ独自のポートモニタを設定できない場合があるため、ジョブデータの結合機能を実現できないといった問題があった。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ジョブデータの結合機能を実現することにある。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、印刷データを生成し、前記印刷データを印刷装置に送信する情報処理装置であって、印刷対象を結合の対象にするか否かを判定する判定手段と、前記判定手段が結合の対象にすると判定した前記印刷対象を蓄積する蓄積手段と、印刷要求に基づいて前記蓄積手段に蓄積された前記印刷対象を結合した結合データであって、結合済みを表す結合済みデータを含む結合データを生成する生成手段と、前記結合データから生成した前記印刷データを、前記印刷装置に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ジョブデータの結合機能を実現できる。
本発明の一実施形態に係る印刷システムの全体構成図である。 本発明の一実施形態に係る印刷システムが有するコンピュータ装置のハードウェア構成図である。 本発明の一実施形態に係るコンピュータ装置の機能ブロック図である。 ジョブデータの一例であるXPSデータを説明する図である。 印刷設定に用いる設定用UIの表示例を説明する図である。 描画部による印刷データの生成処理を説明するフローチャートである。 描画部からのジョブ結合モジュールの呼び出し方法を説明する図である。 ジョブ結合モジュールが備えるジョブデータ保持部を説明する概念図である。 ジョブ結合モジュールによる結合用UIの表示例を説明する図である。 複数のXPSデータを結合する場合の処理の流れを説明する図である。 ジョブデータ保持部によるXPSデータの保持を説明する概念図である。 結合用UIによるXPSデータの選択例を説明する図である。 結合データの構成を説明する概念図である。 XPSデータを結合しない場合の処理の流れを説明する図である。 XPSデータを結合する場合の印刷処理のシーケンス図である。 変形例に係るコンピュータ装置の機能ブロック図である。 変形例に係る結合用UIの表示例を説明する図である。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
<印刷システム1の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る印刷システム1の全体構成図である。図1に例示する印刷システム1は、コンピュータ装置(情報処理装置)2と、プリンタ(印刷装置)3とを備えている。プリンタ3は、第1プリンタ3Aと、第1プリンタ3Aとは異なる第2プリンタ3Bとを備えている。印刷システム1において、コンピュータ装置2とプリンタ3との間は、通信回線Lを介して通信可能に接続されている。
コンピュータ装置2は、通信回線Lを介して接続されたプリンタ3を利用して印刷を行うことができる。なお、コンピュータ装置2については、後で説明する。
プリンタ3は、コンピュータ装置2から送信される印刷データに基づいて印刷を行う装置であり印刷装置の一例である。プリンタ3の印刷方式には、インクジェット方式や電子写真方式を含む各種の印刷方式が用いられる。本実施形態では、画像形成装置としてプリンタ3を例に挙げて説明するが、画像形成装置はプリンタ3に限られない。画像形成装置には、プリンタ3の他、ファクシミリ装置、複写機、複合機など、印刷機能を備えた様々な装置が含まれる。
通信回線Lは、インターネットやローカルエリアネットワークを含む情報通信網であり、有線であっても無線であってもよい。
<コンピュータ装置2について>
図2は、本発明の一実施形態に係る印刷システム1が有するコンピュータ装置2のハードウェア構成図である。
図2に示すように、コンピュータ装置2は、一般的な情報処理端末と同様の構成を有する。即ち、本実施形態に係るコンピュータ装置2は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、外部I/F(Interface)14、通信I/F(Interface)15、入力制御部16、表示制御部17、及び記憶装置18を備えており、これらの各部がバスBを介して情報を送受信可能に接続されている。
CPU11は演算手段であり、コンピュータ装置2における全体の動作を制御する。ROM12は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のコンピュータプログラム(以下プログラムと称する)が記憶されている。RAM13は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU11が情報を処理する際の作業領域として用いられる。
外部I/F14は、外部装置5とのインタフェースである。外部装置5は、例えば、記憶媒体に対して情報を書き込んだり、記憶媒体から情報を読み出したりする装置である。記憶媒体には、例えば、フレキシブルディスク、フラッシュメモリ、光学ディスク、及びハードディスクドライブがある。CPU11は、外部I/F14を介して、記憶媒体との間で情報の読み出しや書き込みを行える。
通信I/F15は、通信回線Lに接続するためのインタフェースである。通信I/F15は、通信回線Lに接続できればよく、例えば、10Base−T、100Base−TX、1000Base−Tに対応した有線LAN(Local Area network)や、802.11a/b/g/nに対応した無線LANのインタフェースが用いられる。
入力制御部16には入力装置6が接続されている。入力装置6は、例えばキーボードやマウスであり、ユーザによる入力操作に応じた操作信号を出力する。入力制御部16は、入力装置6から出力された入力信号を受信する。
表示制御部17には表示装置7が接続されている。表示装置7は、各種の画像を表示する装置であり、例えば液晶ディスプレイである。CPU11は、表示装置7に表示された視覚的ユーザインタフェースを介して、ユーザからの印刷設定を受け付けたり、印刷実行の要求操作を受け付けたりすることができる。表示制御部17は、表示装置7に表示させる画像に応じた表示信号を表示装置7に出力する。
記憶装置18は、ハードディスクドライブ装置等の情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、図3に示すOS31、アプリケーション32、プリンタドライバ33、ストアデバイスアプリ34、及びジョブ結合モジュール35等の各種のプログラムが格納されている。これらのプログラムは、記憶媒体に記録して提供されたり、ソフトウェア配布サーバから通信回線Lを介してダウンロードされることによって配布されたりする。
なお、本実施形態におけるOS31は、例えばマイクロソフト(登録商標、以下同じ)のウインドウズ(登録商標、以下同じ)である。また、記憶装置18に格納された各種のプログラムによって実現される機能については後述する。
<コンピュータ装置2の機能ブロックについて>
図3は、本発明の一実施形態に係るコンピュータ装置2の機能ブロック図である。図3の機能ブロック図は、例えば、記憶装置18に格納された各種のプログラムをコンピュータ装置2のCPU11が読み出し、RAM13に展開して実行することにより実現される。なお、図3の機能ブロックに記載した各部は、一部又は全部がプログラムで実現されてもよいし、ハードウェア回路で実現されてもよい。
コンピュータ装置2ではOS31が動作し、OS31の上でアプリケーション32、プリンタドライバ33、ストアデバイスアプリ34、ジョブ結合モジュール35、及び通信部36(送信手段)が動作している。さらに、デバイスメタデータ(Device Metadata)37というファイルが記憶されている。
アプリケーション32は、例えば、文書作成ソフト、表計算ソフト、ブラウザ(webブラウザ)であり、作成内容や表示内容をプリンタ3(3A、3B)によって印刷できる。印刷指示が行われると、アプリケーション32はOS31などと連携して、印刷ジョブ毎にジョブデータ(印刷対象)を生成する。ジョブデータは、例えばXPS(XML Paper Specification)データ40及びXPSデータの前段階のデータなど、印刷ジョブに係るデータである。なお、以下の説明では、ジョブデータとしてXPSデータ40を例に挙げて説明する。
図4は、ジョブデータの一例であるXPSデータ40を説明する図である。
XPSデータ40に含まれるジョブレベル印刷設定40aは、XPSデータ40の全体に適用される印刷設定(プリントチケット)である。1ページ目のデータ40bは、1ページ目に適用される印刷設定40cと1ページ目の描画データ40dとを含む。2ページ目のデータ40eは、2ページ目に適用される印刷設定40fと2ページ目の描画データ40gとを含む。3ページ目以降のデータも同様に、印刷設定と描画データとを含んで構成されている。
以上の構成により、XPSデータ40の全体に対しては共通の用紙サイズ、及び印刷方向を設定しつつ、特定のページに対しては異なる用紙サイズ、及び印刷方向を設定することができる。
図3に戻り、プリンタドライバ33は、コンピュータ装置2に接続されたプリンタ3を制御するためのドライバソフトウェアであり、例えばV4(Windows Version4)のプリンタドライバである。プリンタドライバ33は、ジョブデータであるXPSデータ40に対して描画処理を行い、印刷データを生成する。また、プリンタドライバ33は、複数のXPSデータ40を結合するか否かについて、ユーザが所望する設定を受け付けることができる。
本実施形態において、コンピュータ装置2は、第1プリンタ3Aと第2プリンタ3Bとを選択して印刷を行うことができる。このため、コンピュータ装置2には、プリンタドライバ33として、第1プリンタ3A用の第1プリンタドライバ33Aと、第2プリンタ3B用の第2プリンタドライバ33Bとがインストールされている。
ストアデバイスアプリ34は、DCA(Device Companion Application)であり、プリンタドライバ33と連携して動作してプリンタベンダ独自の印刷設定画面を表示装置7に表示させる。
ジョブ結合モジュール35は、プリンタドライバ33によって結合の設定がされたXPSデータ40同士を結合する結合処理を行う。
通信部36は、通信回線Lを介して行われる通信を制御する。従って、プリンタ3との間の通信は、通信部36を介して制御される。
デバイスメタデータ37は、デバイスの種類や説明などのメタ情報を保持するファイルである。デバイスメタデータ37は、アプリケーションの固有名と、プリンタ3のプラグアンドプレイID(PnP_ID)の一覧情報とを持つことによって、プリンタ3とストアデバイスアプリ(DCA)34とを互いに対応付ける。OS31は、コンピュータ装置2にPnP_IDを持つプリンタ3が接続されると、PnP_IDに対応したプリンタドライバ33に対応付けて論理プリンタを生成する。論理プリンタとは、ネットワークと物理的なプリンタとの間に設定された仮想的なプリンタである。論理プリンタは、プリンタドライバ毎、及びポート毎に生成され、それぞれの論理プリンタは例えばプリンタアイコンによって識別される。
<プリンタドライバ33について>
次に、プリンタドライバ33の一例について説明する。図3に示すように、プリンタドライバ33は、印刷設定部33a、及び描画部33c(判定手段、送信手段)を備えている。
印刷設定部33aは、部数、両面、集約、製本、変倍といった、印刷に用いる印刷設定を管理するためのモジュールである。印刷設定部33aは、ユーザに対して印刷設定を表示したり、ユーザからの印刷設定の変更を受け付けたりするための設定用UI50(User Interface、図5を参照)を提供する表示部33bを含む。
図5は、印刷設定部33aの表示部33bが表示する設定用UI50の一例を表す図である。
図5に例示した設定用UI50では、項目別設定のタブ51が選択されている。項目別設定のタブ51が選択されると、画面の左側部分には現在の設定52が表示され、現在の設定52の右側にはメニュー項目53が表示される。
現在の設定52には、原稿サイズ52a、印刷用紙サイズ52b、及び変倍52cの現在の設定内容が表示されている。また、変倍52cよりも下方には設定内容一覧ボタン54が表示されている。設定内容一覧ボタン54をマウスカーソル等によって押下する(以下の説明では、単に「ボタンを押下する」と記載する)と、現在の設定内容が一覧表示される。
メニュー項目53には、印刷方法/認証53a、基本53b、用紙53c、…、排紙設定53d、…、ドライバオプション53eなど、複数の項目が縦方向に並んだ状態で表示されている。図5の表示例では、ドライバオプション53eが選択されており、小項目としてEMFスプール53f、及びXPSデータ40の結合設定(「ジョブを結合する」旨の表示)53gなどが表示されている。
XPSデータ40の結合設定(設定値)は、例えば、XPSデータ40のジョブレベル印刷設定40a(図4を参照)に格納される。また、XPSデータ40を結合したことを示すマージ済フラグもジョブレベル印刷設定40aに格納される。本実施形態において、マージ済フラグは、XPSデータ40の結合終了後に格納される。
<描画部33cについて>
図3に戻り、描画部33cは、判断部33dと描画フィルタ33eとを含む。判断部33dは、XPSデータ(ジョブデータ)40を結合するか否かを判断するモジュールである。描画フィルタ33eは、OS31から受け取ったXPSデータ40を印刷データに変換することにより、プリンタ3によって印刷可能な印刷データを生成するモジュールである。
<印刷データの生成処理について>
図6は、描画部33c(判断部33d、描画フィルタ33e)による印刷データの生成処理を説明するフローチャートである。図6を参照して印刷データの生成処理を説明する。
最初に描画部33cは、XPSデータ40内のジョブレベル印刷設定40aを取得する(S11)。次に、描画部33cは、取得した印刷設定40aに基づいて、XPSデータ40の結合を行うか否かを判断する(S12)。具体的には、判断部33dは、ジョブレベル印刷設定40aに格納された結合設定(設定値)に基づいて判断をする。
ジョブデータを結合しないと判断した場合(S12、No)、描画部33cは、プリンタ3が解釈可能な印刷データを生成する(S13)。例えば、描画部33cは、XPSデータ40を、設定用UI50の印刷設定に従ってPDL(Page Description Language)変換することにより印刷データを生成する。次に、描画部33cは、通信部36と協働して印刷データをプリンタ3に送信する(S14)。
上述したステップS12において、XPSデータ40を結合すると判断した場合(S12、Yes)、描画部33cは、対象のXPSデータ40が結合済みであるか否かを判断する(S15)。描画部33cは、マージ済み設定がしてあるか否かに基づいて判断を行う。描画部33cは、ジョブレベル印刷設定40aにマージ済フラグが格納されていた場合に、対象のXPSデータ40が結合済みであると判断する。一方、描画部33cは、マージ済フラグが格納されていなかった場合に、対象のXPSデータ40が結合済みでないと判断する。描画部33cは、対象のXPSデータ40が結合済みであった場合(S15、Yes)には、当該XPSデータ40を、結合用UI60(図9を参照、後述)の印刷設定に従ってPDL変換することにより印刷データを生成し(S13)、プリンタ3に送信する(S14)。
描画部33cは、対象のXPSデータ40が結合済みではないと判断した場合(S15、No)、ジョブ結合モジュール35が起動しているか否かを判断する(S16)。描画部33cは、ジョブ結合モジュール35が起動していなかった場合(S16、No)、ジョブ結合モジュール35を起動する(S17)。例えば図7に示す様に、描画部33cは、ジョブ結合モジュール35を起動する場合において、論理プリンタを示すプリンタアイコン名とともに呼び出す。図6に戻り、描画部33cは、ステップS17でジョブ結合モジュール35を起動させた後、又はステップS16においてジョブ結合モジュール35が起動していると判断した場合(S16、Yes)、XPSデータ40をジョブ結合モジュール35に送付し(S18)、一連の処理を終了する。
このように、描画部33cは、結合対象のXPSデータ40に関して、マージ済み設定がしてある場合(S15でYes)には印刷データを生成(S13)してプリンタ3に送信(S14)し、マージ済み設定をしていない場合(S15でNo)には、XPSデータ40をジョブ結合モジュール35に送付(S18)し、このXPSデータ40に基づく印刷データの生成は行わない。その結果、未結合のXPSデータ40から印刷データを生成する不都合を抑制し、結合が終了したXPSデータ40から印刷データを生成できる。
<ジョブ結合モジュール35について>
次に、ジョブ結合モジュール35の一例について説明する。図3に示すように、ジョブ結合モジュール35は、設定部35a、及び結合部35cを備えている。
設定部35aは、XPSデータ40の結合時における処理内容を設定するためのモジュールである。設定部35aは、XPSデータ40の結合時にユーザからの要求操作を受け付けるための結合用UI60を提供する表示部35bを含む。
結合部35cは、結合対象のXPSデータ(ジョブデータ)40を保持、及び結合するとともに、結合によって生成された結合データ(結合後のジョブデータ)に基づく印刷制御を行うモジュールである。結合部35cは、結合対象のXPSデータ40を保持するジョブデータ保持部35d(蓄積手段)と、結合対象のXPSデータ40を結合するジョブデータ結合部35e(生成手段)とを備えている。
<ジョブデータ保持部35dについて>
図8は、ジョブ結合モジュール35が備えるジョブデータ保持部35dを説明する概念図である。図8に示すように、ジョブデータ保持部35dは、プリンタドライバ33毎、及び論理プリンタ(プリンタアイコン)毎に、XPSデータ40を保持することができる。図8に示す例において、ジョブデータ保持部35dは、第1プリンタドライバ33Aに対応する保持領域35d1と、第2プリンタドライバ33Bに対応する保持領域35d2とを備えている。さらに、保持領域35d1は、第1プリンタドライバ33Aの一の論理プリンタに対応する保持領域35d1a1と、他の論理プリンタに対応する保持領域35d1a2とを備えている。同様に、保持領域35d2は、第2プリンタドライバ33Bの一の論理プリンタに対応する保持領域35d2b1を備えている。プリンタドライバ33の描画部33cから送付されたXPSデータ40は、プリンタドライバ毎、及び論理プリンタ毎に仕分けられ、対応する保持領域35d1a1、35d1a2、35d2b1に保持されて蓄積される。
<結合用UI60について>
図9は、ジョブ結合モジュール35による結合用UI60の表示例を説明する図である。結合用UI60は表示部35bによって表示される。
図9に例示した結合用UI60は、ジョブデータ保持部35dに蓄積されたXPSデータ40の内容を表示する蓄積データ表示領域61と、結合対象として選択中のXPSデータ40を表示する対象データ表示領域62と、印刷データを送信する論理プリンタを指定する出力先表示領域63と、対象データ表示領域62に表示されたXPSデータ40に対する印刷を指示する印刷ボタン64と、ジョブ結合モジュール35を用いた結合印刷をキャンセルする場合に押下されるキャンセルボタン65とを備えている。
<XPSデータ40の結合と印刷の具体例>
次に、XPSデータ40の結合と印刷の具体例を説明する。図10は、複数のXPSデータ40を結合する場合の処理の流れを説明する図である。
図10に示す例において、コンピュータ装置2には、アプリケーション32として第1アプリケーション32Aと、第2アプリケーション32Bと、第3アプリケーション32Cとがインストールされている。第1プリンタ3A用の第1プリンタドライバ33Aには、一の論理プリンタに対応するプリンタアイコン33a1と、他の論理プリンタに対応するプリンタアイコン33a2とが設定されている。第2プリンタ3B用の第2プリンタドライバ33Bには、一の論理プリンタに対応するプリンタアイコン33b1が設定されている。
この具体例では、第1アプリケーション32Aの印刷ジョブに係るXPSデータ40Aを、第1プリンタドライバ33Aのプリンタアイコン33a1を介してジョブ結合モジュール35に送付している。同様に、第3アプリケーション32Cの印刷ジョブに係るXPSデータ40Cを、第2プリンタドライバ33Bのプリンタアイコン33b1を介してジョブ結合モジュール35に送付している。ジョブ結合モジュール35は、XPSデータ40A、及びXPSデータ40Cをジョブデータ保持部35dに保持して蓄積する。
<ジョブデータ保持部35dによるXPSデータ40A、40Cの保持について>
図11は、ジョブデータ保持部35dによるXPSデータ40A、40Cの保持を説明する概念図である。
図11に示すように、XPSデータ40Aは、第1プリンタドライバ33Aの一の論理プリンタ(プリンタアイコン33a1)に対応する保持領域35d1a1に保持される。この具体例において、XPSデータ40Aには、一の印刷ジョブによって生成されたXPSデータ40A1と、他の印刷ジョブによって生成されたXPSデータ40A2とが含まれている。XPSデータ40Cは、第2プリンタドライバ33Bの一の論理プリンタ(プリンタアイコン33b1)に対応する保持領域35d2b1に保持される。
<結合用UI60によるXPSデータ40の選択例について>
図12は、結合用UI60によるXPSデータ40の選択例を説明する図である。結合用UI60の蓄積データ表示領域61には、図11のXPSデータ40A1に対応するジョブ表示61a1j1と、XPSデータ40A2に対応するジョブ表示61a1j2と、XPSデータ40Cに対応するジョブ表示61b1j1とが表示されている。
ジョブ表示61a1j1は、プリンタアイコン33a1の1番目のジョブに係るXPSデータ40A1であること、及びページ数が2であることを表している。ジョブ表示61a1j2は、プリンタアイコン33a1の2番目のジョブに係るXPSデータ40A2であること、及びページ数が3であることを表している。ジョブ表示61b1j1は、プリンタアイコン33b1の1番目のジョブに係るXPSデータ40Cであること、及びページ数が3であることを表している。
また、ジョブ表示61a1j1、及びジョブ表示61b1j1は、それぞれ地色及び文字色が通常態様とは異なる特定態様で表示されている。特定態様で表示されることにより、ジョブ表示61a1j1、及びジョブ表示61b1j1が結合対象のジョブとして選択中であることを表している。これに伴い、対象データ表示領域62には、選択中表示62aとして「a1−ジョブ1」が表示され、選択中表示62bとして「b1−ジョブ1」が表示されている。
出力先表示領域63には、印刷データの出力先となる論理プリンタがプリンタアイコン33a1であることを表す第1出力先表示63a1と、出力先となる論理プリンタがプリンタアイコン33a2であることを表す第2出力先表示63a2と、出力先となる論理プリンタがプリンタアイコン33b1であることを表す第3出力先表示63b1とが表示されている。
第1出力先表示63a1は、地色及び文字色が通常態様とは異なる特定態様で表示されている。特定態様で表示されることにより、第1出力先表示63a1(プリンタアイコン33a1)が印刷データの出力先として選択されていることを表している。
以上の状態において、ユーザからの操作によって印刷ボタン64が押下されると、ジョブ結合モジュール35(ジョブデータ結合部35e)は、XPSデータ40A1とXPSデータ40Cとを結合して結合データ(結合後のXPSデータ40)41を生成する。結合データ41は、XPSデータ40と同じくジョブデータ(結合後のジョブデータ)に相当する。
<結合データ41の構成について>
図13は、結合データ41の構成を説明する概念図である。結合データ41に含まれるジョブレベル印刷設定41aは、結合データ41の全体に適用される印刷設定(プリントチケット)である。結合データ41の印刷に用いられる論理プリンタ(出力先表示領域63で指定した論理プリンタ)の情報は、ジョブレベル印刷設定41aに格納される。また、ジョブレベル印刷設定41aには、XPSデータ40を結合したことを示すマージ済フラグも格納される。
1ページ目のデータ41bは、1ページ目に適用される印刷設定41cと1ページ目の描画データ41dとを含む。本具体例において、結合データ41の1ページ目は、第1アプリケーション32Aの1ページ目が対応する。2ページ目のデータ41eは、2ページ目に適用される印刷設定41fと2ページ目の描画データ41gとを含む。本具体例において、結合データ41の2ページ目は、第1アプリケーション32Aの2ページ目が対応する。
3ページ目のデータ41hは、3ページ目に適用される印刷設定40iと3ページ目の描画データ40jとを含む。本具体例において、結合データ41の3ページ目は、第3アプリケーション32Cの1ページ目が対応する。4ページ目のデータ41kは、4ページ目に適用される印刷設定40mと4ページ目の描画データ40nとを含む。本具体例において、結合データ41の4ページ目は、第3アプリケーション32Cの2ページ目が対応する。5ページ目のデータ41pは、5ページ目に適用される印刷設定40qと5ページ目の描画データ40rとを含む。本具体例において、結合データ41の5ページ目は、第3アプリケーション32Cの3ページ目が対応する。
以上の説明から明らかなように、結合データ41には、第1アプリケーション32Aの印刷ジョブに係るXPSデータ40A1と第3アプリケーション32Cの印刷ジョブに係るXPSデータ40Cとが含まれている。
<結合データ41による印刷について>
図10に戻り、ジョブ結合モジュール35で生成した結合データ41は、OS31に出力される。OS31では、結合データ41のジョブレベル印刷設定41aに格納された論理プリンタの情報に基づき、対応するプリンタドライバ33に結合データを出力する。本具体例では、結合データ41の出力先としてプリンタアイコン33a1が選択されている。従って、OS31は、結合データ41を第1プリンタドライバ33Aのプリンタアイコン33a1に出力する。
第1プリンタドライバ33Aは、結合用UI60(図6を参照)の印刷設定に従って結合データ41をPDL変換して印刷データ42を生成する。そして、第1プリンタドライバ33Aは、通信部36と協働して印刷データ42を第1プリンタ3Aに送信する。
その結果、第1プリンタ3Aでは、印刷データ42に基づく印刷が行われ、第1アプリケーション32Aで作成した書面と第3アプリケーション32Cで作成した書面とがまとめて印刷される。
<XPSデータ40を結合しない場合について>
以上は、複数のXPSデータ40を結合する場合を例に挙げて説明した。次に、XPSデータ40を結合しない場合について説明する。図14は、XPSデータ40を結合しない場合の処理の流れを説明する図である。
図14に示す具体例において、コンピュータ装置2の構成は、図10で説明したものと同じであることから、説明は省略する。
この具体例では、第2アプリケーション32Bの印刷ジョブに係るXPSデータ40Bを、第1プリンタドライバ33Aのプリンタアイコン33a2に出力している。第1プリンタドライバ33Aは、XPSデータ40Bについて結合する旨の設定がなされていないことから、XPSデータ40Bに基づいて印刷データ42’を生成する。第1プリンタドライバ33Aは、通信部36と協働して印刷データ42’を第1プリンタ3Aに送信する。
<印刷処理のシーケンスについて>
次に、印刷処理のシーケンスについて説明する。図15は、XPSデータを結合する場合の印刷処理のシーケンス図である。なお、図15のシーケンスは、図10で説明した具体例に対応している。すなわち、図15のシーケンスにより、第1アプリケーション32Aに係るXPSデータ40A1と第3アプリケーション32Cに係るXPSデータ40Cとを結合して結合データ41を生成し、結合データ41に基づく印刷データ42を第1プリンタ3Aに出力する場合について説明する。また、図15のシーケンスにおいてOS31は省略している。
第1アプリケーション32Aがユーザからの印刷指示を受け付けると(S21)、第1アプリケーション32Aは、第1プリンタドライバ33Aの印刷設定部33aに対し、印刷設定画面の表示要求を行う(S22)。この表示要求に応じて印刷設定部33aの表示部33bは、設定用UI50を表示装置7に表示する。
設定用UI50によってXPSデータ40の結合が設定された後に、ユーザからの印刷指示が受け付けられると(S31)、第1アプリケーション32Aから第1プリンタドライバ33Aの描画部33cに向けてXPSデータ40Aが出力される。描画部33cは、XPSデータ40Aのジョブレベル印刷設定40aに格納された結合設定を確認し(S32)、XPSデータ40Aが結合対象のデータであることを認識する。
描画部33cは、結合設定の確認時点においてジョブ結合モジュール35が起動されていないことから、ジョブ結合モジュール35を起動させる(S33)。起動に伴ってジョブ結合モジュール35の設定部35aは、結合用UI60を表示装置7に表示する。描画部33cは、ジョブ結合モジュール35が起動した後、XPSデータ40Aをジョブデータ保持部35dの保持領域35d1a1に蓄積する(S34)。
なお、描画部33cは、XPSデータ40Aが結合対象のデータであることから、XPSデータ40Aに基づく印刷データを第1プリンタ3Aには送信しない(S35)。そして、描画部33cは、第1アプリケーション32Aに対して終了通知を送信する(S36)。
第3アプリケーション32Cがユーザからの印刷指示を受け付けると(S41)、第3アプリケーション32Cから第2プリンタドライバ33Bの描画部33cに向けてXPSデータ40Cが出力される(S42)。描画部33cは、XPSデータ40Cのジョブレベル印刷設定40aに格納された結合設定を確認し(S43)、XPSデータ40Cが結合対象のデータであることを認識する。
描画部33cは、結合設定の確認時点においてジョブ結合モジュール35が既に起動されていることから、XPSデータ40Cをジョブデータ保持部35dの保持領域35d2b1に蓄積する(S44)。
なお、描画部33cは、XPSデータ40Cが結合対象のデータであることから、XPSデータ40Cに基づく印刷データを第2プリンタ3Bには送信しない(S45)。そして、描画部33cは、第3アプリケーション32Cに対して終了通知を送信する(S46)。
次に、結合データの印刷指示が行われる(S51)。例えば、ユーザは、結合用UI60を介して結合対象のXPSデータ40A、40Cを指定するとともに出力先のプリンタ3Aを指定した後に、結合用UI60の印刷ボタン64を押下する。
ユーザからの印刷指示を受け付けると、ジョブ結合モジュール35は、上述したステップS31、S42と同様の印刷処理を開始し、結合対象のXPSデータ40A1、40Cを結合して結合データ41を生成する(S52)。その後、ジョブ結合モジュール35は、結合データ41のジョブレベル印刷設定41aにマージ済フラグを格納する(S53)。
ジョブ結合モジュール35は結合データ41を出力し(S54)、第1プリンタドライバ33Aの描画部33cは、結合データ41のジョブレベル印刷設定41aに格納されたマージ済フラグを確認する(S55)。
描画部33cは、結合データ41にマージ済フラグが格納されていることから、結合データ41に基づいて印刷データ42を生成し、生成した印刷データ42を第1プリンタ3Aに送信する(S56)。
本実施形態に係る印刷システム1において、プリンタドライバ33の描画部33c(判定手段)は、XPSデータ40を結合の対象とするか否かを判定し、ジョブ結合モジュール35のジョブデータ保持部35d(蓄積手段)は、描画部33cが結合対象とすると判定したXPSデータ40を蓄積する。ジョブ結合モジュール35のジョブデータ結合部35e(生成手段)は、結合用UI60での印刷ボタン64の押下(印刷要求)に基づいて、ジョブデータ保持部35dに蓄積されたXPSデータ40を結合した結合データ41であって、結合済みを表すマージ済フラグ(結合済みデータ)を格納した結合データ41を生成する。
描画部33c、及び通信部36(送信手段)は、結合データ41をPDL変換した印刷データ42(結合データに係る印刷データ)を第1プリンタ3A(印刷装置)に送信する。
従って、印刷システム1では、プリンタベンダ独自のポートモニタを設定できない場合であっても、XPSデータ40(ジョブデータ)の結合機能を実現することができる。
<変形例について>
上述の実施形態では、図3に示すように、ジョブ結合モジュール35は、プリンタドライバ33とは別に設けられていた。この構成では、複数のプリンタドライバ33(33A、33B)によってジョブ結合モジュール35を共用できるという利点がある。
しかしながら、印刷システム1は、この構成に限定されるものではない。ここで、図16は、変形例に係るコンピュータ装置2の機能ブロック図である。図17は、変形例に係る結合用UI60の表示例を説明する図である。
図16に示すように、ジョブ結合モジュール33f(設定部33g、表示部33h、結合部33i、ジョブデータ保持部33j、及びジョブデータ結合部33k)を、プリンタドライバ33に含ませてもよい。
この場合、図17に示すように、結合用UI60の蓄積データ表示領域61には、プリンタドライバ33が変換を行うジョブ表示61j1、61j2が表示される。同様に、対象データ表示領域62には選択中表示62j1、62j2が表示される。
この変形例でも、上述した実施形態と同様に、XPSデータ40(ジョブデータ)の結合機能を実現することができる。
前述の実施形態では、印刷対象としてXPSデータ40を例示したが、印刷対象はXPSデータ40に限定されるものではない。例えば、XPSデータ40の前段階のデータなど、印刷ジョブよって特定されるジョブデータであればよい。
前述の実施形態では、XPSデータ40を結合の対象にするか否かの判定を、XPSデータ40の結合設定53gに応じた設定値によって行っていたが、この構成に限定されるものではない。他の情報に基づいて判定を行ってもよい。
[本発明の実施態様例と作用、効果のまとめ]
<第一の実施態様>
本態様に係る情報処理装置(コンピュータ装置2)は、印刷データ(印刷データ42)を生成し、印刷データを印刷装置(プリンタ3)に送信するものであって、印刷対象(XPSデータ40などのジョブデータ)を結合の対象にするか否かを判定する判定手段(描画部33c)と、判定手段が結合の対象にすると判定した印刷対象を蓄積する蓄積手段(ジョブデータ保持部35d)と、印刷要求(ジョブ結合モジュール35での印刷要求)に基づいて蓄積手段に蓄積された印刷対象を結合した結合データであって、結合済みを表す結合済みデータ(マージ済フラグ)を含む結合データを生成する生成手段(ジョブデータ結合部35e)と、結合データから生成した印刷データを、印刷装置に送信する送信手段(描画部33c、通信部36)と、を備えることを特徴とする。
本態様に係る情報処理装置によれば、蓄積手段は、判定手段が結合の対象にすると判定した印刷対象を蓄積し、生成手段は、蓄積手段に蓄積された印刷対象を結合して、結合済みデータを含ませることによって結合データを生成し、送信手段は、結合データから生成した印刷データを、印刷装置に送信する。
この構成により、本態様に係る情報処理装置では、プリンタベンダ独自のポートモニタを設定できない場合であっても、印刷対象(ジョブデータ)の結合機能を実現できる。
<第二の実施態様>
本態様に係る情報処理装置において、生成手段(ジョブデータ結合部35e)は、蓄積手段(ジョブデータ保持部35d)に蓄積された印刷対象(ジョブデータ)を結合した以降に、結合済みデータ(マージ済フラグ)を結合データに含ませるものであり、送信手段(描画部33c、通信部36)は、結合データに結合済みデータが含まれていないと判断した場合に、当該結合データに係る印刷データを印刷装置(プリンタ3)に送信しないことを特徴とする。
本態様に係る情報処理装置によれば、結合データに結合済みデータが含まれていないと判断した場合に、当該結合データに係る印刷データを印刷装置に送信しないので、処理の確実性を高めることができる。
<第三の実施態様>
本態様に係る情報処理装置において、送信手段(描画部33c、通信部36)は、判定手段(描画部33c)が結合の対象にしないと判定した印刷対象(ジョブデータ)に係る印刷データを、印刷装置(プリンタ3)に送信することを特徴とする。
本態様に係る情報処理装置によれば、結合の対象としない印刷対象についても、印刷装置によって印刷することができる。
<第四の実施態様>
本態様に係る情報処理装置において、前記印刷対象は、印刷ジョブに係るデータ(XPSデータ40、XPSデータ40の前段階のデータ)であることを特徴とする。
本態様に係る情報処理装置によれば、上述の実施態様と同様の作用効果を奏する。
<第五の実施態様>
本態様に係る情報処理装置において、判定手段(描画部33c)は、ユーザが設定可能な設定データ(「ジョブを結合する」を表す設定値)に基づいて印刷対象(ジョブデータ)を結合の対象とするか否かを判定することを特徴とする。
本態様に係る情報処理装置によれば、設定データに基づく判定を行っているので、処理の確実性を高めることができる。
<第六の実施態様>
本態様に係る情報処理装置において、生成手段(ジョブデータ結合部35e)は、結合データを印刷データに変換するソフトウェアモジュール(プリンタドライバ33)とは異なるソフトウェアモジュール(ジョブ結合モジュール35)に含まれることを特徴とする。
本態様に係る情報処理装置によれば、結合データを印刷データに変換する複数のソフトウェアモジュールによって、生成手段を共用できる。
<第七の実施態様>
本態様に係る情報処理装置において、生成手段(ジョブデータ結合部35e)は、結合データを印刷データに変換するソフトウェアモジュール(プリンタドライバ33)に含まれることを特徴とする。
本態様に係る情報処理装置によれば、上述の実施態様と同様の作用効果を奏する。
<第八の実施態様>
本態様に係る情報処理方法は、印刷データを生成し、印刷データを印刷装置に送信する情報処理装置による情報処理方法であって、印刷対象を結合の対象にするか否かを判定する判定ステップ(S32)と、判定ステップが結合の対象にすると判定した印刷対象を蓄積する蓄積ステップ(S34)と、印刷要求に基づいて蓄積ステップにより蓄積された印刷対象を結合した結合データであって、結合済みを表す結合済みデータを含む結合データを生成する生成ステップ(S52、S53)と、結合データから生成した印刷データを、印刷装置に送信する送信ステップ(S56)と、を実行することを特徴とする。
本態様に係る情報処理方法によれば、プリンタベンダ独自のポートモニタを設定できない場合であっても、印刷対象(ジョブデータ)の結合機能を実現できる。
<第九の実施態様>
本態様に係るプログラムは、第八の実施態様に記載の情報処理方法における各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本態様に係るプログラムによれば、第八の実施態様と同等の作用効果を奏する。
<第十の実施態様>
本態様に係る印刷システムは、請求項1乃至7の何れか一項に記載の情報処理装置と、印刷装置とを備えることを特徴とする。
本態様に係る印刷システムによれば、第1乃至第7の実施態様と同等の作用効果を奏する。
1…印刷システム、2…コンピュータ装置(情報処理装置)、3…プリンタ(印刷装置)、31…オペレーティングシステム(OS)、32…アプリケーション、33…プリンタドライバ、33c…描画部(判定手段、送信手段)、34…ストアデバイスアプリ、35…ジョブ結合モジュール、35d…ジョブデータ保持部(蓄積手段)、35e…ジョブデータ結合部(生成手段)、36…通信部(送信手段)、37…デバイスメタデータ、40…XPSデータ(印刷対象)、42…印刷データ
特開2010−026924公報

Claims (10)

  1. 印刷データを生成して、前記印刷データを印刷装置に送信する情報処理装置であって、
    印刷対象を結合の対象にするか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が結合の対象にすると判定した前記印刷対象を蓄積する蓄積手段と、
    印刷要求に基づいて前記蓄積手段に蓄積された前記印刷対象を結合した結合データであって、結合済みを表す結合済みデータを含む結合データを生成する生成手段と、
    前記結合データから生成した前記印刷データを、前記印刷装置に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記生成手段は、前記蓄積手段に蓄積された前記印刷対象を結合した以降に、前記結合済みデータを前記結合データに含ませるものであり、
    前記送信手段は、前記結合データに前記結合済みデータが含まれていないと判断した場合に、当該結合データに係る印刷データを前記印刷装置に送信しないことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記送信手段は、前記判定手段が結合の対象にしないと判定した前記印刷対象に係る前記印刷データを、前記印刷装置に送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記印刷対象は、印刷ジョブに係るデータであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記判定手段は、ユーザが設定可能な設定データに基づいて前記印刷対象を結合の対象とするか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記生成手段は、前記結合データを前記印刷データに変換するソフトウェアモジュールとは異なるソフトウェアモジュールに含まれることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記生成手段は、前記結合データを前記印刷データに変換するソフトウェアモジュールに含まれることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の情報処理装置。
  8. 印刷データを生成して、前記印刷データを印刷装置に送信する情報処理装置による情報処理方法であって、
    印刷対象を結合の対象にするか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップが結合の対象にすると判定した前記印刷対象を蓄積する蓄積ステップと、
    印刷要求に基づいて前記蓄積ステップにより蓄積された前記印刷対象を結合した結合データであって、結合済みを表す結合済みデータを含む結合データを生成する生成ステップと、
    前記結合データから生成した前記印刷データを、前記印刷装置に送信する送信ステップと、を実行することを特徴とする情報処理方法。
  9. 請求項8に記載の情報処理方法における各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 請求項1乃至7の何れか一項に記載の情報処理装置と、印刷装置とを備えることを特徴とする印刷システム。
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