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JP2019077508A - 自動倉庫システム - Google Patents

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JP2019077508A JP2017203526A JP2017203526A JP2019077508A JP 2019077508 A JP2019077508 A JP 2019077508A JP 2017203526 A JP2017203526 A JP 2017203526A JP 2017203526 A JP2017203526 A JP 2017203526A JP 2019077508 A JP2019077508 A JP 2019077508A
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Abstract

【課題】建屋の内部空間に多くの荷を収容可能な自動倉庫システムを提供する。【解決手段】自動倉庫システム10は、荷12を保管可能な収容行24であって、間口方向に延在する収容行24を複数有し、それらの収容行24が奥行方向に配列された収容ステージを含むものである。搬送台車14は、複数の収容行24それぞれにおいて荷12を間口方向に搬送可能である。複数の収容行24は、大収容行と、間口方向の寸法が大収容行よりも小さい小収容行と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、荷を入庫・出庫可能な自動倉庫システムに関する。
少ないスペースで多数の荷を効率的に入庫・出庫可能な倉庫システムとして、立体的に構成された自動倉庫に台車を用いて荷の搬送を行う自動倉庫システムが知られている。例えば、特許文献1には、保管エリアに格納された荷物を移載する自動倉庫システムが記載されている。特許文献1の自動倉庫システムは、スペースを有効に使用するために、斜めの天井RFや、横柱BMに干渉しない範囲で建屋の形状に合わせた保管棚を設けている。また、荷の取り出しを容易にするために一対の保管棚の間に垂直方向及び水平方向に移動可能な台車を設けている。
特開2014−062001号公報
本発明者は自動倉庫システムについて以下のような認識を得た。
自動倉庫システムは、限られたスペースにできるだけ多くの荷を収容できることが望ましい。既存の建屋には、斜め天井、傾斜壁あるいは出っ張った柱などが内部空間に向かって張り出している張出部を有するものが多く存在すると考えられる。内部空間にこのような張出部を有する建屋に、各面の輪郭が矩形である直方体形状の保管棚を設けると、保管棚はこの張出部を避けるように小さく設計される可能性がある。この場合、保管棚の周囲に大きなデッドスペースが生じて収容可能な荷の量が制限されることが考えられる。
これらから、本発明者らは、自動倉庫システムには、建屋の内部空間に多くの荷を収容可能にする観点で改善すべき課題があることを認識した。
本発明は、こうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、建屋の内部空間に多くの荷を収容可能な自動倉庫システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の自動倉庫システムは、荷を保管可能な自動倉庫システムであって、荷を保管するための収容行であって、間口方向に延在する収容行を複数有し、複数の収容行が間口方向と交差する奥行方向に配列された収容ステージと、複数の収容行それぞれにおいて、荷を間口方向に搬送可能な第1台車と、を備える。複数の収容行は、大収容行と、間口方向の寸法が大収容行よりも小さい小収容行と、を含む。
この態様によると、複数の収容行は、間口方向の寸法が異なる小収容行と大収容行とを含むことができる。
本発明の別の態様もまた、自動倉庫システムである。この自動倉庫システムは、荷を保管可能な収容部を含む自動倉庫システムであって、荷を保管するための収容行であって、間口方向に延在する収容行を複数有し、複数の収容行が間口方向と交差する高さ方向に配列された収容ブロックと、複数の収容行それぞれにおいて、荷を間口方向に搬送可能な第1台車と、を備える。複数の収容行は、大収容行と、間口方向の寸法が大収容行よりも小さい小収容行と、を含む。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、建屋の内部空間に多くの荷を収容可能な自動倉庫システムを提供することができる。
第1実施形態に係る自動倉庫システムの平面図である。 図1の自動倉庫システムの正面図である。 比較例に係る自動倉庫システムの平面図である。 図1の自動倉庫システムの搬送台車の一例を示す平面図である。 図4の搬送台車の側面図である。 図4の搬送台車の走行状態を示す正面図である。 図1の自動倉庫システムの中間台車の一例を示す平面図である。 図7の中間台車の側面図である。 図1の自動倉庫システムのブロック図である。 図1の自動倉庫システムの出庫動作の一例を示すフローチャートである。 図1の自動倉庫システムの出庫動作の一例を示す説明図である。 図1の自動倉庫システムの入庫動作の一例を示すフローチャートである。 図1の自動倉庫システムの入庫動作の一例を示す説明図である。 第2実施形態に係る自動倉庫システムの平面図である。 第3実施形態に係る自動倉庫システムの平面図である。 第4実施形態に係る自動倉庫システムの正面図である。 第5実施形態に係る自動倉庫システムの正面図である。 第6実施形態に係る自動倉庫システムの平面図である。図18(a)は、1段目の収容ステージを示す平面図である、図18(b)は3段目の収容ステージを示す平面図である、 図18の自動倉庫システムの作業スペースの周辺を示す正面図である。
近年、本発明者らは、自動倉庫システムについて収容効率向上の観点から考察し、以下の知見を得た。
自動倉庫システムが設けられる建屋には、種々の事情から必ずしも直方体形状を有しない場合が多くみられる。例えば、屋根は雨などを逃がすための傾斜や建築基準法の制限に基づく傾斜が設けられている場合があり、壁面は土地の形状や隣接する建物との関係から出隅部が設けられている場合があり、強度を確保するために、縦柱や梁(横柱)が建屋の内部空間に張出している場合がある。このように内部空間に向かって張出部が張出している建屋についても、収容効率を高めてより多くの荷を収容可能にすることが望まれている。
このような張出部を有する建屋に直方体形状の保管棚を設ける場合、保管棚の周囲に大きなデッドスペースが生じて収容効率が低下することが考えられる。このデッドスペースを減らすために、斜めの天井や横柱の張出部に干渉しない範囲で建屋の形状に合わせた保管棚を設けることも考えられる。例えば、保管棚の奥行方向(第2方向)の側部に張出部の形状に対応した段差を設けることが考えられる。
このような保管棚において、保管棚の多数の収容部に対面して荷を出し入れ可能な出し入れ機構を設けることにより、各収容部それぞれに荷を出し入れすることが考えられる。この場合、出し入れ機構を保管棚の奥行方向に伸びる空間を移動可能に構成することによって、奥行方向に移動して各収容部に荷を出し入れすることができる。この構成では、出し入れ機構の移動空間の両脇に保管棚を対にして対面配置することにより収容効率を高めることができる。
図3は、このような保管棚620を備える自動倉庫の比較例600を示す平面図である。比較例600は、建屋632と、複数の保管棚620と、フォークリフト650と、を備えている。各保管棚620は奥行方向に連結された複数の収容部626を含んでいる。各保管棚620は間口方向(第1方向)に配置されており、一部は連続して配置され、一部は離れて配置されている。離れて配置された各保管棚620の間口方向の空間に通路652が設けられている。フォークリフト650は、通路652を奥行方向に移動しながら、各収容部626に荷12を出し入れ可能に構成されている。建屋632は、各保管棚620および各通路652を格納している。比較例600では、2つの保管棚620ごとに通路652が設けられているため、通路652の分だけ保管棚620のスペースが減る。また、保管棚620の間口方向の側部形状の自由度が低いため、間口方向に建屋632の張出部があると、そこに大きなデッドスペースが発生する可能性がある。この結果、比較例600に係る自動倉庫の収容効率には限界がある。
これらから、本発明者らは、複数の収容部それぞれに出入口を設けて荷を出し入れするのではなく、複数の収容部を間口方向に連結した集合(以下、収容行という)を単位として出入口を設けて荷を出し入れする構成を創案した。つまり、本発明者らは、間口方向に配列された複数の収容部を含む収容行を複数奥行方向に並べるとともに、収容行の各収容部間を間口方向に横断して荷を搬送可能な搬送台車を備える構成を案出した。具体的には、搬送機構によって、物品と当該物品を載せたパレットとを含む荷を間口方向に搬送することが考えられる。例えば、搬送台車を対象の荷の下方に移動させて、搬送台車の載置部を上昇させてその荷を収容部から浮上させ、その状態で搬送するように構成してもよい。この構成では、荷は搬送台車によって間口方向に搬送できるので、荷を奥行き方向に移動させるための搬送機構のスペースを最小限に抑えることができる。また、この構成では、連結する収容部の数を変更することにより、収容行の間口方向の寸法を個別に調整することができるため、複数の収容行は間口方向の寸法が異なる短い収容行と長い収容行とを含むことが可能である。この結果、この自動倉庫は、間口方向の側部のデッドスペースを減らして収容効率を高めることができる。
実施の形態に係る自動倉庫システムは、これらの知見と思索とに基づいて案出されたものであり、以下にその具体的な構成を説明する。
以下、本発明を好適な幾つかの実施形態をもとに各図面を参照しながら説明する。各実施形態、比較例および変形例では、同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
また、第1、第2などの序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、この用語によって構成要素が限定されるものではない。
[第1実施形態]
図面を参照して第1実施形態に係る自動倉庫システム10の構成について説明する。第1実施形態に係る自動倉庫システム10は、多数の荷12を入庫・出庫可能な自動倉庫を含むシステムである。図1は、第1実施形態に係る自動倉庫システム10の平面図である。特にこの図は、後述する保管棚部20の最下段の収容ステージ22の平面視の配置を示している。図2は自動倉庫システム10の正面図である。特にこの図は、後述する保管棚部20の最も手前側(図1において下側)の収容ブロック28の正面視の配置を示している。
以下、XYZ直交座標系をもとに説明する。X軸方向は水平な左右方向に対応し、Y軸方向は水平な前後方向に対応し、Z軸方向は鉛直な高さ方向に対応する。Y軸方向、Z軸方向はそれぞれX軸方向に直交する。特に、後述する間口方向、奥行方向および高さ方向は、それぞれX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に対応する。奥行方向および間口方向は水平面に平行な方向である。高さ方向は立面に平行な方向である。奥行方向および間口方向の語は、直交する二方向それぞれを区別する目的で用いられ、建物などの間口および奥行に沿った方向に限定されるものではない。第1実施形態では、荷12が物品と当該物品を載せたパレットとを含む例を示している。なお、パレットを含むことは必須ではない。また、Y軸方向、Z軸方向は必ずしもX軸方向に厳密に直交せずとも良く、ある程度90度に近い角度(たとえば89.5度等)でX軸方向と交差していればよい。
図1、図2に示すように、自動倉庫システム10は、建屋32と、保管棚部20と、間口方向搬送機構4と、奥行方向搬送機構6と、入出庫部18と、制御部30とを主に含む。建屋32は、主に保管棚部20を格納するための内部空間32bを内包する建物である。内部空間32bは、主に天井や壁部によって画定される。建屋32は、内部空間32bに張出す張出部34を有する。張出部34は傾斜壁部34b(図1参照)、柱部34c(図2参照)および天井傾斜部34d(図2参照)と、を含む。柱部34cは、屋根や天井など建屋32の上部の重みを支持するために垂直に設けられる角柱状の材である。
(保管棚部)
保管棚部20は、建屋32の内部空間32bにおいて、多数の荷12を収容して保管する保管スペースである。保管棚部20は張出部34を避けて設けられる。保管棚部20は、1段または複数段の収容ステージ22を含んでもよい。自動倉庫システム10では、保管棚部20は、高さ方向に積層された4段の収容ステージ22を含んでいる。各収容ステージ22は、平面に沿って奥行方向に配列された複数の収容行24を含んでいる。なお、本発明では、保管棚部20を構成する複数の収容行24のうち、Z軸方向に同じ位置にある複数の収容行24から構成されるステージを1つの収容ステージ22と称する。言い換えると、収容ステージ22は複数の収容行24がY軸方向に配列されて構成されている。
図1を参照して、収容行24の平面配置について説明する。図1の例では、収容ステージ22は、奥行方向搬送機構6の間口方向の両側に8列ずつ奥行方向に配列された収容行24を含んでいる。図1において、奥行方向搬送機構6の右側に配列される8列の収容行24を、手前側(図1において下側)から順に収容行24a、24b、24c、24d、24e、24f、24g、24hと表記する。図1において、奥行方向搬送機構6の左側に配列される8列の収容行24を、手前側から順に収容行24j、24k、24m、24n、24p、24q、24r、24sと表記する。
複数の収容行24それぞれは、1または間口方向に連続する複数の収容部26を含んでもよい。図1の例では、収容行24a、24bおよび24dは間口方向に連続する6つの収容部26を含んでいる。収容行24cおよび24eは間口方向に連続する5つの収容部26を含んでいる。収容行24fは間口方向に連続する4つの収容部26を含んでいる。収容行24gは間口方向に連続する3つの収容部26を含んでいる。収容行24hは間口方向に連続する2つの収容部26を含んでいる。収容行24j、24k、24m、24n、24p、24q、24rおよび24sは間口方向に連続する6つの収容部26を含んでいる。各収容部26は荷12を保管可能に構成される。各収容行24における各収容部26それぞれは間口方向に接続され、間口方向に伸びる収容行24を構成する。収容部26の荷12は、収容行24の中を後述する間口方向搬送機構4によって間口方向に搬送されることができる。
各収容部26の間口方向の寸法は異なっていてもよく、同じであってもよい。図1の例では、各収容部26の間口方向の寸法は同じに設定されている。したがって、各収容行24の間口方向の寸法はその収容行24を構成する収容部26の数に略比例する。5つの収容部26を含む収容行24cおよび24eの間口方向の寸法は、6つの収容部26を含む収容行24a、24b、24dの間口方向の寸法より小さい。つまり、相対的に少ない収容部26を含む収容行24の間口方向の寸法は、相対的に多くの収容部26を含む収容行24の間口方向の寸法より小さく、相対的に多くの収容部26を含む収容行24の間口方向の寸法は、相対的に少ない収容部26を含む収容行24の間口方向の寸法より大きい。同じ数の収容部26を含む収容行24それぞれの間口方向は実質的に等しい。収容行24j、24k、24m、24n、24p、24q、24rおよび24sは同じ数の収容部26を含んでおり、それぞれの間口方向の寸法は収容行24aと実質的に等しい。
このように、間口方向の寸法が互いに異なる複数の収容行について、相対的に間口寸法が小さい方を小収容行と、相対的に間口寸法が大きい方を大収容行と表記することがある。具体的には、収容行24c、24e、24f、24gおよび24hは、収容行24a、24bおよび24dに対して小収容行である。収容行24cおよび24eは収容行24f、24gおよび24hに対して大収容行である。つまり、複数の収容行24は、互いに間口方向の寸法が異なる小収容行と大収容行とを含んでおり、小収容行の間口方向の寸法は、大収容行の間口方向の寸法より小さく設定されている。図1の例では、小収容行に含まれる収容部26の数は、大収容行に含まれる収容部26の数より少なく設定されている。
収容行24は、収容可能な荷の数を増やす観点から、間口方向寸法が大きいことが望ましい。一方、収容行24の間口方向寸法は張出部34によって制限される。具体的には、収容行24e、24f、24gおよび24hの間口方向寸法は、傾斜壁部34bによって制限されており、その間口方向寸法は収容行24a、24bおよび24dより小さく形成されている。収容行24cは、柱部34cにより制限されており、その間口方向寸法は収容行24a、24bおよび24dより小さく形成されている。このように構成されることによって、自動倉庫システム10は、建屋32の張出部34と保管棚部20の間のデッドスペースを減らすことができる。これらの特徴は高さ方向に積層される他の段の収容ステージ22についても同様である。
収容行24の間口方向寸法は各段の収容ステージ22ごとに異なっていてもよく、同じであってもよい。図2の例では、収容行24の間口方向寸法は、天井傾斜部34dなど建屋32の張出部34に応じて各段の収容ステージ22ごとに異なっている。図2において、手前側の収容行24aに積層される収容行を下から上に向かって順に収容行24a1、24a2、24a3および24a4と表記する。また、収容行24jに積層される収容行を下から上に向かって順に収容行24j1、24j2、24j3および24j4と表記する。なお、本発明では保管棚部20を構成する複数の収容行24のうち、Y軸方向に同じ位置にある複数の収容行24から構成されるステージを1つの収容ブロック28と称する。言い換えると、収容ブロック28は複数の収容行24がZ軸方向に配列されて構成されている。例えば、図2に示す収容ブロック28は収容行24a1〜24a4および24j1〜24j4によって構成されている。図1の例では、保管棚部20は奥行方向に配列された8つの収容ブロック28から構成されている。
収容ブロック28の収容行24それぞれは、間口方向に配列された1または複数の収容部26を含んでもよい。図2の例では、収容行24a1、24a2、24j1および24j2は間口方向に連続する6つの収容部26を含んでいる。収容行24a3および24j3は間口方向に連続する4つの収容部26を含んでいる。収容行24a4および24j4は間口方向に連続する2つの収容部26を含んでいる。各収容部26は荷12を保管可能に構成される。これらの収容行24における各収容部26それぞれは間口方向に接続され、間口方向に伸びる収容行24を構成する。収容部26の荷12は、収容行24の中を間口方向搬送機構4によって間口方向に搬送されることができる。
各収容部26の間口方向の寸法は異なっていてもよく、同じであってもよい。図2の例では、各収容部26の間口方向の寸法は同じに設定されている。したがって、各収容行24の間口方向の寸法はその収容行24を構成する収容部26の数に略比例する。4つまたは3つの収容部26を含む収容行24a3、24a4、24j3および24j4の間口方向の寸法は、6つの収容部26を含む収容行24a1、24a2、24j1および24j2の間口方向の寸法より小さい。つまり、図2の例では、相対的に少ない収容部26を含む収容行24の間口方向の寸法は、相対的に多くの収容部26を含む収容行24の間口方向の寸法より小さく、相対的に多くの収容部26を含む収容行24の間口方向の寸法は、相対的に少ない収容部26を含む収容行24の間口方向の寸法より大きい。同じ数の収容部26を含む収容行24それぞれの間口方向は実質的に等しい。
このように、間口方向の寸法が互いに異なる複数の収容行について、相対的に間口寸法が小さい方を小収容行と、相対的に間口寸法が大きい方を大収容行と表記することがある。具体的には、収容行24a3、24a4、24j3および24j4は、収容行24a1、24a2、24j1および24j2に対して小収容行である。収容行24a3および24j3は、収容行24a4および24j4に対して大収容行である。つまり、複数の収容行24は、互いに間口方向の寸法が異なる小収容行と大収容行とを含んでいる。
収容行24の間口方向寸法は張出部34によって制限される。具体的には、収容行24a3、24a4、24j3および24j4の間口方向寸法は、天井傾斜部34dによって制限されており、その間口方向寸法は収容行24a1、24a2、24j1および24j2より小さく形成されている。換言すると、複数の収容行24それぞれの間口方向の寸法は、複数の収容行24を格納する建屋32の内面形状に対応して設定されている。つまり、複数の収容行24は、建屋32の内面形状に対応して小収容行と大収容行とを組み合わせて構成されている。このように構成されることによって、自動倉庫システム10は、建屋32の天井傾斜部34dと保管棚部20の間のデッドスペースを減らすことができる。これらの特徴は奥行方向に配列される他の収容ブロック28についても同様である。
次に搬送機構について説明する。間口方向搬送機構4は、保管棚部20において荷12を間口方向に搬送する機構である。間口方向搬送機構4としては種々の原理に基づく搬送機構を採用することができる。図2の例では、間口方向搬送機構4は、間口方向軌条44と、間口方向軌条44を走行する搬送台車(第1台車、子台車)14と、を含む。搬送台車14は、複数の収容行24それぞれにおいて、荷12を間口方向に搬送することができる。つまり、搬送台車14は、収容行24の各収容部26の間を間口方向に横断して走行することができる。図2の例では、複数の収容行24それぞれの一端は走行路である奥行方向軌条46に隣接しており、搬送台車14は、複数の収容行24から奥行方向搬送機構6の中間台車(第2台車、親台車)16へ乗り継ぎ可能に構成されている。
奥行方向搬送機構6は、保管棚部20において荷12または荷12を載置した搬送台車14を奥行方向に移動させる機構である。奥行方向搬送機構6としては種々の原理に基づく搬送機構を採用することができる。図2の例では、奥行方向搬送機構6は、奥行方向に延伸する走行路である奥行方向軌条46と、搬送台車14を搭載して奥行方向軌条46を走行可能な中間台車16と、を含んでいる。
間口方向軌条44は、保管棚部20において間口方向に延びるレールの対である。奥行方向軌条46は、保管棚部20の中または近傍において奥行方向に延びるレールの対である。間口方向軌条44および奥行方向軌条46を総括するときは、軌条42と表記する。間口方向軌条44は搬送台車14が走行するための軌条である。奥行方向軌条46は中間台車16が走行するための軌条である。
搬送台車14は、間口方向軌条44をX軸方向である間口方向に走行し、各収容部26に対して荷12を出し入れする。中間台車16は、奥行方向軌条46を奥行方向に走行し、保管棚部20において荷を奥行方向に搬送する。中間台車16は、各収容行24の間および各収容行24と入出庫部18の間において、Y軸方向である奥行方向に走行する。中間台車16は、空荷の状態または荷12を積載した状態の搬送台車14を搬送する。搬送台車14と、中間台車16と、間口方向軌条44と、奥行方向軌条46と、を総括するときは、中間搬送機構40と表記する。つまり、中間搬送機構40は、各収容部26の間および各収容部26と入出庫部18の間において荷12を搬送する機構である。
入出庫部18は、保管棚部20において荷12を入出庫するための台部である。自動倉庫システム10では、一例として、荷12を入庫する際、荷12は外部搬送装置50によって入出庫部18に搬入される。図1の例では、外部搬送装置50はフォークリフトである。入出庫部18に搬入された荷12は、中間搬送機構40によって、保管棚部20の所定の収容部26に搬送されて保管される。自動倉庫システム10では、一例として、荷12を出庫する際、出庫する荷12は中間搬送機構40によって予め保管棚部20の所定の収容部26から入出庫部18に搬送される。入出庫部18に搬送された荷12は、外部搬送装置50により搬出されて出庫される。
(軌条)
図1は、間口方向軌条44および奥行方向軌条46の配置の一例を示している。間口方向軌条44は、保管棚部20の各収容部26を接続した収容行24の中に設けられる。間口方向軌条44は、搬送台車14を間口方向に走行させるように各段の収容ステージ22に設けられる。奥行方向軌条46は、中間台車16を奥行方向に走行させるように各段の収容ステージ22に設けられる。間口方向軌条44の延伸方向は奥行方向軌条46の延伸方向と直交している。
(搬送台車)
搬送台車14の具体的な構成について説明する。図4は、搬送台車14の一例を示す平面図である。図5は、搬送台車14の側面図である。図6は、搬送台車14を示す正面図である。図5、図6は、搬送台車14が荷12を載せた状態で間口方向軌条44を走行する状態を示している。搬送台車14は、間口方向軌条44を間口方向に走行して搬送する走行台車である。搬送台車14は、各段の収容ステージ22の間口方向軌条44にそれぞれ配置される。搬送台車14は、複数の収容行24それぞれの下側を走行するように構成されている。搬送台車14は、空荷または荷12を載せた状態で中間台車16に乗り換え、その状態で搬送される。搬送台車14は、車体14bと、載置部14cと、リフト機構14dと、4つの車輪14eと、を主に含む。
車体14bは、上下方向に偏平な略直方体形状の輪郭を有する。車体14bの内部には、車輪14eを駆動するモータ(不図示)と、このモータを駆動するバッテリー(不図示)と、これらを制御する制御回路(不図示)と、を搭載している。載置部14cは、荷12を持上げて保持する部分である。
リフト機構14dは、載置部14cを昇降させる機構であり、高さ方向搬送機構とも称される。リフト機構14dは、載置部14cを上昇させて荷12を収容部26から持上げることができる。また、リフト機構14dは、載置部14cを降下させて荷12を収容部26に降ろすことができる。この例では、収容部26は間口方向軌条44上に設けられているので、実際の動作では、リフト機構14dは、間口方向軌条44に荷12を降ろし、間口方向軌条44から荷12を持上げる。
図5は、載置部14cが荷12を間口方向軌条44から持上げた状態を示している。車輪14eは、車体14bの4隅に回転可能に支持される。搬送台車14は、4つの車輪14eを軌条にて回転させることによって軌条を走行する。図5に示すように、搬送台車14は、荷12を載せた状態で間口方向軌条44を走行することができる。搬送台車14の走行動作およびリフト機構14dの昇降動作は、制御部30によって制御される。載置部14cは、上下方向に薄い略板状の部分である。載置部14cの平面形状に特別な制限はない。一例として、略矩形状を有する。
搬送台車14は、走行方向(間口方向)の障害物や軌条の端部までの距離を検知する位置センサ(不図示)を備えてもよい。制御部30は、検知された障害物や軌条の端部に所定の距離以上に接近しないように制御することができる。
(中間台車)
中間台車16の具体的な構成について説明する。図7は、中間台車16の一例を示す平面図である。図8は、中間台車16の側面図である。中間台車16は、奥行方向軌条46を奥行方向に走行して、荷12を奥行方向に搬送する走行台車である。中間台車16は各段の収容ステージ22の奥行方向軌条46にそれぞれ配置される。各収容ステージ22に中間台車16を設けることにより、各中間台車16を独立して同時に動作させることが可能で、搬送効率を向上させることかできる。中間台車16は、車体16bと、積載部16cと、4つの車輪16dと、を主に含む。車体16bは、上下方向に薄い偏平な略直方体形状の輪郭を有する。車体16bの内部には、車輪16dを駆動するモータ(不図示)と、このモータを駆動するバッテリー(不図示)と、これらを制御する制御回路(不図示)と、を搭載している。積載部16cは、搬送台車14を積載する部分で、上面視で略矩形で、側面視で車体16bの上面から下方に後退した凹形状を有する。
図7、図8に示すように、積載部16cの大きさは、搬送台車14が積載部16cの周囲と干渉することなく間口方向に走行できるように、搬送台車14の大きさに十分な量のマージンを加えた大きさとされる。4つの車輪16dは、車体16bの4隅に回転可能に支持される。中間台車16は、4つの車輪16dを軌条にて回転させることによって、軌条を走行する。中間台車16は、荷12および搬送台車14を載せた状態で奥行方向軌条46を走行することができる。中間台車16の走行動作は制御部30によって制御される。
(制御部)
次に制御部30について説明する。図9は、第1実施形態に係る自動倉庫システム10のブロック図である。図9に示す制御部30の各ブロックは、ハードウエア的には、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)をはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウエア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウエア、ソフトウエアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、本明細書に触れた当業者には理解されるところである。
制御部30は、中間台車位置検知部54cおよび搬送台車位置検知部54dの検知結果に応じて、主に中間台車16および搬送台車14の動作を制御する制御ユニットである。制御部30は、操作結果取得部30bと、中間台車位置検知部30cと、搬送台車位置検知部30dと、表示制御部30gと、搬送台車制御部30hと、中間台車制御部30jと、を主に含む。
操作結果取得部30bは、操作部54bからその操作結果を取得する。中間台車位置検知部30cは、中間台車位置検知部54cからその検知結果を取得する。搬送台車位置検知部30dは、搬送台車位置検知部54dからその検知結果を取得する。表示制御部30gは、所定の表示をするように表示部54mを制御する。搬送台車制御部30hは、搬送台車14の走行および載置部14cの昇降動作を制御する。中間台車制御部30jは、中間台車16の走行を制御する。操作部54b、中間台車位置検知部54c、搬送台車位置検知部54dおよび表示部54mについては後述する。
(作業スペース)
自動倉庫システム10には、外部搬送装置50が作業するための作業スペース58が設けられてもよい。図1の例では、作業スペース58は、保管棚部20の奥行方向に隣接して設けられている。作業スペース58は、外部搬送装置50が荷12を搬入・搬出できる程度の立体的な大きさを有する。つまり、作業スペース58は、荷12の搬入・搬出が可能な程度の、間口方向寸法と、奥行方向寸法と、高さ方向寸法と、を有する。作業スペース58を有することで、荷12の搬入・搬出が容易になり、作業効率が向上する。
次に、第1実施形態の自動倉庫システム10のその他の構成を説明する。図9に示すように、自動倉庫システム10は、操作部54bと、表示部54mと、中間台車位置検知部54cと、搬送台車位置検知部54dと、をさらに含む。操作部54bは、自動倉庫システム10を制御するための操作を受け入れて、その操作結果を制御部30に出力する操作ユニットである。操作部54bは、例えば自動倉庫システム10の起動や停止などの操作を受け入れる。表示部54mは、制御部30の制御により、自動倉庫システム10の動作状況を表示する表示ユニットである。表示部54mは、例えば、各台車の動作状況や収容部26における荷12の保管状況などを表示するようにしてもよい。操作部54bおよび表示部54mは、例えば制御部30の正面に設けられてもよい。中間台車位置検知部54cは、例えば奥行方向軌条46に設けられ中間台車16の位置を検知して、その検知結果を制御部30に送信する。搬送台車位置検知部54dは、例えば間口方向軌条44に設けられ搬送台車14の位置を検知して、その検知結果を制御部30に送信する。
次に、このように構成された自動倉庫システム10の動作を説明する。
(出庫動作)
図10、11を参照して、自動倉庫システム10の出庫時の搬送動作の一例を説明する。この搬送動作は、出庫する荷12を、保管棚部20の収容部26から、入出庫部18に搬送する動作を含む。入出庫部18に搬送された荷12は、外部搬送装置50により搬出される。図10は、出庫時の搬送動作の一例を示すフローチャートであり、この動作に関する処理S60を示している。図11は、自動倉庫システム10の出庫時の搬送動作の一例を示す平面視の説明図である。図11では、説明と関連性が低い部材を省略して示している。
処理S60が開始されると、制御部30は、搬送台車14を前進走行モードに制御する。前進走行モードでは、制御部30は、空荷の搬送台車14を搬送元の収容部26に向かって間口方向に走行させる(ステップS61)。
搬送台車14が搬送元の収容部26に到着したら、制御部30は、搬送台車14を停止させ、荷12を持ち上げる(ステップS62)。このステップでは、制御部30は、リフト機構14dにより載置部14cを上昇させて、収容部26から荷12を持ち上げる。この動作により、荷12は載置部14cに載置され、荷12は搬送可能な状態になる。
載置部14cに荷12が載置されると、制御部30は、搬送台車14を後進走行モードに切り替えて制御する。後進走行モードにおいて、制御部30は、荷12を載せた搬送台車14を出入口部25bに向かって移動させる(ステップS63、図11(a)を参照)。
搬送台車14が出入口部25bに到着したら、制御部30は、荷12を載せた搬送台車14を出入口部25bから中間台車16の積載部16cに乗り換えさせる(ステップS64、図11(b)を参照)。このステップで、制御部30は、搬送台車14を中間台車16に載せる。
制御部30は、積載部16cに搬送台車14を載せた中間台車16を、入出庫部18に移動させる(ステップS65、図11(c)を参照)。このステップで、中間台車16は入出庫部18に向かって奥行方向軌条46を奥行方向に走行する。
中間台車16が入出庫部18に到着したら、制御部30は、中間台車16を停止させ、荷12を搬出する。(ステップS66、図11(d)を参照)。このステップで、荷12は、外部搬送装置50によって搬出されトラックなどに積み入れされる。
外部搬送装置50によって荷12が搬出されたら、制御部30は、搬送台車14を載せた中間台車16を所定の収容行24に移動させる(ステップS67)。
中間台車16が所定の収容行24に到着したら、搬送台車14を出入口部25bから収容行24に乗り換えさせる(ステップS68)。搬送台車14が収容行24の所定の位置まで走行して停止したらこの処理S60は終了する。上述の処理S60はあくまでも一例であり、他のステップを追加したり、一部のステップを変更または削除したり、ステップの順序を入れ替えてもよい。
(入庫動作)
次に、図12、図13を参照して、自動倉庫システム10の入庫時の搬送動作の一例を説明する。図12は、入庫時の搬送動作の一例を示すフローチャートであり、この動作に関する処理S80を示している。図13は、自動倉庫システム10の入庫時の搬送動作の一例を示す平面視の説明図である。図13では、説明と関連性が低い部材を省略して示している。入庫時の搬送動作は、荷12を入出庫部18から搬入して保管棚部20の収容部26に搬送する動作を含む。
処理S80が開始されると、制御部30は、空荷の搬送台車14を載せた中間台車16を入出庫部18に移動して停止させる(ステップS81)。このステップの動作は出庫動作と概ね同様であり、重複する説明を省く。
搬送台車14を載せた中間台車16が入出庫部18に停止したら、外部搬送装置50により入庫する荷12を搬送台車14に載せる(ステップS82、図13(a)を参照)。
荷12を搬送台車14に載置したら、制御部30は、荷12と搬送台車14を載せた中間台車16を搬送先の収容行24の前に移動させる(ステップS83、図13(b)を参照)。このステップにて中間台車16は奥行方向軌条46を奥行方向に走行する。
中間台車16が収容行24に到着したら、制御部30は、荷12を載せた搬送台車14を、出入口部25bから搬送先の収容行24に乗り換えさせる(ステップS84、図13(c)を参照)。
荷12を載せた搬送台車14が収容行24に乗り換えたら、制御部30は、荷12を載せた搬送台車14を、搬送先の収容部26に向かって走行させる(ステップS85、図13(d)を参照)。このステップにて、搬送台車14は間口方向軌条44を間口方向に走行する。このステップにて、中間台車16は次の動作のため別の収容行24に向かって走行するように制御されてもよい。
荷12を載せた搬送台車14が収容部26に到着したら、制御部30は、搬送台車14の載置部14cを下降させて荷12を収容部26に降ろす(ステップS86)。荷12を降ろした搬送台車14は、例えばその位置で待機するように制御されてもよい。収容部26に荷12を降ろすことによってこの処理S80は終了する。上述の処理S80はあくまでも一例であり、他のステップを追加したり、一部のステップを変更または削除したり、ステップの順序を入れ替えてもよい。
次に、このように構成された本発明の第1実施形態に係る自動倉庫システム10の作用・効果を説明する。
第1実施形態に係る自動倉庫システム10は、荷12を保管可能な収容部を含む自動倉庫システムであって、平面に沿って奥行方向に配列されている複数の収容行24を含む収容ステージ22と、複数の収容行24それぞれにおいて、荷12を間口方向に搬送可能な搬送台車14と、を備え、複数の収容行24それぞれは、1または間口方向に連続する複数の収容部26を含み、複数の収容行24は、互いに間口方向の寸法が異なる小収容行と大収容行とを含み、小収容行の間口方向の寸法は、大収容行の間口方向の寸法より小さく設定されている。この構成によれば、複数の収容行24は、間口方向の寸法が異なる小収容行と大収容行とを含むから、収容ステージ22を囲む建屋の内面形状に対応して小収容行と大収容行とを組み合わせて配置することができる。例えば、内面が張り出している領域には小収容行を配置し、内面が離れている領域には大収容行を配置することができる。この結果、複数の収容行の間口方向の寸法が一定な場合に比べて、デッドスペースを減らし収容効率を高めることができる。自動倉庫システム10は内部空間32bを冷やすための冷凍または冷蔵機構を備えることが可能である。冷凍または冷蔵機構を備えた場合、自動倉庫システム10は、デッドスペースを減らすことにより倉庫の冷却効率を高めることができる。
第1実施形態に係る自動倉庫システム10では、小収容行に含まれる収容部26の数は、大収容行に含まれる収容部26の数より少なく設定されている。この構成によれば、間口方向の寸法が大きい大収容行には小収容行より多くの荷12を収容することができる。小収容行と大収容行とで収容部の数が同じ場合に比べて、荷12の収容効率を高めることができる。
第1実施形態に係る自動倉庫システム10は、搬送台車14を奥行方向に移動させる奥行方向搬送機構6をさらに備え、搬送台車14は、複数の収容行24から奥行方向搬送機構6へ乗り継ぎ可能に構成されている。この構成によれば、搬送台車14が奥行方向搬送機構6へ乗り継ぐことにより、荷12を間口方向および奥行方向に移動させることができる。搬送台車が乗り継ぎしない場合に比べて、荷12の移し替えのための時間を減らして稼働効率を高めることができる。
第1実施形態に係る自動倉庫システム10では、奥行方向搬送機構6は、奥行方向に延伸する走行路と、搬送台車14を搭載して走行路を走行可能な中間台車16と、を含み、複数の収容行24それぞれの一端は走行路に隣接しており、搬送台車14は、複数の収容行24から中間台車16へ乗り継ぎ可能に構成されている。この構成によれば、搬送台車14は収容行24から中間台車16へ乗り継ぐことが可能なため、荷12の移し替えのための時間を減らして稼働効率を高めることができる。
第1実施形態に係る自動倉庫システム10では、搬送台車14は、複数の収容行24それぞれの下側を走行するように構成されている。この構成によれば、搬送台車14は、各収容行において荷12を持ち上げることにより荷12を保持することができるため、荷12をキャッチする時間を減らして稼働効率を高めることができる。
第1実施形態に係る自動倉庫システム10では、複数の収容行24それぞれの間口方向の寸法は、複数の収容行24を格納する建屋32の内面形状に対応して設定されている。この構成によれば、建屋32の内面形状に対応して小収容行と大収容行とを組み合わせて配置することにより、収容行が内面形状に対応しない場合に比べて、デッドスペースを減らし収容効率を高めることができる。
第1実施形態に係る自動倉庫システム10は、荷12を保管可能な収容部26を含む自動倉庫システムであって、間口方向に平行な立面に沿って高さ方向に配列されている複数の収容行24を含む収容ブロック28と、複数の収容行24それぞれにおいて、荷12を間口方向に搬送可能な搬送台車14と、を備え、複数の収容行24それぞれは、1または間口方向に連続する複数の収容部26を含み、複数の収容行24は、互いに間口方向の寸法が異なる小収容行と大収容行とを含み、小収容行の間口方向の寸法は、大収容行の間口方向の寸法より小さく設定されている。この構成によれば、複数の収容行24は、間口方向の寸法が異なる小収容行と大収容行とを含むから、収容ブロック28を包む建屋32の内面形状に対応して小収容行と大収容行とを組み合わせて配置することができる。例えば、内面が張り出している領域には小収容行を配置し、内面が離れている領域には大収容行を配置することができる。この結果、複数の収容行の間口方向の寸法が一定な場合に比べて、デッドスペースを減らし収容効率を高めることができる。
[第2実施形態]
図14を参照して第2実施形態に係る自動倉庫システム210の構成について説明する。図14は、第2実施形態に係る自動倉庫システム210の平面図である。図14は図1に対応する。第2実施形態に係る自動倉庫システム210は、建屋232と、保管棚部220と、間口方向搬送機構4と、奥行方向搬送機構6と、入出庫部18と、制御部30とを主に含む。自動倉庫システム210は、第1実施形態に係る自動倉庫システム10に対して、建屋232の平面視の形状および保管棚部220の平面視の配置が異なり他の構成は同様である。したがって、重複する説明を省き相違する構成について重点的に説明する。保管棚部220および保管棚部220の構成要素は、第1実施形態の保管棚部20および保管棚部20の構成要素に対応して同様の特徴を備えており、重複する説明を省略する。
建屋232は、主に保管棚部220を格納するための内部空間232bを内包している。
平面視において、建屋232は略L文字状に屈曲した形状を有しており、内部空間232bには出隅部34eが張出している。出隅部34eは二つの壁面が略90°の角度で出合った所の凸側の角部分であり、内部空間232bに食い込んでいる。最下段の収容ステージ222は、出隅部34eに対応して、略L文字状に配置された複数の収容行224を含んでいる。複数の収容行224は、奥行方向搬送機構6を挟んで間口方向の両側に配置されている。最下段の収容ステージ222は、手前側(図13において下側)から奥側(図13において上側)に向かって順に配列された8列の収容行224a〜224hおよび8列の収容行224j〜224sを含んでいる。
収容行224a〜224dは、間口方向に連続する2つの収容部26を含んでいる。収容行224e〜224hは、間口方向に連続する9つの収容部26を含んでいる。収容行224j〜224sは、間口方向に連続する3つの収容部26を含んでいる。収容行224a〜224hおよび収容行224j〜224sは、それぞれが含んでいる収容部26の数に実質的に比例する大きさの間口方向寸法を有しており、相対的に大収容行と小収容行を構成している。このように構成されることによって、自動倉庫システム210は、建屋232の出隅部34eと保管棚部220との間のデッドスペースを減らすことができる。これらの特徴は高さ方向に積層される他の3つの収容ステージ222についても同様である。
第2実施形態に係る自動倉庫システム210は、第1実施形態に係る自動倉庫システム10と同様の構成を備えることにより、自動倉庫システム10と同様の作用・効果を奏する。加えて、自動倉庫システム210は、収容行の間口方向寸法の選択の自由度が高いため、内部空間232bが略L文字状に屈曲している場合にも、デッドスペースを減らして収容効率を高めることができる。
[第3実施形態]
図15を参照して第3実施形態に係る自動倉庫システム310の構成について説明する。図15は、第3実施形態に係る自動倉庫システム310の平面図である。図15は図1に対応する。第3実施形態に係る自動倉庫システム310は、建屋332と、保管棚部320と、間口方向搬送機構4と、奥行方向搬送機構6と、入出庫部18と、制御部30とを主に含む。自動倉庫システム310は、第1実施形態に係る自動倉庫システム10に対して、建屋332の平面視の形状および保管棚部320の平面視の配置が異なり他の構成は同様である。したがって、重複する説明を省き相違する構成について重点的に説明する。保管棚部320および保管棚部320の構成要素は、第1実施形態の保管棚部20および保管棚部20の構成要素に対応して同様の特徴を備えており、重複する説明を省略する。
建屋332は、主に保管棚部320を格納するための内部空間332bを内包している。平面視において、建屋332および内部空間332bは略矩形状である。最下段の収容ステージ322は、略T文字状に配置された複数の収容行324を含んでいる。複数の収容行324は、奥行方向搬送機構6を挟んで間口方向の両側に配置されている。最下段の収容ステージ322は、手前側(図14において下側)から奥側(図14において上側)に向かって順に配列された4列の収容行324a〜324dおよび8列の収容行324j〜324sを含んでいる。
収容行324a〜324dは奥行方向にて中央近傍に位置しており、収容行324a〜324dの奥行方向の両側に一対の作業スペース58が設けられている。作業スペース58それぞれには入出庫部18が設けられている。収容行324a〜324dは、間口方向に連続する9つの収容部26を含んでいる。収容行324j〜324sは、間口方向に連続する3つの収容部26を含んでいる。収容行324a〜324dおよび収容行324j〜324sは、それぞれが含んでいる収容部26の数に実質的に比例する大きさの間口方向寸法を有しており、相対的に大収容行と小収容行を構成している。これらの特徴は高さ方向に積層される他の3つの収容ステージ322についても同様である。
第3実施形態に係る自動倉庫システム310は、第1実施形態に係る自動倉庫システム10と同様の構成を備えることにより、自動倉庫システム10と同様の作用・効果を奏する。加えて、自動倉庫システム310は、収容行324a〜324dの奥行方向の両側に作業スペース58を設けることにより、建屋の奥行寸法が小さい場合にも収容効率を高めることができる。また、入出庫部18を複数設けることにより、入出庫動作を高速化することが可能になる。
[第4実施形態]
図16を参照して第4実施形態に係る自動倉庫システム410の構成について説明する。図16は、第4実施形態に係る自動倉庫システム410の正面図である。図16は図2に対応する。第4実施形態に係る自動倉庫システム410は、建屋432と、保管棚部420と、間口方向搬送機構4と、奥行方向搬送機構6と、入出庫部18と、制御部30とを主に含む。自動倉庫システム410は、第1実施形態に係る自動倉庫システム10に対して、建屋432の正面視の形状および保管棚部420の正面視の配置が異なり他の構成は同様である。したがって、重複する説明を省き相違する構成について重点的に説明する。保管棚部420および保管棚部420の構成要素は、第1実施形態の保管棚部20および保管棚部20の構成要素に対応して同様の特徴を備えており、重複する説明を省略する。
建屋432は、主に保管棚部420を格納するための内部空間432bを内包している。内部空間432bにはドーム状の天井曲線部434fが張出している。保管棚部420は、天井曲線部434fに対応して4段の収容ステージ22を含んでいる。奥行方向で最も手前の収容ブロックは、下から上に向かって順に収容行424a1〜424a4および収容行424j1〜424j4を含んでいる。収容行424a1〜424a4および収容行424j1〜424j4を総括するときは収容ブロック428という。つまり、保管棚部420は奥行方向に配列された8つの収容ブロック428から構成されている。
収容行424a1、424a2、424j1および424j2は、間口方向に連続する6つの収容部26を含んでいる。収容行424a3および424j3は、間口方向に連続する5つの収容部26を含んでいる。収容行424a4および424j4は、間口方向に連続する4つの収容部26を含んでいる。収容行424a1〜424a4および収容行424j1〜424j4は、それぞれが含んでいる収容部26の数に実質的に比例する大きさの間口方向寸法を有しており、相対的に大収容行と小収容行を構成している。このように構成されることによって、自動倉庫システム410は、建屋432の天井曲線部434fと保管棚部420との間のデッドスペースを減らすことができる。これらの特徴は奥行方向に配列される他の7つの収容ブロック428についても同様である。
第4実施形態に係る自動倉庫システム410は、第1実施形態に係る自動倉庫システム10と同様の構成を備えることにより、自動倉庫システム10と同様の作用・効果を奏する。加えて、自動倉庫システム410は、収容行の間口方向寸法の選択の自由度が高いため、天井曲線部434fにより制限された上部空間に収容行を設けて収容効率を高めることができる。
[第5実施形態]
図17を参照して第5実施形態に係る自動倉庫システム510の構成について説明する。図17は、第4実施形態に係る自動倉庫システム510の正面図である。図17は図2に対応する。第5実施形態に係る自動倉庫システム510は、建屋532と、保管棚部520と、間口方向搬送機構4と、奥行方向搬送機構6と、入出庫部18と、制御部30とを主に含む。自動倉庫システム510は、第1実施形態に係る自動倉庫システム10に対して、建屋532の正面視の形状および保管棚部520の正面視の配置が異なり他の構成は同様である。したがって、重複する説明を省き相違する構成について重点的に説明する。保管棚部520および保管棚部520の構成要素は、第1実施形態の保管棚部20および保管棚部20の構成要素に対応して同様の特徴を備えており、重複する説明を省略する。
建屋532は、主に保管棚部520を格納するための内部空間532bを内包している。内部空間532bには間口方向に一定の角度で傾斜する天井傾斜部534dが張出している。保管棚部520は、天井傾斜部534dに対応して6段の収容ステージ22を含んでいる。奥行方向で最も手前の収容ブロックは、下から上に向かって順に収容行524a1〜524a6を含んでいる。収容行524a1〜524a6を総括するときは収容ブロック528という。つまり、保管棚部520は奥行方向に配列された8つの収容ブロック528から構成されている。
収容行524a1および524a2は、間口方向に連続する12の収容部26を含んでいる。収容行524a3は、間口方向に連続する10の収容部26を含んでいる。収容行524a4は、間口方向に連続する7つの収容部26を含んでいる。収容行524a5は、間口方向に連続する4つの収容部26を含んでいる。収容行524a6は、1つの収容部26を含んでいる。収容行524a1〜524a6は、それぞれが含んでいる収容部26の数に実質的に比例する大きさの間口方向寸法を有しており、相対的に大収容行と小収容行を構成している。このように構成されることによって、自動倉庫システム510は、建屋532の天井傾斜部534dと保管棚部420との間のデッドスペースを減らすことができる。これらの特徴は奥行方向に配列される他の7つの収容ブロック528についても同様である。
第5実施形態に係る自動倉庫システム510は、第1実施形態に係る自動倉庫システム10と同様の構成を備えることにより、自動倉庫システム10と同様の作用・効果を奏する。加えて、自動倉庫システム510は、収容行の間口方向寸法の選択の自由度が高いため、天井傾斜部534dにより制限された上部空間に収容行を設けて収容効率を高めることができる。
[第6実施形態]
図18、図19を参照して第6実施形態に係る自動倉庫システム710の構成について説明する。図18は、第6実施形態に係る自動倉庫システム710の平面図である。図18は図1に対応する。自動倉庫システム710は、下から順に1段目(最下段)、2段目、3段目および4段目からなる4段の収容ステージを含んでいる。1段目と2段目の収容ステージは、同じ構成であり、収容ステージ722(A)と表記する。3段目と4段目の収容ステージは、同じ構成であり、収容ステージ722(B)と表記する。図18(a)は、1段目と2段目の収容ステージ722(A)を示す平面図である、図18(b)は3段目と4段目の収容ステージ722(B)を示す平面図である、
第6実施形態に係る自動倉庫システム710は、建屋732と、保管棚部720と、間口方向搬送機構4と、奥行方向搬送機構6と、入出庫部18と、制御部30とを主に含む。自動倉庫システム710は、第1実施形態に係る自動倉庫システム10に対して、建屋732の平面視の形状および保管棚部720の平面視の配置が異なり他の構成は同様である。したがって、重複する説明を省き相違する構成について重点的に説明する。保管棚部720および保管棚部720の構成要素は、第1実施形態の保管棚部20および保管棚部20の構成要素に対応して同様の特徴を備えており、重複する説明を省略する。
建屋732は、主に保管棚部720を格納するための内部空間732bを内包している。平面視において、建屋732および内部空間732bは略矩形状である。1段目と2段目の収容ステージ722(A)は、略T文字状に配置された複数の収容行724を含んでいる。複数の収容行724は、奥行方向搬送機構6を挟んで間口方向の両側に配置されている。1段目と2段目の収容ステージ722(A)は、手前側(図18において下側)から奥側(図18において上側)に向かって順に配列された4列の収容行724c〜724fおよび8列の収容行724j〜724sを含んでいる。
収容行724c〜724fは奥行方向にて中央近傍に位置しており、収容行724c〜724fの奥行方向の両側に一対の作業スペース58が設けられている。作業スペース58それぞれには入出庫部18が設けられている。収容行724c〜724fは、間口方向に連続する9つの収容部26を含んでいる。収容行724j〜724sは、間口方向に連続する3つの収容部26を含んでいる。収容行724c〜724fおよび収容行724j〜724sは、それぞれが含んでいる収容部26の数に実質的に比例する大きさの間口方向寸法を有しており、相対的に大収容行と小収容行を構成している。
3段目と4段目の収容ステージ722(B)は、1段目と2段目の収容ステージ722(A)に対して、一対の作業スペース58に対応する空間に、収容行724a、724bおよび収容行724g、724hが設けられている点で異なり、他の構成は同様である。図19は、自動倉庫システム710の作業スペース58の周辺を示す正面図である。特にこの図は、保管棚部720の最も手前側(図18において下側)の収容ブロック728の正面視の配置を示している。図19に示すように、第6実施形態に係る自動倉庫システム710では、作業スペース58よりも高さ方向に高い位置に、収容行724が構成されている。特に、自動倉庫システム710では、作業スペース58の上空のN(N≧2)段以上の領域にも収容行724が設けられている。なお、作業スペース58は地上階に限られず、地上階よりも上の階または地上階よりも下の階(地下階)に設けられてもよい。
自動倉庫システム710は、搬送台車14を高さ方向に移動させる高さ方向搬送機構8を備えている。高さ方向搬送機構8は、荷12が載置された搬送台車14を高さ方向に搬送することができる。高さ方向搬送機構8は公知の様々な搬送機構であってもよい。本例では、高さ方向搬送機構8は昇降機構を含んでいる。
第6実施形態に係る自動倉庫システム710は、第1実施形態に係る自動倉庫システム10と同様の構成を備えることにより、自動倉庫システム10と同様の作用・効果を奏する。加えて、自動倉庫システム710は、作業スペース58よりも高さ方向に高い位置に、収容行724が構成されているので、倉庫の収容量を増大させることができる。また、作業スペースよりも高い位置に収容行を設けることは、スタッカークレーンのみでの構成は難しいが、搬送台車14や中間台車16を用いることで容易に構成することができる。
以上、本発明の幾つかの実施形態をもとに説明した。これらの各実施形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求の範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
以下、変形例について説明する。変形例の図面および説明では、各実施形態と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。各実施形態と重複する説明を適宜省略し、各実施形態と相違する構成について重点的に説明する。
(第1変形例)
第1実施形態の自動倉庫システム10の説明では、中間台車16が昇降機構を備えない例について説明したが、これに限られない。例えば、中間台車は昇降機構を有するスタッカークレーンであってもよい。この場合、荷12を奥行方向に搬送すると共に上下方向に昇降することができる。スタッカークレーンを備えることにより、任意の収容ステージ22から別の段の収容ステージ22へ荷12を移動することができる。また、荷12を高さ方向に移動させる昇降機構を別に設けるようにしてもよい。
(第2変形例)
第1実施形態の自動倉庫システム10の説明では、荷12を載せた搬送台車14を中間台車16に乗り換えさせることで、中間台車16に荷12を出し入れする例について説明したが、これに限定されない。中間台車は、可動アームなど公知の移載機構を備え、この移載機構により、搬送台車14に対して荷を出し入れするようにしてもよい。
(第3変形例)
第1実施形態の自動倉庫システム10の説明では、中間台車16によって搬送台車14を奥行方向に搬送する例について説明したが、これに限られない。例えば、搬送台車は間口方向および奥行方向に自走可能に構成されてもよい。この場合、搬送台車は間口方向軌条44から奥行方向軌条46に乗り換え可能に構成されてもよい。搬送台車は車輪の進行方向を切り替え可能に構成されてもよい。搬送台車は、間口方向へ走行するための車輪と、奥行方向へ走行するための車輪と、を備えてもよい。
(第4変形例)
第1実施形態の自動倉庫システム10の説明では、荷12は外部搬送装置50(フォークリフト)によって入出庫部18に出し入れされる例について説明したがこれに限定されない。例えば、荷12はクレーン装置など別の種類の移載装置によって入出庫部18に出し入れされてもよい。
(第5変形例)
第1実施形態の自動倉庫システム10の説明では、図5、図6に示すように荷12がパレット12pを含む例について説明したがこれに限定されない。荷がパレットを含むことは必須ではなく、自動倉庫システムは、パレットを含まない荷を取り扱うようにしてもよい。
(第6変形例)
第1実施形態の自動倉庫システム10の説明では、搬送台車14および中間台車16は、上下方向に移動しない例について説明したがこれに限定されない。例えば、搬送台車14と中間台車16の少なくとも一つを上下方向へ昇降させる昇降装置を含む高さ方向搬送機構を設けて、搬送台車14または中間台車16を各段の収容ステージ22の間で移動可能にしてもよい。
(第7変形例)
第1実施形態の自動倉庫システム10の説明では、搬送台車14および中間台車16が搭載バッテリーの電力によって駆動される例について説明したがこれに限定されない。例えば、軌条に設けられた給電線などの給電機構から搬送台車14および中間台車16へ給電するようにしてもよい。この場合、搬送台車14および中間台車16は、給電された電力により駆動されるので、バッテリーを搭載しても搭載しなくてもよい。
(第8変形例)
第1実施形態の自動倉庫システム10の説明では、搬送台車14が各収容行24に設けられる例について説明したがこれに限定されない。搬送台車14が各収容行24に設けられることは必須ではない。
(第9変形例)
第1実施形態の自動倉庫システム10の説明では、搬送台車14が車輪14eなどの走行機構を備えて、自走可能に構成される例について説明したがこれに限定されない。例えば、棚側にベルトやチェーンなどによる搬送機構を備え、搬送台車は、この搬送機構によって間口方向や奥行方向に搬送されてもよい。この場合、搬送台車は走行機構を備えても備えなくてもよい。
(第10変形例)
第1実施形態の自動倉庫システム10の説明では、搬送台車14が各収容行24にひとつ設けられる例について説明したがこれに限定されない。例えば、搬送台車は収容する荷それぞれに対応して設けられてもよい。この場合、搬送台車は間口方向および奥行方向に自走可能に構成されてもよい。このように構成することにより、倉庫の稼働効率を高めることができる。
(第11変形例)
第1実施形態の自動倉庫システム10の説明では、複数の収容行24がY軸方向およびZ軸方向に配列されることで構成されている例について説明したがこれに限定されない。複数の収容行24がY軸方向、Z軸方向の少なくとも一方に配列されることで構成されていてもよい。
(第12実施例)
第1実施形態の自動倉庫システム10の説明では、複数の収容部26がX方向に連続して配置されることで1つの収容行24が構成される例について説明したがこれに限定されない。X方向に延在する一続きの部材によって1つの収容行24が構成されていてもよい。
これらの各変形例は、第1実施形態の自動倉庫システム10と同様の作用効果を奏する。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。本発明のある態様の自動倉庫システム10は、荷12を保管可能な自動倉庫システムであって、荷12を保管するための収容行24であって、間口方向に延在する収容行24を複数有し、複数の収容行24が間口方向と交差する奥行方向に配列された収容ステージ22と、複数の収容行24それぞれにおいて、荷12を間口方向に搬送可能な第1台車(14)と、を備え、複数の収容行24は、大収容行と、間口方向の寸法が大収容行よりも小さい小収容行と、を含む。この態様によると、間口方向の寸法が異なる小収容行と大収容行とを含むので、収容ステージ22を囲む建屋の内面形状に対応して小収容行と大収容行とを組み合わせて配置することができる。
複数の収容行24それぞれは、1または間口方向に連続する複数の収容部26から構成され、小収容行に含まれる収容部26の数は、大収容行に含まれる収容部26の数より少なくしてもよい。この場合、間口方向が狭いスペースに小収容行を配置し、間口方向が広いスペースに大収容行を配置することができる。
第1台車(14)を奥行方向に移動させる奥行方向搬送機構6をさらに備え、第1台車(14)は、複数の収容行24から奥行方向搬送機構6へ乗り継ぎ可能に構成されてもよい。この場合、第1台車が奥行方向搬送機構6へ乗り継ぎすることができるので、荷12を奥行方向に移動させることができる。
奥行方向搬送機構6は、奥行方向に延伸する走行路と、第1台車(14)を搭載して走行路を走行可能な第2台車(16)と、を含み、複数の収容行24それぞれの間口方向における一端は走行路に隣接しており、第1台車(14)は、複数の収容行24から第2台車(16)へ乗り継ぎ可能に構成されてもよい。この場合、奥行方向搬送機構6が第1台車を搭載可能な第2台車を含むので、荷12を載せ替えるための時間を短縮することができる。
第1台車(14)は、複数の収容行24それぞれの下側を走行するように構成されてもよい。この場合、第1台車は下側から荷12を持ち上げて保持するので、荷12を積み入れるための時間を短縮することができる。
複数の収容行24それぞれの間口方向の寸法は、複数の収容行24を囲む建屋の内面形状に対応して設定されてもよい。この場合、それぞれの収容行24の寸法が内面形状に対応して設定されるので、デッドスペースを削減することができる。
収容ステージ22と間口方向および奥行方向と交差する高さ方向に異なる位置に位置する別の収容ステージをさらに備え、収容ステージ22と別の収容ステージは、小収容行の数が互いに異なっていてもよい。この場合、高さ方向の位置が異なる収容ステージ毎に、小収容行の数を建屋の内面形状に対応させることができる。
自動倉庫システム10は、荷12を保管可能な収容部26を含む自動倉庫システムであって、荷12を保管するための収容行24であって、間口方向に延在する収容行24を複数有し、複数の収容行24が間口方向と交差する高さ方向に配列された収容ブロック28と、複数の収容行24それぞれにおいて、荷12を間口方向に搬送可能な第1台車(14)と、を備え、複数の収容行24は、大収容行と、間口方向の寸法が大収容行よりも小さい小収容行と、を含んでいる。この場合、間口方向の寸法が異なる小収容行と大収容行とを含むので、収容ブロック28を囲む建屋の内面形状に対応して小収容行と大収容行とを組み合わせて配置することができる。
収容ブロック28を備える場合、複数の収容行24それぞれは、1または間口方向に連続する複数の収容部26から構成され、小収容部26に含まれる収容部26の数は、大収容部26に含まれる収容部26の数よりも少なくてもよい。この場合、小収容部26に含まれる収容部26の数が大収容部26の数よりも少ないので、それに応じて小収容部26の間口方向の寸法を小さくすることができる。
収容ブロック28を備える場合、収容ブロック28と間口方向および高さ方向と交差する奥行方向に異なる位置に位置する別の収容ブロック28と、第1台車(14)を奥行方向に移動させる奥行方向搬送機構6と、をさらに備え、第1台車(14)は、収容ブロック28の収容行24と別の収容ブロック28の収容行24から奥行方向搬送機構6へ乗り継ぎ可能に構成されてもよい。この場合、第1台車が各収容ブロック28から奥行方向搬送機構6へ乗り継ぎできるので、奥行方向搬送機構6は荷12が載置された第1台車を奥行方向に搬送することができる。
収容ブロック28を備える場合、奥行方向搬送機構6は、奥行方向に延伸する走行路と、第1台車(14)を搭載して走行路を走行可能な第2台車(16)と、を含み、複数の収容行24それぞれの間口方向における一端は走行路に隣接しており、第1台車(14)は、収容ブロック28の収容行24と別の収容ブロック28の収容行24から第2台車(16)へ乗り継ぎ可能に構成されてもよい。この場合、第1台車が各収容ブロック28から奥行方向搬送機構6へ乗り継ぎできるので、第2台車は荷12が載置された第1台車を奥行方向に搬送することができる。
収容ブロック28を備える場合、第1台車(14)は、複数の収容行24それぞれの下側を走行するように構成されてもよい。この場合、第1台車は下側から荷12を持ち上げて保持するので、荷12を積み入れるための時間を短縮することができる。
収容ブロック28を備える場合、複数の収容行24それぞれの間口方向の寸法は、複数の収容行24を囲む建屋の内面の形状に対応して設定されてもよい。この場合、それぞれの収容行24の寸法が内面形状に対応して設定されるので、デッドスペースを削減することができる。
収容ブロック28を備える場合、第1台車(14)を高さ方向に移動させる高さ方向搬送機構をさらに備えてもよい。この場合、高さ方向搬送機構は荷12が載置された第1台車を高さ方向に搬送することができる。
収容ブロック28を備える場合、複数の収容行24それぞれの間口方向における一端に荷12を搬送する際に用いられる作業スペース58をさらに備え、作業スペース58よりも高さ方向に高い位置には、収容行が構成されてもよい。この場合、収容行が作業スペース58よりも高い位置に、構成されているので、倉庫の収容量を増大させることができる。
収容ブロック28を備える場合、複数の収容行24のうちの大収容行は、間口方向における寸法が同じであって、複数の収容行24のうちの小収容行は、間口方向における寸法が一部異なっていてもよい。この場合、積載容量を向上するために、大収容行の間口方向の寸法を最大に設定することができ、小収容行の間口方向の寸法を張出部の形状に応じてそれぞれ変更することができる。
4・・間口方向搬送機構、 6・・奥行方向搬送機構、 10・・自動倉庫システム、 12・・荷、 14・・搬送台車、 16・・中間台車、 18・・入出庫部、 20・・保管棚部、 22・・収容ステージ、 24・・収容行、 26・・収容部、 28・・収容ブロック、 30・・制御部、 32・・建屋、 32b・・内部空間、 34・・張出部、 34b・・傾斜壁部、 34c・・柱部、 34d・・天井傾斜部、 34e・・出隅部、 44・・間口方向軌条、 46・・奥行方向軌条、 50・・外部搬送装置、 58・・作業スペース。

Claims (16)

  1. 荷を保管可能な自動倉庫システムであって、
    荷を保管するための収容行であって、間口方向に延在する前記収容行を複数有し、前記複数の収容行が前記間口方向と交差する奥行方向に配列された収容ステージと、
    前記複数の収容行それぞれにおいて、荷を間口方向に搬送可能な第1台車と、
    を備え、
    前記複数の収容行は、大収容行と、前記間口方向の寸法が前記大収容行よりも小さい小収容行と、を含むことを特徴とする自動倉庫システム。
  2. 前記複数の収容行それぞれは、1または前記間口方向に連続する複数の収容部から構成され、
    前記小収容行に含まれる収容部の数は、前記大収容行に含まれる収容部の数より少ないことを特徴とする請求項1に記載の自動倉庫システム。
  3. 前記第1台車を奥行方向に移動させる奥行方向搬送機構をさらに備え、
    前記第1台車は、前記複数の収容行から前記奥行方向搬送機構へ乗り継ぎ可能に構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の自動倉庫システム。
  4. 前記奥行方向搬送機構は、
    奥行方向に延伸する走行路と、
    前記第1台車を搭載して前記走行路を走行可能な第2台車と、
    を含み、
    前記複数の収容行それぞれの前記間口方向における一端は前記走行路に隣接しており、
    前記第1台車は、前記複数の収容行から前記第2台車へ乗り継ぎ可能に構成されることを特徴とする請求項3に記載の自動倉庫システム。
  5. 前記第1台車は、前記複数の収容行それぞれの下側を走行するように構成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の自動倉庫システム。
  6. 前記複数の収容行それぞれの前記間口方向の寸法は、前記複数の収容行を囲む建屋の内面形状に対応して設定されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の自動倉庫システム。
  7. 前記収容ステージと前記間口方向および前記奥行方向と交差する高さ方向に異なる位置に位置する別の収容ステージをさらに備え、
    前記収容ステージと前記別の収容ステージは、前記小収容行の数が互いに異なることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の自動倉庫システム。
  8. 荷を保管可能な収容部を含む自動倉庫システムであって、
    荷を保管するための収容行であって、間口方向に延在する前記収容行を複数有し、前記複数の収容行が前記間口方向と交差する高さ方向に配列された収容ブロックと、
    前記複数の収容行それぞれにおいて、荷を間口方向に搬送可能な第1台車と、
    を備え、
    前記複数の収容行は、大収容行と、前記間口方向の寸法が前記大収容行よりも小さい小収容行と、を含むことを特徴とする自動倉庫システム。
  9. 前記複数の収容行それぞれは、1または前記間口方向に連続する複数の収容部から構成され、
    前記小収容行に含まれる収容部の数は、前記大収容行に含まれる収容部の数よりも少ないことを特徴とする請求項8に記載の自動倉庫システム。
  10. 前記収容ブロックと前記間口方向および前記高さ方向と交差する奥行方向に異なる位置に位置する別の収容ブロックと、
    前記第1台車を前記奥行方向に移動させる奥行方向搬送機構と、をさらに備え、
    前記第1台車は、前記収容ブロックの収容行と前記別の収容ブロックの収容行から前記奥行方向搬送機構へ乗り継ぎ可能に構成されることを特徴とする請求項8または9に記載の自動倉庫システム。
  11. 前記奥行方向搬送機構は、
    奥行方向に延伸する走行路と、
    前記第1台車を搭載して前記走行路を走行可能な第2台車と、
    を含み、
    前記複数の収容行それぞれの前記間口方向における一端は前記走行路に隣接しており、
    前記第1台車は、前記収容ブロックの収容行と前記別の収容ブロックの収容行から前記第2台車へ乗り継ぎ可能に構成されることを特徴とする請求項10に記載の自動倉庫システム。
  12. 前記第1台車は、前記複数の収容行それぞれの下側を走行するように構成されることを特徴とする請求項8から11のいずれか1項に記載の自動倉庫システム。
  13. 前記複数の収容行それぞれの間口方向の寸法は、前記複数の収容行を囲む建屋の内面の形状に対応して設定されることを特徴とする請求項8から12のいずれか1項に記載の自動倉庫システム。
  14. 前記第1台車を前記高さ方向に移動させる高さ方向搬送機構をさらに備えることを特徴とする請求項8から13のいずれか1項に記載の自動倉庫システム。
  15. 前記複数の収容行それぞれの前記間口方向における一端に荷を搬送する際に用いられる作業スペースをさらに備え、
    前記作業スペースよりも前記高さ方向に高い位置には、前記収容行が構成されていることを特徴とする請求項8から14のいずれか1項に記載の自動倉庫システム。
  16. 前記複数の収容行のうちの前記大収容行は、前記間口方向における寸法が同じであって、
    前記複数の収容行のうちの前記小収容行は、前記間口方向における寸法が一部異なることを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の自動倉庫システム。
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