JP2019058938A - ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ、及び溶接継手の製造方法 - Google Patents
ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ、及び溶接継手の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019058938A JP2019058938A JP2017186789A JP2017186789A JP2019058938A JP 2019058938 A JP2019058938 A JP 2019058938A JP 2017186789 A JP2017186789 A JP 2017186789A JP 2017186789 A JP2017186789 A JP 2017186789A JP 2019058938 A JP2019058938 A JP 2019058938A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cored wire
- flux
- welding
- content
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Nonmetallic Welding Materials (AREA)
Abstract
Description
(1)本発明の一態様に係るガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤは、鋼製外皮と、前記鋼製外皮に充填されたフラックスとを備え、前記フラックス入りワイヤの全質量に対する質量%で、合金成分としてC:0.001〜0.120%、Si:0.40〜1.60%、Mn:1.50〜2.50%、P:0.030%以下、S:0.030%以下、Cu:0.05〜0.50%、Ti:0.04〜0.30%、及びAl:0.200%以下を含有し、さらに、前記フラックス入りワイヤの前記全質量に対する質量%で、弗化物:F換算値の合計で0.100%超0.300%以下、Si酸化物:SiO2換算値で0.01〜0.40%、及びNa化合物及びK化合物:Na換算値及びK換算値の合計で0.060〜0.350%を含有し、残部が鋼製外皮、鉄粉、及び鉄合金粉のいずれか一種以上の形態としてのFeと不純物とからなる。
(2)上記(1)に記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤは、前記フラックス入りワイヤの前記全質量に対する質量%で、前記合金成分としてNi:0%以上0.80%未満、Mo:0〜0.50%、B:0〜0.0100%、Mg:0〜0.50%、及びSn:0〜0.40%からなる群から選択される一種以上をさらに含有してもよい。
(3)上記(1)又は(2)に記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤでは、前記フラックス入りワイヤの前記全質量に対する質量%で、Ca化合物:Ca換算値で0〜0.300%であってもよい。
(4)上記(1)〜(3)のいずれか一項に記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤでは、前記鋼製外皮が、前記鋼製外皮の全質量に対する質量%で、前記合金成分としてAl:0.003〜0.200%を含有してもよい。
(5)上記(1)〜(4)のいずれか一項に記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤは、前記フラックス入りワイヤの前記全質量に対する質量%で、Zr化合物:Zr換算値で0〜0.30%をさらに含有してもよい。
(6)上記(1)〜(5)のいずれか一項に記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤでは、前記鋼製外皮がシームレス形状であってもよい。
(7)上記(1)〜(6)のいずれか一項に記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤは、前記鋼製外皮の外表面に送給潤滑剤をさらに備え、前記送給潤滑剤の、前記フラックス入りワイヤ10kg当たりの量が0.20〜1.00gであってもよい。
(8)本発明の別の態様に係る溶接継手の製造方法は、上記(1)〜(7)のいずれか一項に記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤを用いて鋼板をガスシールドアーク溶接する。
Cは、合金元素としてフラックス入りワイヤに含まれた場合、固溶強化により溶接金属の強度を向上させる。一方、C含有量が過剰であると、溶接金属の強度が過剰に高くなり、靭性が低下する。また、Cは高温割れ感受性を高くし、特に凝固割れの発生因子として働く。例えば耐摩耗鋼のような高炭素鋼の溶接に本実施形態に係るフラックス入りワイヤが適用された場合であっても、凝固割れの発生を確実に防ぐためには、フラックス入りワイヤのC含有量を0.120%以下に抑制する必要がある。従って、C含有量は0.001〜0.120%とする。溶接金属の強度を高める必要がある場合、C含有量の下限値を0.010%、又は0.020%としてもよい。一方、凝固割れの防止を一層確実とする必要がある場合、C含有量の上限値を0.100%、又は0.080%としてもよい。
Siは、合金元素、酸化物、及び弗化物からなる群から選択される一種以上の態様でフラックス入りワイヤに含まれ、合金成分としてフラックス入りワイヤに含まれた場合、溶接金属の脱酸元素として働く。さらに合金元素としてのSiは、溶接金属に溶け込んで強度向上元素としても働く。合金成分としてのSiのうち脱酸元素として働いたものはSiO2等として溶接金属の外部に排出されるが、本実施形態に係るフラックス入りワイヤでは、さらに適量のSiを溶接金属に歩留まらせて、溶接金属の強度を確保する必要があるのである。
Mnは、合金元素としてフラックス入りワイヤに含まれた場合、溶接金属の靭性確保及び強度向上に寄与する。Mn含有量が1.50%未満であると、溶接金属の強度及び靭性が不足する。一方、Mn含有量が2.50%を超えると、溶接金属の靭性が安定して得られない。また、Mn含有量が2.5%を超えると、生成スラグ量が増加してスラグ巻込み等の溶接欠陥が発生しやすくなるとともにスパッタも増加する。従って、Mn含有量は1.50〜2.50%とする。Mn含有量の下限値を1.60%、又は1.70%としてもよい。また、Mn含有量の上限値を2.30%、又は2.40%としてもよい。
[S:0.030%以下]
P及びSは、溶接金属の靱性を損ね、溶接金属の割れ発生を助長する一方で、有利な効果を有しない。従って、本実施形態に係るフラックス入りワイヤはP及びSを含む必要がなく、P及びSの含有量の下限値は0%である。しかしながら、鋼製外皮及びフラックス中に不純物としてP及びSが含まれる場合がある。P及びSは可能な限り除去されるべきであるが、0.030%以下のP及び0.030%以下のSの含有は許容される。P及びSそれぞれの上限値を0.020%、又は0.025%としてもよい。
Cuは、合金元素としてフラックス入りワイヤに含まれた場合、析出強化作用を有し、溶接金属の変態温度を低下させることにより溶接金属の組織を微細化して、溶接金属の靭性を安定させる。Cu含有量が0.05%未満であると、溶接金属の靭性が不足する。一方、Cu含有量が0.50%を超えると、析出脆化が生じて溶接金属の靭性が低下し、また、高温割れが発生しやすくなる。従って、Cu含有量は0.05〜0.50%とする。Cu含有量の下限値を0.10%、又は0.15%としてもよい。また、Cu含有量の上限値を0.40%、又は0.45%としてもよい。
Tiは、合金元素としてフラックス入りワイヤに含まれた場合、脱酸剤として作用するとともに、溶接金属中にTiの微細酸化物を生成し、この微細酸化物が溶接金属の組織を微細化して溶接金属の靭性を一層向上させる。Ti含有量が0.04%未満であると、溶接金属の靭性が不足する。一方、Ti含有量が0.30%を超えると、溶接金属中の固溶Tiが多くなり、溶接金属の靭性が不足する。また、Tiが0.30%を超えると溶接時に生成するスラグ量が増加してスラグ巻込み等の溶接欠陥が発生しやすくなる。従って、Ti含有量は0.04〜0.30%とする。Ti含有量の下限値を0.08%、又は0.12%としてもよい。また、Ti含有量の上限値を0.25%、又は0.27%としてもよい。
本実施形態に係るフラックス入りワイヤにおいてNiの含有は必須ではなく、従ってその含有量の下限値は0%である。しかしNiは、合金元素としてフラックス入りワイヤに含まれた場合、溶接金属の靱性を高める効果を有する。従って、Ni含有量の下限値を0.15%、又は0.20%としてもよい。一方、0.80%以上のNiの含有は、コスト増大を招く。従って、Ni含有量は0.80%未満とすることが好ましい。Ni含有量の上限値を0.60%、又は0.70%としてもよい。
本実施形態に係るフラックス入りワイヤにおいてMoの含有は必須ではなく、従ってその含有量の下限値は0%である。しかしMoは、合金元素としてフラックス入りワイヤに含まれた場合、溶接金属の焼入れ性を高め、溶接金属の引張強さの確保に寄与する。従って、Mo含有量の下限値を0.05%、又は0.10%としてもよい。一方、0.50%超のMoは、溶接金属を過剰に硬化させることにより、溶接金属の靱性を損なう場合がある。従って、Mo含有量の上限値は0.50%とすることが好ましい。Mo含有量の上限値を0.40%、又は0.45%としてもよい。
本実施形態に係るフラックス入りワイヤにおいてBの含有は必須ではなく、従ってその含有量の下限値は0%である。しかしBは、合金元素としてフラックス入りワイヤに含まれた場合、溶接金属の焼入れ性を高め、溶接金属の引張強さの確保に寄与する。従って、B含有量の下限値を0.00009%、又は0.00013%としてもよい。一方、0.0100%超のBは、溶接金属を過剰に硬化させることにより、溶接金属の靱性を損なう場合がある。従って、B含有量の上限値は0.0100%とすることが好ましい。B含有量の上限値を0.0060%、又は0.0080%としてもよい。
本実施形態に係るフラックス入りワイヤにおいてAlの含有は必須ではない。従ってその含有量の下限値は0%である。Al含有量が0.200%を超えると、アークが不安定となり、スパッタ発生量が増加する。従って、Alの含有量は0.200%以下とする。ただし、極少量含まれるAlは、ビード形状を改善する効果を有するので、Al含有量の下限値を0.004%、又は0.006%としてもよい。なお、鋼製外皮の全質量に対する質量%で、鋼製外皮が0.003〜0.100%、又は0.003〜0.200%のAlを含む場合がある。鋼製外皮に含まれるAlはビード形状を改善する効果を有する。
本実施形態に係るフラックス入りワイヤにおいてMgの含有は必須ではない。従ってMgの含有量の下限値は0%である。しかしMgは、合金元素としてフラックス入りワイヤに含まれる場合、脱酸効果を有し、これにより溶接金属の酸素量を低減して溶接金属の靱性を向上させるため、0.06%以上含有させることが望ましい。従って、Mg含有量の下限値を0.03%、又は0.06%としてもよい。一方、Mg含有量が0.50%を超えると、生成スラグ量が増加してスラグ巻込み等の溶接欠陥が発生しやすくなる。従って、Mg含有量の上限値を0.50%とする。Mg含有量の上限値を0.20%、又は0.35%としてもよい。
本実施形態に係るフラックス入りワイヤにおいてSnの含有は必須ではなく、従ってその含有量の下限値は0%である。しかし、Snは溶接金属の耐食性を向上させる働きがあるので、Sn含有量の下限値を0.07%としてもよい。一方、Sn含有量が0.40%を超える場合、液体金属脆化割れが生じるおそれがある。従って、Sn含有量の上限値を0.40%とする。Sn含有量の上限を0.35%、又は0.30%としてもよい。
また、Siは、珪砂(SiO2)、ジルコンサンド(ZrSiO4)、珪酸ソーダ(Na2SiO3)、及び珪酸カリウム(K2SiO3)等のSi酸化物としてフラックス入りワイヤのフラックスに含まれた場合、溶融スラグの粘性を高めてスラグ被包性を向上させてビード止端部のなじみを良好にし、ビード外観及び形状を良好にする働きを有する。
Na2O、及びNa2SiO3等の酸化物としてフラックス入りワイヤに含有されたNa、並びにK2O、及びK2SiO3等の酸化物としてフラックス入りワイヤに含有されたKは、アークを安定化して、スパッタ量を抑制する働きを有する。また、Naは後述するNaF等の弗化物として、Kは後述するK2SiF6等の弗化物として含まれた場合はアークを安定化する働きを持つ。また、Na弗化物及びK弗化物は拡散性水素量の低減にも寄与するが、これは後述されるFの効果として理解される。Na化合物及びK化合物は、珪酸ソーダ及び珪酸カリウムからなる水ガラスの固質成分、K2SiO3、Na2SiO3、NaF、及びK2SiF6等の粉末の形態で含有させることができる。
Fは、CaF2、NaF、LiF、MgF2、K2SiF6、K2ZrF6、Na3AlF6、AlF3等の弗化物としてフラックス入りワイヤに含有され、溶接金属の拡散性水素量を低減して低温割れを防止する効果を有する。F含有量が0.10%以下である場合、低温割れを十分に抑制することができない。また、NaF、Na3AlF6、AlF3、K2SiF6、及びMgF2等は、含有量が適切であれば、アーク安定剤としての働きも有する。一方、弗化物はスパッタを増大させる働きを有し、特にF含有量が0.300%を超えると、アークが荒く不安定になり、スパッタ発生量が許容上限を超える。従って、F含有量は0.100%超0.300%以下とする。F含有量の下限値を0.110%、または0.120%としてもよい。F含有量の上限値を0.250%、または0.270%としてもよい。
Caは、上述のように弗化物、又はCa酸化物のようなCa化合物としてフラックス入りワイヤに含まれる場合がある。ただし、Ca化合物はスパッタ量を特に増大させやすい化合物である。Ca化合物がフラックス入りワイヤに含まれないことが好ましく、その含有量の下限値は、フラックスワイヤの全質量に対するCa換算値で0%である。但し、Ca化合物が不純物としてフラックス中に混入する場合がある。不純物としてのCa化合物は、フラックスワイヤの全質量に対するCa換算値で約0.300%まで含有を許容される。Ca化合物の含有量の上限値をフラックスワイヤの全質量に対するCa換算値で0.200%、又は0.150%としてもよい。
本実施形態に係るフラックス入りワイヤにおいてZr化合物の含有は必須ではない。従ってZr化合物の含有量の下限値は0%である。しかし、Zr化合物は、フラックス入りワイヤに含まれる場合、脱酸効果を有しておりこれにより溶接金属の酸素量を低減させる。また、Zr化合物にはビード止端部の形状を改善する効果がある。このため、0.06%以上のZr化合物を含有させても良い。一方、Zr化合物の含有量が0.30%を超えると、生成スラグ量が増加してスラグ巻込み等の溶接欠陥が発生しやすくなる。従って、Zr化合物の含有量の上限値は0.30%とされる。Zr化合物の含有量の上限値を0.20%、又は0.25%としてもよい。Zr化合物は、ZrSiO4やK2ZrF6などとして含有される。
本実施形態に係るガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤの成分の残部は、Fe及び不純物である。Feは、鋼製外皮、充填率調整用の鉄粉、及び合金元素量制御用の鉄合金粉からなる群から選択されるいずれか一種以上の形態としてフラックス入りワイヤに含まれることとなる。鉄粉の種類は特に限定されないが、溶接金属の酸素量の増加を抑制するためにアトマイズ鉄粉が望ましい。不純物とは、本実施形態に係るフラックス入りワイヤを工業的に製造する際に、原料、又は製造工程の種々の要因によって混入する成分であって、本実施形態に係るフラックス入りワイヤに悪影響を与えない範囲で許容されるものを意味する。例えば不純物として鋼製外皮の製鋼時に含有されうるAlは、上述されたように溶接金属中に非金属介在物を形成して靭性を低下させるので少ない方が好ましいが、フラックス入りワイヤの全質量に対する質量%で0.200%以下であれば許容される。P及びSは、上述されたように溶接金属の靭性を低下させるが、フラックス入りワイヤの全質量に対する質量%で0.030%以下であれば許容される。Nは、固溶Nとして溶接金属に含まれた場合に溶接金属の靭性を損なうが、フラックス入りワイヤの全質量に対する質量%で0.01%以下であれば許容される。
引張強さは、JIS Z3111に準じて製造した溶着金属からA0号引張試験片を採取し、これに引張試験を行うことによって測定した。490MPa以上の引張強さを有する溶着金属が得られる溶接材料を、引張強さに関して合格と判定した。
溶接金属の靱性は、上述の手順で得られた溶着金属部から衝撃試験片を採取し、0℃でシャルピー衝撃試験を行うことによって評価した。3回のシャルピー衝撃試験を行い、全ての試験において吸収エネルギーが60J以上であり、且つ3回の試験結果の平均値が80J以上である溶接金属が得られる溶接材料を、低温靱性に関して合格と判定した。
Claims (8)
- 鋼製外皮と、前記鋼製外皮に充填されたフラックスとを備えるガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤであって、
前記フラックス入りワイヤの全質量に対する質量%で、合金成分として
C:0.001〜0.120%、
Si:0.40〜1.60%、
Mn:1.50〜2.50%、
P:0.030%以下、
S:0.030%以下、
Cu:0.05〜0.50%、
Ti:0.04〜0.30%、及び
Al:0.200%以下を含有し、
さらに、前記フラックス入りワイヤの前記全質量に対する質量%で、
弗化物:F換算値の合計で0.100%超0.300%以下、
Si酸化物:SiO2換算値で0.01〜0.40%、及び
Na化合物及びK化合物:Na換算値及びK換算値の合計で0.060〜0.350%
を含有し、
残部が鋼製外皮、鉄粉、及び鉄合金粉のいずれか一種以上の形態としてのFeと不純物とからなる
ことを特徴するガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。 - 前記フラックス入りワイヤの前記全質量に対する質量%で、前記合金成分として
Ni:0%以上0.80%未満、
Mo:0〜0.50%、
B:0〜0.0100%、
Mg:0〜0.50%、及び
Sn:0〜0.40%
からなる群から選択される一種以上をさらに含有する
ことを特徴とする請求項1に記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。 - 前記フラックス入りワイヤの前記全質量に対する質量%で、
Ca化合物:Ca換算値で0〜0.300%
であることを特徴とする請求項1又は2に記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。 - 前記鋼製外皮が、前記鋼製外皮の全質量に対する質量%で、前記合金成分として
Al:0.003〜0.200%を含有する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。 - 前記フラックス入りワイヤの前記全質量に対する質量%で、
Zr化合物:Zr換算値で0〜0.30%
をさらに含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。 - 前記鋼製外皮がシームレス形状であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
- 前記鋼製外皮の外表面に送給潤滑剤をさらに備え、
前記送給潤滑剤の、前記フラックス入りワイヤ10kg当たりの量が0.20〜1.00gである
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤを用いて鋼板をガスシールドアーク溶接することを特徴とする溶接継手の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017186789A JP6988323B2 (ja) | 2017-09-27 | 2017-09-27 | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ、及び溶接継手の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017186789A JP6988323B2 (ja) | 2017-09-27 | 2017-09-27 | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ、及び溶接継手の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019058938A true JP2019058938A (ja) | 2019-04-18 |
JP6988323B2 JP6988323B2 (ja) | 2022-01-05 |
Family
ID=66176821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017186789A Active JP6988323B2 (ja) | 2017-09-27 | 2017-09-27 | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ、及び溶接継手の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6988323B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020110856A1 (ja) * | 2018-11-27 | 2020-06-04 | 日本製鉄株式会社 | フラックス入りワイヤ、及び溶接継手の製造方法 |
JP2021070051A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 日鉄溶接工業株式会社 | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ |
CN113618202A (zh) * | 2021-08-09 | 2021-11-09 | 山西北方机械制造有限责任公司 | 一种980钢焊接方法 |
EP3970909A4 (en) * | 2019-07-09 | 2022-10-19 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) | CORRED WIRE FOR AR-CO2 MIXED GAS |
JP7585082B2 (ja) | 2021-02-19 | 2024-11-18 | 日鉄溶接工業株式会社 | Ar-CO2混合ガスシールドアーク溶接用メタル系フラックス入りワイヤ |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009018316A (ja) * | 2007-07-10 | 2009-01-29 | Nippon Steel Corp | 耐火鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入り溶接ワイヤ |
JP2015047604A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-16 | 株式会社神戸製鋼所 | フラックス入りワイヤ |
JP2015199106A (ja) * | 2014-04-10 | 2015-11-12 | 日鐵住金溶接工業株式会社 | 炭酸ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ |
JP2016087622A (ja) * | 2014-10-31 | 2016-05-23 | 日鐵住金溶接工業株式会社 | 高張力鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ |
JP2016203234A (ja) * | 2015-04-28 | 2016-12-08 | 日鐵住金溶接工業株式会社 | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ |
JP2017131950A (ja) * | 2016-01-28 | 2017-08-03 | 日鐵住金溶接工業株式会社 | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ |
-
2017
- 2017-09-27 JP JP2017186789A patent/JP6988323B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009018316A (ja) * | 2007-07-10 | 2009-01-29 | Nippon Steel Corp | 耐火鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入り溶接ワイヤ |
JP2015047604A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-16 | 株式会社神戸製鋼所 | フラックス入りワイヤ |
JP2015199106A (ja) * | 2014-04-10 | 2015-11-12 | 日鐵住金溶接工業株式会社 | 炭酸ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ |
JP2016087622A (ja) * | 2014-10-31 | 2016-05-23 | 日鐵住金溶接工業株式会社 | 高張力鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ |
JP2016203234A (ja) * | 2015-04-28 | 2016-12-08 | 日鐵住金溶接工業株式会社 | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ |
JP2017131950A (ja) * | 2016-01-28 | 2017-08-03 | 日鐵住金溶接工業株式会社 | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020110856A1 (ja) * | 2018-11-27 | 2020-06-04 | 日本製鉄株式会社 | フラックス入りワイヤ、及び溶接継手の製造方法 |
JP6747629B1 (ja) * | 2018-11-27 | 2020-08-26 | 日本製鉄株式会社 | フラックス入りワイヤ、及び溶接継手の製造方法 |
EP3970909A4 (en) * | 2019-07-09 | 2022-10-19 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) | CORRED WIRE FOR AR-CO2 MIXED GAS |
JP2021070051A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 日鉄溶接工業株式会社 | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ |
JP7585082B2 (ja) | 2021-02-19 | 2024-11-18 | 日鉄溶接工業株式会社 | Ar-CO2混合ガスシールドアーク溶接用メタル系フラックス入りワイヤ |
CN113618202A (zh) * | 2021-08-09 | 2021-11-09 | 山西北方机械制造有限责任公司 | 一种980钢焊接方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6988323B2 (ja) | 2022-01-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4986562B2 (ja) | チタニヤ系ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
JP5005309B2 (ja) | 高張力鋼用ガスシールドアーク溶接フラックス入りワイヤ | |
JP6988323B2 (ja) | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ、及び溶接継手の製造方法 | |
JP3747237B2 (ja) | 耐熱鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
JP6309485B2 (ja) | Ar−CO2混合ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
JP6399983B2 (ja) | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
JP6437378B2 (ja) | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
JP6953869B2 (ja) | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ、及び溶接継手の製造方法 | |
JP6219259B2 (ja) | 高張力鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
JP5450260B2 (ja) | 耐高温割れ性に優れた溶接金属 | |
JP6747629B1 (ja) | フラックス入りワイヤ、及び溶接継手の製造方法 | |
JP2019025525A (ja) | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ、及び溶接継手の製造方法 | |
JP6891630B2 (ja) | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ、及び溶接継手の製造方法 | |
KR101600174B1 (ko) | 가스 실드 아크 용접용 플럭스 내장 와이어 | |
JP6690786B1 (ja) | ソリッドワイヤ及び溶接継手の製造方法 | |
JP7215911B2 (ja) | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
CN106794559B (zh) | 气体保护电弧焊用药芯焊丝 | |
JP6939574B2 (ja) | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ、及び溶接継手の製造方法 | |
JP7160734B2 (ja) | フラックス入りワイヤ | |
JP7221812B2 (ja) | 高張力鋼のAr-CO2混合ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
JP7027859B2 (ja) | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ、及び溶接継手の製造方法 | |
JP6988324B2 (ja) | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ、及び溶接継手の製造方法 | |
KR101760828B1 (ko) | Ni계 플럭스 코어드 와이어 용접재료 | |
JP2019171475A (ja) | フラックス入りワイヤ | |
JP2024110822A (ja) | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ、及び溶接継手の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200513 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210514 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210518 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210702 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211102 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211115 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6988323 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |